JPH11155831A - パッシブシールド型超電導磁石 - Google Patents
パッシブシールド型超電導磁石Info
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- JPH11155831A JPH11155831A JP9347113A JP34711397A JPH11155831A JP H11155831 A JPH11155831 A JP H11155831A JP 9347113 A JP9347113 A JP 9347113A JP 34711397 A JP34711397 A JP 34711397A JP H11155831 A JPH11155831 A JP H11155831A
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Abstract
いパッシブシールド型超電導磁石を提供する。 【解決手段】 均一磁場領域(10)を挾んで1組の超
電導コイル(2)とこれを収容する冷却容器(3)とか
ら成る静磁場発生源(1)が上下方向に配列され、その
上下に磁気シールド板(2)が、その側方に2本のヨー
ク(5)が配列されている。磁気シールド板(4)とヨ
ーク(5)は強磁性体から成り、それらの組合せは、静
磁場発生源(1)が均一磁場領域(10)に発生する磁
束線(14)の帰路を構成する。冷却容器(3)を冷却
する冷凍機(12)は、上側磁気シールド板(4)上
の、2つのシールド・ヨーク接合部位(磁気シールド板
(4)とヨーク(5)とを接合する部分)(11)を結
ぶ線分のほぼ垂直2等分線上に設置される。この部分
は、上側磁気シールド板(4)上で漏洩磁場の最も小さ
い位置であるので、冷凍機(12)に対する磁場の悪影
響が最も小さくなる。
Description
ング(以下、MRIと略称する)装置などに使用される
パッシブシールド型超電導磁石に係り、特にパッシブシ
ールド型超電導磁石での冷凍機の取付構造の改良に関す
る。
るが、汎用超電導磁石として現在最も実用化が進んでい
るのはMRI装置への利用である。MRI装置は、磁石
により、一定空間内に,一定方向に,一定磁場強度の均
一磁場を作り、各種コイル(傾斜磁場コイル−MRIに
際し、スピンの位置情報を得るために傾斜磁場を与え
る;高周波(RF)コイル−被検体に高周波磁場を照射
し、原子核を励起すると共に、被検体で発生した核磁気
共鳴(NMR)信号を受信する;等)を用い、前記空間
内に挿入された被検体からのNMR情報を収集し、被検
体の任意位置,任意方向の断面図を再構成するものであ
る。一般に、MRI装置は均一磁場の方向により、水平
方向のものと、垂直方向のものに分類される。
使用したものとしては水平磁場方式が一般的であった。
しかし、近年磁石として永久磁石を用いた、均一磁場が
垂直方向である開放型永久磁石方式MRI装置が実用化
され、その開放性ゆえに、広く全世界に価値が認識され
るようになった。そこで、現在では、永久磁石では達成
できない高い磁場強度を生成することができる超電導方
式による開放型(垂直磁場方式)MRI装置の開発が行
われている。
るための超電導コイルの冷却方法が重要な技術となる。
超電導磁石の冷却方法としては、一般に下記の4種類が
行われている。(中込秀樹;冷凍機を用いた超電導マグ
ネット:第1回超伝導・低温若手セミナー テキスト
題目:超伝導の基礎理論・デバイスの基礎と冷凍機の原
理・応用、p.14〜20、平成8年7月25日〜27
日、低温工学協会東北・北海道支部主催) (1)開放タイプ;冷媒(液体ヘリウム等)のみを用い
て冷却する方式で、冷媒容器内で超電導コイルを冷媒に
浸漬させて冷却する。 (2)ベビーシッタタイプ;超電導コイル自体について
は(1)と同様に冷媒で直接冷却し、冷却容器のうちの
冷媒容器を収容する2層の熱シールドを極低温冷凍機で
2つの温度レベル(例えば、77Kと20K)にて冷却
するものである。 (3)直接冷却タイプ;超電導コイル自体については
(1)と同様に冷媒で直接冷却するが、極低温冷凍機に
て気化した冷媒を再度液化して冷媒容器に戻すものであ
る。 (4)冷凍機直接タイプ;極低温冷凍機の先端の温度を
