JPH11161172A - ラベル、その読取方法および読取装置 - Google Patents

ラベル、その読取方法および読取装置

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JPH11161172A
JPH11161172A JP9338232A JP33823297A JPH11161172A JP H11161172 A JPH11161172 A JP H11161172A JP 9338232 A JP9338232 A JP 9338232A JP 33823297 A JP33823297 A JP 33823297A JP H11161172 A JPH11161172 A JP H11161172A
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JP
Japan
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label
infrared
light
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wavelength
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Application number
JP9338232A
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English (en)
Inventor
Takaharu Aoyama
隆治 青山
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Aoyama KK
Original Assignee
Aoyama KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陽光下においても、肉眼による識別が不可能
である印刷表示を有するラベルを提供し、また、ラベル
に付された印刷表示を安価な装置により読取可能とする
こと。 【解決手段】 本発明に係るラベルは、赤外線125 レー
ザー染料剤を含むインクを用いて印刷された無色透明の
表示を有する。ラベルの表示は、これに波長785nm のレ
ーザー光を照射し、その反射光を、好ましくは波長範囲
820-840nm の光を通すノッチフィルタに通し、前記ノッ
チフィルタを経た光を増幅し、増幅された光をCCD カメ
ラで捕捉することにより読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品、特に衣類に
取り付けられ該衣類に関する情報を表示するラベルと、
該ラベルの表示の一部を読み取るための装置および方法
とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真正な商品を不真正な商品から区
別するため、商品に付されるラベルに、蛍光インクで目
印となる無色透明の表示を印刷しておくことが行われて
いる(実用新案登録第3001724 号)。
【0003】これによれば、前記蛍光インクによる印刷
表示は肉眼による識別が不可能であることから、他人に
よる模倣が回避され、また、前記蛍光インクによる印刷
表示は紫外線を吸収して可視光である青緑色の蛍光を発
することから、ラベルへの紫外線照射による蛍光発出の
有無を調べることにより、商品の真正および不真正を識
別することができる。
【0004】しかし、実際には、日光には大量の紫外線
が含まれていることから、前記印刷表示は陽光の下で青
紫色に光る。このため、前記印刷表示は簡単に識別さ
れ、不真正品の出現を余儀なくされるという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、陽光
下においても、肉眼による識別が不可能である印刷表示
を有するラベルを提供することにある。また、本発明の
他の目的は、ラベルに付された印刷表示を安価な装置に
より読取可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るラベルは、
赤外線125 レーザー染料剤を含むインクを用いて印刷さ
れた無色透明の表示を有する。前記赤外線125レーザ
染料剤は、「2−[7−[1,3−ジヒドロ−1,1−
ジメチル1−3−(4−スルホブチル)−2H−ベンズ
インドール−2−イリジン]−1,3,5−ヘプタトリ
エニル]−1,1−ジメチル−3−(4−スルホブチ
ル)−1H−ベンズインドリウム 水酸化物、インナソ
ルト、ナトリウム塩」(2-[7-[1,3-dihydro-1,1-dime
thyl-3-(4-sulfobutyl)-2H-benz [e ]indol-2-yliden
e ]-1,3,5-heptatrienyl ]-1,1-dimethyl-3-(4-sulfo
butyl)-1H-benz[e ]indolium hydroxide, inner sal
