JPH11159732A - ガス化炉における未燃分再燃焼方法及び装置 - Google Patents
ガス化炉における未燃分再燃焼方法及び装置Info
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- JPH11159732A JPH11159732A JP9347028A JP34702897A JPH11159732A JP H11159732 A JPH11159732 A JP H11159732A JP 9347028 A JP9347028 A JP 9347028A JP 34702897 A JP34702897 A JP 34702897A JP H11159732 A JPH11159732 A JP H11159732A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 固体可燃物をガス化流動層でガス化処理する
際に、未燃灰燃焼炉又は未燃灰溶融炉に供給する未燃灰
を１種類にして、未燃灰の粒径や成分を均一にして、安
定した燃焼処理又は溶融処理を可能として、効率の向上
を図る。 【解決手段】 固体可燃物をガス化流動層炉１０に供給
してガス化させ、未燃灰を含む未燃ガスをフリーボード
１８から固気分離器２０に導入し、固気分離された未燃
灰を未燃灰燃焼炉又は未燃灰溶融炉２４で燃焼又は溶融
させる方法において、ガス化流動層炉１０の流動層１６
内に蓄積される未燃灰を流動媒体とともに抜き出し、粉
砕機３０で粉砕して前記流動層１６に戻し、粉砕物を未
燃ガスとともにフリーボードから前記固気分離器２０に
導入し固気分離して、すべての未燃灰を飛散粉塵として
一元化処理する。
際に、未燃灰燃焼炉又は未燃灰溶融炉に供給する未燃灰
を１種類にして、未燃灰の粒径や成分を均一にして、安
定した燃焼処理又は溶融処理を可能として、効率の向上
を図る。 【解決手段】 固体可燃物をガス化流動層炉１０に供給
してガス化させ、未燃灰を含む未燃ガスをフリーボード
１８から固気分離器２０に導入し、固気分離された未燃
灰を未燃灰燃焼炉又は未燃灰溶融炉２４で燃焼又は溶融
させる方法において、ガス化流動層炉１０の流動層１６
内に蓄積される未燃灰を流動媒体とともに抜き出し、粉
砕機３０で粉砕して前記流動層１６に戻し、粉砕物を未
燃ガスとともにフリーボードから前記固気分離器２０に
導入し固気分離して、すべての未燃灰を飛散粉塵として
一元化処理する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭、都市ごみ、
産業廃棄物等の固体可燃物を流動層でガス化する場合に
おける未燃分（灰）再燃焼方法及び装置、詳しくは、流
動層内に蓄積される大粒径の未燃灰（主として未燃炭
素）を粉砕し、再び流動層に戻して、すべての未燃灰を
飛散ダストとして一元化処理するようにしたガス化炉に
おける高効率の未燃分再燃焼方法及びこの方法を実施す
る装置に関するものである。
産業廃棄物等の固体可燃物を流動層でガス化する場合に
おける未燃分（灰）再燃焼方法及び装置、詳しくは、流
動層内に蓄積される大粒径の未燃灰（主として未燃炭
素）を粉砕し、再び流動層に戻して、すべての未燃灰を
飛散ダストとして一元化処理するようにしたガス化炉に
おける高効率の未燃分再燃焼方法及びこの方法を実施す
る装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】石炭や廃棄物等の固体可燃物を流動層で
ガス化する場合、未燃灰（主として未燃炭素）の処理が
効率を決めることになる。従来から、石炭又は廃棄物を
流動層燃焼させる流動層炉において、流動媒体中の未燃
灰を流動媒体と一緒に抜き出し、これを粉砕して流動層
に再投入し、未燃灰の表面積を増やして流動層内で燃焼
