JPH11156344A - 活性炭ブロックフィルター - Google Patents

活性炭ブロックフィルター

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Publication number
JPH11156344A
JPH11156344A JP34369597A JP34369597A JPH11156344A JP H11156344 A JPH11156344 A JP H11156344A JP 34369597 A JP34369597 A JP 34369597A JP 34369597 A JP34369597 A JP 34369597A JP H11156344 A JPH11156344 A JP H11156344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active carbon
activated carbon
filter
carbon block
spraying
Prior art date
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Pending
Application number
JP34369597A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Tochikubo
滋夫 栃窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TYK Corp
Original Assignee
TYK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TYK Corp filed Critical TYK Corp
Priority to JP34369597A priority Critical patent/JPH11156344A/ja
Publication of JPH11156344A publication Critical patent/JPH11156344A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性炭ブロックフィルターのプレス成形時に
発生するプレス金型と接してできる活性炭ブロックフィ
ルターの内外側表面に形成される緻密層の破壊のため、
生産効率が悪く、加工コストがかさむ施盤切削の方法に
代え、高圧の水で、活性炭粒子を吹き付け、緻密層を破
壊しつつ洗浄する。 【解決手段】 活性炭ブロック1の外側面2、内側面3
の緻密層をスプレーガンを用いて高圧の水と、活性炭粒
子を吹き付け、薄い緻密層を破壊、且つ全体の洗浄をす
る。 【効果】 短時間に、容易な加工方法により、緻密層を
破壊、洗浄して、細孔を出現させることができ、コスト
削減を可能とし、量産性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に家庭用、業務
用浄水器、水処理などに使用されるブロック状の活性炭
フィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、微粉活性炭と粘土を混練、造粒
し、プレス成形の後、高温で焼成された円筒、素焼き状
の活性炭ブロックフィルターは、プレス成形時に、原料
は高圧で押されながら型に沿って移動するため、造粒が
崩れて表面に緻密層を形成するため、施盤などで内外面
を切削して、表面の緻密層を除去している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、施盤での切削
は、寸法出しの効用もあるものの、消耗品であることを
考慮すれば、加工時間当たりのコストがかさみ、また、
焼成して素焼きとした物の切削には、切削バイトが極端
に減ること、切削粉の処理に難点があること、さらに、
切削には、粉塵が舞い、加工をする場所が極端に制限さ
れることなど、生産性の悪さ以外にも公害、産業廃棄物
問題などが伴うことが多かった。
【0004】そこで、本発明は、プレス成形品を焼成し
て、高圧の水と活性炭粒子の吹き付けに耐える強度を得
た段階で、粒度調整して粒径を一定に限定した活性炭粒
子を高圧の水で吹き付け、プレス成形時にプレス金型と
接して緻密となった層を破壊して、活性炭粒子と共に吹
き飛ばし、緻密層下の細孔を出現させ、容易且つ安価に
製造することができる活性炭ブロックフィルターを提供
するものである。
【0005】また、本発明の他の目的とするところは、
焼き締まりを見込んで成形し、緻密層を破壊することに
より、寸法出しの切削を省くことができる活性炭ブロッ
クフィルターを提供するものである。
【0006】さらにまた、緻密層破壊と仕上げ洗浄を同
時にでき、大幅に費用の削減ができる活性炭ブロックフ
ィルターの製造ができる活性炭ブロックフィルターを提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、微粉末の活性
炭と粘土とを水を加えて混練、造粒、プレス成形し、成
形強度が得られる焼成後に、プレス成形時にプレス金型
と接してできる表面が緻密となった活性炭ブロックフィ
ルターの内外側表面に高圧の水により、活性炭粒子を吹
き付け、緻密層を破壊しながら吹き飛ばし、洗浄するこ
とにより細孔を出現させることができ、焼成での焼き締
まりを考慮し、寸法出しのための切削を省くことができ
ることを特徴としたことを要旨とする。
【0008】
【実施例】本発明による実施例に基づいて、図面を参照
しながら詳細を説明する。図1は、本発明による活性炭
ブロックフィルターの完成図であって、活性炭ブロック
1は、外径105mm、内径30mm、高さ180mm
の円筒状のものである。製法としては、100メッシュ
アンダーの活性炭微粉に325メッシュの木節粘土を5
0:50の重量比で乾粉混練の上、全量の50重量%の
水を加えて、湿式混練、造粒して数日水分が飛ばないよ
うにしながら養生し、フリクションプレスにて成形、7
日間自然乾燥、焼成の後、プレス金型との接触面を原料
が滑ることにより、摩擦で造粒物が崩れて僅かな厚みな
