JPH1115219A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH1115219A JPH1115219A JP9184552A JP18455297A JPH1115219A JP H1115219 A JPH1115219 A JP H1115219A JP 9184552 A JP9184552 A JP 9184552A JP 18455297 A JP18455297 A JP 18455297A JP H1115219 A JPH1115219 A JP H1115219A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- image
- forming apparatus
- forming condition
- potential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】低コストかつ短いFCOTで高品質の画像を形
成し得る画像形成装置を提供することである。 【解決手段】 環境センサの検知結果に基づき算出され
た電位制御値をメモリに記憶しておき、環境センサによ
る検知結果から現在の水分量Wを算出し(S100
1)、メモリに記憶された前回の制御値算出時からの水
分量の変化を0.75gと比較し(S1002)、0.
75g以下の場合には電位制御値の再計算を行わず前回
の電位制御計算時のデータを用いて画像形成を行い(S
1012)、水分量変化が0.75gより大きい場合に
は再度制御値を計算し(S1003〜S1011)、算
出された制御値に基づいて画像形成を行う(S101
2)。
成し得る画像形成装置を提供することである。 【解決手段】 環境センサの検知結果に基づき算出され
た電位制御値をメモリに記憶しておき、環境センサによ
る検知結果から現在の水分量Wを算出し(S100
1)、メモリに記憶された前回の制御値算出時からの水
分量の変化を0.75gと比較し(S1002)、0.
75g以下の場合には電位制御値の再計算を行わず前回
の電位制御計算時のデータを用いて画像形成を行い(S
1012)、水分量変化が0.75gより大きい場合に
は再度制御値を計算し(S1003〜S1011)、算
出された制御値に基づいて画像形成を行う(S101
2)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録材上に画像を形
成する画像形成装置に関するものである。
成する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、現像剤の吸湿量を求めるため現像
器近傍の温湿度等の環境の変化を測定する環境センサを
備え、環境センサによる一定時間の検知結果に応じて画
像形成条件を制御手段により変化させる画像形成装置が
知られている。
器近傍の温湿度等の環境の変化を測定する環境センサを
備え、環境センサによる一定時間の検知結果に応じて画
像形成条件を制御手段により変化させる画像形成装置が
知られている。
【0003】上記従来装置にあっては、図6に示すよう
な制御を行なっていた。
な制御を行なっていた。
【0004】まず装置設置直時や修理時は過去8時間の
温湿度が全て現在の温湿度であるとして、8時間分のメ
モリエリアをリセットし(S101)、その8時間分の
絶対水分量のデータから現像剤の吸湿の程度を水分量と
して算出する(S102)。
温湿度が全て現在の温湿度であるとして、8時間分のメ
モリエリアをリセットし(S101)、その8時間分の
絶対水分量のデータから現像剤の吸湿の程度を水分量と
して算出する(S102)。
【0005】次に現像剤の水分量から潜像コントラスト
を決定し(S103)、潜像コントラストを得ることが
できる画像形成条件を算出する(S104)。
を決定し(S103)、潜像コントラストを得ることが
できる画像形成条件を算出する(S104)。
【0006】この画像形成条件を用いて画像形成し(S
105)、出力された画像が適正な濃度であるかどうか
を判断する(S106)。濃度が適正である場合、以降
の処理は行なわない。画像濃度が適正でない場合、例え
ばキースイッチ等により温湿度データを書き換える(濃
度が濃い場合はS107、濃度が薄い場合はS10
8)。ここで書き換えられた温湿度データを使用し、再
度画像形成を行ない(S105)、画像濃度が適正とな
るまで、上記の処理を行なう。
105)、出力された画像が適正な濃度であるかどうか
を判断する(S106)。濃度が適正である場合、以降
の処理は行なわない。画像濃度が適正でない場合、例え
ばキースイッチ等により温湿度データを書き換える(濃
度が濃い場合はS107、濃度が薄い場合はS10
8)。ここで書き換えられた温湿度データを使用し、再
度画像形成を行ない(S105)、画像濃度が適正とな
るまで、上記の処理を行なう。
【0007】ここでS107、S108のデータの書き
換え方は、S107では次回の一連の処理(S101〜
S104)の結果に基づいて画像形成した場合(S10
5)、前回の濃度よりも薄い画像濃度を得ることができ
るような温湿度データに書き換えることであり、S10
8では前回の画像濃度よりも濃い画像濃度を得ることが
できるように書き換えるものである。
換え方は、S107では次回の一連の処理(S101〜
S104)の結果に基づいて画像形成した場合(S10
5)、前回の濃度よりも薄い画像濃度を得ることができ
るような温湿度データに書き換えることであり、S10
8では前回の画像濃度よりも濃い画像濃度を得ることが
