JPH11155217A - ワイヤハーネス用成形プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用成形プロテクタ

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Publication number
JPH11155217A
JPH11155217A JP9320106A JP32010697A JPH11155217A JP H11155217 A JPH11155217 A JP H11155217A JP 9320106 A JP9320106 A JP 9320106A JP 32010697 A JP32010697 A JP 32010697A JP H11155217 A JPH11155217 A JP H11155217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
forming
wire harness
hole
shape
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9320106A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Fujita
実 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP9320106A priority Critical patent/JPH11155217A/ja
Publication of JPH11155217A publication Critical patent/JPH11155217A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネス用成形プロテクタを安価に製
造でき、電線の布線時の作業性及びワイヤハーネスの車
両への実装時の作業性を向上させること。 【解決手段】 一対の成形プロテクタからなり、各成形
プロテクタの少なくとも一端側に取付ステーを設けてな
るワイヤハーネス用成形プロテクタにおいて、一方の成
形プロテクタの取付ステーにボルト固定穴とロック穴を
設け、他方の成形プロテクタの取付ステーにボルト固定
穴と、前記ロック穴に係合するロック用突起と、前記突
起と対向するストッパを設け、両成形プロテクタをそれ
らのボルト固定穴に嵌入された枢軸リングで連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はワイヤハーネス用
成形プロテクタ、詳しくは、ワイヤハーネスをL字形そ
の他の所定角度に屈曲させた状態で収納して車両ボディ
に固定するワイヤハーネス用成形プロテクタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種のワイヤハーネス用成形プロテク
タは、そのままの屈曲した大きな形態では構造が複雑に
なり、金型を多数個取りにすることができないためコス
トが高くなり、また、ワイヤハーネスの図板レイアウト
が制約され、電線の布線やテーピングの生産性が低下す
るだけでなく、製品としてのワイヤハーネスを容器に収
容する際に直線状のものに比べて占有空間が大きくなる
ため収納性が低下するという問題がある。
【0003】このため、大きな成形プロテクタの場合に
は、図3に示すように、成形プロテクタを二つに分割
し、一方の成形プロテクタ100の取付ステー101に
ボルト締め付け穴102と位置決めボス103を設ける
一方、他方の成形プロテクタ110の取付ステー111
にボルト締め付け穴112とボス受穴113を設け、車
両メーカーの組立ラインで成形プロテクタの取り付け時
に一方の成形プロテクタ100の位置決めボス103を
他方の成形プロテクタ110のボス受穴113に嵌入す
ることによって成形プロテクタの取り付け方向を規制す
る一方、両成形プロテクタのボルト固定穴102、11
2にボルト120を通して車両に固定することが行われ
ている。
【0004】また、特開平7ー245843号公報に
て、雌雄一対の方形部材からなり、その一方の方形部材
の端部に雄結合部を形成し、その対向する二辺の外壁に
方形の係止突起を設ける一方、他方の方形部材の端部に
前記雄結合部を収容する雌結合部を設け、該雌結合部の
内壁に前記雄結合部の係止突起を受け入れる係止溝を設
けてなるワイヤハーネス用成形プロテクタが提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来の成形プロテクタでは、車両メーカーの組立ライン
で二つの成形プロテクタの位置決めする際、成形プロテ
クタには予めハーネスが固定されており、これを両プロ
テクタの位置決めボスとボス受け穴を合わせてから更に
成形プロテクタのボルト固定穴を合わせてボルト締めし
なければならないため、非常に作業性が悪く、多数の工
数を要するという問題があった。
【0006】また、後者の特開平7ー245843号公
報のワイヤハーネス用成形プロテクタは、方形部材の雌
雄連結部を相互連結して係止突起と係止溝の係合により
角度規制するようにしているため、ワイヤハーネスの車
両への実装時の作業性を向上させることができるという
利点がある。しかしながら、ワイヤハーネスの製造過程
で方形部材の開口部に電線を通さなければならないた
め、布線時の作業性が非常に悪く、しかも、ワイヤハー
ネスの太さが方形部材の内寸に規制されてしまうため、
各種のワイヤハーネスに適用するためには種々のサイズ
の成形プロテクタを用意しなければならないという問題
がある。
【0007】従って、本発明は、安価に製造でき、電線
の布線時の作業性を向上させると共に、ワイヤハーネス
の車両への実装時の作業性を向上させることができるワ
イヤハーネス用成形プロテクタを得ることを課題とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、一対の成形プロテクタからなり、各成形プ
ロテクタの少なくとも一端側に取付ステーを設けてなる
ワイヤハーネス用成形プロテクタにおいて、一方の成形
プロテクタの取付ステーにボルト固定穴と同軸の貫通孔
を有する突起を設け、他方の成形プロテクタの取付ステ
ーに前記突起形状に対応する形状の係止穴を形成してい
