JPH11154908A - 赤外線通信における無応答監視回路及びその監視方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

赤外線通信における無応答監視回路及びその監視方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH11154908A
JPH11154908A JP9319881A JP31988197A JPH11154908A JP H11154908 A JPH11154908 A JP H11154908A JP 9319881 A JP9319881 A JP 9319881A JP 31988197 A JP31988197 A JP 31988197A JP H11154908 A JPH11154908 A JP H11154908A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームの破棄や赤外線リンクの切断を招く
ことなく、円滑な通信処理及び転送効率の向上を図るこ
とが可能な赤外線通信における無応答監視方法を提供す
る。 【解決手段】 EOF監視タイマはフレーム終端を示す
識別子が受信できない場合や他の赤外線の影響を受けた
場合に、フレーム終端を示す識別子を検出するために設
けられ、ステップS9,S10でフレーム先頭を示す識
別子の受信後に起動され、ステップS13でフレーム終
端を示す識別子の受信を待って終了する。この間、ステ
ップS11,S12でEOFタイマのタイムアウトの監
視と従局からの受信処理とが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は赤外線通信における
無応答監視回路及びその監視方法並びにその制御プログ
ラムを記録した記録媒体に関し、特に異なったコンピュ
ータ間やコンピュータと周辺機器との間のネットワーク
を半二重シリアル赤外線による物理的な通信メデイアを
用いてデータの相互通信を実現するための赤外線通信シ
ステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の赤外線通信システムにお
いては、コンピュータや周辺機器等の異なった装置間
を、半二重シリアル赤外線によって相互通信を行う赤外
線通信でつないでいる。この赤外線通信のプロトコルは
SDLC(Synchronous Data Lin
k Control)半二重プロトコルに準拠してい
る。尚、SDLC半二重プロトコルは公知の技術なの
で、その説明を省略する。
【0003】この赤外線通信システムの無応答監視方式
は通信中に何らかの要因が発生し、相手装置との通信が
できなくなった場合、この通信が行えないことを検出
し、その旨を自装置の上位に通知するための手段であ
る。
【0004】つまり、無応答監視とは送信完了後、相手
装置から応答を受け取るまでの時間を監視することであ
る。以下、この無応答監視処理を具体的に説明する。
尚、異なったコンピュータ間やコンピュータと周辺機器
との間を半二重シリアル赤外線を用いてネットワークを
構成する場合、赤外線リンク接続送信を要求した装置を
主局(Primary)とし、その要求に応えた側を従
局(Secondary)としている。
【0005】例えば、主局2は、図6に示すように、送
信データ生成制御部21と、発光素子駆動部22と、発
光素子23と、監視部24と、データ変換部25と、受
光素子26とから構成されており、監視部24には監視
制御部24aと、Pタイマ24bと、Fタイマ24cと
を備えている。
【0006】また、従局3は、図7に示すように、送信
データ生成制御部31と、発光素子駆動部32と、発光
素子33と、監視部34と、データ変換部35と、受光
素子36とから構成されており、監視部34には監視制
御部34aと、ウォッチドッグ(Watch Dog)
タイマ34bとを備えている。
【0007】上述した主局2と従局3との間は半二重シ
リアル赤外線によって接続されているため、同時に送受
信を行うことはできない。そのため、赤外線リンクフレ
ームには、図8に示すように、送信権の移管を示すP/
Fbit(Poll/Final bit)が設けら
れ、P/Fbitを“ON”にすることで送信権を渡し
ている。
【0008】主局2は従局3に対して送信を促す場合、
P/Fbitを“ON”にして送信権を引き渡す。逆
に、従局3は送信を完了して主局2に送信権を返す場
合、P/Fbitを“ON”にする。
【0009】図9に示すように、従局3は送信権が渡さ
れると、すぐに応答処理を行う。送信要求がない場合に
は、P/Fbitを“ON”にしたRR(Receiv
eRequest)フレームを送信する。
【0010】また、従局3では送信要求を受けても主局
2から送信権が渡されるまで、すなわちP/Fbitが
“ON”になったフレームを受信するまでデータを送信
することができず、図9に示すように、送信権を得てか
ら送信データをIフレームにのせて送信する。Iフレー
ムの送信は主局2及び従局3共に同じで、先頭フレーム
や中間フレームのP/Fbitを“OFF”にし、最終
フレームのP/Fbitを“ON”にして送信する。
【0011】無応答監視処理とはフレームの送受信中
に、P/Fbitが“ON”のフレームを送信してか
ら、P/Fbitが“ON”のフレームを受信するまで
を監視するものである。図9のP1,P2,P3,S
1,S2がこれに当たり、この値がある一定時間を超え
ると通信異常と認識する。
【0012】この無応答監視は赤外線通信手順の標準規
