JPH11156646A - 締結具駆動工具の締結具供給管 - Google Patents

締結具駆動工具の締結具供給管

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JPH11156646A
JPH11156646A JP10260189A JP26018998A JPH11156646A JP H11156646 A JPH11156646 A JP H11156646A JP 10260189 A JP10260189 A JP 10260189A JP 26018998 A JP26018998 A JP 26018998A JP H11156646 A JPH11156646 A JP H11156646A
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fastener
body member
fasteners
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supply tube
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JP10260189A
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Gilbert Olvera
オルベラ ギルバート
Sigismund G Paul
ジー．ポール シギスムンド
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Illinois Tool Works Inc
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    • B25B23/02—Arrangements for handling screws or nuts
    • B25B23/04—Arrangements for handling screws or nuts for feeding screws or nuts
    • B25B23/06—Arrangements for handling screws or nuts for feeding screws or nuts using built-in magazine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直立型締結具駆動工具で使用される複数の締
結具を保持する新規な締結具供給管およびその組立体を
提供すること。 【解決手段】 直立型締結具駆動工具で並列に配置され
て使用される複数のネジ締結具、一般的には締結具、を
保持する締結具供給管が提供される。締結具供給管は締
結具を受容する保持溝を有する長尺の本体部材を含む。
保持溝は実質的にＴ形横断面のもので、締結具の軸部に
隣接させて設けられた側壁部と、締結具のヘッドの底面
に近接する肩部と、締結具のヘッドの側部に近接する冠
部、および締結具のヘッドの上面に近接する端壁部とで
形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は直立型締結具駆動工
具一般に関し、特に複数のネジ締結具を保持する締結具
供給管で、直立型締結具駆動工具の締結具マガジンに結
合した管ホルダとの組合せで使用可能なものに関する。
【０００２】
【従来の技術】直立型締結具駆動工具は、重なり合った
部材に締結具を貫通させて下側の部材、即ち、屋根葺き
材および床材業界において通常デッキと称される部材に
固定する工具として著しい発展を遂げている。米国特許
第５３０２０６８号は、トリガ作動式回転ドライバを含
む直立ガン(gun) 型ネジ駆動工具を開示しており、これ
は工業用の手持ち式電動工具で、回転軸によりネジ駆動
部材にソケット部で連結されるものであって、この回転
軸は回転ドライバに連結した外側上方管と上方管内部で
圧縮ばねにより回転ドライバから離反する方向へ伸縮可
能に付勢された内側下方管とを貫通するものである。
【０００３】米国特許第５３０２０６８号のネジ駆動部
材は、前記内側下方管の末端に連結した先端部に対して
非動作位置から動作位置へ移動する。即ち、前記先端部
