JPH11160167A - 圧力検出装置 - Google Patents

圧力検出装置

Info

Publication number
JPH11160167A
JPH11160167A JP32741097A JP32741097A JPH11160167A JP H11160167 A JPH11160167 A JP H11160167A JP 32741097 A JP32741097 A JP 32741097A JP 32741097 A JP32741097 A JP 32741097A JP H11160167 A JPH11160167 A JP H11160167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
vibration
planar
vibrating body
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32741097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nagai
彪 長井
Hiroyuki Ogino
弘之 荻野
Katsuhiko Yamamoto
克彦 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32741097A priority Critical patent/JPH11160167A/ja
Publication of JPH11160167A publication Critical patent/JPH11160167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のこの種のバイモルフ型の圧力検出装置
は物体の接触の有無を検出することはできたが、物体の
接触による圧力レベルを検出することができないという
課題があった。 【解決手段】 振動発生手段12と振動検出手段13を
集積した一つの面状振動体11に圧力が印加されると前
記圧力に応じて変化する前記面状振動体11の所定の周
波数での振動特性を前記振動検出手段13の出力信号に
基づき圧力算出手段15で圧力を算出する。さらに、前
記所定の周波数は、出力信号が減少する領域の周波数と
している。これによって用途に適した適切な感度で圧力
レベルを検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧力検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧力検出装置は以下のよ
うなものであった。
【0003】先ず、IEEE Transaction on Electron Dev
ices, vol.ED-26, No.5,p815〜p817, 1979(以下、参考
文献1とする)では図11のようなバイモルフ型の圧力
検出装置が提案された。これは、同図に示すように、圧
電フィルム1a及び2aの両面に電極1b、1c及び2
b、2cを設けた帯状の圧電フィルム1、2を2枚貼り
あわせ、その一端を支持部3により片持ち梁型に支持
し、圧電フィルム1に発信部4から電圧を印加して振動
させ、圧電フィルム2から前記振動による出力を取り出
す構成であった。そしてこの構成により、物体5が圧電
フィルム2に接触すると圧電フィルム2の出力信号が変
化することに基づき物体の接触を検出していた。図12
はこの際の物体5の接触位置L、発信部4の印加電圧の
周波数fをパラメ−タにして、圧電フィルム2の出力信
号Vと接触位置Lの関係を示したものである。同図か
ら、適切な周波数fを選択して、出力信号Vを監視する
ことにより、接触位置Lが検出されることは明らかであ
る。
【0004】また、特開平8−62068号公報(以
下、参考文献2とする)では指紋のような微細な山と谷
の分布を検出する圧力検出装置が開示された。これは図
13のように圧電フィルム6の表面と裏面に複数の走査
電極6a、6bをマトリクス状に形成し、それに絶縁保
護フィルム7、絶縁フィルム8、高周波振動体9を積層
したものであった。そして上記構成により絶縁保護フィ
ルム7上に物体が接触するとその物体の山と谷による起
伏を圧電センサの多数の圧力検出ポイントで受け、マト
リクス状の走査電極6a、6bで走査することによって
前記の山と谷の分布を検出していた。一例として図14
に指10で絶縁保護フィルム7を触れた際に指紋の山と
谷の分布を検出する様子を示した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、参考文
献1の圧力検出装置では、図11のような特性に基づき
物体5の圧電フィルム2への接触の有無や接触位置を検
出することはできるが、物体5の接触による圧力レベル
を検出することはできなという課題を有していた。ま
た、片持ち梁型の構造のため物体が繰り返し接触すると
圧電フィルムにへたりが生じて検出感度が低下してしま
うといった課題を有していた。
【0006】また、参考文献2の圧力検出装置では、上
記のような片持ち梁型の構造による耐久性の課題は無い
が、圧電センサの多数の圧力検出ポイントで検出できる
のは、例えば図14のように各交点に指紋パターンの山
の部分が当たっているのか谷の部分が当たっているのか
ということでしかない。すなわち、参考文献2は上記各
ポイントにおける物体の接触の有無を検出するものであ
り、各ポイントで物体の圧力レベルを検出することはで
きないという課題を有していた。
【0007】また、種々の用途で、圧力と振動を同時に
検出することが、望まれているが、両引例ともこの種要
望に応えることができないという課題を有していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、面状振動体の一端に設けられた振動発生