を完了させる技術が知られている（例えば、特開昭６３
−８３５０７号公報、特開平３−２１３９０３号公報、
特開平４−８０５１２号公報参照）。また、特開平９−
６０８４７号公報には、塩素化合物を含むごみを流動層
炉で不完全燃焼させることにより、ごみの一部をチャー
にし、このチャーを含む可燃性ガスをダスト分離器に導
入してチャーを分離し、分離したチャーをチャー燃焼炉
で燃焼させて過熱蒸気を発生させ、一方、流動層内に蓄
積される大粒径のチャーを大塊不燃物とともに抜き出
し、分級機で大塊不燃物とチャーとに分級し、分級され
たチャーをチャー燃焼炉に供給して燃焼させるようにし
た流動層ごみ焼却炉が記載されている。
ガス化する場合、未燃灰（主として未燃炭素）の処理が
効率を決めることになる。従来から、石炭又は廃棄物を
流動層燃焼させる流動層炉において、流動媒体中の未燃
灰を流動媒体と一緒に抜き出し、これを粉砕して流動層
に再投入し、未燃灰の表面積を増やして流動層内で燃焼
を完了させる技術が知られている（例えば、特開昭６３
−８３５０７号公報、特開平３−２１３９０３号公報、
特開平４−８０５１２号公報参照）。また、特開平９−
６０８４７号公報には、塩素化合物を含むごみを流動層
炉で不完全燃焼させることにより、ごみの一部をチャー
にし、このチャーを含む可燃性ガスをダスト分離器に導
入してチャーを分離し、分離したチャーをチャー燃焼炉
で燃焼させて過熱蒸気を発生させ、一方、流動層内に蓄
積される大粒径のチャーを大塊不燃物とともに抜き出
し、分級機で大塊不燃物とチャーとに分級し、分級され
たチャーをチャー燃焼炉に供給して燃焼させるようにし
た流動層ごみ焼却炉が記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開昭６３−８
３５０７号公報、特開平３−２１３９０３号公報、特開
平４−８０５１２号公報に記載されたような従来方式
は、流動層炉における燃焼が酸化燃焼であり、十分に酸
素が存在する条件では効果があるが、本発明におけるガ
ス化燃焼（還元雰囲気における燃焼）のように酸素濃度
が低い条件下では、未燃炭素が十分に燃焼しないので効
果が少ない。また、上記の特開平９−６０８４７号公報
記載の流動層ごみ焼却炉では、チャー燃焼炉に供給され
るチャーは、ダスト分離器で分離された飛散粉塵として
のチャーと、分級機で分級された大粒径のチャーとの２
種類であり、チャーの搬送供給系統が２系統になって、
運転操作が複雑になる。また、２種類のチャーの粒径や
成分が異なるので、安定した燃焼処理を行うことが難し
い。
３５０７号公報、特開平３−２１３９０３号公報、特開
平４−８０５１２号公報に記載されたような従来方式
は、流動層炉における燃焼が酸化燃焼であり、十分に酸
素が存在する条件では効果があるが、本発明におけるガ
ス化燃焼（還元雰囲気における燃焼）のように酸素濃度
が低い条件下では、未燃炭素が十分に燃焼しないので効
果が少ない。また、上記の特開平９−６０８４７号公報
記載の流動層ごみ焼却炉では、チャー燃焼炉に供給され
るチャーは、ダスト分離器で分離された飛散粉塵として
のチャーと、分級機で分級された大粒径のチャーとの２
種類であり、チャーの搬送供給系統が２系統になって、
運転操作が複雑になる。また、２種類のチャーの粒径や
成分が異なるので、安定した燃焼処理を行うことが難し
い。
【０００４】流動層炉における燃焼効率を上げるために
は、流動層の燃焼部とは別の燃焼部へ未燃灰を移し、別
の条件下で反応させる必要がある。未燃灰は流動層から
キャリーオーバーするものと、流動層から抜き出される
ものがあるので、流動層から抜き出された大粒径の未燃
灰を粉砕し再び流動層に戻すと、すべての未燃灰は飛散
粉塵として固気分離器で回収され、一元化されて処理す