をデッキに押圧して内側下方管を前記圧縮ばねの付勢力
に抗して前記回転ドライバの方向へ伸縮的に移動させる
と、前記ネジ駆動部材は上記のように移動する。この動
作位置で前記ソケット部は前記先端部の回動顎部間にの
ネジ駆動位置に保持されたネジに係合して、該ネジを前
記ネジ駆動部材に対して一直線右に位置決めし、前記先
端部をデッキに更に押圧すると、前記顎部が開いてネジ
が解放され、前記ネジ駆動部材の先端部を貫通させてネ
ジをデッキに進入させる。米国特許第５３０２０６８号
の別の特徴として、ネジ駆動部材は、バネにより付勢さ
れたセンタリングピンを含み、このピンは、ネジのヘッ
ドに形成された凹部に係合して、該ネジをネジ駆動部材
に対して、より詳細には、そのソケット部に対して軸方
向に芯合わせする凹部の形成された端部を有する。上記
米国特許の一実施形態において、このセンタリングピン
の凹部とねじの凹部は、駆動部材のソケット部に対して
回転的に方向付けてネジがソケット部により係合され易
くするための補足的切頭円錐面を有する。
【０００４】米国特許第５３０２０６８号の直立ガン型
ネジ駆動工具はまた伸縮する上方および下方管と並んで
位置するネジ供給管を含む。ネジ供給管の上端部はネジ
を手動で挿入するための漏斗を含み、ネジは供給管の上
端部からその下端部へ重力により供給される。この下端
部は、ブロックにより前記先端部に連結している。ブロ
ックの通路は、ネジ駆動部材が前記先端部から非動作位
置へ後退するとネジを供給管から先端部の回動顎部間の
ネジ駆動位置へ案内する。米国特許第５３０２０６８号
のこれらの特徴およびその他の特徴を有する直立ガン型
ネジ駆動工具は、イリノイ州所在のI ＴＷ Buildex社か
ら商標名 AutoraxＴＭおよびFastrax ＴＭにて市販され
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第５３０２０
６８号の直立ガン型ネジ駆動工具を含む多くの直立型締
結具駆動工具では、オペレータは各ネジを個々に供給管
に挿入せねばならず、次のネジは先に挿入されたネジが
デッキに駆動されるまでは供給管に挿入することはでき
ない。供給管に１個以上のネジを挿入はすると、これは
非動作位置と動作位置間で移動するネジ駆動部材の障害
物となる。また、ネジ駆動部材が動作位置にある時に次
のネジを供給すると、先のネジが駆動された後のネジ駆
動部材は先端部からの戻りが完全でなくなる。本発明の
発明者達は、先に挿入されたネジがデッキに固定される
のを待って次のネジを手動で供給することの難点を認識
している。これは時間の浪費であると共に集中力を削ぐ
からである。
【０００６】直立型締結具駆動工具において、締結具供
給装置の改善が提案されてきた。米国特許第３９６０１
９１号は、複数のネジを保持する供給管を有する直立ガ
ン型ネジ駆動工具を開示している。供給管は伸縮管組立
体の一端に位置する先端部に連結している。伸縮管の後
退と伸張の間に設けられた回動腕が、これの対向端の耳
部を供給管に交互に位置決めし、前記回動腕の耳部は先
に解放されたネジがデッキに固定されて後に伸縮管組立
体が伸張すると複数のネジの１つを先端部方向へ解放す
る。最近では、米国特許第５１９９６２５号には、数個
のピンを保持するフレキシブル管が開示されている。こ
の発明において、フレキシブル管は、ピンを直立型締結
具駆動工具の先端部に形成されたスロットに案内する。
シャトル部材がスロットを横断して先端部の開口方向へ
移動し、スロットに位置するピンを前記先端部の開口へ
移動し、そこでピンは磁石によりピン駆動部材により係
合されるまでこれとの軸方向に整列して保持される。シ
ャトルは一度に１個のピンが供給管からスロットに落下
できるようにし、落下するのはシャトルが先端部の開口
から後退する時である。
【０００７】米国特許第５３０２０６８号および第３９
６０１９１号には、ネジはオペレータにより個々に供給
管に装填されることとなり、これはこの分野では、特に
悪天候の時また不安定な作業場では面倒且つ困難な仕事
である。また、米国特許第５１９９６２５号および第３
９６０１９１号の形態は工具の動作中に使用される複数
のネジまたはピンを保持する締結具供給管部を含むが、
