JPH11156591A - タンデムプレス機 - Google Patents

タンデムプレス機

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Publication number
JPH11156591A
JPH11156591A JP33190197A JP33190197A JPH11156591A JP H11156591 A JPH11156591 A JP H11156591A JP 33190197 A JP33190197 A JP 33190197A JP 33190197 A JP33190197 A JP 33190197A JP H11156591 A JPH11156591 A JP H11156591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
bolster
crankshaft
forming
connecting rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP33190197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Yamada
健雄 山田
Yoichi Uno
陽一 宇野
Akiteru Yoshizawa
彰晃 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Dobby Co Ltd
Original Assignee
Yamada Dobby Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Dobby Co Ltd filed Critical Yamada Dobby Co Ltd
Priority to JP33190197A priority Critical patent/JPH11156591A/ja
Publication of JPH11156591A publication Critical patent/JPH11156591A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台のプレス機で2か所のプレス成形加工部
を設けることによって多工程加工を可能とし、さらに、
コンパクトに形成されるタンデムプレス機を提供するこ
と。 【解決手段】 プレス機1には、フレーム3内にクラン
クシャフト7が回転可能に支承されている。クランクシ
ャフト7は軸受け部71に対してそれぞれ対する側に偏
心するクランクピン部71と73が形成されている。内
側に配置されたクランクピン部71に内コネクティング
ロッド13を介して下スライド9が下方に向かって配置
され、外側に配置されたクランクピン部73に外コネク
ティングロッド15を介して上スライド11が上方に向
かって配置されている。下スライド9の下方にはボルス
タ17が固着され下部加工部20を形成し、上スライド
11の下方には上ボルスタ19が固着され上部加工部2
1を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークをプレス
成形加工するプレス機に関し、さらに、1台のプレス機
に2個のスライドが配置されるタンデムプレス機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プレス成形加工において、例え
ば、ブランキング加工のように1台のプレス機1工程で
成形加工を完了するものや、また、トランスファーや順
送のようにワークを順次送り複数の工程を経て加工完了
するものがある。特に、複数の工程を経て成形加工をす
る後者の場合、プレス機を複数台並設してタンデムプレ
スラインを構成したり、1台のプレス機に多工程行なう
ことのできる金型を取り付けて加工していた。しかし、
プレス機を複数台並設してタンデムラインを構成する場
合には、設備費の増大と工場内の広大なスペースを必要
とするばかりでなく、それぞれのプレス機に人手を要す
ることになる。また、多工程用の金型を取り付ける場
合、金型が大きくなり金型費用を増大させるとともに、
プレス機のスライド下面を広くするため大型のプレス機
を必要とし、その分スペースも広く取らなければならな
い。図5に示される従来のプレス機は、上記の課題を考
慮したもので、1台のプレス機で複数の加工ステーショ
ンを選択的に使用するように改良したタンデムプレス機
50であり、これによると、フレーム51に回転可能に
支持された1個のクランクシャフト52に、クランクシ
