JPH1115975A - 外観検査方法 - Google Patents
外観検査方法Info
- Publication number
- JPH1115975A JPH1115975A JP9169261A JP16926197A JPH1115975A JP H1115975 A JPH1115975 A JP H1115975A JP 9169261 A JP9169261 A JP 9169261A JP 16926197 A JP16926197 A JP 16926197A JP H1115975 A JPH1115975 A JP H1115975A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- circular
- value
- pixel
- pixels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Image Analysis (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
査物の輪郭線近傍の欠陥部を確実に抽出可能な外観検査
方法を提供する。 【解決手段】画像内で円形の輪郭線を持つ被検査物の中
心位置を求め(S3)、この中心位置を中心とする円形
の円形状ラインを設定する(S5)。被検査物の輪郭線
に円形状ラインが重なるまで円形状ラインの半径を1画
素ずつ変化させる(S4,S6,S7)。被検査物の輪
郭線に重なる円形状ラインを探索ラインとして(S
8)、探索ライン上の欠陥部の有無を検出する(S
9)。
Description
基づいて被検査物の表面に生じた欠けや被検査物の表面
に付着した異物などを欠陥として検出する外観検査方法
に関するものである。
の画像から求めた被検査物の輪郭線の内側に輪郭線を設
定し、輪郭線上で欠陥部のエッジとみなせるエッジフラ
グ点を検出すると、エッジフラグ点の近傍での濃度変化
に基づいて欠陥部を識別するものがある(特公平7−1
8811号公報)。
は、基本的には同種の被検査物に対しては同じ輪郭線を
用いるものであり、したがって被検査物を同じ条件で撮
像するのはもちろんのこと、被検査物も同種のものであ
れば同じ形状であることが要求される。しかしながら、
同種の被検査物であっても合成樹脂成形品などではロッ
トが異なると金型や成形条件が異なることがあり、同種
の被検査物でもわずかに形状が異なっていることある。
形状にわずかな相違があっても被検査物の輪郭線から輪
郭線までの距離に余裕を持たせれば、同じ輪郭線を使用
することが可能になるが、それでは微小な欠陥部を発見
することができなくなるというジレンマが生じる。
あり、その目的は、被検査物の形状にわずかな相違があ
っても被検査物の輪郭線近傍の欠陥部を確実に抽出する
ことができる外観検査方法を提供することにある。
内で円形の輪郭線を持つ被検査物の中心位置を求め、こ
の中心位置を中心とする円形の円形状ラインを設定する
とともに被検査物の輪郭線に円形状ラインが重なるまで
円形状ラインの半径を1画素ずつ変化させ、被検査物の
輪郭線に重なる円形状ラインを探索ラインとして、探索
ライン上の欠陥部の有無を検出するものである。この方
法によれば、円形の被検査物と中心が一致する円形状ラ
インの半径を1画素ずつ変化させることにより、被検査
物の輪郭線に一致する円形状ラインを求め、被検査物の
輪郭線に一致した円形状ラインを探索ラインとして欠陥
部の検出に用いるから、被検査物の寸法に誤差があって
もその誤差分に応じた探索ラインを設定することがで
き、結果的に欠陥部の検出精度が高くなる。
て、半径が1画素分異なる各一対の円形状ラインの上の
画素の濃度値の平均値をそれぞれ求め、両平均値の差が
ライン設定用の閾値より大きいときに前記中心位置に近
いほうの円形状ラインを探索ラインとするものである。
また、請求項3の発明は、半径が1画素分異なる各一対
の円形状ラインの上の画素の濃度値の平均値をそれぞれ
求め、両平均値の比が1付近の規定範囲を逸脱するとき
に前記中心位置に近いほうの円形状ラインを探索ライン
とするものである。さらに、請求項4の発明は、半径が
1画素分異なる各一対の円形状ラインの上の画素の濃度
値の平均値をそれぞれ求め、両平均値の差がライン設定
用の第1の閾値より大きいときに前記中心位置に近いほ
うの円形状ラインを探索ライン候補とし、探索ライン候
補の上の画素の微分絶対値の総和がライン設定用の第2
の閾値より大きいときに探索ライン候補を探索ラインと
するものである。請求項5の発明は、半径が1画素分異
なる各一対の円形状ラインの上の画素の濃度値の平均値
および画素の微分絶対値の総和をそれぞれ求め、両平均
値の比が1付近の規定範囲を逸脱し、かつ両微分絶対値
の比が1付近になるときに前記中心位置に近いほうの円
形状ラインを探索ラインとするものである。請求項2な
いし請求項5の方法は、請求項1の発明においてどの円
形状ラインを探索ラインとするかの判断方法の望ましい
実施態様であって、画素の濃度値と微分絶対値とを用い
るものである。
て、円形状ラインの上の画素の微分方向値のヒストグラ
ムを生成し、前記ヒストグラムにおいてすべての微分方
向値の度数が規定範囲内であるときにその円形状ライン
を探索ラインとするものである。請求項7の発明は、請
求項1の発明において、円形状ラインの上の画素の微分
方向値を求め、円形状ラインの少なくとも一部に沿って
微分方向値が連続的に変化するときにその円形状ライン
を探索ラインとするものである。請求項8の発明は、請
求項1の発明において、円形状ラインの上の画素の微分
絶対値および微分方向値を求め、円形状ラインの上の画