ネジまたはピンはヘッド対先端関係をもって供給管に装
填または積層されねばならない。これは保持出来る締結
具の数を限定する。
【０００８】米国特許第４１９９０９３号は、電動工具
で使用される端対端関係で配置される複数の装填パッケ
ジを収容する管アッセンブリを開示している。管の開口
端はこれの周囲に配置された別個の弾性リングにより変
形可能に締め付けられて装填パッケジを保持する。この
工具の装填装置は、管内に突出してその締め付けられた
部分を弾性リングの付勢力に抗して外方へ広げて管内の
装填物が工具の方向へ移動されるようにする端部を含
む。米国特許第４１９９０９３号の管アッセンブリは、
然しながら、充填パッケジを端対端関係で収容するの
で、これは保持できる装填物の数を限定する。また米国
特許第４１９９０９３号の管アッセンブリは別個の弾性
リングを含む複数の要素を有するので、これは組立作業
を要し、また生産コストを増大させる。
【０００９】本発明は直立型締結具駆動工具で使用され
る複数の締結具を保持する締結具供給管の技術分野特に
おける新規な発展に寄与するものである。従って、本発
明の目的は直立型締結具駆動工具で使用される複数の締
結具を保持する新規な締結具供給管およびその組立体を
提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、直立型締結具
駆動工具で並列に配置されて使用される複数のネジ締結
具、一般的には締結具、を保持する締結具供給管を提供
する。締結具供給管は締結具を受容する通路を有する長
尺の本体部材を含む。通路は実質的にＴ形横断面のもの
で、締結具の軸部に隣接させて設けられた側壁部と、締
結具のヘッドの底面に近接する肩部と、締結具のヘッド
の側部に近接する冠部、および締結具のヘッドの上面に
近接する端壁部とで形成される。
【００１１】長尺の本体部材の少なくとも一端には締結
具保持部材または管閉鎖部材が設けられており、これが
複数の締結具に係合してこれらを締結具供給管の通路に
保持して、締結具保持部材または管閉鎖部材が締結具供
給管内の締結具から離脱すると、締結具供給管に保持さ
れた複数の締結具が解放されるようにする。
【００１２】また本発明の締結具保持部材は、少なくと
もその一端の弾性タブが長尺の本体部材の一側またはこ
れの第１の端の近辺から長尺の本体部材の通路内に突出
している。別の実施形態では、締結具保持部材は、その
２つの弾性タブが長尺の本体部材の実質的に対向する側
面、または、その第１の端の近辺から、更により詳細に
は、長尺の本体部材の実質的に対向する冠部から長尺の
本体部材の通路に突出している。これに関係する本発明
は、タブは、長尺の本体部材から１つまたはこれ以上が
部分的に切断加工された弾性タブを形成して締結具供給
管が単体となるとうにすることである。これはプラスチ
ックまたはその他の材料で形成することができる。
【００１３】本発明は、長尺の本体部材の内部でこれの
第１と第２の端の方向へ突出する１または複数の弾性タ
ブを有する締結具供給管を提供する。
【００１４】本発明は、上記説明した締結具供給管を、
並列に配置された複数の締結具を保持するスロットを有
するマガジンと、締結具供給管を受容する管ホルダとを
含む直立型締結具駆動工具と組み合わせた組立体を提供
する。管ホルダはマガジンスロットに対して一直線上に
配置されこれに連結する保持溝を含む。締結具供給管が
管ホルダの保持溝内に取り付けられている間、管ホルダ
の保持溝内に突出する突状部材が前記長尺の本体部材の
締結具保持部材に係合してこれを締結具から離脱させ、
これにより締結具供給管に保持された締結具はマガジン
スロット内へ解放される。更に本発明では、直立型締結
具駆動工具は締結具供給管がその管ホルダ内に配置され
ている間動作する。
【００１５】本発明のこれらおよびその他の目的、特徴
並びに利点は下記の本発明および添付図面の詳細な説明
を綿密に考察すればより明らかとなるであろう。なお、
添付図面は理解を容易とするため比例寸法のものではな
く、また、対応する構造は同じ参照番号にて指示されて
いる。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１、２を参照すると、締結具駆
