JPH11160416A - デコンボルーション回路 - Google Patents
デコンボルーション回路Info
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- JPH11160416A JPH11160416A JP9324608A JP32460897A JPH11160416A JP H11160416 A JPH11160416 A JP H11160416A JP 9324608 A JP9324608 A JP 9324608A JP 32460897 A JP32460897 A JP 32460897A JP H11160416 A JPH11160416 A JP H11160416A
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Abstract
デコンボルーション結果を得る。 【解決手段】 受信アンテナの指向性パターンを与える
パターン関数値から採取間隔p+Δp及びp−Δpにて
採取し、その結果を利用して作成した装置関数行列Hを
用いて、デコンボルーションを行う。採取間隔p+Δp
でのS/Nと採取間隔p−ΔpでのS/N値を比較し、
その結果に応じて装置関数行列H導出時の採取間隔pを
逐次更新する。
Description
出力される観測データの分解能を改善する技術、特にデ
コンボルーション回路に関する。
ーダ装置は、所定の繰返し周期を有するパルスを無線送
信し、送信された電磁波の一部は目標物によって反射さ
れ受信アンテナに到来する。この到来波が目標から受信
回路のA/D変換器に至る系は、一つの伝達要素と見な
すことができる。いま、この伝達要素を「信号受信系」
と呼び、その時間領域における応答関数(装置関数)が
正確に与えられているとするならば、レーダ装置の出力
たる観測データは、目標物からの反射波そのものの特性
(以下「原波形」)と、(アンテナビーム幅等より決ま
る)装置関数との畳込み積分(コンボルーション)とし
て、表現できる。従って、原波形を未知のベクトルと
し、装置関数と原波形のコンボルーション結果を一方の
辺に、また観測データを他方の辺においた式を立てれ
ば、この式は解の存在する(未知ベクトルを解くことの
できる)方程式となるので、これを解けば原理上、原波
形を推定乃至再現することができる。
る。まず、原波形の推定対象たる2次元空間が、仮に、
Mスイープ方位×Mレンジビンに亘る広がりを有してい
るとする(M:2以上の自然数)。この場合、観測デー
タ及び原波形はいずれもM次元のベクトルにて表され、
また装置関数はM行M列行列にて表される。従って、原
波形を推定乃至再現するには、M個の未知数を有するM
元連立一次方程式を解く必要がある。
ては、一定の手順を一回繰り返すだけで解を求める直接
法と、ある値から出発して繰り返し演算(解の修正演
算)を行い、満足のいく精度に達したところで繰り返し
を止めて近似解を求める反復法に分けられる。直接法は
未知数(元の同じ)の数Mが小さいときによく用いられ
るが、反復法では、以下に示す(1)〜(4)の利点が
ある。
で、ハードウエアで構成しやすい。
は、無意味な掛算演算、加算演算等を行わず簡単に演算
結果を出力できる。
いて、雑音の加算した観測ベクトルYを用いて解ベクト
ルXを算出する場合、直接法では演算途中にオーバーフ
ロー等が起きることがあるが、反復法では、HX=Yを
最小二乗条件の下にHTHX=HTYに変形した式を用い
て反復修正を繰り返し、所定の反復回数に達したとき修
正演算をストップさせることにより、オーバーフローの
演算になったり、発散解を求めてしまうことをなくすこ
とができる。
をk倍(0<k<k1:k1は1.0以下の実数)し、
この結果を修正量として解ベクトルXに加算してベクト
ルXを修正し(これを第1回目の反復演算とする)、修
正されたXを用いてHTHX=HTYの左辺と右辺の差の
k倍を算出し、前と同様にこれを修正量としてベクトル
Xに加算する(これを2回目の反復演算とする)という
ように定係数kを用いてXを目的の値に一定の速度で収
束させる方法の他に、最急降下法を用いて収束速度を制
御しながら目的の値に早く収束させる方法もある。しか
しながら、レーダで観測した観測データを用いる場合に
ついて、実際にデコンボルーション処理をした場合、最
急降下法を用いずにkの値を一定にして20回〜40回
程度の反復回数で演算を終了するだけでも相当な分解能
を向上の効果があることが実際の処理演算で確認され
た。
数領域での積に対応するという定理を用いると、上記コ
ンボルーション処理を周波数領域で行う(これを逆フィ