t, sodium salt )を主成分とする。
【0007】前記ラベルの表示は、これに波長785nm の
レーザー光を照射し、その反射光を、好ましくは波長範
囲820-840nm の光を通過を許すノッチフィルタに通し、
前記ノッチフィルタを経た光を増幅し、増幅された光を
CCD カメラで捕捉することにより読み取る。
【0008】前記表示の読取装置は、前記表示に波長78
5nm のレーザー光を照射するためのレーザーダイオード
と、好ましくは前記ラベルの表示からの反射光を通すた
めのノッチフィルタであって820-840nm の範囲の波長の
光を通すノッチフィルタと、前記ノッチフィルタを経た
光を増幅するための光増幅器と、増幅された光を受け入
れるためのCCD カメラとを含む。
【0009】
【作用および効果】本発明によれば、赤外線125 レーザ
ー染料剤を含むインクによるラベルの印刷表示は無色透
明であり、また、前記赤外線125 レーザー染料剤は、赤
外線のみを吸収し、入射光である前記赤外線より長い波
長の赤外線からなる反射光を発する。赤外線からなる反
射光は、肉眼により識別可能である可視領域(波長400-
750nm )外にある不可視光線であることから、ラベルに
付された前記印刷表示は、赤外線を含む陽光下において
も、肉眼で識別されることはなく、したがって模倣され
るおそれはない。
【0010】前記赤外線125 レーザー染料剤は特定の波
長範囲にある赤外線、特に785nm の赤外線を最も良く吸
収し、これよりも長波長の赤外線を発する。このことか
ら、ラベルの印刷表示を読み取るため、これに波長785n
m のレーザー光を照射してその反射光を得る。この特定
波長のレーザー光を得るため、発光源として、発光波長
域が比較的狭いレーザーダイオードを用いる。
【0011】前記赤外線125 レーザー染料剤から反射さ
れる微弱な光(赤外線)は、これを光増幅器で増幅した
後、CCD カメラで捕えることにより、前記ラベルの印刷
表示の画像を得ることができる。前記反射光は、833nm
の波長を有するものが最も多いため、好ましくは820-84
0nm の範囲の波長の光を通すノッチフィルタにこれを通
した後に増幅する。これにより、光のノイズを除去し、
より鮮明な画像を得ることができる。前記画像を確認す
ることにより、前記ラベルが付された商品、特に衣類が
真正であることを確認することができる。また、前記反
射光である赤外線をCCD カメラにより検出することがで
きることから、赤外線スコープのような高価な赤外線検
出装置の使用を不要とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係るラベルは、衣類のよ
うな商品に付され、該商品の品質、洗濯法、商標、製造
者等に関する情報を表示する。前記ラベルは、前記商品
への縫い付け、接着等により固着され、あるいは紐や糸
で吊り下げられる。
【0013】前記ラベルは、布、不織布、紙、特殊加工
紙、塩化ビニル、天然皮革、人工皮革、木材、金属等で
形成され、その表面に前記情報としての文字、図形等が
印刷される。
【0014】本発明のラベルにあっては、さらに、当該
ラベルが付された商品の真正性を保証するための表示が
印刷される。
【0015】この表示の印刷は、赤外線125 レーザー染
料剤を含む染料溶液を用いて行う。この染料溶液をイン
クとして前記ラベルに印刷された前記表示は無色透明で
あり、肉眼では見えない。すなわち、不可視である。前
記赤外線125レーザ染料剤は、2−[7−[1,3−
ジヒドロ−1,1−ジメチル1−3−(4−スルホブチ
ル)−2H−ベンズインドール−2−イリジン]−1,
3,5−ヘプタトリエニル]−1,1−ジメチル−3−
(4−スルホブチル)−1H−ベンズインドリウム 水
酸化物、インナソルト、ナトリウム塩」(2-[7-[1,3-
dihydro-1,1-dimethyl-3-(4-sulfobutyl)-2H-benz [e
]indol-2-ylidene ]-1,3,5-heptatrienyl ]-1,1-di
methyl-3-(4-sulfobutyl)-1H-benz[e ]indolium hydr
oxide, inner salt, sodium salt )を主成分とする。
【0016】また、前記赤外線125 レーザー染料剤は、
特定の波長範囲の赤外線のみ、特に785nm の波長を有す
る赤外線を吸収し、これより波長の長い赤外線、特に83
3nmの波長を有する赤外線を発する性質を有する。
【0017】このことから、前記ラベルに印刷された表
示(以下「印刷表示」という。)は、陽光下において、
該陽光に含まれる赤外線が前記印刷表示に吸収され、こ
れから反射しても、肉眼では識別することができない。
したがって、前記印刷表示は、これが無色透明であるこ
ととあわせて、他人に識別され、模倣されることはな
い。したがって、また、この印刷表示は前記商品の真贋
を判定するために付される識別標識として有効な手段で
あるということができる。
【0018】前記印刷表示は、赤外線125 レーザー染料
