JPH11156550A - プラズマ切断装置 - Google Patents

プラズマ切断装置

Info

Publication number
JPH11156550A
JPH11156550A JP32735597A JP32735597A JPH11156550A JP H11156550 A JPH11156550 A JP H11156550A JP 32735597 A JP32735597 A JP 32735597A JP 32735597 A JP32735597 A JP 32735597A JP H11156550 A JPH11156550 A JP H11156550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torch
work
plasma
cutting
stand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32735597A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Kawashima
伯彦 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP32735597A priority Critical patent/JPH11156550A/ja
Publication of JPH11156550A publication Critical patent/JPH11156550A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 切断条件が異なっても適切なスタンドオフを
得ると共に、適切な点火開始位置を得るプラズマ切断装
置を得る。 【解決手段】 プラズマ電圧とワーク及びトーチ間のス
タンドオフとの制御式に基づきスタンドオフを一定に制
御する一方、教示点での記憶されたトーチとワークとの
距離から教示点でのスタンドオフとプラズマ電圧との制
御式の係数を補正しかつワーク厚さに応じた切断速度に
変更する処理を行なう。また、ワークとの距離を計測す
る距離センサを装着する一方、切断軌道に基づく教示位
置にてワーク端を探索し、検出したワーク端から点火開
始位置を求める処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークをプラズマ
にて切断する装置にあって、トーチ制御を切断に適する
ように補正し、また正確な点火開始位置を得るトーチ制
御を行なう装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマによるワークの切断を行なうに
当っては、切断中のプラズマ電圧からトーチとワークと
の間の距離(スタンドオフ)を所定の関係式より求め、
切断中スタンドオフを一定に保つような制御を行なって
いる。また、ワークを切断する際、切断に先立って点火
開始位置を決定しなければならず、この場合ワーク端部
を基準に切断することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スタンドオ
フとプラズマ電圧との間の関係は、ワークの材質や板厚
等により変化することになるので、予め切断条件として
ワークの材質や板厚を設定する必要があり、煩雑な作業
をもたらす。また、板厚が切断中に変化した場合、その
変化に伴いスタンドオフ値も変化することになるが、こ
の場合切断中の変化ではスタンドオフ値が正確に求まら
ず、正確なスタンドオフ制御が不可能となり、プラズマ
トーチがワークに衝突したり、逆に離間してプラズマが
消火してしまうという問題がある。
【0004】また、プラズマトーチの点火開始位置をワ
ーク端部とした場合、トーチがワーク端から外れている
場合にはプラズマが点火せず、またワークにトーチが入
り過ぎてしかもワークの板厚が厚い場合には、ワークを
貫通することができず、プラズマの吹き返しによりトー
チを損傷したり、貫通したとしても切断残しが生ずる。
つまり、切断位置を教示してプレイバックにより自動で
ワークを切断する場合、点火開始位置を最適位置とする
教示作業が極めてむづかしく、殊に、遠隔にて教示作業
を実施する事が非常にむづかしい。
【0005】本発明は、上述の問題に鑑み、切断条件が
異なったとしても適切なスタンドオフを得るようにした
プラズマ切断装置の提供を目的とする。
【0006】また、本発明は、上述の問題に鑑み、適切
な点火開始位置を得るようにしたプラズマ切断装置の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、次の発明特定事項を有する。 (1)ロボットの手先にプラズマトーチを装着してワー
クをプラズマにより切断する装置において、プラズマ電
圧とワーク及びトーチ間のスタンドオフとの制御式に基
づきスタンドオフを一定に制御する一方、教示点での記
憶されたトーチとワークとの距離から教示点でのスタン
ドオフとプラズマ電圧との制御式の係数を補正しかつワ
−ク厚さに応じた切断速度に変更する処理を行なうトー
チ制御部を有することを特徴とする。
【0008】(2)ロボットの手先にワークをプラズマ
により切断するプラズマトーチを装着すると共にワーク
との距離を計測する距離センサを装着する一方、切断軌
道に基づく教示位置にてワーク端を探索し、検出したワ
ーク端から点火開始位置を求める処理を行なうトーチ制
御部を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】ここで、図を参照して本発明の実
施の形態の一例を説明する。図1は、全体の簡略図であ
り、ロボット1の手先にはプラズマトーチ2と距離セン
サ3とが取付けられ、このうちプラズマトーチ2はプラ
ズマを吹き出して鉄板やアルミニウム等の被切断物(ワ
ーク)6を切断するものであり、また距離センサ3はワ
ーク6との間の距離測定を行なうものである。プラズマ
トーチ2にはプラズマ生成器4が接続される。また距離
センサ3は制御装置5に接続され、またワーク6も電気
的にプラズマ生成器4に接続される。そして、この制御
装置5では距離センサ3による距離の測定やワーク6と
プラズマトーチ2との電圧(プラズマ電圧)測定が行な
われ、トーチ2とワーク6との距離(スタンドオフ)を
求める。
【0010】制御装置5には、切断位置が入力されるこ
とになるが、この切断位置を入力する際、トーチ先端位
置と共にこのトーチとワークとの距離を切断軌道情報と
して入力され記憶される。この場合、トーチ先端位置の
代りにロボットの関節角度等によっても置き換えること
ができる。他方、切断中は、プラズマ電圧により求まる
スタンドオフ値にて、図2に示す例えば板厚d=40
(mm)でのプラズマ電圧V1 の場合のスタンドオフ値
1にて、トーチ先端を制御する。すなわち、例えばd
=40(mm)の線上にて制御を行なっている。本例で
