JPH11154153A

JPH11154153A - データ検索方法、データ検索装置、及びコンピュータに実行させるデータ検索プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number: JPH11154153A
Application number: JP9319615A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Hirata; 真章平田; Naoki Urano; 直樹浦野; Mitsuru Mizuguchi; 充水口
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1997-11-20
Filing date: 1997-11-20
Publication date: 1999-06-08

Abstract

(57)【要約】【課題】１つ以上のグループに分類された検索対象デ
ータから、ユーザにより指定された検索条件を満たすデ
ータを検索する場合において、検索条件を満足するデー
タの個数と、満足しないデータの個数を正確に把握でき
る検索結果表示法を提供することを課題とする。【解決手段】１つ以上の属性を持つ複数のデータが１
つ以上にグループ化され、該グループ毎に領域に割り当
てられたデータ群を検索する方法であって、検索のため
の任意形状のフィルタを生成するステップと、該フィル
タを該グループ領域上で任意に移動または形状を変更さ
せるステップと、検索のためのデータ属性の条件を入力
するステップと、該フィルタと各グループ領域との少な
くとも部分的な重なりをも検出するステップと、該フィ
ルタと少なくとも部分的に重なったグループの中から該
検索条件を満足するすべてのデータを検出するステップ
とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムによりアクセス可能なデータの検索を行う方法に関
する。

【０００２】

【従来の技術】コンピュータシステムの性能が向上し、
大規模なコンピュータネットワークが整備されるに伴
い、一般家庭においてもパーソナルコンピュータ等を介
して大量のデータを扱う機会が増えてきている。一般
に、このような大量のデータから所望のデータを探し出
すには、複雑なデータ検索方法を習得しなければなら
ず、ユーザに大きな負荷を与える。

【０００３】一方で、前記ユーザに与える負荷を軽減す
るため、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを用い
て直感的操作で行うデータ検索方法が開発されている。

【０００４】（従来技術１）その１つに、米国ゼロック
ス・パロアルト研究所において開発された「マジックレ
ンズ」によるデータ検索方法（ＫｅｎＦｉｓｈｋｉｎ
ｍ他 ”ＥｎｈａｎｃｅｄＤｙｎａｍｉｃＱｕｅｒ
ｉｅｓｖｉａＭｏｖａｂｌｅＦｉｌｔｅｒｓ”
ＳＩＧＣＨＩ’９５ｐｐ．４１５−４２０）がある。

【０００５】「マジックレンズ」とは、検索条件が与え
られたフィルタであり、これを検索対象データに重ねる
と、検索条件を満足するデータは「マジックレンズ」上
にそのまま表示され、満足しないデータは×印で表示さ
れる。

【０００６】図１、２に「マジックレンズ」による検索
例を示す。図１は検索対象データであり、各○印１０１
が１人の人物に対応したデータを表している。図２は
「マジックレンズ」により、「男性」を検索している。
図２中央の長方形２０１が「男性」を検索する「マジッ
クレンズ」であり、「マジックレンズ」に重なるデータ
の中で「男性」であるものは２０２のようにそのまま○
印で表示され、「男性」でないもの、すなわち「女性」
であるものは２０３のように×印で表示されている。

【０００７】「マジックレンズ」を検索領域中の隅々ま
で移動させること、または「マジックレンズ」を拡大し
検索領域全体に重ねることで、全検索対象データから
「男性」を検索できる。

【０００８】また、複数の「マジックレンズ」を重ねて
使用することで、複数条件のＡＮＤ検索が可能となる。

【０００９】図３は２つの「マジックレンズ」を用い
て、「身長１７０ｃｍ以上の男性」を検索する例であ
る。図３中央に追加された新たな長方形３０１が、「身
長１７０ｃｍ以上の人物」を検索する「マジックレン
ズ」である。２枚の「マジックレンズ」が重なった部分
に重なるデータの中で、条件「身長１７０ｃｍ以上の男
性」を満足するデータが３０２のようにそのまま○印で
表示され、満足しないデータ、すなわち「身長１７０ｃ
ｍ未満の男性」もしくは「女性」であるものは３０３の
ように×印で表示されている。

【００１０】２枚の「マジックレンズ」を移動させ、そ
の重なり部分を検索領域中の隅々まで移動させること、
または２枚の「マジックレンズ」を拡大し検索領域全体
に重ねることで、全検索対象データから「身長１７０ｃ
ｍ以上の男性」を検索できる。

【００１１】（従来技術２）また、集合の図式化による
データベース検索処理方法（特開平６−８９３０９号公
報）では、データベース検索の結果となる集合を矩形に
より図式化して表示する。

【００１２】この発明では、表示される矩形の面積が検
索条件を満たすデータ数に対応する。あらかじめ幾通り
かの検索を行い、保持しておいた結果集合から、最大３
個の集合を選択し、各集合間の包含関係を矩形の重なり
を用いて表現することができる。図４は、３つの集合
（Ａ、Ｂ、Ｃ）を選択した場合の表示であり、矩形４０
１が集合Ａ、矩形４０２が集合Ｂ、矩形４０３が集合Ｃ
に対応し、各集合間の包含関係を表している。

【００１３】また、図４における矩形領域の任意の部分
を複数選択し、１つの集合として保持することができ、
データベース検索を行うための複雑な検索式を容易に構
築することが可能である。

【００１４】この発明においては、検索結果を矩形の面
積を用いて表現するため、３個の集合（Ａ、Ｂ、Ｃ）に
おいて、（ＡかつＢ）、（ＢかつＣ）、（ＣかつＡ）を
満たすデータは存在するが、（ＡかつＢかつＣ）を満た
すデータは存在しない場合、（Ａ、Ｂ、Ｃ）間の包含関
係を図示するには、１つの矩形を回転させて表示する。
図５は、図４において（ＡかつＢかつＣ）を満たすデー
タが存在しない場合の表示であり、集合Ａに対応する矩
形４０１を回転させて包含関係の表示を行っている。

