JPH11154065A - ネットワークシステム、端末装置、サーバ及び画像形成装置 - Google Patents

ネットワークシステム、端末装置、サーバ及び画像形成装置

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JPH11154065A
JPH11154065A JP10192056A JP19205698A JPH11154065A JP H11154065 A JPH11154065 A JP H11154065A JP 10192056 A JP10192056 A JP 10192056A JP 19205698 A JP19205698 A JP 19205698A JP H11154065 A JPH11154065 A JP H11154065A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバに対する印刷処理要求、及び画像形成
装置(プリンタ等)への印刷データの転送を円滑に実行
する。 【解決手段】 ワークステーション12W1 は、印刷デ
ータD1と共に、印刷処理内容の各種情報(ジョブ属
性、印刷属性、資源データの所在情報を含む印刷資源情
報)を含みデータ量が少ないリファレンスD2を生成
し、サーバ14にリファレンスD2を送信することで印
刷処理要求を行う。サーバ14は、ジョブ属性や印刷属
性の情報に基づいてプリンタ及び印刷データの転送経路
を決定し、決定したプリンタ16P1 の性能や資源デー
タの所在情報に基づいて資源データの転送経路を決定す
る。そして、決定した資源データの転送経路に従って資
源データをプリンタ16P1 に配布し、決定した印刷デ
ータの転送経路に従って印刷データをワークステーショ
ン12W1 からプリンタ16P1 へ転送させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テム、端末装置、サーバ及び画像形成装置に係り、より
詳しくは、印刷データを生成する少なくとも1つの端末
装置、印刷データに基づいて印刷処理を実行する少なく
とも1つの画像形成装置、及び該画像形成装置を管理す
るサーバを備え、必要に応じて電子帳票データ及びロゴ
データを含む資源データを管理する資源管理サーバを設
けたネットワークシステム、該ネットワークシステムを
構成する端末装置、サーバ及び画像形成装置に関する。
【0002】なお、画像形成装置には、受信した印刷デ
ータに基づいて用紙等の記録媒体に画像を形成するあら
ゆる装置、例えば、プリンタ、プロッター、デジタル複
合機等が含まれる。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、複数のワークステーション、複数のプリンタおよび
プリンタを管理するプリントサーバにより構成されたネ
ットワークシステムが構築されている。このようなネッ
トワークシステムでの印刷処理時には、大量の印刷デー
タをワークステーションからネットワークを介してプリ
ントサーバへ送信して該プリントサーバ内のメモリに一
時記憶し、プリントサーバが、ネットワークに接続され
た少なくとも1つのプリンタにネットワークを介して印
刷データを送信し、該プリンタにより印刷データの印刷
処理を行っている。
【0004】しかしながら、上記のような技術では、ワ
ークステーションからプリントサーバへ大量の印刷デー
タを送信することで印刷要求が行われていた。このよう
にプリントサーバがネットワークに接続された複数台の
ワークステーションからの印刷データを一手に受信する
ため、印刷処理の要求が集中した場合には、印刷データ
を記憶するメモリの容量が一杯になり、ワークステーシ
ョンからの印刷データを受け付けられない、といった不
都合が生じるおそれがある。なお、この問題を解決する
ため、プリントサーバの印刷データを記憶するメモリ領
域を、ディスクの増設等により、拡大することも考えら
れるが、ディスクの増設等には多大なコストを必要とす
る別の問題が生ずる。
【0005】また、大量の印刷データがワークステーシ
ョンからネットワークを介してプリントサーバへ送信さ
れ、その後また、大量の印刷データがプリントサーバか
らネットワークを介してプリンタへ送信されるので、ネ
ットワーク上のデータ伝送量(通信トラフィック量)が
増加してしまい、ネットワークシステム全体でのデータ
伝送処理効率を低下させるおそれがある。
【0006】ところで、上記の印刷データの印刷処理で
は、フォント、フォーム、イメージ、ロゴデータなどの
汎用的に用いられるデータ(以下、資源データと称す
る)が用いられており、これら資源データも印刷データ
と一緒にプリンタへ転送されていた。
【0007】このため、印刷処理を行うプリンタに、印
刷処理で必要となる資源データを事前に転送して整備さ
せておき、資源データを除く印刷データのみを送信し、
印刷データ転送時の転送データ量を減らすことが考えら
れる。
【0008】ところが、上記資源データは定期的に変更
が生じる場合があり、プリンタ毎に事前に格納している
電子帳票データ、ロゴデータなどが、最新の電子帳票デ
ータ、ロゴデータと一致しない、といった新たな問題が
生じるおそれがある。
【0009】本発明は、上記問題を解決するために成さ
れたもので、サーバに対する印刷処理要求、及び画像形
成装置への印刷データの転送を円滑に実行することがで
きるネットワークシステム、端末装置及びサーバを提供
することを第1の目的とする。
【0010】また、より具体的には、ネットワーク上の
トラフィックを減少し且つサーバにおけるデータの記憶
に要する記憶領域を最小限度に抑えることができるネッ
トワークシステム、端末装置及びサーバを提供すること
を第2の目的とする。
【0011】更に、上記に加え、印刷処理で古い資源デ
ータが用いられる不都合を回避しつつ、印刷処理を行う
画像形成装置へ資源データを円滑に転送することができ
るネットワークシステム、端末装置、サーバ及び画像形
成装置を提供することを第3の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載のネットワークシステムは、印
刷データを生成する少なくとも1つの端末装置、前記印
刷データに基づいて印刷処理を実行する少なくとも1つ
の画像形成装置、及び該画像形成装置を管理するサーバ
を含んで構成されたネットワークシステムであって、前
記端末装置は、印刷データの生成時に、前記印刷処理の
内容を表す印刷処理内容情報を生成する情報生成手段
と、前記情報生成手段により生成された印刷処理内容情
報を前記サーバへ送信することで該サーバに前記印刷デ
ータの印刷処理を要求する印刷処理要求手段と、を有
し、前記サーバは、前記端末装置から受信した印刷処理
内容情報に基づいて、印刷処理を実行させる画像形成装
置及び該画像形成装置への印刷データの転送経路を決定
する決定手段と、前記決定手段により決定された転送経
路に従って印刷データが前記画像形成装置へ転送される
よう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載のネットワークシステ
ムでは、請求項1記載のネットワークシステムにおい
て、前記印刷処理内容情報は、印刷データの所在情報を
含む印刷資源情報、前記ネットワークシステムにおける
印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属性情報、及び前
記画像形成装置における印刷処理の実行制御情報を表す
印刷属性情報を含んで構成されていることを特徴とす
る。
【0014】上記第3の目的を達成するために、請求項
3記載のネットワークシステムは、印刷データを生成す
る少なくとも1つの端末装置、前記印刷データに基づい
て印刷処理を実行する少なくとも1つの画像形成装置、
前記印刷データとは異なり印刷処理で汎用的に用いられ
る電子帳票データ及びロゴデータを含む資源データを管
理する資源管理サーバ、及び該画像形成装置を管理する
サーバを含んで構成されたネットワークシステムであっ
て、前記端末装置は、印刷データの生成時に、前記印刷
処理の内容を表す印刷処理内容情報を生成する情報生成
手段と、前記情報生成手段により生成された印刷処理内
容情報を前記サーバへ送信することで該サーバに前記印
刷データの印刷処理を要求する印刷処理要求手段と、を
有し、前記サーバは、前記端末装置から受信した印刷処
理内容情報に基づいて、印刷処理を実行させる画像形成
装置、該画像形成装置への資源データの転送経路、及び
該画像形成装置への印刷データの転送経路を決定する決
定手段と、前記決定手段により決定された印刷データの
転送経路に従って印刷データが前記画像形成装置へ転送
され前記決定した資源データの転送経路に従って資源デ
ータが前記画像形成装置へ転送されるよう制御する制御
手段と、を有することを特徴とする。
【0015】また、請求項4記載のネットワークシステ
ムでは、請求項3記載のネットワークシステムにおい
て、前記印刷処理内容情報は、印刷データの所在情報と
印刷処理で用いられる資源データの所在情報とを含む印
刷資源情報、前記ネットワークシステムにおける印刷処
理の実行制御情報を表すジョブ属性情報、及び前記画像
形成装置における印刷処理の実行制御情報を表す印刷属
性情報を含んで構成されていることを特徴とする。
【0016】また、請求項5記載のネットワークシステ
ムでは、請求項2又は請求項4に記載のネットワークシ
ステムにおいて、前記サーバは、前記画像形成装置毎の
性能情報を記憶した画像形成装置性能情報記憶部をさら
に有し、前記決定手段は、前記印刷処理内容情報に含ま
れる印刷属性情報と前記画像形成装置毎の性能情報とに
基づいて、印刷処理の実行に適した画像形成装置を決定
することを特徴とする。
【0017】また、請求項6記載のネットワークシステ
ムでは、請求項5記載のネットワークシステムにおい
て、前記サーバは、前記端末装置毎の性能情報を記憶し
た端末装置性能情報記憶部をさらに有し、前記決定手段
は、前記印刷属性情報、前記画像形成装置毎の性能情
報、及び印刷処理内容情報を送信した端末装置の性能情
報に基づいて、印刷処理の実行に適した画像形成装置を
決定することを特徴とする。
【0018】また、請求項7記載のネットワークシステ
ムでは、請求項5又は請求項6に記載のネットワークシ
ステムにおいて、前記決定手段は、決定した画像形成装
置と前記印刷処理内容情報に含まれるジョブ属性情報と
に基づいて、前記画像形成装置への印刷データの転送経
路を決定することを特徴とする。
【0019】また、請求項8記載のネットワークシステ
ムでは、請求項4記載のネットワークシステムにおい
て、前記サーバは、前記画像形成装置毎の性能情報を記
憶した画像形成装置性能情報記憶部をさらに有し、前記
決定手段は、決定した画像形成装置と前記印刷処理内容
情報に含まれる印刷資源情報とに基づいて、前記画像形
成装置への資源データの転送経路を決定することを特徴
とする。
【0020】また、請求項9記載のネットワークシステ
ムでは、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のネ
ットワークシステムにおいて、前記決定された印刷デー
タの転送経路が、端末装置が画像形成装置に印刷データ
を直接転送する経路である場合、前記制御手段は、決定
した画像形成装置及び印刷データの転送経路を前記端末
装置に通知して、該端末装置により前記画像形成装置へ
印刷データを転送させることを特徴とする。
【0021】また、請求項10記載のネットワークシス
テムでは、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の
ネットワークシステムにおいて、前記決定された印刷デ
ータの転送経路が、画像形成装置が端末装置から印刷デ
ータを直接獲得する経路である場合、前記制御手段は、
決定した画像形成装置に前記印刷データの転送経路を通
知して、該画像形成装置により前記端末装置から印刷デ
ータを獲得させることを特徴とする。
【0022】また、請求項11記載のネットワークシス
テムでは、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の
ネットワークシステムにおいて、前記決定された印刷デ
ータの転送経路が、印刷データを端末装置からサーバへ
転送し画像形成装置が前記転送された印刷データをサー
バから獲得する経路である場合、前記制御手段は、決定
した画像形成装置及び端末装置に前記印刷データの転送
経路を通知して、前記端末装置により印刷データをサー
バへ転送させ、前記画像形成装置により該印刷データを
サーバから獲得させることを特徴とする。
【0023】また、請求項12記載のネットワークシス
テムでは、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の
ネットワークシステムにおいて、前記決定された印刷デ
ータの転送経路が、サーバが端末装置から印刷データを
獲得し該獲得した印刷データを画像形成装置へ転送する
経路である場合、前記制御手段は、決定した画像形成装
置及び端末装置に前記印刷データの転送経路を通知し
て、前記端末装置から印刷データを獲得し該印刷データ
を前記画像形成装置へ転送することを特徴とする。
【0024】また、請求項13記載のネットワークシス
テムでは、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の
ネットワークシステムにおいて、前記決定された印刷デ
ータの転送経路が、サーバが端末装置から印刷データを
獲得し画像形成装置が前記獲得した印刷データをサーバ
から獲得する経路である場合、前記制御手段は、決定し
た画像形成装置及び端末装置に前記印刷データの転送経
路を通知して、前記端末装置から印刷データを獲得し、
前記画像形成装置により該印刷データをサーバから獲得
させることを特徴とする。
【0025】また、請求項14記載のネットワークシス
テムでは、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の
ネットワークシステムにおいて、前記決定された印刷デ
ータの転送経路が、端末装置が印刷データをサーバへ転
送しサーバが該印刷データを画像形成装置へ転送する経
路である場合、前記制御手段は、決定した画像形成装置
及び端末装置に前記印刷データの転送経路を通知して、
該端末装置により印刷データをサーバへ転送させ該印刷
データを前記画像形成装置へ転送することを特徴とす
る。
【0026】また、請求項15記載のネットワークシス
テムでは、請求項8記載のネットワークシステムにおい
て、前記決定された資源データの転送経路が、資源管理
サーバが資源データを画像形成装置に転送する経路であ
る場合、前記制御手段は、決定した画像形成装置及び資
源管理サーバに前記資源データの転送経路を通知して、
該資源管理サーバにより前記画像形成装置へ資源データ
を転送させることを特徴とする。
【0027】また、請求項16記載のネットワークシス
テムでは、請求項8記載のネットワークシステムにおい
て、前記決定された資源データの転送経路が、画像形成
装置が資源データを資源管理サーバから獲得する経路で
ある場合、前記制御手段は、決定した画像形成装置に前
記資源データの転送経路を通知して、該画像形成装置に
より前記資源管理サーバから資源データを獲得させるこ
とを特徴とする。
【0028】上記第2の目的を達成するために、請求項
17記載のネットワークシステムでは、請求項1乃至請
求項16の何れか1項に記載のネットワークシステムに
おいて、前記印刷処理内容情報は、前記印刷データより
もデータ量が少ないことを特徴とする。
【0029】上記第1の目的を達成するために、請求項
18記載の端末装置は、印刷データに基づいて印刷処理
を実行する少なくとも1つの画像形成装置及び該画像形
成装置を管理するサーバと共にネットワークシステムを
構成する端末装置であって、印刷処理される印刷データ
を生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成
手段により生成された印刷データの所在情報を含む印刷
資源情報、前記ネットワークシステムにおける印刷処理
の実行制御情報を表すジョブ属性情報、及び前記画像形
成装置における印刷処理の実行制御情報を表す印刷属性
情報を含んで構成された印刷処理内容情報を生成する情
報生成手段と、前記情報生成手段により生成された印刷
処理内容情報を前記サーバへ送信することで該サーバに
前記印刷データの印刷処理を要求する印刷処理要求手段
と、を有することを特徴とする。
【0030】上記第3の目的を達成するために、請求項
19記載の端末装置は、印刷データに基づいて印刷処理
を実行する少なくとも1つの画像形成装置、前記印刷デ
ータとは異なり印刷処理で汎用的に用いられる電子帳票
データ及びロゴデータを含む資源データを管理する資源
管理サーバ、及び該画像形成装置を管理するサーバと共
にネットワークシステムを構成する端末装置であって、
印刷処理される印刷データを生成する印刷データ生成手
段と、前記印刷データ生成手段により生成された印刷デ
ータの所在情報と印刷処理で用いられる資源データの所
在情報とを含む印刷資源情報、前記ネットワークシステ
ムにおける印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属性情
報、及び前記画像形成装置における印刷処理の実行制御
情報を表す印刷属性情報を含んで構成された印刷処理内
容情報を生成する情報生成手段と、前記情報生成手段に
より生成された印刷処理内容情報を前記サーバへ送信す
ることで該サーバに前記印刷データの印刷処理を要求す
る印刷処理要求手段と、を有することを特徴とする。
【0031】上記第1の目的を達成するために、請求項
20記載のサーバは、印刷データを生成すると共に該印
