JPH1115818A - 文書の参照制御方法 - Google Patents

文書の参照制御方法

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JPH1115818A
JPH1115818A JP9171459A JP17145997A JPH1115818A JP H1115818 A JPH1115818 A JP H1115818A JP 9171459 A JP9171459 A JP 9171459A JP 17145997 A JP17145997 A JP 17145997A JP H1115818 A JPH1115818 A JP H1115818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の文書を修正することなく、参照者に応
じて文書内の一部分について参照制御する。 【解決手段】 計算機上の参照制御テーブルには、参照
制御をする文書の識別子と参照者及び参照制御をする文
書中の項目を設定する。文書の参照先が指示されたと
き、この参照制御テーブルを参照して参照先が設定され
た参照者と文書の識別子を含んでいる場合に文書中の設
定された項目について項目内容を削除するかまたは変更
して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機利用による
文書処理方法に係わり、特に文書内容の一部について参
照制御をする文書の参照制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年インターネット、特にWWW(Wo
rld Wide Web)を利用した情報共有、情報
発信が普及している。WWWは「吉村伸、WWWとイン
ターネット上の情報探索、UNIX MAGAZIN
E、1994.2」にあるように、インターネット上の
情報をハイパーテキストとして参照可能なシステムであ
り、インターネット上に分散したHTML(Hyper
Text MarkupLanguage)で記述さ
れた文書をその文書名に相当するURL(Unifor
m Resource Locators)を指定する
ことにより、HTML文書の表示プログラムであるWW
Wクライアントに表示することができる。図1は、WW
WクライアントによるHTML文書の表示例である。W
WWクライアント1010の使用者は、http://host1/d
ir1/doc1というURL1020を入力することにより、
host1というホストのdir1というディレクトリ
のdoc1という文書の内容1030を参照することが
可能である。またその文書中に<a href="http://host2/
dir2/doc2">document2</a>という記述がある場合、それ
をWWWクライアントで表示すると、”documen
t2”という文字列の色が変わったり下線が付く。そし
てその部分をマウスで指示することにより、今度はho
st2というホストのdir2というディレクトリのd
oc2という文書の内容を参照することが可能である。
【0003】また「Eric Bowden, Bri
an L. Miller, R.Scott Rey
novich, Bradley F. Shimmi
n、1つのネットワークに1つのWeb 〜6種類のW
ebサーバを試す〜、LAN TIMES、1996.
10」にあるように、WWWクライアントの要求に応じ
て文書データを送出するWWWサーバの機能を用いて特
定ファイルへのアクセス制御を行うことが可能である。
例えばWWWクライアントからその特定ファイルのUR
Lを指定した場合、最初にパスワードを促すメッセージ
が表示され、パスワードが正しく入力された場合のみそ
のファイルデータがWWWクライアントに送出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記最初に挙げた従来
技術は、URLを指定することによりインターネット上
のHTML文書をWWWクライアントから参照可能とす
るものであり、上記第2の従来技術は、さらにHTML
文書に対するアクセス制御を可能とするものであった。
しかしながら第2の従来技術においては、アクセス制御
はファイルやディレクトリ単位で行うため、例えば図1
のWWWクライアントが表示する文書内容1030にお
いて、“部内行事予定”と“幹部職制”の情報のみ特定
の参照者からの参照を許可しないというような設定はで
きない。したがってこのような場合には、これらの情報
をあらかじめ削除した文書を別途用意し、特定の参照者
には別途用意した文書のURLを指定させなければなら
ず、文書の作成・管理が容易でないという問題がある。
【0005】本発明は上記不便を解決するためになされ
たもので、その目的は、既存の文書を修正することな
