JPH11160512A - 回折光学素子及びそれを用いた光学系 - Google Patents

回折光学素子及びそれを用いた光学系

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JPH11160512A
JPH11160512A JP34218697A JP34218697A JPH11160512A JP H11160512 A JPH11160512 A JP H11160512A JP 34218697 A JP34218697 A JP 34218697A JP 34218697 A JP34218697 A JP 34218697A JP H11160512 A JPH11160512 A JP H11160512A
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grating
optical element
diffractive optical
diffraction
different
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Takehiko Nakai
中井  武彦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用波長域全域で設計次数の回折効率が高く
なる、多段型の回折格子より成る製造が容易な回折光学
素子及びそれを用いた光学系を得ること。 【解決手段】 基板上を複数の領域に分割し、各領域ご
とに格子段数及び格子厚が異なるレンズ作用を有する断
面形状が階段形状より成る回折格子を設けて複数の格子
部を形成しており、該複数の格子部は回折効率の高くな
る波長が互いに異なっていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回折光学素子及びそ
れを用いた光学系に関し、特に使用波長領域の光束が特
定次数(設計次数)に集中するような回折格子構造を有
し、所望の分光特性が高い回折効率で得られる写真用カ
メラ、ビデオカメラ、双眼鏡、プロジェクター、望遠
鏡、顕微鏡、複写機等の各種の光学系に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より回折光学素子が種々と提案され
ている。例えば特公平7-92526号公報には基板上の中央
部に断面形状が鋸歯形状のグレーティング部と周辺部に
断面形状が矩形状のグレーティング部とを設けたグレー
ティングレンズを開示している。
【0003】又、特開平7-113906号公報には階段形状の
ステップ数が異なり、又、最大膜厚がステップ数によっ
て異なるグレーティング部を具備する回折光学素子を開
示している。
【0004】一方、光学系には種々の諸収差が存在し、
これらの収差を補正するように各光学要素が組み立てら
れている。従来より光学系に於いて発生する諸収差のう
ち色収差は、分散特性の異なる硝材を組み合わせること
により減じていた。例えば、望遠鏡等の対物レンズで
は、分散の小さい硝材を正レンズとし分散の大きい硝材
を負レンズとし、これらを組み合わせることで軸上に現
れる色収差を消していた。このためレンズの構成枚数が
制限される場合や使用できる硝材が限られている場合な
どでは色収差の補正を十分にすることができなかった。
【0005】また、従来の硝材の組み合わせにより色収
差を減じる方法に対して、レンズ面やあるいは光学系の
1部に回折作用を有する回折光学素子(以下「回折格
子」とも言う)を設けることで、色収差を減じる方法が
SPIE Vol.1354 InternationalLens Design Conference
(1990)等の文献や特開平4-213421号公報、特開平6-3242
62号公報、USP5,044,706 等により開示されている。
これは、光学系中の屈折面と回折面とでは、ある基準波
長の光線に対する色収差の出方が逆方向に発現するとい
う物理現象を利用したものである。
【0006】ここで、回折効果を利用した光学系では、
使用波長領域の光束が特定次数(以後設計次数という)
に集中するように格子構造を決定している。特定の次数
に光の強度が集中している場合では、それ以外の回折光
の光線の強度は低いものとなり、強度が0の場合にはそ
の回折光は存在しないものとなる。しかし、使用波長領
域が可視光領域のように広波長域の場合は、全ての波長
の光で設計次数のみの回折光とすることは格子構造上容