ャフト52の下方で複数の接続装置53が配置され、フ
レーム51の上方に突出するようにそれぞれの接続装置
53に連結された加工ステーション54が配置され、そ
れぞれの加工ステーション54に図示しない金型が取り
付けられていた。そして、それぞれの加工ステーション
54を連結する接続装置53にはクラッチ装置55が装
備され、使用する加工ステーション54にはクラッチを
つなげ、使用しない加工ステーション54にはクラッチ
を切るように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記に示す従
来のタンデムプレス機50は、各加工ステーション54
がワークW送り方向に沿って横方向に並設されているの
で、プレス機50の幅方向が大きくなり床面積のスペー
スを広くとらなければならなかった。さらに、それぞれ
の接続装置53は複雑に構成されコストが高く、メンテ
ナンスの時間も多くかかっていた。
【0004】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、1台のプレス機で2個のスライドを有して多工程
のプレス成形を可能とし、しかも床面積のスペースを少
なくするコンパクトなタンデムプレス機を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるタン
デムプレス機では、上記の課題を解決するために以下の
ように構成するものである。すなわち、フレームにボル
スタが固着され、クランクシャフトの回転により該クラ
ンクシャフトに接続されたスライドが、前記ボルスタに
対して接近離隔するように往復直線運動するタンデムプ
レス機であって、前記スライドと前記ボルスタとを有す
る成形加工部が、前記クランクシャフトを挟んで対向す
るように2か所配設され、それぞれの前記スライドが、
前記クランクシャフトにコネクティングロッドを介して
支承されていることを特徴とするものである。
【0006】また好ましくは、前記成形加工部のうち、
一方の成形加工部を構成するスライドが他方の成形加工
部を構成するスライドと相対する方向に往復直線運動を
行なうことによって動的釣合を行なうように構成される
ことを特徴とするものであればよい。
【0007】さらに好ましくは、2か所に配設される成
形加工部が、いずれも前記スライドを前記ボルスタの上
方に配置するように構成されていることを特徴とするも
のであればなおよい。
【0008】また、前記成形加工部のうち、一方の成形
加工部を構成するスライドを前記スライドに対向するボ
ルスタに対して上方に配置し、他方の成形加工部を構成
するスライドを前記スライドに対向するボルスタに対し
て下方に配置するように構成することを特徴とするもの
であってもよい。
【0009】またこのタンデムプレス機は、フレームに
ボルスタが固着され、クランクシャフトの回転により該
クランクシャフトに接続されたスライドが、前記ボルス
タに対して接近離隔するように往復直線運動するもので
あり、前記スライドと前記ボルスタとを有する成形加工
部が、前記クランクシャフトを挟んで対向するように2
か所配設され、一方のスライドが、前記クランクシャフ
トにコネクティングロッドを介して支承される他方のス
ライドにガイドポストを介して接続されていることを特
徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0011】第1の形態のタンデムプレス機(以下、プ
レス機という)1は、図1に示すように、ダイイングプ
レス機を構成し、一体的に形成されたフレーム3内に、
一端に回転駆動体5を配置させたクランクシャフト7が
回動可能に支承されている。クランクシャフト7には下
方に向かって配置される下スライド9と上方に向かって
配置される上スライド11が、それぞれ内コネクティン
グロッド13・外コネクティングロッド15を介して連
結され、下スライド9の下面9aに対向するように下ス
ライド9の下方に下ボルスタ17がフレーム3のベッド
部31上に支持され、また上スライド11の下面11a
に対向するように上スライド11の下方にボルスタ19
がフレーム3のベッド部32に支持されて配置されてい
る。そして、それぞれ下部加工部20と上部加工部21
を形成している。
【0012】クランクシャフト7は、フレーム3の中央
部と両端部で軸受けを介して回動可能に支持される軸受
け部71と、軸受け部71の中心軸に対して偏心した位
置でコネクティングロッド13を回動可能に支持する内
側のクランクピン部73、クランクピン部73より外方
に配置され軸受け部71の中心軸に対してクランクピン
