JPH11152416A - アミノナフタロシアニン化合物の製造方法 - Google Patents

アミノナフタロシアニン化合物の製造方法

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JPH11152416A
JPH11152416A JP2836998A JP2836998A JPH11152416A JP H11152416 A JPH11152416 A JP H11152416A JP 2836998 A JP2836998 A JP 2836998A JP 2836998 A JP2836998 A JP 2836998A JP H11152416 A JPH11152416 A JP H11152416A
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aminonaphthalocyanine
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JP2836998A
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English (en)
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Yoriaki Matsuzaki
▲頼▼明 松▲崎▼
Kazuhiro Kiyono
和浩 清野
Tatsu Oi
龍 大井
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Yamamoto Chemicals Inc
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Yamamoto Chemicals Inc
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B47/00Porphines; Azaporphines
    • C09B47/04Phthalocyanines abbreviation: Pc
    • C09B47/08Preparation from other phthalocyanine compounds, e.g. cobaltphthalocyanineamine complex
    • C09B47/22Obtaining compounds having nitrogen atoms directly bound to the phthalocyanine skeleton

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長波長領域の近赤外線を吸収することので
きる、アミノナフタロシアニン化合物の製造方法を提供
する。 【解決手段】 1,4−ジアルコキシ−2,3−ジシア
ノ−5−ニトロナフタレンを環化反応させ、テトラニト
ロオクタアルコキシナフタロシアニン化合物を合成した
後、ニトロ基を還元することを特徴とするテトラアミノ
オクタアルコキシナフタロシアニン化合物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テトラアミノオク
タアルコキシナフタロシアニン化合物(アミノナフタロ
シアニン化合物と略記する)の製造方法に関する。詳細
には、近赤外線吸収塗料あるいはインキ、光熱変換材
料、光カード、光記録媒体、有機光導電体、近赤外線吸
収フイルター、熱線遮蔽フィルム、農業用フィルム等の
近赤外線吸収能を必要とする用途への展開が可能なナフ
タロシアニン化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ナフタロシアニン化合物は近赤外線吸収
能力に優れるため、光カード、近赤外線吸収フィルタ
ー、熱線遮蔽フィルム、レーザープリンターの有機光導
電体などへの応用が種々検討されている。
【0003】これらナフタロシアニン化合物の合成方法
としては、通常、ナフタレンジカルボン酸、ナフタレン
ジカルボン酸無水物、ナフタロニトリルおよびそれらの
誘導体を原料とした環化反応によって合成されている。
【0004】特開平2-296885号公報においては、アミノ
基を有するナフタロシアニン化合物が請求範囲に含まれ
ているが、明細書、及び実施例には全く記載がなく、そ
の化合物の性質や合成方法についても不明である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、長波
長領域の近赤外線を吸収することのできる、アミノ基を
有するアミノナフタロシアニン化合物の製造方法を提供
することである。
【0006】本発明に係るアミノナフタロシアニン化合
物は、900nm付近あるいはそれ以上の長波長領域の