素の微分絶対値の総和がライン設定用の閾値より大きく
かつその円形状ラインの少なくとも一部に沿って微分方
向値が連続的に変化するときにその円形状ラインを探索
ラインとするものである。請求項6ないし請求項8の方
法は、請求項1の発明においてどの円形状ラインを探索
ラインとするかの判断方法の望ましい実施態様であっ
て、微分方向値を利用するものである。
8の発明において、探索ラインの上の画素の微分方向値
の変化が不連続になるときに欠陥部が存在すると判断す
るものである。請求項10の発明は、請求項8の発明に
おいて、探索ラインの上の画素の微分方向値の変化が不
連続になり、かつ微分絶対値の総和が欠陥検出用の閾値
よりも小さいときに欠陥部が存在すると判断するもので
ある。請求項9および請求項10の発明は、微分方向値
を利用して探索ラインを設定したときに、欠陥部の検出
にも微分方向値を利用することで演算量を低減するもの
である。
いて、探索ラインである円形状ラインを複数の弧に分割
し、各弧ごとに各別に欠陥部の有無を検出するものであ
る。この方法によれば、探索ラインを複数の弧に分割し
て各弧ごとに欠陥部の有無を検出するから、より細かい
判断によって欠陥部を検出する確率が大きくなる。請求
項12の発明は、請求項1の発明において、探索ライン
である円形状ラインを複数の弧に分割し、各弧を微小範
囲で移動させることにより探索ラインの位置を補正し、
補正後の探索ラインの上で欠陥部の有無を検出するもの
である。請求項13の発明は、請求項1の発明におい
て、探索ラインである円形状ラインを複数の弧に分割
し、各弧を微小範囲で移動させることにより探索ライン
の位置を補正し、補正後の各弧の上の画素の濃度値と微
分絶対値と微分方向値との少なくとも1つの要素につい
て互いに他の弧の要素と比較し、比較結果に基づいて欠
陥部の有無を検出するものである。請求項12および請
求項13の発明は、探索ラインを複数の弧に分割するだ
けではなく微小範囲で移動させることにより探索ライン
の位置を補正するから、たとえば照明条件などの相違に
よって被検査物の輪郭線が真円になっていないような場
合でも、各弧の位置を補正して被検査物の輪郭線に近づ
けることが可能になり、結果的に被検査物の輪郭線付近
の欠陥部の検査をより精度よく行なうことができる。
いて、探索ラインである円形状ラインを複数の弧に分割
し、各弧を微小範囲で移動させることにより探索ライン
の位置を補正し、補正後の探索ラインの上の画素の濃度
値の平均値を求め、各弧の上の画素のうち前記平均値と
の差が欠陥検出用の閾値よりも大きい画素の個数を計数
し、計数された画素数が規定の閾値よりも大きいときに
欠陥部が存在すると判断するものである。請求項15の
発明は、請求項1の発明において、探索ラインである円
形状ラインを複数の弧に分割し、各弧を微小範囲で移動
させることにより探索ラインの位置を補正し、補正後の
探索ラインに沿って移動させる一定画素数のスティック
マスクを設定し、スティックマスクの長手方向の中心を
挟んで略等距離に位置する画素の濃度値の差の総和を求
め、スティックマスクを探索ラインに沿って1画素ずつ
移動させたときに前記総和が規定の閾値よりも大きくな
ると欠陥部が存在すると判断するものである。請求項1
4および請求項15の発明は、探索ラインを複数の弧に
分割したときにおける欠陥部の検出方法の望ましい実施
態様である。
となる被検査物を対象にしており、かつ被検査物の輪郭
線の近傍に存在する欠陥部を検出するものである。図2
に示すように被検査物1の画像はテレビカメラのような
画像入力装置2により被検査物1を撮像することで得ら
れ、画像入力装置2からの映像信号はアナログ−デジタ
ル変換部3においてデジタル信号に変換された後に、画
像処理部4に入力され濃淡画像である原画像から、微分
絶対値画像、微分方向値画像、エッジ画像が生成され
る。原画像は各画素の画素値を濃度値とした画像であ
り、微分絶対値画像と微分方向値画像とはそれぞれ画素
値を微分絶対値ないし微分方向値とした画像である。微
分絶対値は、着目する画素の近傍での濃度値の勾配を示
すものであり、濃度値の変化が大きいほど微分絶対値は
大きくなる。また、微分方向値は、着目する画素の近傍
での濃度値の変化方向を示すものである。さらに、エッ
ジ画像は、微分絶対値が閾値以上でかつ微分値絶対値が
極大値となる1画素幅のエッジを抽出する細線化処理、
および細線化処理により得られた不連続なエッジを延長
して連続させるエッジ延長化処理により得られる1画素
幅のエッジのみが他の部分と異なる画素値となった画像
である。したがって、エッジ画像は微分絶対値画像およ
び微分方向値画像を生成した後に生成される。
像、エッジ画像は、それぞれ原画像メモリ5、微分絶対
値画像メモリ6、微分方向値画像メモリ7、エッジ画像
メモリ8に格納され、被検査物1の輪郭線付近に存在す
る欠陥部の検出に用いられる。ここに、原画像はたとえ
ば8ビット256階調、微分絶対値画像はたとえば6ビ
ット64段階、微分方向値はたとえば4ビット16方
向、エッジ画像は1ビットで表される。これらのビット
数は限定する趣旨ではないが、実用レベルを考慮して妥
当な値になっている。なお、画像処理部4において微分
絶対値画像、微分方向値画像、エッジ画像を生成する手
順については各種の技術が提案されているが、基本的に
は特公平7−18811号公報に記載された技術を用い
ればよい。
リ5、微分絶対値画像メモリ6、微分方向値画像メモリ
7、エッジ画像メモリ8にそれぞれ格納された原画像、
微分絶対値画像、微分方向値画像、エッジ画像を適宜に
用いることによって、被検査物1の輪郭線上の欠陥部を
