JPH11159981A - ヒートパイプ熱結合装置 - Google Patents

ヒートパイプ熱結合装置

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JPH11159981A
JPH11159981A JP9328338A JP32833897A JPH11159981A JP H11159981 A JPH11159981 A JP H11159981A JP 9328338 A JP9328338 A JP 9328338A JP 32833897 A JP32833897 A JP 32833897A JP H11159981 A JPH11159981 A JP H11159981A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat pipe
heat
coupling member
thermal coupling
thermally
Prior art date
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Application number
JP9328338A
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English (en)
Inventor
Takao Matsui
孝夫 松井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、簡便な組立作業を実現したうえ
で、高精度な熱結合を実現し得るようにすることにあ
る。 【解決手段】略直交配置される第1及び第2の構造体1
0,11のうち一方の第2の構造体11の第2のヒート
パイプ13に配管方向と略直交する方向に露出される結
合部13aを第1の構造体10の内面側に対応させて設
けて、この結合部13aに対して熱結合部材14を熱的
に結合配置し、ボルト部材16を第1の構造体10の外
部から該第1の構造体10に挿通させた後、熱結合部材
14の蓋体15に固着したナット部材15aに螺合さ
せ、ボルト部材16を螺合調整して熱結合部材14を第
1の構造体10に圧接させることにより、第1の構造体
10を第2のヒートパイプ13に対して熱結合部材14
を介して熱的に結合させるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
を含む宇宙航行体の熱制御を行うヒートパイプ同士を熱
結合するのに用いるヒートパイプ熱結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、宇宙開発の分野においては、
宇宙搭載機器等の発熱体を温度制御する熱制御手段とし
て、熱輸送するヒートパイプを用いて発熱体の熱量を宇
宙航行体本体の周壁に導いて、この熱量を宇宙空間に放
熱することにより、熱制御を行う方法が採られている。
【0003】ところで、上記宇宙航行体を含む宇宙構造
物は、一般に、ハニカム構造の構造体で形成され、その
構造体内には、上記ヒートパイプがそれぞれ埋設されて
該ヒートパイプにより熱制御される。これにより、構造
体に対して熱的に結合されて配置される発熱体は、ヒー
トパイプで熱制御されている構造体を介して所望の温度
状態に制御される。
【0004】そこで、宇宙構造物を構成する複数の構造
体は、高効率な熱制御を実現するために、それぞれ隣接
する構造体に埋設されるヒートパイプと熱的に結合され
て全体が均一な温度状態に設定されように取付配置され
る。
【0005】このような一方の構造体に埋設されたヒー
トパイプを隣接する構造体と熱結合させるヒートパイプ
熱結合手段としては、ヒートパイプの端部に結合部材を
熱的に結合させて取付けて、この結合部材を隣接する構
造体に螺子止め等により、所定の圧力を持たせて取付け
ることにより、構造体相互間を熱的に結合させる。これ
により、宇宙構造物として、全体が略均一に熱制御され
て、所望の温度状態に設定される。
【0006】しかしながら、上記ヒートパイプ熱結合手
段では、構造体を構造物として、組立てた状態におい
て、その構造体の内部側に結合部材を取付けなければな
らないために、その組立作業が非常に面倒であるという
問題を有する。
【0007】係る問題は、宇宙構造物が、通常、宇宙空
間への輸送等を考慮して、最小限の容積を有するように
設計されることで、製作の際の重大な課題の一つとなっ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のヒートパイプ熱結合手段では、その組立作業が非常
に面倒であるという問題を有する。この発明は上記の事
情に鑑みてなされたもので、簡便な組立作業を実現した
うえで、確実にして、高精度な熱結合を実現し得るよう
にしたヒートパイプ熱結合装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1の構造
体に埋設され、該第1の構造体を熱制御する第1のヒー
トパイプと、前記第1の構造体に対して略直交して組合
わせ配置される第2の構造体に対して一端部が配管方向
と略直交する方向に露出されて埋設される該第2の構造