ることができる。本発明は上記の諸点に鑑みなされたも
ので、本発明の目的は、固体可燃物をガス化流動層でガ
ス化処理する際に、未燃灰燃焼炉又は未燃灰溶融炉に供
給する未燃灰を１種類にすることができ、未燃灰の粒径
や成分が均一になって、安定した燃焼処理又は溶融処理
が可能となり、効率の向上を図ることができるガス化炉
における未燃分再燃焼方法及び装置を提供することにあ
る。
は、流動層の燃焼部とは別の燃焼部へ未燃灰を移し、別
の条件下で反応させる必要がある。未燃灰は流動層から
キャリーオーバーするものと、流動層から抜き出される
ものがあるので、流動層から抜き出された大粒径の未燃
灰を粉砕し再び流動層に戻すと、すべての未燃灰は飛散
粉塵として固気分離器で回収され、一元化されて処理す
ることができる。本発明は上記の諸点に鑑みなされたも
ので、本発明の目的は、固体可燃物をガス化流動層でガ
ス化処理する際に、未燃灰燃焼炉又は未燃灰溶融炉に供
給する未燃灰を１種類にすることができ、未燃灰の粒径
や成分が均一になって、安定した燃焼処理又は溶融処理
が可能となり、効率の向上を図ることができるガス化炉
における未燃分再燃焼方法及び装置を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のガス化炉における未燃分再燃焼方法は、
固体可燃物をガス化流動層炉に供給してガス化させ、未
燃灰を含む未燃ガスをフリーボードから固気分離器に導
入し、固気分離された未燃灰を未燃灰燃焼炉又は未燃灰
溶融炉で燃焼又は溶融させる方法において、ガス化流動
層炉の流動層内に蓄積される大粒径の未燃灰を流動媒体
とともに抜き出し、粉砕して前記流動層に戻し、粉砕物
を未燃ガスとともにフリーボードから前記固気分離器に
導入し固気分離して、すべての未燃灰を飛散粉塵として
一元化処理するように構成されている（図１〜図４参
照）。この方法において、固体可燃物中に不燃物が含ま
れている場合は、流動層からの抜出物を分級してふるい
上の大塊不燃物を分離・除去した後、ふるい下の未燃灰
及び流動媒体を粉砕するように構成することが好ましい
（図２、図４参照）。
めに、本発明のガス化炉における未燃分再燃焼方法は、
固体可燃物をガス化流動層炉に供給してガス化させ、未
燃灰を含む未燃ガスをフリーボードから固気分離器に導
入し、固気分離された未燃灰を未燃灰燃焼炉又は未燃灰
溶融炉で燃焼又は溶融させる方法において、ガス化流動
層炉の流動層内に蓄積される大粒径の未燃灰を流動媒体
とともに抜き出し、粉砕して前記流動層に戻し、粉砕物
を未燃ガスとともにフリーボードから前記固気分離器に
導入し固気分離して、すべての未燃灰を飛散粉塵として
一元化処理するように構成されている（図１〜図４参
照）。この方法において、固体可燃物中に不燃物が含ま
れている場合は、流動層からの抜出物を分級してふるい
上の大塊不燃物を分離・除去した後、ふるい下の未燃灰
及び流動媒体を粉砕するように構成することが好ましい
（図２、図４参照）。
【０００６】また、本発明のガス化炉における未燃分再
燃焼装置は、固体可燃物をガス化処理するガス化流動層
炉と、このガス化流動層炉のフリーボードに接続された
固気分離器と、この固気分離器の下部に未燃灰搬送手段
を介して接続された未燃灰燃焼炉及び未燃灰溶融炉のい
ずれかとを備えた固体可燃物ガス化処理装置において、
ガス化流動層炉の流動層に未燃灰・流動媒体排出手段を
介して接続された粉砕機と、この粉砕機と前記流動層と
を接続する粉砕物循環供給手段とを設けたことを特徴と
している（図１〜図４参照）。この装置において、未燃
灰・流動媒体排出手段に接続された粉砕機の上流側に、
未燃灰・流動媒体に含まれる大塊不燃物をふるい上とし
て分離・除去するための分級機を設ける構成とする場合
もある（図２、図４参照）。