刷データの所在情報を含む印刷資源情報、前記ネットワ
ークシステムにおける印刷処理の実行制御情報を表すジ
ョブ属性情報、及び前記画像形成装置における印刷処理
の実行制御情報を表す印刷属性情報を含んで構成された
印刷処理内容情報を生成する少なくとも1つの端末装
置、及び該印刷データに基づいて印刷処理を実行する少
なくとも1つの画像形成装置と共にネットワークシステ
ムを構成し、前記画像形成装置を管理するサーバであっ
て、前記端末装置から受信した印刷処理内容情報に基づ
いて、印刷処理を実行させる画像形成装置及び該画像形
成装置への印刷データの転送経路を決定する決定手段
と、前記決定手段により決定された印刷データの転送経
路に従って印刷データが前記画像形成装置へ転送される
よう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0032】上記第3の目的を達成するために、請求項
21記載のサーバは、印刷データとは異なり印刷処理で
汎用的に用いられる電子帳票データ及びロゴデータを含
む資源データを管理する資源管理サーバ、印刷データを
生成すると共に、該印刷データの所在情報と印刷処理で
用いられる資源データの所在情報とを含む印刷資源情
報、前記ネットワークシステムにおける印刷処理の実行
制御情報を表すジョブ属性情報、及び前記画像形成装置
における印刷処理の実行制御情報を表す印刷属性情報を
含んで構成された印刷処理内容情報を生成する少なくと
も1つの端末装置、及び該印刷データに基づいて印刷処
理を実行する少なくとも1つの画像形成装置と共にネッ
トワークシステムを構成し、前記画像形成装置を管理す
るサーバであって、前記端末装置から受信した印刷処理
内容情報に基づいて、印刷処理を実行させる画像形成装
置、該画像形成装置への印刷データの転送経路、及び該
画像形成装置への資源データの転送経路を決定する決定
手段と、前記決定手段により決定された印刷データの転
送経路に従って印刷データが前記画像形成装置へ転送さ
れ前記決定された資源データの転送経路に従って資源デ
ータが前記画像形成装置へ転送されるよう制御する制御
手段と、を有することを特徴とする。
【0033】また、請求項22記載のサーバでは、請求
項21記載のサーバにおいて、前記ジョブ属性情報に、
処理開始時刻が定められた印刷処理についての前記処理
開始時刻を含む実行制御情報が含まれる場合、前記制御
手段は、前記処理開始時刻になる前又は前記処理開始時
刻になったときに、資源データ及び印刷データの各々が
順次前記画像形成装置へ転送されるよう制御することを
特徴とする。
【0034】上記第3の目的を達成するために、請求項
23記載の画像形成装置は、印刷データに基づいて印刷
処理を実行する画像形成装置であって、印刷データとは
異なり印刷処理で汎用的に用いられる電子帳票データ及
びロゴデータを含む資源データを管理する資源管理サー
バ、印刷データを生成すると共に、該印刷データの所在
情報と印刷処理で用いられる資源データの所在情報とを
含む印刷資源情報、前記ネットワークシステムにおける
印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属性情報、及び画
像形成装置における印刷処理の実行制御情報を表す印刷
属性情報を含んで構成された印刷処理内容情報を生成す
る少なくとも1つの端末装置、及び前記端末装置から受
信した印刷処理内容情報に基づいて、印刷処理を実行さ
せる画像形成装置、該画像形成装置への印刷データの転
送経路及び該画像形成装置への資源データの転送経路を
決定するサーバと共にネットワークシステムを構成する
と共に、前記サーバが決定した資源データの転送経路の
情報を受信し、該資源データの転送経路が、画像形成装
置が資源管理サーバから資源データを獲得する経路であ
った場合、前記資源管理サーバから資源データを獲得す
ることを特徴とする。
【0035】上記請求項1記載のネットワークシステム
は、印刷データを生成する少なくとも1つの端末装置、
印刷データに基づいて印刷処理を実行する少なくとも1
つの画像形成装置、及び該画像形成装置を管理するサー
バを含んで構成されている。
【0036】このようなネットワークシステムにおい
て、端末装置は、情報生成手段によって、印刷データの
生成時に、印刷処理の内容を表す印刷処理内容情報を生
成する。
【0037】この印刷処理内容情報は、請求項2に記載
したように例えば、印刷データの所在情報を含む印刷資
源情報、ネットワークシステムにおける印刷処理の実行
制御情報を表すジョブ属性情報、及び画像形成装置にお
ける印刷処理の実行制御情報を表す印刷属性情報を含ん
で構成することができる。
【0038】このうちジョブ属性情報は、例えば、印刷
処理の実行優先順位や、処理開始時刻が定められた印刷
処理についての処理開始時刻等のスケジュール情報、印
刷出力させたい画像形成装置の指定や負荷分散、分割出
力の指定等を含むプリントサービス情報等を含んで構成
される。印刷属性情報は、例えば、用紙サイズ、印刷部
数、用紙の向き等の情報を含んで構成される。
【0039】端末装置は、印刷処理要求手段によって、
上記のような印刷処理内容情報をサーバへ送信すること
で、該サーバに印刷データの印刷処理を要求する。
【0040】サーバは、決定手段によって、上記端末装
置から受信した印刷処理内容情報に基づいて、印刷処理
を実行させる画像形成装置及び該画像形成装置への印刷
データの転送経路を決定する。
【0041】具体的には、請求項5に記載したように、
サーバに、画像形成装置毎の性能情報を記憶した画像形
成装置性能情報記憶部を設け、決定手段が画像形成装置
毎の性能情報と印刷処理内容情報に含まれる印刷属性情
報(例えば、用紙サイズ、印刷部数、用紙の向き等)と
を照らし合わせて、該印刷属性情報に基づく印刷処理を
実行可能な、印刷処理の実行に適した画像形成装置を決
定しても良い。
【0042】また、請求項6に記載したように、サーバ
に、端末装置毎の性能情報を記憶した端末装置性能情報
記憶部をさらに設け、決定手段が、印刷属性情報、画像
形成装置毎の性能情報、及び印刷処理内容情報を送信し
た端末装置の性能情報を照らし合わせて、該印刷属性情
報に基づく印刷処理を実行可能であり且つ送信側の端末
装置の性能に適合した画像形成装置を決定しても良い。
【0043】なお、上記画像形成装置性能情報記憶部に
は、画像形成装置毎の性能情報を予め記憶しておいても
良いし、オペレータが追加入力又は変更した性能情報を
記憶しても良い。また、印刷処理時の画像形成装置との
やりとりによって入手された該画像形成装置の性能情報
を自動的に記憶しても良い。
【0044】また、端末装置性能情報記憶部にも、端末
装置毎の性能情報を予め記憶しておいても良いし、オペ
レータが追加入力又は変更した性能情報を記憶しても良
い。また、端末装置とのやりとりによって入手された該
端末装置の性能情報を自動的に記憶しても良い。
【0045】また、請求項7に記載したように、決定手
段が、上記決定した画像形成装置の性能の範囲で、印刷
処理内容情報に含まれるジョブ属性情報(例えば、負荷
分散や分割出力の指定等)を満たすような適正な印刷デ
ータの転送経路を決定しても良い。
【0046】以上のようにして画像形成装置及び該画像
形成装置への印刷データの転送経路を決定した後、制御
手段によって、上記決定された転送経路に従って印刷デ
ータが画像形成装置へ転送されるよう制御する。
【0047】ここで、転送経路として、データ量が多い
印刷データを端末装置と画像形成装置との間で直接転送
する経路(即ち、端末装置が画像形成装置に印刷データ
を直接転送する経路又は画像形成装置が端末装置から
印刷データを直接獲得する経路)が考えられる。
【0048】このうち、決定された転送経路が、端末装
置が画像形成装置に印刷データを直接転送する経路で
ある場合、請求項9に記載したように、制御手段が、決
定した画像形成装置及び転送経路を端末装置に通知し
て、該端末装置により画像形成装置へ印刷データを転送
させるよう構成すれば良い。
【0049】また、決定された転送経路が、画像形成装
置が端末装置から印刷データを直接獲得する経路であ
る場合、請求項10に記載したように、制御手段が、決
定した画像形成装置に転送経路を通知して、該画像形成
装置により端末装置から印刷データを獲得させるよう構
成すれば良い。
【0050】このようにデータ量が多い印刷データを、
従来のように端末装置−サーバ間とサーバ−画像形成装
置間の2回転送することなく、端末装置−画像形成装置
間で直接転送することにより、ネットワークシステム上
のトラフィック量を削減することができる。また、デー
タ量が多い印刷データをサーバで蓄積する処理が実行さ
れないので、印刷データの印刷処理全体の処理時間が短
縮される。さらに、データ量が多い印刷データをサーバ
で蓄積する必要が無くなるので、サーバへの磁気ディス
ク装置等の増設を必要とせず、コスト低減を図ることが
できる。
【0051】さらに、上記2つの転送経路以外に、以下
の4つの経路が考えられる。
【0052】印刷データを端末装置からサーバへ転送
し、転送された印刷データを画像形成装置がサーバから
獲得する経路 サーバが端末装置から印刷データを獲得し、獲得した
印刷データをサーバから画像形成装置へ転送する経路 サーバが端末装置から印刷データを獲得し、獲得した
印刷データを画像形成装置がサーバから獲得する経路 印刷データを端末装置からサーバへ転送し、転送され
た印刷データをサーバが画像形成装置へ転送する経路 このうち、決定された転送経路が、端末装置からサーバ
へ転送された印刷データを画像形成装置が獲得する経路
である場合、請求項11に記載したように、制御手段
が、決定した画像形成装置及び端末装置に転送経路を通
知して、端末装置により印刷データをサーバへ転送さ
せ、画像形成装置により該印刷データをサーバから獲得
させるよう構成すれば良い。
【0053】また、決定された転送経路が、サーバが端
末装置から印刷データを獲得し該印刷データを画像形成
装置へ転送する経路である場合、請求項12に記載し
たように、制御手段が、決定した画像形成装置及び端末
装置に転送経路を通知して、端末装置から印刷データを
獲得し該印刷データを画像形成装置へ転送するよう構成
すれば良い。
【0054】また、決定された転送経路が、サーバが端
末装置から獲得した印刷データを画像形成装置が獲得す
る経路である場合、請求項13に記載したように、制
御手段が、決定した画像形成装置及び端末装置に転送経
路を通知して、端末装置から印刷データを獲得し、画像
形成装置により該印刷データをサーバから獲得させるよ
う構成すれば良い。
【0055】また、決定された転送経路が、印刷データ
を端末装置からサーバへ転送し、転送された印刷データ
をサーバが画像形成装置へ転送する経路である場合、
請求項14に記載したように、制御手段が、決定した画
像形成装置及び端末装置に転送経路を通知して、該端末
装置により印刷データをサーバへ転送させ、該印刷デー
タを画像形成装置へ転送するよう構成すれば良い。
【0056】このようにサーバにおいて、印刷処理内容
情報に基づき適正な画像形成装置及び印刷データの転送
経路を決定し、決定した転送経路に基づく画像形成装置
への印刷データの転送を実現することができる。
【0057】即ち、請求項1記載の発明によれば、端末
装置が印刷データを含まない印刷処理内容情報を用いて
サーバに印刷データの印刷処理を要求し、サーバが該印
刷処理内容情報に基づいて適正な転送経路及び適正な画
像形成装置を決定し、印刷データが前記決定された転送
経路に従って、前記決定された画像形成装置へ転送され
るので、印刷データの円滑な転送及び適正な画像形成装
置による印刷処理を実現することができる。
【0058】また、請求項17に記載したように、前述
した印刷処理内容情報は、そのデータ量が印刷データよ
りも少なければ、このデータ量が少ない印刷処理内容情
報を用いてサーバに印刷データの印刷処理を要求するの
で、要求時に端末装置からサーバへ転送されるデータ量
が従来よりも減少し、ネットワークシステム上のトラフ
ィック量を削減することができる。また、サーバで蓄積
するべきデータ量も減少するので、サーバでは特に磁気
ディスク装置等の増設を必要とせず、コスト低減を図る
ことができる。
【0059】ところで、上記請求項1記載のネットワー
クシステムを構成できる端末装置として、上記請求項1
8記載の端末装置を挙げることができる。この請求項1
8記載の端末装置では、印刷データ生成手段が印刷処理
される印刷データを生成し、情報生成手段が、印刷デー
タの所在情報を含む印刷資源情報、ネットワークシステ
ムにおける印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属性情
報、及び画像形成装置における印刷処理の実行制御情報
を表す印刷属性情報を含んで構成された印刷処理内容情
報を生成する。そして、印刷処理要求手段が、この印刷
処理内容情報をサーバへ送信することで該サーバに印刷
データの印刷処理を要求する。このようにして、印刷デ
ータでなく印刷処理内容情報を用いた印刷処理要求をサ
ーバに対して行うことができる。
【0060】請求項20記載のサーバでは、決定手段
が、端末装置からの印刷処理内容情報に含まれる印刷属
性情報(例えば、用紙サイズ、印刷部数、用紙の向き
等)と該サーバで管理している各画像形成装置毎の性能
情報とを照らし合わせて、該印刷属性情報に基づく印刷
処理を実行可能な、印刷処理の実行に適した画像形成装
置を決定する。また、決定手段は、この画像形成装置の
性能の範囲で、印刷処理内容情報に含まれるジョブ属性
情報(例えば、負荷分散や分割出力の指定等)を満たす
ような適正な印刷データの転送経路を決定する。そし
て、制御手段が、この決定した転送経路に従って、印刷
データが前記決定した画像形成装置へ転送されるよう制
御する。このようにして、印刷処理内容情報を用いた端
末装置からの印刷処理要求を受けて、適正な画像形成装
置及び印刷データの転送経路を決定し、決定した転送経
路に基づく印刷データの転送を実現することができる。
【0061】請求項3記載のネットワークシステムは、
端末装置、画像形成装置及びサーバに加え、印刷データ
とは異なり印刷処理で汎用的に用いられる電子帳票デー
タ及びロゴデータを含む資源データを管理する資源管理
サーバをさらに含んで構成されている。この資源管理サ
ーバが管理する資源データには、電子帳票データやロゴ
データが含まれ、電子帳票データは、文字フォントや帳
票のフォーム等のデータを含んでいる。
【0062】このような資源管理サーバを含んだネット
ワークシステムにおいて、端末装置は、情報生成手段に
よって、印刷データの生成時に、印刷処理の内容を表す
印刷処理内容情報を生成する。なお、この印刷処理内容
情報は、請求項4に記載したように、例えば、印刷デー
タの所在情報と印刷処理で用いられる資源データの所在
情報とを含む印刷資源情報、ネットワークシステムにお
ける印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属性情報、及
び画像形成装置における印刷処理の実行制御情報を表す
印刷属性情報を含んで構成することができる。
【0063】端末装置は、印刷処理要求手段によって、
上記印刷処理内容情報をサーバへ送信することで、該サ
ーバに印刷データの印刷処理を要求する。
【0064】サーバは、決定手段によって、上記端末装
置から受信した印刷処理内容情報に基づいて、印刷処理
を実行させる画像形成装置、該画像形成装置への資源デ
ータの転送経路、及び該画像形成装置への印刷データの
転送経路を決定する。そして、制御手段により、上記決
定された印刷データの転送経路に従って印刷データが画
像形成装置へ転送され、上記決定した資源データの転送
経路に従って資源データが画像形成装置へ転送されるよ
う制御する。
【0065】上記画像形成装置の決定にあたっては、好
ましくは、サーバに、画像形成装置毎の性能情報を記憶
した画像形成装置性能情報記憶部を設け、決定手段が画
像形成装置毎の性能情報と印刷処理内容情報に含まれる
印刷属性情報(例えば、用紙サイズ、印刷部数、用紙の
向き等)とを照らし合わせて、該印刷属性情報に基づく
印刷処理を実行可能な、印刷処理の実行に適した画像形
成装置を決定しても良い。
【0066】また、好ましくは、サーバに、端末装置毎
の性能情報を記憶した端末装置性能情報記憶部をさらに
設け、決定手段が、印刷属性情報、画像形成装置毎の性
能情報、及び印刷処理内容情報を送信した端末装置の性
能情報を照らし合わせて、該印刷属性情報に基づく印刷
処理を実行可能であり且つ送信側の端末装置の性能に適
合した画像形成装置を決定しても良い。
【0067】また、好ましくは、決定手段が、上記決定
した画像形成装置の性能の範囲で、印刷処理内容情報に
含まれるジョブ属性情報(例えば、負荷分散や分割出力
の指定等)を満たすような適正な印刷データの転送経路
を決定しても良い。
【0068】また、好ましくは、請求項8に記載したよ
うに、サーバに、画像形成装置毎の性能情報を記憶した
画像形成装置性能情報記憶部を設け、決定手段が、上記
決定した画像形成装置が資源データの獲得機能を有する
か否かに応じて、印刷資源情報に含まれる資源データの
所在情報に対応する機器(資源管理サーバ、端末装置
等)から上記決定した画像形成装置への資源データの転
送経路を決定しても良い。
【0069】ここで、資源データの転送経路として、資
源データを資源管理サーバと画像形成装置との間で直接
転送する経路(即ち、資源管理サーバが画像形成装置に
資源データを直接転送する経路又は画像形成装置が資
源管理サーバから資源データを直接獲得する経路)が
考えられる。
【0070】決定した画像形成装置が資源データの獲得
機能を有していなければ、決定手段は、資源データの転
送経路を、資源管理サーバが画像形成装置に資源データ
