JP2734258B2 - ロボットの軌跡補正装置 - Google Patents
ロボットの軌跡補正装置Info
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Description
ロボットの教示された最終作用点の軌跡と、加工誤差な
どによって発生する実際の作業対象物の作業軌跡とのず
れを補正するための、ロボットの軌跡補正装置に関す
る。
図面を参照して説明する。図4にロボットに取り付けら
れた従来のロボットの軌跡補正装置を示している。図4
において、1は溶接トーチ等の最終作用器、2は最終作
用点、3は最終作用点2のずれを検出するセンサ、4は
センサ3の検出点、5はロボットアームの先端部であ
る。
れる軌跡ずれを検出するためのセンサ3は、そのセンサ
3の検出点4が図4に示すように、最終作用点2に対し
進行方向に向かって先行するように設けられている。こ
のセンサ3は最終作用器1とともにロボットアームの先
端部5に固定して取り付けられている。このため、作業
内容によってはセンサの取付部を操作し検出点の位置を
人手によって変更しなければならなかった。
ための回転軸を設け、検出点4を常に進行方向に先行さ
せるように、教示によってまたは軌跡演算によって移動
させる構成も用いられていた。しかし、いずれの場合
も、検出点4と最終作用点2の間の距離は変わることな
く常に一定であった。
うな構成で、センサ3の検出点4と最終作用点2の間の
距離が一定に固定されている場合、軌跡補正のための演
算に要する時間や指令に対する最終作用点2の動作の遅
れ等の遅延時間が存在するため、ロボットの軌跡を補正
するとき、軌跡ずれを検出した位置と最終作用点が実際
に補正される位置とを一致させることができなかった。
これによって発生する誤差が大きくなると軌跡の補正が
正常に行なわれなくなり、実用上の問題となっていた。
特に最終作用点の移動速度が大きくなるにつれて誤差が
大きくなり、軌跡の補正能力が低下していた。この軌跡
の補正能力の低下を避けるために、ロボットの移動速度
を制限して運転を行なっていたため、作業時間が増大す
るという問題があった。
ボットの運転速度の影響を受けない高い軌跡補正の精度
を有するロボットの軌跡補正装置を提供することを目的
とする。
に本発明のロボットの軌跡補正装置は、教示した内容を
記憶し記憶した教示内容に従ってロボットを動作させる
制御装置と、複数の動作軸を備えたロボットと、視覚セ
ンサのカメラやレーザや超音波によって距離を測定する
センサ等によって軌跡ずれの検出を行なう検出手段と、
その検出手段からの情報に従ってロボットの最終作用点
の軌跡を補正する指令を計算して出力する補正手段と、
検出手段の検出点をロボットの最終作用点が描く軌跡上
のロボットの最終作用点より前方に置き検出手段からの
情報をもとに補正手段がロボットの軌跡を補正する指令
を計算する時間と補正手段から補正指令が出力されてか
ら最終作用点の位置が補正指令が出力された位置に移動
するまでの時間との和である遅延時間後に最終作用点が
教示された速度で前記検出点に到達する距離だけ最終作
用点より先行して検出手段を移動させる移動手段とを備
えたものである。
なう検出手段の検出点をロボットの最終作用点が描く軌
跡上のロボットの最終作用点より前方に置き、検出手段
からの情報をもとに、補正手段がロボット最終作用点の
軌跡を補正する指令を計算する時間と、補正手段から補
正指令が出力されてから最終作用点の位置が補正指令が
出力された位置に移動するまでの時間との和である遅延
時間後に、最終作用点が教示された速度で前記検出点に
到達する距離だけ最終作用点より先行して検出手段を移
動させるので、検出手段が軌跡ずれ情報を検出した地点
と最終作用点の位置ずれの補正を行う地点が一致し、検
出手段から出力された補正データによって最終作用点の
位置を補正したとき誤差を生じることがなく、また教示
された最終作用点の速度をもとに計算が行われるので、
最終作用点の速度によって補正の精度が影響を受けるこ
とがなく、したがってロボットの運転速度を意識的に小
さくする必要がなく、作業時間の増大を招くことがな
い。
について、以下図面を用いて説明する。図1は本発明の
軌跡補正装置を取り付けたロボットの全体構成図、図2
は本発明のロボットの軌跡補正装置の一実施例の制御系
の構成図、図3は同軌跡補正装置の要部の機械的構成図
である。
ては同じ符号を付して、説明を省略し異なる部分につい
て説明する。図1において、6はロボット本体、7は制
御装置、8は補正手段、9はセンサ3の移動手段すなわ
ち検出点を移動させる移動手段である。図2において、
センサ3、ロボット本体6およびセンサ3の移動手段9
を除く部分はロボットの軌跡補正に関する制御部で、1
0はメモリ、11,13は位置制御装置、12,14は
サーボアンプ、15はセンサインターフェイス、16は
CPUである。さらに、図3において、17は第1のモ
ータ、18は第1の腕、19は第2のモータ、20は第
2の腕、21は第3のモータである。
の軌跡補正装置について、図1〜図3を参照してその動
作を説明する。
16がメモリ10に記憶された手順に従ってロボット本
体6に取り付けられた最終作用点2が描く軌跡を演算
し、その演算結果に従ってロボット本体6の各軸の動作
角度と動作速度を位置制御装置11に出力し、サーボア
ンプ12によってロボット本体6の各軸のサーボモータ
を制御する。
度はあらかじめ教示された値として与えられる。遅延時
間はセンサ3からの情報により補正手段8がロボットの
最終作用点2の軌跡を補正する指令を演算する時間と、
補正指令が出力されてからロボットの最終作用点2が指
令された位置へ移動するまでの時間の和として求めるこ
とができる。このように最終作用点2の移動速度と遅延
時間は既知となるので、これをもとに最終作用点2と検
出点4の距離が求められる。したがって、最終作用点2
が描く軌跡上を、ロボット本体6の現在位置から上記の
ようにして求められた距離だけ最終作用点2より先行し
て検出点4を移動させることができる。すなわちロボッ
トの最終作用点2が上記遅延時間後に到達するあらかじ
め教示された軌跡上の位置を、センサ3の検出点4が常
に通過するように制御される。
憶された手順に従って、最終作用点2と検出点4間の必
要な距離を求め、その距離の数値から検出点4の位置を
求める。次に検出点4をその位置に移動させるために、
移動手段9を駆動するモータの必要な回転角度を計算
し、移動手段9の位置制御装置11に出力しサーボアン
プ12によって移動手段9のモータを駆動する。