部73と対する方向に偏心した位置でコネクティングロ
ッド15を回動可能に支持するクランクピン部75とを
有し、一方の端部に回転駆動体5が取り付けられてい
る。
【0013】回転駆動体5は、フライホイールを有しフ
ライホイール内に配置されるクランクシャフト7を選択
的に回転したり停止したりするクラッチ・ブレーキ部を
有して、図示しないモータに回転駆動される。内クラン
クピン部73と外クランクピン部75の偏心量L1、L
2は、下スライド9と上スライド11のストローク量に
よって決まり同じストローク量であれば偏心量L1、L
2は同一に形成され、ストローク量が異なれば、それぞ
れのストローク量によって偏心量L1、L2も異なるよ
うに形成される。
【0014】下スライド9は上部に内コネクティングロ
ッド13にピン91を介して連結する連結部92と、下
部にフレーム3に軸受け33を介して往復移動を案内す
るガイドポスト部93とを有して形成され、上スライド
11はフレーム3の上方に突出し、下部にフレーム3に
軸受け34を介して往復移動を案内するガイドポスト部
111と、ガイドポスト部111の下部に連接され外コ
ネクティングロッド15にピン112を介して連結する
連結部113と、を有して形成されている。
【0015】下スライド9の下面9aには図示しない上
型が取り付けられ、下ボルスタ17の上面17aには図
示しない下型が取り付けられ、上型と下型との間にはワ
ークWが挿通され、上スライド11の下面11aと上ボ
ルスタ19の上面19aとの間にワークWが挿通され
る。ワークWの流れは、本形態では下部加工部20の左
方(入口側)から挿入されて右方(出口側)に向かって
供給され、上方に向かって搬送された後、上部加工部2
1の右方(入口側)から左方(出口側)に向かって排出
されることになる。このワークWの流れは、上部加工部
21側から下部加工部20側に流れるようにしてもよ
く、また、下部加工部20と上部加工部21に別々にワ
ークWを供給するようにしてもよい。
【0016】上記のように構成されたプレス機1は、ク
ラッチを入れることによってクランクシャフト7が回転
すると、クランクシャフト7の軸受け部71に対して偏
心した位置にある内コネクティングロッド13は下方に
向かって上下往復運動し、外コネクティングロッド15
は上方に向かって上下往復運動を行なう。このタイミン
グは内コネクティングロッド13が下方に移動する時、
外コネクティングロッド15は上方に向かって移動し、
内コネクティングロッド13が上方に移動する時外コネ
クティングロッド15は下方に向かって移動する。従っ
て、内コネクティングロッド13に連結された下スライ
ド9は軸受け33に案内されて上下往復移動し、外コネ
クティングロッド15に連結された上スライド11は、
軸受け34に案内されて下スライド9が下方に移動する
と同時に上方に移動し上下往復運動をする。つまり、上
スライド11の運動はワークWを加工するとともに下ス
ライド9の運動に対して動的バランスを取ることができ
る。
【0017】また、ワークWは下部加工部20の入口
(左方)から出口(右方)に向かって搬送され、さらに
上昇して上部加工部21の入口側(右方)から出口側
(左方)に向かって搬送される。そして、ワークWは、
下部加工部20で成形された前工程加工の後に上部加工
部21で後工程加工が行なわれる。
【0018】この形態のプレス機では、上スライド11
の往復運動が下スライド9の往復運動と対称的な動きを
するので、ダイナミックバランサーの機能を兼ね備え、
高速運転時においても振動を減少させることができる。
【0019】なお、下部加工部に搬入したワークを下部
加工部から搬出した後に、反転装置を取り付けてワーク
の上面を常に上側に向けるようにしてもよい。
【0020】第2の形態のプレス機1Aは、図2に示す
ように、フレーム3A内に回動可能に支承されるクラン
クシャフト7Aを有し、クランクシャフト7Aには軸受
け部71Aの軸心に対して偏心する位置にある内側のク
ランクピン部73Aと、外側のクランクピン部75Aが
形成されている。クランクピン部75Aの偏心位置は内
側のクランクピン部73Aの偏心位置と同一方向に形成
されている。その他の構成は前述の形態のプレス機1と
同様であるため詳細は省略する。従って、下部加工部2
0Aにおける下スライド9Aが下ボルスタ17Aに向か
って下方に移動すると同時に上スライド11Aが上ボル
スタ19Aに向かって下方に移動することになる。な
お、ワークWの流れは、前述と同様であるため詳細は省
略する。
【0021】この形態のプレス機では、下部加工部20
Aと上部加工部21Aが同時にワークWを加工するの