超電導コイルの臨界温度以下にして直接(又は熱の良伝
導体を介して)超電導コイルを冷却するものである。 上記の冷却方法において、初期は、(1)の方法が超電
導方式MRI装置の冷却の主流を占めていたが、近年で
は極低温冷凍機の性能向上にともない、(2)〜(4)
の方法が次第に用いられるようになってきた。
石において、均一磁場の磁場強度を高めようとすると、
磁場の漏洩が大きくなり、この磁場の漏洩をどのように
防止するかが問題となる。特願平8−165317や特
開平5−234746号公報には、図8に示すように、
1組の超電導コイル2と冷却容器3とから成る静磁場発
生源1を、上下に配置した強磁性体から成る磁気シール
ド板4と磁気シールド板を支持する強磁性体から成るヨ
ーク5にて囲む構造の垂直磁場方式の超電導磁石が開示
されている。この構造の超電導磁石では、静磁場発生源
1と磁気シールド板4とヨーク5とで磁気回路を構成
し、静磁場発生源1で発生した磁場が超電導磁石の外部
に漏洩するのを極力防止している。このような超電導磁
石は、パッシブシールド型超電導磁石と呼ばれている。
て、高磁場の垂直磁場方式MRI装置を構成しようとす
る場合、漏洩磁場を低減するためには、磁気シールド板
4を厚くし、ヨーク5を太くしなければならないので、
多量の強磁性体が必要となり、装置は大型化する。装置
を小型・コンパクト化しようとすると、漏洩磁場の低減
が不十分になることが考えられる。
温冷凍機(以下、冷凍機という)は、液体ヘリウム等の
冷媒の蒸発した気体を高温側で圧縮し、低温側で膨張さ
せることにより気体のエントロピーを変化させ、熱エネ
ルギーを低温側から高温側に移動し、冷凍機の先端部
(低温側)を冷却するものである。高温側で気体を圧縮
する部分を圧縮機と呼んでいるが、この圧縮機はピスト
ンを用い、気体の圧縮作業を行っている。ピストンを駆
動させるためにインダクションモータが使用されてい
る。インダクションモータ内の磁性体は直流の漏洩磁場
にさらされると、磁性体が飽和し、モータが動かなくな
ることがあり、また、この磁性体が交流の漏洩磁場にさ
らされると、モータの回転周波数が乱れることがある等
の問題があり、冷凍機を漏洩磁場の大きい位置に設置す
る動作不良を起こすことがある。
凍機の配置は重要な課題であり、この配置の如何によっ
ては冷凍機の性能を十分発揮できず、超電導磁石の性能
にも影響を及ぼす可能性がある。また、本発明の対象と
している垂直磁場方式のパッシブシールド型超電導磁石
に冷凍機を設置する場合の設置位置についても、殆ど検
討されていなかった。従って、本発明では、漏洩磁場が
冷凍機に悪影響を及ぼすことのないパッシブシールド型
超電導磁石を提供することを目的とする。
め、本発明のパッシブシールド型超電導磁石は、上下方
向に対向して配置された1組の超電導コイルと、それぞ
れの超電導コイルを収納し冷却する1組の冷却容器とか
ら成る静磁場発生源を有し、該静磁場発生源の上下外側
に強磁性体から成る磁気シールド板を配置し、該上下の
磁気シールド板の間を1本以上の強磁性体から成るヨー
クにて結合するパッシブシールド型超電導磁石におい
て、前記冷却容器を冷却する冷凍機が上側磁気シールド
板の上で、かつ、該上側磁気シールド板と前記ヨークの
接合部位(以下、シールド板・ヨーク接合部位という)
から離れた位置に取り付けられている(請求項1)。
磁気シールド板上においては、シールド板・ヨーク接合
部位の周辺部の漏洩磁場が大きくなり、それから離れた
位置で漏洩磁場が小さくなるので、上記構成のように冷
凍機を取り付け配置することにより、漏洩磁場による冷
凍機への悪影響を低減することができる。
は更に、前記ヨークが1本であり、前記冷凍機が前記上
側磁気シールド板の中央部又は該中央部よりも前記シー
ルド板・ヨーク接合部位から離れた位置に取り付けられ
ている(請求項2)。この構成では、シールド板・ヨー
ク接合部位が1個所であり、その周辺部の漏洩磁場が大
きくなる。従って、冷凍機の取り付け位置をシールド板
・ヨーク接合部位を基準にして上側磁気シールド板の中
央部、またはそれより遠い位置まで離せば漏洩磁場を小
さくすることができる。