るワイヤハーネス用成形プロテクタを提供している。
【0009】前記一方の成形プロテクタの位置決めボス
の高さは他方の成形プロテクタの取付ステーの肉厚より
も小さく形成するのが好ましい。
【0010】好ましい実施形態においては,前記位置決
めボスの係止穴への嵌入を容易にするため、位置決めボ
ス及び係止穴がテーパー状に形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明を詳細に説明する。図1は本発明に係るワイヤハーネ
ス用成形プロテクタの取り付け時の分解斜視図を示し、
このワイヤハーネス用成形プロテクタは,対となる第一
成形プロテクタ1と第二成形プロテクタ11とで構成さ
れている。
【0012】第一成形プロテクタ1はコ字形断面形状を
有する長尺部材であって、第一取付ステー2及び第二取
付ステー3を備えている。第一取付ステー2は,I字形
の形状を有し、第一成形プロテクタ1の底部壁から側壁
1aと逆方向に突設され、その自由端側にはボルト固定
穴2aが形成されている。第二取付ステー3は,第一成
形プロテクタ1の下側の側壁1aから斜めに外方へ伸び
た後ヘアピン状に元の方向に戻るアーム形状に形成さ
れ、その自由端側には位置決めボス4が形成されてい
る。
【0013】上記位置決めボス4は円錐台部4aと角錐
台部4bとからなる前方後円形状に形成され、いずれも
テーパーが付けてあり、その円形部4aには第2取付ス
テー3のボルト固定穴(図示せず)と同軸に,かつ、一
体に貫通孔5が形成されている。
【0014】第二成形プロテクタ11は,第一成形プロ
テクタ1と同じく、コ字形断面形状を有する長尺部材で
あって、第一取付ステー12及び第二取付ステー13を
備えている。第一取付ステー12は,I字形の形状を有
し、第二成形プロテクタ11の底部壁から側壁11aと
逆方向に突設され、その自由端側にはボルト固定穴12
aが形成されている。
【0015】他方の取付ステー、即ち、第二取付ステー
13は,L字形形状を有し、第二成形プロテクタ11の
一端側から短尺部13aが垂下し,その下端から長尺部
13bが第二成形プロテクタ1の長手方向に伸長してい
る。第二取付ステー13の長尺部13bの自由端側には
ボルト固定穴と一体になった係止穴14が形成されてい
る。該係止穴14はボルト固定穴14aに隣接して矩形
状凹所14bを設けることによって、前記第一成形プロ
テクタ1の位置決めボス4に対応する前方後円形状に形
成され,その壁面には第一成形プロテクタ1との填め合
いを容易にするため、その位置決めボス4と同じテーパ
ーを付けている。
【0016】上記第二成形プロテクタ11の第二取付ス
テー13の肉厚(t)は、前記第一成形プロテクタ1の
位置決めボス4の高さ(h)より大きくして、ネジ7で
共締めした際にネジの頭で第二取付ステーが十分に押さ
えられ、第二成形プロテクタ11を固定できるようにし
ている。
【0017】使用に際しては、第一成形プロテクタ1の
位置決めボスに第二成形プロテクタ11のボルト固定穴
14を嵌め合わせるだけで両成形プロテクタの位置及び
方向が規制されるため、後はワッシャー6を填めたボル
ト7をボルト固定穴14に挿通して、車体に締め付ける
だけでよい。
【0018】前記実施形態では、位置決めボスを前方後
円形に形成した場合を例に挙げて説明したが、必ずしも
その必要は無く、円筒形や円錐台などの回転対称形以外
であれば任意の形状にすることができ、例えば、I字
形,角錐台、角柱形、長円錐台などにしても良い。ま
た,第一及び第二成形プロテクタは必ずしもコ字形断面
形状である必要はなく、L字形断面形状でも良い。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第一及び第二成形プロテクタのボルト固定穴
を変形して、それらを填め合わせるだけで方向規制を行
えるようにしているため、ワイヤハーネスの製造時に電
線の布線作業を極めて容易に行うことができる。
【0020】また、ワイヤハーネスを自動車に搭載する
時にも、第一及び第二成形プロテクタの突起とボルト固
定穴を填め合わせるだけで、両成形プロテクタ間の為す
角度及び位置決めを行うことができ、成形プロテクタの
共締め作業を著しく向上させることができるなど優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るワイヤハーネス用成形プロテク
タの分解斜視図である。
【図2】 図1の成形プロテクタの要部拡大図である。
【図3】 従来のワイヤハーネス用成形プロテクタの分
解斜視図である。
【符号の説明】
1: 第一成形プロテクタ 3: 第二取付ステー 4: 位置決めボス 4a:円錐台部 4b:角錐台部 5: 貫通孔 6: ワッシャー 7: ボルト 11: 第二成形プロテクタ 13: 第二取付ステー 14: 係止穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の成形プロテクタからなり、少なく
    とも一端側に取付ステーを設けてなるワイヤハーネス用
    成形プロテクタにおいて、 一方の成形プロテクタの取付ステーにボルト固定穴と同
    軸の貫通孔を有する位置決めボスを設け、他方の成形プ
    ロテクタの取付ステーに前記突起に対応する形状の係止
    穴を形成してなることを特徴とするワイヤハーネス用成
    形プロテクタ。
  2. 【請求項2】 一方の成形プロテクタの位置決めボスの
    高さが他方の成形プロテクタの取付ステーの肉厚よりも
    小さい請求項1に記載のワイヤハーネス用成形プロテク
    タ。
  3. 【請求項3】 位置決めボス及び係止穴がテーパー状に
    形成されている請求項1又は請求項2に記載のワイヤハ
    ーネス用成形プロテクタ。
JP9320106A 1997-11-20 1997-11-20 ワイヤハーネス用成形プロテクタ Withdrawn JPH11155217A (ja)

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JPH11155217A true JPH11155217A (ja) 1999-06-08

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