ルタ処理演算と呼ぶ)ことも良く行われている。即ち信
号受信系の装置関数行列をフーリエ変換することによ
り、h(s)[ここでs=j(2π/T)×i(i=
0,1,2,…M-1)]を算出し、観測ベクトルYをフ
ーリエ変換することにより、y(s)[ここでs=j
(2π/T)×i(i=0,1,2,…M-1)]を算出
し、y(s)/h(s)を各iについて計算して得られ
たM個のデータを逆フーリエ変換することにより、解ベ
クトルXを算出する方法であるがこの方法は、(特定の
iにおける割り算の場合)分母が0に近いにも関わら
す、分子は相当大きな値を持つことも起こりうる。つま
り逆フィルタの演算方法は割り算演算の段階で、ノイズ
成分が増幅され、雑音に非常に弱いという問題があるこ
とになる。
装置関数が正確に与えられていることを仮定していた
が、実際には、信号受信系の装置関数をアンテナパター
ン関数等から正確に算出するのは難しい。例えば、装置
関数の算出方法として、Levinson-Durbinの方法を応用
した場合、線形予測係数の計算、観測データベクトルの
共分散の計算、測定系の伝達関数の計算、その逆フーリ
エ変換といった手順にて装置関数を求めることとなる
が、この一連の計算には膨大な計算量が必要になる。な
お、この方法に関しては、計測技術、87.12.95、p92
「信号処理技術」、小畑秀文等を参照されたい。
でかつより迅速に原波形を推定乃至再現可能なデコンボ
ルーション回路を提供することにある。この目的を達成
するため、本発明に係るデコンボルーション回路は、次
の様な機能を有するH作成部、X演算部及びp更新部を
備える。
パターンを示すパターン関数から角度間隔pで採取した
M個のパターン関数値に基づき、信号受信系の応答関数
を表すM行M列の装置関数行列Hを作成する(但しM:
2以上の自然数)。採取した関数値をh0,h1,…,h
M-1と表すこととした場合、装置関数行列Hは、次の式
Hを用いることにより、装置関数と原信号ベクトルの複
雑な畳込み積分演算を、後述のX演算部において行列式
の積つまりHXの演算により実行可能となる。
と装置関数行列Hとを用い式HX=Y又はこれと等価な
式を解いてM次元の解ベクトルXを求める。観測データ
ベクトルY及び解ベクトルXは、次の式
トルYの成分Y0,Y1,…,YM-1は、ある同一のレン
ジビンにおいて、相並ぶM個のスイープ方位から得られ
たM個の観測データである。解ベクトルXの各成分
X0,X1,…,XM-1は、観測データベクトルYの成分
Y0,Y1,…,YM-1それぞれに対応しており、当該レ
ンジビンに係る原波形を表している。X演算部は、解ベ
クトルXを求める処理を、相並ぶM個のレンジビンそれ
ぞれに関して実行することにより、Mレンジビン×Mス
イープ方位の広がりを有し観測対象の2次元空間につい
て原波形を推定する。なお、観測データベクトルYの成
分Y0,Y1,…,YM-1を、ある同一のスイープ方位に
おいて相並ぶM個のレンジビンから得られたM個の観測
データとし、X演算部が、解ベクトルXを求める処理を
相並ぶM個のスイープ方位それぞれに関して実行するよ
うにしても、同様の結果が得られる。本発明は、そのよ
うな構成をも包含する。
信号対雑音比を求め、p更新部は、求められた信号対雑
音比がより大きくなるよう、H作成部にてパターン関数
値の採取に用いる角度間隔pを漸次更新する。この処理
を繰返し実行することにより、より正確な装置関数行列
にHを修正でき、そのHを用いて誤差の分散値を最小に
するという性質を持つ(=最小二乗条件式が組み込まれ
た)HTHX=HTYという式からXを算出するため、H
の値が正確であればあるほど、解ベクトルXから算出さ
れるS/N値は良くなる。この理由は以下の様に説明さ
れる。
HTYはYに含まれるガウス性の雑音が消去された解ベ
クトルXを算出してくれるが、HとXのコンボルーショ
ンがYである(時間軸ではマトリックス式Y=HXで表
現され、周波数軸ではy(s)=h(s)・x(s)と
表現される)という関係から連立方程式をたてているの
で、もしHに計算誤差があれば、計算誤差の影響はXに
反映されてくる。従って、Hの計算誤差が大きいほど、
式HTHX=HTYにより、ガウス性の雑音消去度が悪く
なり、解ベクトルXから算出されるS/N値が劣化す
る。
に装置関数行列Hを修正し、レーダ装置、観測環境をよ
り正確に反映したHを算出した後に、そのHを用いて、
デコンボルーション処理を行うという本発明の手順によ
り、分解能の優れた原波形を算出できる。
施すれば、基本的にはその後測定装置、測定環境に変
更、変動があるまで、行う必要はない。
も大きな広がりを有する2次元空間に関し原波形の推定