は更に、前記ヨークが2本以上であり、前記冷凍機が隣
合う前記シールド板・ヨーク接合部位を結ぶ線分のほぼ
垂直2等分線上に取り付けられている(請求項3)。ヨ
ークが2本以上の場合には、隣合うシールド板・ヨーク
接合部位からほぼ等距離の位置において漏洩磁場が最も
小さくなるので、上記構成のように冷凍機を取り付け配
置することにより、漏洩磁場による冷凍機への悪影響を
大幅に低減することができる。
は更に、前記冷凍機が前記上側磁気シールド板の上に設
けた非磁性体から成る固定板上に取り付けられている
(請求項4)。この構成では、冷凍機と上側磁気シール
ド板の間に固定板を挿しているので、固定板の厚さ分だ
け超電導コイルより離れることになり、漏洩磁場強度は
小さくなる。また、固定板を加工してこれに冷凍機を強
固に固定することも可能となる。
は更に、前記冷凍機が前記上側磁気シールド板を通して
前記冷却容器に結合されている(請求項5)。この構成
では、冷凍機が上側磁気シールド板を介して冷却容器に
結合されており、かつ、漏洩磁場の小さい位置に取り付
けられているので、冷凍機の動作信頼性が向上し、超電
導コイルの冷却が確実に行われる。
に基づいて説明する。図1に、本発明のパッシブシール
ド型超電導磁石の第1の実施例を示す。図1(a)は縦
断面図、図1(b)は上面図である。図1(a)におい
て、超電導磁石は、均一磁場領域10に垂直磁場B0を
発生する静磁場発生源1と,この静磁場発生源1の発生
する磁束線の帰路を構成する磁気シールド板4とヨーク
5の組合せと,静磁場発生源1を冷却する冷凍機12
と,静磁場発生源1を磁気シールド板4に固定する固定
部13とからなる。
下に配置された1組の超電導コイル2と,超電導コイル
2を収納し冷却する1組の冷却容器3とから構成され
る。上下の超電導コイル2は、各々1個以上のコイルか
ら成り、コイルの配列を適当にすることにより、均一磁
場領域10に均一性の良い高磁場を発生する。冷却容器
2は、超電導コイル2を超電導状態に保持する超電導用
冷媒(液体ヘリウムなど)を収容する冷媒容器と,冷媒
容器を囲む熱シールドと,熱シールドを囲む真空容器と
から成る。
とヨーク5は共に鉄などの強磁性体から成る。磁気シー
ルド板4は、静磁場発生源1の上下にほぼ水平に配置さ
れる。以後、上側に配置されたものを上側磁気シールド
板,下側に配置されたものを下側磁気シールド板と呼ぶ
ことにする。冷却容器2は固定部13により磁気シール
ド板4に固定されている。磁気シールド板4とヨーク5
とは、ヨーク5の端部で接合されている。以下、この接
合部位をシールド板・ヨーク接合部位と呼ぶ。本実施例
の場合、上側磁気シールド板4は2本のヨーク5に支持
され、ヨーク5の長さにより、上下の磁気シールド板4
の間隔および冷却容器3の間隔が保持されている。この
ように磁束線14の帰路を構成することにより、超電導
コイル2によって発生された磁束14の大部分は、均一
磁場領域10から上側の超電導コイル2,上側磁気シー
ルド板4,上側のシールド板・ヨーク接合部位11,ヨ
ーク5,下側のシールド板・ヨーク接合部位11,下側
磁気シールド板4,下側の超電導コイル2を経由して、
均一磁場領域10に戻ることになる。
電導磁石における磁束分布の概略を示したものである。
図2によれば、均一磁場領域10を発した磁束14は上
側の超電導コイル2を通った後に、上側磁気シールド板
4において左右の方向に分かれ、左右のシールド板・ヨ
ーク接合部位11を通って、左右のヨーク5に入ること
が判る。このため、上側磁気シールド板4上のシールド
板・ヨーク接合部位11の周辺部で磁場強度が高く、中
央部は磁場強度の低い場所になっている。これは、ヨー
ク5を2本配置したことにより、超電導コイル2で発生
した磁束14が上側磁気シールド板4の中央部で左右に
分かれ、左右のシールド板・ヨーク接合部位11に向か
って集中して行くためと考えられる。この磁束線の分布
を考慮して、本実施例では、冷凍機12を上側磁気シー
ルド板4上であって、その中央部に配置したものであ
る。
1(b)は、本実施例の超電導磁石を上から見た図であ
る。上側磁気シールド板4の内部では、磁束線14は図
中の上下方向の中心線16を境にして、左右のシールド