易ではない。そして設計次数以外の回折次数をもった光
線は、設計次数の光線とは別な所に結像するため、フレ
アとなり、像のコントラストの低下を引き起こす。この
悪影響を防止する手段として特開平8-220482号公報で
は、回折光学素子を複数の領域エリアに分割し、各エリ
アで最適となる回折効率が異なるように格子厚を変え、
各エリアにそのエリアで回折効率が最大となる波長付近
の帯域光が照射されるように波長選択する光学系が提案
されている。
【0007】一方、回折光学素子として階段状の格子を
多段重ね合わせた構造のものが種々と提案されている。
【0008】この多段型の回折光学素子を製造する方法
として例えばUSP4,895,790 ではn個のマスクで2n
段の多段型の回折光学素子をエッチングプロセスにより
製造する方法が提案されている。尚、以下述べるエッチ
ングプロセスは、フォトリソグラフィプロセスの内、基
板へのフォトレジストコーティング、マスクアライメン
ト、露光、現像、エッチング、レジスト除去の一連の処
理のことを言う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】回折光学素子として光
入射面を複数の領域に分割し、各領域で異なった格子厚
で回折格子を構成した複数の格子厚を有する多段型の回
折光学素子を前記フォトリソグラフィプロセスを利用し
て、製造するためにはかなりの製造工程が生じてしま
う。ここで、図6に示すような異なる格子厚d1、d2
を有する多段型の回折光学素子を製造する場合について
述べる。ここで各格子部2、3は8段の階段構造からな
り、2種類の異なる格子厚を有するものとする。このよ
うな回折光学素子を型による成形で製作する場合の、型
の製造手順を図7に示す。
【0010】まず、第1マスクによって格子部2を遮光
し格子部3に対しUSP4,895,790に記述されているよ
うな製造手段を適応する。従って8段の回折格子では、
第2、第3マスクを用いた3回のエッチング処理が行わ
れる。次に第4マスクによって格子部3を遮光し、格子
部2に対して同様な処理が行われる。つまり、1種類の
格子厚を製造する際には他の格子厚の部分は遮断し、各
格子厚毎に順々にこの過程を繰り返すことで異なる格子
厚を有する回折光学素子を製造することになる。そのた
め各異なる格子厚を有する格子部に対応する分だけマス
クの種類が増えることになる。2n の格子段数より成る
m種類の異なる格子厚を有する回折光学素子を製造する
場合にはm×n種類のマスクが必要となる。
【0011】前述の例では2×3=6種類のマスクが必
要になる。また、これに伴いエッチングプロセスも増
え、製造時間も通常のm倍の時間が必要になり、生産性
は低下する。さらにこの場合、各格子厚を製造する際の
エッチングを行う深さが各々で異なり、厚みの制御が困
難になっている。
【0012】本発明は簡単な工程で特にエッチングマス
クの数を削減することによる、製造時間の大幅な削減を
図りつつ容易に製造することができる回折光学素子の製
造方法及びそれを用いた回折光学素子の提供を目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の回折光学素子は (1−1)基板上を複数の領域に分割し、各領域ごとに
格子段数及び格子厚が異なるレンズ作用を有する断面形
状が階段形状より成る回折格子を設けて複数の格子部を
形成しており、該複数の格子部は回折効率の高くなる波
長が互いに異なっていることを特徴としている。
【0014】特に (1−1−1)所定波長の光が前記複数の格子部で回折
されるとき、該格子部は特定次数に光束が集光している
こと。
【0015】(1−1−2)前記回折光学素子の設計波
長は、格子段数の大きい格子部が、設計波長が長波長で
あること。
【0016】(1−1−3)前記回折光学素子の異なる
格子段数の格子部内、最も少ない格子段数からなる格子
部の各格子厚形状と、他の格子部の前記最小段数までの
各格子厚形状が等しいこと。
【0017】(1−1−4)前記回折光学素子の複数の
格子部はラジアル方向に同心円状に分割しており、円中
心から離れるに従った格子部の方が格子厚が減少してい
ること等を特徴としている。
【0018】本発明の回折光学素子の製造方法は (2−1)構成(1−1)の回折光学素子をその格子部
の異なる格子段数の内、最も大きい格子段数(最大段
数)をm1、nを整数としたとき 2n <m1≦2n+1 を満足する(n+1)個のマスクを用いて製造している