検出する。また、欠陥部を検出するための基本的な手順
は、被検査物1の中心を求め、求めた中心を基準にして
被検査物1の輪郭線上に探索ラインを設定し、その探索
ライン上で欠陥部を検出するというものである。したが
って、被検査物1の中心を求める中心算出部9、探索ラ
インを求める探索ライン設定部10、欠陥部を検出する
欠陥検査部11を備える。
る各実施形態で共通であって、原画像から画素値が濃度
に関して規定の閾値以上である領域(被検査物1に相当
する領域となるように閾値を設定する)の重心を求め、
求めた重心の座標(画像に設定した横方向をX方向、縦
方向をY方向という)を中心とみなすのである。要する
に原画像から濃度に関する2値画像を生成して重心を求
めることに相当する。ここで、被検査物1と画像入力装
置2との位置関係や照明の配光などの条件は、被検査物
1の実際の中心と上述のようにして求めた被検査物1の
中心とみなされる座標とがほぼ一致するように設定され
ているものとする。また、被検査物1は背景よりも暗く
なるものとする(つまり画像内では被検査物1の画素は
背景よりも濃度が小さい)。
ることができる場合には、微分絶対値画像をラスタスキ
ャンして微分絶対値が規定の閾値以上である画素(被検
査物1の輪郭線上の画素とみなせるように閾値を設定す
る)を抽出するか、あるいはエッジ画像を用い、被検査
物1に相当する領域におけるX座標値とY座標値とのそ
れぞれの最大値および最小値を求め、X座標値の最大値
と最小値との平均値を中心のX座標、Y座標値の最大値
と最小値との平均値を中心のY座標とみなしてもよい。
撮像された画像内で被検査物1の中心とみなせる座標は
すでに求められているものとして説明する。また、被検
査物1の中心とみなせる座標を中心アドレスという。 (実施形態1)本実施形態では、図3に示すように、中
心アドレスCTを中心とした円形の円形状ラインLcを
設定する。設定した円形状ラインLcの上の画素の微分
絶対値の総和を求め、この総和を規定の閾値(ライン設
定用の閾値)と比較する。この閾値は被検査物1や背景
に円形状ラインLcが設定されているときには微分絶対
値の総和が閾値より小さくなり、円形状ラインLcが被
検査物1の輪郭線上に重複するときに閾値より大きくな
るように設定される。しかして、微分絶対値の総和が閾
値よりも小さいときには、円形状ラインLcの半径を1
画素大きくし、新たに設定した円形状ラインLcの上の
画素について微分絶対値の総和を再び求める。微分絶対
値の総和が閾値を越えたときには、円形状ラインLcが
被検査物1の輪郭線上に重複していると考えられるか
ら、この円形状ラインLcを輪郭線候補とする。
るから各画素の微分絶対値が等しい場合でも円形状ライ
ンLcの半径が異なれば値は変わるが、被検査物1の寸
法は欠陥検査では既知であるから、被検査物1の輪郭線
の半径に応じて適正な閾値を設定することができる。半
径の異なる複数種類の被検査物1を検査対象とするとき
には、微分絶対値の総和ではなく微分絶対値の平均値を
用いればよい。また、被検査物1の輪郭線の半径が既知
であるから、最初に設定する円形状ラインLcの半径を
被検査物1の輪郭線の半径よりやや小さい程度としてお
けば、被検査物1の輪郭線に重複する円形状ラインLc
をより短時間で決定することができる。さらに、最初に
設定する円形状ラインLcの半径を被検査物1の輪郭線
の半径よりも小さくし、円形状ラインLcの半径を1画
素ずつ大きくしているが、円形状ラインLcの半径を被
検査物1の輪郭線の半径よりも大きく設定しておき、円
形状ラインLcの半径を1画素ずつ小さくすることによ
って被検査物1の輪郭線に重複する円形状ラインLcを
求めてもよい。
補Lkの上の画素を中心とする1画素幅の濃度測定用ス
ティックマスクMS1 を設定する。濃度測定用スティッ
クマスクMS1 は、輪郭線LSの上の画素と中心アドレ
スCTとを通る直線上に設定される。図示例では7画素
の長さを有する濃度測定用スティックマスクMS1 を設
定してあるが、濃度測定用スティックマスクMS1 の画
素数は、3画素以上であって輪郭線候補Lkの内外の画
素数が同じになるように設定するのでればとくに限定さ
れるものではない。また、濃度測定用スティックマスク
MS1 の設定箇所や設定個数にはとくに制限はないが、
輪郭線候補Lkの異なる場所にできるだけ多くの濃度測
定用スティックマスクMS1 を設定するのが望ましい。
されると、各濃度測定用スティックマスクMS1 の画素
について、中心画素から同じ距離に位置する画素同士の
濃度差を求めて、その濃度差の総和を求める。たとえ
ば、濃度測定用スティックマスクMS1 において輪郭線
候補Lkの外側の画素の濃度をa1 〜a3 とし、内側の
画素の濃度をb1 〜b3 (添字が同じ画素は中心画素か
ら等距離にある)とするとき、次式の値を求めるのであ
る。 |a1 −b1 |+|a2 −b2 |+|a3 −b3 | 上述のようにして求めた画素の濃度差の総和を規定の閾
値と比較し、閾値よりも大きいときには濃度測定用ステ
ィックマスクMS1 の中心画素を被検査物1の輪郭線の
上の画素の候補点とする。濃度測定用スティックマスク
MS1 の本数に対して候補点の得られた個数の占める割
合が規定値以上であれば、その輪郭線候補Lkを輪郭線
LSとして採用する。本実施形態では、この輪郭線LS
が探索ラインとして用いられる。つまり、ここまでが探
索ライン設定部10の処理になる。
線候補Lkを輪郭線LSとして採用してもよい。あるい
は、微分絶対値の総和を用いずに、半径の異なる円形状
ラインLcごとに濃度測定用スティックマスクMS1 を
設定して濃度差の総和を閾値と比較して候補点を求める