【００１５】また、この発明における、検索結果と面積
とを対応付けて表示する方法では、４個以上の集合間の
包含関係に表現できない場合が存在するため、同時に選
択できる集合は３個までに制限される。

【００１６】

【発明が解決しようとする課題】従来技術１では、検索
領域全体に存在する全てのデータを検索対象にするに
は、「マジックレンズ」を検索領域の隅々にまで移動さ
せるか、あるいは「マジックレンズ」拡大し、検索領域
全体に重ねなければならないという欠点がある。また、
データが検索条件を満足するか否かは、データがそのま
ま表示されるか×印で表示されるかによって提示される
ため、条件を満足するデータと満足しないデータとの比
率を正確に把握することができないという欠点がある。

【００１７】従来技術２では、検索結果を矩形の面積に
対応付けて表示し、場合によっては矩形が回転するとい
う不自然な状態が起こるため、検索条件を満足するデー
タの数を正確に把握することはできず、また４種類以上
の検索条件を同時に扱う事ができないという欠点があ
る。また、検索対象自体があらかじめグループ化されて
いる場合に、全グループに対して同様の検索を行うため
には、全グループに対してそれぞれ同様な検索操作を行
う必要があり、あるグループに１つの検索条件を満たす
データが存在しないとき、それが検索を行った結果デー
タが存在しないのか、もともとそのグループに対する検
索を行っていないのかの判断ができないという欠点があ
る。図６は、従来技術２を用いて４つにグループ化され
た検索対象に対して同様の検索を行う例である。グルー
プ１、２、３を表示する領域には、矩形６０１、６０
２、６０３が表示されるため、検索条件を満たすデータ
が存在することがわかる。しかし、グループ４を表示す
る領域６０４には、矩形が表示されていないが、図６の
表示を見る限り、検索の結果データが存在しなかったの
か、はじめからグループ４に対する検索が行われていな
いのか、の判断はできない。

【００１８】本発明の目的は、１つ以上のグループに分
類された検索対象データから、ユーザにより指定された
検索条件を満たすデータを検索する場合において、検索
条件を満足するデータの個数と、満足しないデータの個
数を正確に把握できる検索結果表示法を提供すること、
および、無制限個数の検索条件を用いた検索を可能にす
ること、および、検索対象が複数にグループ化されてい
る場合、検索対象とするグループの指定を容易に変更す
ることのできるユーザインタフェースを提供すること、
および、たとえ検索条件を満足するデータが無くても、
その検索を行ったことを明示できる検索結果表示法を提
供することである。

【００１９】

【課題を解決するための手段】この発明（請求項１）に
係るデータ検索方法は、１つ以上の属性を持つ複数のデ
ータが１つ以上にグループ化され、該グループ毎に領域
に割り当てられたデータ群を検索する方法であって、検
索のための任意形状のフィルタを生成するステップと、
該フィルタを該グループ領域上で任意に移動または形状
を変更させるステップと、検索のためのデータ属性の条
件を入力するステップと、該フィルタと各グループ領域
との少なくとも部分的な重なりをも検出するステップ
と、該フィルタと少なくとも部分的に重なったグループ
の中から該検索条件を満足するすべてのデータを検出す
るステップとを備えたことによって、上記の目的を達成
する。

【００２０】この発明（請求項２）に係るデータ検索方
法は、請求項１のデータ検索方法であって、該フィルタ
が半透明であり、該検索条件を満足するすべてのデータ
を該フィルタと各グループ領域の重なりの部分に表示さ
せることによって、上記の目的を達成する。

【００２１】この発明（請求項３）に係るデータ検索方
法は、請求項１または２のデータ検索方法であって、該
フィルタの移動あるいは形状変更に応じて該フィルタと
各グループ領域との少なくとも部分的な重なり具合を逐
次検出し、その重なり具合の変化に応じて逐次変化する
該検索条件を満足するすべてのデータを逐次検出し、該
フィルタと各グループ領域の重なりの部分に逐次表示さ
せることによって、上記の目的を達成する。

【００２２】この発明（請求項４）に係るデータ検索方
法は、請求項１乃至３のいずれかに記載のデータ検索方
法であって、複数個のフィルタに対してそれぞれの検索
条件を設定でき、該複数のフィルタの重なり部分に対し
ては該検索条件の論理積による検索を実行することによ
って、上記の目的を達成する。

【００２３】この発明（請求項５）に係るデータ検索方
法は、請求項４のデータ検索方法であって、該複数のフ
ィルタ間に重なり部分が無い場合において、１つのデー
タが複数の該フィルタに設定された該検索条件を満足す
る場合、該データを複数部分に強調表示し、それらが同
一データであることを示すことによって、上記の目的を
達成する。

【００２４】この発明（請求項６）に係るデータ検索方
法は、請求項４のデータ検索方法であって、該複数のフ
ィルタ間に重なり部分が無い場合において、１つのデー
タが複数の該フィルタに設定された該検索条件を満足す
る場合、自動的にフィルタの形状を変更し、該複数のフ
ィルタの重なり部分を作成することで、該データの重複
した表示を避けることによって、上記の目的を達成す
る。

【００２５】この発明（請求項７）に係るデータ検索方
法は、請求項４乃至６のいずれかに記載のデータ検索方
法であって、該フィルタを個別の色で表示し、該複数の
フィルタの重なる部分を更に別の色で表示することによ
って、上記の目的を達成する。

【００２６】この発明（請求項８）に係るデータ検索方
法は、請求項４乃至６のいずれかに記載のデータ検索方
法であって、該グループ化領域および該フィルタおよび
該複数のフィルタの重なる部分に対して高さを割り当
て、３次元表示することによって、上記の目的を達成す
る。