できるように書き換えるものである。
【0008】S108を例にとれば、画像濃度を上げる
ために、温湿度データの書き換えを水分量の低い方へ、
例えば、図7(a)のように書き換えれば適正な画像濃
度が得られる。
ために、温湿度データの書き換えを水分量の低い方へ、
例えば、図7(a)のように書き換えれば適正な画像濃
度が得られる。
【0009】上記のような処理により、装置設置直後ま
たは装置修理直後等に設定を行なうことで、適正画像濃
度を初期から得ることができる。更にその後、現像剤の
履歴が不正確である8時間の間は、設定時のデータとし
て残っている8組の温湿度データの少なくとも1組を基
準に、現像剤の履歴を補正する制御を行なう。例えば、
上記の設定後、4時間が経過した場合、図7(b)のよ
うなデータとなり、現像剤の調湿が進む間も設定時と同
じ方向に画像濃度を制御するようになっている。
たは装置修理直後等に設定を行なうことで、適正画像濃
度を初期から得ることができる。更にその後、現像剤の
履歴が不正確である8時間の間は、設定時のデータとし
て残っている8組の温湿度データの少なくとも1組を基
準に、現像剤の履歴を補正する制御を行なう。例えば、
上記の設定後、4時間が経過した場合、図7(b)のよ
うなデータとなり、現像剤の調湿が進む間も設定時と同
じ方向に画像濃度を制御するようになっている。
【0010】また、上記のような処理を行なわず、画像
形成動作直前に、その時の環境センサからの温湿度デー
タと現像剤の水分量が同じであるとして画像形成条件を
決定する画像形成装置もある。
形成動作直前に、その時の環境センサからの温湿度デー
タと現像剤の水分量が同じであるとして画像形成条件を
決定する画像形成装置もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、前者は24時間の終夜通電を必要とするため
にコストアップという問題を、また、両者共にコピース
タートのつど画像形成条件の算出を行なっているために
FCOT(First Copy Output Time)が長くなるという
問題を、それぞれ持っている。
来例では、前者は24時間の終夜通電を必要とするため
にコストアップという問題を、また、両者共にコピース
タートのつど画像形成条件の算出を行なっているために
FCOT(First Copy Output Time)が長くなるという
問題を、それぞれ持っている。
【0012】本発明は上記従来技術の課題を解決するた
めになさらたものであって、その目的とするところは、
低コストかつ短いFCOTで高品質の画像を形成し得る
画像形成装置を提供することにある。
めになさらたものであって、その目的とするところは、
低コストかつ短いFCOTで高品質の画像を形成し得る
画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、像担持体と、前記像担持体を帯電させる
ための帯電手段と、前記帯電した像担持体を露光するた
めの露光手段と、前記露光により像担持体上に形成され
た静電潜像を可視像にするための現像手段と、前記像担
持体から記録材に前記可視像を転写するための転写手段
と、環境を検知するための環境検知手段と、前記環境検
知手段の検知結果に基づき画像形成条件を算出する算出
手段と、前記算出手段により算出された画像形成条件を
記憶する記憶手段と、を有する画像形成装置において、
前記環境検知手段による環境の検知結果が、前記記憶手
段に記憶された前回の画像形成条件算出時の検知結果か
ら所定値より大きく変化した場合に、再度画像形成条件
の算出を行うことを特徴とする。
成するために、像担持体と、前記像担持体を帯電させる
ための帯電手段と、前記帯電した像担持体を露光するた
めの露光手段と、前記露光により像担持体上に形成され
た静電潜像を可視像にするための現像手段と、前記像担
持体から記録材に前記可視像を転写するための転写手段
と、環境を検知するための環境検知手段と、前記環境検
知手段の検知結果に基づき画像形成条件を算出する算出
手段と、前記算出手段により算出された画像形成条件を
記憶する記憶手段と、を有する画像形成装置において、
前記環境検知手段による環境の検知結果が、前記記憶手
段に記憶された前回の画像形成条件算出時の検知結果か
ら所定値より大きく変化した場合に、再度画像形成条件
の算出を行うことを特徴とする。
【0014】このようにすれば、環境が大きく変化する
場合に、画像形成条件を再度算出し、かかる条件に基づ
いて画像形成を行うことにより、環境変化に対応した適
切な画像形成が可能となるとともに、環境変化が小さい
場合には、再度画像形成条件を算出するせずに前回算出
した画像形成条件を利用して画像形成条件を行うことに
より、FCOTを短縮することが可能となる。また、画
像形成装置に常時通電して環境変化を継続的に検出する
必要がないので、ランニングコストを低減することが可
能となる。
場合に、画像形成条件を再度算出し、かかる条件に基づ
いて画像形成を行うことにより、環境変化に対応した適
切な画像形成が可能となるとともに、環境変化が小さい
場合には、再度画像形成条件を算出するせずに前回算出
した画像形成条件を利用して画像形成条件を行うことに
より、FCOTを短縮することが可能となる。また、画
像形成装置に常時通電して環境変化を継続的に検出する
必要がないので、ランニングコストを低減することが可
能となる。
【0015】前記環境検知手段は温度、相対湿度及び絶
対湿度のうち少なくともいずれか一つを検知することが
好ましい。
対湿度のうち少なくともいずれか一つを検知することが
好ましい。