燃焼装置は、固体可燃物をガス化処理するガス化流動層
炉と、このガス化流動層炉のフリーボードに接続された
固気分離器と、この固気分離器の下部に未燃灰搬送手段
を介して接続された未燃灰燃焼炉及び未燃灰溶融炉のい
ずれかとを備えた固体可燃物ガス化処理装置において、
ガス化流動層炉の流動層に未燃灰・流動媒体排出手段を
介して接続された粉砕機と、この粉砕機と前記流動層と
を接続する粉砕物循環供給手段とを設けたことを特徴と
している（図１〜図４参照）。この装置において、未燃
灰・流動媒体排出手段に接続された粉砕機の上流側に、
未燃灰・流動媒体に含まれる大塊不燃物をふるい上とし
て分離・除去するための分級機を設ける構成とする場合
もある（図２、図４参照）。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、適宜変更して実施することができる
ものである。図１は、本発明の実施の第１形態によるガ
ス化炉における未燃分再燃焼装置を示している。１０は
固体可燃物をガス化処理するためのガス化流動層炉で、
下部に風箱１２を有し、この風箱１２の上側に空気分散
板１４を介して流動層１６が形成されるように構成され
ている。流動層１６を形成する流動媒体としては、砂
（例えば、珪砂）等が用いられる。１８はフリーボード
（空塔部）である。ガス化流動層炉１０のフリーボード
１８には、固気分離器２０が接続されている。固気分離
器２０としては、サイクロン等の集塵機が用いられる。
この固気分離器２０の下部には、未燃灰搬送手段２２、
例えば、未燃灰空気搬送ラインを介して未燃灰燃焼炉又
は未燃灰溶融炉２４が接続されている。２６は未燃ガス
燃焼装置である。さらに、ガス化流動層炉１０の流動層
１６に、未燃灰・流動媒体排出手段２８、例えば、スク
リュー型排出機を介して粉砕機３０が接続され、この粉
砕機３０と流動層１６とが、粉砕物循環供給手段３２、
例えば、バケットコンベア又は空気搬送ラインを介して
接続されている。粉砕機３０としては、ロールクラッシ
ャー、振動ミル、ボールミル等の微粉砕機が用いられ
る。なお、ガス化流動層炉１０に、ＣａＯ、Ｃａ（Ｏ
Ｈ）2 、ＣａＣＯ3 等の脱塩剤を投入する場合もある。
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、適宜変更して実施することができる
ものである。図１は、本発明の実施の第１形態によるガ
ス化炉における未燃分再燃焼装置を示している。１０は
固体可燃物をガス化処理するためのガス化流動層炉で、
下部に風箱１２を有し、この風箱１２の上側に空気分散
板１４を介して流動層１６が形成されるように構成され
ている。流動層１６を形成する流動媒体としては、砂
（例えば、珪砂）等が用いられる。１８はフリーボード
（空塔部）である。ガス化流動層炉１０のフリーボード
１８には、固気分離器２０が接続されている。固気分離
器２０としては、サイクロン等の集塵機が用いられる。
この固気分離器２０の下部には、未燃灰搬送手段２２、
例えば、未燃灰空気搬送ラインを介して未燃灰燃焼炉又
は未燃灰溶融炉２４が接続されている。２６は未燃ガス
燃焼装置である。さらに、ガス化流動層炉１０の流動層
１６に、未燃灰・流動媒体排出手段２８、例えば、スク
リュー型排出機を介して粉砕機３０が接続され、この粉
砕機３０と流動層１６とが、粉砕物循環供給手段３２、
例えば、バケットコンベア又は空気搬送ラインを介して
接続されている。粉砕機３０としては、ロールクラッシ
ャー、振動ミル、ボールミル等の微粉砕機が用いられ
る。なお、ガス化流動層炉１０に、ＣａＯ、Ｃａ（Ｏ
Ｈ）2 、ＣａＣＯ3 等の脱塩剤を投入する場合もある。
【０００８】上記のように構成されたガス化炉における
未燃分再燃焼装置において、固体可燃物をガス化流動層