を直接転送する経路に決定すれば良い。この場合、請
求項15に記載したように、制御手段が、決定した画像
形成装置及び資源管理サーバに資源データの転送経路を
通知して、該資源管理サーバにより画像形成装置へ資源
データを転送させれば良い。
【0071】決定した画像形成装置が資源データの獲得
機能を有していれば、決定手段は、資源データの転送経
路を、画像形成装置が資源管理サーバから資源データを
直接獲得する経路に決定すれば良い。この場合、請求
項16に記載したように、制御手段が、決定した画像形
成装置に資源データの転送経路を通知して、該画像形成
装置により資源管理サーバから資源データを獲得させれ
ば良い。
【0072】このように資源データの転送経路として、
資源データを資源管理サーバと画像形成装置との間で直
接転送する経路を設定すれば、資源データを、従来のよ
うに印刷データと共に端末装置−サーバ間とサーバ−画
像形成装置間の2回転送することなく、端末装置−画像
形成装置間で直接転送することにより、ネットワークシ
ステム上のトラフィック量を削減することができる。ま
た、資源データをサーバで蓄積する必要が無くなるの
で、サーバへの磁気ディスク装置等の増設を必要とせ
ず、コスト低減を図ることができる。
【0073】このように請求項3記載の発明によれば、
資源データと印刷データとをそれぞれ独立して、適正な
画像形成装置へ適正な転送経路で転送できるので、一度
に転送されるデータ量を減らしネットワーク上のトラフ
ィック量の集中を回避することができると共に、最新の
資源データを印刷処理で用いることができる(即ち、印
刷処理で古い資源データが用いられるといった不都合を
回避することができる)。
【0074】また、請求項17に記載したように、前述
した印刷処理内容情報のデータ量が印刷データのデータ
量よりも少なければ、要求時に端末装置からサーバへ転
送されるデータ量が従来よりも減少し、ネットワークシ
ステム上のトラフィック量を削減することができる。ま
た、サーバで蓄積するべきデータ量も減少するので、サ
ーバでは特に磁気ディスク装置等の増設を必要とせず、
コスト低減を図ることができる。
【0075】ところで、上記請求項1記載のネットワー
クシステムを構成できる端末装置として、上記請求項1
9記載の端末装置を挙げることができる。この請求項1
9記載の端末装置では、印刷データ生成手段が印刷処理
される印刷データを生成し、情報生成手段が、印刷デー
タの所在情報と印刷処理で用いられる資源データの所在
情報とを含む印刷資源情報、ネットワークシステムにお
ける印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属性情報、及
び画像形成装置における印刷処理の実行制御情報を表す
印刷属性情報を含んで構成された印刷処理内容情報を生
成する。そして、印刷処理要求手段が、この印刷処理内
容情報をサーバへ送信することで該サーバに印刷データ
の印刷処理を要求する。このようにして、印刷データで
なく印刷処理内容情報を用いた印刷処理要求をサーバに
対して行うことができる。
【0076】請求項21記載のサーバでは、決定手段
が、例えば前述したように、端末装置から受信した印刷
処理内容情報に含まれる印刷属性情報(例えば、用紙サ
イズ、印刷部数、用紙の向き等)と各画像形成装置毎の
性能情報とを照らし合わせて、該印刷属性情報に基づく
印刷処理を実行可能な、印刷処理の実行に適した画像形
成装置を決定する。また、この画像形成装置の性能の範
囲で、印刷処理内容情報に含まれるジョブ属性情報(例
えば、負荷分散や分割出力の指定等)を満たすような適
正な印刷データの転送経路を決定する。また、決定手段
は、上記決定した画像形成装置が資源データの獲得機能
を有するか否かに応じて、印刷資源情報に含まれる資源
データの所在情報に対応する機器(資源管理サーバ、端
末装置等)から上記決定した画像形成装置への資源デー
タの転送経路を決定する。そして、制御手段が、決定し
た印刷データの転送経路に従って印刷データが画像形成
装置へ転送され、決定した資源データの転送経路に従っ
て資源データが画像形成装置へ転送されるよう制御す
る。このようにして、印刷処理内容情報を用いた端末装
置からの印刷処理要求を受けて、適正な画像形成装置及
び印刷データの転送経路を決定し、決定した印刷データ
の転送経路に基づく印刷データの転送を実現することが
できる。また、決定した資源データの転送経路に基づく
資源データの転送を実現することができる。
【0077】ジョブ属性情報に、処理開始時刻が定めら
れた印刷処理についての処理開始時刻を含む実行制御情
報が含まれる場合、処理開始時刻に画像形成装置で印刷
処理を行うために、処理開始時刻に又はそれ以前に、該
画像形成装置に印刷データ及び資源データを転送する必
要が有る。
【0078】ここで、請求項22に記載したサーバの制
御手段は、処理開始時刻になる前又は処理開始時刻にな
ったときに、資源データ及び印刷データの各々が順次画
像形成装置へ転送されるよう制御する。これにより、一
度にネットワーク上を転送されるデータ量を減らすこと
ができると共に、処理開始時刻での画像形成装置による
印刷処理を円滑に開始させることができる。
【0079】なお、一般的に資源データのデータ量より
も印刷データのデータ量の方が多いので、処理開始時刻
になる前に資源データを画像形成装置へ転送しておき、
処理開始時刻になったときに印刷データを画像形成装置
へ転送するのが好ましい。この場合、データ量の多い印
刷データを画像形成装置に長い時間にわたって蓄積する
必要が無い。
【0080】請求項23記載の画像形成装置は、前述し
た資源管理サーバ、端末装置、及び印刷処理を実行させ
る画像形成装置と該画像形成装置への印刷データの転送
経路と該画像形成装置への資源データの転送経路とを決
定するサーバと共にネットワークシステムを構成する。
この画像形成装置は、サーバが決定した資源データの転
送経路の情報を受信し、該資源データの転送経路が、画
像形成装置が資源管理サーバから資源データを獲得する
経路であった場合、資源管理サーバから資源データを獲
得する。このように画像形成装置が資源データを獲得す
ることができるので、サーバや資源管理サーバが資源デ
ータの配布を制御する必要が無くなり、サーバや資源管
理サーバの処理負荷が軽減される。
【0081】
【発明の実施の形態】以下、各種の発明の実施形態を、
図面を参照して詳細に説明する。
【0082】[第1実施形態] [ネットワークシステムの構成]本実施形態におけるネ
ットワークシステムは、図1に示すように、第1のネッ
トワークN1及び第2のネットワークN2を含んで構成
されている。
【0083】このうち第1のネットワークN1では、複
数(本実施形態では4つ)の端末装置(以下、ワークス
テーションという)12W1 、12W2 、12W3 、1
2W 4 、1台のサーバ(以下では、単にサーバと称す
る)14、及び複数(本実施形態では4つ)のプリンタ
16P1 、16P2 、16P3 、16P4 がローカルエ
リアネットワーク(LAN)10を介して相互に接続さ
れている。なお、プリンタ16P1 、16P2 、16P
3 、16P4 はサーバ14により管理されている。
【0084】また、第2のネットワークN2では、複数
(本実施形態では4つ)のワークステーション22
1 、22W2 、22W3 、22W4 、1台のサーバ2
4、及び複数(本実施形態では4つ)のプリンタ26P
1 、26P2 、26P3 、26P 4 がLAN20を介し
て相互に接続されている。なお、プリンタ26P1 、2
6P2 、26P3 、26P4 はサーバ24により管理さ
れている。
【0085】なお、第1のネットワークN1はルータ1
8を介して、第2のネットワークN2はルータ28を介
して、それぞれLAN(FDDI/ISDN/X.2
5)30に接続されている。
【0086】図2に示すように、ワークステーション1
2W1 には、印刷データを蓄積するためのスプール16
0、印刷データを生成する印刷データ生成部112と後
述する印刷内容を表すリファレンスを生成するリファレ
ンス生成部111とを含み印刷データをスプール160
へ蓄積するデータ生成部110、印刷処理要求に係る処
理を管理する印刷管理部120、外部とのデータの入出
力を司る入出力インタフェース部(以下、入出力I/F
と称する)150、入出力I/F150を介して入力さ
れる印刷処理状況(ステータス)情報の把握・管理等を
行うステータス制御部130、及びスプール160に蓄
積された印刷データを入出力I/F150を介して外部
の装置へ出力するデータ出力部140が設けられてい
る。
【0087】印刷管理部120は、リファレンス生成部
111で生成されたリファレンスをデータ出力部140
によりサーバ14へ送信することにより、サーバ14に
対して印刷データの印刷処理を要求する。また、印刷デ
ータをサーバ14やプリンタ16P1 等の外部装置へ転
送する際には、印刷管理部120は、スプール160に
蓄積された印刷データをデータ出力部140により取り
出させ、入出力I/F150を介して外部の装置へ出力
(転送)させる。
【0088】なお、他のワークステーション12W2
12W3 、12W4 、22W1 、22W2 、22W3
22W4 も上記と同様の構成となっている。
【0089】図3に示すように、サーバ14は印刷処理
を管理する印刷管理部240を備えており、この印刷管
理部240には、外部装置からのデータの入力を行うデ
ータ入力部211、外部装置へのデータの出力を行うデ
ータ出力部212、印刷処理状況(ステータス)の把握
・管理等を行うステータス制御部230、管理下にある
プリンタの性能等の情報を管理する装置情報管理部22
0、ワークステーションからのリファレンスを解釈する
リファレンス解釈部242、印刷データを出力させるプ
リンタを選出するプリンタ選出部243、データ転送経
路を決定するデータ転送経路決定部244、及び受信し
た印刷データ及びリファレンスを蓄積するためのスプー
ル250が接続されている。
【0090】また、サーバ14は外部とのデータの入出
力を司る入出力I/F210を備えており、この入出力
I/F210には、該入出力I/F210を介して入力
される印刷処理状況やプリンタの状態に関する情報に基
づいてプリンタを監視する装置監視部213、上記デー
タ入力部211、及びデータ出力部212が接続されて
いる。装置情報管理部220には、管理下のプリンタに
関する後述する各種情報を含む装置情報テーブル222
及び管理下のプリンタの後述する性能情報を含む性能情
報テーブル223が記憶されたメモリ221が接続され
ており、装置情報管理部220は装置監視部213から
のプリンタの状態に関する情報を装置情報テーブル22
2により、プリンタの性能に関する情報を性能情報テー
ブル223により、それぞれ蓄積管理する。
【0091】スプール250には、データ入力部21
1、データ出力部212、印刷管理部240がそれぞれ
接続されており、データ入力部211で受信されたデー
タ(印刷データ等)が蓄積される。なお、サーバ24も
上記と同様な構成になっている。
【0092】図4に示すように、プリンタ16P1
は、印刷データの印刷処理を実行する印刷処理部34
0、外部とのデータの入出力を司る入出力I/F31
0、入出力I/F310を介して外部装置から入力され
た印刷データやリファレンスを受信し印刷処理部340
へ入力するデータ入力部320、及び入出力I/F31
0を介して外部装置と印刷処理状況(ステータス)に関
する情報の送受信を行うステータス制御部330が設け
られている。なお、他のプリンタ16P2 、16P3
16P4 、26P1 、26P2 、26P3 、26P4
上記と同様な構成になっている。
【0093】[装置情報テーブル及び性能情報テーブル
の概要]図5には、サーバ14においてネットワークN
1に接続された装置を管理するための装置情報テーブル
の一例を示す。この装置情報テーブル222は、図3に
示す装置監視部213、装置情報管理部220により自
動的に設定又は更新される。また、装置情報テーブル2
22の情報は、ユーザーが図示しないキーボードにより
設定又は更新可能とされている。
【0094】図5に示すように、装置情報テーブル22
2には、装置名称、ネットワークアドレス、装置タイ
プ、通信機能(クライアント機能/サーバ機能)、性能
情報テーブル番号、装置状態などの情報が設定されてい
る。なお、上記のクライアント機能とは、他の装置への
データの送信及び他の装置からのデータの獲得を実行す
る通信機能であり、サーバ機能とは、他の装置からのデ
ータの受信及び他の装置からのデータ獲得要求に対する
データの提供を実行する通信機能である。
【0095】このうち装置名称には、ネットワークN1
を介して接続された装置(プリンタ、サーバ、クライア
ント)を識別するための各装置で固有の装置名称が設定
され、ネットワークアドレスには、各装置毎に割り当て
られたネットワークアドレスが設定される。装置タイプ
には、各装置毎のタイプ情報(クライアント(C)、プ
リンタ(P)、サーバ(S)の種別)が設定され、通信
機能には、接続された全装置(図1のワークステーショ
ン12W1 、12W2 、12W3 、12W4 、22
1 、22W2 、22W3 、22W4 、サーバ24、プ
リンタ16P1 、16P2 、16P3 、16P4 、26
1 、26P2 、26P3 、26P4 )が備えた通信機
能情報(クライアント機能/サーバ機能)が設定され
る。性能情報テーブル番号には、装置がプリンタである
場合のみ、後述する性能情報テーブル223へのインデ
ックス情報が設定され、装置状態には、各装置の状態に
関する情報(オンラインかオフラインか)が設定され
る。
【0096】図6に示すように、性能情報テーブル22
3には、各プリンタのPDL(プリント言語)、印字解
像度、印刷速度、対応用紙サイズ、印字面(片面印刷/
両面印刷)、縮尺(拡大・縮小/1枚の用紙領域をN分
割してN頁分記録する指定(N−up)/%縮尺)、カ
ラー情報などのプリンタで持つ性能・機能の全ての情報
が設定されている。この性能情報テーブル223は、図
3に示す装置監視部213、装置情報管理部220によ
り自動的に設定又は更新される。また、性能情報テーブ
ル223の情報は、ユーザーが図示しないキーボードに
より設定又は更新可能とされている。
【0097】なお、サーバ24でも、上記と同様の装置
情報テーブル222及び性能情報テーブル223によっ
て、接続された全装置の装置情報を管理している。
【0098】[リファレンスの概要]次に、本実施形態
においてワークステーションから印刷要求を行うために
使用されるリファレンスについて説明する。図7にはリ
ファレンスD2の構造を表したブロック図を、図8には
リファレンスに含まれる情報の項目を、それぞれ示して
いる。このリファレンスD2は、印刷データとは異なる
データであり、ワークステーションからサーバへ印刷要
求を行うために使用される制御情報の集まりである。
【0099】図7、図8に示すようにリファレンスD2
は、印刷資源情報91、ジョブ属性情報92、印刷属性
情報93により構成されている。このうち印刷資源情報
91には、実際に印刷する印刷データの所在地の情報及
び印刷処理において使用される又は必要となる各種資源
の情報などが設定される。
【0100】ジョブ属性情報92には、印刷ジョブの運
用情報として、優先順位や実行する時刻指定等のスケジ
ュール情報と、特定のプリンタの指定情報、自動的に印
刷データの印刷処理に最適なプリンタを検出させ該最適
なプリンタで印刷処理させるための適合プリンタ指定情
報、印刷処理の負荷を分散するよう指示する負荷分散
(ロードバランス)の指定、印刷データを分割して出力
するよう指示する分割出力(高速出力)の指定、及びプ
リンタエラー時に印刷処理を中断させることなく他のプ
リンタに切り替えて印刷処理を続行するよう指示する迂
回出力の指定等の情報を含むプリントサービス情報と
が、設定される。
【0101】印刷属性情報93には、プリンタで印刷す
るために必要となる情報として、用紙サイズ(A3、A
4、B4・・・)、印刷部数、用紙の向き(縦か横
か)、拡張情報(例えば、拡大/縮小/N−upの指
定、片面印刷か両面印刷かの指定色づけに関する情報
等)等が設定される。
【0102】[印刷要求手順及び印刷データの転送手順
の概要]図9には、本実施形態におけるワークステーシ
ョンからの印刷要求手順と印刷データD1の流れとを示
している。なお、以下では、ワークステーション12W
1 からサーバ14へ印刷要求を行い、プリンタ16P1
によりプリント出力する例について説明する。
【0103】ワークステーション12W1 は、ワードプ
ロセッサ等のアプリケーションソフトの印刷データD1
の生成と並行して、印刷データD1の印刷処理内容に関
する各種情報を含むリファレンスD2を生成し、ワーク
ステーション12W1 内のスプール160に保管する。
そして、ワークステーション12W1 は印刷データD1
とリファレンスD2の保管終了をトリガーとして、サー
バ14にリファレンスD2を送信することでサーバ14
に対し印刷処理の要求を行う。
【0104】サーバ14は受信したリファレンスD2に
定義されている図7、図8に示す各種情報(印刷資源情
報91、ジョブ属性情報92、印刷属性情報93)を解
析し、ワークステーション12W1 が保管している印刷
データD1をプリント出力させるプリンタ及び後述する
データ転送経路パターン(図11に示すルート1〜6参
照)を決定する。そして、サーバ14は決定したデータ
転送経路パターンをワークステーション12W1 または
プリンタ16P1 に通知する。
【0105】通知を受けたワークステーション12W1
またはプリンタ16P1 はサーバ14からのデータ転送
経路に従い、ワークステーション12W1 が印刷データ