かじめ教示された軌跡上を演算によって求められた距離
の間隔を保って、センサ3の検出点4が常に先行して移
動しながら、実際の作業対象物の作業軌跡とのずれを検
出する。教示された軌跡と実際の作業対象物の作業軌跡
とのずれ量はセンサ3から出力され、センサインタフェ
ース15を経由してCPU16に入力され、CPU16
によって計算される。補正手段8はCPU16によって
計算されたずれ量を補正するために、ロボットの最終作
用点2があらかじめ教示された軌跡を通過するために必
要な、ロボット本体6の各軸のサーボモータの回転角度
に、実際の作業対象物の作業軌跡とのずれ量を補正する
ために必要な各軸のサーボモータの回転角度を加え、ロ
ボット本体6の位置制御装置13に出力し、サーボアン
プ14を介してサーボモータを駆動しロボット本体6を
移動させることにより軌跡のずれの補正が行われる。
一実施例の要部の機械的構成図で、具体的にはセンサ3
の移動手段9の一実施例を示す。図3において、検出手
段としてレーザスキャン型のセンサ3を用い、移動手段
9としてロボットアームの先端部5にスカラー形のロボ
ットを取り付けた構造を採用している。このスカラー形
ロボットにおいて、第1のモータ17が第1の腕18を
動作させ、第2のモータ19が第2の腕20を動作させ
ることにより、検出点4をXY平面内の任意の位置に移
動させることができる。第3のモータ21はレーザのス
キャンがセンサ3の進行方向と直角方向になされるよう
にセンサ3を回転させる。
面内を移動する移動手段9を示したが、スカラー形のロ
ボットにセンサ3を上下に移動させる手段を付加すれ
ば、検出点4を3次元に移動させることもできる。
は、上記実施例ではロボットアームの先端部5に取り付
けたが、作業対象によっては必ずしもその必要はなく、
ロボットの最終作用点2で軌跡補正を行いながら作業を
行う領域がセンサ3によって検出可能であって、検出点
4が実際の作業対象物の作業軌跡を追跡できればロボッ
ト本体6のどの部位に取り付けてもよく、またロボット
本体6以外の部位に設けてもよい。
教示された速度で検出点4に到達する距離だけセンサ3
を最終作用点2より先行して移動させるので、ロボット
本体6の運転速度を犠牲にすることなく、センサ3から
出力された補正指令によって最終作用点2の軌跡を常に
正しく補正することができる。
よれば、検出手段の検出点を軌跡上のロボットの最終作
用点より前方に置き、補正手段がロボット最終作用点の
軌跡を補正する指令を計算する時間と、検出手段から補
正指令が出力されてから最終作用点の位置が補正指令が
出力された位置に移動するまでの時間との和である遅延
時間後に、最終作用点が教示された速度で前記検出点に
到達する距離だけ検出手段を最終作用点より先行して移
動させるので、検出手段が軌跡ずれ情報を検出した地点
と最終作用点の位置ずれの補正を行う地点が一致し、位
置を補正したとき誤差を生じることがなく、また先行す
る検出手段の検出点の位置は、教示された最終作用点の
速度をもとに計算されているので、補正の精度が最終作
用点の速度によって影響を受けることがなく、したがっ
てロボットの運転速度を意識的に小さくする必要がな
く、軌跡精度が高く、かつ作業効率の高いロボットを実
現するロボットの軌跡補正装置を提供することができ
る。
全体構成図
制御系の構成図
Claims (1)
- 【請求項1】教示した内容を記憶し記憶した教示内容に
従ってロボットを動作させる制御装置と、複数の動作軸
を備えたロボットと、視覚センサのカメラやレーザや超
音波によって距離を測定するセンサ等によって軌跡ずれ
の検出を行なう検出手段と、その検出手段からの情報に
従ってロボットの最終作用点の軌跡を補正する指令を計
算して出力する補正手段と、検出手段の検出点をロボッ
トの最終作用点が描く軌跡上のロボットの最終作用点よ
り前方に置き検出手段からの情報をもとに補正手段がロ
ボットの軌跡を補正する指令を計算する時間と補正手段
から補正指令が出力されてから最終作用点の位置が補正
指令が出力された位置に移動するまでの時間との和であ
る遅延時間後に最終作用点が教示された速度で前記検出
点に到達する距離だけ最終作用点より先行して検出手段
を移動させる移動手段とを備えたロボットの軌跡補正装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3304430A JP2734258B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | ロボットの軌跡補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3304430A JP2734258B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | ロボットの軌跡補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05143124A JPH05143124A (ja) | 1993-06-11 |
JP2734258B2 true JP2734258B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=17932913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3304430A Expired - Lifetime JP2734258B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | ロボットの軌跡補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2734258B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2024084504A (ja) * | 2022-12-13 | 2024-06-25 | 株式会社ブリヂストン | ロボットハンド |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP3304430A patent/JP2734258B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05143124A (ja) | 1993-06-11 |
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