結果を得るには、Mレンジビン×Mスイープ方位の広が
りを有する2次元空間について原波形を推定する処理
を、推定に係る2次元空間を変更しながら繰返し実行す
ればよい。具体的には、(第0〜第M−1番目のレンジ
ビン)×(第0〜第M−1番目のスイープ方位)に亘る
領域、(第0〜第M−1番目のレンジビン)×(第M〜
第2M−1番目のスイープ方位)に亘る領域、(第M〜
第2M−1番目のレンジビン)×(第0〜第M−1番目
のスイープ方位)に亘る領域、及び(第M〜第2M−1
番目のレンジビン)×(第M0〜第2M−1番目のスイ
ープ方位)に亘る領域それぞれについて、前述の原理に
従い原波形を推定するようにすれば、2Mレンジビン×
2Mスイープ方位に亘る広がりを有する2次元空間につ
いて原波形を推定できる。
関し図面に基づき説明する。
ボルーション回路の構成を示す。この図のデコンボルー
ション回路はレーダ装置と共に(又はその一部として)用
いられる回路であり、レーダ装置にて得られた観測デー
タ即ちデコンボルーション処理を施すべきデータを入力
するための波形入力部10を備えている。波形入力部1
0は、例えば読み出しと書き込みが可能なRAMや、汎
用のコンピュータ又はパソコンのハードディスクの記憶
回路等で実現できる。また、この図中の初期設定部12
は、パターン関数及びそのパターン関数値を採取する間
隔pを、2個のH作成部14A及び14Bに初期設定す
る。ここでいうパターン関数とは、レーダ装置の受信ア
ンテナの指向性パターンを示す関数である。(図2
(a)参照)。H作成部14A及び14Bは初期設定さ
れたパターン関数を間隔pで採取した結果に基づき装置
関数行列Hを作成する。ただし、H作成部14Aにおけ
る採取間隔はp+Δp、H作成部14Bにおけるそれは
p−Δpである。(Δp:所定の微少正値)。なお、採取
間隔pについては後の処理にて逐次更新されるため、正
確な設定は必要でない。
ビンに対応するようN組のY作成部16及びX演算部1
8が設けられており、H作成部14Bの後段にも、M個
のレンジビンに対応するようM組のY作成部16及びX
演算部18が設けられている。Y作成部16は、波形入
力部10により入力される観測データのうち、対応する
レンジビンに係る観測データに基づき、ベクトルYを作
成する。X演算部18は対応するY作成部16にて作成
されたベクトルYと、対応するH作成部(14A又は1
4B)にて作成された装置関数Hとに基づき、解ベクト
ルXを演算する。解ベクトルXの演算手法としては、Ga
uss-Seidelの反復法や、Jacobiの反復法等を用いること
ができる。また、解ベクトルXを求める際に用いるマト
リックス方程式としては、(HTH)X=HTYを用いる
ことができる。更に、(HTH)X=HTYのマトリック
ス方程式からベクトルXを算出する演算をする際でも、
HX=Yと言うマトリックス方程式を解くためのルーチ
ン及びハードウェアを利用することができる。即ち、H
X=Y中のYにHTYを、HXに(HTH)Xをおけばよ
い。なお、本願出願人による特願平7−131867号
及び特願平7−264650号をも参照されたい。ま
た、この図では各レンジビン毎にY作成部16及びX演
算部18を設け並列処理を行っているが、これは図示の
便宜によるものであり、実際には、単一のハードウェア
又は数個のハードウェア乃至ルーチンをM回又はM/n
(nは2〜10程度)回繰り返し使用するようにしても
よい。
4A及び14Bに対応して設けられており、波形記憶部
20Aはパターン関数波形採取間隔をp+Δpとしたと
きの解ベクトルXを、波形記憶部20Bはパターン関数
波形採取間隔をp−Δpとしたときの解ベクトルXを、
相連続するM個のレンジビンに亘って記憶する。S/N
演算部22Aは波形記憶部20A上のデータに基づきS
/N値を計算する。S/N演算部22Bは波形記憶部2
0B上のデータに基づきS/N値を計算する。S/Nの
算出に際しては、対応する波形記憶部(20A又は20
B)上のピークレベルを検出し、これを信号のピーク値
(S0)とし、デコンボルーション演算対象とする2次
元空間の内信号は存在しないと思われる領域のデータに
ついて標準偏差値を算出しこれの値をσとする。S/N
値は S0/σの値で近似的に与えればよい。p更新部2
4は、S/N演算部22Aにて演算されたS/N即ちS
1とS/N演算部22Bにて演算されたS/N即ちS2と
を比較し、その結果に基づき更新したサンプル間隔pを
H作成部14A及び14Bに設定する。例えば、
了 とする(但し、ΔS:所定の正の微少値)。なお、S1−S
2>ΔSの状態とS1−S2<ΔSの状態とが交互に現れ