剤の前記した性質を利用して読み取る。すなわち、前記
印刷表示に785nm 波長を有するレーザー光線を照射し、
その反射光である赤外線を増幅した後、これを、撮像素
子としてのCCD (電荷結合素子)を有するCCD カメラで
捉え、その画面上に表すことにより、前記印刷表示を読
み取る。
【0019】前記レーザー光線(赤外線)の光源とし
て、レーザーダイオードを用いる。レーザーダイオード
は、前記レーザー光線を狭い波長範囲で出力するため、
ノイズすなわち前記785nm の波長を有する光線以外の光
線の出力は少ない。
【0020】前記レーザーダイオードは、例えば、直径
7mm のレーザー光線(785nm )を30mWの強さで発光す
る。このレーザー光線は、次に、凹レンズおよび凸レン
ズを通して70mmの光束に拡大され、前記ラベルの印刷表
示に照射される。
【0021】前記印刷表示に照射されたレーザー光線は
その一部が前記印刷表示中の赤外線125 レーザー染料剤
に吸収され、次いで、前記赤外線125 レーザー染料剤は
前記レーザー光線より波長の長い赤外線(反射光)を発
する。
【0022】前記反射光は、微弱であるため、これを光
増幅器に通して約30,000倍に増幅した後、増幅後の前記
反射光を前記CCD メラで捕捉する。
【0023】撮像素子としてのCCD は可視領域(400-75
0nm )より広い範囲の波長を有する光線(380-950nm )
を捉えることができる。このため、前記増幅された反射
光中に最も多く含まれる前記波長833nm の赤外線を前記
CCD で捉え、前記CCD カメラの画面上に前記印刷表示を
表すことができる。
【0024】好ましくは、前記印刷表示からの反射光か
ら833nm 以外の波長を有する紫外線すなわちノイズを低
減するため、前記反射光を前記CCD カメラに導くに先立
ち、820-840nm の波長範囲にある赤外線のみの通過を許
すノッチフィルタに通す。
【0025】前記CCD カメラは、赤外線を捉えるための
装置として、赤外線スコープ等に比べて非常に安価であ
る。このため、前記読取装置を低廉なものとすることが
できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線125 レーザー染料剤を含むインク
    を用いて印刷された無色透明の表示を有する、ラベル。
  2. 【請求項2】 赤外線125 レーザー染料剤を含むインク
    を用いて印刷された無色透明の表示を有するラベルの読
    取方法であって、前記ラベルの表示に波長785nm のレー
    ザー光を照射すること、前記表示からの反射光を増幅す
    ること、増幅された光をCCD カメラで捕捉することを含
    む、読み取り方法。
  3. 【請求項3】 さらに、820-840nm の範囲の波長の光を
    通すノッチフィルタに前記ラベルの表示からの反射光を
    通すことを含み、前記ノッチフィルタを経た光が増幅さ
    れる、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 赤外線125 レーザー染料剤を含むインク
    を用いて印刷された無色透明の表示を有するラベルの読
    取装置であって、前記ラベルの表示に波長785nm のレー
    ザー光を照射するためのレーザーダイオードと、前記ラ
    ベルの表示からの反射光を増幅するための光増幅器と、
    増幅された光を受け入れるためのCCDカメラとを含む、
    読み取り装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記反射光が通されるノッチフ
    ィルタであって820-840nm の範囲の波長の光を通すノッ
    チフィルタを含み、前記光増幅器は前記ノッチフィルタ
    を経た光を受け入れる、請求項4に記載の装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1111386A2 (en) * 1999-12-17 2001-06-27 Bayer Corporation Test strip for the assay of an analyte in a liquid sample
JP2002108259A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Fujitsu Isotec Ltd 不可視隠し表示を基材内部に有する基材

Cited By (3)

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EP1111386A3 (en) * 1999-12-17 2002-12-18 Bayer Corporation Test strip for the assay of an analyte in a liquid sample
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