体を熱制御する第2のヒートパイプと、この第2のヒー
トパイプの一端部に熱結合されて取付けられるものであ
って、前記第1の構造体の一方面に圧接される取付面を
有し、該取付面に複数の螺子穴が設けられた熱結合部材
と、この熱結合部材の取付面を前記第1の構造体の一方
面に対向配置させた状態で、前記第1の構造体の他方面
側から該第1の構造体に挿通されて前記熱結合部材の螺
子穴に螺着され、該熱結合部材の取付面を前記第1の構
造体に圧接して熱結合させるボルト部材とを備えてヒー
トパイプ熱結合装置を構成したものである。
【0010】上記構成によれば、第1及び第2の構造体
を組立てた状態で、ボルト部材を、第1の構造体の他方
面側から該第1の構造体を挿通させて、第2の構造体の
第2のヒートパイプに熱結合されて取付けられた熱結合
部材の螺子穴に対して該熱結合部材を、第1の構造体の
一方面に圧接させるように螺着することにより、第1の
構造体が、熱結合部材を介して第2の構造体の第2のヒ
ートパイプと熱的に結合される。従って、第1及び第2
の構造体の組立後に、ボルト部材を熱結合部材の螺子穴
に螺着するだけの作業で、相互間の確実な熱結合が実現
され、相互間の効率的な熱伝導が可能となり、熱結合作
業の簡略化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明
の一実施の形態に係るヒートパイプ熱結合装置を示すも
ので、第1及び第2の構造体10,11は、例えばハニ
カム構造に形成されて図示しない取付装置により略直交
して取付配置され、宇宙構造物を構成する。これら第1
及び第2の構造体10,11には、熱輸送用の第1及び
第2のヒートパイプ12,13が、例えば複数本埋設さ
れる。
【0012】第1及び第2のヒートパイプ12,13に
は、それぞれ一端部に配管方向と略直交する方向(第1
の構造体の面方向)に露出される結合部13a(図1に
おいては、図の都合上、第2のヒートパイプ側のみ図
示)が第1の構造体10の面方向に対応して設けられ
る。そして、この結合部13aには、例えばアルミニウ
ム製の熱結合部材14が熱的に結合されて取付けられ
る。
【0013】熱結合部材14には、凹状の複数の収容部
14aが設けられ、この収容部14aには、第2のヒー
トパイプ13の結合部13aがそれぞれ収容される。そ
して、熱結合部材14の収容部14a上には、蓋体15
が第2のヒートパイプ13の結合部13aが収容された
状態で被されて、例えば蓋体15が収容部14aの側壁
等に螺着され、第2のヒートパイプ13の結合部13a
が熱的に結合されるように固着される。
【0014】また、熱結合部材14には、取付面14b
が第1の構造体10の内面側に対応して設けられ、この
取付面14bには、透孔(図の都合上、図示せず)を有
する取付部14cが所定の間隔を有して設けられる(図
2参照)。そして、この複数の取付部14cの透孔(図
示せず)に対向する蓋体15には、例えばナット部材1
5aがそれぞれ位置調整可能に取付けられる。
【0015】上記第1の構造体10には、図2に示すよ
うに複数の挿通穴10aが熱結合部材14の取付部14
cに対応して設けられる。そして、この第1の構造体1
0の挿通穴10aには、該第1の構造体10の外面側
(一端面側)よりそれぞれボルト部材16が挿入され、
このボルト部材16の先端部が熱結合部材14の取付部
14cの透孔(図示せず)に挿入されて蓋体15のナッ
ト部材15aに螺合される。これにより、熱結合部材1
4は、ボルト部材16が締付けられると、その取付面1
4aが第1の構造体10の内面側に圧接され、該第1の
構造体10と第2の構造体11の第2のヒートパイプ1
3とを熱的に結合させる。
【0016】なお、第1の構造体10は、その第1のヒ
ートパイプ12が略直交配置される図示しない他の構造
体と、略同様に熱結合部材14を介して熱的に結合さ
れ、第2の構造体11は、略直交配置される他の構造体
のヒートパイプと、略同様に熱結合部材14を介して熱
的に結合され、宇宙構造物全体が熱的に結合される。
【0017】上記構成において、第1及び第2の構造体
10,11が上記取付装置により、略直交して結合され
た状態において、第2の構造体11の第2のヒートパイ
プ13に熱的に結合されて取付けられた熱結合部材14
は、その取付面14bが第1の構造体10の内面側に対
向される。ここで、第1の構造体10の挿通穴10aに
ボルト部材16が挿入されて、該ボルト部材16の先端
部が熱結合部材14の取付部14cの透孔(図示せず)
に挿通され、蓋体15のナット部材15aに螺着され
る。ここで、ボルト部材16は、ナット部材15aに対
して締付けられると、熱結合部材14の取付面14bを
第1の構造体10に圧接する。これにより、第2の構造
体11の第2のヒートパイプ13は、熱結合部材14を
介して第1の構造体10と熱的に結合され、相互間の高
効率な熱伝導が実現され、図示しない発熱体の高効率な
熱制御が実現される。
【0018】このように、上記ヒートパイプ熱結合装置
は、略直交配置される第1及び第2の構造体10,11
のうち一方の第2の構造体11の第2のヒートパイプ1
3に配管方向と略直交する方向に露出される結合部13
aを第1の構造体10の内面側に対応させて設けて、こ