がらできている緻密層となっている、外側面2、内側面
3の緻密層に高圧の水により、30〜60メッシュの活
性炭粒子を吹き付けて破壊し、空気圧で、破砕粉を吹き
飛ばしながら、洗浄した。上下のフィルターキャップ
4、5はシリコン樹脂で接着、固定している。
【0009】緻密層である外側面2、内側面3を破壊す
るには、ショットプラストなどに使用されている窒化珪
素、アルミナなどの粒子でも可能であるが、硬度が高い
ため破砕分と共に吹き飛ぶばかりでなく、活性炭ブロッ
クフィルターの表面に食い込むものも少なくないことが
想定されるため、実施例では、活性炭粒子を使用した。
活性炭粒子の吹き付けには、1リットル容器の上カップ
式スプレーガンを用い、内側面3のためには、200m
mのロングノーズをセットした。ノズル穴径は、いずれ
も5.0mmを用いた。
【0010】ガン吹きには、当初、高圧の洗浄機を用
い、20kgf/cm2で実施したところ、破壊力が大
き過ぎ、時間を掛けたところは大きくえぐれるため、7
kgf/cm2の水道圧で行なったところ、時間を要す
るものの良好な結果を得た。
【0011】90〜45度程度の角度をもって活性炭粒
子を吹き付けると、ブロックの表面の破壊層厚の調整が
困難であったが、真横の垂線方向から、1〜2mm入っ
た角度で、しかも、ブロックを毎秒1回転ほどさせなが
ら行なうと切削に等しいほどの仕上がりになることも判
明した。内筒側の緻密層の破壊には、図2のようにノズ
ル6を内筒に差し込み、活性炭噴射部7から噴射角度を
15度程度にして、上下にスライドさせながら行なっ
た。
【0012】長さ方向は、焼成温度を一定にすれば、焼
き締まりによる縮みはさほどの変化がないため、コスト
と加工時間の制限から来る量産性を考慮すれば、実施例
は、極めて効果が高い。表1は一本当たりの加工コスト
と加工時間を示したものであるが、複数を同時に加工す
るための、コンプレッサーと施盤の設備投資の比を勘案
すれば、メリットはさらに大きくなる。
【0013】
【表1】
【0014】施盤での切削加工したものと、活性炭粒子
の吹き付けによる、細孔の再現の差を、実際の水量より
見たものが、表2である。活性炭の吹き付け、2分、
0.3mm除去、3分、5.0mm除去、切削によるも
のの3種類の比較では、大きな差は認められないため、
吹き付けでは2分のものを生産することにした。
【0015】
【表2】
【0016】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、プレス
成形時に発生する活性炭ブロックフィルターの内外側表
面の緻密層に、活性炭粒子を高圧の水により吹き付け、
緻密層を破壊、破砕粉を吹き飛ばし、安価、容易に細孔
を出現できる実益を有する。また、本発明による時に
は、焼き締まり寸法を加味することにより、上下の寸法
だしの加工工程を省略できる実益を有する。さらにま
た、本発明によるときには、緻密層の破壊と仕上げ洗浄
を同時に行なえる実益を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明する一部欠截の断面図で
ある。
【図2】本発明における内筒の加工方法を説明する断面
模式図である。
【符号の説明】
1 活性炭ブロック 2 外側面 3 内側面 4 フィルターキャップ 5 フィルターキャップ 6 ノズル 7 活性炭噴射部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粉末の活性炭と粘土に水を加えて混
    練、造粒して油圧あるいはフリクションプレスにより、
    円筒状のフィルターを成形、焼成して素焼き状とした活
    性炭ブロックフィルターにおいて、プレス成形時にプレ
    ス金型内外側面を移動する原料の造粒が崩れて円筒状フ
    ィルターの内外側表面に形成される薄い緻密層に、高圧
    の水と活性炭粒子を吹き付けながら洗浄し、緻密層を破
    壊して細孔を出現させ、緻密層を切削に寄らず、安価且
    つ生産効率を飛躍的に向上させることができることを特
    徴とする活性炭ブロックフィルター。
JP34369597A 1997-11-27 1997-11-27 活性炭ブロックフィルター Pending JPH11156344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34369597A JPH11156344A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 活性炭ブロックフィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34369597A JPH11156344A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 活性炭ブロックフィルター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11156344A true JPH11156344A (ja) 1999-06-15

Family

ID=18363547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34369597A Pending JPH11156344A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 活性炭ブロックフィルター

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JP (1) JPH11156344A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7022274B2 (en) 2003-11-25 2006-04-04 Graver Technologies, Llc. Gas sintered carbon block and method

Cited By (1)

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