近赤外線を吸収し、かつ可視領域の吸収が小さいため、
すぐれた光熱変換材料、光記録媒体、近赤外線吸収フィ
ルター、農業用フィルム、熱線遮断フィルム、近赤外線
吸収塗料、偽造防止用の印刷インク、受光素子等の近赤
外線吸収材料として使用できる化合物である。しかし、
このオクタアルコキシテトラアミノナフタロシアニン化
合物の合成を、常法に従い、1,4−ジアルコキシ−
2,3−ジシアノ−5−アミノナフタレンを原料に環化
反応を試みたところ、目的の生成物は全く得られなかっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
前記の課題を解決するために鋭意検討した結果、ニトロ
基を有するジシアノナフタレンを原料として、オクタア
ルコキシテトラニトロナフタロシアニン化合物(ニトロ
ナフタロシアニン化合物と略記する)を合成したのち、
該ニトロ基を還元することにより、アミノナフタロシア
ニンを得る方法を見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】すなわち、本発明は、下記一般式(1)で
表わされる1,4−ジアルコキシ−2,3−ジシアノ−
5−ニトロナフタレンを環化反応させ、下記式(2)で
表されるテトラニトロオクタアルコキシナフタロシアニ
ン化合物を合成した後、ニトロ基を還元することを特徴
とする下記式(3)で表されるテトラアミノオクタアル
コキシナフタロシアニン化合物の製造方法に関する。
【0009】
【化5】
【0010】
【化6】
【0011】
【化7】
【0012】(式(1)〜(3)中、R1、R2は、各々
独立に置換されていてもよいアルキル基を示し、Mは2
価の金属原子、3価または4価の置換金属、あるいはオ
キシ金属を示す。)
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、前記一般式(3)で表わ
されるアミノナフタロシアニン化合物を合成するにあた
り、ニトロ基を有する前記一般式(1)を用いて、前記
一般式(2)で表わされるニトロナフタロシアニン化合
物を合成し、そのニトロ基を還元することにより、90
0nm付近あるいはそれ以上の長波長領域の波長選択性
の高い近赤外線吸収化合物であるアミノナフタロシアニ
ン化合物を得ることを特徴とするものである。
【0014】一般式(1)〜(3)において、R1、R2
は、各々独立に置換されていてもよいアルキル基を示
し、Mは2価の金属原子、3価または4価の置換金属、
あるいはオキシ金属を示す。
【0015】R1、R2において、置換されていてもよい
アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、
sec−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、
ネオペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、s
ec−ヘキシル基、n−ヘプチル基、イソヘプチル基、
sec−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキ
シル基等の直鎖または分岐のアルキル基、クロロエチル
基、トリフルオロメチル基等のハロゲノアルキル基、メ
トキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル
基、プロポキシエチル基、ブトキシエチル基等のアルコ
キシアルキル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロ
ピル基等のヒドロキシアルキル基、ヒドロキシエトキシ
エチル基、ヒドロキシエトキシエトキシエチル基等のヒ
ドロキシポリエーテル基、メトキシエトキシエチル基、
エトキシエトキシエチル基、プロポキシエトキシエチル
基、ブトキシエトキシエチル基等のアルコキシポリエー
テル基等が例示される。
【0016】Mで表される2価の金属としては、Cu
(II)、Zn(II)、Fe(II)、Co(II)、Ni
(II)、Ru(II)、Rh(II)、Pd(II)、Pt
(II)、Mn(II)、Mg(II)、Ti(II)、Be
(II)、Ca(II)、Ba(II)、Cd(II)、Hg
(II)、Pb(II)、Sn(II)等が例示される。
【0017】1置換の3価金属としては、Al−Cl、
Al−Br、Al−F、Al−I、Ga−Cl、Ga−
F、Ga−I、Ga−Br、In−Cl、In−Br、
In−I、In−F、Tl−Cl、Tl−Br、Tl−
I、Tl−F、Al−C65、Al−C64(C
3)、In−C65、In−C64(CH3)、In−
65、Mn(OH)、Mn(OC65)、Mn〔OS
i(CH33〕、Fe−Cl、Ru−Cl等が例示され
る。