格(IrDA:InfraredData Assoc
iation)のフレーム転送ルールに基づいている。
このフレーム転送ルールでは、赤外線リンクが設定さ
れている間は500ms以内毎にパケットの転送を行う
こと、主局2は従局3からP/Fbitが“ON”の
フレームを受信してから次の送信に移行する時間(Pタ
イマ:図12参照)が500msを超えてはいけないこ
と、主局2が従局3からの応答を監視する時間(Fタ
イマ:図11参照)が500msを超えてはいけないこ
とが定義されている。
【0013】パケットとは図8の赤外線フレームにフレ
ーム先頭を示す識別子(BOF:Begin Of F
rame)とフレーム終端を示す識別子(EOF:En
dOf Frame)とが付加されたデータを指してい
る。このパケットは赤外線リンク上に1バイトずつ送出
されている。
【0014】また、上記の転送ルールを補足すると、フ
レーム転送ルールのの定義を満たすために最大回線容
量が定められており、赤外線リンク上で扱うデータは、
最大回線容量<ウィンドウサイズ×データサイズ+αを
満たさなければならない。
【0015】ここで、最大回線容量とは送信権を得てか
らその送信権を返すまでの時間の最大値(最大ターンア
ラウンドタイム:図11参照)を決め、その時間内に何
バイト転送できるかを回線速度から割り出したものであ
り、ハードウェア(H/W)の負荷等を考慮して算出し
た値の約80%が指定されている。
【0016】例えば、図10に示すように、回線速度が
9600bpsの場合、最大ターンアラウンドタイムが
500msであれば最大回線容量が400msとなる。
但し、最大ターンアラウンドタイムが250ms,10
0ms,50msの場合には最大回線容量が500ms
固定となる。
【0017】また、回線速度が19200bpsの場
合、最大ターンアラウンドタイムが500msであれば
最大回線容量が800msとなる。但し、最大ターンア
ラウンドタイムが250ms,100ms,50msの
場合には最大回線容量が500ms固定となる。
【0018】さらに、回線速度が38400bpsの場
合、最大ターンアラウンドタイムが500msであれば
最大回線容量が1600msとなる。但し、最大ターン
アラウンドタイムが250ms,100ms,50ms
の場合には最大回線容量が500ms固定となる。
【0019】さらにまた、回線速度が57600bps
の場合、最大ターンアラウンドタイムが500msであ
れば最大回線容量が2360msとなる。但し、最大タ
ーンアラウンドタイムが250ms,100ms,50
msの場合には最大回線容量が500ms固定となる。
【0020】同様に、回線速度が115200bpsの
場合、最大ターンアラウンドタイムが500msであれ
ば最大回線容量が4800ms、最大ターンアラウンド
タイムが250msであれば最大回線容量が2400m
s、最大ターンアラウンドタイムが100msであれば
最大回線容量が960ms、最大ターンアラウンドタイ
ムが50msであれば最大回線容量が480msとな
る。
【0021】回線速度が576000bpsの場合、最
大ターンアラウンドタイムが500msであれば最大回
線容量が28800ms、最大ターンアラウンドタイム
が250msであれば最大回線容量が14400ms、
最大ターンアラウンドタイムが100msであれば最大
回線容量が5760ms、最大ターンアラウンドタイム
が50msであれば最大回線容量が2880msとな
る。
【0022】回線速度が1152000bpsの場合、
最大ターンアラウンドタイムが500msであれば最大
回線容量が57600ms、最大ターンアラウンドタイ
ムが250msであれば最大回線容量が28800m
s、最大ターンアラウンドタイムが100msであれば
最大回線容量が11520ms、最大ターンアラウンド
タイムが50msであれば最大回線容量が5760ms
となる。
【0023】回線速度が4000000bpsの場合、
最大ターンアラウンドタイムが500msであれば最大
回線容量が200000ms、最大ターンアラウンドタ
イムが250msであれば最大回線容量が100000
ms、最大ターンアラウンドタイムが100msであれ
ば最大回線容量が40000ms、最大ターンアラウン
ドタイムが50msであれば最大回線容量が20000
msとなる。
【0024】よって、右辺で示される転送データが左辺
の最大回線容量を超えた場合、最大ターンアラウンドタ
イム内にデータ転送が行えないことになる。そのため、
最大回線容量を満たさない場合には、赤外線リンク接続
時に予めウィンドウサイズとデータサイズとを調整する
必要がある。
【0025】ウインドウサイズは連続して送信できるI
フレームテキストのフレーム数のことである。データサ
イズは上位からのテキストデータと赤外線リンク上で扱
うフィールド等をあわせたもので、それらの詳細につい
ては本技術に影響しないため、その説明を省略する。
【0026】上記の式においてαはハードウェアが送信
から受信に切替わる際に要する時間(最小ターンアラウ
ンドタイム:図11参照)を文字数にしたもので、回線
容量から算出し、フレームの開始フラグの前に取りこぼ
しても構わないキャラクタを送信することで時間を稼ぐ
方法に用いる。そのほかに、最小ターンアラウンドタイ
ム分の送信時間を遅らせる方法もあり、その場合には予
め最大ターンアラウンドタイムから最小ターンアラウン
ドタイムを引いて最大回線容量を割り出しておく。
【0027】赤外線通信で監視される各タイマ監視は上