とともに、濃度測定用スティックマスクMS1 の本数に
対する候補点の個数の占める割合が規定値以上であると
きに、その円形状ラインLcを輪郭線LSとして採用し
てもよい。
には欠陥検査部11において輪郭線LSの上の欠陥部の
有無を検出する。すなわち、輪郭線LSの内側に複数本
の探索ラインを所定間隔で平行に設定し、各探索ライン
上の各画素の微分絶対値を求める。ここで、微分絶対値
が規定の閾値を越える画素数が所定個数以上であるとき
には欠陥部があると判断する。また、微分絶対値の総和
が規定の閾値以上であるときに欠陥部があると判断す
る。
なる。すなわち、画像入力装置2により被検査物1が撮
像され(S1)、原画像のほか、微分絶対値画像、微分
方向値画像、エッジ画像の各種画像が必要に応じて生成
される(S2)。さらに、画像内での被検査物1の中心
アドレスが求められる(S3)。その後、中心アドレス
を中心として半径1画素の円形状ラインLcが設定され
(S4,S5)、円形状ラインLcが被検査物1の輪郭
線に一致するか否かが判定される(S6)。不一致の場
合には円形状ラインLcの半径が1画素分大きく設定さ
れ(S7)、円形状ラインLcが被検査物1の輪郭線に
一致するか否かが判定される(S6)。この処理を繰り
返し、円形状ラインLcが被検査物1の輪郭線に一致す
るようになると、その円形状ラインLcを探索ラインと
して採用し(S8)、探索ラインの上で欠陥部の有無を
検査する(S9)。
実施形態では微分方向値画像は用いていない。また、エ
ッジ画像も必ずしも用いなくてもよい。つまり、微分方
向値画像やエッジ画像を求める処理は本実施形態では必
須ではない。 (実施形態2)本実施形態は、実施形態1と同様に、中
心アドレスCTを中心とした円形の円形状ラインLcを
設定する。ただし、微分絶対値を用いるのではなく、図
5に示すように、設定した円形状ラインLcの上の画素
の濃度値の平均値を、半径が1画素分小さい円形状ライ
ンLc’の上の画素の濃度値の平均値と比較する。円形
状ラインLcは輪郭線候補Lkが得られるまで実施形態
1と同様に半径が1画素ずつ大きくなるから、半径の1
画素分小さい円形状ラインLc’については濃度値の平
均値はすでに求められているものを用いる。つまり、各
半径の円形状ラインLcごとに濃度値の平均値を記憶保
持し、記憶保持した値を後の演算に用いるのである。こ
のようにして各円形状ラインLcの濃度値の平均値の差
(外側の円形状ラインLcに関する濃度値の平均値をm
b、内側の円形状ラインLc’に関する濃度値の平均値
をmb’とするとき、|mb−mb’|)を求め、濃度
値の平均値が内側の円形状ラインLc’よりも大きくな
り(|mb−mb’|≫0)、かつそのときの濃度値の
平均値の差が規定の閾値(ライン設定用の閾値)より大
きいと判断されたときに、半径が1画素分小さい(つま
り、中心に近いほうの)円形状ラインLc’を輪郭線L
Sとみなすのである(あるいは輪郭線候補Lkとし、さ
らに濃度測定用スティックマスクMS1 を用いて輪郭線
LSを決定する)。他の処理については実施形態1と同
様である。
と同様に、設定した円形状ラインLcの上の画素の濃度
値の平均値を用いて輪郭線LSを決定する。本実施形態
では、隣接する一対の円形状ラインLc,Lc’の濃度
値の比(外側の円形状ラインLcに関する濃度値の平均
値をmb’、内側の円形状ラインLc’に関する濃度値
の平均値をmb’とするとき、mb/mb’)を求め、
濃度値の平均値が内側の円形状ラインLc’よりも大き
くなり(mb/mb’≫1)、かつそのときの濃度値の
平均値の比が規定の閾値よりも大きいと判断されたとき
に、半径が1画素分小さい(つまり、中心に近いほう
の)円形状ラインLc’を輪郭線LSとみなす(あるい
は輪郭線候補Lkとし、さらに濃度測定用スティックマ
スクMS1 を用いて輪郭線LSを決定する)。他の処理
については実施形態1と同様である。
ンLcの上の画素の微分絶対値の総和と、画素の濃度値
の平均値との両方を用いて輪郭線LSを決定するもので
ある。すなわち、上述した各実施形態と同様に円形状ラ
インLcを設定し、輪郭線LSが決定されるまで円形状
ラインLcの半径を大きくする。ここで、実施形態2と
同様に、円形状ラインLcの上の画素の濃度値の平均値
を求め、1画素分半径の小さい円形状ラインLc’につ
いて求めた画素の濃度値の平均値との差から円形状ライ
ンLc’が輪郭線LSとして採用可能か否かを判断す
る。実施形態2では濃度値の平均値に基づいて求めた円
形状ラインLc’を輪郭線LSとして採用したが、本実
施形態では、この円形状ラインLc’を輪郭線候補Lk
とする。そして、輪郭線候補Lkの上の画素の微分絶対
値の総和を求め、微分絶対値の総和が規定の閾値を越え
るとその円形状ラインLcを輪郭線LSとして採用する
のである。他の処理は実施形態1と同様である。
補Lkを求め、微分絶対値の総和により検証して輪郭線
LSと決定したが、微分絶対値の総和により輪郭線候補
Lkを求め、画素の濃度値の平均値により検証して輪郭
線LSを決定してもよい。 (実施形態5)本実施形態も、円形状ラインLcの上の
画素の微分絶対値の総和と濃度値の平均値とを用いるも
のである。すなわち、各半径の円形状ラインLcごとに
円形状ラインLcの上の画素の微分絶対値の総和と濃度
値の平均値とを求める。また、本実施形態では濃度値の
平均値だけではなく微分絶対値の総和についても、半径
が1画素分小さい円形状ラインLc’との比を求める。
濃度値の平均値をmb、微分絶対値の総和をmsとし、
半径が1画素分小さい円形状ラインLc’の上の画素の
濃度値の平均値をmb’、微分絶対値の総和をms’と