【0016】また、前記画像形成条件の再算出を決定す
る前記環境検知手段の検知結果の変化の所定値が現像剤
の特性により決定されるようにしてもよい。
る前記環境検知手段の検知結果の変化の所定値が現像剤
の特性により決定されるようにしてもよい。
【0017】このようにすれば、現像剤の組成等の特性
に応じて、画像形成条件を再度算出する必要があるか否
かが決定されるので、現像剤の特性に応じてより適切に
画像形成条件が決定され、より高品質の画像形成が可能
となる。また、環境検知手段の検知結果の変化の所定値
は、現像剤の特性に限らず他の指標に基づいて選択する
ようにしてもよい。
に応じて、画像形成条件を再度算出する必要があるか否
かが決定されるので、現像剤の特性に応じてより適切に
画像形成条件が決定され、より高品質の画像形成が可能
となる。また、環境検知手段の検知結果の変化の所定値
は、現像剤の特性に限らず他の指標に基づいて選択する
ようにしてもよい。
【0018】また、前記画像形成条件が前記像担持体の
帯電電位であるようにしてもよい。また、前記画像形成
条件が前記像担持体の静電潜像電位であるようにしても
よい。
帯電電位であるようにしてもよい。また、前記画像形成
条件が前記像担持体の静電潜像電位であるようにしても
よい。
【0019】また、前記画像形成条件が前記現像手段の
現像バイアス電位であるようにしてもよい。
現像バイアス電位であるようにしてもよい。
【0020】また、前記画像形成条件が前記転写手段の
転写電流であるようにしてもよい。また、前記画像形成
条件がルックアップテーブル(LUT)であるようにし
てもよい。
転写電流であるようにしてもよい。また、前記画像形成
条件がルックアップテーブル(LUT)であるようにし
てもよい。
【0021】ここで、ルックアップテーブル(LUT)
は、画像形成条件を示す種々の指標間の関係を表すテー
ブルであって、画像形成条件を決定する際に参照され
る。
は、画像形成条件を示す種々の指標間の関係を表すテー
ブルであって、画像形成条件を決定する際に参照され
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0023】(第1の実施形態)まず、図2,3を参照
して全体構成について説明する。本実施形態では画像形
成装置として電子写真方式のデジタル複写機に適用され
ている場合を示す。図2は本実施形態の概略構成を示す
ブロック図、図3は概略断面図である。
して全体構成について説明する。本実施形態では画像形
成装置として電子写真方式のデジタル複写機に適用され
ている場合を示す。図2は本実施形態の概略構成を示す
ブロック図、図3は概略断面図である。
【0024】これらの構成および作像行程を、これ以降
の図面を参照して詳しく説明する。
の図面を参照して詳しく説明する。
【0025】図3において、コピー・キー(不図示)が
押されると、リーダ部において、原稿台ガラス31上に
載せた原稿30を、露光ランプ32により露光走査する
ことにより、原稿30からの反射光像を、CCD等のフ
ルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解画像信号を
得る。このフルカラーセンサ34は原稿30を多数の画
素に分解し、各画素の濃度に対応した光電変換信号を発
生する。
押されると、リーダ部において、原稿台ガラス31上に
載せた原稿30を、露光ランプ32により露光走査する
ことにより、原稿30からの反射光像を、CCD等のフ
ルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解画像信号を
得る。このフルカラーセンサ34は原稿30を多数の画
素に分解し、各画素の濃度に対応した光電変換信号を発
生する。
【0026】図2において、フルカラーセンサ34から
出力された画像信号は、アナログ信号処理部201に入
力されてゲインやオフセットが調整された後、A/D変
換部202で各色成分毎に例えば8bit(0〜255
レベル:256階調)のRGBデジタル信号に変換さ
れ、シェーディング補正部203において、色毎に基準
白色板106を読み取った信号を用いて一列に並んだC
CDのセンサセル群一つ一つの感度バラツキを無くすた
めに、一つ一つのCCDセンサセルに対応させてゲイン
を最適化してかける公知のシェーディング補正が施され
る。
出力された画像信号は、アナログ信号処理部201に入
力されてゲインやオフセットが調整された後、A/D変
換部202で各色成分毎に例えば8bit(0〜255
レベル:256階調)のRGBデジタル信号に変換さ
れ、シェーディング補正部203において、色毎に基準
白色板106を読み取った信号を用いて一列に並んだC
CDのセンサセル群一つ一つの感度バラツキを無くすた
めに、一つ一つのCCDセンサセルに対応させてゲイン
を最適化してかける公知のシェーディング補正が施され
る。
【0027】ラインディレイ部204は、シェーディン
グ補正部203から出力された画像信号に含まれている
空間的ずれを補正する。この空間的ずれは、フルカラー
センサ34の各ラインセンサが、副走査方向に、互いに
所定の距離を隔てて配置されていることにより生じたも
のである。具体的には、B色成分信号を基準として、R
及びGの各色成分信号を副走査方向にライン遅延し、三
つの色成分信号の位相を同期させる。
グ補正部203から出力された画像信号に含まれている
空間的ずれを補正する。この空間的ずれは、フルカラー
センサ34の各ラインセンサが、副走査方向に、互いに
所定の距離を隔てて配置されていることにより生じたも
のである。具体的には、B色成分信号を基準として、R