【００２７】この発明（請求項９）に係るデータ検索方
法は、請求項４乃至６のいずれかに記載のデータ検索方
法であって、該グループ化領域および該フィルタおよび
該複数のフィルタの重なる部分における任意の部分を選
択し、その部分の拡大を行うことで、その部分に属する
データの属性を詳細に表示することによって、上記の目
的を達成する。

【００２８】この発明（請求項１０）に係るデータ検索
方法は、請求項４乃至６のいずれかに記載のデータ検索
方法であって、該グループ化領域および該フィルタおよ
び該複数のフィルタの重なる部分における任意の部分を
選択し、その部分を他の表示領域に表示することで、そ
の部分に属するデータの属性を詳細に表示することによ
って、上記の目的を達成する。

【００２９】この発明（請求項１１）に係るデータ検索
装置は、１つ以上の属性を持つ複数のデータが１つ以上
にグループ化され、該グループ毎に領域に割り当てられ
たデータ群を検索する装置であって、検索のための任意
形状のフィルタを生成するフィルタ生成部と、該フィル
タを該グループ化領域上で任意に移動または形状を変更
させるフィルタ処理部と、検索のためのデータ属性の条
件を入力する検索条件設定部と、該フィルタと各グルー
プ領域との少なくとも部分的な重なりをも検出する重な
り検出部と、該フィルタと少なくとも部分的に重なった
グループの中から該検索条件を満足するすべてのデータ
を検出するデータ検出部とを備えたことによって、上記
の目的を達成する。

【００３０】この発明（請求項１２）に係るコンピュー
タに実行させるプログラムを記憶した媒体は、１つ以上
の属性を持つ複数のデータが１つ以上にグループ化さ
れ、該グループ毎に領域に割り当てられたデータ群を検
索するプログラムであって、検索のための任意形状のフ
ィルタを生成する手順と、該フィルタを該グループ化領
域上で任意に移動または形状を変更させる手順と、検索
のためのデータ属性の条件を入力する手順と、該フィル
タと各グループ領域との少なくとも部分的な重なりをも
検出する手順と、該フィルタと少なくとも部分的に重な
ったグループの中から該検索条件を満足するすべてのデ
ータを検出する手順とを備えたことにより、上記の目的
を達成する。

【００３１】以下、本発明の作用を記載する。

【００３２】本発明の方法は、１つ以上のグループに分
類された検索対象データから、指定された検索条件を満
たすデータを検索する方法であって、１つ以上にグルー
プ化されたデータセットを表示する領域と検索条件の与
えられたフィルタとが重なる部分に、検索条件を満足す
るデータをアイコンを用いて表示し、データセットを表
示する領域とフィルタが重なっていない部分に、検索条
件を満足しないデータをアイコンを用いて表示する。こ
れにより、検索条件を満足するデータの個数と満足しな
いデータの個数を正確に把握できる。また、検索結果を
フィルタの重なる部分に表示されるアイコンの有無、お
よび個数で表現するため、フィルタは何枚でも使用で
き、無制限個数の検索条件を用いた検索が可能となる。
また、検索対象が複数にグループ化されている場合、フ
ィルタの移動または形状の変更を行い、フィルタとグル
ープ化されたデータセットを表示する領域との部分的な
重なりを作成することのみで、検索対象とするグループ
の指定を容易に変更できる。また、検索条件を満足する
データが無くても、その検索を行うフィルタはそのまま
表示し、フィルタ中にアイコンを表示しないことで、そ
の検索を行ったことを明示できる。これらにより、上記
目的が達成される。

【００３３】前記フィルタが複数存在する場合、複数の
フィルタが重なる部分では、重なる全てのフィルタの検
索条件の論理積が検索条件となる。

【００３４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。

【００３５】図７〜２６を参照して、本発明によるデー
タ検索方法の概要を説明する。この実施例は、本発明の
方法を小学４年生児童のデータセットから所望の条件を
満足する児童を検索する場面に適用したものである。し
かし、本発明の方法が特定の検索対象、検索条件、およ
び表示方法に限定されることはない。

【００３６】図７は、４年生の全児童をまとめて表示し
たものである。各アイコンが一人の児童データに対応
し、アイコンには児童の顔写真（不図示）が表示されて
いる。

【００３７】各児童データは、顔写真以外にも名前、出
席番号、性別、身長、血液型、生年月日等の属性を持つ
ものとする。

【００３８】図８は、全児童データセットを１つ以上に
グループ化するためのキーを設定する場面である。ユー
ザの入力により、ダイアログ８０１が表示される。ここ
で、セレクションボックス８０２よりグループ化するキ
ーを一つ選択し、決定ボタン８０３を押す。ここでは、
「クラス別」をグループ化するキーとして選択してい
る。

【００３９】図９は、全児童データセットを、クラス別
にグループ化した表示である。ここでは、１〜６組まで
にグループ化されている。各グループを表示する領域の
左上には、各グループの名称が表示されている。

【００４０】図１０は、フィルタによる検索条件を設定
する場面である。ユーザの入力により、ダイアログ１０
０１が表示される。検索条件設定エリア１００２に検索
条件を入力し、決定ボタン１００３を押すと、ダイアロ
グ１００１を表示する部分がフィルタとして機能する。
ここでは、検索条件として「男子児童」を設定してい
る。

【００４１】図１１は、図１０の決定ボタン１００３を
押した直後の表示である。フィルタの左上には検索条件
が表示されている。１、２、４、５組を表示する領域
で、フィルタの重なった部分１１０１、１１０２、１１
０３、１１０４には、各組の男子児童を表すアイコンが
表示される。また、フィルタの重ならない部分１１０
５、１１０６、１１０７、１１０８には、男子児童でな
い児童、すなわち女子児童を表すアイコンが表示され
る。フィルタの重ならない３、６組を表示する領域１１
０９、１１１０では変化が起こらない。