するとき、mb/mb’とms/ms’とを求める。濃
度値の平均値については輪郭線LSでは大きくなる方向
に変化するから、mb/mb’≫1になり、微分絶対値
の総和は輪郭線LS上では非常に大きいから、ms/m
s’≒1になる。つまり、円形状ラインLc’が輪郭線
LSに重複したとすれば、円形状ラインLcは輪郭線L
Sの外側であり円形状ラインLc’は輪郭線LSの内側
であるから、mb>mb’であり、ms≒ms’になる
と考えられる。そこで、このような条件の判定が可能な
閾値を設定すれば輪郭線LSか否かを判別することが可
能になる。他の処理は実施形態1と同様である。
微分方向値を用いていないが、本実施形態は微分方向値
を用いるものである。ところで、被検査物1が円形であ
るから輪郭線LSの上の画素の微分方向値は理想的には
均等に分布する。つまり、すべての微分方向値の発生確
率は等しくなる。画像入力装置2や画像メモリ5〜8な
どの画像処理系に十分な解像度があるものと考えると、
ほぼ理想通りの結果が得られることになる。
ラインLcごとに円形状ラインLcの上の画素の微分方
向値のヒストグラムを求める。このような微分方向値の
ヒストグラムを求めると、輪郭線LSの上以外では特定
の微分方向値にのみピークが生じるから、微分方向値が
均等に発生しているか否かを判定すれば円形状ラインL
cが輪郭線LSに一致しているか否かを知ることができ
る。微分方向値が均等に分布しているか否かは、各微分
方向値の度数の標準偏差を求めるか、最大度数と最小度
数との差を求めることによって判断することができる。
つまり、微分方向値の度数が規定範囲内であるときに輪
郭線LSに一致しているものと判断するのである。
線LS上の画素の微分方向値を順次追跡すれば、微分方
向値は連続的に変化することになる。そこで、円形状ラ
インLcの少なくとも一部に沿って画素を追跡し、追跡
した画素の微分方向値が連続的に変化しているときには
(多少の誤差は許容する)、その円形状ラインLcを輪
郭線LS(つまり探索ライン)として採用する。
線LSか否かを判断しているが、実施形態1のように円
形状ラインLcの上の微分絶対値の総和が規定の閾値よ
り大きいか否かを合わせて判断し、微分絶対値の総和が
閾値より大きくかつ微分方向値が均等に分布している
か、あるいは連続的に変化しているときに、その円形状
ラインLcを輪郭線LSとして採用するようにしてもよ
い。
の識別も可能になる。つまり、円形以外の被検査物1で
は輪郭線LSの上で微分方向値は均等に分布しないか
ら、仮に被検査物1として円形ではないものが混在して
いたとすれば、円形状ラインLcの半径を変えても輪郭
線LSが検出されず、欠陥部のある被検査物1と同様に
排除することができる。円形状ラインLcは画像内で設
定できない大きさになれば当然ながら次の円形状ライン
Lcは設定されずに処理の終了になる。つまり、処理の
終了までに輪郭線LSが検出されなければ、その被検査
物1は排除されることになる。
ている場合に、本実施形態では微分方向値の変化によっ
て欠陥部を検出することが可能である。微分方向値を決
めるには、画素の濃度の変化が最大になる方向に方向値
を与える場合と、画素の濃度の変化が最小になる方向に
方向値を与える場合とがある。本実施形態では画素の濃
度の変化が最大になる方向に方向値を与えるものとす
る。この場合、欠陥部の輪郭線上の画素の微分方向値は
欠陥部の中心向きか(欠陥部内の画素の濃度が周囲より
も小さい黒画素の場合)、中心から発散する向きになる
(欠陥部内の画素の濃度が周囲よりも大きい白画素の場
合)。また、円形状ラインLcにより検出された輪郭線
LS(つまり探索ライン)の上に欠陥部が存在すれば、
微分絶対値および微分方向値が他の部分とは大きく異な
ると考えられる。
各画素を追跡し微分方向値の変化に着目したときに、微
分方向値の変化が不連続になれば、その部分に欠陥部が
存在すると判断することで、欠陥部を検出することがで
きる。また、より正確に欠陥部を検出するには、探索ラ
インの上で微分絶対値も合わせて検出するようにし、微
分方向値の変化が不連続でかつ微分絶対値の総和が欠陥
検出用の閾値よりも小さいときには欠陥部が存在するも
のと判断すればよい。他の処理は実施形態1と同様であ
る。
円形状ラインLcを設定し、特定の条件を満たす円形状
ラインLcを輪郭線LSとみなしていたが、円形の被検
査物1を撮像したとしても画像入力装置2により撮像し
た画像では必ずしも円形になっていない場合がある。つ
まり、画像内では被検査物1の輪郭線LSが真円になら
ない場合がある。そこで、本実施形態では、図6に示す
ように、円形状ラインLcを用いて得られた輪郭線LS
を規定の中心角で分割し(図示例では6分割)、分割さ
れた各弧A1 ,A2 ,…,An ごとに微小移動させると
ともに、移動させた各位置で実施形態1ないし実施形態
6のいずれかの処理手順を用いて各弧A1 〜An と被検
査物1の輪郭線LSとの一致の程度を判定する。すなわ
ち、上述した各実施形態では輪郭線LSが探索ラインに
一致していたが、本実施形態では探索ラインが各弧A1
〜An 単位で設定されることになる。したがって、欠陥
部を検出する可能性が一層高くなる。ここで、各弧A1
〜An を移動させる場合には、各弧A1 〜An を含む扇
形は変形させず、また扇形の中心線方向も変化させない
ようにして、扇形の中心位置のみを図7に矢印で示すよ
うに移動させる。図7では枡目が画素に対応する。移動
範囲はn×n画素(nは3以上の奇数)の範囲であっ
て、円形状ラインLcを設定した中心アドレスを中心と
してn×n画素の正方領域Dsを設定し、正方領域Ds
