JPH11152525A - 鋼帯材若しくは類似のものを連続的に熱処理するための装置 - Google Patents

鋼帯材若しくは類似のものを連続的に熱処理するための装置

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JPH11152525A
JPH11152525A JP10268076A JP26807698A JPH11152525A JP H11152525 A JPH11152525 A JP H11152525A JP 10268076 A JP10268076 A JP 10268076A JP 26807698 A JP26807698 A JP 26807698A JP H11152525 A JPH11152525 A JP H11152525A
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JP10268076A
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Peter Ebner
エプナー ペーター
Heribert Lochner
ロッホナー ヘリベルト
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼帯材若しくは類似のものの連続的な熱処理
のための装置を改善して、公知技術の前記欠点を取り除
く。 【解決手段】 鋼帯材若しくは類似のものの連続的な熱
処理のための装置が、非磁性の絶縁されたケーシング１
を有しており、ケーシング内に、軸線平行な加熱されな
い２つのローラ２，３が互いに間隔を置いて配置されて
おり、第１のローラ２に鋼帯材４若しくは類似のものが
供給され、かつ鋼帯材が第２のローラ３を巻き付けてい
て、二次巻体として変換器薄板ユニット７を通って再び
第１のローラに達して、該装置から導出されるようにな
っており、一次巻体１０が相応の巻数を有していてケー
シングの外側に配置されており、ケーシングが保護ガス
で充填されていてかつ、ケーシング内の一様な温度高さ
及び温度分布を保証するための装置１１，１２を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯材若しくは類
似のものを連続的に熱処理する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】金属半製品、特に鋼帯材若しくは類似の
ものは、後の使用目的に必要な組織を得るために、まず
熱処理されねばならない。熱処理の１つは焼き入れ(Ver
gueten)である。このような過程に際して、鋼帯材は炭
素含有量及び残りの合金成分に応じてＡＣ３を越える温
度レベルにもたらされ、次いで迅速に冷却され、即ち急
冷されて、低い温度レベルに焼き戻される。
【０００３】鋼帯材若しくは類似のものの加熱を誘導装
置或いはマッフル付き若しくはマッフルなしの炉内で行
って、次いで急冷を液体金属浴(Fluessigmetallbad)若
しくは油浴(Oelbad)、或いは保護ガス流内で行うこと
は、公知である。さらに、加熱を渦流ベッド装置(Wirbe
lbettanlage)内で、若しくは流動供給接点として形成さ
れて電気抵抗加熱器のような加熱する帯材の用いられる
液体金属浴内で行うことも公知である。
【０００４】前記すべての装置においては種々の欠点が
ある。付着する油残留物若しくは液体金属残留物が帯材
によって浴の表面から引きずり出され、従って、相応に
環境負荷が生じる。加熱を放射熱によって行う場合に
は、長く煩雑で高価な炉が必要である。ガス急冷浴(Gas
abschreckbad)においては、多くの場合に必要な急冷速
度が得られず、さらに大きなエネルギ量が必要である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、鋼帯
材若しくは類似のものの連続的な熱処理のための装置を
改善して、公知技術の前記欠点を取り除き、装置が比較
的簡単な構造で形成され、簡単な熱伝達によってエネル
ギを節減でき、環境を負荷するような冷却媒体を必要と
せず、温度の良好な調節が可能であるようにすることで
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、絶縁された非磁性のケーシング内
に、軸線平行な加熱されていない２つのローラが互いに
間隔を置いて配置されており、該ローラを、第１のロー
ラに供給されかつ該装置によって処理されて導出される
鋼帯材が巻き付けており、両方のローラ間に変換器薄板
ユニットを配置してあり、変換器薄板ユニットが鋼帯材
によって形成された二次巻体及び、ケーシングの外側に
設けられて所望の電気出力(elektrische Leistung)に応
じて相応の巻き状態(Windungsverhaeltnis)に保たれた
一次巻体を備えており、変換器内で加熱された鋼帯材が
次いで、供給される鋼帯材並びに第１のローラによって
急冷されるようになっている。
【０００７】
【発明の効果】簡単なエネルギ伝達が変換器(Transform
ator)によって可能であり、前記急冷によってエネルギ
節減が行われ、それというのは、急冷ローラ(Abschreck
rolle)と呼ばれうる第１のローラ上での鋼帯材若しくは
類似のものの冷却に際して、供給される鋼帯材若しくは
類似のものが急冷手段として用いられ、かつ同時に予熱
され、従って、装置が大きな構造を必要としない。
【０００８】有利には、第１のローラ、即ち急冷ローラ
の領域に、一様な温度高さ及び温度分布を調節するため
の補助装置(Hilfseinrichtung)が設けられている。補助
装置は電気的な加熱装置、冷却装置並びに循環装置(Umw
aelzeinrichtung)であってよい。
【０００９】熱処理中の鋼帯材若しくは類似のものの不
都合な酸化を避けるために、ケーシングが保護ガスで満
たされており、保護ガスが窒素、水素若しくは混合物か
ら成っていてよい。酸化作用を生ぜしめない別のガス若
しくはガス混合物を使用することも可能である。
【００１０】エネルギ交換(Energietauch)が、第１のロ
ーラの前に配置された急冷プレートによって行われてよ
い。もちろん、装置を、並べられた複数の鋼帯材若しく
は類似のもののため、或いは線材(Draht)のために構成
することも可能であり、この場合、供給される線材は急
