JPH1116005A - 図形処理装置および図形処理方法 - Google Patents

図形処理装置および図形処理方法

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JPH1116005A
JPH1116005A JP9169830A JP16983097A JPH1116005A JP H1116005 A JPH1116005 A JP H1116005A JP 9169830 A JP9169830 A JP 9169830A JP 16983097 A JP16983097 A JP 16983097A JP H1116005 A JPH1116005 A JP H1116005A
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JP9169830A
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Inventor
Kazuo Fukahori
和生 深堀
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業平面を容易に、また自動的に移動するこ
とができる図形処理装置および図形処理方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 図形を任意の位置に作成し、作成した図
形に作成した順番に固有番号を発行し、作成した図形の
種類、頂点座標位置、属性を確保する図形作成処理手段
11と、図形作成処理手段11が図形を作成したときの
作業平面の固有番号を取得する作業平面ID取得手段1
7と、作業平面ID取得手段17で取得した作業平面の
固有番号と図形作成処理手段11で作成した図形の情報
である図形情報とを新たな図形情報として登録する図形
情報登録手段18とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元CADシス
テム等の図形処理装置および図形処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複雑な形状の設計に伴い、三次元
CADシステムによる作業が普及してきている。この三
次元CADシステムにおいては、コマンドの操作ステッ
プ数はシステム自体の操作性の良否を示す重要な要因で
ある。
【0003】三次元CADシステムにおいて、三次元モ
デルの設計は、二次元図形を作成、修正し、作成、修正
した二次元図形を用いて、引出し、回転等の三次元コマ
ンドによりソリッド化するという流れをとる。この三次
元モデルを設計する流れを以下、モデリングという。モ
デリングには、プリミティブ・モデルといった予め用意
されている簡単なモデル(立方体、円柱など)を利用す
る方法もある。しかし、ほとんどの場合、前述したよう
に、二次元図形を作成するという最初のステップが必要
となる。二次元図形を作成するには、二次元CADと同
じようなコマンドを用いて行うことになる。しかし、三
次元CADは、三次元空間上にて二次元図形を作成する
という点において二次元CADと大きく異なる。
【0004】通常、三次元空間上で二次元図形を作成す
るには、作業平面と呼ばれるX、Yの座標平面で行うこ
とになる。この作業平面を移動させることにより、任意
の空間上での二次元図形の作成が可能となる。
【0005】図7を用いて上述の作業平面について説明
する。図7は三次元CADシステム上での作業平面の説
明図である。図7において、20は作業領域、30は作
業平面シンボル、31はグローバル空間、32はローカ
ル空間である。三次元CADシステム側がもつ三次元空
間座標の示す空間をグローバル空間31と呼び、そのグ
ローバル空間31に作業平面の基準位置が置かれる。図
7では、作業平面の基準位置は、グローバル空間での座
標を(X、Y、Z)で表すと、(X、Y、Z)=(1
0、10、10)の座標で示される。ユーザは、グロー
バル空間でなく、この作業平面の座標を用いて図形を作
成する。この作業平面の座標が示す空間をローカル空間
32と呼ぶ。つまり、作業平面の基準位置のローカル座
標値は常に(0、0、0)となる。
【0006】作業平面の基準位置には作業平面シンボル
30が表示されることにより、ユーザが現在の作業平面
を認識することができる。この作業平面シンボル30の
X、Y方向を示す矢印を通る平面が作業平面となる。こ