の中心の画素(斜線部)から始めて扇形の中心を正方領
域の中で螺旋状に移動させるのである。
れ探索ラインとして決定した後、各探索ライン上の画素
の濃度値の平均値を求める。探索ライン上に欠陥部が存
在すれば、欠陥部の画素の濃度値は他の部分とは異なる
から、欠陥部の存在しない場合の平均値を基準値mと
し、基準値mからどれだけ離れると欠陥部があるとみな
すかのオフセット値ofsを設定して、実際に検出され
た各画素の濃度値bとの関係が、以下の条件を満たす画
素は欠陥部の画素の可能性があると判断する。|b−m
|>ofs上の条件が成立する画素は欠陥部の候補であ
るから、上の条件を満たす画素の個数を計数し、計数結
果が規定の閾値を越えるときには欠陥部が存在すると判
断する。他の処理は実施形態1と同様である。
ンとなる各弧A1 〜An の上の画素の濃度を用いて欠陥
部を検出する例を示したが、本実施形態では探索ライン
としての各弧A1 〜An の位置を決定した後に、図8に
示すような探索ラインに沿った形状のn画素(nは3以
上の奇数)のスティックマスクMS2 を設定し、このス
ティックマスクMS2 を探索ラインに沿って走査する。
ここで、被検査物1の輪郭線は円形であり各弧A1 〜A
n を移動させる際にも各弧A1 〜An の位置を変えるの
みで変形させないから、スティックマスクMS2 は各弧
A1 〜An を定めた円形状ラインLcの半径に等しい円
弧の一部となる形状に設定すればよい。
あるから、つまり、スティックマスクMS2 の中心の画
素を挟んで略等距離に位置する画素同士の濃度値の差の
総和を求め、この総和が規定の閾値よりも大きいときに
は欠陥部が存在すると判断する。つまり、図8のように
5画素のスティックマスクMS2 を設定し、そのときに
中心画素を挟む各画素の濃度値を順にa1 ,a2 ,
b2 ,b1 とするとき、 |a1 −b1 |+|a2 −b2 | を求め、この値が閾値より大きいときには欠陥部が存在
すると判断する。他の処理は実施形態7と同様である。
線を持つ被検査物の中心位置を求め、この中心位置を中
心とする円形の円形状ラインを設定するとともに被検査
物の輪郭線に円形状ラインが重なるまで円形状ラインの
半径を1画素ずつ変化させ、被検査物の輪郭線に重なる
円形状ラインを探索ラインとして、探索ライン上の欠陥
部の有無を検出するものであり、円形の被検査物と中心
が一致する円形状ラインの半径を1画素ずつ変化させる
ことにより、被検査物の輪郭線に一致する円形状ライン
を求め、被検査物の輪郭線に一致した円形状ラインを探
索ラインとして欠陥部の検出に用いるから、被検査物の
寸法に誤差があってもその誤差分に応じた探索ラインを
設定することができ、結果的に欠陥部の検出精度が高く
なるという利点がある。
の画素の微分方向値の変化が不連続になるときに欠陥部
が存在すると判断するものや、請求項10の発明のよう
に、探索ラインの上の画素の微分方向値の変化が不連続
になり、かつ微分絶対値の総和が欠陥検出用の閾値より
も小さいときに欠陥部が存在すると判断するものでは、
微分方向値を利用して探索ラインを設定したときに、欠
陥部の検出にも微分方向値を利用することで演算量を低
減することができる。
ある円形状ラインを複数の弧に分割し、各弧ごとに各別
に欠陥部の有無を検出するものでは、探索ラインを複数
の弧に分割して各弧ごとに欠陥部の有無を検出するか
ら、より細かい判断によって欠陥部を検出する確率が大
きくなるという利点がある。請求項12の発明のよう
に、探索ラインである円形状ラインを複数の弧に分割
し、各弧を微小範囲で移動させることにより探索ライン
の位置を補正し、補正後の探索ラインの上で欠陥部の有
無を検出するものや、請求項13の発明のように、探索
ラインである円形状ラインを複数の弧に分割し、各弧を
微小範囲で移動させることにより探索ラインの位置を補
正し、補正後の各弧の上の画素の濃度値と微分絶対値と
微分方向値との少なくとも1つの要素について互いに他
の弧の要素と比較し、比較結果に基づいて欠陥部の有無
を検出するものでは、探索ラインを複数の弧に分割する
だけではなく微小範囲で移動させることにより探索ライ
ンの位置を補正するから、たとえば照明条件などの相違
によって被検査物の輪郭線が真円になっていないような
場合でも、各弧の位置を補正して被検査物の輪郭線に近
づけることが可能になり、結果的に被検査物の輪郭線付
近の欠陥部の検査をより精度よく行なうことができると
いう利点がある。
Claims (15)
- 【請求項1】 画像内で円形の輪郭線を持つ被検査物の
中心位置を求め、この中心位置を中心とする円形の円形
状ラインを設定するとともに被検査物の輪郭線に円形状
ラインが重なるまで円形状ラインの半径を1画素ずつ変
化させ、被検査物の輪郭線に重なる円形状ラインを探索
ラインとして、探索ライン上の欠陥部の有無を検出する
ことを特徴とする外観検査方法。 - 【請求項2】 半径が1画素分異なる各一対の円形状ラ
インの上の画素の濃度値の平均値をそれぞれ求め、両平
均値の差がライン設定用の閾値より大きいときに前記中
心位置に近いほうの円形状ラインを探索ラインとするこ
とを特徴とする請求項1記載の外観検査方法。 - 【請求項3】 半径が1画素分異なる各一対の円形状ラ
インの上の画素の濃度値の平均値をそれぞれ求め、両平
均値の比が1付近の規定範囲を逸脱するときに前記中心
位置に近いほうの円形状ラインを探索ラインとすること
を特徴とする請求項1記載の外観検査方法。 - 【請求項4】 半径が1画素分異なる各一対の円形状ラ
インの上の画素の濃度値の平均値をそれぞれ求め、両平
均値の差がライン設定用の第1の閾値より大きいときに