ことを特徴としている。
【0019】本発明の光学系は (3−1)構成(1−1)の回折光学素子を用いている
ことを特徴としている。
【0020】(3−2)構成(2−1)の回折光学素子
の製造方法で製造した回折光学素子を用いていること特
徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の回折光学素子の要
部正面図である。図中1は回折光学素子であり、基板上
を複数の領域に分割し、該複数の領域に各領域毎に格子
段数及び格子厚が異なるレンズ作用を有する回折格子を
設けた格子部を有している。
【0022】同図では、第1、第2、第3、格子部2、
3、4の3つの領域について説明しているが3つ以上あ
っても良い。
【0023】図2は図1の第1格子部2と第2格子部3
との境界部の断面説明図である。第1格子部2と第2格
子部3の格子厚はd1、d2である。格子断面形状は階
段形状(バイナリー形状)の格子より成っている。
【0024】第1格子部2は9段の階段格子、第2格子
部3は8段の階段格子から構成されている。ここで、第
1格子部2の9段の各格子の格子厚を見てみると、一番
厚い箇所(図中格子a1)以外の各格子の格子厚は9段
の第1格子部2と8段の第2格子部3で同じ厚みにな
る。つまり、図中格子b1と格子a2、格子i1と格子
h2が同じ格子厚を有している。第3格子部4の格子段
数は第1、第2格子部2、3の格子段数と異なってい
る。
【0025】本実施形態の回折光学素子は使用波長領域
の光束が特定次数(設計次数)に集中する多段形状の格
子構造より成っている。各格子部では最も回折効率の高
くなる波長(設計波長)が異なっている。
【0026】例えば、格子段数の多い格子部の方が格子
段数の少ない格子部に比べて最も回折効率の高くなる波
長が長くなっている。
【0027】図1の実施形態では同心円状に複数の領域
に分割し、円中心から離れるに従って格子部の格子厚が
減少するようにしている。
【0028】さらに、回折光学素子の異なる格子段数の
内、最も少ない格子段数(最小段数)から成る格子部の
各格子厚形状と、他の格子段数の前記最小段数までの各
格子厚形状が等しくなっている。
【0029】次に本実施形態の回折光学素子を、プラス
チックモールド等の型成形で制作する場合の型の製造手
順を図3に示す。図3においてまず1回目のエッチング
プロセスで第1マスクを用いて第1格子部2の各格子a
1、b1、c1、d1、e1、第2格子部3の格子a
2、b2、c2、d2を削ることで、2段の階段格子を
製造する。次に2回目のエッチングプロセスで第2マス
クを用いて第1格子部2の各格子a1、b1、c1、f
1、g1、第2格子部3の各格子a2、b2、e2、f
2を1回目のエッチングの半分の深さに削り取る。3回
目のエッチングプロセスで第3マスクを用いて第1格子
部2の各格子a1、b1、d1、f1、h1、第2格子
部3の各格子a2、c2、e2、g2をさらに半分、1
回目のエッチングに対して1/4の深さに削り取る。以
上の処理により第1、第2格子部2、3ともに8段の階
段形状の格子が作成されている。第2格子部3に関して
は、8段の格子形状であるので、製造プロセスは終了す
る。そして最後に4回目のエッチングプロセスで第4マ
スクを用いて第2格子部3は遮光し、第1格子部2の格
子a1のみ3回目と同じ深さに削り取ることで第1格子
部2は9段の階段形状の回折格子部が作成される。上述
の構成は各格子の格子厚が全て等しい場合の製造方法に
ついて説明した。この場合、エッチングプロセスでのエ
ッチング深さは3種類と、従来例の6種類の異なる深さ
に対し大幅に削減され、それにより深さ方向の制御は大
幅に簡素化されている。また、エッチングプロセスも従
来例では6回必要だったのに比べ4回と削減され、製造
工程も大幅に短縮されている。
【0030】尚、第1、第2格子部2、3と格子段数の
異なる第3格子部4の各格子の製造手順も第1、第2格
子部2、3を製造するのと同様である。
【0031】次に本発明の実施形態2について述べる。
【0032】前記実施形態1は異なる格子段数が2種類
の場合についての製造方法について述べた。また、異な
る格子段数が2n 段の格子段数からなる回折光学素子に
ついては、例えばUSP4,895,790 に示されている製法
で作れば良い。本実施形態では、それ以外の格子段数を
有する回折光学素子を作成する際の最も少ないエッチン
グプロセスで作成している。
【0033】次に本実施形態の特徴として図4に例とし