述したフレーム転送ルールのを満たすために定義され
ている。フレーム転送ルールの,も夫々、“0ms
≦Pタイマ≦500ms”,“0ms≦Fタイマ≦50
0ms”を満たすことで、パケット送信を500ms以
内に行うことを促し、フレーム転送ルールのを満たし
ている。これら各タイマ監視の処理手順は、図12に示
す通りである。
【0028】すなわち、監視部24では監視制御部24
aがPタイマ24bをスタートさせ(図12ステップS
21)、Pタイマ24bのタイムアウトを監視する(図
12ステップS22)。
【0029】送信データ生成制御部21は監視制御部2
4aがPタイマ24bのタイムアウトを検出すると、R
Rフレームを従局3に送信する(図12ステップS2
3)。また、送信データ生成制御部21は監視制御部2
4aがPタイマ24bのタイムアウトを検出しなけれ
ば、送信要求の有無を判断し(図12ステップS2
4)、送信要求があればIフレームを従局3に送信する
(図12ステップS25)。
【0030】監視制御部24aは送信データ生成制御部
21からRRフレームまたはIフレームが送信される
と、Fタイマ24cをスタートさせ(図12ステップS
26)、Fタイマ24cのタイムアウトを監視する(図
12ステップS27)。
【0031】送信データ生成制御部21は監視制御部2
4aがFタイマ24cのタイムアウトを検出すると、従
局3への再送信を行う(図12ステップS28)。ま
た、監視制御部24aがFタイマ24cのタイムアウト
を検出しなければ、主局2はデータ変換部25を通して
従局3からの受信処理を行い(図12ステップS2
9)、P/Fbit=“ON”のフレーム終端を示す識
別子(EOF)の受信の有無を判断する(図12ステッ
プS30)。
【0032】送信データ生成制御部21はフレーム終端
を示す識別子を受信しなければステップS27に戻り、
フレーム終端を示す識別子を受信すればステップS21
に戻って夫々処理を続行する。
【0033】続いて、図11を参照して、上述した各タ
イマの機能について説明する。ここで、主局2と従局3
とに共通するのが、最小ターンアラウンドタイム及び最
大ターンアラウンドタイムである。
【0034】最小ターンアラウンドタイムは相手装置が
送信から受信に切替わる際に、最小限必要な時間のこと
である。また、最大ターンアラウンドタイムは最小ター
ンアラウンドタイムを含むフレーム送信にかかる時間を
監視するものであり、フレーム転送ルールのに従って
“最大ターンアラウンドタイム≦500ms”となって
いる。
【0035】上述したように、最大ターンアラウンドタ
イムの監視は実際にタイマ監視するのではなく、最大タ
ーンアラウンドタイム内に送出することができる転送文
字数を回線容量から求め、転送データサイズをそれ以下
に定めることで、時間監視を行っている。
【0036】主局2のみが監視するタイマは、Pタイマ
24b及びFタイマ24cである。Pタイマ24bは送
信権を保持した主局2において送信要求が発生しない場
合に、RRフレームを送信するタイミングを計るもの
で、従局3の送信完了後に次の送信までの間隔を500
ms以内にするための監視タイマである。送信権を保持
している主局2はPタイマ24bの監視中に送信要求が
発生すると、すぐに送信を行うことができる。
【0037】Fタイマ24cは主局2から従局3に送信
権を渡してから、その送信権が戻るまでの時間を監視し
ている。また、Fタイマ24cのタイムアウト、すなわ
ち従局3が500ms以内に応答を行わなかった場合、
フレーム転送ルールのを満たすために、主局2はFタ
イマ24cのタイムアウト後に再送処理を行っている。
このFタイマ24cは無応答監視処理にも使われ、“5
00≧Fタイマ≧最大ターンアラウンドタイム”を満た
している。
【0038】従局3のみが監視するタイマは、ウォッチ
ドッグタイマ34bと呼ぶもので、主局2からのパケッ
ト送信を監視するものである。このウォッチドッグタイ
マ34bも、Fタイマ24cと同様に、無応答監視処理
に使われている。
【0039】次に、主局2の監視を図13に、従局3の
監視を図14に夫々示しており、これら図13及び図1
4を参照して無応答監視処理について説明する。これら
図13及び図14を比べて分かるように、主局2がFタ
イマ24cのタイムアウトで再送を行うのに対し、従局
3はタイマ監視を繰り返し行うだけである。
【0040】これは主局2が送信に対する主導権を持っ
ているのに対し、従局3が主局2に従う局であるため、
送信権を得るまでは送信できないからであり、主局2の
ように500ms毎に赤外線リンク上にデータを流す処
理がないため、タイマ監視中に応答を得なくても、タイ
ムアウト後に再送を行うことはない。
【0041】コマンド送信後、主局2はFタイマ24c
を起動し、従局3はウォッチドッグタイマ34bを起動
し、その間相手からの応答を待ち合わせる。しかしなが
ら、タイマ監視中に相手からの応答が得られない場合に
は夫々のタイマ監視を繰り返し行いながら、リンク接続
時に取り決められた時間まで監視を続ける。
【0042】この取り決められた時間というのはスレッ
ショルドタイム及びリンク解放時間のことで、スレッシ
ョルドタイムに到達した場合には上位に応答が得られな
い旨を通知し、さらにリンク解放時間に到達した場合に
は赤外線リンクの解放処理を行う。これが無応答監視処
理によるリンクの切断である(図13及び図14参
照)。
【0043】これらスレッショルドタイムとリンク解放
時間との関係は“スレッショルドタイム<リンク解放時
間”となっており、リンク解放時間は最小値が3秒とな