炉１０に供給して、空気比０．１５〜０．９５、望まし
くは０．４〜０．７の低酸素状態（還元雰囲気）で部分
燃焼（不完全燃焼）させガス化して未燃ガス（可燃性ガ
ス）を発生させる。微粉（１０〜５００μm ）の未燃灰
（主として未燃炭素）を含む未燃ガスは、フリーボード
１８から固気分離器２０に導入されて、未燃灰と未燃ガ
スとに固気分離され、未燃灰は未燃灰燃焼炉又は未燃灰
溶融炉２４に供給されて、燃焼処理又は溶融処理され
る。一方、未燃ガスは未燃ガス燃焼装置２６に導入され
て燃焼処理される。
未燃分再燃焼装置において、固体可燃物をガス化流動層
炉１０に供給して、空気比０．１５〜０．９５、望まし
くは０．４〜０．７の低酸素状態（還元雰囲気）で部分
燃焼（不完全燃焼）させガス化して未燃ガス（可燃性ガ
ス）を発生させる。微粉（１０〜５００μm ）の未燃灰
（主として未燃炭素）を含む未燃ガスは、フリーボード
１８から固気分離器２０に導入されて、未燃灰と未燃ガ
スとに固気分離され、未燃灰は未燃灰燃焼炉又は未燃灰
溶融炉２４に供給されて、燃焼処理又は溶融処理され
る。一方、未燃ガスは未燃ガス燃焼装置２６に導入され
て燃焼処理される。
【０００９】ガス化流動層炉１０の流動層１６内には、
大粒径（０．５〜５mm）の未燃灰（主として未燃炭素）
が蓄積されるので、この大粒径の未燃灰を流動媒体とと
もに抜き出し、粉砕機３０で１０〜５００μm に粉砕し
て粉砕物を流動層１６に戻す。流動層１６に戻された粉
砕物は未燃ガスとともにフリーボード１８から固気分離
器２０に導入され、すべての未燃灰が飛散粉塵として一
元化処理される。なお、流動層１６における燃焼温度は
４５０〜７００℃である。
大粒径（０．５〜５mm）の未燃灰（主として未燃炭素）
が蓄積されるので、この大粒径の未燃灰を流動媒体とと
もに抜き出し、粉砕機３０で１０〜５００μm に粉砕し
て粉砕物を流動層１６に戻す。流動層１６に戻された粉
砕物は未燃ガスとともにフリーボード１８から固気分離
器２０に導入され、すべての未燃灰が飛散粉塵として一
元化処理される。なお、流動層１６における燃焼温度は
４５０〜７００℃である。
【００１０】図２は、本発明の実施の第２形態によるガ
ス化炉における未燃分再燃焼装置を示している。本実施
形態は、未燃灰・流動媒体排出手段２８と粉砕機３０と
の間に振動ふるい等の分級機３４を設けて、流動層１６
からの抜出物を分級して、ふるい上の大塊不燃物を分離
・除去した後、ふるい下の未燃灰及び流動媒体を粉砕機
３０で粉砕するように構成したものである。分級機３４
のふるい目は０．５〜１．０cmとすることが好ましい。
他の構成及び作用は、実施の第１形態の場合と同様であ
る。
ス化炉における未燃分再燃焼装置を示している。本実施
形態は、未燃灰・流動媒体排出手段２８と粉砕機３０と
の間に振動ふるい等の分級機３４を設けて、流動層１６
からの抜出物を分級して、ふるい上の大塊不燃物を分離
・除去した後、ふるい下の未燃灰及び流動媒体を粉砕機
３０で粉砕するように構成したものである。分級機３４
のふるい目は０．５〜１．０cmとすることが好ましい。
他の構成及び作用は、実施の第１形態の場合と同様であ
る。
【００１１】図３は、本発明の実施の第３形態によるガ
ス化炉における未燃分再燃焼装置を示している。本実施
形態では、固気分離器２０からの未燃ガスは、流動層燃
焼炉３６の未燃ガス燃焼部３８に導入されて流動層燃焼
し、固気分離器２０からの未燃灰は流動層燃焼炉３６の
未燃灰燃焼部４０に導入されて流動層燃焼するように構
成されている。３７は排出機、３９はブロワである。流
動層燃焼炉３６は、流動層４２、空気分散板４４及び風
箱４６が縦方向の仕切部材４８で仕切られて、未燃ガス
燃焼部３８と未燃灰燃焼部４０とが形成されている。仕
切部材４８は、共通のフリーボード５０が形成される長