D1を直接、プリンタ16P1 に送信したり、プリンタ
16P1 が印刷データD1をワークステーション12W
1 より獲得するか、またはサーバ14がワークステーシ
ョン12W1 の印刷データD1を受信または獲得しプリ
ンタ16P1 に転送するかを行い、プリンタ16P1
よって印刷出力を行う。
【0106】次に、図10、図11で示す各種のデータ
転送経路パターンを説明する。
【0107】ルート1(図10のルート)は、サーバ
14からの指示に従いプリンタ16P1 が、蓄積した印
刷データD1をワークステーション12W1 から直接獲
得するデータ転送経路であり、ルート2(図10のルー
ト)は、サーバ14からの指示に従いワークステーシ
ョン12W1 が印刷データD1をプリンタ16P1 に直
接送信するデータ転送経路である。
【0108】ルート3(図10のルート)は、サーバ
14が、蓄積した印刷データD1をワークステーション
12W1 から獲得し、この印刷データD1をプリンタ1
6P 1 がサーバ14から獲得するデータ転送経路であ
り、ルート4(図10のルート)は、サーバ14が印
刷データD1をワークステーション12W1 から獲得
し、プリンタ16P1 へ転送するデータ転送経路であ
る。
【0109】ルート5(図10のルート)は、サーバ
14からの指示に従いワークステーション12W1 が印
刷データD1をサーバ14へ送信し、プリンタ16P1
がサーバ14からの指示に従い印刷データD1をサーバ
14から獲得するデータ転送経路であり、ルート6(図
10のルート)は、サーバ14からの指示に従いワー
クステーション12W1 が印刷データD1をサーバ14
へ送信し、サーバ14が受信した印刷データD1をプリ
ンタ16P1 へ転送する従来と同様のルートである。
【0110】次に、前述した各ルート毎の特性を説明す
る。
【0111】ルート1(ワークステーション←プリン
タ)では、データはネットワーク上を1回のみ流れる。
プリンタにより印刷データが獲得されるのでワークステ
ーションは出力先の意識が無く、ワークステーションに
おいては印刷ジョブが早期に解放されるという利点があ
る。
【0112】ルート2(ワークステーション→プリン
タ)では、データはネットワーク上を1回のみ流れる。
ワークステーション自身が印刷データを送信するが、ワ
ークステーションで印刷要求をするユーザーは出力先を
意識しない。
【0113】ルート3(ワークステーション←サーバ←
プリンタ)では、データはネットワーク上を2回流れ
る。サーバにより印刷データが獲得されるのでワークス
テーションは出力先の意識が無く、ワークステーション
においては印刷ジョブが早期に解放されるという利点が
ある。また、サーバでは、プリンタにより印刷データが
獲得されるので、プリンタへの印刷データの出力制御を
行う必要がない。
【0114】ルート4(ワークステーション←サーバ→
プリンタ)では、データはネットワーク上を2回流れ
る。サーバにより印刷データが獲得されるのでワークス
テーションは出力先の意識が無く、ワークステーション
においては印刷ジョブが早期に解放されるという利点が
ある。
【0115】ルート5(ワークステーション→サーバ←
プリンタ)では、データはネットワーク上を2回流れ
る。サーバでは、プリンタにより印刷データが獲得され
るので、プリンタへの印刷データの出力制御を行う必要
がない。
【0116】ルート6(ワークステーション→サーバ→
プリンタ)では、データはネットワーク上を2回流れる
(従来技術)。
【0117】ところで、本実施形態では、図12に示す
ように、図7、図8で示すリファレンスD2のジョブ属
性情報92に応じて、上記データ転送経路パターンに対
し予め優先順位を設定している。なお、図12に記載し
たWSはワークステーションを、PRTはプリンタを、
SVはサーバを、それぞれ示しており、後述する図23
でもこれらと同様の略記を用いている。
【0118】この図12に示すように、例えば、ジョブ
属性情報92で特に指定が無い場合(プリントサービス
無しの場合)及び負荷分散が指定されている場合は、図
11のルート1、2、3、4、5、6の順に、予め優先
順位1、2、3、4、5、6がそれぞれ設定されてい
る。
【0119】また、ジョブ属性情報92で分割出力が指
定されている場合は、図11のルート1、2は採用しな
いので、ルート3、4、5、6の順に、予め優先順位
1、2、3、4がそれぞれ設定されており、ジョブ属性
情報92で迂回出力が指定されている場合は、図11の
ルート6のみ採用するので、該ルート6に予め優先順位
1が設定されている。
【0120】但し、上記のように経路パターンのデフォ
ルト優先順位(1〜6)はシステムで決められている
が、ユーザーの指定により任意の優先順位に変更可能と
されている。
【0121】[装置タイプと通信機能の組合せに応じた
データ転送経路の選定について]次に、本実施形態にお
ける装置タイプと通信機能の組合せに応じたデータ転送
経路の選定について、図13、図23を用いて説明す
る。
【0122】図13には、装置情報テーブル222で管
理している装置タイプ、通信機能の組み合わせを表して
おり、図23には、図13の各組み合わせ毎に実現可能
なデータ転送経路を示している。
【0123】なお、通信機能はクライアント機能(他の
装置へのデータの送信及び他の装置からのデータの獲得
を実行する通信機能)とサーバ機能(他の装置からのデ
ータの受信及び他の装置からのデータ獲得要求に対する
データの提供を実行する通信機能)とに分類している。
本実施形態におけるサーバ14はクライアント機能・サ
ーバ機能の両機能を所有している。
【0124】図13に示すM01はワークステーション
とプリンタが共にクライアント機能、サーバ機能を所有
している場合の組み合わせであり、図23に示すよう
に、図11のデータ転送経路パターンの全てのルート1
〜6での印刷データの通信を行うことができる。
【0125】M02は、ワークステーションがクライア
ント機能、サーバ機能の両機能を所有しプリンタがサー
バ機能のみ所有する場合の組み合わせであり、図23に
示すように、図11のデータ転送経路パターンのルート
2、ルート4、ルート6での印刷データの通信を行うこ
とができる。
【0126】M03は、ワークステーションがクライア
ント機能、サーバ機能の両機能を所有し、プリンタがク
ライアント機能のみ所有する場合の組み合わせであり、
図23に示すように、図11のデータ転送経路パターン
のルート1、ルート3、ルート5での印刷データの通信
を行うことができる。
【0127】M04、M08、M12及びM16は、プ
リンタがクライアント機能もサーバ機能も所有していな
い場合の組み合わせであり、印刷データの通信を行うこ
とが出来ないので、本実施形態の対象外となる組み合わ
せである(図23にはNONEと記載)。
【0128】M05、M06、M07及びM08は、プ
リンタの機能に関係なくワークステーションがサーバ機
能のみ所有しクライアント機能を所有していないので、
該ワークステーションからリファレンスを送信出来な
い。このため、本実施形態の対象外となる組み合わせで
ある(図23にはNONEと記載)。
【0129】M09は、ワークステーションがクライア
ント機能のみ所有し、プリンタがサーバ機能、クライア
ント機能の両機能を所有する組み合わせであり、図23
に示すように、図11のデータ転送経路パターンのルー
ト2、ルート5、ルート6での印刷データの通信を行う
ことができる。
【0130】M10は、ワークステーションがクライア
ント機能のみ所有し、プリンタがサーバ機能のみ所有す
る組み合わせであり、図23に示すように、図11のデ
ータ転送経路パターンでのルート2、ルート6での印刷
データの通信を行うことができる。
【0131】M11は、ワークステーションがクライア
ント機能のみ所有し、プリンタもクライアント機能のみ
所有する組み合わせであり、図23に示すように、図1
1のデータ転送経路パターンでのルート5での印刷デー
タの通信を行うことができる。
【0132】M13、M14及びM15は、ワークステ
ーションがクライアント機能を所有していないため、該
ワークステーションからリファレンスを送信出来ない。
このため、本実施形態の対象外となる組み合わせである
(図23にはNONEと記載)。
【0133】[リファレンス送受信、印刷データ送受信
及び印刷データの獲得・提供についての実現可能な装置
の組合せについて]まず、図14を用いて、リファレン
スの送受信動作に関し実現可能な送信装置・受信装置の
組合せを説明する。図14には、ワークステーションで
作成したリファレンスD2の送信装置と該リファレンス
を受信する装置との組み合わせを示す。
【0134】この図14に示すM20は、ワークステー
ションがリファレンスD2をサーバへ送信する組み合わ
せであり、M21は、ワークステーションがリファレン
スD2をプリンタへ送信する組み合わせである。
【0135】M22は、前述したM20でリファレンス
D2を受信したサーバが、ネットワークを介して接続さ
れた他のサーバへ該リファレンスD2を転送する組み合
わせである。また、M23は、前述したM20でリファ
レンスD2を受信したサーバが管理・出力対象としてい
るプリンタへ該リファレンスD2を転送する組み合わせ
である。
【0136】次に、図15を用いて、印刷データの送受
信動作に関し実現可能な送信装置・受信装置の組合せを
説明する。図15には、ワークステーションで作成され
た印刷データD1の送信装置と該印刷データD1を受信
する受信装置との組み合わせを示す。
【0137】この図15に示すM30は、ワークステー
ションが印刷データD1をサーバへ送信する組み合わせ
であり、M31は、ワークステーションが印刷データD
1をプリンタへ送信する組み合わせである。
【0138】M32は、前述したM30で印刷データD
1を受信したサーバが、ネットワークを介して接続され
た他のサーバへ印刷データを転送する組み合わせであ
る。また、M33は、前述したM30での印刷データD
1を受信したサーバが管理・出力の対象としているプリ
ンタへ印刷データD1を転送する組み合わせである。
【0139】次に、図16を用いて、印刷データの獲得
・提供動作に関し実現可能な獲得装置・提供装置の組合
せを説明する。図16には、ワークステーションで作成
された印刷データD1を獲得する獲得装置と該印刷デー
タD1を提供する提供装置との組み合わせを示す。
【0140】この図16に示すM40は、サーバがワー
クステーションにより蓄積された印刷データD1を獲得
する組み合わせであり、M41は、前述したM40でサ
ーバが獲得した印刷データD1を、該サーバにネットワ
ークを介して接続された他のサーバが獲得する組み合わ
せである。
【0141】M42は、プリンタがワークステーション
により蓄積された印刷データD1を獲得する組み合わせ
である。また、M43は、前述したM40でサーバが獲
得した印刷データD1を、プリンタがサーバから獲得す
る組み合わせである。
【0142】[第1実施形態の作用]以下、本実施形態
の作用として、ワークステーションで生成した印刷デー
タD1を印刷処理する場合に、ワークステーション、サ
ーバ、プリンタのそれぞれで実行される通信制御処理ル
ーチンを説明する。以下では、一例として、ワークステ
ーション12W1 で印刷データD1を生成し、該印刷デ
ータD1の印刷処理要求をサーバ14に対して行うケー
スを想定して説明する。
【0143】ワークステーション12W1 においては、
以下に述べる図17の制御ルーチンが実行される。ワー
クステーション12W1 では、ワードプロセッサ等のア
プリケーションソフトからの印刷処理依頼の有無を監視
している(図17のS100)。
【0144】印刷処理依頼が有った場合、アプリケーシ
ョンソフトからの文書データを印刷データD1へ変換す
ると共に、変換された印刷データD1に関するリファレ
ンスD2を生成する(S101)。なお、ここで生成さ
れた印刷データD1はワークステーション12W1 内の
スプール160へ蓄積される。そして、印刷データD1
への変換及びリファレンスD2の生成が終了すると、L
AN10を介してリファレンスD2をサーバ14へ送信
することにより、該リファレンスD2を用いた印刷要求
をサーバ14に対し行う(S102)。このリファレン
スD2は、印刷データD1よりもデータ量が少ないの
で、印刷要求時の通信トラフィック量が従来よりも削減
されるという利点がある。
【0145】このようなリファレンスD2を用いた印刷
要求を行った後、サーバ14からの指示を待つ(S10
3)。サーバ14から指示が通知されると、その指示内
容を解析する(S104)。解析した結果、指示内容が
印刷データD1の送信である場合(図11のルート2、
5、6の場合)、印刷データD1を送信するべき送信先
の情報を上記指示内容より入手し(S106)、スプー
ル160に蓄積していた印刷データD1を前記入手した
送信先へ送信する(S107)。
【0146】一方、指示内容を解析した結果、指示内容
が印刷データD1の送信でない場合(例えば、スプール
160に蓄積した印刷データD1をサーバ14またはプ
リンタ16P1 が獲得する場合(=図11のルート1、
3、4の場合))、ワークステーション12W1 はその
時点で印刷ジョブを解放し、S100へ戻り新たな印刷
処理依頼を待つ。
【0147】次に、サーバ14においては、以下に述べ
る図18の制御ルーチンが実行される。サーバ14は、
図18のS200で、ネットワークN1を介して接続さ
れた装置(ワークステーション12W1 、12W2 、1
2W3 、12W4 又はプリンタ16P1 、16P2 、1
6P3 、16P4 )からのデータの受信有無を監視して
いる。S200でデータの受信を検知した場合は、次の
S201へ進み、データを受信し、受信したデータ(受
信データ)を図3のスプール280へ保管する。
【0148】S201でスプール280への受信データ
の保管が完了すると、次のS202で受信データがリフ
ァレンスD2であるか否かをチェックする。ここで、受
信データがリファレンスD2でなく印刷データD1であ
れば、後述するS208へ進み、受信データがリファレ
ンスD2であれば、S203へ進み、図20の出力プリ
ンタ抽出処理のサブルーチンを実行する。
【0149】ここで、図20の出力プリンタ抽出処理を
説明する。図20のS400では、抽出したプリンタの
情報を記憶するための抽出プリンタテーブル、抽出した
プリンタの数をカウントするための抽出プリンタカウン
ターN1、検索した装置の数をカウントするための検索
カウンターN2を初期化し、次のS401でリファレン
スD2に含まれたジョブ属性情報92、印刷属性情報9
3を読み込む。
【0150】次のS402では、サーバ14で管理して
いる装置群からのプリンタ抽出のための検索・比較(後
述する)が終了したか否かを、検索カウンターN2が全
装置数NTに等しくなったか否かに基づいて判断し、全
ての装置に対する検索・比較が終了した時点で、図20
の処理を終了して図18の主ルーチンへリターンする。
【0151】未だ全ての装置に対する検索・比較が終了
していなければ、S403へ進み、リファレンスD2の
ジョブ属性情報92のプリントサービス項目で、出力す
るべきプリンタが指定されているか否かをチェックす
る。ここで、出力するべきプリンタが指定されていなけ
れば、後述するS406へ進む。
【0152】一方、出力するべきプリンタが指定されて
いる場合、S404で該指定されたプリンタの性能情報
テーブル番号を装置情報テーブル222より検索し、該
性能情報テーブル番号に対応するプリンタの性能情報
を、性能情報テーブル223より得る。そして、次のS
405で検索カウンターN2を(全装置数NT−1)に
セットする。これにより、次の検索ループで検索が終了
することになる。次のS406では、装置情報テーブル
222より1台分の装置情報を読み込む。もちろん、プ
リンタが指定されている場合は、該指定されたプリンタ
の装置情報を読み込む。次のS407では、読み込んだ
装置情報がプリンタ情報であるか否かを判断する。ここ
で、読み込んだ装置情報がプリンタ以外の情報であった
場合は、後述するS413へ進む。
【0153】一方、読み込んだ装置情報がプリンタ情報
であった場合、S408へ進み、読み込んだ装置情報の
性能情報テーブル番号に対応するプリンタ性能情報を、
性能情報テーブル223より読み込み、次のS409で
図21のプリント条件チェック処理のサブルーチンを実
行する。
【0154】このS409でのプリント条件チェック処
理では、まず、図20のS410で対象のプリンタが適
合するプリンタであるか否かを示すフラグFを初期化
(オフ)する(図21のS500)。なお、フラグFが
オンの場合、対象のプリンタが適合するプリンタである
ことを示し、フラグFがオフの場合、対象のプリンタが
適合するプリンタでないことを示すものとする。
【0155】次に、S501〜S507では、対象のプ
リンタが、リファレンスD2の印刷属性情報93で指定
されている各種の属性を満たすプリンタであるか否かの
判別を、以下のように個別の属性単位に行う。それぞれ
の判別において属性を満たしていなければ、図21のサ
ブルーチンを終了し、図20のルーチンへリターンす
る。
【0156】即ち、S501では、抽出されたプリンタ
が稼働できる状態であるか否かの判断を行い、稼働でき
る状態であれば、次のS502へ進む。S502ではプ
リント言語(PDL)条件を満たしているか否かの判別
を行い、PDL条件を満たしておれば、次のS503へ
進む。
【0157】S503では、印刷解像度条件を満たして
いるか否かの判別を行い、印刷解像度条件を満たしてお
れば、次のS504へ進む。S504では用紙条件を満
たしているか否かの判別を行い、用紙条件を満たしてお
れば、次のS505へ進む。
【0158】S505では印刷面条件(片面印刷か両面