動工具１０は、トリガ１４により作動する電動工具であ
る回転ドライバ１２を具備している。回転ドライバ１２
は、末端に締結具駆動部材２０を備えた回転軸１６を有
する。本実施形態において、締結具駆動部材２０は、切
頭円錐形の締結具のヘッドに係合可能なソケット２２
と、ソケット２２に設けられた整列ピン２４とを含む。
整列ピン２４は、締結具２をソケット２２に対して軸方
向に一直線状に配置する。ソケット２２および整列ピン
２４は、米国特許第５３０２０６８号に更に詳しく開示
されている。
【００１７】直立型締結具駆動工具１０は更に下方管３
０を含んでいる。下方管３０は上方管４０に伸縮自在に
連結されている。上方管４０は、その上端４２において
回転ドライバ１２に連結されている。下方管３０は、そ
の下端３２が上方管４０内部に配置されたばね部材４４
により回転ドライバ１２から離反する方向へ付勢されて
いる。ノーズ部５０が下方管３０の下端３２に連結され
ている。ノーズ部５０は開口５２を含んでいる。開口５
２は締結具２を締結具駆動位置に保持する。締結具駆動
位置おいて、締結具２は、下方管３０に軸方向に配置さ
れた締結具駆動部材２０に対して一直線上に配置、保持
される。締結具駆動部材２０は、下方管３０が圧縮ばね
４４に抗して上方管４０に関して収縮するとノーズ部５
０の方向へ前進し、かつ、下方管が上方管に関して伸び
るとノーズ部５０から後退する。
【００１８】図１、２の実施形態のノーズ部５０は、２
つの対向する締結具保持端部５５を有する顎部５４含ん
でいる。顎部５４は、対向するばね部材５６により対向
するピボット５３を中心に相互の方向へ回動するように
付勢されている。締結具保持端部５５の間に開口５２が
少なくとも部分的に形成される。ノーズ部５０は更に２
つの対向するプレ−ト部材５８を含み、そのうちの一方
のみが図１ｂに示されているが、プレート部材５８が、
下方管３０の下端３２に連結されて２つの顎部５４を回
動可能に支持する。プレ−ト部材５８の先端５９が、図
示しないデッキまたはワークに対して押圧されると、下
方管３０は上方管４０に対して収縮する。これにより、
結果締結具駆動部材２０が、ノーズ部５０の方向へ移動
して顎部５４間に保持された締結具２に係合する。更
に、上方管４０に対して下方管３０が収縮すると、締結
具駆動部材２０に係合する締結具２が顎部５４間に移動
する。このとき、顎部５４は、ばね部材５６の付勢力に
抗して互いに離間する方向へ回動し、両者間の開口５２
が大きくひらく。これにより締結具２が顎部５４から解
放されてワーク内に駆動可能となる。締結具駆動部材２
０、ノーズ部５０の種々の形態、および、その作用は米
国特許第５３０２０６８号により詳細に開示されてい
る。
【００１９】図１、２を参照すると、直立型締結具駆動
工具１０はマガジン６０を含む。マガジン６０は、対向
する案内レ−ル６２間に配設されたスロット７０と、マ
ガジンスロット７０の上方部に並列、配置された複数の
締結具を保持するための１または複数の上方ピン６４、
６５および下方ピン６６を有している。ピン６４、６
５、６６は、前記マガジンスロット内へ進入、およびマ
ガジンスロット内から退出可能となっている。図示する
実施形態では、２つの上方ピン６４、６５と１つの下方
ピン６６を含むが、別の形態では２つの下方ピンを含む
こともできる。下方ピン６６は下方管３０が上方管４０
に関して伸長すると、上方ピン６４、６５がマガジンス
ロット７０に進入し、かつ、下方ピン６６がマガジンス
ロット７０から退出し、以て、上方ピン６４、６５が図
示するように、複数の締結具をマガジンスロット７０の
上方部に保持する。図１には図面の複雑化を避けるため
に締結具２は１つだけ示されている。下方管３０が上方
管４０に関して収縮されると、下方ピン６６はマガジン
スロット７０に実質的に進入し、かつ、上方ピンがマガ
ジンスロット７０から退出し、以て、下方ピン６６が複
数の締結具をマガジン内で保持する。上方および下方ピ
ンの両者が上方および下方管３０、４０の伸縮する際、
同時にマガジンスロット７０に入るようにしてもよい。
【００２０】図１を参照すると、マガジン６０は管ホル
ダ１８０に連結されている。管ホルダ１８０には長手方
向の保持溝１８２が形成されている。保持溝１８２は締