さ（高さ）となっている。そして、未燃ガス燃焼部３８
の流動層内に過熱器５２が設けられ、未燃灰燃焼部４０
の流動層の上側に蒸発器５４が設けられている。なお、
過熱器と蒸発器とを入れ替えて設けたり、流動層内の熱
交換器を流動層の上側に設けたり、又は流動層の上側の
熱交換器を流動層内に設けたりすることも可能である。
他の構成及び作用は、実施の第１形態の場合と同様であ
る。
ス化炉における未燃分再燃焼装置を示している。本実施
形態では、固気分離器２０からの未燃ガスは、流動層燃
焼炉３６の未燃ガス燃焼部３８に導入されて流動層燃焼
し、固気分離器２０からの未燃灰は流動層燃焼炉３６の
未燃灰燃焼部４０に導入されて流動層燃焼するように構
成されている。３７は排出機、３９はブロワである。流
動層燃焼炉３６は、流動層４２、空気分散板４４及び風
箱４６が縦方向の仕切部材４８で仕切られて、未燃ガス
燃焼部３８と未燃灰燃焼部４０とが形成されている。仕
切部材４８は、共通のフリーボード５０が形成される長
さ（高さ）となっている。そして、未燃ガス燃焼部３８
の流動層内に過熱器５２が設けられ、未燃灰燃焼部４０
の流動層の上側に蒸発器５４が設けられている。なお、
過熱器と蒸発器とを入れ替えて設けたり、流動層内の熱
交換器を流動層の上側に設けたり、又は流動層の上側の
熱交換器を流動層内に設けたりすることも可能である。
他の構成及び作用は、実施の第１形態の場合と同様であ
る。
【００１２】図４は、本発明の実施の第４形態によるガ
ス化炉における未燃分再燃焼装置を示している。本実施
形態は、未燃灰・流動媒体排出手段２８と粉砕機３０と
の間に振動ふるい等の分級機３４を設けて、流動層１６
からの抜出物を分級して、ふるい上の大塊不燃物を分離
・除去した後、ふるい下の未燃灰及び流動媒体を粉砕機
３０で粉砕するように構成したものである。分級機３４
のふるい目は０．５〜１．０cmとすることが好ましい。
他の構成及び作用は、実施の第３形態の場合と同様であ
る。
ス化炉における未燃分再燃焼装置を示している。本実施
形態は、未燃灰・流動媒体排出手段２８と粉砕機３０と
の間に振動ふるい等の分級機３４を設けて、流動層１６
からの抜出物を分級して、ふるい上の大塊不燃物を分離
・除去した後、ふるい下の未燃灰及び流動媒体を粉砕機
３０で粉砕するように構成したものである。分級機３４
のふるい目は０．５〜１．０cmとすることが好ましい。
他の構成及び作用は、実施の第３形態の場合と同様であ
る。
【００１３】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 （１） 固体可燃物をガス化流動層炉でガス化処理する
際に、未燃灰燃焼炉又は未燃灰溶融炉に供給する未燃灰
を１種類にすることができる。このため、未燃灰の粒径
や成分が均一になって、安定した燃焼処理又は溶融処理
が可能となり、効率の向上を図ることができる。 （２） 従来は廃棄していた飛散灰や流動媒体中の未燃
炭素を回収することができる。 （３） 未燃灰の搬送供給系統が１系統になるので、運
転操作が簡単になる。
で、つぎのような効果を奏する。 （１） 固体可燃物をガス化流動層炉でガス化処理する
際に、未燃灰燃焼炉又は未燃灰溶融炉に供給する未燃灰
を１種類にすることができる。このため、未燃灰の粒径
や成分が均一になって、安定した燃焼処理又は溶融処理
が可能となり、効率の向上を図ることができる。 （２） 従来は廃棄していた飛散灰や流動媒体中の未燃
炭素を回収することができる。 （３） 未燃灰の搬送供給系統が１系統になるので、運
転操作が簡単になる。
【図１】本発明の実施の第１形態によるガス化炉におけ
る未燃分再燃焼装置を示す概略構成図である。
る未燃分再燃焼装置を示す概略構成図である。
【図２】本発明の実施の第２形態によるガス化炉におけ