印刷か)を満たしているか否かの判別を行い、印刷面条
件を満たしておれば、次のS506へ進む。S506で
は縮尺条件を満たしているか否かの判別を行い、縮尺条
件を満たしておれば、次のS507へ進む。
【0159】S507ではカラー条件を満たしているか
否かの判別を行い、カラー条件を満たしておれば、次の
S508へ進む。S508では、S501〜S507で
判別した条件を全て満足しているので、フラグFをオン
にして、処理を終了し図20のルーチンへリターンす
る。
【0160】このようにして、対象のプリンタが適合す
るプリンタであれば、フラグFがオンにセットされ、対
象のプリンタが適合するプリンタでなければ、フラグF
はオフのままとなる。
【0161】図20において次のS410では、検索し
たプリンタ性能がリファレンスD2の印刷属性情報93
で設定された印刷条件に適合しているか否かを、上記フ
ラグFのオンオフ状態に基づいて判断する。ここで、検
索したプリンタ性能が印刷条件に適合していなければ、
後述するS413へ進む。
【0162】一方、検索したプリンタ性能が印刷条件に
適合しておれば、S411へ進み、抽出プリンタカウン
ターN1を1つインクリメントし、次のS412では、
抽出されたプリンタの通信機能と印刷要求を行ったワー
クステーションの通信機能とを抽出プリンタテーブルに
設定する。
【0163】次のS413では検索カウンターN2を1
つインクリメントし、S402へ戻って、処理を繰り返
す。
【0164】以後、各装置情報について、S402〜S
413の処理を実行する。そして、全ての装置情報につ
いて処理が完了し、検索カウンターN2が全装置数NT
に等しくなると、S402で肯定判定され、図20のサ
ブルーチンを終了する。
【0165】以上のようにして図18のS203での出
力プリンタ抽出処理を終了した後、次のS204では、
以下に述べる図22のデータ転送経路パターン及びプリ
ンタ選定処理のサブルーチンを実行する。
【0166】まず、図22のS600では、上記出力プ
リンタ抽出処理において、抽出されたプリンタの通信機
能が設定されたプリンタ抽出テーブルを読み込み、次の
S601では抽出プリンタカウンターN1より抽出プリ
ンタ数を読み込む。そして、次のS602でリファレン
スD2に含まれるジョブ属性情報92を読み込み、次の
S603では指定されたジョブ属性情報92で迂回出力
が指定されているか否かを判別する。ここで迂回出力が
指定されていた場合、S604で印刷データD1のデー
タ転送経路を図11のパターン6に設定して処理を終了
し、図18の主ルーチンへリターンする。
【0167】一方、S603でのジョブ属性情報92の
判別の結果、迂回出力が指定されていなかった場合、次
のS605でジョブ属性情報92で分割出力が指定され
ているか否かを判別する。判別した結果、分割出力が指
定されていた場合、S606へ進み、S600で読み込
んだプリンタ抽出テーブルから、データ転送経路のパタ
ーン4またはパターン6の組み合わせが可能なプリンタ
を検索する。次のS607ではS605で検索できたプ
リンタがあるか否かを判別し、検索できたプリンタがあ
れば、後述するS613へ進む。検索できたプリンタが
無かった場合、S608でプリンタが検索できなかった
旨のエラー情報を、図示しないディスプレイに表示して
処理を終了し、図18の主ルーチンへリターンする。
【0168】一方、S605での判別の結果、分割出力
でなかった場合、S609へ進み、ジョブ属性情報92
でロードバランスが指定されているか否かを判別する。
判別の結果、ロードバランスが指定されていた場合、S
610において、上記S600で読み込んだプリンタ抽
出テーブル内のプリンタの中から稼働率が最も低いプリ
ンタを選出して、S613へ進む。S609の判別の結
果、ロードバランスが指定されていなかった場合は、S
611へ進み、ジョブ属性情報92で適合プリンタが指
定されているか否かを判別する。判別の結果、適合プリ
ンタが指定されていた場合、S612において上記S6
00で読み込んだプリンタ抽出テーブルより、最も高機
能な通信機能の組み合わせ(機能パターン)を備えたプ
リンタを選出して、S613へ進む。
【0169】一方、S611で判別した結果、適合プリ
ンタが指定されていなかった場合は、指定プリンタが指
定されているものとみなし、特にプリンタを選出するこ
となく、S613へ進む。
【0170】そして、S613ではS606、S61
0、S612で選出されたプリンタ又はジョブ属性情報
92の指定プリンタで指定されたプリンタより、図12
に示すデータ転送経路のプライオリティテーブルに従
い、優先順位の高いデータ転送経路を選出して処理を終
了し、図18の主ルーチンへリターンする。
【0171】以上のような図18のS204でのデータ
転送経路パターン及びプリンタ選定処理によって、印刷
データD1のデータ転送経路およびプリンタが決定され
る。
【0172】次に、図18のS205で、印刷処理の要
求を行っているワークステーション12W1 及び上記S
204で決定されたプリンタ(例えば、プリンタ16P
1 )に対して、決定されたデータ転送経路パターンを通
知する。
【0173】次のS206では、決定されたデータ転送
経路がサーバにより印刷データを獲得するパターン(即
ち、図11のルート3、ルート4)であるか否かを判別
する。ここで、データ転送経路がサーバにより印刷デー
タを獲得するパターンでなければ、S200へ戻り次の
受信データ待ちを行う。
【0174】一方、データ転送経路がサーバにより印刷
データを獲得するパターン(=図11のルート3、ルー
ト4)であれば、S207で、リファレンスD2に含ま
れる印刷資源情報91の印刷データ所在情報を参照して
ワークステーション12W1から印刷データを獲得し、
獲得した印刷データを図3のスプール280に保管す
る。そして、次のS208では、決定されたデータ転送
経路が、サーバから印刷データを転送するパターン(即
ち、図11のルート4)であるか否かを判別する。ここ
で、データ転送経路がサーバから印刷データを転送する
パターンでなければ(即ち、図11のルート3であれ
ば)、S200へ戻り次の受信データ待ちを行う。
【0175】一方、データ転送経路がサーバから印刷デ
ータを転送するパターンであれば、S209へ進み、S
204で決定されたプリンタから印刷データD1を出力
するためのスケジューリングを行い、次のS210で決
定されたプリンタへ印刷データD1を送信する。その
後、S200へ戻り次の受信データ待ちを行う。次に、
プリンタにおいては、以下に述べる図19の制御ルーチ
ンが実行される。プリンタ(ここでは、一例としてプリ
ンタ16P1 )は図19のS300で、ネットワークN
1を介して接続されたワークステーション12W1 、1
2W2 、12W3 、12W4 またはサーバ14から、印
刷データD1を受信したか否かのチェックを行ってい
る。印刷データD1の受信が無い場合、S302におい
てサーバ14からのデータ獲得指示を受け付けているか
否かのチェックを行う。S302においてサーバ14か
らのデータ獲得指示を受け付けていない場合は、S30
0へ戻り、再度印刷データD1の受信チェックを行う。
【0176】S302においてサーバ14からのデータ
獲得指示を受け付けたと判断すると、S303へ進み、
該データ獲得指示の内容から印刷データの獲得先(ワー
クステーション又はサーバ)の情報を入手する。そし
て、次のS304では上記印刷データの獲得先から印刷
データD1を獲得し、獲得した印刷データD1を図4の
スプール350へ保管する。この保管が終了すると、S
305へ進み、保管した印刷データD1の印刷出力を行
う。
【0177】一方、S300において印刷データD1の
受信を検知すると、S301へ進み、受信した印刷デー
タD1を図4のスプール350へ保管する。この保管が
終了すると、S305へ進み、保管した印刷データD1
の印刷出力を行う。このようにしてプリンタにおいて、
印刷データD1が印刷出力される。
【0178】以上説明した本第1実施形態では、ワーク
ステーションは、印刷データD1よりもデータ量が少な
いリファレンスD2を用いてサーバに印刷データD1の
印刷処理を要求するので、要求時にワークステーション
からサーバへ転送されるデータ量が従来よりも減少し、
ネットワークシステム上のトラフィック量を削減するこ
とができる。また、印刷処理要求時にサーバで蓄積する
べきデータ量も減少するので、サーバでは特に磁気ディ
スク装置等の増設を必要とせず、コスト低減を図ること
ができる。
【0179】また、サーバでは、リファレンスD2を用
いたワークステーションからの印刷処理要求を受けて、
適正なプリンタ及び印刷データの転送経路を決定する。
そして、前述したワークステーション、サーバ、プリン
タの各々における制御処理ルーチンにより、上記適正な
転送経路に基づく印刷データの印刷処理を実現すること
ができる。
【0180】[第2実施形態]次に、第2実施形態を説
明する。この第2実施形態では、印刷データとは異なり
印刷処理で汎用的に用いられる電子帳票データ(フォン
ト、フォーム等)及びロゴデータを含む資源データを管
理する資源管理サーバを含んで構成されたネットワーク
システムにおける印刷制御方式を説明する。第2実施形
態におけるネットワークシステム及びそれを構成する各
種機器の構成は、前述した第1実施形態とほぼ同様であ
るので、以下では、相違する点のみを説明する。
【0181】[ネットワークシステムの構成]図24に
示すように、第2実施形態におけるネットワークシステ
ムは、第1のネットワークN1及び第2のネットワーク
N2を含んで構成されており、前述した第1実施形態の
構成に加え、資源管理サーバ15が第1のネットワーク
N1に、資源管理サーバ25が第2のネットワークN2
に、それぞれ接続されている。即ち、資源管理サーバ1
5は、LAN10を介して接続されたプリンタ16P1
〜16P4 による印刷処理で用いられる資源データを保
管し一括管理する。資源管理サーバ25は、LAN20
を介して接続されたプリンタ26P1 〜26P4による
印刷処理で用いられる資源データを保管し一括管理す
る。
【0182】各ワークステーションの構成は第1実施形
態の構成(図2)と同様であるので説明を省略し、次に
各サーバの構成を説明する。
【0183】図25に示すように、サーバ14は、前述
した第1実施形態の構成に加え、印刷管理部240に接
続され印刷要求された印刷ジョブのスケジュールを制御
するスケジュール制御部241と、該スケジュール制御
部241によりスケジュールされた印刷ジョブを登録し
ておくためのキューテーブル260とを含んで構成され
ている。また、メモリ221に記憶された図27に示す
装置情報テーブル222には、サーバ14と同じく第1
のネットワークN1に接続された資源管理サーバ15に
関する装置名称(ここでは一例として「RSV0
1」)、ネットワークアドレス、装置タイプ、通信機能
(クライアント機能/サーバ機能)、性能情報テーブル
番号、装置状態などの情報が含まれている(矢印K
部)。なお、装置タイプ「R」は資源管理サーバを意味
する。また、サーバ24も上記と同様な構成になってい
る。
【0184】また、資源管理サーバ15は、サーバ14
の故障時に該サーバ14の役割を代行できるように該サ
ーバ14の構成と同様な構成とされている。同じく、資
源管理サーバ25も、サーバ15の役割を代行できるよ
うに該サーバ15の構成と同様な構成とされている。
【0185】図26に示すように、プリンタ16P1
は、前述した入出力I/F310、データ入力部32
0、ステータス制御部330、印刷処理部340及びス
プール350に加え、印刷処理を制御する印刷制御部3
70と、印刷制御部370により印刷処理をスケジュー
ルしたスケジュール情報を記憶するためのスケジュール
テーブル360と、外部装置から入力された資源データ
を蓄積するための資源スプール380とが設けられてい
る。なお、他のプリンタ16P2 、16P3 、16
4 、26P1 、26P2 、26P3 、26P4 も上記
と同様な構成になっている。
【0186】[リファレンスD2の概要]図28に示す
リファレンスD2においては、印刷資源情報91にリソ
ース情報として、印刷処理で使用される又は必要となる
フォント、フォーム、イメージ等の資源データの各々に
ついての所在情報が追加される。図28のリソース情報
に含まれる所在地「RSV01」は、図27の装置情報
テーブル222における資源管理サーバ15に関する装
置名称に対応している。
【0187】[資源データの転送手順の概要]図29に
は、本実施形態におけるワークステーションからの印刷
要求手順、印刷データD1の流れ及び資源データD3の
流れを示している。なお、以下では、ワークステーショ
ン12W1 からサーバ14へ印刷要求を行い、プリンタ
16P 1 によりプリント出力する例について説明する。
【0188】ワークステーション12W1 は、業務アプ
リケーション等の印刷データD1の生成と並行して、印
刷データD1の印刷処理内容に関する各種情報を含むリ
ファレンスD2を生成し、ワークステーション12W1
内のスプール160に保管する。そして、ワークステー
ション12W1 は印刷データD1とリファレンスD2の
保管終了をトリガーとして、サーバ14にリファレンス
D2を送信することでサーバ14に対し印刷処理の要求
を行う。
【0189】サーバ14は受信したリファレンスD2に
定義されている図28に示す各種情報(印刷資源情報9
1、ジョブ属性情報92、印刷属性情報93)を解析
し、ワークステーション12W1 が保管している印刷デ
ータD1をプリント出力させるプリンタ、印刷データ転
送経路パターン及び後述する資源データ転送経路パター
ン(図31に示すルート11〜16参照)を決定する。
そして、サーバ14は、決定した印刷データ転送経路パ
ターンをワークステーション12W1 またはプリンタ1
6P1 に通知すると共に、決定した資源データ転送経路
パターンを資源管理サーバ15及びプリンタ16P1
通知する。
【0190】通知を受けた資源管理サーバ15及びプリ
ンタ16P1 は、資源データ転送経路パターンに従い、
資源管理サーバ15が資源データD3をプリンタ16P
1 へダウンロードするか、又はプリンタ16P1 が資源
データD3を資源管理サーバ15から獲得する。
【0191】また、通知を受けたワークステーション1
2W1 またはプリンタ16P1 はサーバ14からのデー
タ転送経路に従い、ワークステーション12W1 が印刷
データD1を直接、プリンタ16P1 に送信したり、プ
リンタ16P1 が印刷データD1をワークステーション
12W1 より獲得するか、またはサーバ14がワークス
テーション12W1 の印刷データD1を受信または獲得
しプリンタ16P1 に転送するかを行い、プリンタ16
1 によって印刷出力を行う。
【0192】[資源データ経路パターンについて]次
に、図30、図31で示す各種の資源データ経路パター
ン及びその特性を説明する。
【0193】ルート11、12は、資源管理サーバ15
により保管された資源データを用いて印刷処理を行う場
合に選択される資源データ転送経路である。このうちル
ート11は、サーバ14からの指示に従いプリンタ16
1 が、資源データD3を資源管理サーバ15から獲得
する資源データ転送経路であり、プリンタにより資源デ
ータが獲得されるので、サーバはプリンタへの資源デー
タの出力制御を行う必要が無いという利点がある。ルー
ト12は、サーバ14からの指示に従い資源管理サーバ
15が資源データD3をプリンタ16P1 に配布(ダウ
ンロード)する資源データ転送経路である。
【0194】ルート13、14は、ワークステーション
12W1 により新たに作成された又は変更された資源デ
ータを用いて印刷処理を行う場合に選択される資源デー
タ転送経路である。このうちルート13は、サーバ14
からの指示に従いプリンタ16P1 が、資源データD3
をワークステーション12W1 から獲得する資源データ
転送経路であり、ルート14は、サーバ14からの指示
に従いワークステーション12W1 が資源データD3を
プリンタ16P1 に配布(ダウンロード)する資源デー
タ転送経路である。
【0195】ルート15、16は、サーバ14により保
管された資源データを用いて印刷処理を行う場合に選択
される資源データ転送経路である。このうちルート15
は、サーバ14からの指示に従いプリンタ16P1 が、
資源データD3をサーバ14から獲得する資源データ転
送経路であり、ルート16は、サーバ14が資源データ
D3をプリンタ16P1 に配布(ダウンロード)する資
源データ転送経路である。
【0196】[資源データの獲得・提供に関する実現可
能な装置の組み合わせについて]まず、図32を用い
て、資源データの送受信動作に関し実現可能な送信装置
・受信装置の組み合わせを説明する。図32には、印刷
処理で用いられる資源データD3の送信装置と該資源デ
ータD3を受信する受信装置との組み合わせを示す。
【0197】この図32に示すM330は、ワークステ
ーションが所有する資源データD3をサーバへ送信する
組み合わせであり、M331は、ワークステーションが
所有する資源データD3を資源管理サーバへ送信する
(資源管理サーバに蓄積させる)組み合わせである。
【0198】M332は、ワークステーションが所有す
る資源データD3をプリンタへ送信(配布・ダウンロー
ド)する組み合わせであり、M333は、前述したM3
30又は後述するM336において資源データD3を受
信したサーバが、ネットワークを介して接続された他の
サーバへ資源データD3を転送する組み合わせである。
【0199】M334は、前述したM330又は後述す
るM336において資源データD3を受信したサーバが
資源管理サーバへ資源データD3を転送する(蓄積の中
継を行う)組み合わせであり、M335は、前述したM