手段と前記振動発生手段と分離して他端に設けられた振
動検出手段と、前記面状振動体に印加される圧力を算出
する圧力算出手段を備え、前記振動発生手段により所定
の周波数で前記面状振動体の前記一端を振動させ、前記
面状振動体に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化
する前記面状振動体の振動特性を前記振動検出手段によ
り検出し、前記振動検出手段の出力信号に基づき前記圧
力を前記圧力算出手段により算出するとともに、所定の
周波数は面状振動体に圧力が印加されたとき出力信号が
減少する領域の周波数である。
【0009】上記発明によれば、所定の周波数で面状振
動体に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前
記面状振動体の振動特性を前記振動検出手段により算出
するため、簡単な構成で圧力レベルを検出することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる圧力検
出装置は、面状振動体の一端に設けられた振動発生手段
と前記振動発生手段と分離して他端に設けられた振動検
出手段と、前記面状振動体に印加される圧力を算出する
圧力算出手段を備え、前記振動発生手段により所定の周
波数で前記面状振動体の前記一端を振動させ、前記面状
振動体に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する
前記面状振動体の振動特性を前記振動検出手段により検
出し、前記振動検出手段の出力信号に基づき前記圧力を
前記圧力算出手段により算出するとともに、所定の周波
数は、面状振動体に圧力が印加されたとき出力信号が減
少する領域の周波数を用いている。
【0011】そして、所定の周波数で前記面状振動体に
圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前記面状
振動体の振動特性を前記振動検出手段により算出するた
め、簡単な構成で圧力レベルを検出できる。
【0012】そして、圧力に対する出力信号の感度は周
波数に応じて大きくも、小さくもなるので、用途に適し
た適切な感度で圧力レベルを検出できる。
【0013】本発明の請求項2にかかる圧力検出装置
は、面状振動体の一端に設けられた振動発生手段と前記
振動発生手段と分離して他端に設けられた振動検出手段
と、前記面状振動体に印加される圧力を算出する圧力算
出手段を備え、前記振動発生手段により所定の周波数で
前記面状振動体の前記一端を振動させ、前記面状振動体
に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前記面
状振動体の振動特性を前記振動検出手段により検出し、
前記振動検出手段の出力信号に基づき前記圧力を前記圧
力算出手段により算出するとともに、、所定の周波数
は、面状振動体に圧力が印加されたとき出力信号が減少
する領域の周波数を用いている。所定の周波数が面状振
動体の共振周波数である。
【0014】そして、圧力に対する出力信号の感度は、
共振周波数で極大になるので、精度よく圧力レベルを検
出できる。
【0015】本発明の請求項3にかかる圧力検出装置
は、面状振動体の一端に設けられた振動発生手段と前記
振動発生手段と分離して他端に設けられた振動検出手段
と、前記面状振動体に印加される圧力を算出する圧力算
出手段を備え、前記振動発生手段により所定の周波数で
前記面状振動体の前記一端を振動させ、前記面状振動体
に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前記面
状振動体の振動特性を前記振動検出手段により検出し、
前記振動検出手段の出力信号に基づき前記圧力を前記圧
力算出手段により算出するとともに、所定の周波数は、
面状振動体に圧力が印加されたとき出力信号が増加する
領域の周波数である。
【0016】そして、圧力に対する出力信号の感度は周
波数に応じて大きくも、小さくもなるので、用途に適し
た適切な感度で圧力レベルを検出できる。
【0017】本発明の請求項4にかかる圧力検出装置
は、面状振動体の一端に設けられた振動発生手段と前記
振動発生手段と分離して他端に設けられた振動検出手段
と、前記面状振動体に印加される圧力を算出する圧力算
出手段を備え、前記振動発生手段により所定の周波数で
前記面状振動体の前記一端を振動させ、前記面状振動体
に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前記面
状振動体の振動特性を前記振動検出手段により検出し、
前記振動検出手段の出力信号に基づき前記圧力を前記圧
力算出手段により算出するとともに、所定の周波数が面
状振動体の反共振周波数である。
【0018】そして、圧力に対する出力信号の感度は、
反共振周波数で極大になるので、精度よく圧力レベルを
検出できる。
【0019】本発明の請求項5にかかる圧力検出装置
は、面状振動体の一端に設けられた振動発生手段と前記
振動発生手段と分離して他端に設けられた振動検出手段
と、前記面状振動体に印加される圧力を算出する圧力算
出手段を備え、前記振動発生手段により複数の異なる周
波数で前記面状振動体の一端を振動させ、前記面状振動
体に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前記
面状振動体の振動特性を複数の異なる周波数ごとに前記
振動検出手段により検出し、前記振動検出手段の複数の
異なる周波数ごとの出力信号に基づきそれぞれ前記圧力
を前記圧力算出手段により算出する。