っている。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のIrD
A通信における無応答監視処理では、最大ターンアラウ
ンドタイムにおいて回線容量で予めその時間を超えない
ように転送文字数を定めることで時間監視を行っている
ことは上記の通りであるが、実際の送信処理では最大タ
ーンアラウンドタイムを超すような送信データが発生す
ることがある。
【0045】例えば、最大ターンアラウンドタイムを超
すような送信データが発生するのは、図15に示すよう
に、実際に送信される送信データに加工が施されるから
である。赤外線フォーマットで転送される送信データの
前後には、“BOF:0xC0”と“EOF:0xC
1”とを示すフレーム識別子が付加され、フレーム識別
子で挟まれた送信データ中には“0xC0”と“0xC
1”との文字列は存在できない。
【0046】送信データ中の“0xC0”及び“0xC
1”は非透過文字とよび、実際に送信する際に、その直
前に“0x7D:エスケープ文字(CE:Charac
ter of Escape)”を挿入し、非透過文字
が“0x20”との排他的論理和がとられる。この場
合、“0x7D”もエスケープ文字として使われるた
め、非透過文字となる。
【0047】図15は送信データ中に非透過文字があっ
た場合に、実際の回線上に流れるデータを示したもので
ある。このように、最大ターンアラウンドタイムを予め
文字数で算出しても、エスケープ文字が挿入されるた
め、その文字数を超えるようなデータが発生する。
【0048】回線容量から最大ターンアラウンドタイム
を求めた図10に示すような内容を用いる手法は若干の
エスケープ文字の挿入も考慮し、回線速度から得られる
文字数の80%を転送可能な文字数としている。
【0049】しかしながら、これは7ビットで表現でき
るアルファベットを使用する欧米の発想で、日本のよう
に漢字コードを扱う8ビット表現では“0xC0”や
“0xC1”のような上位ビットを使用する文字コード
も少なくないため、送信データすべてにエスケープ文字
が挿人される場合も想定しなければならない。
【0050】全ての文字にエスケープ文字が挿入された
場合には、回線速度から得られる文字数の50%が転送
可能な文字数となり、他の要因による負荷を考慮すると
50%以下の値になるため、図10に示すような最大タ
ーンアラウンドタイムを超える送信が予想される。
【0051】最大ターンアラウンドタイムを越すような
送信は、結果的にFタイマの監視を越え、無応答監視タ
イムアウトが発生して赤外線リンクが切断されるという
問題を引き起こす。
【0052】この仕組みを図16及び図17を用いて説
明すると、主局は送信後、Fタイマを起動して応答を待
つが、従局で最大ターンアラウンドタイムを越すような
送信が発生すると、Fタイマのタイムアウトが発生し、
フレーム転送ルールのを満たそうと直前に送信したフ
レームを再送信する。
【0053】この場合、リンク上にはデータが送出され
ているが、Fタイマで監視しているものはフレームの受
信であり、フレーム先頭を示す識別子からフレーム終端
を示す識別子までを受信して初めてフレームと認識する
ため、主局は応答が無いと判断し、赤外線リンク上にデ
ータを送出しようとする。
【0054】しかしながら、図17に示すように、赤外
線通信は半二重方式のため受信を継続しながら送信する
ことができず、Fタイマのタイムアウト時に受信を中
断、すなわちフレームを破棄し、送信処理に移行する。
そのため、従局から送信されるフレームは主局にフレー
ムとして届くことはない。
【0055】同様に、従局の送信中に出された主局のR
Rフレームも、従局は自らの送信完了後に受信処理に切
替わるため、RRフレームを認識することができずに破
棄することになる。
【0056】その後、主局で再度Fタイマのタイムアウ
トが発生し、RRフレームの再送を行うが、同じ状況が
繰り返され、主局にフレームが届くことはない。その結
果、図13に示すように、主局で無応答監視タイムアウ
トが繰り返され、リンク切断時間に達成すると赤外線リ
ンクが切断される。
【0057】逆に、主局の場合には最大ターンアラウン
ドタイムを越すような送信が発生しても、図18及び図
19に示すように、従局側の受信が継続されて完了す
る。これは従局が主局から送信権を与えられない限り送
信を行うことができないため、受信処理を継続するから
である。
【0058】赤外線通信手順の標準規格上、リンク解放
時間は3秒以上に設定されており、最大ターンアラウン
ドタイムが最大値の500msとられたとして、フレー
ムの加工によって全ての文字にエスケープ文字が挿入さ
れても、1秒(500ms×2)あれば送信を完了する
ため、リンクが解放されることはなく、フレームは従局
に渡る。
【0059】2つ目の理由は、赤外線通信手順の標準規
格で与えられている図10に示す内容が回線速度から転
送できる文字数を求め、諸々の付加を考慮し、求めた値
の80%を回線容量としている。しかしながら、CPU
の処理能力が低く、受信データを処理して送信データの
準備に時間を食えば、実際に転送できる文字数は80%
以下となり、図10に示す内容で求められた転送文字数
が最大ターンアラウンドタイムを越えた値となる。その
結果、フレームの加工処理と同様に、無応答タイムアウ
トによる赤外線リンクの切断が引き起こされることとな
る。
【0060】上記のように、従来技術では従局で最大タ
ーンアラウンドタイムを越すような送信処理が発生する
と、主局と従局との間で復旧されることなく、赤外線リ