及びGの各色成分信号を副走査方向にライン遅延し、三
つの色成分信号の位相を同期させる。
【0028】入力マスキング部205は、ラインディレ
イ部204から出力された画像信号の色空間を、式
(1)のマトリクス演算により、NTSCの標準色空間
に変換する。つまり、フルカラーセンサ34から出力さ
れた各色成分信号の色空間は、各色成分のフィルタの分
光特性で決まっているが、これをNTSCの標準色空間
に変換するものである。
イ部204から出力された画像信号の色空間を、式
(1)のマトリクス演算により、NTSCの標準色空間
に変換する。つまり、フルカラーセンサ34から出力さ
れた各色成分信号の色空間は、各色成分のフィルタの分
光特性で決まっているが、これをNTSCの標準色空間
に変換するものである。
【0029】
【数1】 ただし、Ro,Go,Bo : 出力画像信号 Ri,Gi,Bi : 入力画像信号 LOG変換部206は、例えばROMなどからなるルッ
クアップテーブル(LUT)で構成され、入力マスキン
グ部205から出力されたRGB輝度信号をCMY濃度
信号に変換する。ライン遅延メモリ207は、黒文字判
定部(不図示)が入力マスキング部205の出力から制
御信号UCR、FILTER、SENなどを生成する期
間(ライン遅延)分、LOG変換部206から出力され
た画像信号を遅延する。
クアップテーブル(LUT)で構成され、入力マスキン
グ部205から出力されたRGB輝度信号をCMY濃度
信号に変換する。ライン遅延メモリ207は、黒文字判
定部(不図示)が入力マスキング部205の出力から制
御信号UCR、FILTER、SENなどを生成する期
間(ライン遅延)分、LOG変換部206から出力され
た画像信号を遅延する。
【0030】マスキング・UCR部208は、ライン遅
延メモリ207から出力された画像信号から黒成分信号
Kを抽出し、さらに、プリンタ部Bの記録色材の色濁り
を補正するマトリクス演算を、YMCK画像信号に施し
て、リーダ部Aの各読み取り動作毎にM,C,Y,K順
に例えば8bitの色成分画像信号を出力する。なお、
マトリクス演算に使用するマトリクス係数は、CPU2
14によって設定されるものである。
延メモリ207から出力された画像信号から黒成分信号
Kを抽出し、さらに、プリンタ部Bの記録色材の色濁り
を補正するマトリクス演算を、YMCK画像信号に施し
て、リーダ部Aの各読み取り動作毎にM,C,Y,K順
に例えば8bitの色成分画像信号を出力する。なお、
マトリクス演算に使用するマトリクス係数は、CPU2
14によって設定されるものである。
【0031】γ補正部209は、画像信号をプリンタ部
の理想的な階調特性に合わせるために、マスキング・U
CR部208から出力された画像信号に濃度補正を施
す。出力フィルタ(空間フィルタ処理部)210は、C
PU214からの制御信号に従って、γ補正部209か
ら出力された画像信号にエッジ強調またはスムージング
処理を施す。
の理想的な階調特性に合わせるために、マスキング・U
CR部208から出力された画像信号に濃度補正を施
す。出力フィルタ(空間フィルタ処理部)210は、C
PU214からの制御信号に従って、γ補正部209か
ら出力された画像信号にエッジ強調またはスムージング
処理を施す。
【0032】LUT211は、原画像の濃度と出力画像
の濃度とを一致させるためのもので、例えばRAMなど
で構成され、その変換テーブルは、CPU214によっ
て設定されるものである。パルス幅変換器(PWM)2
12は、入力された画像信号のレベルに対応するパルス
幅のパルス信号を出力し、そのパルス信号はレーザ光源
42を駆動するレーザドライバ41へ入力される。
の濃度とを一致させるためのもので、例えばRAMなど
で構成され、その変換テーブルは、CPU214によっ
て設定されるものである。パルス幅変換器(PWM)2
12は、入力された画像信号のレベルに対応するパルス
幅のパルス信号を出力し、そのパルス信号はレーザ光源
42を駆動するレーザドライバ41へ入力される。
【0033】なお、この画像形成装置にはパターンジェ
ネレー215がのせてあり、階調パターンが登録されて
おり、パルス幅変調器26に直接信号を渡すことができ
るようになっている。
ネレー215がのせてあり、階調パターンが登録されて
おり、パルス幅変調器26に直接信号を渡すことができ
るようになっている。
【0034】半導体レーザ42から放射されたレーザ光
Eは回転多面鏡3aによって掃引され、f/θレンズ等
のレンズ3b及びレーザ光Eを像担持体たる感光ドラム
1方向に指向させる固定ミラー3cによって感光体ドラ
ム1上にスポット結像される。かくして、レーザ光Eは
感光ドラム1の回転軸とほぼ平行な方向(主走査方向)
にこの感光ドラム1を走査し、感光ドラム1の回転方向
(副走査方向)に繰り返し感光ドラム1を走査すること
で静電潜像を形成する事になる。
Eは回転多面鏡3aによって掃引され、f/θレンズ等
のレンズ3b及びレーザ光Eを像担持体たる感光ドラム
1方向に指向させる固定ミラー3cによって感光体ドラ
ム1上にスポット結像される。かくして、レーザ光Eは
感光ドラム1の回転軸とほぼ平行な方向(主走査方向)
にこの感光ドラム1を走査し、感光ドラム1の回転方向
(副走査方向)に繰り返し感光ドラム1を走査すること
で静電潜像を形成する事になる。
【0035】プリンタ部において、像担持体である感光
ドラム1はアモルファスシリコン、セレン、OPC等を
表面に有し、矢印方向に回転自在に担持され、感光ドラ
ム1の周りに前露光ランプ11、帯電手段としてのコロ