【0018】2置換の4価金属としては、CrCl2
SiCl2、SiBr2、SiF2、SiI2、ZrC
2、GeCl2、GeBr2、GeI2、GeF2、Sn
Cl2、SnBr2、SnF2、TiCl2、TiBr2
TiF2、Si(OH)2、Ge(OH)2、Zr(O
H)2、Mn(OH)2、Sn(OH)2、TiR2、Cr
2、SiR2、SnR2、GeR2〔Rはアルキル基、フ
ェニル基、ナフチル基、およびその誘導体を表す〕、S
i(OR’)2、Sn(OR’)2、Ge(OR’)2
Ti(OR’)2、Cr(OR’)2〔R’はアルキル
基、フェニル基、ナフチル基、トリアルキルシリル基、
ジアルキルアルコキシシリル基およびその誘導体を表
す〕、Sn(SR”)2、Ge(SR”)2(R”はアル
キル基、フェニル基、ナフチル基、およびその誘導体を
表す〕等が例示される。
【0019】オキシ金属の例としては、VO、MnO、
TiO等が例示される。
【0020】特に好ましいMは、Co、Ni、Cu、Z
n、Pd、AlCl、InCl、TiO、VOである。
【0021】本発明の製造方法は、アミノ基を有する
1,4−ジアルコキシ−2,3−ジシアノナフタレンの
直接環化方法ではなく、ニトロ基を有する1,4−ジア
ルコキシ−2,3−ジシアノナフタレンを用いてオクタ
アルコキシ−テトラニトロナフタロシアニンを得、これ
を還元することにより対応するオクタアルコキシ−テト
ラアミノナフタロシアニンを得るものである。細かい反
応条件等は特に制限を受けないが、通常のジシアノナフ
タレンからナフタロシアニンへの環化反応条件、あるい
は通常のアミノ基の還元条件が適応できる。
【0022】以下に、ニトロナフタロシアニン化合物
の製造方法、およびニトロ基を無置換のアミノ基へ還
元し、アミノ基を有するアミノナフタロシアニンを得る
方法について以下に例示するが、それに限定されるもの
ではない。
【0023】のニトロナフタロシアニン化合物は、例
えば、前記式(1)で表されるジシアノナフタレン誘導
体と金属あるいは金属化合物とを、溶媒中で反応させる
ことにより製造できる。
【0024】なお、出発物質である化合物(1)は、入
手しやすさ、合成しやすさの点から、ニトロ基が5位に
置換したジシアノナフタレン誘導体が好ましい。またそ
の具体的な合成法としては、ジシアノナフトキノンを原
料に、有機合成化学第16巻第10号(1958)50頁に記載さ
れるニトロ化、続いて日本化学会誌No.12(1981) 1916
頁記載の方法にてジシアノ体を合成し、得られたジオー
ルをアルキル化して容易に得られる。
【0025】金属あるいは金属化合物としては、Al、
Si、Ti、V、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Z
n、Ge、Ru、Rh、Pd、In、Sn、Pt、P
b、Mg、Ca、Ba、Be、Cd、Hg及びこれらの
ハロゲン化物、カルボン酸塩、硫酸塩、硝酸塩、カルボ
ニル化合物、酸化物、錯体等が挙げられる。特に金属の
ハロゲン化物またはカルボン酸塩が好ましく用いられ、
これらの例としては塩化銅、臭化銅、沃化銅、塩化ニッ
ケル、臭化ニッケル、酢酸ニッケル、塩化コバルト、臭
化コバルト、酢酸コバルト、塩化鉄、塩化亜鉛、臭化亜
鉛、沃化亜鉛、酢酸亜鉛、塩化バナジウム、オキシ三塩
化バナジウム、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、塩化
アルミニウム、塩化マンガン、酢酸マンガン、アセチル
アセトンマンガン、塩化マンガン、塩化鉛、酢酸鉛、塩
化インジウム、塩化チタン、塩化スズ等が挙げられる。
【0026】金属あるいは金属化合物の使用量は、一般
式(1)のジシアノナフタレン誘導体に対して0.2〜0.6
倍モル、好ましくは0.25〜0.4倍モルである。
【0027】反応に使用される溶媒としては沸点100
℃以上、好ましくは130℃以上の有機溶媒が用いられ
る。例として、n−アミルアルコール、n−ヘキサノー
ル、シクロヘキサノール、2−メチル−1−ペンタノー
ル、1−ヘプタノール、2−ヘプタノール、1−オクタ
ノール、2−エチルヘキサノール、ベンジルアルコー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、エト
キシエタノール、プロポキシエタノール、ブトキシエタ
ノール、ジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノエ
タノール等のアルコール溶媒、トリクロロベンゼン、ク
ロロナフタレン、スルフォラン、ニトロベンゼン、キノ
リン、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2
−ピロリドン、N,N−ジメチルイミダゾリジノン、
N,N−ジメチルアセトアミド、尿素等の高沸点溶媒が