ンクの切断に至っている。
【0061】これは主局で監視されるFタイマが、図1
2に示したように、送信後にP/Fbitを“ON”に
した完全なフレームとして受信するまでを監視している
ためである。主局は500msの間応答を待ち、受信が
完了しなかった場合に自らがパケットの送信を行うた
め、フレームを破棄している。これはフレーム転送ルー
ルのを満たすための処理であったが、従局側はパケッ
ト転送を受信から500ms以内に開始しているし、主
局側も送信後に500ms以内に受信が開始されてい
る。
【0062】従来技術では赤外線リンク上を1バイトず
つ転送されているパケットデータをフレームで管理して
いるため、フレーム破棄や赤外線リンクの切断を引き起
こしている。
【0063】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、フレームの破棄や赤外線リンクの切断を招くこと
なく、円滑な通信処理及び転送効率の向上を図ることが
できる赤外線通信における無応答監視回路及びその監視
方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体を提
供することにある。
【0064】
【課題を解決するための手段】本発明による赤外線通信
における無応答監視回路は、主局と従局とが半二重シリ
アル赤外線によって相互通信を行う赤外線通信における
無応答を監視する無応答監視回路であって、前記従局か
らの送信権の移管を示す移管情報フレームを受信してか
ら次の前記従局への送信に移行する時間が予め設定され
た時間内かどうかを監視する第1の監視手段と、前記従
局からの応答フレームの受信までの受信時間が予め設定
された時間内かどうかを監視する第2の監視手段と、前
記第2の監視手段がタイムアウトを検出する前に前記応
答フレームを受信してから前記応答フレームの受信が終
了までの時間が予め設定された時間内かどうかを監視す
る第3の監視手段と、前記第3の監視手段がタイムアウ
トを検出した時に前記従局への送信を再度実行する手段
とを前記主局に備えている。
【0065】本発明による赤外線通信における無応答監
視方法は、主局と従局とが半二重シリアル赤外線によっ
て相互通信を行う赤外線通信における無応答を監視する
無応答監視方法であって、前記従局からの送信権の移管
を示す移管情報フレームを受信してから次の前記従局へ
の送信に移行するまでの時間が予め設定された時間内か
どうかを監視するステップと、前記従局からの応答フレ
ームの受信までの受信時間が予め設定された時間内かど
うかを監視するステップと、前記受信時間の監視でタイ
ムアウトを検出する前に前記応答フレームを受信してか
ら前記応答フレームの受信が終了までの受信終了時間が
予め設定された時間内かどうかを監視するステップと、
前記受信終了時間の監視でタイムアウトが検出された時
に前記従局への送信を再度実行するステップとを前記主
局に備えている。
【0066】本発明による赤外線通信における無応答監
視制御プログラムを記録した記録媒体は、主局と従局と
が半二重シリアル赤外線によって相互通信を行う赤外線
通信における無応答を監視するための無応答監視制御プ
ログラムを記録した記録媒体であって、前記無応答監視
制御プログラムは前記主局に、前記従局からの送信権の
移管を示す移管情報フレームを受信してから次の前記従
局への送信に移行するまでの時間が予め設定された時間
内かどうかを監視させ、前記従局からの応答フレームの
受信までの受信時間が予め設定された時間内かどうかを
監視させ、前記受信時間の監視でタイムアウトを検出す
る前に前記応答フレームを受信してから前記応答フレー
ムの受信が終了までの受信終了時間が予め設定された時
間内かどうかを監視させ、前記受信終了時間の監視でタ
イムアウトが検出された時に前記従局への送信を再度実
行させている。
【0067】すなわち、本発明の赤外線通信における無
応答監視方法では、単純に赤外線リンク上にデータが流
れていない無通信状態を監視し、データの転送を、フレ
ーム終端を示す識別子の受信までの時間を監視するEO
Fタイマで監視している。
【0068】これによって、非透過文字の編集でエスケ
ープ文字が挿入されたり、CPUの処理能力が低いため
に受信から送信への切替えが遅れたとしても、物理的に
通信可能な状態である限り、赤外線リンクを切断するこ
となく、円滑なデータ通信処理が可能となる。
【0069】また、従来技術ではCPUの負荷によって
従局からの応答がFタイマ監視中に完了できたりできな
かったりで再送することも多く、これが性能に影響を及
ぼしていたが、本発明の無応答監視方法によって、その
ための再送の必要がなくなり、転送効率が向上した通信
処理が可能となる。
【0070】さらに、本発明の無応答監視方法では、主
局側の無応答監視処理を強化するだけで実現することが
できるため、従来技術のままの従局との接続でも上記の
ような効果が得られる。
【0071】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る主局(Primary)の構成を示すブロック図であ
る。図において、主局1は送信データ生成制御部11
と、発光素子駆動部12と、発光素子13と、監視部1
4と、受光素子15と、データ変換部16とから構成さ
れており、監視部14には監視制御部14aと、Pタイ
マ14bと、Fタイマ14cと、EOF(End Of
Frame)タイマ14dとを備えている。
【0072】図2は本発明の一実施例による主局1にお
ける無応答監視処理を示すシーケンスチャートであり、