てしまう場合には、交互に現れた回数が所定回数の至っ
たときに処理を終了すればよい。表示部26はCRTや
LCD(表示処理・表示制御等を含む)であり、処理の
途上であるいは処理を終了した時点で、波形記憶部20
A又は20B上にあるデータ即ちデコンボルーション処
理の結果を、陰線処理してその画面上に立体表示する。
測データとして以下のものを用いた。すなわち海上に2
隻の船舶を置き目標物とした。サンプルクロック(=レ
ンジビンクロック)を10[MHz]とし、0〜511
のレンジビンに相当する区間を1スイープとし、0.1
度ずつ方位を変えて128スイープにわたって512×
128のデータを8ビットのA/D変換器で採取したデ
ータを(レーダ装置による観測地点で、)フロッピーデ
ィスクに格納し、このフロッピーに格納されたデータを
用いてオフラインで以下の演算処理を行った。
プ方位方向)に連ねた観測データで要素数128のYを
作成し、このYを初期値とした未知ベクトル(=解ベク
トル)X及び128×128の要素のHベクトルからH
THX=HTYという行式を作成して、同一レンジビン上
の方位方向に連なる128データのデコンボルーション
演算を実施し結果を記憶回路20A,20Bで記憶させ
る。同様にして、同一の演算をレンジビン番号0からレ
ンジビン番号511まで行った。(ここでは見やすくす
るため、処理結果のうちレンジビン番号で385〜51
0の範囲と3次元表示することにした。) 前記128×128の要素を持つH行列は、前の説明か
らpの値により変わってくるものであり、pの値を、演
算結果の3次元グラフのS/N値により、より正確なH
となるように変更して、(Hは一度算出すれば、運用装
置が変わらない限り変更する必要はない。)より正確な
デコンボルーション演算を行うのが本発明の眼目である
が、pの値により、演算された3次元のグラフはどの程
度変化が見られるかを示しているのが、表1及び図5〜
図12の3次元表示されたグラフとなる。また図3は観
測データをそのまま処理せずに3次元表示したものであ
り、図4は図3に示された観測データを逆フィルタ処理
した場合の一例を参考のために添付したものである。
データでは、2隻の船舶を分離識別することができな
い。これに逆フィルタ処理を施すことで、2隻の船舶を
分離することは可能になるが、S/Nが悪くなる(図4
参照)。これに対し、本実施形態に係るデコンボルーシ
ョン処理を観測データに施した場合、図5乃至図12に
示されるように2隻の船舶を分離識別することが可能に
なるのに加えS/Nも向上する。本実施形態において
は、このように従来に比べ高い品質の処理結果を得るこ
とができる。また、上述のようにS/Nの比較対照評価
の結果に基づきサンプリング間隔pを更新し、p+Δp
のときとp―Δpのときの間でS/Nの有意差が生じな
くなったとき処理を終了するようにしているため、最適
な処理結果(上の例では図6)を出力することができ
る。
ン回路の構成を示すブロック図である。
関数(b)を示す図である。
体的に示す図である。
に示す図である。
立体的に示す図である。
立体的に示す図である。
立体的に示す図である。
立体的に示す図である。
立体的に示す図である。
を立体的に示す図である。
を立体的に示す図である。
を立体的に示す図である。
H作成部、16 Y作成部、18 X演算部、20
A,20B 波形記憶部、22A,22B S/N演算
部、24 p更新部。
Claims (4)
- 【請求項1】 受信アンテナの指向性パターンを示すパ
ターン関数から角度間隔pで採取したM個のパターン関
数値に基づき信号受信系の応答関数を表すM行M列の装
置関数行列Hを作成するH作成部と(但しM:2以上の
自然数)、 任意のレンジビンに関し相並ぶM個のスイープ方位方向
から得られたM個の観測データをその成分とするM次元
ベクトルである観測データベクトルYと、上記装置関数
行列Hとを用い、式HX=Y又はこれと等価な式を解い
てM次元の解ベクトルXを求める、という処理を、相並
ぶM個のレンジビンそれぞれに関して実行することによ
り、Mレンジビン×Mスイープ方位の広がりを有し観測
対象の2次元空間について原波形を推定するX演算部
と、 推定された波形の信号対雑音比を求めるS/N演算部
と、 求められた信号対雑音比がより大きくなるよう上記H作
成部にてパターン関数値の採取に用いる角度間隔pを漸
次更新するp更新部とを備えることを特徴とするデコン
ボルーション回路。 - 【請求項2】 受信アンテナの指向性パターンを示すパ
ターン関数から角度間隔pで採取したM個のパターン関
数値に基づき信号受信系の応答関数を表すM行M列の装