【0020】そして、複数の異なる周波数ごとの出力信
号に基づきそれぞれ圧力を算出しているので、ノイズに
対して安定である。
【0021】本発明の請求項6にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段は、周波数の異なる複数の信号を発生
する信号発生部により駆動される。
【0022】そして、周波数の異なる複数の信号を発生
する信号発生部を備えているので、面状振動体を複数の
異なる周波数で駆動できる。
【0023】本発明の請求項7にかかる圧力検出装置
は、信号発生部は発生する信号の振幅を可変できる。
【0024】そして、信号発生部の信号の振幅に比例し
て出力信号の振幅も増減するので、必要に応じて出力信
号を選択できる。
【0025】本発明の請求項8にかかる圧力検出装置
は、圧力算出手段は、複数の振動それぞれの周波数成分
を濾波する第1の濾波部を備えている。
【0026】そして、複数の振動それぞれの周波数成分
を濾波する第1の濾波部を備えているので、面状振動体
を複数の異なる周波数で駆動したとき、それぞれの周波
数成分に分離して圧力を算出できる。
【0027】本発明の請求項9にかかる圧力検出装置
は、圧力算出手段は、振動検出手段の出力信号から振動
発生手段が発生する複数の振動それぞれの周波数成分を
濾波する第1の濾波部と、前記振動検出手段の出力信号
から前記周波数以外の成分を濾波する第2の濾波部とを
備え、前記第1の濾波部の出力信号に基づき印加圧力を
算出するとともに、前記第2の濾波部の出力信号に基づ
き前記周波数以外の成分の振動を検出する。
【0028】そして、第1の濾波部の出力信号に基づき
複数の異なる周波数成分に分離して圧力を算出できると
ともに、第2の濾波部の出力信号に基づき前記周波数以
外の成分の振動を検出できるので、圧力と振動の両者を
同時に検知できる。
【0029】本発明の請求項10にかかる圧力検出装置
は、複数の異なる周波数が、面状振動体に圧力が印加さ
れたとき出力信号が減少する領域の周波数と面状振動体
に圧力が印加されたとき出力信号が増加する領域の周波
数である。
【0030】そして、面状振動体に圧力が印加されたと
き出力信号が減少する領域の周波数と出力信号が増加す
る領域の周波数の複数の周波数を用いて圧力を算出する
ので、ノイズに対して安定になり、さらに精度よく圧力
を検出できる。
【0031】本発明の請求項11にかかる圧力検出装置
は、複数の異なる周波数が、面状振動体の共振周波数と
面状振動体の反共振周波数である。
【0032】そして、複数の異なる周波数が、面状振動
体の共振周波数と反共振周波数であるので、高感度で圧
力を算出できる。
【0033】
【実施例】以下、本本発明の実施例について図面を用い
て説明する。
【0034】(実施例1)図1は本発明の実施例1の圧
力検出装置の構成図である。面状振動体11の一端に電
極12aと12bが形成されている。また、面状振動体
11の他端には、電極13aと13bが形成されてい
る。電極12aと12bに信号発生部14が接続され、
また、電極13aと13bに圧力算出手段15が接続さ
れる。振動発生手段12は、電極12aと12bおよび
これら電極に挟さまれた面上振動体11aとから構成さ
れる。また、振動検出手段13は、電極13aと13b
およびこれら電極に挟さまれた面状振動体11cとから
構成される。面上振動体11として、例えばポリフッ化
ビニリデン(PVDF)等のフィルム状の高分子圧電材
料が用いられる。また、振動発生手段の電極12aと1
2bおよび振動検出手段の電極13aと13bを含む面
上振動体11をPET等の高分子フィルム保護層16で
被覆することが望ましい。これにより、外部からの機械
的な衝撃や結露などから面状振動体11を保護できるか
らである。電極12a,12b,13a,13bは、例
えば銀ペーストを印刷して形成するが、銅箔を使用した
り、アルミ等の金属材料を蒸着して形成してもよい。
【0035】次に動作、作用について説明する。振動発
生手段12では信号発生部14で発生する発振信号に応
じて、電極12aと12bに挟まれた面状振動体11a
が振動する。ここで、前記発振信号は、所定の周波数を
fで発振する。この振動は、電極12a,12b,13
a,13bの形成されていない面状振動体11bを経
て、振動検出手段13に伝播し、面状振動体11全体が
ある特性をもって振動する。そしてその振動に応じて振
動検出手段13では圧電起電力が発生する。このとき、
図1に示すように、振動発生手段12に圧力Wが印加さ
れたとき、後述で詳述するように、その圧力に応じた圧
電起電力が振動検出手段13に発生する。なお、面状振
動体11bに、また、振動検出手段13に圧力が印加さ
れても、その圧力に応じた圧電起電力が振動検出手段1
3に発生する図2は、面状振動体11に圧力が印加され
たとき、上記圧電起電力V1の信号が減少する周波数領
域において、上記発振信号V0(周波数f1)と上記圧
電起電力V1の信号波形を示した特性図である。同図に
おいて縦軸はV0とV1、横軸は時間tである。電極1
2a,12b,13a,13bを含め面状振動体11に
圧力が印加されていない場合(t<t1)、V0に同期
してV1が出力される。また、振動発生手段12から振
動検出手段13への振動伝播による位相差L01が生じ
る。次に、時刻t1で振動発生手段12に、ある物体
が、搭載されたり、周囲の気体や液体の圧力により圧力
Wが印加されると、圧力印加により振動検出手段13の
振動が阻害されてV1の振幅はD01からD1へと減少
する。なお、位相もL01からL1へと変化する。これ
らの変化の度合いは、振動発生手段12、面状振動体1
1bや振動検出手段13を構成する部材の振動特性に依
存する。これらの部材の振動特性は用途によって最適化