挙げられる。
【0028】溶媒の使用量はジシアノナフタレン誘導体
に対して1〜100倍重量、好ましくは5〜20倍重量
である。
【0029】反応に際しては、触媒としてモリブデン酸
アンモニウム、或いはDBU(1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]ウンデセン)を添加しても良い。添加量
はジシアノナフタレン誘導体1モルに対して、0.1〜
10モル、好ましくは0.5〜2モルである。
【0030】反応温度は100〜300℃、好ましくは
130〜220℃である。
【0031】さらに、このニトロナフタロシアニン化合
物を還元して、本発明の化合物を得るの方法として
は、例えば、上記で得られたニトロナフタロシアニン化
合物を溶媒中で還元剤存在下に還元することにより製造
できる。
【0032】反応に使用される溶媒としては、例えば、
メタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノー
ル、n−アミルアルコール、ベンジルアルコール、エチ
レングリコール、エトキシエタノール、ジメチルアミノ
エタノール等のアルコール溶媒、テトラヒドロフラン
(THF)、ジオキサン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル等の
エーテル溶媒 スルフォラン、水、酢酸等の極性溶媒が挙げられるがこ
れに限定されるものではない。
【0033】溶媒の使用量はニトロナフタロシアニン化
合物に対して1〜100倍重量、好ましくは5〜20倍
重量である。
【0034】還元剤としては、例えば、水素化リチウム
アルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ジイソ
ブチルアルミニウム等の水素化金属、ナトリウム、亜
鉛、スズ等の金属、水硫化ソーダ、トリフェニルフォス
ファイト、チオ硫酸ナトリウム等があげられる。
【0035】還元剤の使用量は、ニトロナフタロシアニ
ン化合物に対して0.08〜800倍モル、好ましくは
8〜80倍モルである。
【0036】また、ラネーニッケル、パラジウムカーボ
ン等の触媒存在下での水素還元を行うこともできる。
【0037】このとき、触媒の使用量は、ニトロナフタ
ロシアニン化合物に対して0.004〜40倍重量、好
ましくは0.04〜4倍重量である。
【0038】反応温度は−80℃〜200℃、好ましく
は20℃〜100℃である。
【0039】反応終了後の後処理としては、反応後に溶
媒を留去するか、又は反応液をナフタロシアニン化合物
に対する貧溶媒に排出して析出物を濾過することにより
本願発明のアミノナフタロシアニン化合物を得ることが
できる。
【0040】さらに、本発明で得られたアミノナフタロ
シアニン化合物は常法により、アミノ基をアルキル化、
アリール化、アミド化、スルホンアミド化等を行って、
さらに様々な有用な化合物に誘導できる。
【0041】このようなアミノナフタロシアニン誘導体
化合物もまた、相当する置換アミノ基を有する1、4−
ジアルコキシ−2,3−ジシアノナフタレンの直接環化
方法では全く得られない場合が多い。また得られたとし
ても収率は極めて低い。従って、本発明は、前記方法で
得られた式(3)で表されるテトラアミノオクタアルコ
キシナフタロシアニン化合物のアミノ基をアルキル化、
アリール化、アミド化、或いはスルホンアミド化するこ
とを特徴とする下記式(4)で表されるテトラアミノオ
クタアルコキシナフタロシアニン誘導体化合物の製造方
法にも関する。
【0042】
【化8】 (式中、R1、R2及びMは前述と同じ意味を表し、
3、R4は、水素原子、置換されていてもよいアルキル
基、置換されていてもよいアリール基、置換されていて
もよいアルキルカルボニル基、置換されていてもよいア
リールカルボニル基、置換されていてもよいアルキルス
ルホニル基、置換されていてもよいアリールスルホニル
基を示すが、R3、R4の両方が同時に水素原子となるこ
とはない。)
【0043】R3、R4で表される置換されていてもよい
アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、
sec−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、
ネオペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、s
ec−ヘキシル基、n−ヘプチル基、イソヘプチル基、
sec−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキ
シル基等の直鎖または分岐のアルキル基、クロロエチル
基等のハロゲノアルキル基、メトキシメチル基、メトキ
シエチル基、エトキシエチル基、プロポキシエチル基、