330又は後述するM336において資源データD3を
受信したサーバがプリンタへ資源データD3を転送する
(ダウンロードの中継を行う)組み合わせである。
【0200】M336は、資源管理サーバが所有してい
る資源データD3又は前述したM331において受信し
た資源データD3を、資源管理サーバがネットワークを
介して他のサーバへ転送する組み合わせであり、M33
7は、資源管理サーバが所有している資源データD3又
は前述したM331において受信した資源データD3
を、資源管理サーバがネットワークを介して他の資源管
理サーバへ転送する(資源データのミラー化を行う)組
み合わせである。
【0201】M338は、資源管理サーバが所有してい
る資源データD3又は前述したM331において受信し
た資源データD3を、資源管理サーバがネットワークを
介してプリンタへ送信(配布・ダウンロード)する組み
合わせである。
【0202】次に、図33を用いて、資源データの獲得
・提供動作に関し実現可能な獲得装置・提供装置の組み
合わせを説明する。図33には、印刷処理で用いられる
資源データD3を獲得する獲得装置と該資源データD3
を提供する提供装置との組み合わせを示す。
【0203】この図33に示すM440は、サーバがワ
ークステーションにより所有された資源データD3を獲
得する組み合わせであり、M441は、前述したM44
0においてサーバが獲得した資源データD3を、該サー
バにネットワークを介して接続された他のサーバが獲得
する組み合わせである。
【0204】M442は、サーバが資源管理サーバによ
り所有された資源データD3を獲得する組み合わせであ
り、M443は、資源管理サーバがワークステーション
により所有された資源データD3を獲得する組み合わせ
である。
【0205】M444は、前述したM440、M44
1、M442においてサーバが獲得した資源データD3
を、資源管理サーバが獲得する組み合わせであり、M4
45は、ネットワークを介して接続された他の資源管理
サーバが所有する資源データD3又は前述したM44
3、M444において前記他の資源管理サーバが獲得し
た資源データD3を、資源管理サーバが獲得する組み合
わせである。
【0206】M446は、プリンタがワークステーショ
ンにより所有された資源データD3を獲得する組み合わ
せであり、M447は、プリンタが、前述したM44
0、M441、M442においてサーバにより獲得され
た資源データD3を獲得する組み合わせである。また、
M448は、プリンタが資源管理サーバにより所有され
た資源データD3を獲得する組み合わせである。
【0207】[印刷ジョブの制御で用いられるテーブル
について]サーバ14は、ワークステーション12W1
から受信したリファレンスD2を管理するために、図4
5に示すリファレンス処理テーブル224を使用する。
この図45のリファレンス処理テーブル224には、各
印刷要求(ジョブ)に対して付与したジョブIDと、図
25のスプール250に蓄積するためにリファレンスD
2に割り当てたリファレンス識別子とが、対応付けられ
て記憶されている。
【0208】サーバ14は、任意のジョブのうち処理開
始時刻が指定されたジョブ(以下、時刻指定ジョブと称
する)については、そのジョブ情報を図47に示す時刻
指定処理テーブル226に記憶して管理し、時刻指定ジ
ョブ以外のジョブについては、そのジョブ情報を図46
に示す出力処理テーブル225に記憶して管理する。こ
れら出力処理テーブル225、時刻指定処理テーブル2
26には、処理待ち状態のジョブについてのジョブ名、
印刷データを作成したワークステーションの識別情報、
印刷処理を行うプリンタの識別情報、印刷データの転送
経路情報、ジョブID、及び資源データの転送経路情報
が記憶されており、時刻指定処理テーブル226には、
さらに処理の優先順位情報と開始時刻情報とが記憶され
ている。
【0209】サーバ14は、上記リファレンス処理テー
ブル224、出力処理テーブル225、及び時刻指定処
理テーブル226をキューテーブル260内に保管す
る。
【0210】[本実施形態の作用]以下、本実施形態の
作用として、ワークステーションで生成した印刷データ
D1を、資源データD3を用いて印刷処理する場合に、
ワークステーション、サーバ、資源管理サーバ、プリン
タのそれぞれで実行される通信制御処理ルーチンを説明
する。以下では、一例として、ワークステーション12
1 で印刷データD1を生成し、該印刷データD1の印
刷処理要求をサーバ14に対して行うケースを想定して
説明する。
【0211】ワークステーション12W1 においては、
以下に述べる図34の制御ルーチンが実行される。ワー
クステーション12W1 では、ワードプロセッサ等のア
プリケーションソフトからの印刷処理依頼の有無を監視
している(図34のS100)。そして、印刷処理依頼
が有れば、アプリケーションソフトからの文書データを
印刷データD1へ変換すると共に、変換された印刷デー
タD1に関するリファレンスD2を生成する(S10
1)。なお、ここで生成された印刷データD1はワーク
ステーション12W1 内のスプール160へ蓄積され
る。そして、印刷データD1への変換及びリファレンス
D2の生成が終了すると、LAN10を介してリファレ
ンスD2をサーバ14へ送信することにより、該リファ
レンスD2を用いた印刷要求をサーバ14に対し行う
(S102)。このリファレンスD2は、印刷データD
1よりもデータ量が少ないので、印刷要求時の通信トラ
フィック量が従来よりも削減されるという利点がある。
【0212】このようなリファレンスD2を用いた印刷
要求を行った後、サーバ14からの指示を待つ(S10
3)。サーバ14から指示が通知されると、その指示内
容を解析する(S104)。解析した結果、指示内容が
印刷データD1の送信である場合(図11のルート2、
5、6の場合)、印刷データD1を送信するべき送信先
の情報を上記指示内容より入手し(S106)、スプー
ル160に蓄積していた印刷データD1を前記入手した
送信先へ送信する(S107)。
【0213】一方、指示内容を解析した結果、指示内容
が資源データD3の送信である場合(図31のルート1
4の場合)、資源データD3を送信するべき送信先プリ
ンタの情報を上記指示内容より入手し(S109)、ス
プール160に蓄積していた資源データD3を前記入手
した送信先プリンタへ送信する(S110)。
【0214】サーバ14からの指示内容が印刷データD
1の送信でも資源データD3の送信でもない場合(例え
ば、スプール160に蓄積した印刷データD1をサーバ
14またはプリンタ16P1 が獲得する場合(=図11
のルート1、3、4の場合)や、スプール160に蓄積
した資源データD3をプリンタ16P1 が獲得する場合
(=図31のルート13の場合)、ワークステーション
12W1 はその時点で印刷ジョブを解放し、S100へ
戻り新たな印刷処理依頼を待つ。
【0215】次に、サーバ14において実行される制御
ルーチンを説明する。サーバ14では、図35のデータ
受信制御処理、図36のリファレンス処理、図41の処
理待ちジョブの実行制御処理、図42の時刻指定ジョブ
の実行制御処理の4つの処理が並行して実行される。そ
の処理形態は、サーバ14に設けられたCPUが微小な
時間毎に上記各処理を切り替えながら実行する形態(タ
イムシェアリング方式)でも良いし、サーバ14に設け
られた4つのCPUで上記処理を1つずつ分担して実行
する形態でも良い。
【0216】以下、上記4つの処理を順に説明する。
【0217】図35のデータ受信制御処理のS220で
は、ネットワークN1を介して接続された装置(ワーク
ステーション12W1 、12W2 、12W3 、12W4
又はプリンタ16P1 、16P2 、16P3 、16
4 )からのデータの受信有無を監視する。S220で
データの受信を検知した場合は、次のS221、S22
5にて、受信したデータ(受信データ)がリファレンス
D2、印刷データD1、資源データD3の何れであるか
を判定する。
【0218】受信データがリファレンスD2であれば、
S222へ進み、受信したリファレンスD2での印刷処
理要求(ジョブ)に対して、ジョブの識別情報となるジ
ョブIDを採番する。このとき、サーバ14が管理する
ジョブの中でユニークなIDを採番する。次のS223
では、受信したリファレンスD2に対し、図25のスプ
ール250に蓄積するためのリファレンス識別子を割り
当て、該受信したリファレンスD2のジョブIDと上記
割り当てたリファレンス識別子とを図45のリファレン
ス処理テーブルに登録する。この登録後、次のS224
では、受信したリファレンスD2を、リファレンス識別
子をキーとしてスプール250に蓄積する。この蓄積が
完了すると、S220へ戻り、新たな受信チェックを行
う。受信データが印刷データD1であれば、S226へ
進み、受信した印刷データD1をスプール250に蓄積
する。この蓄積が完了すると、S220へ戻り、新たな
受信チェックを行う。
【0219】受信データが資源データD3であれば、S
227へ進み、受信した資源データD3をスプール25
0に蓄積する。この蓄積が完了すると、S220へ戻
り、新たな受信チェックを行う。
【0220】以上のデータ受信制御処理により、サーバ
14が受信したリファレンスD2、印刷データD1、資
源データD3がスプール250に蓄積される。
【0221】次に、図36のリファレンス処理を説明す
る。図36のS230では、図45のリファレンス処理
テーブルを監視し、処理すべきジョブ情報が登録されて
いるか否かをチェックする。ここで、処理すべきジョブ
情報が登録されておれば、S231へ進み、リファレン
ス処理テーブルの先頭にあるジョブ情報を取り出し、取
り出したジョブ情報に含まれるリファレンス識別子をキ
ーとして、該ジョブ情報に対応するリファレンスD2を
スプール250から取り出す。
【0222】次のS232では、第1実施形態で説明し
た図20の出力プリンタ抽出処理のサブルーチンを実行
する。この出力プリンタ抽出処理により、プリンタ性能
が印刷条件に適合したプリンタが抽出され、抽出された
プリンタの通信機能と印刷要求を行ったワークステーシ
ョンの通信機能とが抽出プリンタテーブルに設定され
る。
【0223】次のS233では、後述する図37のデー
タ転送経路パターン及びプリンタ選定処理のサブルーチ
ンを実行することで、印刷データD1の転送経路、資源
データD3の転送経路及びプリンタを決定する。
【0224】次のS234では、後述する図39のデー
タ転送経路パターンの通知処理のサブルーチンを実行す
ることで、印刷データD1の転送経路及び資源データD
3の転送経路の通知を行う。
【0225】次のS235では、処理対象ジョブのリフ
ァレンスD2のジョブ属性に含まれるスケジュール情報
の内容より、該処理対象ジョブが時刻指定されているか
否かを判定する。処理対象ジョブが時刻指定されていな
ければ、S236へ進み、図46の出力処理テーブル
に、処理対象ジョブのジョブ名、印刷データを作成した
ワークステーションの識別情報、印刷処理を行うプリン
タの識別情報、印刷データの転送経路情報、ジョブI
D、及び資源データの転送経路情報を登録する。
【0226】処理対象ジョブが時刻指定されている場合
は、S237へ進み、印刷データの転送経路がルート3
又はルート4(サーバがワークステーションから印刷デ
ータを獲得する経路)であるか否かを判定する。ここ
で、印刷データの転送経路がルート3又はルート4でな
ければ、S239へ進み、印刷データの転送経路がルー
ト3又はルート4であれば、S238にてワークステー
ション12W1 から印刷データを獲得してスプール25
0に保存した後、S239へ進む。
【0227】S239では、後述する図40の時刻指定
処理テーブル登録処理のサブルーチンを実行すること
で、図47の時刻指定処理テーブルに、処理対象ジョブ
の処理開始時刻、ジョブ名、印刷データを作成したワー
クステーションの識別情報、印刷処理を行うプリンタの
識別情報、印刷データの転送経路情報、ジョブID、及
び資源データの転送経路情報を登録する。
【0228】次に、図36のリファレンス処理の中で実
行される各サブルーチンを説明する。S232の出力プ
リンタ抽出処理(図20)は第1実施形態と同様である
ので、説明を省略する。
【0229】S233で実行される図37のデータ転送
経路パターン及びプリンタ選定処理は、第1実施形態で
説明した図22の処理ルーチンとほぼ同様であるが、S
604又はS613で印刷データの転送経路パターンを
決定した後、S614へ進み、図38の資源データ転送
経路決定処理のサブルーチンを実行する点が異なる。以
下、この図38の資源データ転送経路決定処理について
説明する。
【0230】図38のS700では、図37のS604
又はS613で決定した印刷データの転送経路パターン
を読み込み、次のS701では、図28のリファレンス
D2に含まれる印刷資源情報91のリソース情報より、
印刷処理で用いられる資源データの所在情報を読み込
む。
【0231】次のS702では、上記S700で読み込
んだ印刷データの転送経路パターンがルート1、3、5
(即ち、プリンタが印刷データを獲得する経路パター
ン)の何れかであるか否かを判定する。
【0232】印刷データの転送経路パターンがルート
1、3、5の何れかであれば、以下のようにして資源デ
ータの転送経路パターンを、プリンタが資源データを獲
得する経路パターンの何れかに決定する。なお、ここで
は、印刷処理で用いられる資源データが複数存在するケ
ースも想定し、資源データに対し個別に転送経路パター
ンを決定する例を説明する。
【0233】即ち、S703、S704において、上記
S701で読み込んだ資源データの所在情報に基づい
て、対象の資源データの所在場所を判別する。該対象の
資源データが資源管理サーバ15にある(資源管理サー
バ15により保管されている)場合は、S703で肯定
判定され、S707へ進み、資源データの転送経路をル
ート11(資源管理サーバ←プリンタ)に決定する。ま
た、対象の資源データがワークステーション12W1
ある(ワークステーション12W1 により保管されてい
る)場合は、S704で肯定判定され、S705へ進
み、資源データの転送経路をルート13(ワークステー
ション←プリンタ)に決定する。また、対象の資源デー
タがサーバ14にある(サーバ14により保管されてい
る)場合は、S704で否定判定され、S706へ進
み、資源データの転送経路をルート15(サーバ←プリ
ンタ)に決定する。以後、上記S703〜S707の処
理を、印刷処理で用いられる他の資源データについて、
1つずつ順に実行していく。そして、印刷処理で用いら
れる全ての資源データについてS703〜S707の処
理が完了すると、図38の処理を終了する。
【0234】一方、S702で印刷データの転送経路パ
ターンがルート1、3、5の何れでもないと判定されれ
ば、以下のようにして資源データの転送経路パターン
を、プリンタへ資源データを送信する経路パターンの何
れかに決定する。
【0235】即ち、S709、S710において、上記
S701で読み込んだ資源データの所在情報に基づい
て、対象の資源データの所在場所を判別する。該対象の
資源データが資源管理サーバ15にある(資源管理サー
バ15により保管されている)場合は、S709で肯定
判定され、S712へ進み、資源データの転送経路をル
ート12(資源管理サーバ→プリンタ)に決定する。ま
た、対象の資源データがワークステーション12W1
ある(ワークステーション12W1 により保管されてい
る)場合は、S710で肯定判定され、S713へ進
み、資源データの転送経路をルート14(ワークステー
ション→プリンタ)に決定する。また、対象の資源デー
タがサーバ14にある(サーバ14により保管されてい
る)場合は、S710で否定判定され、S711へ進
み、資源データの転送経路をルート16(サーバ→プリ
ンタ)に決定する。以後、上記S709〜S713の処
理を、印刷処理で用いられる他の資源データについて、
1つずつ順に実行していく。そして、印刷処理で用いら
れる全ての資源データについてS709〜S713の処
理が完了すると、図38の処理を終了する。
【0236】以上のような図38の資源データ転送経路
決定処理を含んだ図37のデータ転送経路パターン及び
プリンタ選定処理によって、印刷データD1の転送経
路、資源データD3の転送経路及びプリンタが決定され
る。
【0237】次に、図36のS234で実行される図3
9のデータ転送経路パターン通知処理を説明する。図3
9のS240では、リファレンスD2の印刷資源情報9
1に定義された各種資源を保管している装置(例えば、
資源管理サーバ15)に対して、S233のデータ転送
経路パターン及びプリンタ選定処理(図37)によって
決定された資源データの転送経路パターン及び転送する
べき資源データ名(資源データの識別情報)を通知す
る。
【0238】次のS241では、図28のリファレンス
D2のジョブ属性92に含まれるスケジュール情報を参
照し、処理開始時刻が指定されているか否かを判定す
る。処理開始時刻が指定されていなければ、S242へ
進み、印刷処理の要求を行っているワークステーション
12W1 及び決定されたプリンタ(例えば、プリンタ1
6P1 )に、決定された印刷データの転送経路パターン
を通知してリターンする。
【0239】一方、処理開始時刻が指定されている場合
は、S243へ進み、印刷データの転送経路パターンが
ルート1又はルート2(即ち、サーバ14を経由せずに
ワークステーションとプリンタとの間で印刷データを直
接やりとりする経路)であるか否かを判定する。ここ
で、印刷データの転送経路パターンがルート1又はルー
ト2であれば、ワークステーション12W1 に対する印
刷データの転送経路パターンの通知を行わずにリターン
する。また、印刷データの転送経路パターンがルート1