で、ワークWを下部加工部20Aと上部加工部21Aと
に別々に供給するようにしてもよい。
【0022】第3の形態のプレス機1Bは、図3に示す
ように、下部と上部に対向するようにベッド部31B・
32Bを形成し、クランクシャフト支持孔30Bを中心
にして対称的に形成されたフレーム3B内に、一端に回
転駆動体5Bを配置させたクランクシャフト7Bが支持
孔30Bに回動可能に支持されている。クランクシャフ
ト7Bには、下方に向かって配置される下スライド9B
と上方に向かって配置される上スライド11Bが、それ
ぞれ内コネクティングロッド13B・外コネクティング
ロッド15Bを介して連結され、下スライド9Bの下面
9bに対向するように下スライド9Bの下方に、フレー
ム3Bのベッド部31B上に支持された下ボルスタ17
Bが配置されている。また上スライド11Bの上面11
bに対向するように上スライド11Bの上方にフレーム
3Bのベッド部32Bに固着されたボルスタ19Bが配
置されている。そして、それぞれ下部加工部20Bと上
部加工部21Bを形成している。
【0023】クランクシャフト7Bは、第1の形態のプ
レス機1のクランクシャフト7と同様に形成され、フレ
ーム3Bの中央部と両端部で軸受けを介して回動可能に
支持される軸受け部71Bと、軸受け部71Bの中心軸
に対して偏心した位置でコネクティングロッド13Bを
回動可能に支持する内側のクランクピン部73B、クラ
ンクピン部73Bより外方に配置され軸受け部71Bの
中心軸に対してクランクピン部73Bと対する方向に偏
心した位置でコネクティングロッド15Bを回動可能に
支持するクランクピン部75Bとを有し、一方の端部に
回転駆動体5Bが取り付けられている。
【0024】回転駆動体5Bは、フライホイールを有し
フライホイール内に配置されるクランクシャフト7Bを
選択的に回転したり停止したりするクラッチ・ブレーキ
部を有して、図示しないモータに回転駆動される。この
形態においても、内クランクピン部73Bと外クランク
ピン部75Bの偏心量L1、L2は、下スライド9Bと
上スライド11Bのストローク量によって決まり、同じ
ストローク量であれば偏心量L1、L2は同一に形成さ
れ、ストローク量が異なれば、それぞれのストローク量
によって偏心量L1、L2も異なるように形成される。
【0025】下スライド9Bは上部に内コネクティング
ロッド13Bにピン91Bを介して連結する連結部92
Bと、下部にフレーム3Bに軸受け33Bを介して往復
移動を案内するガイドポスト部93Bとを有して形成さ
れ、上スライド11Bは下部に外コネクティングロッド
15Bにピン112Bを介して連結する連結部113B
と、フレーム3Bに軸受け34Bを介して往復移動を案
内するガイドポスト部111Bと、を有して形成されて
いる。
【0026】下スライド9Bの下面9bには図示しない
上型が取り付けられ、下ボルスタ17Bの上面17bに
は図示しない下型が取り付けられ、上型と下型との間に
はワークWが挿通され、上スライド11Bの上面11b
と上ボルスタ19Bの下面19bとの間にワークWが挿
通される。ワークWの流れは、本形態では下部加工部2
0Bの左方(入口側)から挿入されて右方(出口側)に
向かって供給され、上方に向かって搬送された後、上部
加工部21Bの右方(入口側)から左方(出口側)に向
かって排出されることになる。このワークWの流れは、
上部加工部21B側から下部加工部20B側に流れるよ
うにしてもよく、また、下部加工部20Bと上部加工部
21Bに別々にワークWを供給するようにしてもよい。
【0027】なお、この形態においては、外側のクラン
クピン部75Bの偏心位置と内側のクランクピン部73
Bの偏心位置が相対する方向に形成されているため、ダ
イナミックバランサーの機能を兼ね備えているが、第2
の形態のように、外側のクランクピン部75Bの偏心位
置を内側のクランクピン部73の偏心位置と同一方向に
することもできる。
【0028】第4の形態のプレス機1Cは、図4に示す
ように、一体的に形成されたフレーム3C内に、一端に
回転駆動体5Cを配置させたクランクシャフト7Cが回
動可能に支承されている。クランクシャフト7Cには下
方に向かって配置される下スライド9Cが、コネクティ
ングロッド13Cを介して連結され、下スライド9Cの
下面9cに対向するように下スライド9Cの下方に下ボ
ルスタ17Cがフレーム3Cのベッド部31C上に支持
されて配置され、下部加工部20Cを形成している。ま
た、下スライド9Cにガイドポスト10Cがフレーム3
Cの上方に延設するように固着され、ガイドポスト10