【００４２】図１１の部分１１０７のように、表示する
部分のサイズに対して、表示するデータの数が少なくな
り、ある基準値を超えると、データの詳細情報が表示さ
れる。この場合、アイコンのサイズが大きくなり顔写真
が詳細に表示され、また各児童の名字が新たに表示され
ている。

【００４３】図１２は、新たなフィルタを作成し、検索
条件を設定する場面である。ユーザの入力により、ダイ
アログ１２０１が表示される。検索条件設定エリア１２
０２に検索条件を入力し、決定ボタン１２０３を押す
と、ダイアログ１２０１を表示する部分がフィルタとし
て機能する。ここでは、検索条件として「身長が１６０
ｃｍ以上の児童」を設定している。

【００４４】図１３は、図１２の決定ボタン１２０３を
押した直後の表示である。フィルタの左上には検索条件
が表示されている。３、６組を表示する領域で、フィル
タの重なった部分１３０１、１３０２には、各組の身長
１６０ｃｍ以上である児童を表すアイコンが表示され
る。また、３、６組を表示する領域で、フィルタの重な
らない部分１３０３、１３０４には、身長１６０ｃｍ以
上でない児童、すなわち身長１６０ｃｍ未満の児童を表
すアイコンが表示される。

【００４５】２、５組を表示する領域で、２枚のフィル
タが重なった部分１３０５、１３０６には、各組の「男
子児童」かつ「身長１６０ｃｍ以上の児童」を表すアイ
コンが表示される。また、２、５組を表示する領域で、
「男子児童」を検索するフィルタが重なり、「身長１６
０ｃｍ以上の児童」を検索するフィルタの重ならない部
分１３０７、１３０８には、「男子児童」かつ「身長１
６０ｃｍ未満」の児童を表すアイコンが表示される。同
様に、部分１３０９、１３１０には、「女子児童」かつ
「身長１６０ｃｍ以上」の児童を表すアイコンが表示さ
れる。

【００４６】２、５組を表示する領域で、１枚のフィル
タも重ならない部分１３１１、１３１２には、フィルタ
の重なった領域に表示されている児童以外の児童、すな
わち「女子児童」かつ「身長１６０ｃｍ未満の児童」の
児童を表すアイコンが表示される。

【００４７】図１４は、ユーザの入力により、図１３に
おける「身長１６０ｃｍ以上の児童」を検索するフィル
タを移動した表示である。ただし、フィルタを移動する
過程の表示は、図１３の表示から図１４の表示に瞬時に
切り替わるのではない。フィルタの移動中に、フィルタ
と各グループを表示する領域との重なり状態を順次計算
し、フィルタとアイコンがなめらかに移動するような表
示を行う。

【００４８】図１４において４組を表示する領域には、
「男子児童」を検索するフィルタ、および「身長１６０
ｃｍ以上の児童」を検索するフィルタともに重なってい
るが、「男子児童」を検索するフィルタのみが重なった
部分は存在しない。そのため、「身長１６０ｃｍ未満の
男子児童」は、「身長１６０ｃｍ未満の女子児童」とと
もに部分１４０１に表示される。

【００４９】図１５は、図１４の部分１４０２をユーザ
の入力により拡大した表示である。フィルタの移動を行
う場合と同様に、拡大の過程でもなめらかな表示変化が
行われる。

【００５０】拡大された領域１５０１には、「１組の、
身長１６０ｃｍ以上の男子児童」に該当する３人が表示
されている。ここでは、顔写真、名前に加え、出席番
号、性別、身長、血液型までが表示されている。

【００５１】拡大した以外の部分は縮小されるが、表示
領域外にはみ出すことはなく、常にデータセットを表示
するための面積を表示領域内に持つ。ただし、常にデー
タをアイコンとして表示する必要はなく、表示部分の面
積に対してアイコンの数が多くなった場合は、１つのア
イコンで代表表示する、一時的にアイコン表示を行わな
い等の方法を採ることももちろん可能である。

【００５２】図１６は、図１３の状態から「男子児童」
を検索するフィルタを移動している最中の表示である。
図１３の部分１３０５には２枚のフィルタが重なり、
「身長１６０ｃｍ以上の男子児童」という検索条件を満
足する２人の児童が表示されている。しかし図１６で
は、５組を表示する領域上で２枚のフィルタが重なる部
分は存在しない。そのため、「身長１６０ｃｍ以上の男
子児童」である２人は部分１６０１、１６０２の両方に
表示されなくてはならない。この時、２つの部分に表示
されるデータが同一のものであることを明示するため、
アイコン１６０３、１６０４のように同一のデータを示
すアイコンをハイライト表示する。同様に、部分１３０
６に表示されていた男子児童は、部分１６０５、１６０
６の両方に表示されるため、アイコン１６０７、１６０
８のようにハイライト表示される。

【００５３】図１６において、このまま「男子児童」を
検索するフィルタを移動させ２、５組を表示する領域に
重ならなくなれば、ハイライト表示は必要なくなる。し
かし、図１６の状態でフィルタの移動プロセスが終了し
たならば、ハイライトされたアイコンを１つにまとめて
表示するため、フィルタが自動的にサイズ変更され図１
７に示すような表示となる。ここでは、フィルタの重な
った部分１７０１、１７０２にハイライト表示されてい
たアイコン１６０３と１６０４、およびアイコン１６０
７と１６０８が表示される。

【００５４】図１８は、ユーザの入力により、表示を立
体化した例である。フィルタに対して高さが与えられ、
フィルタが重なっている部分にはそれぞれのフィルタの
高さを加えた高さが与えられている。立体化により、領
域の陰に隠れて不可視となるデータが存在するが、ユー
ザのインタラクションによって、３次元空間の任意の位
置に視点を移動できるため、不可視の問題は解決され
る。