すればよい。上記のような圧力印加時の振動特性の変化
に基づいて圧力算出手段15では印加された圧力を算出
する。
【0036】面状振動体11に圧力が印加されたとき、
上記圧電起電力V1の信号が増加する周波数領域におい
ては、図2に示した特性と異なり、振幅は圧力印加によ
り逆に増加する。図3は、上記発振信号V0(周波数f
2)と上記圧電起電力V1の信号波形を示した特性図で
ある。同図において縦軸はV0とV1、横軸は時間tで
ある。電極12a,12b,13a,13bを含め面状
振動体11に圧力が印加されていない場合(t<t
1)、V0に同期してV1が出力される。また、振動発
生手段12から振動検出手段13への振動伝播による位
相差L02が生じる。次に、時刻t1で振動発生手段12
に、圧力Wが印加されると、圧力印加により振動検出手
段13の振動が増幅されてV1の振幅はD02からD2へ
と増加する。上記のような圧力印加時の振動特性の変化
に基づいて圧力算出手段15では印加された圧力を算出
する。
【0037】図4は、PVDFフィルム(厚さ 約28
μm)に電極12a、12b、13a、13bとしてA
g電極膜を形成した面状振動体11を用い、信号発生部
14から広い周波数領域にわたり一定の振幅(約34
V)で振動発生手段12を駆動したときに、振動検出部
13で得られる圧電起電力(D)の周波数特性を示す特
性図である。同図において、D01またはD02は、圧力を印
加しないときの周波数特性を示し、 D1またはD2は、振
動発生手段12に圧力W=300gを印加したときの周波
数特性である。
【0038】図4から明らかなように、例えば、約17
kHz〜約42kHzの周波数領域では、圧力を印加しな
いときの圧電起電力(D01)に比べ、圧力を印加したと
き圧電起電力(D1)の振幅は減少する(図2に示した特
性)。これに対して、例えば、約42kHz〜約46kH
zの周波数領域では、圧力を印加しないときの圧電起電
力(D02)に比べ、圧力を印加したとき圧電起電力(D
2)の振幅は増加する(図3に示した特性)。このよう
に周波数領域に依存して、圧力を印加しないときの圧電
起電力( D01またはD02)に比べ、圧力を印加したとき
圧電起電力( D1またはD2)の振幅が減少または増加す
ることは明らかである。この理由は、圧力を印加しない
ときに、明らかな共振周波数や反共振周波数が観測され
るのに対して、圧力を印加したときには、明らかな共振
周波数が観測されなかったことから圧力印加による共振
特性の変化に深く関わると考えられる。
【0039】図5(a)(b)は、一定の周波数で一定
の振幅(約50V)で振動発生手段12を駆動したとき
に圧電起電力Dの圧力W依存性を示す一例である。図5
(a)は、周波数f1を約74kHz一定とし、圧力W
が印加されたときに圧電起電力D1が減少する場合、同
図(b)は、周波数f2を約82kHz一定とし、圧力
Wが印加されたときに圧電起電力D2が増加する場合の
特性である。図5(a)、(b)に示した周波数f1お
よびf2は、圧力Wが印加されていないときの共振周波
数および反共振周波数にそれぞれ近い周波数である(図
4参照)。周波数fとして、共振周波数または反共振周
波数を選択したとき、圧力Wに対する圧電起電力Dの感
度は最大になる。共振周波数および反共振周波数以外の
周波数fを選択した場合には、感度は小さくなるが、応
用に応じて適切に周波数fを選択すればよい。
【0040】図2〜図5(a)、(b)の記載から明ら
かなように、圧力Wと圧電起電力Dは一定の関係を示す
ので、この関係を用いて、圧力Wを精度よく算出でき
る。また、上記作用から明らかなように、本発明の圧力
装置は、簡単な構成で圧力レベルを検出することができ
る。また、電極12a,12b,13a,13bを含め
た面状振動体11の振動特性として振動を検出してこの
面状振動体11に印加される圧力を算出するので、簡便
でかつ実用的に圧力を算出できる。また、振動発生手段
12、分離手段11bおよび振動検出手段13が一つの
面状振動体11上に集積されており、面状振動体11a
は可撓性があるので、例えば接触する物体の圧力を検出
する場合に物体に沿って装着することができるという装
着の自由度がある上、薄型化が可能となる。
【0041】次に、信号発生部12で発生する発振信号
の振幅V0(周波数f1〜74kHz)と振動検出手段
13で検出される圧電起電力の振幅Dの関係を図6に示
す。同図において、振幅D01は圧力を印加しないとき
に得られた振幅、振幅D1は振動発生手段12に300
gの圧力を印加したときに得られた振幅である。同図か
ら明らかなように、振幅D01もD1も発振信号の振幅
V0にほぼ比例して増加する。従って、両者の差(D0
1−D1)もまた発振信号の振幅V0にほぼ比例して増
加する。両者の差(D01−D1)は、同図の測定条件
下で考えると圧力を印加しないときと300g印加した
ときの圧電起電力の差であるので、見掛けの感度に対応
する。このことは、見掛けの感度が発振信号の振幅V0
に比例することを示す。発振信号の振幅V0を可変でき
る信号発生部14を用いることにより、応用に応じて適
切な見掛けの感度を選択することができる。
【0042】(実施例2)図7は本発明の実施例2の圧
力検出装置の構成図である。
【0043】本発明の実施例2の圧力検出装置は、複数
の異なる周波数で振動発生手段12を振動させ、例え
ば、振動発生手段12に圧力Wが印加されたとき、その
圧力Wに応じて変化する振動特性を複数の異なる周波数
毎にそれぞれ振動検出手段13により圧電起電力として
検出し、この出力信号に基づき圧力算出手段15により
圧力Wを算出する。
【0044】図5(a)、(b)でも一例として示した
ように、種々の周波数fで振動発生手段12を振動させ