Cの上端部に上スライド11Cが固着されている。上ス
ライド11Cの下方に上ボルスタ19Cがフレーム3C
のベッド部32C上に固着され、上スライド11Cの下
面11cと上ボルスタ19Cの上面19cが対向するよ
うに面し、上部加工部21Cを形成している。ガイドポ
スト10Cはフレーム3Cに固着された軸受け33C、
34Cに案内されながら上下方向に往復運動を行なう。
【0029】クランクシャフト7Cは、フレーム3Cの
中央部と両端部で軸受けを介して回動可能に支持される
軸受け部71Cと、軸受け部71Cの中心軸に対して偏
心した位置でコネクティングロッド13Cを回動可能に
支持するクランクピン部73Cを有し、一方の端部に回
転駆動体5Cが取り付けられている。
【0030】回転駆動体5Cは、上述の形態と同様にフ
ライホイールを有しフライホイール内に配置されるクラ
ンクシャフト7Cを選択的に回転したり停止したりする
クラッチ・ブレーキ部を有して、図示しないモータに回
転駆動される。
【0031】下スライド9Cは上部にコネクティングロ
ッド13Cにピン91Cを介して連結する連結部92C
を有して形成されている。
【0032】下スライド9Cの下面9cには図示しない
上型が取り付けられ、下ボルスタ17Cの上面17cに
は図示しない下型が取り付けられ、上型と下型との間に
はワークWが挿通され、上スライド11Cの下面11c
と上ボルスタ19Cの上面19cとの間にワークWが挿
通される。ワークWの流れは、本形態では下部加工部2
0Cの左方(入口側)から挿入されて右方(出口側)に
向かって供給され、上方に向かって搬送された後、上部
加工部21Cの右方(入口側)から左方(出口側)に向
かって排出されることになる。このワークWの流れは、
上部加工部21C側から下部加工部20C側に流れるよ
うにしてもよく、また、下部加工部20Cと上部加工部
21Cに別々にワークWを供給するようにしてもよい。
【0033】上記のように構成されたプレス機1Cは、
クラッチを入れることによってクランクシャフト7Cを
正転させプレス加工を行なう。クランクシャフト7Cが
回転すると、クランクシャフト7Cの軸受け部71Cに
対して偏心した位置にあるコネクティングロッド13C
は下方に向かって上下往復運動し、同時に下スライド9
Cに固着されたガイドポスト10Cが軸受け33C・3
4Cに案内されながら上下往復移動をすると、上スライ
ド11Cが上下往復移動を行なう。従って、下スライド
9Cと上スライド11Cは同じタイミングで上下移動す
ることになる。ワークWは下部加工部20Cの入口(左
方)から出口(右方)に向かって搬送され、さらに上昇
して上部加工部21Cの入口側(右方)から出口側(左
方)に向かって搬送される。そして、ワークWは、下部
加工部20Cで成形された前工程加工の後に上部加工部
21Cで後工程加工が行なわれる。
【0034】上述のいずれの形態のプレス機において
も、この発明の要旨を逸脱するものでなければ、設計変
更をすることは可能である。例えば、第1〜3の形態の
プレス機においては、スライドの往復移動を案内するガ
イドは、ガイドポストでなくスライド側面とフレームと
に形成されるガイド面であってもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、タンデムプレス機は、
フレームにボルスタが固着され、クランクシャフトの回
転により該クランクシャフトに接続されたスライドが、
前記ボルスタに対して接近離隔するように往復直線運動
するものであり、前記スライドと前記ボルスタとを有す
る成形加工部が、前記クランクシャフトを挟んで対向す
るように2か所配設され、それぞれの前記スライドが、
前記クランクシャフトにコネクティングロッドを介して
支承されている。そして、クランクシャフトの回転によ
って2個のスライドがそれぞれのボルスタに対して接近
離隔するように往復運動を行なう。従って、1台のプレ
ス機でクランクシャフトを挟んだ2か所において同時に
プレス加工を行なうことができ、このプレス加工は2か
所の加工部でワークを順番に流すことによって連続的な
加工を行なうことができる。そのため、プレス機を並設
することなく、大型の金型を製作することなく、また、
プレス機の横幅を広くすることのないコンパクトなタン
デムプレス機を提供することができる。
【0036】また、このタンデムプレス機では、前記成
形加工部のうち、一方の成形加工部を構成するスライド
が他方の成形加工部を構成するスライドと相対する方向
に往復直線運動を行なうことによって動的釣合を行なう
ように構成される。そのため一方のスライドの往復運動
により動的バランスをとることができるので高速時にお