【００５５】図１９は、ユーザの入力により、フィルタ
に個別の色を与えて表示した例である。複数のフィルタ
が重なる部分は更に別の色で表示される。また、各フィ
ルタに半透明色を与え、複数のフィルタが重なった部分
は、透明度を高くて、もしくは低くして表示することも
できる。

【００５６】図２０は、ユーザの入力により部分２００
１が選択されたとき、その部分に表示されるデータの詳
細情報を、別の情報表示領域２００２に表示している例
である。

【００５７】図２１は、図９のグループ化表示を縦長の
グループ領域を用い、縦方向にグループ領域が積み重な
らない形で分割を行った例である。

【００５８】図２２は、任意形状のグループ化領域２２
０１と、任意形状のフィルタ２２０２を用いた例であ
る。

【００５９】図２３は、数多くのフィルタを用いて検索
を行う例である。

【００６０】図２４は、本発明の概念を３次元に拡張
し、３次元空間に分布するデータを体積を持ったフィル
タ２４０１、２４０２を用いて検索する例である。

【００６１】図２５は、本発明の方法で、ＯＲ検索を行
う例である。グループ化領域とフィルタにより分割され
た領域を複数結合しＯＲ領域を構成する。図２５では、
領域２５０１、２５０２、２５０３を結合している。

【００６２】図２６は、本発明の概念に第三軸を追加し
た例である。図２６では、時間を第三軸に割り当て、月
ごとのデータを積み重ねて表示したものである。フィル
タは、体積を持ち、各月を表すデータ領域の同様な部分
に適用される。

【００６３】図２７〜３１は、本発明によるデータを検
索する方法の手順を示すフローチャートである。以下こ
のフローチャートに沿って各処理を説明する。

【００６４】ステップＳ２７０１では、ユーザからの命
令が入力されたか否かを判定する。ユーザからの命令が
入力された場合は、処理はステップＳ２７０２に進み、
ユーザからの命令が入力されない場合は、ステップＳ２
７０１が繰り返される。

【００６５】ステップＳ２７０２では、入力された命令
の意味を解釈する。たとえば、ユーザが表示領域中に表
示されたフィルタの端をドラッグしてるなら、フィルタ
のサイズ変更の命令が入力されている、という解釈がな
され、それに伴う処理が実行されることになる。

【００６６】命令の解釈がなされると、処理はステップ
Ｓ２７０３に進む。

【００６７】ステップＳ２７０３では、処理の種類に応
じて分岐が行われる。処理の種類が「表示法の変更」で
あるならの処理に進む。「フィルタに関する処理」で
あるならの処理に進む。「グループ化領域に関する処
理」であるならの処理に進む。「データのグループ
化」であるならステップＳ２７０４の処理に進む。、
、の処理については後述する。

【００６８】ステップＳ２７０４では、データセットの
グループ化を行う。ユーザにより設定されたグループ化
のキーによって、全データセットを新たにグループ化す
る。続いてステップＳ２７０５に進む。

【００６９】ステップＳ２７０５では、これまでにフィ
ルタが作成されているか否かを判定する。作成されてい
る場合は、処理はステップＳ２７０６に進む。作成され
ていない場合はステップＳ２７０９に進む。

【００７０】ステップＳ２７０９では、画面の描画を行
う。各グループ化領域とそれに重なるフィルタにより分
割される各部分に表示すべきデータが判明している状態
である場合にのみ、このステップへと処理が進む。

【００７１】ステップＳ２７０６は、ステップＳ２７０
６とＳ２７０６’の間に存在するステップで行われる処
理を、全グループ化領域に対して適用するループ処理で
ある。ここでは、ステップＳ２７０７の処理が全グルー
プ化領域に対して適用される。

【００７２】ステップＳ２７０７では、当該グループ化
領域上に重なる全てのフィルタを検出し、それらのフィ
ルタで細分割されるグループ化領域の各部分に表示すべ
きデータを計算する。この処理は、当該グループ化領域
に属するデータを、細分割された各部分での検索条件に
照合し、データを表示する部分を決定する。１つのデー
タが複数の部分に表示されると判定された場合は、重な
るフィルタ枚数の一番多い部分に表示する。重なるフィ
ルタ枚数の一番多い部分が複数ある場合は、データはそ
れらの部分に重複するものとしておく。

【００７３】ステップＳ２７０６のループが終了する
と、処理はステップＳ２７０８に進む。

【００７４】ステップＳ２７０８では、複数の部分に重
複するデータが存在するか否かを判定する。存在する場
合、処理はに進む。存在しない場合、処理はステップ
Ｓ２７０９へ進む。の処理については後述する。

【００７５】ステップＳ２７０９での描画が終了する
と、処理はに戻り、ユーザからの入力待ち状態とな
る。

【００７６】次にの処理について説明する。は表示
法の変更を行う処理である。図２８のステップＳ２８０
１では、新規表示法の種類により、処理の分岐が行われ
る。新規表示法が「２次元半透明表示」である場合、ス
テップＳ２８０２の処理において、表示法を２次元に、
フィルタを半透明表示にそれぞれ設定する。新規表示法
が「２次元色付き表示」である場合、ステップＳ２８０
３の処理において、表示法を２次元に、フィルタを色付
き表示にそれぞれ設定する。新規表示法が「３次元立体
表示」である場合、ステップＳ２８０４の処理におい
て、表ｊ法を３次元に設定する。表示法の設定が終了す
ると、’よりの処理を抜け、ステップＳ２７０９で
の描画処理に進む。

【００７７】ステップＳ２８０２の処理において表示法
が設定された場合、表示は図１３のようになる。ステッ
プＳ２８０３の処理において表示法が設定された場合、
表示は図１９のようになる。ステップＳ２８０４の処理
において表示法が設定された場合、表示は図１８のよう
になる。