ナ帯電器2、レーザ露光光学系3、表面電位センサ1
2、現像手段としての色の異なる4個の現像器4y,4
c,4m,4bk、感光ドラム上光量検知手段13、転
写装置5、クリーニング装置6が配置される。
ドラム1はアモルファスシリコン、セレン、OPC等を
表面に有し、矢印方向に回転自在に担持され、感光ドラ
ム1の周りに前露光ランプ11、帯電手段としてのコロ
ナ帯電器2、レーザ露光光学系3、表面電位センサ1
2、現像手段としての色の異なる4個の現像器4y,4
c,4m,4bk、感光ドラム上光量検知手段13、転
写装置5、クリーニング装置6が配置される。
【0036】プリンタ部では画像形成時、感光ドラム1
は矢印方向に回転され、前露光ランプ11で均一に除電
を受けた後、一次帯電器2により一様に帯電される。そ
の後、上述した画像情報信号に対応して変調されたレー
ザ光Eで露光走査され、これによって画像情報信号に対
応した静電潜像が形成される。
は矢印方向に回転され、前露光ランプ11で均一に除電
を受けた後、一次帯電器2により一様に帯電される。そ
の後、上述した画像情報信号に対応して変調されたレー
ザ光Eで露光走査され、これによって画像情報信号に対
応した静電潜像が形成される。
【0037】次に、所定の現像器を動作させて、感光ド
ラム1上の静電潜像をトナーとキャリアからなる二成分
現像剤によって反転現像され、感光ドラム1上に樹脂を
基体とした負に帯電された可視画像(トナー像)が形成
される。現像器は、偏心カム24y,24c,24m,
24bkの動作により、各分解色に応じて択一的に感光
ドラム1に接近するようにしている。ここで、反転現像
とは、感光体の光で露光された領域に、潜像と同極性に
帯電したトナーを付着させてこれを可視化する現像方法
である。
ラム1上の静電潜像をトナーとキャリアからなる二成分
現像剤によって反転現像され、感光ドラム1上に樹脂を
基体とした負に帯電された可視画像(トナー像)が形成
される。現像器は、偏心カム24y,24c,24m,
24bkの動作により、各分解色に応じて択一的に感光
ドラム1に接近するようにしている。ここで、反転現像
とは、感光体の光で露光された領域に、潜像と同極性に
帯電したトナーを付着させてこれを可視化する現像方法
である。
【0038】更に、感光ドラム1上のトナー像を記録材
カセット7より搬送系及び転写装置を介して感光ドラム
1と対向した位置に供給された記録材に転写する。転写
装置5は、本実施形態では記録材担持体としての転写ド
ラム5a、転写手段としての転写ブラシ帯電器5b、記
録材を静電吸着させるための吸着ブラシ帯電器5cと対
向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器5
e、転写剥がれセンサ5hとを有し、回転駆動されるよ
うに軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体
から成る記録材担持シート5fを円筒状に一体的に張設
している。記録材担持シート5fはポリカーボネード等
の誘電体シートを使用している。
カセット7より搬送系及び転写装置を介して感光ドラム
1と対向した位置に供給された記録材に転写する。転写
装置5は、本実施形態では記録材担持体としての転写ド
ラム5a、転写手段としての転写ブラシ帯電器5b、記
録材を静電吸着させるための吸着ブラシ帯電器5cと対
向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器5
e、転写剥がれセンサ5hとを有し、回転駆動されるよ
うに軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体
から成る記録材担持シート5fを円筒状に一体的に張設
している。記録材担持シート5fはポリカーボネード等
の誘電体シートを使用している。
【0039】ドラム状とされる転写装置、つまり転写ド
ラム5aを回転させるに従って感光ドラム1上のトナー
像は、転写ブラシ帯電器5bにより記録材担持シート5
fに担持された記録材上に転写される。こうして記録材
に所望数の色のトナー像の転写をし終えると、記録材を
転写ドラム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b
及び分離帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定
着器9を介してトレイ10に排紙され、フルカラー画像
として供される。
ラム5aを回転させるに従って感光ドラム1上のトナー
像は、転写ブラシ帯電器5bにより記録材担持シート5
fに担持された記録材上に転写される。こうして記録材
に所望数の色のトナー像の転写をし終えると、記録材を
転写ドラム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b
及び分離帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定
着器9を介してトレイ10に排紙され、フルカラー画像
として供される。
【0040】他方、転写後感光ドラム1は、表面の残留
トナーをクリーニングブレード6aとスクイシートから
なるクリーニング装置6で清掃し、再度画像形成工程に
供される。
トナーをクリーニングブレード6aとスクイシートから
なるクリーニング装置6で清掃し、再度画像形成工程に
供される。
【0041】又、転写ドラム5aの記録材担持シート5
f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を防