図3は本発明の一実施例による主局1におけるタイマ監
視を示すタイムチャートであり、図4は本発明の一実施
例による主局1における無応答監視処理を示すフローチ
ャートであり、図5は本発明の一実施例による主局1の
無応答監視によるリンク切断処理を示すシーケンスチャ
ートである。
【0073】これら図1〜図5を用いて本発明の一実施
例による無応答監視処理について説明する。但し、従局
(Secondary)3は図7に示す従来例と同様の
構成であり、その動作も従来例と同様なので、その説明
は省略する。
【0074】図3に示すように、Fタイマ14cは主局
1側の送信後、フレーム先頭を示す識別子(BOF:B
egin Of Frame)を受信するまで、すなわ
ち従局3が送信を開始するまでの赤外線リンク上にデー
タが流れていない状態を監視する。このFタイマ14c
の値は従来通り500ms以下に設定するようにし、5
00ms以内に赤外線リンク上に応答が出されることを
監視する。
【0075】F14cのタイムアウト時には、赤外線リ
ンク上にデータを送出するために、主局1側で送信を行
う。この時の送信データは直前に送信したものである。
【0076】主局1の受信完了から次の送信までの赤外
線リンク上にデータが流れていない状態の監視は、従来
と同様に、Pタイマ14bで行い、Pタイマ14bの監
視中に送信要求があればそのデータを、なければRR
(Receive Request)フレームを赤外線
リンク上に送出する。
【0077】これによって、単純に赤外線リンク上で送
信が行われていない無通信状態が監視され、赤外線リン
ク上にデータが流れていない状態が500ms以上続く
ことが回避される。この場合、従来のように送信完了後
から相手局の応答フレーム受信までを監視するのに比
べ、単純に無通信状態を監視しているため、ハードウェ
ア等の負荷による遅延でリンクが切断されることはな
い。
【0078】次に、本発明の一実施例では、フレーム先
頭を示す識別子からフレーム終端を示す識別子(EO
F:End Of Frame)受信までの監視機能を
新たに設けている。この監視は従局3で送信中に、何か
のトラブルが発生して送信を中断した場合、主局1が無
限にフレーム終端を示す識別子の受信を待ち続けること
を防ぐためである。さらに、従局3の応答でなく、他の
赤外線の影響を受けてフレーム終端を示す識別子の受信
を待ち続けることも考慮している。
【0079】フレーム終端を示す識別子が受信できない
場合や他の赤外線の影響を受けた場合にフレーム終端を
示す識別子を検出するために設けられたEOF監視タイ
マ14dは、図3に示すように、フレーム先頭を示す識
別子の受信後に起動され、フレーム終端を示す識別子の
受信を待って終了する。
【0080】EOF監視タイマ14dの値は、エスケー
プ文字(CE:Characterof Escap
e)の挿入が最大限に行われた場合を想定し、最大ター
ンアラウンドタイムの2倍の時間待ち合わせることが望
ましい。
【0081】これはフレーム転送ルールのに違反して
いるように思えるが、通常、フレーム先頭を示す識別子
からフレーム終端を示す識別子までは赤外線リンク上に
文字を続けて送出し続けているため、無通信状態ではな
い。また、何らかの障害が発生してフレーム終端を示す
識別子を受信できない場合には、EOF監視タイマ14
dのタイムアウト時に再送信が行われる。
【0082】EOF監視タイマ14dのタイムアウト後
は、図5に示すように、Fタイマ14c、またはFタイ
マ14cとEOFタイマ14dを繰り返し起動しなが
ら、スレッショルドタイムやリンク解放時間の経過を監
視する。
【0083】EOF監視タイマ14dの設置によって、
主局1が送信を完了してから次に送信を開始する間の時
間(図3参照)がフレーム転送ルールのの最大値50
0msを超える場合が発生するが、その場合には、図3
に示すように、従局3のウォッチドッグタイマ34bの
起動も遅れるので、タイムアウトが発生することはな
い。
【0084】仮に、タイムアウトが発生しても、従来技
術で説明したように、EOF監視タイマ14dの最大値
は1秒、リンク解放時間の最小値は3秒となっているの
で、リンクが切断されることはなく、図19に示すよう
に、従局3のウォッチドッグタイマ34bの起動を繰り
返しているうちに受信を完了することができ、復旧す
る。
【0085】上記の主局1における無応答監視処理につ
いて図4を参照して説明する。監視部14では監視制御
部14aがPタイマ14bをスタートさせ(図4ステッ
プS1)、Pタイマ14bのタイムアウトを監視する
(図4ステップS2)。
【0086】送信データ生成制御部11は監視制御部1
4aがPタイマ14bのタイムアウトを検出すると、R
Rフレームを従局3に送信する(図4ステップS3)。
また、送信データ生成制御部11は監視制御部14aが
Pタイマ14bのタイムアウトを検出しなければ、送信
要求の有無を判断し(図4ステップS4)、送信要求が
あればIフレームを従局3に送信する(図4ステップS
5)。
【0087】監視制御部14aは送信データ生成制御部
11からRRフレームまたはIフレームが送信される
と、Fタイマ14cをスタートさせ(図4ステップS
6)、Fタイマ14cのタイムアウトを監視する(図4
ステップS7)。
【0088】送信データ生成制御部11は監視制御部1
4aがFタイマ14cのタイムアウトを検出すると、従
局3への再送信を行う(図4ステップS8)。また、送
信データ生成制御部11は監視制御部14aがFタイマ