いても振動の少ないプレス機を提供することができる。
【0037】また、2か所に配設される成形加工部が、
いずれも前記スライドを前記ボルスタの上方に配置する
ように構成されていれば加工処理されたスクラップの処
置を容易に行なうことができる。
【0038】また、前記成形加工部のうち、一方の成形
加工部を構成するスライドを前記スライドに対向するボ
ルスタに対して上方に配置し、他方の成形加工部を構成
するスライドを前記スライドに対向するボルスタに対し
て下方に配置するように構成すれば、ワークを順次連続
的に上記成形加工部に流す際、ワークを反転することな
くワークのパンチ挿入面を同一にすることができコンパ
クトなシステムとしてのタンデムプレス機を提供するこ
とが可能となる。
【0039】さらにこのタンデムプレス機は、2個のス
ライドをガイドポストを介して連結することができる。
この形態のプレス機においては、クランクシャフトを廉
価に製作できるとともにガイドポストを兼用できるので
廉価なタンデムプレス機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の形態のプレス機の概略図
【図2】本発明による第2の形態のプレス機の概略図
【図3】本発明による第3の形態のプレス機の概略図
【図4】本発明による第4の形態のプレス機の概略図
【図5】従来のプレス機を示す概略図
【符号の説明】
1…プレス機 3…フレーム 31・32…ベッド部 7…クランクシャフト 7a…クランクピン部 9…下スライド 11…上スライド 13…内コネクティングロッド 15…外コネクティングロッド 17…下ボルスタ 19…上ボルスタ 20…下部加工部 21…上部加工部 W…ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームにボルスタが固着され、クラン
    クシャフトの回転により該クランクシャフトに接続され
    たスライドが、前記ボルスタに対して接近離隔するよう
    に往復直線運動するタンデムプレス機であって、 前記スライドと前記ボルスタとを有する成形加工部が、
    前記クランクシャフトを挟んで対向するように2か所配
    設され、 それぞれの前記スライドが、前記クランクシャフトにコ
    ネクティングロッドを介して支承されていることを特徴
    とするタンデムプレス機。
  2. 【請求項2】 前記成形加工部のうち、一方の成形加工
    部を構成するスライドが他方の成形加工部を構成するス
    ライドと相対する方向に往復直線運動を行なうことによ
    って動的釣合を行なうように構成されることを特徴とす
    る請求項1記載のタンデムプレス機。
  3. 【請求項3】 2か所に配設される成形加工部が、いず
    れも前記スライドを前記ボルスタの上方に配置するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1または2記
    載のタンデムプレス機。
  4. 【請求項4】 前記成形加工部のうち、一方の成形加工
    部を構成するスライドを前記スライドに対向するボルス
    タに対して上方に配置し、他方の成形加工部を構成する
    スライドを前記スライドに対向するボルスタに対して下
    方に配置するように構成することを特徴とする請求項1
    または2記載のタンデムプレス機。
  5. 【請求項5】 フレームにボルスタが固着され、クラン
    クシャフトの回転により該クランクシャフトに接続され
    たスライドが、前記ボルスタに対して接近離隔するよう
    に往復直線運動するタンデムプレス機であって、 前記スライドと前記ボルスタとを有する成形加工部が、
    前記クランクシャフトを挟んで対向するように2か所配
    設され、 一方のスライドが、前記クランクシャフトにコネクティ
    ングロッドを介して支承される他方のスライドにガイド
    ポストを介して接続されていることを特徴とするタンデ
    ムプレス機。
JP33190197A 1997-12-02 1997-12-02 タンデムプレス機 Pending JPH11156591A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105383086A (zh) * 2015-11-16 2016-03-09 江苏中兴西田数控科技有限公司 一种手动调节斜楔块式闭模高度调整装置

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