又はルート2でない場合は、S244へ進み、ワークス
テーション12W 1 のみに対して、決定された印刷デー
タの転送経路パターンを通知してリターンする。
【0240】次に、図36のS239で実行される図4
0の時刻指定処理テーブル登録処理を説明する。図40
のS250では、図47に示す時刻指定処理テーブルに
登録するべき、開始時刻が指定されたジョブの情報を表
すレコードを生成し、次のS251では、生成したレコ
ードを時刻指定処理テーブルに登録する。
【0241】次のS252では、時刻指定処理テーブル
に記憶された全てのレコードを開始時刻の早い順に並べ
替え、次のS253では、並べ替え後の先頭レコードに
表されたジョブ(先頭ジョブ)に対し、タイマー設定済
であるか否かを判定する。ここで、タイマー設定済であ
る場合のみ、S254でタイマーをリセットする。そし
て、次のS255では、先頭ジョブに対し処理開始時刻
のタイマーをセットする。
【0242】次のS256では、先頭ジョブに関する資
源データ転送経路がルート16(サーバがプリンタに資
源データを送信する経路)であるか否かを判定し、資源
データ転送経路がルート16であれば、S257にて処
理開始時刻になる前に資源データを決定されたプリンタ
に送信して、リターンする。
【0243】以上説明した図37〜図40のサブルーチ
ンを含む図36のリファレンス処理により、印刷データ
D1の転送経路、資源データD3の転送経路及びプリン
タの決定・通知が行われ、時刻指定ジョブについては時
刻指定処理テーブルへのジョブ情報の登録が、時刻指定
ジョブ以外のジョブについては出力処理テーブルへのジ
ョブ情報の登録が、それぞれ行われる。
【0244】次に、図41に示す処理待ちジョブの実行
制御処理を説明する。図41のS260では、図46の
出力処理テーブルに処理待ちジョブがあるか否かをチェ
ックしている。ここで、出力処理テーブルに処理待ちジ
ョブがあれば、S261へ進み、出力処理テーブルより
FIFO(ファーストイン・ファーストアウト方式)で
ジョブ情報を読み込む。
【0245】次のS262では、読み込んだジョブ情報
で印刷データ転送経路がルート3又はルート4(サーバ
がワークステーションから印刷データを獲得する経路)
であるか否かを判定する。印刷データ転送経路がルート
3又はルート4であれば、S263へ進み、ワークステ
ーション12W1 から印刷データを獲得し図25のスプ
ール250に蓄積する。そして、次のS264では印刷
データ転送経路がルート4であるか否(ルート3であ
る)かを判定し、印刷データ転送経路がルート4であれ
ばS265へ進み、印刷データ転送経路がルート3であ
れば、サーバ14から印刷データを転送する必要が無い
ので、後述するS267へ進む。
【0246】印刷データ転送経路がルート4である場合
及び印刷データ転送経路がルート1、2、5、6の何れ
かである場合に進むS265では、印刷データD1がス
プール250に蓄積完了するのを待ち、蓄積完了した時
点でS266へ進み、スプール250に蓄積された印刷
データD1を、読み込んだジョブ情報に設定された転送
先(例えばプリンタ16P1 )へ転送する。
【0247】次のS267では、S261で読み込んだ
ジョブ情報に設定された資源データの転送経路がルート
16(サーバがプリンタへ資源データを転送する経路)
であるか否かを判定し、資源データの転送経路がルート
16であれば、S268へ進み、資源データを転送先
(例えばプリンタ16P1 )へ転送する。
【0248】資源データを転送した後又は資源データの
転送経路がルート16以外であれば、S260へ戻り、
新たな処理待ちジョブの有無をチェックする。
【0249】以上の処理待ちジョブの実行制御処理によ
って、出力処理テーブルに登録されたジョブ情報が順に
読み出され、該ジョブ情報に基づいて印刷データの獲得
・転送、資源データの転送が行われる。
【0250】次に、図42に示す時刻指定ジョブの実行
制御処理を説明する。図42のS270では、図47の
時刻指定処理テーブルに登録された時刻指定ジョブの処
理開始タイマー割り込みを検出したか否かを判定する。
処理開始タイマー割り込みを検出した場合は、S271
へ進み、時刻指定処理テーブルの先頭に配置された時刻
指定ジョブ情報を時刻指定処理テーブルから抜き取る。
即ち、時刻指定処理テーブルから先頭の時刻指定ジョブ
情報を取り出し、該先頭の時刻指定ジョブ情報を時刻指
定処理テーブルから削除する。
【0251】次のS272では、抜き取り後に時刻指定
処理テーブルに記憶された全てのレコードを開始時刻の
早い順に並べ替え、次のS273では、並べ替え後の先
頭レコードに表されたジョブ(先頭ジョブ)に対し、処
理開始時刻のタイマーをセットする。
【0252】次のS274では、S271で抜き取った
時刻指定ジョブ情報に含まれる印刷データ転送経路がル
ート4又はルート6(サーバがプリンタに印刷データを
転送する経路)であるか否かを判定する。ここで、印刷
データ転送経路がルート4又はルート6であれば、S2
76へ進み、スプール250に蓄積された印刷データD
1を転送先(例えばプリンタ16P1 )へ転送する。一
方、印刷データ転送経路がルート4、6以外であれば、
S275へ進み、印刷データ転送経路の通知を行う。
【0253】以後、S270へ戻り、新たな時刻指定ジ
ョブの処理開始タイマー割り込みの検出を行う。
【0254】以上の時刻指定ジョブの実行制御処理によ
って、時刻指定処理テーブルに登録されたジョブ情報が
順に読み出され、該ジョブ情報に基づいて印刷データの
転送又は印刷データ転送経路の通知が行われる。
【0255】次に、図43を用いて、資源管理サーバ1
5において実行される通信制御処理を説明する。図43
のS801、S802では、それぞれ資源データの受信
チェック、資源データ転送経路の受信チェックを行って
いる。資源データの受信が検知されると、S803へ進
み、資源データを受信し、受信された資源データを図2
5のスプール250に蓄積する。
【0256】一方、資源データ転送経路の受信が検知さ
れると、S804へ進み、該資源データ転送経路がルー
ト12(資源管理サーバがプリンタに資源データを転送
する経路)であるか否かを判定する。資源データ転送経
路がルート12であれば、S805へ進み、資源データ
の転送先(例えばプリンタ16P1 )の情報を入手し、
次のS806で資源データを転送先(例えばプリンタ1
6P1 )へ転送する。なお、資源データ転送経路がルー
ト12以外であれば、資源管理サーバ15から資源デー
タを転送する必要が無いので、S801へ戻り、資源デ
ータの受信チェックを継続する。
【0257】次に、図44を用いて、プリンタ16P1
において実行される通信制御処理を説明する。図44の
S300、S302では、それぞれ印刷データ又は資源
データの受信チェック、サーバ14からのデータ獲得指
示の受信チェックを行っている。印刷データ又は資源デ
ータの受信が検知されると、S301へ進み、印刷デー
タ又は資源データを受信し、図26のスプール350へ
の受信された印刷データの蓄積又は資源スプール380
への受信された資源データの蓄積を行う。
【0258】一方、サーバ14からのデータ獲得指示の
受信が検知されると、S303へ進み、該データ獲得指
示の内容から印刷データ又は資源データの獲得先の情報
を入手する。次のS304では、獲得するべきデータが
資源データであるか否か(印刷データであるか)を判別
する。
【0259】獲得するべきデータが資源データである場
合はS305へ進み、資源データの獲得先から資源デー
タを獲得し、獲得した資源データを資源スプール380
へ蓄積する。即ち、資源データ転送経路がルート11で
ある場合は、資源管理サーバ15から資源データを獲得
し、資源データ転送経路がルート13である場合は、ワ
ークステーション12W1 から資源データを獲得し、資
源データ転送経路がルート15である場合は、サーバ1
4から資源データを獲得する。
【0260】また、獲得するべきデータが印刷データで
ある場合はS306へ進み、印刷データの獲得先から印
刷データを獲得し、獲得した印刷データをスプール35
0へ蓄積する。即ち、印刷データ転送経路がルート1で
ある場合は、ワークステーション12W1 から印刷デー
タを獲得し、印刷データ転送経路がルート3又はルート
5である場合は、サーバ14から印刷データを獲得す
る。
【0261】このように印刷データや資源データを獲得
する機能を有するプリンタを用いれば、サーバが印刷デ
ータの配布を、サーバ又は資源管理サーバが資源データ
の配布を、それぞれ制御する必要が無くなり、サーバや
資源管理サーバの処理負荷が軽減される、という利点が
有る。
【0262】次のS307では、印刷処理すべき印刷デ
ータD1がスプール350に蓄積され、該印刷処理で用
いられる全ての資源データD3が資源スプール380に
蓄積されて、印刷処理を開始できる状態になったか否か
を判定する。未だ蓄積されていない印刷データD1や資
源データD3があり印刷処理を開始できる状態になって
いない場合は、S300へ戻り、未蓄積分の印刷データ
D1や資源データD3の受信を待つ。
【0263】また、印刷処理を開始できる状態になって
おれば、S308へ進み、蓄積された資源データD3を
用いて印刷データD1の印刷処理を行う。印刷処理の完
了後は、S300へ戻り、新たな印刷データD1や資源
データD3の受信を待つ。
【0264】以上説明した第2実施形態によれば、サー
バでは、リファレンスD2を用いたワークステーション
からの印刷処理要求を受けて、適正なプリンタ、印刷デ
ータの転送経路及び資源データの転送経路を決定する。
そして、前述したワークステーション、サーバ、資源管
理サーバ、プリンタの各々における制御処理ルーチンに
より、上記適正な印刷データの転送経路及び資源データ
の転送経路に基づく印刷データの印刷処理を実現するこ
とができる。
【0265】また、資源データと印刷データとを分離し
て転送させることで、一度に転送されるデータ量を減ら
し、ネットワーク上のトラフィック量の集中を回避する
ことができる。また、リファレンスD2の内容に従い、
印刷処理を行うプリンタへ資源データを円滑に転送する
ことができるので、最新の資源データを印刷処理で用い
ることができ、印刷処理で古い資源データが用いられる
といった不都合を回避することができる。
【0266】また、時刻指定ジョブについては、事前に
プリンタに資源データを蓄積しておくことができ、処理
開始時刻に転送されるデータ量を減らすことができ、処
理開始時刻でのプリンタによる印刷処理を円滑に開始さ
せることができる。
【0267】なお、上記第1、第2実施形態の作用で
は、ワークステーション12W1 で印刷データD1を生
成し、該印刷データD1の印刷処理要求をサーバ14に
対して行うケースを想定して説明したが、1つのネット
ワーク内に限定されず、ネットワークを介して接続され
た全てのワークステーション、サーバ、資源管理サー
バ、プリンタ間で上記と同様の通信制御処理を実現する
ことができる。
【0268】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
端末装置が印刷データを含まない印刷処理内容情報を用
いてサーバに印刷データの印刷処理を要求し、サーバが
該印刷処理内容情報に基づいて適正な転送経路及び適正
な画像形成装置を決定し、印刷データが前記決定された
転送経路に従って、前記決定された画像形成装置へ転送
されるので、印刷データの円滑な転送及び適正な画像形
成装置による印刷処理を実現することができる。
【0269】特に、請求項3、4に記載の発明によれ
ば、資源データと印刷データとをそれぞれ独立して、適
正な画像形成装置へ適正な転送経路で転送できるので、
一度に転送されるデータ量を減らしネットワーク上のト
ラフィック量の集中を回避することができると共に、最
新の資源データを印刷処理で用いることができる(即
ち、印刷処理で古い資源データが用いられるといった不
都合を回避することができる)。
【0270】また、請求項17記載の発明によれば、印
刷データよりもデータ量が少ない印刷処理内容情報を用
いてサーバに印刷処理を要求することで、要求時に端末
装置からサーバへ転送されるデータ量が従来よりも減少
するので、ネットワークシステム上のトラフィック量を
削減することができると共に、サーバで蓄積するべきデ
ータ量も減少するので、サーバでは特に磁気ディスク装
置等の増設を必要とせずコスト低減を図ることができ
る。
【0271】また、請求項18、19に記載の発明によ
れば、印刷データでなく印刷処理内容情報を用いた印刷
処理要求を行うことができる。
【0272】また、請求項20、21に記載の発明によ
れば、印刷処理内容情報を用いた端末装置からの印刷処
理要求を受けて、適正な画像形成装置及び適正な転送経
路を決定し、決定した転送経路に基づく印刷データの転
送を実現することができる。
【0273】また、請求項22記載の発明によれば、資
源データ及び印刷データの各々を順次画像形成装置に転
送するので一度にネットワーク上を転送されるデータ量
を減らすことができると共に、処理開始時刻での画像形
成装置による印刷処理を円滑に開始させることができ
る。
【0274】また、請求項23記載の発明によれば、画
像形成装置が資源データを獲得することができるので、
サーバや資源管理サーバが資源データの配布を制御する
必要が無くなり、サーバや資源管理サーバの処理負荷が
軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるネットワークシステムの
全体構成図である。
【図2】第1、第2実施形態におけるワークステーショ
ンの構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態におけるサーバの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】第1実施形態におけるプリンタの構成を示すブ
ロック図である。
【図5】第1実施形態におけるサーバで管理する装置情
報テーブルの一例を示す表である。
【図6】サーバで管理するプリンタ性能情報テーブルの
一例を示す表である。
【図7】リファレンスの構造を示す概念図である。
【図8】第1実施形態におけるリファレンスの詳細情報
の一例を示す表である。
【図9】第1実施形態におけるプリントの流れを示す概
念図である。
【図10】印刷データ通信ルートを示す概念図である。
【図11】印刷データ転送経路パターンの一覧表であ
る。
【図12】印刷データ転送経路に関する優先順位を示す
表である。
【図13】ワークステーションとプリンタの通信機能マ
トリックス表である。
【図14】リファレンスの送信装置と受信装置のマトリ
ックス表である。
【図15】印刷データの送信装置と受信装置のマトリッ
クス表である
【図16】印刷データの獲得装置と提供装置のマトリッ
クス表である。
【図17】第1実施形態のワークステーションにおいて
実行される通信制御処理ルーチンを示す流れ図である。
【図18】第1実施形態のサーバにおいて実行される通
信制御処理ルーチンを示す流れ図である。
【図19】第1実施形態のプリンタにおいて実行される
通信制御処理ルーチンを示す流れ図である。
【図20】出力プリンタ抽出処理のサブルーチンを示す
流れ図である。
【図21】プリント条件チェック処理のサブルーチンを
示す流れ図である。
【図22】第1実施形態におけるデータ転送経路パター
ン及びプリンタ選定処理のサブルーチンを示す流れ図で
ある。
【図23】図13の通信機能マトリックス別のデータ転
送経路を示す表である。
【図24】第2実施形態におけるネットワークシステム
の全体構成図である。
【図25】第2実施形態におけるサーバの構成を示すブ
ロック図である。
【図26】第2実施形態におけるプリンタの構成を示す
ブロック図である。
【図27】第2実施形態におけるサーバで管理する装置
情報テーブルの一例を示す表である。
【図28】第2実施形態におけるリファレンスの詳細情
報の一例を示す表である。
【図29】第2実施形態におけるプリントの流れを示す
概念図である。
【図30】資源データ通信ルートを示す概念図である。
【図31】資源データ転送経路パターンの一覧表であ
る。
【図32】資源データの送信装置と受信装置のマトリッ
クス表である
【図33】資源データの獲得装置と提供装置のマトリッ
クス表である。
【図34】第2実施形態のワークステーションにおいて
実行される通信制御処理ルーチンを示す流れ図である。
【図35】第2実施形態のサーバにおいて実行されるデ
ータ受信制御処理ルーチンを示す流れ図である。
【図36】第2実施形態のサーバにおいて実行されるリ
ファレンス処理ルーチンを示す流れ図である。
【図37】第2実施形態におけるデータ転送経路パター
ン及びプリンタ選定処理のサブルーチンを示す流れ図で
ある。
【図38】資源データ転送経路決定処理のサブルーチン
を示す流れ図である。
【図39】データ転送経路パターン通知処理のサブルー
チンを示す流れ図である。
【図40】時刻指定処理テーブル登録処理のサブルーチ
ンを示す流れ図である。
【図41】第2実施形態のサーバにおいて実行される処
理待ちジョブの実行制御処理ルーチンを示す流れ図であ
る。
【図42】第2実施形態のサーバにおいて実行される時
刻指定ジョブの実行制御処理ルーチンを示す流れ図であ
る。
【図43】第2実施形態の資源管理サーバにおいて実行
される通信制御処理ルーチンを示す流れ図である。
【図44】第2実施形態のプリンタにおいて実行される
通信制御処理ルーチンを示す流れ図である。
【図45】リファレンス処理テーブルの一例を示す表で
ある。
【図46】出力処理テーブルの一例を示す表である。
【図47】時刻指定処理テーブルの一例を示す表であ
る。
【符号の説明】
10、20 LAN 12W1 、12W2 、12W3 、12W4 ワークステ
ーション 14、24 サーバ 15、25 資源管理サーバ 16P1 、16P2 、16P3 、16P4 プリンタ 22W1 、22W2 、22W3 、22W4 ワークステ
ーション 26P1 、26P2 、26P3 、26P4 プリンタ D1 印刷データ D2 リファレンス D3 資源データ 91 印刷資源情報 92 ジョブ属性情報 93 印刷属性情報 110 データ生成部 220 装置情報管理部 240 印刷管理部 241 スケジュール制御部 243 プリンタ選出部 244 データ転送経路決定部 340 印刷処理部 370 印刷制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/16 380 G06F 15/16 380D

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを生成する少なくとも1つの
    端末装置、前記印刷データに基づいて印刷処理を実行す
    る少なくとも1つの画像形成装置、及び該画像形成装置
    を管理するサーバを含んで構成されたネットワークシス
    テムであって、 前記端末装置は、 印刷データの生成時に、前記印刷処理の内容を表す印刷
    処理内容情報を生成する情報生成手段と、 前記情報生成手段により生成された印刷処理内容情報を
    前記サーバへ送信することで該サーバに前記印刷データ
    の印刷処理を要求する印刷処理要求手段と、 を有し、 前記サーバは、 前記端末装置から受信した印刷処理内容情報に基づい
    て、印刷処理を実行させる画像形成装置及び該画像形成
    装置への印刷データの転送経路を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された転送経路に従って印刷デ
    ータが前記画像形成装置へ転送されるよう制御する制御
    手段と、 を有するネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記印刷処理内容情報は、印刷データの
    所在情報を含む印刷資源情報、前記ネットワークシステ
    ムにおける印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属性情
    報、及び前記画像形成装置における印刷処理の実行制御
    情報を表す印刷属性情報を含んで構成されていることを
    特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 印刷データを生成する少なくとも1つの
    端末装置、前記印刷データに基づいて印刷処理を実行す
    る少なくとも1つの画像形成装置、前記印刷データとは
    異なり印刷処理で汎用的に用いられる電子帳票データ及
    びロゴデータを含む資源データを管理する資源管理サー
    バ、及び該画像形成装置を管理するサーバを含んで構成
    されたネットワークシステムであって、 前記端末装置は、 印刷データの生成時に、前記印刷処理の内容を表す印刷
    処理内容情報を生成する情報生成手段と、 前記情報生成手段により生成された印刷処理内容情報を
    前記サーバへ送信することで該サーバに前記印刷データ
    の印刷処理を要求する印刷処理要求手段と、 を有し、 前記サーバは、 前記端末装置から受信した印刷処理内容情報に基づい
    て、印刷処理を実行させる画像形成装置、該画像形成装
    置への資源データの転送経路、及び該画像形成装置への
    印刷データの転送経路を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された印刷データの転送経路に
    従って印刷データが前記画像形成装置へ転送され前記決
    定した資源データの転送経路に従って資源データが前記
    画像形成装置へ転送されるよう制御する制御手段と、 を有するネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記印刷処理内容情報は、印刷データの
    所在情報と印刷処理で用いられる資源データの所在情報
    とを含む印刷資源情報、前記ネットワークシステムにお
    ける印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属性情報、及
    び前記画像形成装置における印刷処理の実行制御情報を
    表す印刷属性情報を含んで構成されていることを特徴と
    する請求項3記載のネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記サーバは、前記画像形成装置毎の性
    能情報を記憶した画像形成装置性能情報記憶部をさらに
    有し、 前記決定手段は、前記印刷処理内容情報に含まれる印刷
    属性情報と前記画像形成装置毎の性能情報とに基づい
    て、印刷処理の実行に適した画像形成装置を決定するこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項4に記載のネットワ
    ークシステム。
  6. 【請求項6】 前記サーバは、前記端末装置毎の性能情
    報を記憶した端末装置性能情報記憶部をさらに有し、 前記決定手段は、前記印刷属性情報、前記画像形成装置
    毎の性能情報、及び印刷処理内容情報を送信した端末装
    置の性能情報に基づいて、印刷処理の実行に適した画像
    形成装置を決定することを特徴とする請求項5記載のネ
    ットワークシステム。
  7. 【請求項7】 前記決定手段は、決定した画像形成装置
    と前記印刷処理内容情報に含まれるジョブ属性情報とに
    基づいて、前記画像形成装置への印刷データの転送経路
    を決定することを特徴とする請求項5又は請求項6に記
    載のネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 前記サーバは、前記画像形成装置毎の性
    能情報を記憶した画像形成装置性能情報記憶部をさらに
    有し、 前記決定手段は、決定した画像形成装置と前記印刷処理
    内容情報に含まれる印刷資源情報とに基づいて、前記画
    像形成装置への資源データの転送経路を決定することを
    特徴とする請求項4記載のネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 前記決定された印刷データの転送経路
    が、端末装置が画像形成装置に印刷データを直接転送す
    る経路である場合、前記制御手段は、決定した画像形成
    装置及び印刷データの転送経路を前記端末装置に通知し
    て、該端末装置により前記画像形成装置へ印刷データを
    転送させることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何
    れか1項に記載のネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 前記決定された印刷データの転送経路
    が、画像形成装置が端末装置から印刷データを直接獲得
    する経路である場合、前記制御手段は、決定した画像形
    成装置に前記印刷データの転送経路を通知して、該画像
    形成装置により前記端末装置から印刷データを獲得させ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項
    に記載のネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 前記決定された印刷データの転送経路
    が、印刷データを端末装置からサーバへ転送し画像形成
    装置が前記転送された印刷データをサーバから獲得する
    経路である場合、前記制御手段は、決定した画像形成装
    置及び端末装置に前記印刷データの転送経路を通知し
    て、前記端末装置により印刷データをサーバへ転送さ
    せ、前記画像形成装置により該印刷データをサーバから
    獲得させることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何
    れか1項に記載のネットワークシステム。
  12. 【請求項12】 前記決定された印刷データの転送経路
    が、サーバが端末装置から印刷データを獲得し該獲得し
    た印刷データを画像形成装置へ転送する経路である場
    合、前記制御手段は、決定した画像形成装置及び端末装
    置に前記印刷データの転送経路を通知して、前記端末装
    置から印刷データを獲得し該印刷データを前記画像形成
    装置へ転送することを特徴とする請求項1乃至請求項8
    の何れか1項に記載のネットワークシステム。
  13. 【請求項13】 前記決定された印刷データの転送経路
    が、サーバが端末装置から印刷データを獲得し画像形成
    装置が前記獲得した印刷データをサーバから獲得する経
    路である場合、前記制御手段は、決定した画像形成装置
    及び端末装置に前記印刷データの転送経路を通知して、
    前記端末装置から印刷データを獲得し、前記画像形成装
    置により該印刷データをサーバから獲得させることを特
    徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のネ
    ットワークシステム。
  14. 【請求項14】 前記決定された印刷データの転送経路
    が、端末装置が印刷データをサーバへ転送しサーバが該
    印刷データを画像形成装置へ転送する経路である場合、
    前記制御手段は、決定した画像形成装置及び端末装置に
    前記印刷データの転送経路を通知して、該端末装置によ
    り印刷データをサーバへ転送させ該印刷データを前記画
    像形成装置へ転送することを特徴とする請求項1乃至請
    求項8の何れか1項に記載のネットワークシステム。
  15. 【請求項15】 前記決定された資源データの転送経路
    が、資源管理サーバが資源データを画像形成装置に転送
    する経路である場合、前記制御手段は、決定した画像形
    成装置及び資源管理サーバに前記資源データの転送経路
    を通知して、該資源管理サーバにより前記画像形成装置
    へ資源データを転送させることを特徴とする請求項8記
    載のネットワークシステム。
  16. 【請求項16】 前記決定された資源データの転送経路
    が、画像形成装置が資源データを資源管理サーバから獲
    得する経路である場合、前記制御手段は、決定した画像
    形成装置に前記資源データの転送経路を通知して、該画
    像形成装置により前記資源管理サーバから資源データを
    獲得させることを特徴とする請求項8記載のネットワー
    クシステム。
  17. 【請求項17】 前記印刷処理内容情報は、前記印刷デ
    ータよりもデータ量が少ないことを特徴とする請求項1
    乃至請求項16の何れか1項に記載のネットワークシス
    テム。
  18. 【請求項18】 印刷データに基づいて印刷処理を実行
    する少なくとも1つの画像形成装置及び該画像形成装置
    を管理するサーバと共にネットワークシステムを構成す
    る端末装置であって、 印刷処理される印刷データを生成する印刷データ生成手
    段と、 前記印刷データ生成手段により生成された印刷データの
    所在情報を含む印刷資源情報、前記ネットワークシステ
    ムにおける印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属性情
    報、及び前記画像形成装置における印刷処理の実行制御
    情報を表す印刷属性情報を含んで構成された印刷処理内
    容情報を生成する情報生成手段と、 前記情報生成手段により生成された印刷処理内容情報を
    前記サーバへ送信することで該サーバに前記印刷データ
    の印刷処理を要求する印刷処理要求手段と、 を有する端末装置。
  19. 【請求項19】 印刷データに基づいて印刷処理を実行
    する少なくとも1つの画像形成装置、前記印刷データと
    は異なり印刷処理で汎用的に用いられる電子帳票データ
    及びロゴデータを含む資源データを管理する資源管理サ
    ーバ、及び該画像形成装置を管理するサーバと共にネッ
    トワークシステムを構成する端末装置であって、 印刷処理される印刷データを生成する印刷データ生成手
    段と、 前記印刷データ生成手段により生成された印刷データの
    所在情報と印刷処理で用いられる資源データの所在情報
    とを含む印刷資源情報、前記ネットワークシステムにお
    ける印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属性情報、及
    び前記画像形成装置における印刷処理の実行制御情報を
    表す印刷属性情報を含んで構成された印刷処理内容情報
    を生成する情報生成手段と、 前記情報生成手段により生成された印刷処理内容情報を
    前記サーバへ送信することで該サーバに前記印刷データ
    の印刷処理を要求する印刷処理要求手段と、 を有する端末装置。
  20. 【請求項20】 印刷データを生成すると共に該印刷デ
    ータの所在情報を含む印刷資源情報、前記ネットワーク
    システムにおける印刷処理の実行制御情報を表すジョブ
    属性情報、及び前記画像形成装置における印刷処理の実
    行制御情報を表す印刷属性情報を含んで構成された印刷
    処理内容情報を生成する少なくとも1つの端末装置、及
    び該印刷データに基づいて印刷処理を実行する少なくと
    も1つの画像形成装置と共にネットワークシステムを構
    成し、前記画像形成装置を管理するサーバであって、 前記端末装置から受信した印刷処理内容情報に基づい
    て、印刷処理を実行させる画像形成装置及び該画像形成
    装置への印刷データの転送経路を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された印刷データの転送経路に
    従って印刷データが前記画像形成装置へ転送されるよう
    制御する制御手段と、 を有するサーバ。
  21. 【請求項21】 印刷データとは異なり印刷処理で汎用
    的に用いられる電子帳票データ及びロゴデータを含む資
    源データを管理する資源管理サーバ、印刷データを生成
    すると共に、該印刷データの所在情報と印刷処理で用い
    られる資源データの所在情報とを含む印刷資源情報、前
    記ネットワークシステムにおける印刷処理の実行制御情
    報を表すジョブ属性情報、及び前記画像形成装置におけ
    る印刷処理の実行制御情報を表す印刷属性情報を含んで
    構成された印刷処理内容情報を生成する少なくとも1つ
    の端末装置、及び該印刷データに基づいて印刷処理を実
    行する少なくとも1つの画像形成装置と共にネットワー
    クシステムを構成し、前記画像形成装置を管理するサー
    バであって、 前記端末装置から受信した印刷処理内容情報に基づい
    て、印刷処理を実行させる画像形成装置、該画像形成装
    置への印刷データの転送経路、及び該画像形成装置への
    資源データの転送経路を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された印刷データの転送経路に
    従って印刷データが前記画像形成装置へ転送され前記決
    定された資源データの転送経路に従って資源データが前
    記画像形成装置へ転送されるよう制御する制御手段と、 を有するサーバ。
  22. 【請求項22】 前記ジョブ属性情報に、処理開始時刻
    が定められた印刷処理についての前記処理開始時刻を含
    む実行制御情報が含まれる場合、前記制御手段は、前記
    処理開始時刻になる前又は前記処理開始時刻になったと
    きに、資源データ及び印刷データの各々が順次前記画像
    形成装置へ転送されるよう制御することを特徴とする請
    求項21記載のサーバ。
  23. 【請求項23】 印刷データに基づいて印刷処理を実行
    する画像形成装置であって、 印刷データとは異なり印刷処理で汎用的に用いられる電
    子帳票データ及びロゴデータを含む資源データを管理す
    る資源管理サーバ、印刷データを生成すると共に、該印
    刷データの所在情報と印刷処理で用いられる資源データ
    の所在情報とを含む印刷資源情報、前記ネットワークシ
    ステムにおける印刷処理の実行制御情報を表すジョブ属
    性情報、及び画像形成装置における印刷処理の実行制御
    情報を表す印刷属性情報を含んで構成された印刷処理内
    容情報を生成する少なくとも1つの端末装置、及び前記
    端末装置から受信した印刷処理内容情報に基づいて、印
    刷処理を実行させる画像形成装置、該画像形成装置への
    印刷データの転送経路及び該画像形成装置への資源デー
    タの転送経路を決定するサーバと共にネットワークシス
    テムを構成すると共に、 前記サーバが決定した資源データの転送経路の情報を受
    信し、該資源データの転送経路が、画像形成装置が資源
    管理サーバから資源データを獲得する経路であった場
    合、前記資源管理サーバから資源データを獲得すること
    を特徴とする画像形成装置。
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