14cのタイムアウトを検出しなければ、従局3からの
フレーム先頭を示す識別子の受信の有無を判定する(図
4ステップS9)。
【0089】監視制御部14aはFタイマ14cのタイ
ムアウトが検出される前にフレーム先頭を示す識別子を
受信すると、EOF監視タイマ14dをスタートさせ
(図4ステップS10)、EOFタイマ14dのタイム
アウトを監視する(図4ステップS11)。
【0090】監視制御部14aがEOFタイマ14dの
タイムアウトを検出しなければ、主局1はデータ変換部
16を通して従局3からの受信処理を行い(図4ステッ
プS12)、P/Fbit=“ON”のフレーム終端を
示す識別子の受信の有無を判断する(図4ステップS1
3)。送信データ生成制御部11は監視制御部14aが
EOFタイマ14dのタイムアウトを検出すると、従局
3への再送信を行う(図4ステップS8)。
【0091】一方、送信データ生成制御部11はフレー
ム終端を示す識別子を受信しなければステップS11に
戻り、フレーム終端を示す識別子を受信すればステップ
S1に戻って夫々処理を続行する。尚、上記の処理は主
局1が図示せぬ制御メモリに記録したプログラムを実行
して送信データ生成制御部11と監視部14とデータ変
換部16とを制御することで実現される。制御メモリと
してフロッピディスクやROM(リードオンリメモリ)
等が考えられる。
【0092】以上の説明したように本発明の一実施例で
は単純に赤外線リンク上にデータが流れていない無通信
状態を監視し、データの転送をEOFタイマ14dで監
視することで、非透過文字の編集でエスケープ文字が挿
入されたり、図示せぬCPU(中央処理装置)の処理能
力が低いために受信から送信への切替えが遅れたとして
も、物理的に通信可能な状態である限り、赤外線リンク
を切断することなく、円滑なデータ通信処理を図ること
ができる。
【0093】また、従来技術ではCPUの負荷によって
従局3からの応答がFタイマ14cの監視中に完了でき
たりできなかったりすることで再送することも多く、こ
れがその性能に影響を及ぼしていたが、本発明の一実施
例による無応答監視によって再送の必要がなくなり、転
送効率の向上を図ることができる。
【0094】さらに、本発明の一実施例では主局1側の
無応答監視処理を強化するだけで上記の効果を得ること
ができるので、従来技術のままの従局3との接続でも上
記の効果が得られる。
【0095】さらにまた、本発明の一実施例では主局1
の無応答監視処理のみを変更しているため、従来技術の
ままの従局3との接続が可能であり、主局1は送信権を
保持中に送信要求が発生すれば即時に送信処理が行える
ため、従局3からの応答監視の時間が長くなっても性能
に影響せず、逆にCPU等の負荷による再送信等がなく
なるため、転送効率が上がる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
局と従局とが半二重シリアル赤外線によって相互通信を
行う赤外線通信における無応答を監視する際に、従局か
らの送信権の移管を示す移管情報フレームを受信してか
ら次の従局への送信に移行するまでの時間が予め設定さ
れた時間内かどうかを監視し、従局からの応答フレーム
の受信までの受信時間が予め設定された時間内かどうか
を監視するとともに、受信時間の監視でタイムアウトを
検出する前に応答フレームを受信してから応答フレーム
の受信が終了までの受信終了時間が予め設定された時間
内かどうかを監視し、この受信終了時間の監視でタイム
アウトが検出された時に従局への送信を再度実行するこ
とによって、フレームの破棄や赤外線リンクの切断を招
くことなく、円滑な通信処理及び転送効率の向上を図る
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による主局の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施例による主局における無応答監
視処理を示すシーケンスチャートである。
【図3】本発明の一実施例による主局におけるタイマ監
視を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の一実施例による主局における無応答監
視処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例による主局の無応答監視によ
るリンク切断処理を示すシーケンスチャートである。
【図6】従来例による主局の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】従来例による従局の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】赤外線リンクフレームのファーマットを示す図
である。
【図9】従来例による赤外線リンクでの送信権の移行処
理と無応答監視処理とを示すシーケンスチャートであ
る。
【図10】従来例による最大回線容量を示す図である。
【図11】従来例による赤外線リンクで使用するタイマ
の動作を示すシーケンスチャートである。
【図12】従来例による主局の無応答監視処理を示すフ
ローチャートである。
【図13】従来例による主局での無応答監視によるリン
ク切断処理を示すシーケンスチャートである。
【図14】従来例による主局での無応答監視によるリン
ク切断処理を示すシーケンスチャートである。
【図15】従来例の非透過文字の処理を示す図である。
【図16】従来例によるFタイマでの無応答監視タイム
アウトの検出処理を示すシーケンスチャートである。