て9段から16段までの格子段数の回折格子の製造方法
を示した。この場合も前述の実施例と同じく型を製作す
る手順について述べる。ここで、ハッチング等のパター
ンが描かれている箇所が、図3において、各エッチング
プロセスにより削り取られる箇所を表している。従って
エッチング用のマスク形状としては、9段の例をとる
と、第1回目のエッチング用マスクは、図中、第1マス
クエッチングのみ露光され、それ以外は遮光されるよう
なマスク形状を用いる。図4の各階段の製造手順からわ
かるように、16段までの階段格子なら、エッチングプ
ロセスは4回で実現できる。
【0034】従来の製法で9種類の異なる格子厚を実現
しようとした場合、8段の格子形状だと、9×3=27
回ものエッチングプロセスが繰り返されていた。このよ
うにマスク形状を適切に設定することで、2種類以上の
複数の異なる格子厚(格子段数)が必要な場合も、大幅
に製造工程を短縮及び簡素化することが可能になる。
【0035】さらに、この製造手段の特徴をまとめる
と、n個のマスクによるエッチング処理で、最大格子段
数が2n 以下の格子段数については、任意の格子段数を
製造することが可能となる。そしてn個のマスクからは
最大2n −1種類の異なる格子厚(格子段数)をもつ回
折光学素子を製造することができる。
【0036】次に本発明の実施形態3について説明す
る。
【0037】図5は、特開平8-220482号公報にも示され
ているようなRGB3色に対応した色光毎に回折光学素
子の回折格子厚を最適形状とした際の各格子部の設計次
数での回折効率を表したものである。各領域で高い回折
効率を維持していることが判る。ここで、異なる格子厚
の回折格子部の配置は、図1に示したような同心円状の
エリアに分割してもよいし、桝目状のエリアに分割して
もよい。
【0038】次に本実施形態での格子形状について、具
体的な形状をもとに説明する。3種類の格子段数からな
る格子厚がRGBの各波長帯域で回折効率が最大となる
ような組み合わせを選択する。この場合、格子段数とし
て、青帯域に11段、緑帯域に13段、赤帯域に15段
の格子段数を割り当てる。そして、青帯域で回折効率が
最大となる波長(以下設計波長という)を450nmに
最適化すると、本発明の実施形態では、緑帯域の設計波
長は532nm、赤帯域の設計波長は614nmとな
る。ここで各領域のBGRの1段の格子深さdB、d
G、dRは基板の屈折率を1.52とすると d=λ/(n−1)m λ:設計波長 n:屈折率
m:格子段数 より dB=dG=78.7nm となる。このように異なる色光に対応して格子段数を異
ならせることにより各波長帯域毎に、最適となる設計波
長を設定することができる。また、各格子厚間で1段当
たりの格子深さは同じであるので、エッチングプロセス
も同時に行うことが可能である。
【0039】本実施形態では、可視光領域において使用
される回折光学素子について示したが、この波長領域に
限定するものでなく、使用する波長領域がある程度広帯
域な系であれば、その波長領域が赤外光の領域であって
も可視光から赤外光にわたる場合であっても同様の効果
が得られる。
【0040】また、各実施形態の説明では平板上に回折
格子部を設けた回折光学素子について示したがレンズ表
面に設けても同様の効果が得られる。
【0041】また、本実施形態では、回折次数が1次光
の場合を示したが、1次光に限定するものではなく、2
次光などの異なった回折光であっても、設計波長を回折
作用を生じる構造の間で変化させることで同様の効果が
得られる。
【0042】図8は本発明の回折光学素子を双眼鏡等の
観察光学系に適用したときの実施形態1の要部概略図で
ある。同図は光路を展開した状態を示している。
【0043】図中、83は観察光学系の光軸、87は対
物レンズ、81は回折光学素子であり、図1に示す構成
より成っている。88は像反転プリズムであり、光路を
展開したガラスブロックで示している。対物レンズ87
により被写体(不図示)を回折光学素子81と像反転プ
リズム88を介して1次結像面85に結像している。そ
して接眼レンズ89を介し1次結像面85に形成した正
立像をアイポイント86より観察している。回折光学素
子81は対物レンズ87により発生する1次結像面85
における色収差等を補正している。
【0044】本実施形態では、対物レンズ1の近傍に回
折光学素子1を形成した場合を示したが、これに限定す
るものではなく、像反転プリズム8の表面や接眼レンズ