る未燃分再燃焼装置を示す概略構成図である。
る未燃分再燃焼装置を示す概略構成図である。
【図３】本発明の実施の第３形態によるガス化炉におけ
る未燃分再燃焼装置を示す概略構成図である。
る未燃分再燃焼装置を示す概略構成図である。
【図４】本発明の実施の第４形態によるガス化炉におけ
る未燃分再燃焼装置を示す概略構成図である。
る未燃分再燃焼装置を示す概略構成図である。
１０ ガス化流動層炉 １２ 風箱 １４ 空気分散板 １６ 流動層 １８ フリーボード ２０ 固気分離器 ２２ 未燃灰搬送手段 ２４ 未燃灰燃焼炉又は未燃灰溶融炉 ２６ 未燃ガス燃焼装置 ２８ 未燃灰・流動媒体排出手段 ３０ 粉砕機 ３２ 粉砕物循環供給手段 ３４ 分級機 ３６ 流動層燃焼炉 ３７ 排出機 ３８ 未燃ガス燃焼部 ３９ ブロワ ４０ 未燃灰燃焼部 ４２ 流動層 ４４ 空気分散板 ４６ 風箱 ４８ 仕切部材 ５０ フリーボード ５２ 過熱器 ５４ 蒸発器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｆ２３Ｇ 5/30 ＺＡＢ Ｆ２７Ｂ 15/00 Ｆ２７Ｂ 15/00 Ｂ０９Ｂ 3/00 ３０３Ｈ
Claims (4)
- 【請求項１】 固体可燃物をガス化流動層炉に供給して
ガス化させ、未燃灰を含む未燃ガスをフリーボードから
固気分離器に導入し、固気分離された未燃灰を未燃灰燃
焼炉又は未燃灰溶融炉で燃焼又は溶融させる方法におい
て、 ガス化流動層炉の流動層内に蓄積される未燃灰を流動媒
体とともに抜き出し、粉砕して前記流動層に戻し、粉砕
物を未燃ガスとともにフリーボードから前記固気分離器
に導入し固気分離して、すべての未燃灰を飛散粉塵とし
て一元化処理することを特徴とするガス化炉における未
燃分再燃焼方法。 - 【請求項２】 流動層からの抜出物を分級してふるい上
の不燃物を分離・除去した後、ふるい下の未燃灰及び流
動媒体を粉砕する請求項１記載のガス化炉における未燃
分再燃焼方法。 - 【請求項３】 固体可燃物をガス化処理するガス化流動
層炉と、 このガス化流動層炉のフリーボードに接続された固気分
離器と、 この固気分離器の下部に未燃灰搬送手段を介して接続さ
れた未燃灰燃焼炉及び未燃灰溶融炉のいずれかとを備え
た固体可燃物ガス化処理装置において、 ガス化流動層炉の流動層に未燃灰・流動媒体排出手段を
介して接続された粉砕機と、 この粉砕機と前記流動層とを接続する粉砕物循環供給手
段とを設けたことを特徴とするガス化炉における未燃分
再燃焼装置。 - 【請求項４】 未燃灰・流動媒体排出手段に接続された
粉砕機の上流側に、未燃灰・流動媒体に含まれる不燃物
をふるい上として分離・除去するための分級機を設けた
請求項３記載のガス化炉における未燃分再燃焼装置。
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| JP34702897A JP3259831B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | ガス化炉における未燃分再燃焼方法及び装置 |
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| JP3259831B2 JP3259831B2 (ja) | 2002-02-25 |
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- 1997-12-01 JP JP34702897A patent/JP3259831B2/ja not_active Expired - Fee Related
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