たとき、周波数fに応じて圧力W−圧電起電力D特性も
また種々の特有の特性を示す。例えば、ある周波数とし
て、図5(a)に示すように、共振周波数近傍の周波数
f1〜74kHzを選択し、他の周波数として、圧力W
に対して感応しない無感応周波数近傍の周波数f2〜5
1kHzを選択する。無感応周波数近傍の周波数f2〜
51kHzを選択したとき、圧力Wにより圧電起電力D
は殆ど変化しないので、図5(b)と同じプロットをし
た場合、横軸Wにほぼ平行な直線状の特性線が得られ
る。このように二つの周波数f1およびf2で圧力W−
圧電起電力D特性をモニタしたとき次のような利点が得
られる。例えば、外部からの雑音信号が圧電起電力Dに
重畳すると真の圧電起電力Dが増減する。単一の周波数
f1〜74kHzのみで圧力W−圧電起電力D特性を測
定した場合、この雑音信号による異常な圧電起電力Dの
変化を検知できない。しかし、無感応周波数近傍の周波
数f2〜51kHzでも圧力W−圧電起電力D特性をモ
ニタした場合、雑音信号はこの場合にも圧電起電力Dに
重畳する。無感応周波数近傍の周波数f2〜51kHz
の場合、この雑音信号が重畳しないとき、ほぼ一定の圧
電起電力Dを示すので、この異常な圧電起電力Dの増減
を検知できるという利点が得られる。
【0045】この種異常検知は、上述した二つの周波数
の選択の場合に限らず、それぞれの周波数での圧力W−
圧電起電力D特性が明らかに異なる場合にも有効である
ことは容易に理解できる。例えば、ある周波数として、
反共振周波数近傍の周波数f1選択し、他の周波数とし
て、無感応周波数近傍の周波数f2を選択してもよい。
また、ある周波数として、共振周波数近傍の周波数f1
選択し、他の周波数として、反共振周波数近傍の周波数
f2を選択してもよい。また、二つ以上の周波数を用い
てもよい。
【0046】複数の異なる周波数で振動発生手段12を
振動させる場合、 図7に示した構成が望ましい。振動
発生手段12では複数の異なる周波数の信号発生部1
4'で発生する複数の異なる周波数の発振信号に応じ
て、電極12aと12bに挟まれた面状振動体11aが
振動する。この振動は、面状振動体11bを経て、振動
検出手段13に伝播し、面状振動体11全体がある特性
をもって振動する。そして複数の異なる周波数の振動に
応じて振動検出手段13では圧電起電力が発生する。こ
のように圧力を印加したとき、複数の異なる周波数の振
動特性の変化に基づいて圧力算出手段15により印加さ
れた圧力を算出する。複数の異なる周波数で振動発生手
段12を振動させる場合、複数の信号発生部14を準備
してもよいが、図7に示すように、周波数の異なる複数
の信号を発生する信号発生部14を備えることが望まし
い。これにより、構成が簡素化されるという利点が生じ
る。
【0047】複数の異なる周波数で振動発生手段12を
振動させる場合、 図8に示すように、複数の異なる周
波数の振動に応じて振動検出手段13では圧電起電力が
発生するので、圧力算出手段15は、複数のそれぞれの
周波数成分を濾波する第1の櫓波部15aと算出部15
bを備えることが好ましい。
【0048】(実施例3)図9は本発明の実施例3の圧
力検出装置のブロック図である。
【0049】実施例2と異なる点は圧力算出手段15
が、振動検出手段13の出力信号から振動発生手段12
が発生する振動周波数以外の成分を分離する第2の濾波
部15cと、分離したこれらの成分に基づき圧力を算出
するとともに面状振動体11に印加される前記振動周波
数以外の振動成分を検出する算出部15dとを有する点
にある。
【0050】ここでは図1や図7に示した圧力Wの替わ
りに、重量物体(W)17が振動発生手段12上に置か
れる場合について述べる。重量物体17は外部から周波
数fwの振動が印加されるか、又は内部に周波数fwの
振動体を有し、の重量物体17全体が周波数fwで振動
しているものとする。実施例1や実施例2と同様に、振
動発生手段12では信号発生部14で発生する複数の異
なる周波数の発振信号に応じて面状振動体11aが振動
する。上記より、振動発生手段12による複数の異なる
周波数の振動と重量物体17の周波数fwの振動とが合
成され、電極12a,12b,13a,13bを含めた
面状振動体11全体がある特性をもって振動する。そし
てその振動に応じて振動検出手段13では圧電起電力が
発生する。発生した出力信号は振動発生手段12による
複数の異なる周波数成分をそれぞれ濾波する第1の濾波
部15aと振動発生手段12が発生する複数の異なる振
動周波数以外の成分を濾波する第2の濾波部15cでそ
れぞれの濾波部特性に基づき濾波される。すなわち、第
1の濾波部15aでは、振動検出手段13の出力信号の
うち成分が振動発生手段12による複数の異なる周波数
成分が濾波され、第2の濾波部15cでは振動検出手段
13の出力信号のうちfw成分が濾波される。
【0051】この時の信号発生部14の発振信号V0、
第1の濾波部15aの出力V1、第2の濾波部15cの
出力Vwの信号波形は、それぞれ図10のようになる。
同図より振動発生手段12に物体が置かれていない状態
(t<t1)では、V1とVwの振幅はそれぞれD0と
0である。そして時刻t1で重量物体17が例えば振動
発生手段12上に置かれるとすると、V1とVwの振幅
はD1とDwに変化する。算出部15dでは物体の重量
については実施例1と同様に図2に基づいてWと算出さ
れる。重量物体17の周波数fwの振動については例え
ば、算出部15dでその振幅Dwの大きさを検出して振
動の強度を算出する。なお、図10では、説明を簡素化
するために、信号発生部14の発振信号V0は、一つの
周波数だけを用いたが、振動発生手段12は複数の異な
る周波数で振動していることは明らかである。これによ