く、文書内の一部分について参照制御をする方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、参照制御をす
る参照先の文書と参照者について、参照制御をする文書
中の項目を参照制御テーブルとして記憶装置に設定し、
文書の参照先が指示されたとき、この参照制御テーブル
を参照して参照先が参照制御テーブルに設定された文書
の識別子と参照者を含んでいる場合に当該文書中の設定
された項目について項目内容の表示を抑止する文書の参
照制御方法を特徴とする。
【0007】また文書の内容を探索し、文書中に埋め込
まれた参照先が参照制御テーブルに設定された文書識別
子と参照者に対応しているとき、この参照先を対応する
文書識別子と参照者を含む別の参照先表現に置換する。
【0008】なお上記の方法をステップとして含むコン
ピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体上に実体化することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0010】最初に本発明の文書処理方法を実施するシ
ステムの構成について図2を用いて説明する。3010
〜3040はワークステーションやパーソナルコンピュ
ータ等の計算機であり、ネットワーク3050を介して
複数の計算機が接続される。3060はハードウェアの
制御とプログラムの実行処理を行う中央処理装置であ
る。3070は使用者の入力を受け付けるキーボード・
マウス等の入力装置である。3080は文書処理の結果
を表示するディスプレイ等の表示装置である。3090
は実行中のプログラムやワークデータを記憶するRAM
(RandomAccess Memory)等の主記
憶装置である。3100はプログラムや文書ファイルを
格納するハードディスク等の外部記憶装置である。31
10は3060〜3100間でデータ伝送を行うバスで
ある。外部記憶装置3100にはシステム全体の制御を
行う基本制御プログラム(OS)3120と、文書デー
タを表示する文書表示プログラム3130が格納され
る。3220〜3270の構成要素は、3060〜31
10と同一である。外部記憶装置3260には、システ
ム全体の制御を行う基本制御プログラム(OS)328
0と、文書表示プログラムの要求に応じて文書データを
文書表示プログラムに向けて送出する文書送出プログラ
ム3290と、文書データの一部を削除または別のデー
タに置換して文書送出プログラムに送出する参照制御プ
ログラム3300と、文書の参照制御方法を設定する参
照制御設定プログラム3310と、参照制御設定プログ
ラムにより設定された情報を格納する参照制御定義テー
ブル3320と、幾つかの文書データ3330と、各文
書の書式を定義するテンプレート3340が格納され
る。3140〜3210の構成要素は3060〜313
0と、3220〜3340の構成要素は3350〜34
70とそれぞれ同一である。また文書表示プログラムと
文書送出プログラムの動作については、「吉村伸、WW
Wとインターネット上の情報探索、UNIX MAGA
ZINE、1994.2」に詳しい。
【0011】次に実施形態の文書の表示例について図3
を用いて説明する。4010及び4020は、従来技術
を用いた場合の文書表示例である。参照者Aが「総務部
の紹介」文書のURL(http://host1/dir1/doc1)を指
定すると、WWWクライアントに文書表示例4010が
表示される。さらにこの文書内に記述された「経理課
へ」の参照先URL(http://host1/dir1/doc2)を指示
することにより、文書表示例4040が表示される。一
方4020、4030、4050及び4060は、本発
明の方法を用いた場合の文書表示例である。参照者は、
参照制御プログラム名を参照先URLとして指定し、プ
ログラムの起動パラメータとして参照者の識別子と参照
する文書の識別子を合わせて指定する。例えばhost
1上にある参照制御プログラム「hide.exe」を
用いて、「SUZUKI」の識別子を持つ参照者Bが
「SOUMU」の識別子を持つ「総務部の紹介」文書を
表示する場合、「http://host1/hide.exe SUZUKI SOUM
U」をURLとして指定する。これにより参照者Bに対
しては「部内行事予定」の情報が削除された文書が、参
照者Cに対しては「部内行事予定」の情報が「担当にお
問い合わせ下さい」に置換された文書が表示される。
【0012】さらにこの文書内にURLが記述されてい
る「経理課へ」の指す文書に対しても参照制御の設定が
されている場合には、このURLを参照制御プログラム
名に置き換え、プログラムの起動パラメータとして参照
者の識別子と参照する文書の識別子を合わせて追加す
る。例えば文書表示例4020では「経理課へ」のUR
L(http://host1/dir1/doc2)を「http://host1/hide.