止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート5
fを介してファーブラシ14に対向するバックアップブ
ラシ15の作用により清掃を行なう。このような清掃は
画像形成前もしくは後に行ない、ジャム(紙詰まり)発
生時には随時行なう。
f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を防
止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート5
fを介してファーブラシ14に対向するバックアップブ
ラシ15の作用により清掃を行なう。このような清掃は
画像形成前もしくは後に行ない、ジャム(紙詰まり)発
生時には随時行なう。
【0042】次にコントラスト電位からグリッド電位と
現像バイアス電位を求める方法(電位制御)、及び転写
電流を求める方法について述べる。
現像バイアス電位を求める方法(電位制御)、及び転写
電流を求める方法について述べる。
【0043】図4にグリッド電位と感光ドラム表面電位
の関係を示す。図5は電位測定フローである。
の関係を示す。図5は電位測定フローである。
【0044】図5においてグリッド電位をVg1=−3
00Vに設定して(S201)、半導体レーザ41の発
光パルスレベルを最小にして走査した時の表面電位V
d、半導体レーザ41の発光パルスレベルを最大にした
時の感光ドラム表面電位V1を表面電位計12で測定す
る(S202,S203)。同様にグリッド電位をVg
2=−500V、Vg3=−700Vに設定した時のV
d,V1を測定する(S204〜S215)。−300
Vのデータと−500Vのデータ、−500Vのデータ
と−700Vのデータ、とを補間、外挿することでグリ
ッド電位と感光ドラム表面電位の関係は求めることがで
きる(S216,S217)。この電位データを求める
ための制御を電位測定制御と呼ぶ。この電位測定制御は
画像形成装置の主電源が入り、サーミスタ9aで検知さ
れた定着ローラの温度が、130℃以下の時で定着可能
温度(170℃)となった後、及び所定時間経過後(こ
こでは2時間毎としている)行なわれる。
00Vに設定して(S201)、半導体レーザ41の発
光パルスレベルを最小にして走査した時の表面電位V
d、半導体レーザ41の発光パルスレベルを最大にした
時の感光ドラム表面電位V1を表面電位計12で測定す
る(S202,S203)。同様にグリッド電位をVg
2=−500V、Vg3=−700Vに設定した時のV
d,V1を測定する(S204〜S215)。−300
Vのデータと−500Vのデータ、−500Vのデータ
と−700Vのデータ、とを補間、外挿することでグリ
ッド電位と感光ドラム表面電位の関係は求めることがで
きる(S216,S217)。この電位データを求める
ための制御を電位測定制御と呼ぶ。この電位測定制御は
画像形成装置の主電源が入り、サーミスタ9aで検知さ
れた定着ローラの温度が、130℃以下の時で定着可能
温度(170℃)となった後、及び所定時間経過後(こ
こでは2時間毎としている)行なわれる。
【0045】Vdから画像上にカブリトナーが付着しな
いように設定されたVback(ここでは150V)の
差を設けて現像バイアスVdcを設定する。なお、Vb
ackは70V以下になるとカブリ現象が、180V以
上になるとキャリア付着現象が発生する。Vcontは
現像バイアスVdcとV1の差分電圧である。
いように設定されたVback(ここでは150V)の
差を設けて現像バイアスVdcを設定する。なお、Vb
ackは70V以下になるとカブリ現象が、180V以
上になるとキャリア付着現象が発生する。Vcontは
現像バイアスVdcとV1の差分電圧である。
【0046】画像形成時に要求されるコントラスト電位
(Vcont+Vback)、転写電流にするために
は、環境検知手段としての環境センサ18で検知された
装置の温湿度から水分量を計算し、記憶手段としてのメ
モリに記憶されたテーブル1を補間、外挿することで装
置内の水分量を満たす必要なコントラスト電位及び転写
電流が求められる。
(Vcont+Vback)、転写電流にするために
は、環境検知手段としての環境センサ18で検知された
装置の温湿度から水分量を計算し、記憶手段としてのメ
モリに記憶されたテーブル1を補間、外挿することで装
置内の水分量を満たす必要なコントラスト電位及び転写
電流が求められる。
【0047】
【表1】 環境センサ18から算出手段としてのCPUに出力され
る温度信号(T)と、湿度信号(H)は、空気中の水分
量(W)という別の数値に計算され置き換えられる。空
気中の水分量とは空気1kg中に含まれる水分の重さ
(g)であり、絶対的な数値である。これは次の数式に
従い求められる。
る温度信号(T)と、湿度信号(H)は、空気中の水分
量(W)という別の数値に計算され置き換えられる。空
気中の水分量とは空気1kg中に含まれる水分の重さ
(g)であり、絶対的な数値である。これは次の数式に
従い求められる。
【0048】
【数2】
【0049】
【数3】 H :相対湿度(%) P :水蒸気分圧(mmHg) Ps:飽和水蒸気圧(mmHg) π :全圧(通常760mmHg) 手順であるが、(2)式によりまずPを求める。Psは
メモリ内にあるテーブル2によりT信号を参照すること
により呼び出す。テーブル2の詳細内容については図1
3に示す。次に(2)式により、求められたPを(3)
式に代入しWを求める。例えば、 T=30℃、H=80%の場合、W=21.6(g/k
g) となる。
メモリ内にあるテーブル2によりT信号を参照すること