結具供給管２００を受容する（図３参照）。管ホルダ１
８０の保持溝１８２は、マガジンスロット７０に対して
一直線上に位置決めされており、かつ、マガジンスロッ
ト７０に連結されている。図６を参照すると、マガジン
６０には、管ホルダ１８０へ向かって、縁部１８３、１
８５が形成されている。縁部１８３、１８５は、締結具
供給管２００が管ホルダ１８０内にあるときに係合する
当接部を形成している。
【００２１】図４、５を参照すると、締結具供給管２０
０は長尺の本体部材２０８を含んでいる。本体部材は通
路２１０を有しており、通路２１０は、ヘッド６と軸部
７を有する複数の締結具２を、整列させた状態で受容す
る。本実施形態の締結具はネジ締結具である。締結具供
給管２００は、管ホルダ１８０の保持溝１８２に着脱自
在に配置することができる。これにより、締結具供給管
２００の通路２１０がマガジンスロット７０に連結さ
れ、以て、締結具供給管２００に整列された複数の締結
具２がマガジンスロット７０の上方部７１に移送され、
かつ、そこで使用可能な状態で保持される。締結具供給
管２００は、締結具をマガジン６０に移動させると、管
ホルダ１８０の保持溝１８２から取り外すことができ
る。と言うのは、直立型締結具駆動工具１０の動作中に
使用される締結具は、マガジンスロット７０の上方部７
１に保持され、そこから供給されるからである。また、
締結具供給管２００は工具１０の動作中に管ホルダ１８
０の保持溝１８２に保持させてもよい。この場合、締結
具供給管２００の通路２１０によりマガジンスロット７
０の上方部７１が延長されることとなる。
【００２２】図４、５を参照すると、より詳細には、締
結具供給管のＴ形横断面を有する通路２１０は、締結具
軸部７に隣接して対設させれた側壁部２１２、２１４
と、締結具のヘッド６の低面に隣接して設けられた肩部
２１５、２１６と、締結具のヘッド６の上面８に隣接す
る端壁部２１８と、肩部２１５、２１６と端壁部２１８
との間で締結具のヘッドの側面９に隣接して実質的に対
向する冠部２１９、２２０とにより形成される。端壁部
２１８と冠部２１９、２２０は本実施形態では円弧面を
有するが、別の形状とすることもできる。例えば、相対
的に平坦な面または実質的に連続した曲面を有すること
ができる。
【００２３】締結具供給管２００は、締結具を通路２１
０内に保持するための弾性部材より成る締結具保持部材
を含む。図３、４、５の実施形態では、締結具保持部材
は第１と第２の端部２０２、２０４の近傍に配置された
２つの弾性タブ２２２、２２４を具備し、弾性タブ２２
２、２２４は、対応する肩部２１５、２１６と端壁部２
１８との間で対応する冠部２１９、２２０から長尺の本
体部材２０８の通路２１０内へ突出している。然しなが
ら、別の実施形態では、締結具供給管２００の一端は他
のの手段によりキャップまたはブロックすることがで
き、弾性タブ２２２、２２４は長尺の本体部材２０８の
一端の近傍、または、その一端にのみに配置してもよ
い。また別の実施形態では、単一の弾性タブが対向する
側壁部２１２、２１４の一方から、または、端壁部２１
８から、若しくは、対向する冠部２１９、２２０から、
更には、端壁部２１８から長尺の本体部材２０８の通路
２１０内に延びるようにしてもよい。更に他の実施形態
では、締結具保持部材は、長尺の本体部材２０８の一端
をひだ状に形成したり、捩ることにより、若しくは、屈
曲させることにより形成することもできる。
【００２４】弾性タブ２２２、２２４は、長尺の本体部
材２０８の対応する開口端２０３、２０５から離反する
方向へ、かつ、通路２１０内へ延設されている。本発明
のこの特徴によれば、弾性タブ２２２、２２４は締結具
が開口端２０３または２０５の一方から通路２１０に挿
入されたときに、通路２１０から外方へ撓んで、締結具
が長尺の本体部材２０８の通路２１０に挿入されること
を可能とする。図４、５を参照すると、弾性タブ２２
２、２２４の端部２３２、２３４は、締結具供給管２０
０の通路２１０の複数の締結具に係合して、前記締結具
をそこに保持する。更により詳細には、弾性タブ２２
２、２２４の端部２３２、２３４が締結具供給管２００
の通路２１０に配置された複数の締結具の最も端に位置
する締結具に係合し、これにより複数の締結具を保持す