板・ヨーク接合部位11に向かうことになる。このた
め、上側磁気シールド板4上のこの中心線16上の部分
は漏洩磁場の最も少ない部位となる。この中心線16
は、シールド板・ヨーク接合部位11から最も離れた位
置であり、また2つのシールド板・ヨーク接合部位11
を結ぶ線分15の垂直2等分線に相当する。以上のこと
から、上側磁気シールド板4上のこの中心線16上、又
はその近傍に冷凍機12を配置すれば、この部分の漏洩
磁場が最も小さくなり、冷凍機に対する磁場の悪影響を
最も小さくすることができる。
電導磁石の第2の実施例を示す。図3は、超電導磁石の
上面図である。本実施例は、2本のヨーク5をもつ超電
導磁石であるが、冷凍機12を2つのシールド板・ヨー
ク接合部位11を結ぶ線分15の垂直2等分線16上で
あるが、上側磁気シールド板4の中央部でなく、周辺部
に位置をずらして配置したものである。冷凍機12を上
側磁気シールド板4の周辺部に配置することにより、冷
凍機12のメインテナンス時等に、冷凍機12へのアク
セス性が良くなり、修理者の負担が軽減される。
導磁石の第3の実施例を示す。本実施例では、上側磁気
シールド板4と冷凍機12との間に固定板15を挿入し
ている。固定板15の材質は非磁性体とし、その厚さを
適当に厚くすることにより、冷凍機12を超電導コイル
2から離すことができる。その結果、冷凍機12が設置
される位置の漏洩磁場を低減できるので、磁場の冷凍機
への悪影響を更に低減できる。また、固定板15は冷凍
機12を固定しやすい構造に加工するすることも可能で
あるので、固定板12を介して冷凍機12を固定する方
が、上側磁気シールド板4に直接固定するよりも強固に
固定されるので、耐振性などを向上することができる。
電導磁石の第4の実施例を示す。本実施例はヨーク5が
1本の場合のものである。図6は、ヨーク5が1本の場
合の超電導磁石の磁束分布の概略を示したものである。
図6によれば、均一磁場領域10を発した磁束14の大
部分は上側の超電導コイル2を通った後、上側磁気シー
ルド板4内でシールド板・ヨーク接合部位11のある左
側に進み、シールド板・ヨーク接合部位11を通って、
ヨーク5に入る。このため、上側磁気シールド板上で
は、シールド板・ヨーク接合部位11の周辺部で漏洩磁
場が大きく、その中央部又は中央部よりもシールド板・
ヨーク接合部位11から離れた位置において漏洩磁場が
小さくなっている。この磁束線の分布を考慮して、本実
施例では、冷凍機12を上側磁気シールド板4上であっ
て、その中央部又は中央部よりもシールド板・ヨーク接
合部位11から離れた位置に配置したものである。
電導磁石においても、第2の実施例の如く、冷凍機12
を上側磁気シールド板4の周辺部に配置したり、第3の
実施例の如く、冷凍機12と上側磁気シールド板4との
間に固定板15を挿入することは可能であり、各々の実
施例で得られる効果と同様な効果が得られる。
ド型超電導磁石においては、隣合う2本のヨーク5の間
での上側磁気シールド板4内の磁束分布は2本のヨーク
5を持つ超電導磁石の磁束分布に近似するものとなり、
上側磁気シールド板4上では、隣合う2つのシールド板
・ヨーク接合部位11を結ぶ線分の垂直2等分線上にお
いて漏洩磁場が小さくなる。従って、第1の実施例と同
様に、冷凍機12を上側磁気シールド板4上の、隣合う
2つのシールド板・ヨーク接合部位11を結ぶ線分のほ
ぼ垂直2等分線上に配置するのが、磁場の冷凍機への悪
影響を低減するのに効果がある。
導磁石の第5の実施例を示す。本実施例では、冷凍機1
2と冷却容器2との接続構造例を示したものである。図
7は、本実施例の要部断面図を示したものである。図7
において、上側磁気シールド板4の上に冷凍機12が配
置され、上側磁気シールド板4の下部に上側の冷却容器
3が支持されている。上側磁気シールド板4に穴25が
設けられ、この穴25を通して、冷却容器3と冷凍機1
2とが接続されている。冷却容器3は、液体ヘリウム等
の冷媒を収容する冷媒容器21と,冷媒容器21を収容
する2層の熱シールド22,23と,熱シールド22,
23を収容する真空容器24とから成り、超電導コイル
2は冷媒容器21内の冷媒に浸漬して、超電導状態に冷