により呼び出す。テーブル2の詳細内容については図1
3に示す。次に(2)式により、求められたPを(3)
式に代入しWを求める。例えば、 T=30℃、H=80%の場合、W=21.6(g/k
g) となる。
【0050】次に求められたWをテーブル1と参照させ
ることにより最適コントラスト電位が求められる。
ることにより最適コントラスト電位が求められる。
【0051】このコントラスト電位から図4の関係より
何Vのグリッド電位が必要か、そして何Vの現像バイア
ス電位が必要かは計算で求められることができる。ここ
でグリッド電位が−500V以下の時は−300Vのデ
ータと−500Vのデータとから補間されたデータを、
−500V以上の時は−500Vのデータと−700V
のデータとから補間されたデータを用いる。
何Vのグリッド電位が必要か、そして何Vの現像バイア
ス電位が必要かは計算で求められることができる。ここ
でグリッド電位が−500V以下の時は−300Vのデ
ータと−500Vのデータとから補間されたデータを、
−500V以上の時は−500Vのデータと−700V
のデータとから補間されたデータを用いる。
【0052】以上の制御が終了したら、「コピーできま
す」のメッセージを操作パネル(不図示)上に表示し、
コピースタンバイとなる。
す」のメッセージを操作パネル(不図示)上に表示し、
コピースタンバイとなる。
【0053】次に、コピーキーが押されてから画像形成
開始までに行なわれる環境制御方法について説明する。
開始までに行なわれる環境制御方法について説明する。
【0054】図1は本発明の特徴を最も良く表わす環境
制御フローチャートである。
制御フローチャートである。
【0055】図1においてコピーキーが押された時の水
分量Wを算出し(S1001)、前回電位制御計算時の
水分量と比較して、水分量変化が0.75g以下の場
合、電位制御再計算は行なわず前回電位制御計算時のデ
ータを用いて画像形成動作を開始し、水分量変化が0.
75g以上の場合は再計算を行なう(S1002,S1
012)。
分量Wを算出し(S1001)、前回電位制御計算時の
水分量と比較して、水分量変化が0.75g以下の場
合、電位制御再計算は行なわず前回電位制御計算時のデ
ータを用いて画像形成動作を開始し、水分量変化が0.
75g以上の場合は再計算を行なう(S1002,S1
012)。
【0056】再計算時、まず、前回制御値計算時からの
時間Δtを算出し(S1003)、環境の変化が吸湿
か、除湿かを判断する(S1004)。
時間Δtを算出し(S1003)、環境の変化が吸湿
か、除湿かを判断する(S1004)。
【0057】吸湿の場合、Δtが10分以上であれば、
現像剤の水分量はWに等しいとして、制御値を算出する
(S1005,S1006,S1011)。Δtが10
分未満であれば、現像剤の水分量はWに補正を行ない、
制御値を算出する(S1005,S1007,S101
1)。
現像剤の水分量はWに等しいとして、制御値を算出する
(S1005,S1006,S1011)。Δtが10
分未満であれば、現像剤の水分量はWに補正を行ない、
制御値を算出する(S1005,S1007,S101
1)。
【0058】除湿の場合、Δtが40分以上であれば、
現像剤の水分量はWに等しいとして、制御値を算出する
(S1008,S1009,S1011)。Δtが40
分未満であれば、現像剤の水分量はWに補正を行ない、
制御値を算出する(S1008,S1010,S101
1)。
現像剤の水分量はWに等しいとして、制御値を算出する
(S1008,S1009,S1011)。Δtが40
分未満であれば、現像剤の水分量はWに補正を行ない、
制御値を算出する(S1008,S1010,S101
1)。
【0059】再計算終了後、上記の方法で算出した環境
制御方法により、環境が大きく変化した時でも濃度の変
化を保証することができ、また環境がほとんど変化しな
い場合においてはFCOT短縮化が実現できた。
制御方法により、環境が大きく変化した時でも濃度の変
化を保証することができ、また環境がほとんど変化しな
い場合においてはFCOT短縮化が実現できた。
【0060】なお、Vcontが5V変化した場合に濃
度を保証する制御を行なうようにしているため、ここで
は水分量変化の閾値を0.75gとしている。
度を保証する制御を行なうようにしているため、ここで
は水分量変化の閾値を0.75gとしている。
【0061】また、ここで用いたトナーは、体積平均粒
径8μmを有し、該トナーの体積分布において、トナー
は5μmを越え、11μm未満の範囲に90体積%以上
のトナー粒子を含有し、かつ0より大きく15μm未満
の範囲に99体積%以上のトナー粒子を含有しており、
0.75gの水分量変化に対してこの現像剤は図8に示
す水分量変化特性を持っている。
径8μmを有し、該トナーの体積分布において、トナー
は5μmを越え、11μm未満の範囲に90体積%以上
のトナー粒子を含有し、かつ0より大きく15μm未満
の範囲に99体積%以上のトナー粒子を含有しており、
0.75gの水分量変化に対してこの現像剤は図8に示
す水分量変化特性を持っている。
【0062】本発明にかかる粒度分布のシャープなトナ
ーを生成するためには、例えば、所定のトナー用材料を
溶融混練し、混練物を冷却後粉砕し、粉砕粉を精密に分
級して所定の粒度分布及び/または体積平均粒径を有す
るトナーを調整する方法を挙げることができる。
ーを生成するためには、例えば、所定のトナー用材料を
溶融混練し、混練物を冷却後粉砕し、粉砕粉を精密に分
級して所定の粒度分布及び/または体積平均粒径を有す