exe SUZUKI KEIRI」に変換する。これにより文書表示例
4020、4030において「経理課へ」を指示するこ
とにより、参照者Bに対しては「課内電話番号表」の内
線番号の情報が削除された文書表示例4050が、参照
者Cに対しては「課内電話番号表」の情報が「課内のみ
の情報です」に置換された文書表示例4060が表示さ
れる。一方この文書内にURLが記述されている「資材
課へ」の指す文書については参照制御の設定がされてい
ないので、このURLについては上記の変換を行わな
い。
【0013】次に本実施形態の文書の書式の定義例につ
いて図4を用いて説明する。5010はテキストデー
タ、すなわち文書データ3330であり、5020はこ
のテキストデータの書式を定義するテンプレートであ
る。ここでテキストデータ5010は、任意の文字列に
よつて構成されるデータであり、構造化文書であっても
なくてもよい。テンプレート5020は、テキストデー
タ5010をコピーし、テキストデータ中の項目内容部
分を区切り文字列で囲まれた項目名に置き換えることに
よって、従来からよく知られた方法で作成可能である。
図4中のテンプレート5020では、区切り文字“《”
と“》”を用いてテーブル5030に示すように、テキ
ストデータ5010中の“鈴木 一郎”を項目名“著
者”、“計算機概論”を項目名“題目”、“97”を項
目名“発行年”、“1”を項目名“発行月”と定義して
いる。
【0014】続いて図2中の参照制御設定プログラム3
310の処理手順について図5のフローチャートを用い
て説明する。最初に参照制御情報入力ダイアログ701
0を表示装置3240に表示し(ステップ6010)、
使用者の入力を受け付ける(ステップ6020)。
【0015】図6に参照制御情報入力ダイアログの構成
例を示す。使用者は入力装置3230を用いて表示領域
7020〜7110に設定情報を入力する。領域702
0には文書の参照者を識別するための識別子を指定す
る。領域7030には参照制御処理が必要な文書か否か
のチェックを行う範囲をホスト名で指定する。7040
は参照制御処理を行う文書に関する情報を設定するため
の表である。領域7060には参照制御処理を行う文書
を識別するための識別子を指定する。領域7070には
参照制御処理を行う文書のURLを指定する。領域70
80には参照制御処理を行う文書の書式を定義したテン
プレートのURLを指定する。7050は参照制御処理
を行う項目に関する情報を設定するための表である。領
域7090には参照制御処理を行う項目の項目名を指定
する。領域7100には項目を削除するか別の語句に置
換するか、表示を抑止する方法を指定する。領域711
0には項目の内容を置換する語句を指定する。ここで領
域7100は「削除」「置換」のいずれかを選択し、領
域7100に「置換」が選択された場合のみ領域711
0への入力を可能とする。
【0016】使用者の入力受け付け開始後、領域702
0〜7110に設定情報が入力されたとき(ステップ6
030Yes)、入力された設定情報をその領域に表示
し(ステップ6040)、再び使用者の入力を受け付け
る(ステップ6020)。またCANCELボタン71
30が押されたとき(ステップ6050Yes)、参照
制御情報入力ダイアログ7010を非表示にして(ステ
ップ6080)、参照制御設定プログラムを終了する。
また、OKボタン7120が押されたとき(ステップ6
060Yes)、領域7020〜7110に設定された
情報に従い参照制御定義テーブルの内容を更新した後
(ステップ6070)、参照制御情報入力ダイアログ7
010を非表示にして(ステップ6080)、参照制御
設定プログラムを終了する。
【0017】図7に参照制御定義テーブルの構成例を示
す。参照制御定義テーブル8010は、参照者識別子8
020、参照制御文書チェック範囲テーブル8060へ
のポインタ8030、参照制御文書情報テーブル808
0へのポインタ8040、参照制御項目情報テーブル8
120へのポインタ8050からなる行のリストであ
る。参照制御文書チェック範囲テーブル8060は、参
照制御文書チェック範囲8070からなる行のリストで
ある。参照制御文書情報テーブル8080は、文書識別
子8090、文書URL8100、テンプレートURL