【図17】従来例によるFタイマでの無応答監視処理を
示すタイムチャートである。
【図18】従来例によるウォッチドッグタイマでの無応
答監視タイムアウトの検出処理を示すシーケンスチャー
トである。
【図19】従来例によるウォッチドッグタイマでの無応
答監視処理を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 主局 11 送信データ生成制御部 12 発光素子駆動部 13 発光素子 14 監視部 14a 監視制御部 14b Pタイマ 14c Fタイマ 14d EOFタイマ 15 受光素子 16 データ変換部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主局と従局とが半二重シリアル赤外線に
    よって相互通信を行う赤外線通信における無応答を監視
    する無応答監視回路であって、 前記従局からの送信権の移管を示す移管情報フレームを
    受信してから次の前記従局への送信に移行する時間が予
    め設定された時間内かどうかを監視する第1の監視手段
    と、 前記従局からの応答フレームの受信までの受信時間が予
    め設定された時間内かどうかを監視する第2の監視手段
    と、 前記第2の監視手段がタイムアウトを検出する前に前記
    応答フレームを受信してから前記応答フレームの受信が
    終了までの時間が予め設定された時間内かどうかを監視
    する第3の監視手段と、 前記第3の監視手段がタイム
    アウトを検出した時に前記従局への送信を再度実行する
    手段とを前記主局に有することを特徴とする無応答監視
    回路。
  2. 【請求項2】 前記第3の監視手段がタイムアウトを検
    出した後に、上位装置に応答が得られない旨を通知する
    ために予め設定されたスレッショルドタイム及び前記主
    局と前記従局との間の赤外線リンクの解放処理を行うべ
    く予め設定されたリンク解放時間の経過を監視するよう
    構成したことを特徴とする請求項1記載の無応答監視回
    路。
  3. 【請求項3】 主局と従局とが半二重シリアル赤外線に
    よって相互通信を行う赤外線通信における無応答を監視
    する無応答監視方法であって、前記従局からの送信権の
    移管を示す移管情報フレームを受信してから次の前記従
    局への送信に移行するまでの時間が予め設定された時間
    内かどうかを監視するステップと、前記従局からの応答
    フレームの受信までの受信時間が予め設定された時間内
    かどうかを監視するステップと、前記受信時間の監視で
    タイムアウトを検出する前に前記応答フレームを受信し
    てから前記応答フレームの受信が終了までの受信終了時
    間が予め設定された時間内かどうかを監視するステップ
    と、前記受信終了時間の監視でタイムアウトが検出され
    た時に前記従局への送信を再度実行するステップとを前
    記主局に有することを特徴とする無応答監視方法。
  4. 【請求項4】 前記受信終了時間の監視でタイムアウト
    が検出された後に、上位装置に応答が得られない旨を通
    知するために予め設定されたスレッショルドタイムと、
    前記主局と前記従局との間の赤外線リンクの解放処理を
    行うべく予め設定されたリンク解放時間とを監視するよ
    うにしたことを特徴とする請求項3記載の無応答監視方
    法。
  5. 【請求項5】 主局と従局とが半二重シリアル赤外線に
    よって相互通信を行う赤外線通信における無応答を監視
    するための無応答監視制御プログラムを記録した記録媒
    体であって、前記無応答監視制御プログラムは前記主局
    に、前記従局からの送信権の移管を示す移管情報フレー
    ムを受信してから次の前記従局への送信に移行するまで
    の時間が予め設定された時間内かどうかを監視させ、前
    記従局からの応答フレームの受信までの受信時間が予め
    設定された時間内かどうかを監視させ、前記受信時間の
    監視でタイムアウトを検出する前に前記応答フレームを
    受信してから前記応答フレームの受信が終了までの受信
    終了時間が予め設定された時間内かどうかを監視させ、
    前記受信終了時間の監視でタイムアウトが検出された時
    に前記従局への送信を再度実行させることを特徴とする
    無応答監視制御プログラムを記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記無応答監視制御プログラムは前記主
    局に、前記受信終了時間の監視でタイムアウトが検出さ
    れた後に、上位装置に応答が得られない旨を通知するた
    めに予め設定されたスレッショルドタイムと、前記主局
    と前記従局との間の赤外線リンクの解放処理を行うべく
    予め設定されたリンク解放時間とを監視させるようにし
    たことを特徴とする請求項5記載の無応答監視制御プロ
    グラムを記録した記録媒体。
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JP2006211425A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Sharp Corp 通信方法、送受信回路および携帯電話

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