ブトキシエチル基等のアルコキシアルキル基等が例示さ
れる。
【0044】置換されていてもよいアリール基として
は、フェニル基、ナフチル基、4−メチルフェニル基、
4−エチルフェニル基、4−プロピルフェニル基、4−
t−ブチルフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−
エトキシフェニル基、、4−クロロフェニル基、4−ブ
ロモフェニル基、2−メチルフェニル基、2−エチルフ
ェニル基、2−プロピルフェニル基、2−t−ブチルフ
ェニル基、2−メトキシフェニル基、2−エトキシフェ
ニル基、2−ヒドロキシフェニル基、2−クロロフェニ
ル基、2−ブロモフェニル基等が例示される。
【0045】置換されていてもよいアルキルカルボニル
基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル
基、iso−ブチリル基、バレリル基、iso−バレリ
ル基、トリメチルアセチル基、ヘキサノイル基、t−ブ
チルアセチル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、2
−エチルヘキサノイル基等のアルキルカルボニル基、6
−クロロヘキサノイル基、6−ブロモヘキサノイル基、
トリフルオロアセチル基、ペンタフルオロプロピオニル
基、パーフルオロオクタノイル基等のハロゲノアルキル
カルボニル基、メトキシアセチル基等のアルコキシアル
キルカルボニル基等が例示される。
【0046】置換されていてもよいアリールカルボニル
基としては、ベンゾイル基、o−クロロベンゾイル基、
m−クロロベンゾイル基、p−クロロベンゾイル基、o
−フルオロベンゾイル基、m−フルオロベンゾイル基、
p−フルオロベンゾイル基、o−アセチルベンゾイル
基、m−アセチルベンゾイル基、p−アセチルベンゾイ
ル基、o−メトキシベンゾイル基、m−メトキシベンゾ
イル基、p−メトキシベンゾイル基、o−メチルベンゾ
イル基、m−メチルベンゾイル基、p−メチルベンゾイ
ル基、o−トリフルオロメチルベンゾイル基、p−トリ
フルオロメチルベンゾイル基、ペンタフルオロベンゾイ
ル基、4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル基等が例
示される。
【0047】置換されていてもよいアルキルスルホニル
基としては、メタンスルホニル基、エタンスルホニル
基、プロパンスルホニル基、ブタンスルホニル基、ヘプ
タンスルホニル基、ヘキサンスルホニル基等のアルキル
スルホニル基、2−クロロエタンスルホニル基、2,
2,2−トリフルオロエタンスルホニル基、トリフルオ
ロメタンスルホニル基等のハロゲノアルキルスルホニル
基、ベンジルスルホニル基等が例示される。
【0048】置換されていてもよいアリールスルホニル
基としては、ベンゼンスルホニル基、o−クロロベンゼ
ンスルホニル基、m−クロロベンゼンスルホニル基、p
−クロロベンゼンスルホニル基、o−フルオロベンゼン
スルホニル基、m−フルオロベンゼンスルホニル基、p
−フルオロベンゼンスルホニル基、ペンタフルオロベン
ゼンスルホニル基、o−メトキシベンゼンスルホニル
基、m−メトキシベンゼンスルホニル基、p−メトキシ
ベンゼンスルホニル基、o−メチルベンゼンスルホニル
基、m−メチルベンゼンスルホニル基、p−メチルベン
ゼンスルホニル基、2−メシチレンスルホニル基、4−
t−ブチルベンゼンスルホニル基、N−アセチルスルホ
ニル基等が例示される。
【0049】以下に、アミノナフタロシアニン化合物
(3)を用いた一般式(4)の製造方法について例示する
が、これに限定されるものではない。
【0050】アミノ基のアルキル化、アリール化をする
場合には、通常のアルキル化、アリール化の手法を用い
ることができるが、例えば、上記で得られたアミノナフ
タロシアニン化合物(3)を溶媒中で塩基存在下、ハロ
ゲン化物あるいはスルホン酸エステルと反応することに
より得られる。
【0051】反応に使用される溶媒としては、N,N−
ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、
N,N−ジメチルイミダゾリジノン、N,N−ジメチル
アセトアミド、スルフォラン等の極性溶媒、テトラヒド
ロフラン(THF)、ジオキサン、ジエチレングリコー
ルジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジブチルエー
テル等のエーテル溶媒等が挙げられる溶媒の使用量とし
ては、ナフタロシアニン化合物に対して1〜100倍重
量、好ましくは5〜20倍重量である。
【0052】用いるハロゲン化物としては、ヨウ化メチ
ル、エチルブロマイド、プロピルクロライド、ブチルブ
ロマイド、イソブチルクロライド、ブロモベンゼン、ヨ