8110からなる行のリストである。参照制御項目情報
テーブル8120は、項目名8130、置換フラグ81
40、置換語句8150からなる行のリストである。参
照制御定義テーブル中の項目8020、8070、80
90、8100、8110、8130、8140、81
50はそれぞれ、参照制御情報入力ダイアログ7010
中の領域7020、7030、7060、7070、7
080、7090、7100、7110に対応し、参照
制御情報の設定時には対応する領域の値をテーブルに設
定する。ただし領域7100については、「置換」表示
時にはTRUE、「削除」表示時にはFALSEを置換
フラグ8140に設定する。
【0018】続いて図2中の参照制御プログラム330
0の処理手順について図8のフローチャートを用いて説
明する。最初にプログラムの起動パラメータから参照者
の識別子と参照先を取得する(ステップ9010)。次
に起動パラメータから取得した参照者識別子を参照制御
定義テーブル8010中の参照者識別子8020から検
索し、該当する参照者識別子に対応する参照制御文書チ
ェック範囲、参照制御文書情報及び参照制御項目情報を
取得する(ステップ9020)。次に起動パラメータか
ら取得した参照先がURLと文書識別子のどちらかを調
べる(ステップ9030)。なおここでURLとは、元
の文書URLである。通常のURLの場合には、参照制
御文書情報テーブル8080に文書識別子8090が登
録されていないから、ステップ9020で参照制御文書
情報を取得できない。参照先が通常のURLならばその
URLの指す文書をバッファに読み込み(ステップ90
40)、文書識別子であればテンプレート変換処理を行
う(ステップ9050)。その後URL変換処理を行い
(ステップ9060)、最後にバッファ中の文書データ
を文書送出プログラム3290に渡して参照制御プログ
ラムの処理を終了する。
【0019】続いて図8のフローチャート中のテンプレ
ート変換処理9050の処理手順について図9のフロー
チャートを用いて説明する。最初に起動パラメータから
取得した参照先の文書識別子を参照制御文書情報テーブ
ル8080中の文書識別子8090から検索し、この文
書識別子に対応する文書URL及びテンプレートURL
が指す文書データ及びテンプレートをそれぞれバッファ
に読み込む(ステップ10010)。次にテンプレート
中の項目名を囲む区切り文字列を検索し、テンプレート
中の全ての項目名を順次取得する(ステップ1002
0)。次にテンプレート中のすべての項目名の部分を
「任意の文字列」を表す正規表現に置き換えて文書デー
タとテンプレートとのパターンマッチングを行い、正規
表現に対応する文字列を項目内容として順次取得する
(ステップ10030)。例えば図4の例で任意の文字
列を表す正規表現を*とすると、テンプレートの『著作
名』:《著者》『文献名』・・・を、『著作名』:*
『文献名』・・・に置き換えて文書データとパターンマ
ッチングを行うと、“著者”という項目名に対応する項
目内容として“鈴木一郎”を得る。なお正規表現を用い
たパターンマッチングについては、「Randol
L.Schwartz著、近藤 嘉雪訳、初めてのPe
rl、pp99−118、ソフトバンク株式会社、19
95」に詳しい。次に取得した項目名と項目内容をそれ
ぞれ取得順に並べ、取得順序の等しい項目名と項目内容
を対応させたテーブルを作成する(ステップ1004
0)。次にこのテーブルの1つ目の項目に着目して、こ
の項目の項目名が参照制御項目情報テーブル中の項目名
8130中に存在するか否かを調べ(ステップ1005
0)、存在する場合には、さらにこの項目名に対応する
置換フラグ8140の値を調べ(ステップ1006
0)、TRUEならばバッファ中の文書データにおける
この項目名に対応する項目内容を置換語句8150の文
字列に置換し(ステップ10070)、FALSEなら
ばバッファ中の文書データにおけるこの項目名に対応す
る項目内容を削除する(ステップ10080)。これら
の処理の終了後、またはステップ10050において項
目名がテーブル中に存在しない場合、ステップ1004
0で作成したテーブルに次の項目名が存在するか否かを
調べ(ステップ10090)、存在する場合には次の項