の結合部13aに対して熱結合部材14を熱的に結合配
置し、ボルト部材16を第1の構造体10の外部から該
第1の構造体10に挿通させた後、熱結合部材14の蓋
体15に固着したナット部材15aに螺合させ、ボルト
部材16を螺合調整して熱結合部材14を第1の構造体
10に圧接させることにより、第1の構造体10を第2
のヒートパイプ13に対して熱結合部材14を介して熱
的に結合させるように構成した。
【0019】これによれば、第1及び第2の構造体1
0,11の組付け状態において、ボルト部材16を、第
1の構造体10の外部側から該第1の構造体10を挿通
させて、熱結合部材14の蓋体15のナット部材15a
に螺合させ、該熱結合部材14を第1の構造体14の内
面に圧接するように螺合調整することにより、第1の構
造体10が第2の構造体11の第2のヒートパイプ12
に熱結合部材14を介して熱的に結合され、相互間で効
率的な熱伝導が実現される。したがって、宇宙構造物の
組立作業に影響されることなく、簡便な取付作業が実現
され、宇宙構造物の設計を含む製作の簡略化が図れる。
【0020】なお、上記実施の形態では、熱結合部材1
4を構成する蓋体15にナット部材15aを位置調整自
在に設けるように構成した場合で説明したが、これに限
ることなく、例えば熱結合部材14の取付部14cに螺
子穴を設けたり、あるいは熱結合部材14に固着される
蓋体15に螺子穴を設け、この螺子穴にボルト部材16
を螺着するように構成することも可能である。よって、
この発明は上記実施の形態に限ることなく、その他、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得
ることは勿論のことである。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡便な組立作業を実現したうえで、確実にして、高
精度な熱結合を実現し得るようにしたヒートパイプ熱結
合装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るヒートパイプ熱
結合装置を示した図。
【図2】図1の一部を断面して示した図。
【符号の説明】
10,11…第1及び第2の構造体。 10a…挿通穴。 12,13…第1及び第2のヒートパイプ。 13a…結合部。 14…熱結合部材。 14a…収容部。 14b…取付面。 14c…取付部。 15…蓋体。 15a…ナット部材。 16…ボルト部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の構造体に埋設され、該第1の構造
    体を熱制御する第1のヒートパイプと、 前記第1の構造体に対して略直交して組合わせ配置され
    る第2の構造体に対して一端部が配管方向と略直交する
    方向に露出されて埋設される該第2の構造体を熱制御す
    る第2のヒートパイプと、 この第2のヒートパイプの一端部に熱結合されて取付け
    られるものであって、前記第1の構造体の一方面に圧接
    される取付面を有し、該取付面に複数の螺子穴が設けら
    れた熱結合部材と、 この熱結合部材の取付面を前記第1の構造体の一方面に
    対向配置させた状態で、前記第1の構造体の他方面側か
    ら該第1の構造体に挿通されて前記熱結合部材の螺子穴
    に螺着され、該熱結合部材の取付面を前記第1の構造体
    に圧接して熱結合させるボルト部材とを具備したヒート
    パイプ熱結合装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の構造体には、熱結合部材の複
    数の螺子穴に対応して複数の挿通穴が設けられたことを
    特徴とする請求項1記載のヒートパイプ熱結合装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の螺子穴は、ナット部材で構成
    され、熱結合部材に位置調整自在に設けられることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のヒートパイプ熱結合装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の比熱制御構造体は、
    宇宙構造物を構成することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載のヒートパイプ熱結合装置。
JP9328338A 1997-11-28 1997-11-28 ヒートパイプ熱結合装置 Pending JPH11159981A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103458657A (zh) * 2013-08-08 2013-12-18 上海卫星工程研究所 卫星大功耗单机的散热系统
CN107624021A (zh) * 2017-09-06 2018-01-23 阜阳市风雅颂生产力促进中心有限责任公司 一种新能源汽车充电桩的整体散热装置

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