冷手段を成すものではなく、急冷のためにもっぱら第１
のローラが役立つ。
【００１１】
【発明の実施の形態】絶縁(isolieren)された非磁性の
ケーシング１内に、軸線平行な２つのローラ２，３が互
いに間隔を置いて配置されている。処理すべき鋼帯材(S
tahlband)４は入口開口５を通して転向ローラ６を介し
て第１のローラ２に供給され、第２のローラ３に向かっ
て延びて、次いで変換器薄板ユニット(Transformatorbl
echpaket)７を介してローラ２へ戻され、この場合、戻
される鋼帯材が、進入する鋼帯材を予熱して、かつ薄板
ユニット(Blechpaket)内での加熱の後に、前記進入する
鋼帯材並びにローラ２によって急冷される。鋼帯材４
は、帯材走行の際の帯材交差に用いられる転向ローラ８
を介して出口９へ導かれる。
【００１２】鋼帯材４は変換器薄板ユニット７内で二次
巻体(Sekundaerwicklung)を形成しているのに対して、
一次巻体(Primaerwicklung)１０はケーシング１の外側
に配置されていて、出力伝達(Leistungsuebertragung)
による所望の帯材加熱に適合された巻数を有している。
ケーシング１内では電気的な加熱装置１１及び冷却装置
１２によって、変わらない温度レベル及び均一な温度分
布が保証される。ケーシング１は保護ガス(Schutzgas)
で満たされている。
【００１３】図２は装置のわずかに変化された実施例を
概略的に示しており、図３の水平配置の装置においては
複数の帯材４若しくは類似のものが同時に処理され、導
出に役立つローラ２の前に急冷プレート(Temperaturabs
chreckplatte)１３が配置されている。マルチワイヤ式
の運転(mehradriger Betrieb)においては、電気網の対
称的な負荷が可能であり、変換器、例えばトライアック
(Triac)の一次側へのエネルギ供給の制御による温度の
良好な調節が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図１】鋼帯材を熱処理するための装置の概略図
【図２】鋼帯材を熱処理するための装置の変化例の概略
図
【図３】鋼帯材を熱処理するための装置の別の変化例の
概略図
【符号の説明】
１ ケーシング、 ２，３ ローラ、 ４ 鋼帯
材、 ５ 入口開口、６ 転向ローラ、 ７ 変圧
器薄板ユニット、 ８ 転向ローラ、９ 出口、
１０ 一次巻体、 １１ 加熱装置、 １２ 冷却
装置、１３ 急冷プレート
フロントページの続き (72)発明者 ヘリベルト ロッホナー オーストリア国 レオンディング ブルク ヴァルシュトラーセ 19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 鋼帯材（４）若しくは類似のものを連続
    的に熱処理するための装置において、絶縁された非磁性
    のケーシング（１）内に、軸線平行な加熱されていない
    ２つのローラ（２，３）が互いに間隔を置いて配置され
    ており、該ローラを、第１のローラ（２）に供給されか
    つ該装置によって処理されて導出される鋼帯材（４）が
    巻き付けており、両方のローラ（２，３）間に変換器薄
    板ユニット（７）を配置してあり、変換器薄板ユニット
    が鋼帯材によって形成された二次巻体及び、ケーシング
    の外側に設けられて所望の電気出力に応じて相応の巻き
    状態に保たれた一次巻体（１０）を備えており、変換器
    （７）内で加熱された鋼帯材（４）が次いで、供給され
    る鋼帯材（４）並びに第１のローラ（２）によって急冷
    されるようになっていることを特徴とする、鋼帯材若し
    くは類似のものを連続的に熱処理するための装置。
  2. 【請求項２】 ケーシング（１）内で第１のローラ
    （２）の領域に、一様な温度高さ及び温度分布を調節す
    るための補助装置（１１，１２）が設けられている請求
    項１記載の装置。
  3. 【請求項３】 ケーシング（１）が保護ガスで満たされ
    ている請求項１及び２記載の装置。
  4. 【請求項４】 第１のローラ（２）の前に急冷プレート
    （１３）が配置されている請求項１から３のいずれか１
    項記載の装置。
  5. 【請求項５】 装置が、並べられた複数の鋼帯材若しく
    は類似のもののために構成されている請求項１から４の
    いずれか１項記載の装置。
  6. 【請求項６】 装置が線材のために構成されており、こ
    の場合、急冷のためにもっぱら第１のローラ（２）が用
    いられている請求項１から５のいずれか１項記載の装
    置。
JP10268076A 1997-09-22 1998-09-22 鋼帯材若しくは類似のものを連続的に熱処理するための装置 Pending JPH11152525A (ja)

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AT0159797A AT407880B (de) 1997-09-22 1997-09-22 Anlage zur kontinuierlichen wärmebehandlung eines stahlbandes
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AT (2) AT407880B (ja)
CA (1) CA2246879C (ja)
DE (1) DE59809913D1 (ja)
ES (1) ES2209102T3 (ja)
TW (1) TW410238B (ja)
ZA (1) ZA988143B (ja)

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ES2209102T3 (es) 2004-06-16
ATE252162T1 (de) 2003-11-15
US6056913A (en) 2000-05-02
AT407880B (de) 2001-07-25
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CA2246879A1 (en) 1999-03-22
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