【００７８】次にの処理について説明する。はフィ
ルタに関する処理である。図２９のステップＳ２９０１
では、フィルタに関する処理の種類により、処理の分岐
が行われる。処理がフィルタの追加・削除である場合、
処理はステップＳ２９０２へと進む。ステップＳ２９０
２では、処理の種類において更に分岐を行う。処理がフ
ィルタの追加である場合、ステップＳ２９０３に進み、
ユーザにより設定された検索条件を持つフィルタを作成
する。処理がフィルタの削除である場合、ステップＳ２
９０４に進み、ユーザにより指定されたフィルタを削除
する。ステップＳ２９０１において、処理がフィルタの
移動・サイズ変更である場合、処理はステップＳ２９０
５へと進む。ステップＳ２９０５では、ユーザにより指
定されたフィルタを指定された位置に移動する、もしく
はフィルタを指定されたサイズに変更する。

【００７９】Ｓ２９０３、Ｓ２９０４、Ｓ２９０５での
処理が終了すると、’よりの処理を抜け、ステップ
Ｓ２７０６の処理へ進む。

【００８０】次にの処理について説明する。はグル
ープ化領域に関する処理である。図３０のステップＳ３
００１では、グループ化領域に関する処理の種類によ
り、処理の分岐が行われる。処理がグループ化領域の拡
大・縮小である場合、処理はステップＳ３００２に進
む。ステップＳ３００２では、ユーザにより指定された
部分を含むグループ化領域、および指定された部分に重
なるフィルタを、ユーザの指定の通り拡大・縮小する。
それに伴い、拡大・縮小されないその他のグループ化領
域、フィルタを縮小・拡大する。

【００８１】ステップＳ３００２が終了すると、’よ
りの処理を抜け、ステップＳ２７０６に進む。

【００８２】ステップＳ３００１において、処理が指定
部分の情報を他の表示領域に表示する処理であれば、処
理はステップＳ３００３に進む。ステップＳ３００３で
は、ユーザにより指定された部分に表示されているデー
タを、他の表示領域に表示する。この時の表示は図２０
のようになる。

【００８３】ステップＳ３００３が終了すると、より
の処理を抜け、ステップＳ２７０１の入力待ち状態に
戻る。

【００８４】次にの処理について説明する。は複数
部分に重複するデータが存在する場合の処理である。図
３１のステップＳ３１０１では、現在が「フィルタの移
動中、フィルタのサイズの変更中、グループ化領域の拡
大・縮小中」の何れかの条件を満たしているか否かで処
理の分岐を行う。分岐Ｓ３１０１で条件を満足する場
合、処理はステップＳ３１０２に進む。

【００８５】ステップＳ３１０２では、重複表示される
データをハイライト表示するように設定する。この処理
が終了すると、’よりの処理を抜け、Ｓ２７０９の
描画処理へと進む。この場合の表示は図１６のようにな
る。

【００８６】分岐Ｓ３１０１で条件を満足しない場合、
処理は、ステップＳ３１０３に進む。

【００８７】ステップＳ３１０３では、重複表示される
データがなくなるように、フィルタを自動的に移動して
フィルタの重なる部分を作成する処理を行う。この処理
が終了すると、’よりの処理を抜け、ステップＳ２
７０６に進む。この場合の表示は、図１７のようにな
る。

【００８８】

【発明の効果】本発明によれば、１つ以上にグループ化
されたデータセットを表示する領域と検索条件の与えら
れたフィルタとが重なる部分に、検索条件を満足するデ
ータをアイコンを用いて表示し、データセットを表示す
る領域とフィルタが重なっていない部分に、検索条件を
満足しないデータをアイコンを用いて表示するため、検
索条件を満足するデータの個数と満足しないデータの個
数を正確に把握できる。

【００８９】また、検索結果をフィルタの重なる部分に
表示されるアイコンの有無、及び個数を用いて表現する
ため、フィルタは何枚でも使用でき、無制限個数の検索
条件を用いた検索が可能となる。

【００９０】また、検索対象が複数にグループ化されて
いる場合、フィルタの移動又は形状の変更を行い、フィ
ルタとグループ化されたデータセットを表示する領域と
の部分的な重なりを作成することのみで、検索対象とす
るグループの指定を行えるため、容易に検索対象とする
グループの変更が行える。

【００９１】また、アイコンの有無で検索結果となるデ
ータの存在を示すため、フィルタ形状は検索結果に依存
せず、検索条件を満足するデータが無くても、その検索
を行ったことを明示できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来技術１を用いたデータ検索における検索対
象データの画面表示を示す図である。

【図２】従来技術１を用いて人物に対応したデータから
男性であるデータを検索する際の画面表示を示す図であ
る。

【図３】従来技術１において２枚の「マジックレンズ」
を用いてデータのＡＮＤ検索を行う際の画面表示を示す
図である。

【図４】従来技術２を用いたデータベース検索結果の表
示方法を示す図である。

【図５】従来技術２において３個の検索結果集合（Ａ，
Ｂ，Ｃ）間に（ＡかつＢ）（ＢかつＣ）（ＣかつＡ）で
ある集合は存在するが（ＡかつＢかつＣ）である集合は
存在しない場合の検索結果表示方法を示す図である。

【図６】従来技術２を用いてあらかじめグループ化され
た検索対象データからの検索を行う際の画面表示を示す
図である。

【図７】本発明のデータ検索方法を小学生児童を検索対
象とする検索に適用した実施例における初期画面表示を
示す図である。

【図８】本発明のデータ検索方法を小学生児童を検索対
象とする検索に適用した実施例において検索対象をグル
ープ化する際の画面表示を示す図である。

【図９】本発明のデータ検索方法を小学生児童を検索対
象とする検索に適用した実施例において検索対象を組別
にグループ化した際の画面表示を示す図である。

【図１０】本発明のデータ検索方法を小学生児童を検索
対象とする検索に適用した実施例においてフィルタによ
る検索を行うためフィルタの検索条件を設定する際の画
面表示を示す図である。