却される。冷凍機12は2つの温度レベルの冷却用のス
テージを持つ極低温冷凍機で、冷却方式はベビーシッタ
ータイプである。冷凍機12は、冷却機本体部26と第
1ステージ冷却部27と第2ステージ冷却部28とから
成り、第1ステージ冷却部27は管29を通して内側の
熱シールド22に、第2ステージ冷却部28は管30を
通して外側の熱シールド23に、それぞれ接続されてい
る。このとき、各熱シールドは、別々の温度に、例えば
内側の熱シールド22は20Kに、外側の熱シールド2
3は80Kに冷却される。冷凍機12全体としては、管
31を通して真空容器24に接続される。このように冷
却方式を構成することにより、熱シールド22,23の
冷却を通して、冷媒容器21内の冷媒が冷却され、超電
導コイル2が超電導状態に保持される。なお、上側の冷
却容器と下側の冷却容器との間は、連結管などにより、
真空容器24,熱シールド22,23,冷媒容器21そ
れぞれについて連結すればよい。
通す穴25については、強磁性体などで確実に覆った
り、穴25を小さくしたりして、上側磁気シールド板4
の上に磁場が漏れないようにし、冷凍機本体26内のイ
ンダクションモータなどに磁場が悪影響しないようにす
る。
3の冷却方式としてベビーシッタータイプの冷却方式を
採用した場合について説明したが、本発明ではこれに限
定されず、直接冷却タイプの冷却方式や冷凍機直冷タイ
プの冷却方式を採用してもよいことは言うまでもない。
ッシブシールド型超電導磁石において、冷凍機が上側磁
気シールド板上の漏洩磁場の小さい位置に設置されるの
で、冷凍機に対する磁場による悪影響を除くことができ
る。
の実施例。
概略。
の実施例。
の実施例。
の実施例。
略。
の実施例。
分 16 垂直2等分線 21 冷媒容器 22,23 熱シールド 24 真空容器 25 穴 26 冷凍機本体 27 第1ステージ冷却部 28 第2ステージ冷却部 29,30,31 管
Claims (5)
- 【請求項1】 上下方向に対向して配置された1組の超
電導コイルと、それぞれの超電導コイルを収納し冷却す
る1組の冷却容器とから成る静磁場発生源を有し、該静
磁場発生源の上下外側に強磁性体から成る磁気シールド
板を配置し、該上下の磁気シールド板の間を1本以上の
強磁性体から成るヨークにて結合するパッシブシールド
型超電導磁石において、前記冷却容器を冷却する冷凍機
が上側磁気シールド板の上で、かつ、該上側磁気シール
ド板と前記ヨークの接合部位(以下、シールド板・ヨー
ク接合部位という)から離れた位置に取り付けられてい
ることを特徴とするパッシブシールド型超電導磁石。 - 【請求項2】 請求項1記載のパッシブシールド型超電
導磁石において、前記ヨークが1本であり、前記冷凍機
が前記上側磁気シールド板の中央部又は該中央部よりも
前記シールド板・ヨーク接合部位から離れた位置に取り
付けられていることを特徴とするパッシブシールド型超
電導磁石。 - 【請求項3】 請求項1記載のパッシブシールド型超電
導磁石において、前記ヨークが2本以上であり、前記冷
凍機が隣合う前記シールド板・ヨーク接合部位を結ぶ線
分のほぼ垂直2等分線上に取り付けられていることを特
徴とするパッシブシールド型超電導磁石。 - 【請求項4】 請求項1乃至3記載のパッシブシールド
型超電導磁石において、前記冷凍機が前記上側磁気シー
ルド板の上に設けた非磁性体から成る固定板上に取り付
けられていることを特徴とするパッシブシールド型超電
導磁石。 - 【請求項5】 請求項1乃至4記載のパッシブシールド
型超電導磁石において、前記冷凍機が前記上側磁気シー
ルド板を通して前記冷却容器に接続されていることを特
徴とするパッシブシールド型超電導磁石。
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JP34711397A JP3871789B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | パッシブシールド型超電導磁石 |
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