置関数行列Hを作成するH作成部と(但しM:2以上の
自然数)、 任意のスイープ方位に関し相並ぶM個のレンジビンから
得られたM個の観測データをその成分とするM次元ベク
トルである観測データベクトルYと、上記装置関数行列
Hとを用い、式HX=Y又はこれと等価な式を解いてM
次元の解ベクトルXを求める、という処理を、相並ぶM
個のスイープ方位それぞれに関して実行することによ
り、Mレンジビン×Mスイープ方位の広がりを有する2
次元空間について原波形を推定するX演算部と、 推定された波形の信号対雑音比を求めるS/N演算部
と、 求められた信号対雑音比がより大きくなるよう上記H作
成部にてパターン関数値の採取に用いる角度間隔pを漸
次更新するp更新部とを備えることを特徴とするデコン
ボルーション回路。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のデコンボルーショ
ン回路において、 上記X演算部が、解ベクトルXを求めるに際し、反復法
を用いて式(HTH)X=HTYを解くことを特徴とする
デコンボルーション回路。 - 【請求項4】 請求項1乃至3記載のデコンボルーショ
ン回路において、 上記X演算部が、Mレンジビン×Mスイープ方位よりも
大きな広がりを有する2次元空間に関し原波形の推定結
果が得られるよう、Mレンジビン×Mスイープ方位の広
がりを有する2次元空間について原波形を推定する処理
を、推定に係る2次元空間を変更しながら繰返し実行す
ることを特徴とするデコンボルーション回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9324608A JPH11160416A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | デコンボルーション回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9324608A JPH11160416A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | デコンボルーション回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11160416A true JPH11160416A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18167725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9324608A Pending JPH11160416A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | デコンボルーション回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11160416A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090730A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Secom Co Ltd | センシング装置 |
JP2008525765A (ja) * | 2004-12-23 | 2008-07-17 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 試料と対照との物理的に測定可能な特性の差異の高感度の検出方法 |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP9324608A patent/JPH11160416A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090730A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Secom Co Ltd | センシング装置 |
JP4624046B2 (ja) * | 2004-09-21 | 2011-02-02 | セコム株式会社 | センシング装置 |
JP2008525765A (ja) * | 2004-12-23 | 2008-07-17 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 試料と対照との物理的に測定可能な特性の差異の高感度の検出方法 |
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