【図１１】本発明のデータ検索方法を小学生児童を検索
対象とする検索に適用した実施例においてフィルタを用
いて１，２，３，４組より男子児童を検索する際の画面
表示を示す図である。

【図１２】本発明のデータ検索方法を小学生児童を検索
対象とする検索に適用した実施例において２枚のフィル
タによる検索を行うため２枚目のフィルタの検索条件を
設定する際の画面表示を示す図である。

【図１３】本発明のデータ検索方法を小学生児童を検索
対象とする検索に適用した実施例において２枚のフィル
タを用いたＡＮＤ検索を行う際の画面表示を示す図であ
る。

【図１４】図１３の状態から「身長１６０ｃｍ以上の児
童」を検索するフィルタを移動した際の画面表示を示す
図である。

【図１５】図１３の状態から「１組の身長１６０ｃｍ以
上の男子児童」を表示する部分を拡大した際の画面表示
を示す図である。

【図１６】図１３の状態からフィルタを移動し２枚のフ
ィルタの重なり部分が存在しなくなった際の画面表示を
示す図である。

【図１７】図１６の状態から２枚のフィルタの形状が自
動的に変更されフィルタの重なり部分が作成された際の
画面表示を示す図である。

【図１８】ユーザの入力により表示方法を３次元立体表
示とした際の画面表示を示す図である。

【図１９】ユーザの入力によりフィルタの重なる部分を
個別の色で表示した際の画面表示を示す図である。

【図２０】ユーザの入力により画面表示の一部を選択し
他の表示領域に表示する際の画面表示を示す図である。

【図２１】図９におけるグループ化領域表示方法を変更
した際の画面表示を示す図である。

【図２２】本発明のデータ検索方法において任意形状の
グループ化表示領域と任意形状のフィルタを用いて検索
を行う場合の表示を示す図である。

【図２３】本発明のデータ検索方法において任意枚数の
フィルタを用いた検索を行う際の画面表示を示す図であ
る。

【図２４】本発明のデータ検索方法を３次元に拡張した
際の画面表示を示す図である。

【図２５】本発明のデータ検索方法において複数のフィ
ルタによるＯＲ検索を行う際の画面表示である。

【図２６】本発明のデータ検索方法において第三軸を導
入した際の画面表示を示す図である。

【図２７】本発明によるデータ検索方法の手順を示すフ
ローチャートである。

【図２８】本発明によるデータ検索方法の手順を示すフ
ローチャートである。

【図２９】本発明によるデータ検索方法の手順を示すフ
ローチャートである。

【図３０】本発明によるデータ検索方法の手順を示すフ
ローチャートである。

【図３１】本発明によるデータ検索方法の手順を示すフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１０１人物に対応したデータ２０１「男性」を検索するマジックレンズ２０２「男性」であるデータ２０３「男性」でないデータ３０１「身長１７０ｃｍ以上の人物」を検索するマジ
ックレンズ３０２「身長１７０ｃｍ以上の男性」であるデータ３０３「身長１７０ｃｍ未満の男性」もしくは「女
性」であるデータ４０１集合Ａを表す矩形４０２集合Ｂを表す矩形４０３集合Ｃを表す矩形６０１グループ１のなかで検索条件を満たすデータの
集合を表す矩形６０２グループ２のなかで検索条件を満たすデータの
集合を表す矩形６０３グループ３のなかで検索条件を満たすデータの
集合を表す矩形６０４グループ４を表示する領域８０１ダイアログ８０２セレクションボックス８０３決定ボタン１００１ダイアログ１００２検索条件設定エリア１００３決定ボタン１１０１１組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタの重なった部分１１０２２組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタの重なった部分１１０３４組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタの重なった部分１１０４５組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタの重なった部分１１０５１組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタの重ならない部分１１０６２組を表示するならない領域で「男子児童」
を検索するフィルタの重なった部分１１０７４組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタの重ならない部分１１０８５組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタの重ならない部分１１０９３組を表示するグループ領域１１１０６組を表示するグループ領域１２０１ダイアログ１２０２検索条件設定エリア１２０３決定ボタン１３０１３組を表示するグループ領域で「身長１６０
ｃｍ以上の児童」を検索するフィルタの重なった部分１３０２６組を表示するグループ領域で「身長１６０
ｃｍ以上の児童」を検索するフィルタの重なった部分１３０３３組を表示するグループ領域で「身長１６０
ｃｍ以上の児童」を検索するフィルタの重ならない部分１３０４６組を表示するグループ領域で「身長１６０
ｃｍ以上の児童」を検索するフィルタの重ならない部分１３０５２組を表示するグループ領域で２枚のフィル
タが重なった部分１３０６５組を表示するグループ領域で２枚のフィル
タが重なった部分１３０７２組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタのみが重なった部分１３０８５組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタのみが重なった部分１３０９２組を表示するグループ領域で「身長１６０
ｃｍ以上の児童」を検索するフィルタのみが重なった部
分１３１０５組を表示するグループ領域で「身長１６０
ｃｍ以上の児童」を検索するフィルタのみが重なった部
分１３１１５組を表示するグループ領域でフィルタの重
ならない部分１３１２２組を表示するグループ領域でフィルタの重
ならない部分１４０１４組を表示するグループ領域でフィルタの重
ならない部分１４０２１組を表示するグループ領域で２枚のフィル
タが重なった部分１５０１１組を表示するグループ領域で２枚のフィル
タが重なった部分１６０１２組を表示するグループ領域で「身長１６０
ｃｍ以上の児童」を検索するフィルタのみが重なった部
分１６０２２組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタのみが重なった部分１６０３複数箇所に重複するため強調表示されたアイ
コン１６０４複数箇所に重複するため強調表示されたアイ
コン１６０５５組を表示するグループ領域で「身長１６０
ｃｍ以上の児童」を検索するフィルタのみが重なった部
分１６０６５組を表示するグループ領域で「男子児童」
を検索するフィルタのみが重なった部分１６０７複数箇所に重複するため強調表示されたアイ
コン１６０８複数箇所に重複するため強調表示されたアイ
コン１７０１フィルタが自動的に動くことにより作成され
た２組を表示するグループ領域において２枚のフィルタ
が重なった部分１７０２フィルタが自動的に動くことにより作成され
た５組を表示するグループ領域において２枚のフィルタ
が重なった部分２００１ユーザにより選択された部分２００２ユーザにより選択された部分の情報を詳細に
表示するための新たな表示領域２２０１任意形状のグループ領域２２０２任意形状のフィルタ２４０１体積を持ったフィルタ２４０２体積を持ったフィルタ２５０１ＯＲ領域を作成するために結合される部分２５０２ＯＲ領域を作成するために結合される部分２５０３ＯＲ領域を作成するために結合される部分