目に着目して再びステップ10050に戻る。存在しな
い場合にはテンプレート変換処理を終了する。
【0020】続いて図8のフローチャート中のURL変
換処理9060の処理手順について図10のフローチャ
ートを用いて説明する。最初にURL検索用のサーチポ
インタをバッファ中の文書データの先頭に移動する(ス
テップ11010)。次にサーチポインタ以降の範囲に
ついて文書データ中のURLの記述を検索し(ステップ
11020)、URLの記述がなければURL変換処理
を終了する。URLの記述があれば、さらにこのURL
が参照制御定義テーブル8010中の文書URL810
0中に存在するか否かを調べ(ステップ11030)、
存在する場合にはこのURLを参照制御プログラム名、
参照者識別子及び文書識別子を組み合わせた文字列に置
換する(ステップ11040)。参照制御プログラム名
とは、本処理を行うプログラムの名称(例えば図3に示
すhttp://host1/hide.exeの部分)である。一般には使
用者に対して元の参照先URLを隠すために、参照者識
別子及び文書識別子を含む参照先を指す別のURL表現
に置換すればよい。このURLが参照制御定義テーブル
8010中の文書URL8100中に存在しなければ、
さらにこのURLのホスト名が参照制御定義テーブル8
010中の参照制御文書チェック範囲8070中にある
か否かを調べ(ステップ11050)、存在する場合に
はこのURLを参照制御プログラム名、参照者識別子及
び置換前の文書URLを組み合わせた文字列に置換する
(ステップ11060)。すなわちこのURLが参照制
御文書の中になくても、参照制御文書チェック範囲のホ
スト内の文書である場合には、さらにその文書内に含ま
れるURLの指す文書が参照制御文書である場合が考え
られる。したがって特定のホスト内で継続的に参照制御
処理ができるように、URL変換を行う。文書チェック
範囲にない他のホストを指すURLは、元のURLのま
ま使用者に提示される。以上の処理の後、サーチポイン
タをこのURLの直後に移動し(ステップ1107
0)、再びサーチポインタ以降の範囲について文書デー
タ中のURLの記述を検索する(ステップ1102
0)。
【0021】以上、上記実施形態では文書データと文書
表示プログラムがネットワークで結ばれた複数の計算機
中の外部記憶装置に分散されているとして記述したが、
すべてのプログラム、テーブルおよび文書を一つの計算
機中の外部記憶装置に格納してもよい。その場合のシス
テム構成の例を図11に示す。図11に示す各構成要素
は、図2に示す構成要素と同一である。参照制御プログ
ラム12090は、文書送出プログラムを介さずに文書
表示プログラム12080に対してデータを送出する。
【0022】また上記実施形態では参照制御処理が必要
な文書か否かのチェックを行う範囲を指定するための参
照制御文書チェック範囲をホスト名により指定したが、
ホスト名だけではなく、ディレクトリ名やファイル名を
含めたものをチェック範囲として指定してもよい。この
場合、ステップ11050ではディレクトリ名やファイ
ル名も含めて記述されたURLが参照制御文書チェック
範囲中にあるか否かを調べる。
【0023】また上記実施形態では文書中の参照制御を
行う項目内容を指定する手段として、文書中の項目内容
を区切り文字列で囲まれた項目名に置き換えたテンプレ
ートを使用したが、項目内容の開始・終了位置の文字数
や項目内容の前後にある見出し項目となる文字列を指定
することにより、従来からよく知られた方法を用いて文
書中の参照制御を行う項目内容を指定することも可能で
ある。
【0024】また上記実施形態では参照者識別子として
個人名を挙げたが、個人名の代わりに使用者が属するグ
ループの名称を設定してもよい。
【0025】また本実施形態では文書中の項目内容を区
切り文字列で囲まれた項目名に置き換えたテンプレート
により文書の書式を定義したが、テンプレート中に項目
名を含む同一データが連続複数回存在する場合には、テ
ンプレート中にそのデータが繰り返し出現することを表
す定義を記述してもよい。
【0026】この場合テンプレートによる文書書式の定
義例を図12に示す。テキストデータ13010中には