9内の位置であっても同様の効果が得られる。
【0045】回折光学素子1を1次結像面5より物体側
に設けることで対物レンズ7のみでの色収差の低減効果
があるため、肉眼の観察系の場合少なくとも対物レンズ
側に設けることが望ましい。
【0046】また、本実施形態では、双眼鏡の場合を示
したが、これに限定するものではなく、地上望遠鏡や天
体観測用望遠鏡等での光学機器であってもよく、またレ
ンズシャッターカメラやビデオカメラ等の光学式のファ
インダーであっても同様の効果が得られる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、回折効果
を利用して色収差補正等の所定の光学性能を得る際に基
板上を複数の領域に分割し、各領域毎に格子段数及び格
子厚の異なる互いに異なるレンズ作用を有する所定形状
の回折格子を形成した格子部を設定することによって設
計次数の回折効率を使用波長領域全域で高く、良好なる
光学性能が容易に得られる回折光学素子及びそれを用い
た光学系を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の要部平面図
【図2】 図1の一部分の拡大断面図
【図3】 本発明の実施形態1の回折光学素子の成形型
の製造手段の説明図
【図4】 本発明の実施形態2の回折光学素子の成形型
の製造手段の説明図
【図5】 本発明の実施形態3の回折光学素子の回折効
率特性の説明図
【図6】 従来の回折光学素子の格子断面の説明図
【図7】 従来の回折光学素子の成形型の製造手順の説
明図
【図8】 本発明の回折光学素子を用いた光学系の実施
形態1の要部概略図
【符号の説明】
1 回折光学素子 2 第1格子部 3 第2格子部 4 第3格子部 81 回折光学素子 83 光軸 85 1次結像面 86 評価面(アイポイント) 87 対物レンズ 88 プリズム 89 接眼レンズ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上を複数の領域に分割し、各領域ご
    とに格子段数及び格子厚が異なるレンズ作用を有する断
    面形状が階段形状より成る回折格子を設けて複数の格子
    部を形成しており、該複数の格子部は回折効率の高くな
    る波長が互いに異なっていることを特徴とする回折光学
    素子。
  2. 【請求項2】 所定波長の光が前記複数の格子部で回折
    されるとき、該格子部は特定次数に光束が集光している
    ことを特徴とする請求項1の回折光学素子。
  3. 【請求項3】 前記回折光学素子の設計波長は、格子段
    数の大きい格子部が、設計波長が長波長であることを特
    徴とする請求項1記載の回折光学素子。
  4. 【請求項4】 前記回折光学素子の異なる格子段数の格
    子部内、最も少ない格子段数からなる格子部の各格子厚
    形状と、他の格子部の前記最小段数までの各格子厚形状
    が等しいことを特徴とする請求項1記載の回折光学素
    子。
  5. 【請求項5】 前記回折光学素子の複数の格子部はラジ
    アル方向に同心円状に分割しており、円中心から離れる
    に従った格子部の方が格子厚が減少していることを特徴
    とする請求項1記載の回折光学素子。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項記載の回
    折光学素子をその格子部の異なる格子段数の内、最も大
    きい格子段数(最大段数)をm1、nを整数としたとき 2n <m1≦2n+1 を満足する(n+1)個のマスクを用いて製造している
    ことを特徴とする回折光学素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれか1項記載の回
    折光学素子を用いたことを特徴とする光学系。
  8. 【請求項8】 請求項6の回折光学素子の製造方法で製
    造した回折光学素子を用いていることを特徴とする光学
    系。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010085625A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Dainippon Printing Co Ltd 3次元パターン形成体の製造方法
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