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】１つ以上の属性を持つ複数のデータが１
つ以上にグループ化され、該グループ毎に領域に割り当
てられたデータ群を検索する方法であって、検索のための任意形状のフィルタを生成するステップ
と、該フィルタを該グループ領域上で任意に移動または形状
を変更させるステップと、検索のためのデータ属性の条件を入力するステップと、該フィルタと各グループ領域との少なくとも部分的な重
なりをも検出するステップと、該フィルタと少なくとも部分的に重なったグループの中
から該検索条件を満足するすべてのデータを検出するス
テップとを備えたことを特徴とするデータ検索方法。
【請求項２】請求項１のデータ検索方法であって、該
フィルタが半透明であり、該検索条件を満足するすべて
のデータを該フィルタと各グループ領域の重なりの部分
に表示させることを特徴とするデータ検索方法。
【請求項３】請求項１または２のデータ検索方法であ
って、該フィルタの移動あるいは形状変更に応じて該フィルタ
と各グループ領域との少なくとも部分的な重なり具合を
逐次検出し、その重なり具合の変化に応じて逐次変化する該検索条件
を満足するすべてのデータを逐次検出し、該フィルタと各グループ領域の重なりの部分に逐次表示
させることを特徴とするデータ検索方法。
【請求項４】請求項１乃至３のいずれかに記載のデー
タ検索方法であって、複数個のフィルタに対してそれぞれの検索条件を設定で
き、該複数のフィルタの重なり部分に対しては該検索条件の
論理積による検索を実行することを特徴とするデータ検
索方法。
【請求項５】請求項４のデータ検索方法であって、該複数のフィルタ間に重なり部分が無い場合において、
１つのデータが複数の該フィルタに設定された該検索条
件を満足する場合、該データを複数部分に強調表示し、それらが同一データ
であることを示すことを特徴とするデータ検索方法。
【請求項６】請求項４のデータ検索方法であって、該複数のフィルタ間に重なり部分が無い場合において、
１つのデータが複数の該フィルタに設定された該検索条
件を満足する場合、自動的にフィルタの形状を変更し、該複数のフィルタの
重なり部分を作成することで、該データの重複した表示
を避けることを特徴とするデータ検索方法。
【請求項７】請求項４乃至６のいずれかに記載のデー
タ検索方法であって、該フィルタを個別の色で表示し、該複数のフィルタの重
なる部分を更に別の色で表示することを特徴とするデー
タ検索方法。
【請求項８】請求項４乃至６のいずれかに記載のデー
タ検索方法であって、該グループ化領域および該フィルタおよび該複数のフィ
ルタの重なる部分に対して高さを割り当て、３次元表示
することを特徴とするデータ検索方法。
【請求項９】請求項４乃至６のいずれかに記載のデー
タ検索方法であって、該グループ化領域および該フィルタおよび該複数のフィ
ルタの重なる部分における任意の部分を選択し、その部
分の拡大を行うことで、その部分に属するデータの属性を詳細に表示することを
特徴としたデータ検索方法。
【請求項１０】請求項４乃至６のいずれかに記載のデ
ータ検索方法であって、該グループ化領域および該フィルタおよび該複数のフィ
ルタの重なる部分における任意の部分を選択し、その部
分を他の表示領域に表示することで、その部分に属するデータの属性を詳細に表示することを
特徴としたデータ検索方法。
【請求項１１】１つ以上の属性を持つ複数のデータが
１つ以上にグループ化され、該グループ毎に領域に割り
当てられたデータ群を検索する装置であって、検索のための任意形状のフィルタを生成するフィルタ生
成部と、該フィルタを該グループ化領域上で任意に移動または形
状を変更させるフィルタ処理部と、検索のためのデータ属性の条件を入力する検索条件設定
部と、該フィルタと各グループ領域との少なくとも部分的な重
なりをも検出する重なり検出部と、該フィルタと少なくとも部分的に重なったグループの中
から該検索条件を満足するすべてのデータを検出するデ
ータ検出部とを備えたことを特徴とするデータ検索装
置。
【請求項１２】１つ以上の属性を持つ複数のデータが
１つ以上にグループ化され、該グループ毎に領域に割り
当てられたデータ群を検索するプログラムであって、検索のための任意形状のフィルタを生成する手順と、該フィルタを該グループ化領域上で任意に移動または形
状を変更させる手順と、検索のためのデータ属性の条件を入力する手順と、該フィルタと各グループ領域との少なくとも部分的な重
なりをも検出する手順と、該フィルタと少なくとも部分的に重なったグループの中
から該検索条件を満足するすべてのデータを検出する手
順とを備えたことを特徴とするコンピュータに実行させ
るデータ検索プログラムを記録した記録媒体。