り、下記に示す利点が生じる。
【0052】上記作用により、圧力算出手段15が、振
動検出手段13の出力信号から振動発生手段12が発生
複数の異なる周波数の振動特性からそれぞれの成分のみ
を分離する第1の濾波部15aと、振動検出手段13の
出力信号から振動発生手段12が発生する振動周波数以
外の成分を分離する第2の濾波部15bとを有し、第1
の濾波部15aの出力信号に基づき振動発生手段12に
印加される圧力を算出し、第2の濾波部15cの出力信
号に基づき重量物体17に印加される前記振動周波数以
外の振動成分を検出するので、電極12a,12b,1
3a,13bを含めた面状振動体11を用いて圧力と振
動、すなわち静的な圧力と動的な圧力の双方を同時に検
出することができる。このときの静的な圧力は、複数の
異なる周波数の振動特性から算出されるので、外部信号
の重畳を検出できる地点を併せ持つことは明らかであ
る。なお、上記実施例では、重量物体17が振動発生手
段12に置かれたが、面状振動体11bや振動検出手段
13に置かれてもよいし、また、これらの中の1箇所以
上に置かれてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
かかる圧力検出装置は、振動発生手段と振動検出手段を
集積した一つの面状振動体に圧力が印加されると前記圧
力に応じて変化する前記面状振動体の所定の周波数の振
動特性を前記振動検出手段により算出しているため、簡
単な構成で圧力レベルを検出することができるという効
果がある。
【0054】さらに面状振動体に圧力が印加されたとき
出力信号が減少する領域の周波数を用いて、振動検出手
段により圧力を算出するため、圧力に対する振動検出手
段の出力の感度を種々選択でき、用途に応じて簡単な構
成で圧力を検出することができる。
【0055】また、本発明の請求項2にかかる圧力検出
装置は、面状振動体の共振周波数を用いているので、圧
力に対する振動検出手段の出力の感度を出力の減少する
方向で最大にできる。
【0056】また、本発明の請求項3にかかる圧力検出
装置は、面状振動体に圧力が印加されたとき出力信号が
増加する領域の周波数を用いて、振動検出手段により圧
力を算出するため、圧力に対する振動検出手段の出力の
感度を種々選択でき、用途に応じて簡単な構成で圧力を
検出することができる。
【0057】また、本発明の請求項4にかかる圧力検出
装置は、面状振動体の反共振周波数を用いているので、
圧力に対する振動検出手段の出力の感度を出力の増加す
る方向で最大にできる。
【0058】また、本発明の請求項5にかかる圧力検出
装置は、信号の振幅を可変できる信号発生部を有してい
るので、圧力に対する振動検出手段の出力の感度を用途
に応じて選択できる。
【0059】また、本発明の請求項6にかかる圧力検出
装置は、振動発生手段により複数の異なる周波数で面状
振動体を振動させ、それぞれの周波数の特有の振動特性
を振動検出手段により算出しているため、外部からの雑
音信号の重畳による異常信号を検出できる。
【0060】また、本発明の請求項7にかかる圧力検出
装置では、複数の異なる周波数の一つが面状振動体の共
振周波数であり、他の周波数が無感応周波数であるの
で、外部からの雑音信号の重畳による異常信号を感度よ
く検出できる。
【0061】また、本発明の請求項8にかかる圧力検出
装置では、複数の異なる周波数の一つが面状振動体の反
共振周波数であり、他の周波数が無感応周波数であるの
で、外部からの雑音信号の重畳による異常信号を感度よ
く検出できる。
【0062】また、本発明の請求項9にかかる圧力検出
装置では、複数の異なる周波数の一つが面状振動体の共
振周波数であり、他の周波数が反共振周波数であるの
で、外部からの雑音信号の重畳による異常信号を感度よ
く検出できる。
【0063】また、本発明の請求項10にかかる圧力検
出装置は、周波数の異なる複数の信号を発生する信号発
生部を備えているので、簡素な構成で、振動発生手段に
より複数の異なる周波数で面状振動体を振動させること
ができる。
【0064】また、本発明の請求項12にかかる圧力検
出装置は、周波数の異なる複数の信号をそれぞれ濾波す
る第1の濾波部を備えているので、それぞれの周波数で
の圧力算出を精度よく検出できる。
【0065】また、本発明の請求項13にかかる圧力検
出装置は、振動検出手段の出力信号から振動発生手段が
発生する複数の異なる周波数の振動成分のみを分離する
第1の濾波部と、前記振動検出手段の出力信号から前記
振動周波数以外の成分を分離する第2の濾波部とを備
え、分離したこれらの成分に基づき圧力を算出するとと
もに前記積層体に印加される前記振動周波数以外の振動
成分を検出するため、一つの面状振動体を用いて圧力と
振動、すなわち静的な圧力と動的な圧力の双方を同時に
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における圧力検出装置の構成
【図2】同圧力検出装置の信号発生部と振動検出手段の
出力信号の特性図
【図3】同圧力検出装置の信号発生部と振動検出手段の
出力信号の他の特性図
【図4】同圧力検出振動検出手段の出力信号の圧電起電
力Dと周波数との関係を示す特性図
【図5】(a)同圧力検出振動検出手段の出力信号の圧
電起電力Dと圧力Wとの関係を示す特性図 (b)同圧力検出振動検出手段の出力信号の圧電起電力
Dと圧力Wとの関係を示す特性図
【図6】同圧力検出装置の振動検出手段の出力信号の圧
電起電力の振幅Dと信号発生部からの信号の振幅V0との
関係を示す特性図
【図7】本発明の実施例2における圧力検出装置の構成
【図8】同圧力検出装置の他の構成図
【図9】本発明の実施例3における圧力検出装置の構成
【図10】同圧力検出装置の特性を示す特性図
【図11】従来の圧力検出装置のブロック図
【図12】同圧力検出装置における物体の接触位置L、
発信部の印加電圧の周波数f、及び圧電フィルムの出力
信号Vとの関係を示した特性図
【図13】従来の圧力検出装置の外観図
【図14】同圧力検出装置において指で絶縁保護フィル
ムを触れた際の様子を示した外観図
【符号の説明】
11 面状振動体 12 振動発生手段 12a,12b,13a,13b 電極 13 振動検出手段 14 信号発生部 15 圧力算出手段 15a 第1の濾波部 15b 第2の濾波部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】面状振動体の一端に設けられた振動発生手
    段と前記振動発生手段と分離して他端に設けられた振動
    検出手段と、前記面状振動体に印加される圧力を算出す
    る圧力算出手段を備え、前記振動発生手段により所定の
    周波数で前記面状振動体の一端を振動させ、前記面状振
    動体に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前
    記面状振動体の振動特性を前記振動検出手段により検出
    し、前記振動検出手段の出力信号に基づき前記圧力を前
    記圧力算出手段により算出するとともに、所定の周波数
    は、面状振動体に圧力が印加されたとき出力信号が減少
    する領域の周波数である圧力検出装置。
  2. 【請求項2】面状振動体の一端に設けられた振動発生手
    段と前記振動発生手段と分離して他端に設けられた振動
    検出手段と、前記面状振動体に印加される圧力を算出す
    る圧力算出手段を備え、前記振動発生手段により所定の
    周波数で前記面状振動体の一端を振動させ、前記面状振
    動体に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前
    記面状振動体の振動特性を前記振動検出手段により検出
    し、前記振動検出手段の出力信号に基づき前記圧力を前
    記圧力算出手段により算出するとともに、所定の周波数
    は、面状振動体の共振周波数である圧力検出装置。
  3. 【請求項3】面状振動体の一端に設けられた振動発生手
    段と前記振動発生手段と分離して他端に設けられた振動
    検出手段と、前記面状振動体に印加される圧力を算出す
    る圧力算出手段を備え、前記振動発生手段により所定の
    周波数で前記面状振動体の一端を振動させ、前記面状振
    動体に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前
    記面状振動体の振動特性を前記振動検出手段により検出
    し、前記振動検出手段の出力信号に基づき前記圧力を前
    記圧力算出手段により算出するとともに、所定の周波数
    は、面状振動体に圧力が印加されたとき出力信号が増加
    する領域の周波数である圧力検出装置。
  4. 【請求項4】面状振動体の一端に設けられた振動発生手
    段と前記振動発生手段と分離して他端に設けられた振動
    検出手段と、前記面状振動体に印加される圧力を算出す
    る圧力算出手段を備え、前記振動発生手段により所定の
    周波数で前記面状振動体の一端を振動させ、前記面状振
    動体に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前
    記面状振動体の振動特性を前記振動検出手段により検出
    し、前記振動検出手段の出力信号に基づき前記圧力を前
    記圧力算出手段により算出するとともに、所定の周波数
    は、面状振動体の反共振周波数である圧力検出装置。
  5. 【請求項5】振動発生手段を駆動する信号発生部は発生
    する信号の振幅を可変できる請求項1ないし5のいずれ
    か1項記載の圧力検出装置。
  6. 【請求項6】面状振動体の一端に設けられた振動発生手
    段と前記振動発生手段と分離して他端に設けられた振動
    検出手段と、前記面状振動体に印加される圧力を算出す
    る圧力算出手段を備え、前記振動発生手段により複数の
    異なる周波数で前記面状振動体の一端を振動させ、前記
    面状振動体に圧力が印加されると前記圧力に応じて変化
    する前記面状振動体の振動特性を複数の異なる周波数ご
    とに前記振動検出手段により検出し、前記振動検出手段
    の複数の異なる周波数ごとの出力信号に基づきそれぞれ
    前記圧力を前記圧力算出手段により算出する圧力検出装
    置。
  7. 【請求項7】複数の異なる周波数の一つが面状振動体の
    共振周波数で、他の周波数が無感応周波数である請求項
    6記載の圧力検出装置。
  8. 【請求項8】複数の異なる周波数の一つが面状振動体の
    反共振周波数で、他の周波数が無感応周波数である請求
    項6記載の圧力検出装置。
  9. 【請求項9】複数の異なる周波数の一つが面状振動体の
    共振周波数で、他の周波数が反共振周波数である請求項
    6記載の圧力検出装置。
  10. 【請求項10】振動発生手段は、周波数の異なる複数の
    信号を発生する信号発生部により駆動される請求項6記
    載の圧力検出装置。
  11. 【請求項11】圧力算出手段は、複数の振動それぞれの
    周波数成分を濾波する第1の濾波部を備えた請求項6項
    に記載の圧力検出装置。
  12. 【請求項12】圧力算出手段は、振動検出手段の出力信
    号から振動発生手段が発生する複数の振動それぞれの周
    波数成分を濾波する第1の濾波部と、前記振動検出手段
    の出力信号から前記周波数以外の成分を濾波する第2の
    濾波部とを備え、前記第1の濾波部の出力信号に基づき
    印加圧力を算出するとともに、前記第2の濾波部の出力
    信号に基づき前記周波数以外の成分の振動を検出する請
    求項6項に記載の圧力検出装置。
JP32741097A 1997-11-28 1997-11-28 圧力検出装置 Pending JPH11160167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32741097A JPH11160167A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 圧力検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32741097A JPH11160167A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 圧力検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11160167A true JPH11160167A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18198852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32741097A Pending JPH11160167A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 圧力検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11160167A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100363279B1 (ko) 반사모드초음파터치감응형스위치
US6336366B1 (en) Piezoelectrically tunable resonance frequency beam utilizing a stress-sensitive film
US5483501A (en) Short distance ultrasonic distance meter
US6263736B1 (en) Electrostatically tunable resonance frequency beam utilizing a stress-sensitive film
Ladabaum et al. Micromachined ultrasonic transducers: 11.4 MHz transmission in air and more
US8117913B2 (en) Angular velocity sensor
EP0840092A2 (en) A complementary electrostatic driving apparatus for a micro-actuator
Toda et al. Contact-type vibration sensors using curved clamped PVDF film
US6595058B2 (en) Method and apparatus for determining dynamic response of microstructure by using pulsed broad bandwidth ultrasonic transducer as BAW hammer
JPH08500431A (ja) 高感度センサー
EP1020704A1 (en) Angular velocity detector
Park et al. Optimum design of circular CMUT membranes for high quality factor in air
JP5348408B2 (ja) 物理量検出装置、物理量検出装置の異常診断システム及び物理量検出装置の異常診断方法
Guyomar et al. Sound wave transmission reduction through a plate using piezoelectric synchronized switch damping technique
JPH11160167A (ja) 圧力検出装置
JPH11108776A (ja) 圧力検出装置
JPH11160168A (ja) 圧力検出装置
JP2000028444A (ja) 圧力検出装置
Okada et al. New airborne ultrasonic transducer with high output sound pressure level
JPS6361920A (ja) 音響振動解析装置およびその製造方法
JP2000205934A (ja) 重量検出装置
JP5589171B2 (ja) 物理量検出装置用回路
JP2000039366A (ja) 圧力検出装置
JP2000214005A (ja) 圧力検出装置
JPH11108777A (ja) 圧力検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040315

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040413

RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20050624

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051227