は、切断中教示点に来たとき、その教示位置と共に記憶
した距離情報によりスタンドオフ値を修正する。つま
り、教示点にあってプラズマ電圧から求まるスタンドオ
フ値と記憶された距離情報とが異る場合、スタンドオフ
を得る制御式の係数を距離情報と一致するよう変更しか
つ切断速度をワ−ク厚さに応じて増減し、次の教示位置
まで制御するものである。
【0011】この制御式の変更は、次のように行なう。
図2において、今プラズマ電圧測定値をV1 としたと
き、板厚d=40mmの特性上ではスタンドオフ値はS
40mmであるが、教示位置にて測定したスタンドオフ値
をS1 とするとV1 とS1 との交点から板厚dx に推定
した新たな特性(図2中の点線)を補間により求める。
すなわち、S=aV+bなる直線を仮定するとき、係数
a,bを変化することにより図2の板厚に応じた特性を
求めることができる。補間については、図3に示すよう
にS1 にてVb a 間を内分するl1 :l2の割合に
て、S2 において、l1 :l2 =m1 :m2 となるよう
に補間してVeを求め座標(S1 1 )(S2 2 )か
ら傾きaと係数bを得る。
【0012】プラズマ切断における機能ブロックを図4
にて示す。命令インタプリタAからトーチ軌道データが
送られ、軌道算出部B及び軌道補間部Cにて算出・補間
される。ついで、電圧計測部Dによるプラズマ電圧に基
づきスタンドオフ算出部Eにてスタンドオフを求め、軌
道補正部Fにて得られたスタンドオフにてトーチの軌道
補正値を求め、座標変換部Gによる指令角度よりこの補
正値に当るサーボ演算部Hにてサーボ指令を得るもので
ある。トーチが教示点に来たときには、教示スタンドオ
フが制御係数補正部Iに入力されると共に、その時のプ
ラズマ電圧値とスタンドオフ値とから、教示スタンドオ
フ値に修正する係数補正がこの補正部Iにて行なわれ、
補正後の割係数によるスタンドオフ値にて軌道補正が行
なわれる。
【0013】こうして、教示点毎にスタンドオフ制御式
の係数を補正することにより、ワークの材質や厚さが不
明確であっても安定したプラズマ切断が可能となる。
【0014】また、本発明では、図5にて拡大して示す
ようにロボット1の手先にプラズマトーチと共にセンサ
2が取付けられ、このセンサ2によってワーク6までの
距離を検出することにより、ワーク端6Eを検出する。
ついで、このワーク端6Eを基準にして切断軌道と逆方
向にワーク6E内側に点火開始位置を設定する。
【0015】具体的設定方法としては、図6の如くワー
ク6内に切断経由位置を一点(P2)、ワーク6外に他
の一点(P1)を設定してワーク端6Eを検出し、この
ワーク端6Eより戻った位置を点火位置とする方法があ
る。つまり、 レーザ照射方向をセンサアプローチ方向、センサア
プローチ方向に垂直な方向(任意方向)をセンサオリン
ト方向として、ロボットのフランジとツール作用位置・
姿勢との関係を示すツールパラメータへ設定する。 図6のP2とP1から軌道ベクトルP2・P1を算
出する。 P2からロボットをP1方向へ動作させ、距離セン
サ出力が急激に変化した位置をワーク端6Eとして捉え
る。 ワーク端より所定の距離だけ軌道ベクトルP2・P
1と逆方向P1→P2へ所定の距離la だけ戻った位置
を点火位置として取り込む。この場合、la はパラメー
タとして調整可能としておく。
【0016】図6では、P2をワーク6内位置、P1を
ワーク6外位置としたが、P1P2共ワーク6内の切断
経由位置から選択したものが図7にて示してある。軌道
ベクトルP2・P1を得てP2からP1方向へロボット
を動作させてワーク端6Eを求め、このワーク端6Eよ
り軌道ベクトルP2・P1と逆方向P1→P2方向へl
a だけ戻った位置を点火位置とする。
【0017】本例においては、プラズマ点火に際してワ
ーク端位置を取り込むことにより、教示操作が簡単にな
り、教示時間が短縮され、また点火失敗もなく、吹き返
しによりトーチの損傷もなくなる。
【0018】
【発明の効果】以上説明の如く本発明は次の効果を有す
る。第1の発明では、切断条件が異なっても適切なスタ
ンドオフを制御式の係数補正により行なうようにしたこ
とにより、ワークの材質や厚さ不明確でも安定したプラ
ズマ切断が可能となる。また、第2の発明では、ワーク
端にて適切なプラズマ点火位置を得ることにより、教示
操作が簡単となり教示時間が短縮され点火失敗もなくト
ーチ損傷もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマ切断装置の全体構成図。
【図2】プラズマ電圧とスタンドオフとの特性線図。
【図3】制御式係数変更説明図。
【図4】機能ブロック図。
【図5】ロボット手首の拡大図。
【図6】点火開始位置設定の説明図。
【図7】点火開始位置設定の他の例の説明図。
【符号の説明】
1 ロボット 2 トーチ 3 センサ 4 プラズマ生成装置 5 制御装置 6 ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットの手先にプラズマトーチを装着
    してワークをプラズマにより切断する装置において、 プラズマ電圧とワーク及びトーチ間のスタンドオフとの
    制御式に基づきスタンドオフを一定に制御する一方、教
    示点での記憶されたトーチとワークとの距離から教示点
    でのスタンドオフとプラズマ電圧との制御式の係数を補
    正しかつワ−ク厚さに応じた切断速度に変更する処理を
    行なうトーチ制御部を有するプラズマ切断装置。
  2. 【請求項2】 ロボットの手先にワークをプラズマによ
    り切断するプラズマトーチを装着すると共にワークとの
    距離を計測する距離センサを装着する一方、 切断軌道に基づく教示位置にてワーク端を探索し、検出
    したワーク端から点火開始位置を求める処理を行なうト
    ーチ制御部を有するプラズマ切断装置。
JP32735597A 1997-11-28 1997-11-28 プラズマ切断装置 Withdrawn JPH11156550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32735597A JPH11156550A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 プラズマ切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32735597A JPH11156550A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 プラズマ切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11156550A true JPH11156550A (ja) 1999-06-15