る。このように弾性タブ２２２、２２４は一方向ゲ−ト
として機能し、締結具供給管２００への締結具の挿入を
可能とし、後述するように、弾性タブ２２２、２２４が
通路２１０から撓み出て締結具との係合が解除されるま
で、締結具の通路２１０からの落下を防止している。こ
うして締結具供給管２００は反復使用が可能となってい
る。
【００２５】本実施形態では、弾性タブ２２２、２２４
は長尺の本体部材２０８の部分的カット部で形成されて
おり、締結具供給管２００は単一部品から構成されてい
る。締結具供給管２００は、例えば、プラスチックの成
型加工または押し出し加工で形成することができる。ま
た弾性タブ２２２、２２４は、長尺の本体部材に型打ち
加工または切断加工により形成することができる。この
場合、切断により形成された弾性タブ２２２、２２４
を、長尺の本体部材２０８の通路２１０の内方へ実質的
に押圧して、上記説明したようにネジ締結具をそこに保
持できるようにする。
【００２６】図１、２、６を参照すると、管ホルダ１８
０内に突出する突状部材１８６、１８７が、締結具供給
管２００が管ホルダ１８０の保持溝１８２に保持される
間、締結具供給管２００の通路２１０内に突き出して、
締結具供給管２００の対応する弾性タブ２２２、２２４
に係合して弾性タブ２２２、２２４を通路２１０の外へ
押し出し、これにより締結具供給管２００に並列に保持
された締結具が弾性タブ２２２、２２４から解放され
て、マガジンスロット７０へ、より詳細には、マガジン
スロット７０の上方部７１へ移動可能となる。通路２１
０内に突出する単一の弾性タブを有する締結具供給管２
００の構成の実施形態では、管ホルダ１８０内に突出す
る単一の突状部材が、対応する単一の弾性タブを付勢す
るようにしてもよい。
【００２７】図１、２、６は、マガジンスロット７０の
端壁部７９から離反する方向へ突出可能で、締結具供給
管２００の端壁部２１８に対向する頂壁部２２１に係合
可能な位置決め用突状部材１９０を示す。突状部材１９
０は管ホルダ１８０に対して一定の角度をもって配置さ
れており、締結具供給管２００が管ホルダ１８０の保持
溝１８２内に配置されている間、締結具供給管２００に
係合して、これををマガジンスロット７０の肩部７７、
７８へ向けて付勢する。長尺の本体部材２０８の頂壁部
２２１は、整列用突方部１９０との係合を容易とするた
めの凹面を有する。こうして、突状部材１９０は、締結
具供給管２００が管ホルダ１８０の保持溝１８２内に配
置されている間、締結具供給管２００の端壁部２１８を
マガジンスロット７０の端壁部７９に対して整列または
位置決めして、締結具が締結具供給管２００からマガジ
ンスロット７０の上方部７１移動するときに、マガジン
スロット７０の端壁部７９が締結具の障害物とならない
ようにする。
【００２８】図６を参照すると、締結具供給管２００の
対向する側壁部２１２、２１４の端部が図示されてお
り、より詳細には、マガジン６０の縁部１８３、１８５
に支持されて位置する端部２０３または２０５を示して
いる。縁部１８３、１８５の各々は、対向する側壁部２
１２、２１４に対して位置決めされて、以て、締結具供
給管２００を支持する。このように縁部１８３、１８５
は、締結具供給管２００が管ホルダ１８０内に配置され
ている間、その座となる当接面を形成する。締結具供給
管２００は、管ホルダ１８０との摩擦力により、管ホル
ダ１８０内に保持される。この摩擦力により、締結具供
給管２００が管ホルダ１８０内に配置されている間、直
立型締結具駆動工具１０の動作中および取り扱い中に締
結具供給管２００が工具１０から外れることなく、直立
型締結具駆動工具１０は動作可能となる。
【００２９】使用中、複数の締結具は締結具供給管２０
０に確実に保持され、そして、締結具供給管２００は直
立型締結具駆動工具１０の管ホルダ１８０に容易に取り
付けられ、複数の締結具はマガジンスロット７０に移動
される。締結具がマガジンスロット７０の上方部７１内
へ移動すると、締結具供給管２００は管ホルダ１８０か
ら取り外すことが可能となる。そのとき、直立型締結具
駆動工具１０は締結具供給管２００を備えなくとも動作
することができる。然しながら、上記に説明したよう
に、直立型締結具駆動工具１０は締結具供給管２００を