前記中心位置に近いほうの円形状ラインを探索ライン候
補とし、探索ライン候補の上の画素の微分絶対値の総和
がライン設定用の第2の閾値より大きいときに探索ライ
ン候補を探索ラインとすることを特徴とする請求項1記
載の外観検査方法。 - 【請求項5】 半径が1画素分異なる各一対の円形状ラ
インの上の画素の濃度値の平均値および画素の微分絶対
値の総和をそれぞれ求め、両平均値の比が1付近の規定
範囲を逸脱し、かつ両微分絶対値の比が1付近になると
きに前記中心位置に近いほうの円形状ラインを探索ライ
ンとすることを特徴とする請求項1記載の外観検査方
法。 - 【請求項6】 円形状ラインの上の画素の微分方向値の
ヒストグラムを生成し、前記ヒストグラムにおいてすべ
ての微分方向値の度数が規定範囲内であるときにその円
形状ラインを探索ラインとすることを特徴とする請求項
1記載の外観検査方法。 - 【請求項7】 円形状ラインの上の画素の微分方向値を
求め、円形状ラインの少なくとも一部に沿って微分方向
値が連続的に変化するときにその円形状ラインを探索ラ
インとすることを特徴とする請求項1記載の外観検査方
法。 - 【請求項8】 円形状ラインの上の画素の微分絶対値お
よび微分方向値を求め、円形状ラインの上の画素の微分
絶対値の総和がライン設定用の閾値より大きくかつその
円形状ラインの少なくとも一部に沿って微分方向値が連
続的に変化するときにその円形状ラインを探索ラインと
することを特徴とする請求項1記載の外観検査方法。 - 【請求項9】 探索ラインの上の画素の微分方向値の変
化が不連続になるときに欠陥部が存在すると判断するこ
とを特徴とする請求項7または請求項8記載の外観検査
方法。 - 【請求項10】 探索ラインの上の画素の微分方向値の
変化が不連続になり、かつ微分絶対値の総和が欠陥検出
用の閾値よりも小さいときに欠陥部が存在すると判断す
ることを特徴とする請求項8記載の外観検査方法。 - 【請求項11】 探索ラインである円形状ラインを複数
の弧に分割し、各弧ごとに各別に欠陥部の有無を検出す
ることを特徴とする請求項1記載の外観検査方法。 - 【請求項12】 探索ラインである円形状ラインを複数
の弧に分割し、各弧を微小範囲で移動させることにより
探索ラインの位置を補正し、補正後の探索ラインの上で
欠陥部の有無を検出することを特徴とする請求項1記載
の外観検査方法。 - 【請求項13】 探索ラインである円形状ラインを複数
の弧に分割し、各弧を微小範囲で移動させることにより
探索ラインの位置を補正し、補正後の各弧の上の画素の
濃度値と微分絶対値と微分方向値との少なくとも1つの
要素について互いに他の弧の要素と比較し、比較結果に
基づいて欠陥部の有無を検出することを特徴とする請求
項1記載の外観検査方法。 - 【請求項14】 探索ラインである円形状ラインを複数
の弧に分割し、各弧を微小範囲で移動させることにより
探索ラインの位置を補正し、補正後の探索ラインの上の
画素の濃度値の平均値を求め、各弧の上の画素のうち前
記平均値との差が欠陥検出用の閾値よりも大きい画素の
個数を計数し、計数された画素数が規定の閾値よりも大
きいときに欠陥部が存在すると判断することを特徴とす
る請求項1記載の外観検査方法。 - 【請求項15】 探索ラインである円形状ラインを複数
の弧に分割し、各弧を微小範囲で移動させることにより
探索ラインの位置を補正し、補正後の探索ラインに沿っ
て移動させる一定画素数のスティックマスクを設定し、
スティックマスクの長手方向の中心を挟んで略等距離に
位置する画素の濃度値の差の総和を求め、スティックマ
スクを探索ラインに沿って1画素ずつ移動させたときに
前記総和が規定の閾値よりも大きくなると欠陥部が存在
すると判断することを特徴とする請求項1記載の外観検
査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16926197A JP3580088B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 外観検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16926197A JP3580088B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 外観検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1115975A true JPH1115975A (ja) | 1999-01-22 |
JP3580088B2 JP3580088B2 (ja) | 2004-10-20 |
Family
ID=15883239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16926197A Expired - Lifetime JP3580088B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 外観検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3580088B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004660A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ボンディング状態の検査方法 |
JP2003242482A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-29 | Hitachi High-Technologies Corp | 回路パターンの検査方法および検査装置 |