3人分の名前と内線情報が含まれている。図12中のテ
ンプレート13020では、繰り返しを表す“{”
と“}repeat”を用いて、テーブル13030に
示すように、テキストデータ中の“鈴木 一郎”を項目
名“名前[1]”、“1234”を項目名“内線
[1]”、“佐藤 二郎”を項目名“名前[2]”、
“5678”を項目名“内線[2]”、“山田 三郎”
を項目名“名前[3]”、“9876”を項目名“内線
[3]”と定義している。
【0027】テンプレート変換処理時には、ステップ1
0010〜10040の処理の代りに、図13のステッ
プ14010〜14120の処理を実行する。最初に起
動パラメータから取得した参照先の文書識別子を参照制
御文書情報テーブル8080中の文書識別子8090か
ら検索し、この文書識別子に対応する文書URL及びテ
ンプレートURLが指す文書及びテンプレートをそれぞ
れバッファに読み込む(ステップ14010)。次にテ
ンプレート中の項目名を囲む区切り文字列を検索し、テ
ンプレート中の全ての項目名を取得する(ステップ14
020)。このときテンプレート中の繰り返しを表す文
字列についても同時に検索し、繰り返しを表す項目名を
付けて取得する。次にテンプレート中の全ての項目名部
分と繰り返し部分を「任意の文字列」を表す正規表現に
置き換えてパターンマッチングを行い、正規表現に対応
する文字列を項目内容として順次取得する(ステップ1
4030)。次に取得した項目名と項目内容をそれぞれ
取得順に並べ、取得順序の等しい項目名と項目内容を対
応させたテーブル(以降これを項目抽出テーブルと呼
ぶ)を作成する(ステップ14040)。次にこのテー
ブルの一つ目の項目に着目して、この項目の項目名が繰
り返しを表すか否かを調べ(ステップ14050)、繰
り返しであれば対応する項目内容について項目名を囲む
区切り文字列を検索し、全ての項目名を取得する(ステ
ップ14060)。次にカウンタnを1に設定し、サー
チポインタを繰り返しに対応する項目内容の先頭に移動
し、空のテーブル(以降これを繰り返し抽出テーブルと
呼ぶ)を用意する(ステップ14070)。次に項目内
容中の全ての項目名部分を「任意の文字列」を表す正規
表現に置き換えてパターンマッチングを行い、正規表現
に対応する文字列が存在するか否かを調べる(ステップ
14080)。存在すれば正規表現に対応する文字列を
項目内容として順次取得し、カウンタ値を付加した項目
名と項目内容をそれぞれ取得順に並べ、取得順序の等し
い項目名と項目内容を対応付けて繰り返し抽出テーブル
に追加する(ステップ14090)。次にカウンタnに
1を加え、サーチポインタを取得文字列の直後に移動し
て(ステップ14100)、再びパターンマッチングを
行う(ステップ14080)。ステップ14080で正
規表現に対応する文字列が存在しなければ、項目抽出テ
ーブルにおいて着目している項目名と項目内容を繰り返
し抽出テーブル中の項目名と項目内容に置き換える(ス
テップ14110)。次に項目抽出テーブルに次の項目
名が存在するか否かを調べ(ステップ14120)、存
在する場合には次の項目に着目して再びステップ140
50に戻る。存在しない場合には処理を終了する。
【0028】この処理により1つの文書データ中に項目
名と項目内容以外の文字列が同一のデータが連続複数回
存在する場合に、その繰り返し回数が不定であってもテ
ンプレートを定義することができる。またテンプレート
を定義した後に文書データ中の繰り返し回数が増減して
もテンプレートは修正する必要がない。
【0029】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、参照者ご
とに文書中の参照を許可しない部分を設定することによ
ってその部分の参照を抑止することができる。この方法
によって既存の文書を修正することなく、参照者に応じ
て文書中の一部分の参照制御をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の文書処理方法によって表示された文書の
表示例を示す図である。
【図2】実施形態のシステムの構成図である。
【図3】実施形態の文書表示例を示す図である。
【図4】実施形態の文書データ、テンプレート及び作成