の作業平面を任意のグローバル空間31の座標に配置す
ることで、三次元空間上での二次元図形作成を容易なも
のとしている。このように作業平面を任意のグローバル
空間31の座標に配置することをここでは、「作業平面
の移動」と呼ぶ。
【0007】作業平面の移動に関してはさまざまな方法
があり、モデルの面を指定する方法、2つの線を選択す
る方法、X、Y、Z方向の座標値で指定する方法、任意
の軸より回転する方法などがある。移動した作業平面を
再び移動させる従来の方法としては、再び上記方法を用
いて移動させるとか、上記移動の際に固有の名前を付け
てその名前を呼び出すとかの方法がある。固有の名前を
付けて呼び出す方法ではユーザがその名前を管理する必
要がある。
【0008】従来の図形処理装置における作業平面の移
動について図8を用いて説明する。図8は三次元CAD
システムの基本的な表示画面を示す画面図である。図8
において、2は表示装置、20は図形を三次元空間上で
作成していく作図領域、21はコマンドを選択するコマ
ンド領域、22は図形を作成するための作図コマンド領
域、23は作業平面を移動するための作業平面コマンド
領域、24はコマンドの選択や、図形の選択、位置の指
定を行うために表示されるカーソル、30は作業平面シ
ンボルである。
【0009】ユーザは作業平面コマンド領域23で作業
平面移動コマンドを選択して、作業平面の移動を行う。
作業平面の移動は、グローバル空間で基準座標値を指定
し、グローバル空間のX、Y、Zの各方向ベクトルを指
定することで実行される。このとき、ユーザが後で再び
利用できるように、作業平面に前もって固有の名前を付
けておく必要がある。移動された作業平面にはID(固
有番号)が付けられ、作業平面の情報として、ID、グ
ローバル空間座標、グローバル空間での各方向のベクト
ル、ユーザが指定した固有の名前が登録される。以前に
移動した作業平面を再び利用するときは、ユーザが指定
しておいた固有の名前に基づいて作業平面の情報を検索
することにより作業平面を移動する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図形処理装置における作業平面の移動方法では、ユ
ーザが移動した作業平面とその固有の名前を管理しなけ
ればならず、また、作業平面を移動する毎に固有の名前
を指定しなければならないという問題点を有していた。
【0011】この図形処理装置および図形処理方法で
は、固有の名前を管理、指定することなく、作業平面を
容易に移動できることが要求されている。
【0012】本発明は、固有の名前を管理、指定するこ
となく、作業平面を容易に、また自動的に移動すること
ができる図形処理装置、および、固有の名前を管理、指
定することなく、作業平面を容易に、また自動的に移動
するための図形処理方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の図形処理装置は、要求された情報を処理する
中央処理装置と、ウィンドウ、図形要素、文字などを表
示する表示装置と、文字、数値、位置などのデータを入
力する入力装置と、オペレーションシステム、ウィンド
ウシステムなど実行中のプログラムを記憶するための主
記憶装置と、形状データベース、保存領域等を記憶する
二次記憶装置とを有する図形処理装置であって、中央処
理装置は、図形を任意の位置に作成し、作成した図形に
作成した順番に固有番号を発行し、作成した図形の種
類、頂点座標位置、属性を確保する図形作成処理手段
と、図形作成処理手段が図形を作成したときの作業平面
の固有番号を取得する作業平面ID取得手段と、作業平
面ID取得手段で取得した作業平面の固有番号と図形作
成処理手段で作成した図形の情報である図形情報とを新
たな図形情報として登録する図形情報登録手段とを有す
る構成を備えている。
【0014】これにより、固有の名前を管理、指定する
ことなく、作業平面を容易に、また自動的に移動するこ
とができる図形処理装置が得られる。
【0015】上記課題を解決するための本発明の図形処
理方法は、要求された情報を処理する中央処理装置と、
ウィンドウ、図形要素、文字などを表示する表示装置
と、文字、数値、位置などのデータを入力するキーボー
ド、タブレット、マウス等の入力装置と、オペレーショ
ンシステム、ウィンドウシステムなど実行中のプログラ
ムを記憶するための主記憶装置と、形状データベース、
保存領域等を記憶する二次記憶装置とを有する図形処理
装置における図形処理方法であって、図形を任意の位置
に作成し、作成した図形に作成した順番に固有番号を発
行し、作成した図形の種類、頂点座標位置、属性を確保
する図形作成処理ステップと、図形作成処理ステップで
図形を作成したときの作業平面の固有番号を取得する作
業平面ID取得ステップと、作業平面ID取得ステップ
で取得した作業平面の固有番号と図形作成処理ステップ
で作成した図形の情報である図形情報とを新たな図形情
報として登録する図形情報登録ステップとを有する構成
を備えている。
【0016】これにより、固有の名前を管理、指定する
ことなく、作業平面を容易に、また自動的に移動するた
めの図形処理方法が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、要求された情報を処理する中央処理装置と、ウィン
ドウ、図形要素、文字などを表示する表示装置と、文
字、数値、位置などのデータを入力する入力装置と、オ
ペレーションシステム、ウィンドウシステムなど実行中
のプログラムを記憶するための主記憶装置と、形状デー
タベース、保存領域等を記憶する二次記憶装置とを有す
る図形処理装置であって、中央処理装置は、図形を任意
の位置に作成し、作成した図形に作成した順番に固有番
号を発行し、作成した図形の種類、頂点座標位置、属性
を確保する図形作成処理手段と、図形作成処理手段が図
形を作成したときの作業平面の固有番号を取得する作業
平面ID取得手段と、作業平面ID取得手段で取得した
作業平面の固有番号と図形作成処理手段で作成した図形
の情報である図形情報とを新たな図形情報として登録す
る図形情報登録手段とを有することとしたものであり、
作業平面の固有番号と図形情報とを合わせた新たな図形
情報が作成され、図形情報から作業平面の固有番号が検
索されるという作用を有する。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、中央処理装置は、既存の図形を選択
し、選択した図形の持つ固有番号を取得する図形選択処
理手段と、図形選択処理手段で取得した固有番号に基づ
いて図形情報登録手段で登録した図形情報の中から図形
選択処理手段で取得した固有番号に対応する図形情報を
検索して取得する図形情報取得手段と、図形情報取得手
段で取得した図形情報から作業平面の固有番号を取得す
る作業平面ID取得手段と、作業平面の固有番号に対応
する作業平面情報を取得する作業平面情報取得手段と、
作業平面情報取得手段で取得した作業平面情報に基づい
て作業平面を移動させる作業平面移動処理手段とを有す
ることとしたものであり、取得した作業平面の固有番号
に基づく作業平面情報に基づいて作業平面が移動すると
いう作用を有する。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、作業平面移動処理手段は、既存図形作
成の作業平面から既存図形を自動的に所定量だけオフセ
ットさせることとしたものであり、作業平面情報に基づ
く作業平面からの所定量の移動が自動的になされるとい
う作用を有する。
【0020】請求項4に記載の発明は、図形を任意の位
置に作成し、作成した図形に作成した順番に固有番号を
発行し、作成した図形の種類、頂点座標位置、属性を確
保する図形作成処理ステップと、図形作成処理ステップ
で図形を作成したときの作業平面の固有番号を取得する
作業平面ID取得ステップと、作業平面ID取得ステッ
プで取得した作業平面の固有番号と図形作成処理ステッ
プで作成した図形の情報である図形情報とを新たな図形
情報として登録する図形情報登録ステップとを有するこ
ととした図形処理方法であり、作業平面の固有番号と図
形情報とを合わせた新たな図形情報が作成され、図形情
報から作業平面の固有番号が検索されるという作用を有
する。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、既存の図形を選択し、選択した図形の
持つ固有番号を取得する図形選択処理ステップと、図形
選択処理ステップで取得した固有番号に基づいて図形情
報登録ステップで登録した図形情報の中から図形選択処
理ステップで取得した固有番号に対応する図形情報を検
索する図形情報取得ステップと、図形情報取得ステップ
で検索した図形情報から作業平面の固有番号を取得する
作業平面ID取得ステップと、作業平面の固有番号に対
応する作業平面情報を取得する作業平面情報取得ステッ
プと、作業平面情報取得ステップで取得した作業平面情
報に基づいて作業平面を移動させる作業平面移動処理ス
テップとを有することとした図形処理方法であり、取得
した作業平面の固有番号に基づく作業平面情報に基づい
て作業平面が移動するという作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による図
形処理装置を示すブロック図である。図1において、1
は要求された情報を処理する中央処理装置、2はウィン
ドウ、図形要素、文字などを表示する表示装置、3は文
字、数値、位置などのデータを入力するキーボード、タ
ブレット、マウス等の入力装置、4はオペレーションシ
ステム、ウィンドウシステムなど実行中のプログラムを
記憶するための主記憶装置、5は形状データベース、保
存領域等を記憶する二次記憶装置、11は図形を作成す
る図形作成処理手段、12は図形を選択する図形選択処
理手段、13は位置を指定する位置指定処理手段、14
は作業平面を任意の位置に移動する作業平面移動処理手
段、15は作業平面の情報を登録する作業平面情報登録
手段、16は作業平面の情報を取得する作業平面情報取
得手段、17は現作業平面のID(固有番号)を取得す
る作業平面ID取得手段、18は図形情報に作業平面を
関連づけて登録する図形情報登録手段、19は図形情報
を検索取得する図形情報取得手段である。手段11〜1
9は中央処理装置1を構成する。
【0023】以上のように構成された図形処理装置につ
いて、図形を作成したときの作業平面の関連づけを図2
を用いて説明する。図2は図1の図形処理装置の動作を
示すフローチャートである。
【0024】まず、図形作成処理手段11は、図形を任
意の位置に作成する(S1)。次に、図形作成処理手段
11は、作成された図形に対して、作成された順番に固
有の番号であるIDを発行する(S2)。また、作成さ
れた図形の種類、頂点座標位置、属性を確保する。次
に、作業平面ID取得手段17は、ステップ1で図形を
作成したときの作業平面のIDを取得する(S3)。
【0025】ここで、作業平面のIDの取得方法につい
て述べる。作業平面を移動する際には、作業平面移動処
理手段14は、作業平面を移動した順番にIDを発行す
る。
【0026】このIDと共に作業平面のグローバル空間
座標値、グローバル空間におけるX、Y、Z方向のベク
トル値を図3に示すようなフォーマットで作成する。図
3は作業平面情報を示す情報図である。
【0027】次に、作業平面情報登録手段15は、図3
に示すような作業平面情報を二次記憶装置5の作業平面
情報領域に登録する。これを図4に示す。図4は二次記
憶装置5における情報領域を示す情報領域説明図であ
る。図4において、中央処理装置1、二次記憶装置5は
図1と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略
する。51は作業平面情報領域、52は図形情報領域で
ある。作業平面情報の作業平面情報領域51への登録に
おいては、作業平面が移動されたときの一番新しい情報
が一番先頭にあるようにする。これにより、作業平面情
報取得手段16は、登録されている作業平面情報の先頭
情報を取得することで、現在の作業平面のIDを取得す
ることができる。
【0028】次に、図形情報登録手段18は、ステップ
3で取得した作業平面IDと図形を作成したときの図形
情報とを図5に示すようなフォーマットで合体した新た
な図形情報を二次記憶装置5の図形情報領域52に登録
する(S4)。図5は新たな図形情報を示す情報図であ
る。
【0029】以上のように本実施の形態1によれば、図
形を任意の位置に作成し、作成した図形に作成した順番
にIDを発行し、作成した図形の種類、頂点座標位置、
属性を確保する図形作成処理手段11と、図形作成処理
手段11が図形を作成したときの作業平面のIDを取得
する作業平面ID取得手段17と、作業平面ID取得手
段17で取得した作業平面のIDと図形作成処理手段1
1で作成した図形の情報である図形情報とを新たな図形
情報として登録する図形情報登録手段18とを有するよ
うにしたことにより、作業平面のIDと図形情報とを合
わせた新たな図形情報を容易に作成することができ、そ
の新たな図形情報から作業平面のIDを容易に検索する
ことができる。
【0030】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
よる図形処理装置の構成は図1と同様であるので、その
説明は省略する。本実施の形態が実施の形態1と異なる
のは中央処理装置1の動作である。
【0031】本実施の形態2による図形処理装置につい
て、図形を作成したときの作業平面への移動を図6を用
いて説明する。図6は実施の形態2による図形処理装置
の動作を示すフローチャートである。
【0032】まず、図形選択処理手段12は、既存の図
形を選択し(S11)、選択した図形の持つIDを取得
する(S12)。次に、図形情報取得手段19は、登録
されている図形情報から、ステップ12で取得したID
に対応する図形情報を検索、取得する(S13)。図形
情報は図4に示す図形情報領域52に格納されており、
この領域から指定のIDを持つ図形情報を取得すること
ができる。
【0033】ステップ13で取得した図形情報には、図
5に示すように、その図形を作成したときの作業平面の
IDが含まれており、図形情報からそのIDを取得する
(S14)。作業平面情報登録手段15はこの時点まで
に移動した作業平面の情報をIDと共に作業平面情報と
して登録しているので、作業平面情報取得手段16は、
ステップ14で取得した作業平面IDから、このIDを
持つ作業平面のグローバル空間での基準位置とX、Y、
Z方向ベクトルとを取得する(S15)。グローバル空
間での基準位置とX、Y、Z方向ベクトルとを取得する
ことにより作業平面の移動が可能となる。
【0034】次に、作業平面移動処理手段14は、ステ
ップ15で取得した基準位置とベクトルを用いて作業平
面を移動する(S16)。これにより、指定した既存図
形を作成したときの作業平面にその図形は移動されるこ
とになる。既存の図形情報により作業平面を移動した場
合は、作業平面情報取得手段16は、全ての作業平面情
報を取得し、移動した作業平面の情報を先頭に入れ替
え、再び作業平面情報登録手段15は登録をやり直す
(S17)。
【0035】以上のように本実施の形態2によれば、既
存の図形を選択し、選択した図形の持つIDを取得する
図形選択処理手段12と、図形選択処理手段12で取得
したIDに基づいて図形情報登録手段18で登録した図
形情報の中から図形選択処理手段12で取得したIDに
対応する図形情報を検索して取得する図形情報取得手段
19と、図形情報取得手段19で取得した図形情報から
作業平面のIDを取得する作業平面ID取得手段17
と、作業平面のIDに対応する作業平面情報を取得する
作業平面情報取得手段16と、作業平面情報取得手段1
6で取得した作業平面情報に基づいて作業平面を移動さ
せる作業平面移動処理手段14とを有するようにしたこ
とにより、図形情報取得手段19で取得した図形情報か
ら取得した作業平面のIDに基づく作業平面情報として
の基準位置とX、Y、Zベクトルに基づいて作業平面を
移動することができる。
【0036】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
よる図形処理装置の構成は図1と同様であるので、その
説明は省略する。本実施の形態3が実施の形態1と異な
るのは中央処理装置1の動作である。
【0037】本実施の形態3は、あるコマンドに図6の
ルーチンを組み込むことを特徴とするものである。たと
えば、或る作業平面で作成した直線をその作業平面上に
平行にオフセットする場合には、まず作業平面をその直
線を作成したときの作業平面に移動する必要があるが、
これは図6のルーチンで行うことができる。そして、平
行にオフセットするコマンドを実行することにより、上
記直線のオフセット移動を自動的に行うことができる。
このコマンドの実行は作業平面移動処理手段14が行
う。
【0038】以上のように本実施の形態3によれば、作
業平面移動処理手段14は、既存図形作成の作業平面か
ら既存図形を自動的に所定量だけオフセットさせるよう
にしたことにより、作業平面情報に基づく作業平面の所
定量の移動を自動的に行うことができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、図形を任意の位置に作成し、作成した図形に作成
した順番に固有番号を発行し、作成した図形の種類、頂
点座標位置、属性を確保する図形作成処理手段と、図形
作成処理手段が図形を作成したときの作業平面の固有番
号を取得する作業平面ID取得手段と、作業平面ID取
得手段で取得した作業平面の固有番号と図形作成処理手
段で作成した図形の情報である図形情報とを新たな図形