JP2009008564A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 画像処理による外観検査方法およびその装置 |
JP2010118046A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-05-27 | Shibaura Mechatronics Corp | 画像処理方法、画像処理装置及び該画像処理装置を用いた表面検査装置 |
JP2010197176A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 欠陥検査方法および欠陥検査装置 |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP16926197A patent/JP3580088B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004660A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ボンディング状態の検査方法 |
JP2003242482A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-29 | Hitachi High-Technologies Corp | 回路パターンの検査方法および検査装置 |
JP2009008564A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 画像処理による外観検査方法およびその装置 |
JP2010118046A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-05-27 | Shibaura Mechatronics Corp | 画像処理方法、画像処理装置及び該画像処理装置を用いた表面検査装置 |
JP2010197176A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 欠陥検査方法および欠陥検査装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3580088B2 (ja) | 2004-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3706051B2 (ja) | パターン検査装置および方法 | |
JP2007508633A (ja) | 物体輪郭画像を解析する方法および画像処理装置、物体を検出する方法および画像処理装置、産業用視覚装置、スマートカメラ、画像ディスプレイ、セキュリティシステム、ならびにコンピュータプログラム製品 | |
CN106815830A (zh) | 图像的缺陷检测方法 | |
CN114693651A (zh) | 基于图像处理的橡胶圈流痕检测方法及装置 | |
JP3580088B2 (ja) | 外観検査方法 | |
JP2019194549A (ja) | タイヤ金型サイドプレートの検査方法 | |
CN115452845B (zh) | 一种基于机器视觉的led屏幕表面损伤检测方法 | |
JP2006170635A (ja) | 画像処理による欠陥の検出装置および検出方法 | |
JPH0210461B2 (ja) | ||
CN113554688B (zh) | 一种基于单目视觉的o型密封圈尺寸测量方法 | |
JP3456096B2 (ja) | 形状検査方法 | |
JPH11160046A (ja) | 外観検査方法 | |
JP2000321038A (ja) | パターン欠陥検出方法 | |
JPH109835A (ja) | 表面欠陥検査装置 | |
JPH11132743A (ja) | 画像信号処理による欠陥検査装置 | |
JPH09161056A (ja) | 円形容器内面検査方法 | |
JPH06160289A (ja) | 円形容器内面検査装置 | |
JP2710685B2 (ja) | 外観検査による欠陥検出方法 | |
CN117078665B (zh) | 产品表面缺陷检测方法、装置、存储介质和电子设备 | |
JPH07324916A (ja) | パターン外形検査装置 | |
JPH0324447A (ja) | 瓶口検査方法 | |
JP2001357401A (ja) | 画像処理方法 | |
JPH0772909B2 (ja) | 外観検査による溶接状態判定方法 | |
JPH0319990B2 (ja) | ||
JP2959017B2 (ja) | 円形画像判別方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040712 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070730 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730 Year of fee payment: 5 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120730 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120730 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |