JPH11153427A - 座標測定マシン - Google Patents

座標測定マシン

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JPH11153427A
JPH11153427A JP10231616A JP23161698A JPH11153427A JP H11153427 A JPH11153427 A JP H11153427A JP 10231616 A JP10231616 A JP 10231616A JP 23161698 A JP23161698 A JP 23161698A JP H11153427 A JPH11153427 A JP H11153427A
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JP
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cmm
image
operator
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Application number
JP10231616A
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English (en)
Inventor
H Joseph Zink
ジョセフ・エイチ・ズィンク
Paul T Schweizer
ポール・ティー・シュウェイザー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Giddings and Lewis LLC
Original Assignee
Giddings and Lewis LLC
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B21/00Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant
    • G01B21/02Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness
    • G01B21/04Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness by measuring coordinates of points

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】座標測定マシン(CMM)のソフトウェアによ
って認識されるアクティブなプローブ・チップを、三次
元のグラフィック表現で表示する。 【解決手段】コントローラは、アクティブのプローブ・
チップの情報を取得し、該情報に基づき、3次元ベクト
ル・グラフィックス・ルーチンを用いて、該チップをプ
ローブ・スタイラス104、114、126、148、
156とプローブ・シャフト102とともにモニタ上に
絵画的イメージとして表示する。イメージ100はスト
レート・プローブを、イメージ110は直角プローブ
を、イメージ120、130、140、150はモータ
付きプローブを表している。コントローラは、イメージ
120、140の視点を回転させてイメージ130、1
50として表示することも可能である。プローブ・チッ
プの絵画的表示により、オペレータのプローブ・チップ
の認識が容易となり、測定エラー発生が最小化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは、座標測定
マシン(coordinate measuring machine = CMM)などの
動作に関する。更に詳しくは、本発明は、このマシンの
アクティブ状態のプローブ・チップの状態に関して、C
MMオペレータに即時的なフィードバックを提供する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】座標測定マシンは、コンピュータ数値制
御(CNC)マシン・ツールの製品を検査し、機械加工
の後の部品の外形(feature)部分の位置をチェックす
るために、工業的な品質管理において長年用いられてい
る。CMMは、かつては、大規模な生産プラントにおい
てだけ見られる新型のツールであると考えられていた
が、構成要素の正確な測定に対する必要性が増加してい
ることは、小さな事業所でも重要な関心となっている。
従って、近年のCMMは、著しく小型化し、より入手可
能となり、平均的な事業所においても一般的に用いられ
るようになっている。
【0003】しかし、従来は、座標測定マシンの較正及
び動作は、ゆっくりとした面倒なプロセスであり、熟練
した品質管理担当者によって用いられるように設計され
ているのが一般的であった。今日でも、ほとんどのCM
Mは、一人の熟練したユーザによって動作され、あるタ
イプの1つの部品か、同じタイプの複数の部品かのどち
らかを測定するように設計されている。CMMオペレー
タは、多くの場合、所定の、又は、「実行モード」の動
作における「一定の内容の(canned)」部品プログラム
を用いて、同一の複数の部品の生産に関する公差をチェ
ックする。更に熟練したCMMオペレータは、単純な測
定を実行し基本的な検査報告を提供するための部品プロ
グラムを作成することができる。しかし、常にはCMM
を用いる必要がない小規模の事業所の技術者にとって
は、作成できるわけではない。多くの小規模な事業所で
は、これらの「ウォークアップ・ユーザ」は、2〜3の
測定を素早く行って、ツールの設定を確認することだけ
を必要とするように訓練されたCNCマシン・ツール・
オペレータ、ツールメーカなどである。ウォークアップ
・ユーザは、CMMの動作に関する広範な訓練を受けて
はおらず、このマシンの設定又は較正手順には、ほとん
ど又は全く慣れていない可能性がある。従って、ウォー
クアップ・ユーザは、測定を迅速に行いかつ部品の機械
加工に戻ることを可能にしてくれるような、単純で高速
であり、ユーザ・フレンドリなコンピュータ・インター
フェースを必要としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ほとんどのCMMは、
今日では、平均的な熟練したCMMオペレータを想定し
て設計された、かなり複雑なコンピュータ・ソフトウェ
アのユーザ・インターフェースを有している。CMMオ
ペレータはマシンの軸に対するプローブ・チップの相対
的な位置を知る必要があるので、ほとんどのソフトウェ
ア・インターフェースで、CMMオペレータは、CMM
に対する部品の向きを規定し、要求されているプローブ
・チップに対してマシンを較正し、そして、測定を実行
することが要求される。この手順は、ある生産実行のた
めにマシンを一度設定すればよいだけの一般的なCMM
オペレータにとっては充分であるが、ウォークアップ・
ユーザにとっては、これは、あまり望ましくない。
【0005】この当初の設定及び較正手順は、同じCM
Mを共有しているウォークアップ・ユーザが他にも存在
する場合には、更に面倒になる。この場合には、それぞ
れのウォークアップ・ユーザは、使用開始の前にマシン
の状態を知っている必要がある。異なるタイプの複数の
CMMプローブが、複数の異なる部品や部品の外形を測
定するのに用いられるので、ウォークアップ・ユーザ
は、現時点ではどのプローブがマシンに備え付けられて
いるか、そして、CMMを使用し始める前に、どのプロ
ーブが既に較正されたかを知らなければならない。ただ
一人の専任のユーザを有するCMMの場合とは異なり、
ウォークアップ・ユーザは、それ以前の較正に頼ること
はできない。例えば、1台のCMMを5人のウォークア
ップ・ユーザで共有している場合には、該ユーザの全員
が、それぞれのユーザが作業している部品に対して較正
されたそれぞれの好みのプローブ・チップを有している
ことがある。次のオペレータは、CMMを用いるときに
は、プローブが修正されているかをチェックしなければ
ならない、すなわち、CMM制御ソフトウェアがどのプ
ローブが現在用いられているかを知っているかどうか
を、チェックしなければならない。
【0006】実際、当業者であれば理解するだろうが、
それぞれのCMMプローブは、異なるプローブ・ヘッ
ド、プローブ・スタイラス(stylus)及びプローブ・チ
ップ・オリエンテーションを有している。例えば、一般
的に用いられているスター・プローブは、5つの異なる
プローブ・チップを有することができるが、「アクティ
ブ・プローブ・チップ(アクティブ状態のプローブ・チ
ップ)」と称されるただ1つのチップだけが、CMMソ
フトウェアがセットアップされかつ較正されている座標
に対応する適切なチップ座標を有している。プローブの
オペレータによる作られた名称を単に表示し、そのオペ
レータが複数のオペレータの間で一貫しているあるタイ
プのプローブ管理方式を有していることを想定するよう
なCMMソフトウェア・インターフェースもいくつか存
在する。しかし、多くの場合は、このように構成されて
いない。第2のオペレータは、同じ作られた名称を用い
て、異なるプローブ・チップを再較正する。例えば、第
1のオペレータは、あるプローブ・チップを取り上げ、
そのチップを「チップ・ゼロ」として較正する。第2の
オペレータは、マシンに近づき、ソフトウェア・インタ
ーフェースをチェックして、しばらく前の通りに「チッ
プ・ゼロ」が較正されていることを示していることを確
認し、そのマシンを再び使用し始める。プローブ・チッ
プの向きが、プローブは同じものであっても、先のオペ
レータによって変更されていることに、ウォークアップ
・ユーザが気付かないこともある。間違ったプローブ又
はプローブ・チップの向きを用いて得られたCMMデー
タを用いた不注意なオペレータがいれば、深刻な測定エ
ラーが導入されてしまうこともある。
【0007】従って、座標測定マシンのための、よりユ
ーザ・フレンドリでありエラーを生じにくく、さらにC
MMのプローブの状態を判断するオペレータの能力を向
上させることができるソフトウェア・インターフェース
の提供が必要とされている。従って、本発明の目的は、
上述の課題を克服するユーザ・フレンドリなソフトウェ
ア・インターフェースを有するCMMを提供することで
ある。本発明のより特定な目的は、複数のオペレータに
よる使用に適している、CMMの改良された動作方法を
与えることである。本発明の更なる目的は、CMMオペ
レータがマシンに近づく際に、どのプローブ・チップが
CMMソフトウェアによってアクティブ・プローブ・チ
ップとして認識されるかに関する、即時的な視覚的フィ
ードバックを提供することである。
【0008】
【課題を解決する手段】本発明は、アクティブ(アクテ
ィブ状態の)・プローブ・チップの絵画的(ピクトリア
ルな)表現の形式で、瞬間的な視覚的フィードバック
を、オペレータに提供する。プローブ・チップの表現
は、CMMソフトウェアによって認識される1つのアク
ティブ・プローブ・チップの三次元グラフィック・イメ
ージとして現れる。プローブ・チップのグラフィック・
イメージは、アクティブ・プローブ・チップの物理的特
性とその方向との両方を表すように設計されている。こ
の物理的特性には、プローブが電動化ヘッドを有してい
るかどうか、プローブの相対的な長さ、及びプローブの
相対的な形状が含まれる。アクティブ・プローブの方向
は、CMMのX−Y−Z座標軸との関係で、グラフィカ
ル表示される。方向角A及びBもまた、プローブ・イメ
ージにおいて表現される。異なるプローブの相対的なサ
イズもまた、表示される。
【0009】プローブ・チップのグラフィック・イメー
ジは、CMMを制御するパーソナル・コンピュータ(P
C)のモニタ・スクリーン上に表示される。アクティブ
・プローブ・チップのグラフィック・イメージの形状及
び寸法は、ソフトウェアによって、数学的に決定され
る。好適実施例では、プローブのイメージは、X−Y−
Zパラメータ表示の代わりに最初に現れるデフォルトの
表示である。オペレータがプローブ・グラフィック・イ
メージ上のマウス・カーソルをクリックすると、ソフト
ウェアは、選択されたプローブ・チップに対するプロー
ブ・イメージとそのプローブ・チップに対するX−Y−
Zパラメータ表示との間で、イメージを切り換える。
【0010】好適実施例では、オペレータが、プローブ
・イメージを回転させることができる。この特徴によっ
て、オペレータは、プローブ・チップのイメージを、プ
ローブ・チップがそれ自身のイメージによって隠れてし
まうことがないような好みの角度から見ることが可能に
なる。プローブ・イメージ自体は、制御ボタンとして機
能する特定のウィンドウ又は領域に分割される。オペレ
ータは、イメージの特定の領域上をクリックすることに
よって、イメージに対する見る方向を変更することがで
きる。オペレータは、イメージの左右部分の上をクリッ
クして、オペレータの視点を左右に移動させる。同様に
して、オペレータは、イメージの上下部分の上をクリッ
クして、オペレータの視点を上下に移動させる。領域の
中心をクリックすると、表示が、X−Y−Zパラメータ
領域に切り換わる。
【0011】このように、本発明は、CMMのウォーク
アップ・ユーザに対して、多くの情報を有しかつユーザ
・フレンドリな制御インターフェースを与え、それによ
って、ウォークアップ・ユーザは、視覚的な表示を眺め
るだけで、アクティブ・プローブ・チップを直ちに決定
することが可能になる。オペレータは、グラフィックな
表示におけるプローブのサイズ、形状及び向きから、そ
のプローブ・チップが、最後に用いたとき以後に変更さ
れたか又は方向が新たに設定されたかを、直ちに認識す
ることができる。このようにして、ウォークアップ・ユ
ーザが正しくないプローブ・チップを間違って用いるこ
とにより、測定エラーが生じてしまうという可能性は、
著しく減少することになる。
【0012】
【発明の実施の態様】図1を参照すると、座標測定マシ
ン(CMM)10が図解されている。CMM10は、X
−Y−Z位置決め装置12と、プローブ・システム14
と、制御システム16とを含む。制御システム16は、
マシン・コントローラ18と、コンピュータ・ハードウ
ェア20と、ハードウェアをプログラムするコンピュー
タ・ソフトウェアとを含む。好適実施例では、コンピュ
ータ・ハードウェア20は、キーボード24と、マウス
26と、ディスプレイ・スクリーン29を有するビデオ
・ディスプレイ・モニタ28とを有するIBM互換のパ
ーソナル・コンピュータ(PC)を含む。PCは、ウィ
ンドウズNT又はウィンドウズ95(共に、マイクロソ
フト社の商標)を効果的に動かすことができることが好
ましい。
【0013】プローブ・システム14は、位置決め装置
12のZ軸プローブ・アームすなわちプローブ・シャフ
ト32に挿入されたプローブ30を含む。プローブ・シ
ャフト32は、予めロードされたエア・ベアリングなど
を用いたZ軸キャリッジ34によって、Z軸方向に移動
するようにサポートされている。Z軸キャリッジ34
は、予めロードされたエア・ベアリングなどによって、
トップ・レールX軸キャリッジ36上にサポートされて
いる。これに対して、X軸キャリッジ36は、Y軸キャ
リッジ38上の予めロードされたエア・ベアリングなど
によって、Y軸方向に移動するようにサポートされてい
る。装置12は、また、部品のクランプ及び探索を容易
にするためにタップ(tapped)・ホールを含むプラット
フォーム即ちワークテーブル40を含む。
【0014】典型的な動作においては、測定される部品
42は、CMMのワークテーブル40上のランダムな位
置に置かれる。一般に、この位置は、プローブを用いて
部品のすべての表面が検査のためにアクセス可能である
ように、マシンのX−Y−Z軸に対して、ほぼ中央であ
る。測定エンベロープすなわちボリュームは、マシンの
X−Y−Z移動によって定義される。部品のサイズと用
いられるプローブとによっては、部品は、マシン・テー
ブルに対して、クランプされる必要がある。複数の同様
の部品を複数回検査することが要求される場合には、基
準となる位置の点を、基準となる正確な立方体又は球を
用いて確立することもある。次に、プローブを、所望の
部品の外形(feature)と接触するまで、手動で、又
は、ジョイスティック44を用いたマシン制御の下で移
動させる。リーダ・ヘッドは、ビルトインされた軸測定
スケールに沿ったそれぞれの軸の上を移動し、瞬間的な
マシン位置をコンピュータ・インターフェースに転送
し、そこで、ソフトウェアが、三次元の幾何学的な解析
を実行する。次に、寸法と幾何学的配置とが、要求に従
って、計算され、比較され、評価され、記憶され、また
は、プリントアウトされる。
【0015】CMMの全体的な較正及び動作と、そのた
めのコンピュータ・インターフェースとに関する更なる
詳細については、米国特許第4819195号に開示さ
れている。この米国特許は、この出願において、全体を
援用する。本発明と共に用いることができる座標測定マ
シンの例には、米国オハイオ州デイトン所在のGiddings
& Lewis社のシェフィールド・メジャメント・ディビジ
ョンから入手できるCORDEX( Giddings & Lewis
社の商標)の型番RS−5がある。
【0016】図2のA〜Cは、図1のCMMにおいて用
いることができる典型的なプローブの全体図である。単
純なストレート・プローブ50が図2Aに示されてお
り、プローブ・ボディ52と、プローブ・スタイラス
(stylus)54と、プローブ・チップ56とを含む。よ
り複雑なスター・プローブ58が図2Bに示され、これ
は、複数のプローブ・スタイラス60と、複数のプロー
ブ・チップとを含む。図2Cの更に複雑な連接式(関節
式、articulating)プローブ64は、固定されたヘッド
部分66を有するモータ付きの電動化ヘッドと、プロー
ブ・ボディ70を保持する回転及び連接式ジョイント部
分68とを含む。連接式ヘッドを用いると、プローブ・
スタイラス72を、プローブ・チップ74にアクセスし
てキャビティの内部などの測定を行うために、様々な位
置に方向付けることが可能になる。CMMにおいて一般
的に用いられるこのような連接式のプローブ64の例と
しては、英国のRenishaw Ltd.から入手できるRenishaw
PH-9又はPH-10プローブがある。
【0017】この技術分野で公知のように、CMMオペ
レータは、長いプローブ・スタイラスを有する第1のプ
ローブが第1の部品の内部に達することを要求し、大き
な直径のプローブ・チップを有する第2のプローブが第
2の部品の粗い表面(roughsurface)を測定することを
要求し、とがったプローブ・チップを有する第3のプロ
ーブが第3の部品の外形のリップ(lip)を正確に測定
することを要求する。それぞれのプローブ・チップは、
それが変更される度に、再度較正されなければならな
い。コンピュータ・ソフトウェアは、どのプローブ・チ
ップがアクティブ・プローブ・チップとして認識されて
いるかを知っているが、オペレータは知らない。既に述
べたように、ほとんどのCMMに伴う問題は、ウォーク
アップ・ユーザがその前のオペレータがプローブ・チッ
プを変更したことを知っていないという点で、小規模な
事業所でより一層深刻である。CMMソフトウェアによ
ってそれぞれのオペレータが多数のプローブ・チップを
較正し個別に取り扱うことが可能であったとしても、プ
ローブのトラッキングを続けるためには、何らかのタイ
プのプローブ管理システムが備わっていなければならな
い。例えば、第1のウォークアップ・ユーザは、3イン
チのストレート・プローブを「チップ0」として較正す
るが、次のウォークアップ・ユーザは、6インチのスト
レート・プローブをチップ0として較正する可能性があ
る。この結果、第1のウォークアップ・ユーザは、CM
Mに戻ると、ストレート・プローブがまだCMMに備わ
っておりチップ0として較正されているのを見て、誤っ
た測定を行ってしまうことになる。更に、スター・プロ
ーブ58の異なるプローブ・チップ62がチップ0とし
て較正されている場合には、ウォークアップ・ユーザが
どれが何らかの変更がなされたことを示しているかを気
付くための物理的に異なるものは、何もないことにな
る。連接式のプローブ64は、更に多くの問題を提供す
る。その理由は、ウォークアップ・ユーザが連接式のプ
ローブ・スタイラス72の向きの僅かな変化に気付く可
能性は、更に少ないからである。
【0018】図3は、図1のCMMの座標系の表現を示
している。CMMは、一般的には、X−Y−Zデカルト
座標系を用い、これは、図3に示されるように、+/−
X、+/−Y、+/−Zとラベリングがなされる。プロ
ーブが電動化又は連接式のヘッドを含む場合には、プロ
ーブを、角度A及びBと称される特定の連接方向に向け
ることができる。角度Aは、図示されているように、Z
軸の負の方向とプローブ・スタイラスの位置との間の垂
直方向の角度を表し、0度の角度Aは、Z軸に沿った下
方向を表し、90度の角度Aは、X−Y平面のどこかに
存在するプローブ・スタイラスを表す。角度Aは、一般
的に、0度から105度の方向に、7.5度づつ増加す
る方向に変動することができる。角度Aは、Z軸とプロ
ーブ・スタイラスとによって定義される平面内に常に存
在することに注意すべきである。やはり図3に示されて
いるように、角度Bは、前方すなわちY軸の負の方向か
らプローブ・スタイラスの位置への水平方向の角度を表
す。角度Bは、X及びY軸を含む平面内に存在する。角
度Bは、0度(Y軸の負の方向を表す)から360度の
方向に、7.5度づつ増加する方向に変動する。
【0019】CMMソフトウェアは、一般に、好適実施
例においてはMEA(microprocessor enhanced accura
cy)位置と称される基準位置に対して、プローブ・チッ
プの位置を較正する。MEA位置は、プローブ・シャフ
ト32の底部の完全中心点(dead center point)にあ
る。MEA位置は、すべての較正測定がオフセットとし
てそこから行われる始点を表す。
【0020】すべての形式のコンピュータ支援CMMの
生産性の鍵は、関連するコンピュータ・ソフトウェアの
使用の高性能性と容易性とにある。ユーザ・インターフ
ェース・ソフトウェアは、任意のCMMシステムにおい
て最も重要な要素であるが、その理由は、いくつの部品
の外形を測定できるかを判断でき、他方で、その単純性
によって、そのマシンをどの範囲でどの頻度で用いられ
るかを判断できるからである。現代のCMMにおいては
CMMを制御するのにパーソナル・コンピュータを用い
ているから、オペレータ・インターフェース・ソフトウ
ェアは、PC上に常駐する。例えば、 MEASUREMAX (Gi
ddings & Lewis社の商標)ソフトウェアは、PCにおい
て広く用いられているウィンドウズ95及びウィンドウ
ズNT上で動作することができる。このソフトウェア・
インターフェースの全体的な動作についての詳細に関し
ては、Sheffield Measurementから入手できるMEASUREMA
Xソフトウェア及び付属文書に開示されている。
【0021】図4Aは、本発明によるオペレータ・イン
ターフェースのためにパーソナル・コンピュータのディ
スプレイ・モニタ・スクリーン上に現れるスクリーン表
示を表している。図4Aでは、プローブの下側部分のグ
ラフィック・イメージ80が、スクリーンの右下のコー
ナーに表示されている。このグラフィック・イメージ8
0は、CMMソフトウェアによって認識されたアクティ
ブ・プローブ・チップの構成を表している。以下に上げ
る図に示されるように、プローブ・イメージ80は、異
なるアクティブ・チップについては、異なって現れる。
例えば、図2Aのストレート・プローブは、直線表現と
して現れ、図2Cの連接式のプローブは、図4Aに示さ
れている三角形の形状として現れる。異なるプローブ構
成がモニタ・スクリーン上にグラフィック・イメージと
して表示されるので、CMMオペレータは、CMMソフ
トウェアによって認識されたアクティブ・プローブ・チ
ップの視覚的で直接的な指示を与えられることになる。
【0022】図4Aでは、プローブ・イメージ80が、
測定表示領域82の右側でボタン領域84の一連のアイ
コン・ボタンの下側に示されている。プローブ・イメー
ジ80自体は、プローブ表示領域86に位置している。
プローブ表示領域86は、以下で詳細に説明するウィン
ドウ「クリック領域」を含んでいる。オペレータが、ク
リック領域の中央にあるプローブ・イメージ80上でマ
ウス・カーソルをクリックすると、プローブ・イメージ
80は消えて、X−Y−Zパラメータ表示88が、図4
Bに示されているように現れる。もう一度クリックされ
ると、エラー・メッセージ表示(図示せず)が現れ、シ
ステム・エラーが発生したかどうかを示すことになる。
プローブ・イメージ80と、X−Y−Zパラメータ表示
と、エラー・メッセージ表示とは、マウスのクリック毎
に切り換わる。用いられているディスプレイ・モニタに
よっては、クリック領域は、タッチ・スクリーンによっ
てアクティブ化(付勢される)こともある。タッチ・ス
クリーンは通常、標準的なクリック・イベントを発生す
るが、これはクリック領域がタッチ・スクリーンと共に
用いられるために充分に大きい必要がある。
【0023】図5A〜図5Fは、6つの代表的なアクテ
ィブ・プローブ・チップ構成に対するプローブ・イメー
ジ80の拡大された絵画的な表現である。適宜のベクト
ル・グラフィクス・ルーチンが、それぞれのプローブ・
イメージを個別に発生するのに用いられる。それぞれの
プローブ・イメージ80は、また、X−Y−Z軸の表現
を含む。本発明の好適実施例では、CMM座標系のX−
Y−Z基準軸は、薄い緑色の線を用いて描かれる。
【0024】図5Aは、図2Aに示されているストレー
ト・プローブ50を表すプローブ・イメージ100を示
している。グラフィック表示において、プローブ・シャ
フト32の底部だけがプローブ・シャフト102として
表されており、立方体の下側部分として描かれている。
プローブ・スタイラス54は、MEA位置(Z軸に沿っ
てプローブ・シャフト102の底部にある)からプロー
ブ・チップ106に向けて下向きに直線的に延長する1
本の線分104によって表されている。線分104の長
さは、Zオフセットの測定値に比例するが、この測定値
は、この場合には、ストレート・プローブ50の全体の
長さを表す。
【0025】図5Bは、別のプローブ・イメージ110
を示しており、これは、直角プローブすなわち図2Bの
スター・プローブ58の半径方向(radial)チップの1
つに対するものである。この場合には、プローブは、2
つの線分を用いて表されている。第1の線分114は、
前のものと同様に、MEAからZ軸の負の方向に真っ直
ぐ下方向に向いている。この線分の長さは、やはり、Z
オフセット分である。第2の線分116は、第1の線分
114の終点(X−Y−Zの原点にある)から始まり、
後ろの方向に、X及びYオフセットによって特定される
X−Y平面内の点まで延長している。この単純な例で
は、Xオフセットはゼロであり、プローブ・チップ11
8は、正のY軸の上に存在する。
【0026】プローブ・シャフト102の表現は、図5
Aのプローブ・イメージ100においてよりも図5Bの
プローブ・イメージ110においての方が大きいことに
注意すべきである。これは、ベクトル・グラフィクス・
ルーチンが、プローブの長さに従ってスケーリングされ
ているからである。例えば、図5Aは、6インチのスト
レート・プローブを表し、図5Bは、5インチの折り曲
げプローブを表す。これらのプローブの長さは全体では
同じであるが、ただし、折り曲げプローブ・イメージ1
10に対するZ軸に沿ったプローブ・スタイラスの3イ
ンチの部分は、図5Bの長さが1である基準ベクトル
(すなわち、単位ベクトル)に対してスケーリングさ
れ、他方、Z軸に沿って存在するプローブ・スタイラス
の全体の6インチの長さは、図5Aの単位ベクトルに対
してスケーリングされている。よって、プローブ・イメ
ージ110では、プローブ・シャフト表現102のサイ
ズが、それに従って増加している。
【0027】図5Cは、モータ付きの電動化ヘッドを有
するプローブ64に対するプローブ・イメージ120を
図解している。モータ付きのヘッドは、2つの部分とし
て表されている。第1に、モータ付きヘッドの固定部分
66は、ヘッド立方体(キューブ)122によって表さ
れている。第2に、モータ付きヘッドの回転する連接ジ
ョイント部分68は、ヘッド球(スフィア)124によ
って表されている。このプローブ・イメージ120で
は、全体のプローブ・ヘッドは、MEA位置から開始し
てヘッド・キューブ122とヘッド・スフィア124と
を通過してプローブ・チップ128に至る、1本の太い
黒い線分126によって与えられている。1つの線分1
26の下側部分だけが、この場合には、連接ジョイント
からX−Y−Zの原点まで下向きに延長しているプロー
ブ・ボディ70、プローブ・スタイラス72、プローブ
・チップ74を表している。CMMオペレータにとって
は明らかであろうが、プローブ・イメージ120は、周
知のRenishaw PH-9又はPH-10プローブを表している。こ
の線分126の長さは、上記と同様に、MEA位置から
プローブ・チップまでの距離に比例する。従って、プロ
ーブ・イメージ120は、X=Y=Z=0というプロー
ブ・チップ座標と、表示されたX−Y−Z軸に関して、
A=B=0度という連接角度とを表している。
【0028】図5Dは、図5Cのプローブ・イメージ1
20と同じプローブと方向とに対するプローブ・イメー
ジ130を図解しているが、別の角度から見たものであ
る。以下に示すように、CMMオペレータが、プローブ
・イメージを(又は、プローブ・イメージに対する自分
自身の視点を)回転させ、プローブ・チップの位置の明
瞭な表現を得ることができることが、重要である。図5
Dでは、プローブ・イメージについてのオペレータの視
点は、約60度左へ回転したように見えている。よっ
て、プローブ・イメージ130は、そのX−Y軸がX−
Y平面において、Z軸の周りに60度回転したかのよう
に見えている。
【0029】図5Eは、同じプローブ64に対するプロ
ーブ・イメージ140を図解しているが、ただし、図5
C又は図5Dとは異なる連接角度を向いたモータ付きの
ヘッドを有している。ヘッド・キューブ122とヘッド
・スフィア124とは前のものと同じであるが、プロー
ブ・ヘッドには、2本の太い黒い線分142及び144
が与えられている。上側の線分142は、やはり、ME
A位置から始まり、ヘッド・キューブ122を通過して
ヘッド・スフィア124の中心まで延びている。この上
側の線分の長さは、MEA位置から連接ジョイント68
の中心までの距離に比例する。しかし、プローブ・ボデ
ィ70、プローブ・スタイラス72及びプローブ・チッ
プ74を表す下側の線分144は、ヘッド・スフィア1
24の中心から連接角度A及びBの方向に外向きに延長
している。この下側の線分144の長さは、連接ジョイ
ントの中心からプローブ・チップ74までの距離に比例
する。従って、プローブ・イメージ140は、表示され
た軸に対して、X=0、Y=負、Z=0のチップ座標
と、およそ、A=+30度、B=0度の連接角度とを有
するプローブ・チップを表している。線分144に対す
るZ軸の射影線148及びX−Y平面の射影線149も
また、プローブ・イメージ140に示されている。全体
が見えているわけではないが、これらの射影線は、好適
実施例では、細く黒い線で与えられる。
【0030】図5EはA=+30度及びB=0度のプロ
ーブの方向を示しているので、プローブ・イメージ14
0は、プローブ・チップの位置をCMMオペレータに明
らかに示している。しかし、プローブの方向がA=+3
0度及びB=+30度(この場合、プローブ・チップ
は、X−Y平面上を+X軸方向に向かって+30度移動
している)に変化した場合には、下側の線分144は、
プローブ・イメージ140が図5Cに示したプローブ・
イメージ120とほぼ同じように見えるように、Z軸と
同一線上に見える。下側の線分144の長さはX−Y平
面よりも僅かに下まで延長するが、連接角度Aは、完全
に隠れており、これは、オペレータの視野と同一線上に
あるからである。この理由により、ソフトウェアは、オ
ペレータが軸を回転させて、プローブ・イメージがプロ
ーブの方向をより明瞭に図解するようにすることを可能
にしている。図5Fは、そのような視点の変化の例であ
る。図5Fでは、プローブ・イメージは、プローブ・チ
ップ154がA=+30度、B=+30度を向いている
ことを図解している。これは、オペレータの視点が、図
5Eの視点から図5Dの視点に変化したからである。オ
ペレータは、単に、イメージの外側の左部分の上をクリ
ックし、その視点を左側に移動させ、イメージをZ軸の
周囲を右側に回転させている。
【0031】図6は、図4Aのプローブ・イメージ表示
領域86のレイアウト160を図解しており、プローブ
・イメージの視点を変更する制御ボタンをシミュレート
する5つの個別の領域を示している。既に述べたよう
に、好適実施例では、プローブ・イメージの可視表示
は、オペレータが変更することが可能である。これによ
って、オペレータは、自分自身の視点を、プローブ・チ
ップの最も明瞭な可視表示に対する好適な向きに効果的
に向けることが可能になる。オペレータの視点をシフト
させることができることにより、それ自身のイメージに
よって隠れていたプローブ・チップの適切な表示が得ら
れる。好適実施例では、プローブ・イメージの表示領域
86は、隠れた制御ボタンとして機能する5つの個別の
ウィンドウ即ち領域に分割される。オペレータは、イメ
ージの特定の領域の上をクリックすることによって、イ
メージに対する見る位置を変化させることができる。オ
ペレータは、左側領域162又は右側領域163をクリ
ックして、オペレータの視点を左右にそれぞれ移動させ
ることができる。同様にして、オペレータは、上側領域
164又は下側領域165をクリックして、見る者の視
野を上下にそれぞれ移動させることができる。オペレー
タは、中央の領域166をクリックして、プローブ・イ
メージ表示領域86のイメージを、プローブ・イメージ
80とX−Y−Zパラメータ表示88との間で切り換え
ることができる。もちろん、タッチ・スクリーン・モニ
タを用いている場合には、オペレータは、プローブ・イ
メージの適切な部分に単に触れて、自分の視点又は表示
されているイメージを変更する。プローブ・イメージ表
示領域86のレイアウト160は、プローブ・イメージ
をオーバレイしており、オペレータに対しては隠されて
いることに注意すべきである。
【0032】本発明のCMM制御システムは、オペレー
タからの追加的な情報を必要としないで、アクティブ・
プローブ・チップの三次元グラフィック表現を与える。
コントローラは、システムの構成情報からモータ付きの
電動化プローブ・ヘッドが存在するかどうかを判断する
ことができるので、ソフトウェアは、電動化ヘッドを描
くべきかどうかを決定することができる。ソフトウェア
は、また、プローブ・チップの較正された位置を表す情
報へのアクセスを備えている。この情報を用いることに
よって、システムは、マシンの座標系に関するプローブ
のグラフィック表示を与える。好適実施例では、三次元
のベクトル・グラフィック・ルーチンが、コントローラ
・ソフトウェアによって用いられて、与えられたプロー
ブ・イメージのサイズと形状とが数学的に決定される。
また、プローブ・イメージを、メモリに記憶された多数
の所定のイメージから選択することもできる。しかし、
この場合には、プローブ・イメージの視覚的な正確さ
は、減少する可能性が高い。また、オペレータがそれぞ
れのプローブ・チップを特定の記憶されたプローブ・イ
メージに関連付けするために、較正の際に追加的なステ
ップが必要となる。
【0033】好適実施例のプローブ・イメージ表現は、
プローブのサイズ、形状、X−Y−Z座標軸に関する方
向を含むので、大量の視覚的な情報をオペレータに提供
することができる。既に述べたように、プローブ・スタ
イラスを表す線分の長さは、実際のプローブの長さに比
例する。プローブ・シャフトと電動化ヘッドとの形状
も、実際のプローブに非常に類似している。更に、グラ
フィック・イメージにおけるプローブのサイズは、プロ
ーブの実際の寸法とその角度変位とに比例するようにス
ケーリングされている。例えば、図5Fの電動化ヘッド
・キューブ122と連接式ジョイントヘッド・スフィア
124とのサイズは、図5Dの場合よりも僅かに大きく
見えるが、その理由は、図5Fの線分152のZ軸射影
線156が、図5Dの線分126よりも僅かに短いから
である。
【0034】図7は、本発明の好適実施例に従って図5
Fのプローブ・チップのグラフィック・イメージ表示1
50を発生する際に用いられる基本的なステップを図解
するフローチャートである。実際のコンピュータ・ソフ
トウェア・コードは、多数の同時的なイベントを実行す
るので、典型的なフローチャートとして文書化されるこ
とには適していない。従って、図7のフローチャート
は、ソフトウェア・インターフェースによって実行され
ているタスクの一般的なシーケンスを表すことを意図し
ており、ステップの特定のシーケンシャル・シリーズを
表すものではない。
【0035】ステップ171では、新たなプローブが先
に較正されたプローブ・チップのリストから選択され
る。これは、(図4Aのスクリーンの「選択チップ」ボ
タンの上をクリックすることによって)CMMオペレー
タによって手動で行われるか、又は、実行(ラン)モー
ド又はプログラム・モードで動作しているCMM部品プ
ログラムによって、自動的になされる。ステップ172
では、CMMは、チップ・イベント信号を発生する。好
適実施例では、MEASUREMAXのコア・コードは、プローブ
・ヘッドへの任意の変化を認識するときは常に、チップ
・イベントを自動的に発生する。このチップ・イベント
は、モニタ・イベントとして、プローブ・イメージ表示
ソフトウェアに送られる。
【0036】次に、ステップ173では、プローブ・イ
メージ表示ソフトウェアは、モニタ・イベントを捕捉
し、プローブ・データベースを参照して、新たなプロー
ブの説明(デスクリプション)を見つける。このデータ
の説明には、プローブ・チップのX−Y−Z位置と、プ
ローブ・ヘッドの角度A及びB(存在する場合)とが含
まれる。これらの5つの情報がベクトル・グラフィクス
・ルーチンによって用いられて、プローブ・イメージが
提供される。モータ付きのプローブ・ヘッドの存在は、
コンフィギュレーション・プログラムに記憶されたCM
Mのプロパティから決定される。好適実施例では、プロ
ーブ・データベースは、ウィンドウズのシステム・ディ
レクトリに記憶される。
【0037】例えば、「プローブ1」(PROBE1)と称す
るプローブ・チップが用いられることをチップ・イベン
トが示している場合には、プローブ1の説明に対するデ
ータベース情報は、次のようなものになる。 X=34mm Y=−58mm Z=18mm A=30度 B=30度 なお、X、Y、Zは、チップ0の位置からの較正された
オフセットである。チップ0の説明に対するデータベー
ス情報は、次のようなものになる。 X=0mm Y=0mm Z=−225mm ただし、X、Y、Zは、MEA位置からの較正されたオ
フセットである。ステップ174では、所望のプローブ
・チップ(プローブ1)のオフセットは、基準となるプ
ローブ・チップ(チップ0)位置のオフセットに加算さ
れ、MEA位置に対するプローブのX−Y−Z位置を与
える。上述の例を続けると、プローブ1に対するX−Y
−Zオフセットは、次の通りである。 X=34mm Y=−58mm Z=−207mm
【0038】ステップ175では、プローブを表すのに
用いられた2本の線分(プローブ・ライン)の始点と終
点とが決定される。これらの2本の線分は、図5Fで
は、Z軸に沿った第1の線分142/156と、X−Y
平面の第2の線分158として示されている。ソフトウ
ェアは、プローブ・シャフトは100mmx100mm
平方であり、MEA位置は、このプローブ・シャフトの
底部の中にあることを判断する。MEA位置は、当初
は、座標系の原点にあるものと設定される。ソフトウェ
アは、また、設定情報から、連接式プローブ・ヘッドの
回転の中心は、MEA位置の90mm下にあるものと判
断する。この情報を用いて、2つのプローブ・ライン
(線分)に対する始点と終点とを、次のように計算する
ことができる。 プローブ・ライン1 (0,0,0)から(0,0,−
207) プローブ・ライン2 (0,0,−207)から(3
4,−58,−207)
【0039】ステップ176では、第3の線分の長さが
決定され、これは、プローブ・スタイラスを表すの用い
られ、図5Fの線分152として示されている。プロー
ブ・スタイラスの線分を描くために、プローブ・ヘッド
の回転中心からプローブ・チップまでの距離を決定する
必要がある。これは、スタイラスの長さであり、次のよ
うに計算される。 Lstylus=[(Z−ZC2+X2+Y21/2 ここで、ZCは、連接式のプローブ・ヘッドの回転の中
心である。この方程式を解くと、次が得られる。 Lstylus =[(207−90)2+(34)2+(58)21/2 =135mm
【0040】ステップ177では、この第3のプローブ
線分の終点を計算する。このステップでは、プローブ・
スタイラス線を、MEA座標系で記述する。この第3の
線分の終点は、偶然、プローブ・チップと同じ位置にあ
ることになり、その理由は、プローブ・チップが、プロ
ーブ・ボディと同一線上にあるからである。しかし、常
にこれが成立するのではない。(例えば、スター・プロ
ーブ又は任意の角度付きのプローブの場合には、プロー
ブ・ボディと位置にあったプローブ・チップを有しな
い。)まず、スタイラス・オフセットは、スタイラスの
長さと角度A及びBを用いて計算される。 Xstylus =Lstylus*Sin(A)*Sin(B)=34mm Ystylus =−Lstylus*Sin(A)*Sin(B)=−58mm Zstylus =Lstylus*Cos(A)=117mm 次に、プローブの回転の中心のオフセットを、スタイラ
ス・オフセットに加えて、プローブ・スタイラス線分の
終点が決定される。プローブ・ライン3 (0,0,−
90)から(34,−58,−207)
【0041】ステップ178では、座標系を変換して、
原点が、Zオフセット・ベクトルのベースに位置するよ
うにする。こうすることにより、プローブ・イメージ
は、ワールド座標において位置決めされ、それによっ
て、MEA位置は、(0,0,zMEA)となる。な
お、zMEAは、Zオフセット・ベクトルの負のもので
ある。この例では、これにより、すべての点は、チップ
0のオフセットの量だけ、単純に上向きにシフトされる
ことになる。 プローブ・ライン1 (0,0,207)から(0,
0,0) プローブ・ライン2 (0,0,0)から(34,−5
8,0) プローブ・ライン3 (0,0,117)から(34,
−58,0)
【0042】ステップ179においては、これらのベク
トルを、最大の値が1となるようにスケーリングする。
これは、X、Y、Zベクトル中のどれが最大の大きさを
有しているかを決定することによってなされる。次に、
すべての値は、このファクタを用いて、スケーリングさ
れる。この例では、プローブ・ライン1のZ軸の長さが
最も大きく、従って、結果は次の通りである。 プローブ・ライン1 (0,0,1から(0,0,0) プローブ・ライン2 (0,0,0)から(0.16
4,−0.28,0) プローブ・ライン3 (0,0,0.565)から
(0.164,−0.28,0)
【0043】ステップ180においては、仮想的なワー
ルド座標系においてプローブを実際に与えることが開始
される。3つの線分が、公知である3D線描画技術を用
いて、コンピュータ・スクリーン上に提供される。これ
らの技術は、様々なソースから入手が可能である。例え
ば、マグローヒル社から入手できるSteven Harrington
による書籍であるComputer Graphics(1983年、ISD
N 0-17-026751-0)から入手可能である。同じ標準的な
線描画技術を用いて、X−Y−Z軸の表現がステップ1
81において描かれる。プローブ・シャフト102の下
側の端部は、ステップ182において、ステップ179
において用いられたのと同じスケーリング・ファクタを
用いてプローブ・シャフトの実際のサイズをスケーリン
グし、それをMEA位置に描くことによって、描かれ
る。
【0044】ステップ183では、モータ付きのプロー
ブ・ヘッド124が選択された場合に、ヘッド・キュー
ブ122とヘッド・スフィア124とが、図5Fに示さ
れているワイヤ・フレームによるキューブ及びスフィア
として描かれる。好適実施例では、これらの2つの要素
は、スクリーン上では、細い赤い線で現れる。これらの
要素は、また、上述のものと同じスケーリング・ファク
タを用いて、スケーリングがなされる。
【0045】最後に、ステップ184では、ソフトウェ
アは、オペレータがプローブ・イメージの上をクリック
したかどうかをチェックし、クリックした場合には、ど
の領域がクリックされたのかを判断する。中心の領域が
クリックされた場合には、プローブ・イメージは、既に
述べたように、X−Y−Zパラメータ表示と交換され
る。外側の領域がクリックされた場合には、プローブ・
イメージのオペレータの視点は、クリックの回数に従っ
て、適切な方向に線形増加するようにシフトされる。こ
れは、上述のベクトル・グラフィクス・ルーチンを計算
する際に用いられる基準座標をシフトさせることによっ
て、数学的に達成される。
【0046】好適実施例において用いられるコンピュー
タ・プログラムは、2つの実行可能なオブジェクト・コ
ード・プログラムを含む。"TEACHER.EXE"という名称で
ある第1のプログラムは、好適実施例において用いられ
本発明に従ってプローブ・イメージを発生するベクトル
・グラフィクス・ルーチンを含んでいる。"SETUP.EXE"
と称される第2のプログラムは、CMMをセットアップ
し第1のプログラムを開始するのに必要となる実行可能
なファイルを含む。これらの2つのプログラム・ファイ
ルは、本発明を含むMAXLITE(Giddings & Lewis社の商
標)CMMソフトウェアの複数の部分のベータ・テスト
版である。MAXLITEソフトウェアは通常、先に入手可能
であるMEASUREMAXソフトウェアのコア・コードの部分を
含んでいる。すべてのソフトウェアは、ビジュアル・ベ
ーシック(Visual Basic)4.0を用いてプログラムさ
れ、Win32のインターフェース標準に記述されてい
る。
【0047】実際的な制限のために、本発明のプローブ
・イメージは、アクティブ・プローブ・チップの主な外
形だけを示すように限定されている。例えば、モニタ・
スクリーンの解像度やサイズ及び/又はイメージのベク
トル・グラフィクス計算の間になされた仮定によって、
CMMオペレータに示すことができるアクティブ・プロ
ーブ・チップの詳細が制限される。しかし、一般に、典
型的なウォークアップ・ユーザは、プローブ・イメージ
において全く同じに見える2つのプローブを有すること
が殆どないので、これは、問題にはならない。これが仮
に深刻な問題となった場合には、アクティブ・プローブ
・チップの追加的な識別外形が、プローブ自体から導か
れ、プローブ・イメージに表示されることが考えられ
る。例えば、ビデオ・カメラを用いて、異なる形状や
色、又は表面の表象を判断し、そのような情報をソフト
ウェア・インターフェースに与えることができる。ま
た、プローブ・ボディをプローブ・シャフトにおける電
子センサによって読み取り、コントローラ・ソフトウェ
アに送られる設定端部における特定の一致する構成及び
表面的な外形を有するようにも、設計できる。更に、プ
ローブ・スタイラスの正確な直径は、好適実施例の単純
な2本の線分によるグラフィクス・レンダリングでは正
しく表せないが、プローブ・スタイラスの直径情報が知
られている場合には、より高度なベクトル・グラフィク
スにおいて、正確に容易に表すことができる。同様にし
て、より複雑なベクトル・グラフィクス・ルーチンであ
れば、「ペンシル・チップ」プローブと「ボール・チッ
プ」プローブとの差を表示することもできる。しかし、
これらの改良は、この応用例には、不要である。
【0048】まとめると、本発明は、オペレータにCM
Mソフトウェアによって認識されるアクティブ・プロー
ブ・チップを示す三次元のグラフィクス表現を与えるC
MM制御システムを提供することができる。コントロー
ラ・ソフトウェアは、モータ付きのプローブ・ヘッドが
存在するかどうかを判断し、プローブ・チップの正確な
位置を決定する。三次元のベクトル・グラフィクス・ル
ーチンを用いることによって、コントローラ・ソフトウ
ェアは、マシンの座標系に関する、プローブのグラフィ
ック表示を与える。この技術により、認識されていない
プローブ・チップを用いてCMMデータを不注意に用い
たオペレータによってもたらされる測定エラーの発生
を、最小化する。
【0049】本発明の特定の実施例を以上で示し説明し
たが、当業者であれば、更なる修正及び改善を行うこと
が可能であろう。特に、ここで説明したCMMシステム
は、特定のアプリケーションに対して容易に入手可能な
代表的なマシンとしてのみ、実施例では選択されてい
る。しかし、修正を加えてオペレータにプローブ・チッ
プの絵画的表現を与えることができるオペレータ表示を
有する任意のCMMシステムを用いることができる。更
に、フローチャートにおいて説明された実際のソフトウ
ェア・プログラムは、本発明を達成するのに用いること
ができるソフトウェア・コードの好適実施例に過ぎな
い。多数の他のハードウェア及びソフトウェアの修正を
行って、本発明を、様々な他の応用例のために最適化す
ることが可能である。この出願において開示され特許請
求の範囲に記載された基本的な通底する原理を保持する
このような修正は、すべて、本発明の範囲と精神とに含
まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による典型的なCMMシステムの全体図
である。
【図2】A〜Cは、図1のCMMにおいて用いられる典
型的なプローブの全体図である。
【図3】図1のCMMの三次元座標系の二次元表現であ
る。
【図4】A及びBは、本発明によるオペレータ・インタ
ーフェースのためのパーソナル・コンピュータのディス
プレイ・モニタ上に与えられるスクリーン表示の絵画的
表現である。
【図5】A〜Fは、6つの代表的なアクティブ・プロー
ブ・チップ構成のためのプローブ・チップのグラフィッ
ク・イメージを含む、図4A及び図4Bのスクリーン表
示の一部の拡大された絵画的表現である。
【図6】プローブ・イメージ表示を変更する制御ボタン
を備えた5つの個別的な領域を示す、プローブ・イメー
ジ表示領域のレイアウトに関する絵画的表現である。
【図7】本発明の好適実施例の実行に従って図5A〜図
5Fのプローブ・チップのグラフィック・イメージ表示
を発生する際に、パーソナル・コンピュータのCPUに
よって実行される動作の一般的なシーケンスを図解して
いるソフトウェア・プログラムのフローチャートであ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプローブ・チップの1つを用いて
    目的物を測定する制御手段を有する座標測定マシン(C
    MM)であって、一度にただ1つのアクティブ状態のプ
    ローブ・チップのみが前記制御手段によって認識される
    よう構成された座標測定マシンにおいて、 ユーザに提供するための絵画的イメージの形式の視覚的
    指示を備えており、前記視覚的な絵画的イメージは、前
    記制御手段によって認識されている前記1つのアクティ
    ブ状態のプローブ・チップの少なくとも1つの識別可能
    な物理的特性を表していることを特徴とする座標測定マ
    シン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のCMMにおいて、前記視
    覚的指示は、前記アクティブ状態のプローブ・チップ
    と、アクティブ状態のプローブ・スタイラスと、プロー
    ブ・シャフトの少なくとも一部との画像表現を含むこと
    を特徴とするCMM。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のCMMにおいて、前記視
    覚的指示は、このCMMの座標軸に関して、前記アクテ
    ィブ状態のプローブ・スタイラスが向いている方向のグ
    ラフィカル表現を含むことを特徴とするCMM。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のCMMにおいて、前記視
    覚的指示は、電動化プローブ・ヘッドが前記制御手段に
    よって認識されるか否かを示し、かつ、このCMMの座
    標軸に関しての前記電動化プローブ・ヘッドと前記アク
    ティブ状態のプローブ・スタイラスとの方向とを示すグ
    ラフィカル表現を含むことを特徴とするCMM。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のCMMにおいて、該CM
    Mはさらに、前記ユーザの制御下の前記アクティブ状態
    のプローブ・チップの絵画的イメージを回転させる手段
    を含んでいることを特徴とするCMM。
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