管ホルダ１８０に配置した状態でも動作することができ
る。締結具供給管２００は、また、これが空になると管
ホルダ１８０から容易に取り外して締結具を再装填して
使用することができる。従って、この工具のオペレータ
は締結具を装填した数個の締結具供給管２００を備え
て、マガジンスロット７０の上方部７１に締結具が残っ
ていても、或いは、残っていなくても、締結具供給管２
００を直立型締結具駆動工具１０の管ホルダ１８０に取
り付けることにより、工具１０を相対的に中断すること
なく動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態によるファスナ−マガジン及
び排列装置を含む直立型締結具駆動工具の上方部の部分
側面図である。
【図２】図１の直立型締結具駆動工具の一部を形成する
先端部を含む直立型締結具駆動工具の下方部の部分側面
図である。
【図３】図１の直立型締結具駆動工具との組合せで使用
される締結具供給管の側面図である。
【図４】図３の矢視線ａ−ａに沿う断面図である。
【図５】図３の矢視線ｂ−ｂに沿う端面図であって、締
結具供給管の通路内に保持された締結具を示す図であ
る。
【図６】図１の矢視線ｃ−ｃに沿う部分端面図であっ
て、締結具保持体内部に位置する締結具供給管を示す図
である。
【符号の説明】
２…締結具 １０…締結具駆動工具 ６０…マガジン ７０…マガジンスロット １８０…管ホルダ １８２…保持溝 ２００…供給管 ２１０…通路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ヘッドと、軸部を有して直立型締結具駆
    動工具において使用可能な複数の締結具を保持するため
    の締結具供給管において、 対向する側壁部と、前記側壁部から外方へ延びる肩部
    と、前記肩部に対向する端壁部と、前記肩部と前記端壁
    部との間に設けられ実質的に対向する冠部とにより形成
    される実質的にＴ形の横断面の通路を有する長尺の本体
    部材を備え、 前記複数の締結具は、前記長尺の本体部材の通路内で互
    いに横並びに配置され、前記対向する側壁部は前記締結
    具軸部に隣接させて配置されており、前記対向する肩部
    は前記締結具のヘッドの底面に隣接させて配置され、前
    記冠部は前記締結具のヘッドの側部に隣接させて配置さ
    れ、前記端壁部は前記締結具のヘッドの上壁に隣接させ
    て配置され、 更に、前記長尺の本体部材の少なくとも一端に配置され
    た締結具保持部材を備え、前記締結具保持部材は、前記
    複数の締結具の最端締結具に係合して前記複数の締結具
    を前記通路に保持し、前記締結具保持部材は前記複数の
    締結具の最端締結具から離脱して前記複数の締結具を前
    記締結具供給管から解放する締結具供給管。
  2. 【請求項２】 前記締結具保持部材は、前記長尺の本体
    部材の通路内へ突出する少なくとも１つの弾性タブを含
    み、前記少なくとも１つの弾性タブは前記長尺の本体部
    材の一側で前記長尺の本体部材の第１の端に向けて配置
    されて、前記弾性タブが前記長尺の本体部材の通路から
    撓んで出ると、前記締結具供給管に保持された複数の締
    結具が前記締結具供給管にから解放されるようにする請
    求項１に記載の締結具供給管。
  3. 【請求項３】 前記締結具保持部材は前記長尺の本体部
    材の通路内へ突出する２つの弾性タブを含み、各弾性タ
    ブは前記長尺の本体部材の一側で前記長尺の本体部材の
    第１の端に向けて配置される請求項２に記載の締結具供
    給管。
  4. 【請求項４】 前記２つの弾性タブは前記長尺の本体部
    材の実質的に対向する冠部から突出する請求項３に記載
    の締結具供給管。
  5. 【請求項５】 更に前記長尺の本体部材の通路内へ突出
    する２つの追加の弾性タブを含み、前記２つの追加の弾
    性タブは前記長尺の本体部材の一側で前記長尺の本体部
    材の第１の端に対向する第２の端に向けて向けて配置さ
    れる請求項３に記載の締結具供給管。
  6. 【請求項６】 前記弾性タブは前記長尺の本体部材を部