情報として登録する図形情報登録手段とを有することに
より、作業平面の固有番号と図形情報とを合わせた新た
な図形情報を容易に作成することができ、その新たな図
形情報から作業平面の固有番号を容易に検索することが
できるので、固有の名前を管理、指定することなく、既
存図形の作業平面の移動を容易に行うことが可能になる
という有利な効果が得られる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、既存の図形を選択し、選択した
図形の持つ固有番号を取得する図形選択処理手段と、図
形選択処理手段で取得した固有番号に基づいて図形情報
登録手段で登録した図形情報の中から図形選択処理手段
で取得した固有番号に対応する図形情報を検索して取得
する図形情報取得手段と、図形情報取得手段で取得した
図形情報から作業平面の固有番号を取得する作業平面I
D取得手段と、作業平面の固有番号に対応する作業平面
情報を取得する作業平面情報取得手段と、作業平面情報
取得手段で取得した作業平面情報に基づいて作業平面を
移動させる作業平面移動処理手段とを有することによ
り、取得した図形情報から取得した作業平面の固有番号
に基づく作業平面情報に基づいて作業平面を容易に移動
することができるので、固有の名前を管理、指定するこ
となく、既存図形の作業平面の移動を容易に行うことが
できるという有利な効果が得られる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明において、作業平面移動処理手段は、既存
図形作成の作業平面から既存図形を自動的に所定量だけ
オフセットさせることにより、固有の名前を管理、指定
することなく、作業平面情報に基づく作業平面からの所
定量の移動を自動的に行うことができるという有利な効
果が得られる。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、図形を任
意の位置に作成し、作成した図形に作成した順番に固有
番号を発行し、作成した図形の種類、頂点座標位置、属
性を確保する図形作成処理ステップと、図形作成処理ス
テップで図形を作成したときの作業平面の固有番号を取
得する作業平面ID取得ステップと、作業平面ID取得
ステップで取得した作業平面の固有番号と図形作成処理
ステップで作成した図形の情報である図形情報とを新た
な図形情報として登録する図形情報登録ステップとを有
することにより、作業平面の固有番号と図形情報とを合
わせた新たな図形情報が容易に作成され、その新たな図
形情報から作業平面の固有番号が容易に検索されるの
で、固有の名前を管理、指定することなく、既存図形の
作業平面の移動が容易に行われるという有利な効果が得
られる。
【0043】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明において、既存の図形を選択し、選択した
図形の持つ固有番号を取得する図形選択処理ステップ
と、図形選択処理ステップで取得した固有番号に基づい
て図形情報登録ステップで登録した図形情報の中から図
形選択処理ステップで取得した固有番号に対応する図形
情報を検索する図形情報取得ステップと、図形情報取得
ステップで検索した図形情報から作業平面の固有番号を
取得する作業平面ID取得ステップと、作業平面の固有
番号に対応する作業平面情報を取得する作業平面情報取
得ステップと、作業平面情報取得ステップで取得した作
業平面情報に基づいて作業平面を移動させる作業平面移
動処理ステップとを有することにより、取得した図形情
報から取得した作業平面の固有番号に基づく作業平面情
報に基づいて作業平面が容易に移動されるので、固有の
名前を管理、指定することなく、既存図形の作業平面の
移動が容易に行われるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による図形処理装置を示
すブロック図
【図2】図1の図形処理装置の動作を示すフローチャー
【図3】作業平面情報を示す情報図
【図4】二次記憶装置における情報領域を示す情報領域
説明図
【図5】新たな図形情報を示す情報図
【図6】実施の形態2による図形処理装置の動作を示す
フローチャート
【図7】三次元CADシステム上での作業平面の説明図
【図8】三次元CADシステムの基本的な表示画面を示
す画面図