されるテーブルの事例を示す図である。
【図5】実施形態の参照制御設定プログラムの処理手順
を示すフローチャートである。
【図6】実施形態の参照制御情報入力ダイアログの表示
画面を示す図である。
【図7】実施形態の参照制御定義テーブルのデータ構成
を示す図である。
【図8】実施形態の参照制御プログラムの処理手順を示
すフローチャートである。
【図9】実施形態のテンプレート変換処理の手順を示す
フローチャートである。
【図10】実施形態のURL変換処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】他の実施形態のシステムの構成を示す図であ
る。
【図12】実施形態の文書中に項目を含むデータが連続
して複数回ある場合の定義例を示す図である。
【図13】実施形態の文書中に項目を含むデータが連続
して複数回ある場合のステップ10010〜10040
に対応する処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】 3300…参照制御プログラム、3310…参照制御設
定プログラム、3320…参照制御定義テーブル、33
30…文書データ、3340…テンプレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の文書中に他の第2の文書の参照先が
    埋め込まれ、表示装置上に表示される第1の文書を介し
    て第2の文書の参照先が指示されたとき、第2の文書を
    記憶装置から取り出して表示装置上に表示する計算機利
    用の文書処理方法において、 参照制御をする参照先の文書と参照者について、参照制
    御をする文書中の項目を参照制御テーブルとして記憶装
    置に設定し、第2の文書の参照先が指示されたとき、該
    参照制御テーブルを参照して該参照先が該参照制御テー
    ブルに設定された文書の識別子と参照者を含んでいる場
    合に第2の文書中の設定された項目について項目内容の
    表示を抑止することを特徴とする文書の参照制御方法。
  2. 【請求項2】第2の文書の内容を探索し、第2の文書中
    に埋め込まれた参照先が該参照制御テーブルに設定され
    た文書識別子と参照者に対応しているとき、該参照先を
    対応する文書識別子と参照者を含む別の参照先表現に置
    換することを特徴とする請求項1記載の文書の参照制御
    方法。
  3. 【請求項3】第2の文書中の特定の項目を区切り文字に
    よって囲まれる項目名に置き換えた第3の文書を作成
    し、第2の文書と第3の文書の内容を比較することによ
    って、第3の文書中の項目名部分に対応する第2の文書
    の内容を参照制御の対象とする項目内容とすることを特
    徴とする請求項1記載の文書の参照制御方法。
  4. 【請求項4】第1の文書中に他の第2の文書の参照先が
    埋め込まれ、表示装置上に表示される第1の文書を介し
    て第2の文書の参照先が指示されたとき、第2の文書を
    記憶装置から取り出して表示装置に向けて送出するコン
    ピュータプログラムであって、コンピュータ読み取り可
    能な記憶媒体に実体化される該プログラムは以下のステ
    ップを含む: (a)参照制御をする参照先の文書と参照者について、
    参照制御をする文書中の項目を参照制御テーブルとして
    記憶装置に設定し、(b)第2の文書の参照先が指示さ
    れたとき、該参照制御テーブルを参照して該参照先が該
    参照制御テーブルに設定された文書の識別子と参照者を
    含んでいる場合に第2の文書中の設定された項目につい
    て項目内容の表示を抑止する。
  5. 【請求項5】該プログラムは、第2の文書の内容を探索
    し、第2の文書中に埋め込まれた参照先が該参照制御テ
    ーブルに設定された文書識別子と参照者に対応している
    とき、該参照先を対応する文書識別子と参照者を含む別
    の参照先表現に置換するステップをさらに含むことを特
    徴とする請求項4記載のコンピュータプログラム。
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