    分的に切断して形成される請求項２に記載の締結具供給
    管。
  7. 【請求項７】 前記締結具供給管はプラスチック材で形
    成された単体部材である請求項１に記載の締結具供給
    管。
  8. 【請求項８】 締結具供給管と、ヘッドと軸部を有する
    締結具を駆動する直立型締結具駆動工具との組立体にお
    いて、 並列に配置された複数の締結具を保持するスロットを有
    するマガジンと、 前記マガジンに連結して前記マガジンスロットに連結す
    る保持溝を有する管ホルダと、 対設された側壁部と、前記側壁部の各々から外方へ延び
    る肩部と、前記肩部に対向する端壁部と、前記肩部と前
    記端壁部との間に配置され、互いに実質的に対向する冠
    部とで形成される実質的にＴ形横断面の通路を有する長
    尺の本体部材とを備え、 前記複数の締結具は、前記長尺の本体部材の通路内で互
    いに横並びに配置され、前記側壁部は前記締結具軸部に
    隣接させて配置され、前記肩部は前記締結具のヘッドの
    底面に隣接させて配置され、前記冠部は前記締結具のヘ
    ッドの側部に隣接させて配置され、前記端壁部は前記締
    結具のヘッドの上壁に隣接させて配置されており、 前記長尺の本体部材の少なくとも一端の近傍に配置され
    た締結具保持部材を備え、前記締結具保持部材は前記複
    数の締結具のうち最も端に配置された締結具に係合して
    前記複数の締結具を前記通路に保持すると共に、前記締
    結具保持部材は前記複数の締結具のうち最も端に配置さ
    れた締結具からとの係合を解除することにより、前記複
    数の締結具を前記締結具供給管から解放するようになっ
    ており、 前記長尺の本体部材の少なくとも一部は前記管ホルダの
    保持溝内に配置され、 突状部材が前記管ホルダの保持溝内に突出して前記長尺
    の本体部材の締結具保持部材に係合してこれを前記複数
    の締結具の最端締結具から離脱させるようにした組立
    体。
  9. 【請求項９】 更に、前記マガジンスロットの端壁部か
    ら離反する方向へ延び、前記長尺の本体部材の端壁部に
    対向する前記長尺の本体部材の頂壁部に係合する突状部
    材を含み、前記突状部材は、前記長尺の本体部材が前記
    管ホルダの保持溝内に配置されている間、前記長尺の本
    体部材の端壁部を前記マガジンスロットの端壁部に整列
    させる請求項８に記載の組立体。
  10. 【請求項１０】 前記長尺の本体部材の通路は前記管ホ
    ルダの保持溝内に延設され、これにより前記直立型締結
    具駆動工具の動作中に前記締結具供給管が前記管ホルダ
    の保持溝内に位置する請求項８に記載の組立体。
  11. 【請求項１１】 前記締結具保持部材は前記長尺の本体
    部材の通路内に突出する少なくとも１つの弾性タブを含
    み、前記少なくとも１つの弾性タブは前記長尺の本体部
    材の一側で前記長尺の本体部材の第１の端に向けて配置
    されて前記複数の締結具の最端の締結具に係合して前記
    複数の締結具を前記長尺の本体部材の通路に保持し、前
    記突状部材が前記管ホルダの保持溝内に突出して前記長
    尺の本体部材の少なくとも１つの弾性タブに係合してこ
    れを前記長尺の本体部材の通路外に撓み出し、これによ
    り前記締結具供給管に保持された前記複数の締結具が前
    記締結具供給管から解放されるようにした請求項８に記
    載の組立体。
  12. 【請求項１２】 更に前記長手の本部材の通路内に突出
    する２つの弾性タブを含み、前記２つの弾性タブは、前
    記長尺の本体部材の実質的に対向する側面で前記長尺の
    本体部材の第１の端部の近傍に配置され、かつ、前記管
    ホルダの保持溝内に延びており、体前記長手の本部材が
    前記管ホルダの保持溝内に配置されている間、各突状部
    材が前記長尺の本体部材の対応する弾性タブに係合して
    これを前記長尺の本体部材の通路外に撓み出す請求項１
    １に記載の組立体。
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