Family

ID=18198226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32735597A Withdrawn JPH11156550A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 プラズマ切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11156550A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090312862A1 (en) * 2008-06-17 2009-12-17 Matthew Fagan Methods And Systems For Predictive Torch Height Control
US20100076589A1 (en) * 2008-09-23 2010-03-25 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Numerical control device
CN113523521A (zh) * 2021-08-10 2021-10-22 中国工程物理研究院核物理与化学研究所 一种水下等离子机自动调整装置
KR20220092448A (ko) * 2020-12-24 2022-07-01 부산대학교 산학협력단 원자로 내부 해체를 위한 힘 기반 임피던스 제어 시스템 및 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090312862A1 (en) * 2008-06-17 2009-12-17 Matthew Fagan Methods And Systems For Predictive Torch Height Control
US9539664B2 (en) * 2008-06-17 2017-01-10 Matthew Fagan Methods and systems for predictive torch height control
US20100076589A1 (en) * 2008-09-23 2010-03-25 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Numerical control device
KR20220092448A (ko) * 2020-12-24 2022-07-01 부산대학교 산학협력단 원자로 내부 해체를 위한 힘 기반 임피던스 제어 시스템 및 방법
CN113523521A (zh) * 2021-08-10 2021-10-22 中国工程物理研究院核物理与化学研究所 一种水下等离子机自动调整装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1018393A1 (en) Robotic movement of laser beam over a workpiece surface
CN1425527A (zh) 电弧焊设备及其控制方法
JPH07266272A (ja) マニピュレータ用追従方法及び装置
CN111132788B (zh) 提供用于控制焊枪位置的参考距离信号的方法和装置
JPH11156550A (ja) プラズマ切断装置
US5130514A (en) Control apparatus for tracing a weld line in a welding apparatus and control method therefor
JPH1085937A (ja) アーク溶接装置
JP4854860B2 (ja) 溶接線の倣い判定装置と倣い制御装置
JP3346917B2 (ja) プラズマ切断装置におけるトーチ高さ制御装置
WO2018088372A1 (ja) アーク溶接の表示装置及び表示方法
JPH06328385A (ja) 産業用ロボットの視覚センサの姿勢制御方法
JPH06155055A (ja) レーザ加工機
JPS5857762B2 (ja) ロボットにおける移動速度の修正方法とその装置
JPS6039207A (ja) 産業用ロボツトの自動教示方法
JP3520631B2 (ja) レーザ加工機
JP2832630B2 (ja) 溶接線倣い制御方法
JP3167186B2 (ja) 消耗電極式アーク溶接方法
JPH10109164A (ja) 溶接条件適応制御装置
JPH0651824A (ja) 工具姿勢制御方法
JPH06102924A (ja) ロボットの教示点自動較正法
JP2734258B2 (ja) ロボットの軌跡補正装置
JPH06320340A (ja) ワイヤ放電加工機
JPS63245359A (ja) 加工線テイ−チング方法
JP2802301B2 (ja) アーク溶接装置
JPS611477A (ja) 溶接線倣い制御方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201