ウ化ベンゼン等が挙げられ、スルホン酸エステルとして
は、パラトルエンスルホン酸メチル、パラトルエンスル
ホン酸エチル、パラトルエンスルホン酸ブチル、パラト
ルエンスルホン酸フェニル、トリフルオロスルホン酸フ
ェニル等が挙げられる。
【0053】使用量は、アミノナフタロシアニン化合物
1モルに対して、0.4〜40モルであるが、モノアル
キルアミノナフタロシアニン化合物を得るには好ましく
は4〜6モル、ジアルキルアミノナフタロシアニン化合
物を得るには好ましくは8〜12モルである。
【0054】用いる塩基としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の無
機塩基、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジ
ン、DBU等のアミン類が挙げられ、使用量はアミノナ
フタロシアニン化合物1モルに対して、0.4〜40モ
ル、好ましくは4〜12モルである。反応温度は20〜
200℃、好ましくは80〜150℃である。
【0055】さらに、別法として、ジアゾメタン、ジメ
チル硫酸等のアルキル化剤等を用いることもできる。ま
た、アミノ基をアミド化、スルホン化して一般式(4)
で表されるナフタロシアニン化合物を得る方法として
は、上記アミノナフタロシアニン化合物のアミノ基を、
常法によりアミド化、スルホンアミド化することにより
製造できるが、例えば、上記で得られたアミノナフタロ
シアニン化合物を溶媒中でアミド化試剤を加えることに
より製造することができる。
【0056】使用される溶媒としては、例えば、テトラ
ヒドロフラン(THF)、ジオキサン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジブチル
エーテル等のエーテル溶媒;N,N−ジメチルホルムア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチル
イミダゾリジノン、N,N−ジメチルアセトアミド等が
挙げられる。溶媒の使用量はアミノナフタロシアニン化
合物に対して1〜100倍重量、好ましくは5〜20倍
重量である。
【0057】アミド化試剤としては、例えば、アセチル
クロライド、プロピオン酸クロライド、ブタン酸ブロマ
イド、イソブタン酸クロライド、オクタン酸クロライ
ド、エチルヘキサン酸ブロマイド、クロロ酢酸クロライ
ド、トリフルオロ酢酸クロライド、ペンタフルオロプロ
ピオン酸フルオライド等、ベンゾイルクロライド、パラ
メチルベンゾイルクロライド、パラメトキシベンゾイル
クロライド、ナフトイルクロライド、ペンタフルオロベ
ンゾイルフルオライド等の酸ハロゲン化物;メタンスル
ホン酸クロライド、プロパンスルホン酸クロライド、ト
リフルオロメタンスルホニルフルオライド、ベンゼンス
ルホン酸クロライド、パラトルエンスルホン酸クロライ
ド、オルトクロロスルホン酸クロライド、メタブロモス
ルホン酸ブロマイド等のスルホン酸ハロゲン化物;ある
いは、上記に例示したカルボン酸、スルホン酸に対応す
る無水物があげられるがこれに限定されるものではな
い。
【0058】アミド化剤の使用量はアミノナフタロシア
ニン化合物に対して2〜800倍モル、好ましくは4〜
40倍モルである。
【0059】さらに、反応の進行を促すために必要に応
じて、ピリジン、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、DBU等のアミン類を添加しても良い。これらのア
ミンの使用量はアミノナフタロシアニン化合物に対して
0〜400倍モル、好ましくは0〜40倍モルである。
【0060】反応温度は−80℃〜200℃、好ましく
は、20℃〜100℃である。
【0061】反応終了後の後処理としては、反応後に溶
媒を留去するか、又は反応液をナフタロシアニン化合物
に対する貧溶媒に排出して析出物を濾過することにより
目的とするナフタロシアニン化合物を得ることができ
る。
【0062】また、上記の合成経路において、中間体を
単離することなく、連続的に合成することも可能であ
る。
【0063】本発明の製造方法は、アミノ基を有するジ
アルコキシジシアノナフタレンの直接環化方法ではな
く、ニトロ基を有するジアルコキシジシアノナフタレン
を用いてニトロナフタロシアニンを得、これを還元する
ことにより目的のアミノナフタロシアニンを得るもので
ある。
【0064】
【実施例】以下、本発明を実施例により、更に詳細に説
明するが、本発明は、これによりなんら制限されるもの
ではない。
【0065】実施例1 アミノナフタロシアニン化合物(A)の合成 下記化合物(a)4.0g、塩化銅(I)0.323
g、DBU1.63mL、n−アミルアルコール20m
Lを混合した後、還流下6時間撹拌した。冷却後、メタ
ノール100mLに排出、析出物を濾別し、ニトロナフ
タロシアニン化合物を2.83g得た。さらに、得られ
た該化合物2.5g、N,N−ジメチルホルムアミド
(以下DMFと略す)50mLを混合した後、70℃ま
で加熱した。これに、20%NaSH水溶液5gを滴下
し、1時間撹拌した。冷却して、水500mLには移出
し、希硫酸で中和して結晶化させた。析出物を濾別し、
アミノナフタロシアニン化合物(A)1.92gを得
た。
【0066】
【化9】
【0067】
【化10】 (X1及びX2は各々独立に、どちらか一方がNH2基を
示し、他方が水素原子である。)
【0068】比較例1 アミノナフタロシアニン化合物(A)の合成 下記化合物(b)3.7g、塩化銅(I)0.323
g、DBU1.63mL、n−アミルアルコール20m
Lを混合した後、還流下20時間撹拌したが、得られた
ものには近赤外線領域での吸収ピークは全く見られなか
った。
【0069】
【化11】
【0070】実施例2 アミノナフタロシアニン化合物(B)の合成 実施例1で合成した化合物(A)3.0g、炭酸カリウ
ム0.18g、臭化エチル1.02g、DMF20mL
を混合した後、100℃で6時間撹拌した。冷却後、水
100mLに排出し、析出物を濾別し、目的化合物
(B)2.7gを得た。
【0071】
【化12】 (X3及びX4は、各々独立にどちらか一方がNHEt基
を示し、他方が水素原子である。)
【0072】比較例2 アミノナフタロシアニン化合物(B)の合成 下記化合物(c)3.98g、塩化銅(I)0.323
g、DBU1.63mL、n−アミルアルコール20m
Lを混合した後、還流下20時間撹拌したが、得られた
ものには近赤外線領域での吸収ピークは全く見られなか
った。
【0073】
【化13】
【0074】実施例3 アミノナフタロシアニン化合物(C)の合成 実施例1の塩化銅の代わりに無水塩化ニッケル(II)
0.42g使用した以外は実施例1と同様にして、目的
化合物(C)1.84gを得た。
【0075】
【化14】 (X1及びX2は、各々独立にどちらか一方がNH2基を
示し、他方が水素原子である。)
【0076】比較例3 アミノナフタロシアニン化合物(C)の合成 比較例1記載の化合物(b)3.98g、無水塩化ニッ
ケル(II)0.42g、DBU1.63mL、n−アミ
ルアルコール20mLを混合した後、還流下20時間撹
拌したが、得られたものには近赤外線領域での吸収ピー
クは全く見られなかった。
【0077】実施例4 アミノナフタロシアニン化合物(D)の合成 下記化合物(d)2.5g、塩化銅(I)0.162
g、DBU0.815mL、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル10mLを混合した後、150℃で10時間
撹拌した。冷却後、メタノール50mLに排出、析出物
を濾別し、ニトロナフタロシアニン化合物を1.07g
得た。さらに、得られた該化合物1.0g、N,N−ジ
メチルホルムアミド(以下DMFと略す)20mLを混
合した後、70℃まで加熱した。これに、20%NaS
H水溶液2gを滴下し、1時間撹拌した。冷却して、水
200mLに排出し、希硫酸で中和して結晶化させた。
析出物を濾別し、アミノナフタロシアニン化合物(D)
0.96gを得た。
【0078】
【化15】
【0079】
【化16】 (X1及びX2は、各々独立にどちらか一方がNH2基を
示し、他方が水素原子である。)
【0080】比較例4 下記化合物(e)4.0g、無水塩化ニッケル(II)
0.42g、DBU1.63mL、ジエチレングリコー
ルジメチルエーテル20mLを混合した後、還流下20
時間撹拌したが、得られたものには近赤外線領域での吸
収ピークは全く見られなかった。
【0081】
【化17】
【0082】実施例5 アミノナフタロシアニン化合物(E)の合成 下記化合物(f)2.0g、塩化銅(I)0.162
g、DBU0.815mL、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル10mLを混合した後、150℃で10時間
撹拌した。冷却後、メタノール50mLに排出、析出物
を濾別し、ニトロナフタロシアニン化合物を1.07g
得た。さらに、得られた該化合物1.0g、N,N−ジ
メチルホルムアミド(以下DMFと略す)20mLを混
合した後、70℃まで加熱した。これに、20%NaS
H水溶液2gを滴下し、1時間撹拌した。冷却して、水
200mLに排出し、希硫酸で中和して結晶化させた。
析出物を濾別し、アミノナフタロシアニン化合物(E)
0.96gを得た。
【0083】
【化18】
【0084】
【化19】 (X1及びX2は、各々独立にどちらか一方がNH2基を
示し、他方が水素原子である。)
【0085】比較例5 下記化合物(g)4.0g、無水塩化ニッケル(II)
0.42g、DBU1.63mL、アミルアルコール2
0mLを混合した後、還流下20時間撹拌したが、得ら
れたものには近赤外線領域での吸収ピークは全く見られ
なかった。
【0086】
【化20】
【0087】実施例6 アミノナフタロシアニン化合物(F)の合成 実施例5で合成した化合物(E)3.0g、炭酸カリウ
ム0.20g、臭化ブチル1.5g、DMF20mLを
混合した後、100℃で6時間撹拌した。冷却後、水1
00mLに排出し、析出物を濾別し、目的化合物(F)
2.6gを得た。
【0088】
【化21】 (X5及びX6は、各々独立にどちらか一方がNHBu基
を示し、他方が水素原子である。)
【0089】比較例6 下記化合物(h)4.0g、塩化銅(I)0.42g、
DBU1.63mL、アミルアルコール20mLを混合
した後、還流下20時間撹拌したが、得られたものには
近赤外線領域での吸収ピークは全く見られなかった。
【0090】
【化22】
【0091】実施例7〜32 実施例1と同様に、ニトロナフタロシアニン化合物を合
成した後還元する事による、本発明の製造方法によるア
ミノナフタロシアニンの合成結果を、第1表に示す。ま
た、得られたアミノナフタロシアニンのアミノ基に対し
てアルキル化等を施し、一般式(4)のアミノナフタロ
シアニン誘導体を合成した結果についても併せて示す。
【0092】すべてにおいて、直接合成法(比較例参
照)では合成できなかったアミノナフタロシアニン化合
物は、ニトロナフタロシアニン化合物を経由することで
良好な収率で合成することができた。
【0093】なお、表中のアミノ基の置換位置について
は下記式(G)に示すように、1または4、10または
13、19または22,28または31位である場合を
β位と表現し、2または3、11または12、20また
は21,29または30位である場合をγ位と表現す
る。
【0094】
【化23】
【0095】
【表1】
【0096】比較例7〜25 一方、アミノジシアノナフタレンの直接環化方法(従来
法)での合成方法で環化させた場合の結果を第2表に示
す。すべての場合において、目的のナフタロシアニン化
合物は合成できなかった。
【0097】
【表2】
【0098】
【発明の効果】本発明の製造方法は、溶剤及び樹脂に対
する相溶解性、さらには900nm付近の長波長領域で
の近赤外線吸収能力に優れた化合物であるアミノナフタ
ロシアニンを合成する方法であり、具体的には、ニトロ
基を有するジアルコキシジシアノナフタレンを用いてニ
トロナフタロシアニンを得、これを還元することにより
アミノ基を有するアミノナフタロシアニンを得るもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 龍 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表わされる1,4−
    ジアルコキシ−2,3−ジシアノ−5−ニトロナフタレ
    ンを環化反応させ下記式(2)で表されるテトラニトロ
    オクタアルコキシナフタロシアニン化合物を合成した
    後、ニトロ基を還元することを特徴とする下記式(3)
    で表されるテトラアミノオクタアルコキシナフタロシア
    ニン化合物の製造方法。 【化1】 【化2】 【化3】 (式(1)〜(3)中、R1、R2は、各々独立に置換さ
    れていてもよいアルキル基を示し、Mは2価の金属原
    子、3価または4価の置換金属、あるいはオキシ金属を
    示す。)
  2. 【請求項2】 Mが、Co、Ni、Cu、Zn、Pd、
    AlCl、InCl、TiO、VOである請求項1記載
    のテトラアミノオクタアルコキシナフタロシアニン化合
    物の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の方法で得られた式(3)で表
    されるテトラアミノオクタアルコキシナフタロシアニン
    化合物のアミノ基をアルキル化、アリール化、アミド
    化、或いはスルホンアミド化することを特徴とする下記
    式(4)で表されるテトラアミノオクタアルコキシナフ
    タロシアニン誘導体化合物の製造方法。 【化4】 (式中、R1、R2及びMは前述と同じ意味を表し、
    3、R4は、水素原子、置換されていてもよいアルキル
    基、置換されていてもよいアリール基、置換されていて
    もよいアルキルカルボニル基、置換されていてもよいア
    リールカルボニル基、置換されていてもよいアルキルス
    ルホニル基、置換されていてもよいアリールスルホニル
    基を示すが、R3、R4の両方が同時に水素原子となるこ
    とはない。)
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