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 表示装置 3 入力装置 4 主記憶装置 5 二次記憶装置 11 図形作成処理手段 12 図形選択処理手段 13 位置指定処理手段 14 作業平面移動処理手段 15 作業平面情報登録手段 16 作業平面情報取得手段 17 作業平面ID取得手段 18 図形情報登録手段 19 図形情報取得手段 20 作図領域 21 コマンド領域 22 作図コマンド領域 23 作業平面コマンド領域 24 カーソル 30 作業平面シンボル 31 グローバル空間 32 ローカル空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】要求された情報を処理する中央処理装置
    と、ウィンドウ、図形要素、文字などを表示する表示装
    置と、文字、数値、位置などのデータを入力する入力装
    置と、オペレーションシステム、ウィンドウシステムな
    ど実行中のプログラムを記憶するための主記憶装置と、
    形状データベース、保存領域等を記憶する二次記憶装置
    とを有する図形処理装置であって、前記中央処理装置
    は、図形を任意の位置に作成し、前記作成した図形に作
    成した順番に固有番号を発行し、前記作成した図形の種
    類、頂点座標位置、属性を確保する図形作成処理手段
    と、前記図形作成処理手段が図形を作成したときの作業
    平面の固有番号を取得する作業平面ID取得手段と、前
    記作業平面ID取得手段で取得した作業平面の固有番号
    と前記図形作成処理手段で作成した図形の情報である図
    形情報とを新たな図形情報として登録する図形情報登録
    手段とを有することを特徴とする図形処理装置。
  2. 【請求項2】前記中央処理装置は、既存の図形を選択
    し、前記選択した図形の持つ固有番号を取得する図形選
    択処理手段と、前記図形選択処理手段で取得した固有番
    号に基づいて前記図形情報登録手段で登録した図形情報
    の中から前記図形選択処理手段で取得した固有番号に対
    応する図形情報を検索して取得する図形情報取得手段
    と、前記図形情報取得手段で取得した図形情報から作業
    平面の固有番号を取得する作業平面ID取得手段と、前
    記作業平面の固有番号に対応する作業平面情報を取得す
    る作業平面情報取得手段と、前記作業平面情報取得手段
    で取得した作業平面情報に基づいて作業平面を移動させ
    る作業平面移動処理手段とを有することを特徴とする請
    求項1に記載の図形処理装置。
  3. 【請求項3】前記作業平面移動処理手段は、前記既存図
    形作成の作業平面から前記既存図形を自動的に所定量だ
    けオフセットさせることを特徴とする請求項2に記載の
    図形処理装置。
  4. 【請求項4】図形を任意の位置に作成し、前記作成した
    図形に作成した順番に固有番号を発行し、前記作成した
    図形の種類、頂点座標位置、属性を確保する図形作成処
    理ステップと、前記図形作成処理ステップで図形を作成
    したときの作業平面の固有番号を取得する作業平面ID
    取得ステップと、前記作業平面ID取得ステップで取得
    した作業平面の固有番号と前記図形作成処理ステップで
    作成した図形の情報である図形情報とを新たな図形情報
    として登録する図形情報登録ステップとを有することを
    特徴とする図形処理方法。
  5. 【請求項5】既存の図形を選択し、前記選択した図形の
    持つ固有番号を取得する図形選択処理ステップと、前記
    図形選択処理ステップで取得した固有番号に基づいて前
    記図形情報登録ステップで登録した図形情報の中から前
    記図形選択処理ステップで取得した固有番号に対応する
    図形情報を検索する図形情報取得ステップと、前記図形
    情報取得ステップで検索した図形情報から作業平面の固
    有番号を取得する作業平面ID取得ステップと、前記作
    業平面の固有番号に対応する作業平面情報を取得する作
    業平面情報取得ステップと、前記作業平面情報取得ステ
    ップで取得した作業平面情報に基づいて作業平面を移動
    させる作業平面移動処理ステップとを有することを特徴
    とする請求項4に記載の図形処理方法。
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