るトナーを調整する方法を挙げることができる。
【0063】粉砕粉を精密に分級する方法としては、固
定壁型風力分級機の如き分級手段で分級し、更に、得ら
れた分級粉体をコアンダ効果を利用した多分割分級装置
の多分割分級手段で精密に微粉及び粗粉を同時に除去し
て、所定の粒度分布及び/または体積平均粒径を有する
トナーを調製する方法を挙げることが出来る。
定壁型風力分級機の如き分級手段で分級し、更に、得ら
れた分級粉体をコアンダ効果を利用した多分割分級装置
の多分割分級手段で精密に微粉及び粗粉を同時に除去し
て、所定の粒度分布及び/または体積平均粒径を有する
トナーを調製する方法を挙げることが出来る。
【0064】本発明において、トナーとは着色樹脂粒子
(結着樹脂、着色剤、必要によりその他添加剤を含有)
そのもの、及び、疎水性酸化チタン粉末1.0%とチタ
ン酸ストロンチウム0.3%の如き外添剤が外添されて
いる着色樹脂粒子を包含している。
(結着樹脂、着色剤、必要によりその他添加剤を含有)
そのもの、及び、疎水性酸化チタン粉末1.0%とチタ
ン酸ストロンチウム0.3%の如き外添剤が外添されて
いる着色樹脂粒子を包含している。
【0065】トナーに使用される結着樹脂としては、ス
チレン−アクリル酸エステル樹脂またはスチレン−メタ
クリル酸エステル樹脂の如きスチレン系重合体またはポ
リエステル樹脂が例示される。特に、カラートナーの定
着時における混色性を考慮した場合、次式
チレン−アクリル酸エステル樹脂またはスチレン−メタ
クリル酸エステル樹脂の如きスチレン系重合体またはポ
リエステル樹脂が例示される。特に、カラートナーの定
着時における混色性を考慮した場合、次式
【0066】
【化1】 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x,y
はそれぞれ1以上の正の整数であり、かつx+yの平均
値は2〜10である)で代表されるビスフェノール誘導
体もしくはその置換体などのジオール成分と、2価以上
のカルボン酸或いはその酸無水物、またはその低級アル
キルエステルなどのカルボン酸成分(例えばフマル酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸
など)とを少なくとも共縮重合したポリエステル樹脂が
シャープな溶融特性を有するのでより好ましい。
はそれぞれ1以上の正の整数であり、かつx+yの平均
値は2〜10である)で代表されるビスフェノール誘導
体もしくはその置換体などのジオール成分と、2価以上
のカルボン酸或いはその酸無水物、またはその低級アル
キルエステルなどのカルボン酸成分(例えばフマル酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸
など)とを少なくとも共縮重合したポリエステル樹脂が
シャープな溶融特性を有するのでより好ましい。
【0067】本発明の目的に適合する着色剤としては下
記の顔料または染料が挙げられる。本発明において耐光
性の悪いC.I.Disperse Y164、C.
I.Solvent Y77及びC.I.Solven
t Y93の如き着色剤は推奨できない。
記の顔料または染料が挙げられる。本発明において耐光
性の悪いC.I.Disperse Y164、C.
I.Solvent Y77及びC.I.Solven
t Y93の如き着色剤は推奨できない。
【0068】染料としては、例えば、C.I.ダイレク
トレッド1、C.I.ダイレクトレッド4、C.I.ア
シッドレッド、C.I.ベーシックレッド、C.I.モ
ーダントレッド30、C.I.ダイレクトブルー1、
C.I.ダイレクトブルー2、C.I.アシッドブルー
9、C.I.アシッドブルー15、C.I.ベーシック
ブルー3、C.I.ベーシックブルー5、C.I.モー
ダントブルー7がある。
トレッド1、C.I.ダイレクトレッド4、C.I.ア
シッドレッド、C.I.ベーシックレッド、C.I.モ
ーダントレッド30、C.I.ダイレクトブルー1、
C.I.ダイレクトブルー2、C.I.アシッドブルー
9、C.I.アシッドブルー15、C.I.ベーシック
ブルー3、C.I.ベーシックブルー5、C.I.モー
ダントブルー7がある。
【0069】顔料としては、ナフトールイエローS、ハ
ンザイエローG、パーマネントイエローNCG、パーマ
ネントオレンジGTR、プラゾロンオレンジ、ベンジジ
ンオレンジG、パーマネントレッド4R、ウォッチング
レッドカルシウム塩、ブリリアントカーミン3B、ファ
ーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、フ
タロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、インダ
ンスレンブルーBCがある。
ンザイエローG、パーマネントイエローNCG、パーマ
ネントオレンジGTR、プラゾロンオレンジ、ベンジジ
ンオレンジG、パーマネントレッド4R、ウォッチング
レッドカルシウム塩、ブリリアントカーミン3B、ファ
ーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、フ
タロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、インダ
ンスレンブルーBCがある。
【0070】特に、顔料としてはジスアゾイエロー、不
溶性アゾ、銅フタロシアニンが好ましく、染料としては
塩基性染料または油溶性染料が好ましい。
溶性アゾ、銅フタロシアニンが好ましく、染料としては
塩基性染料または油溶性染料が好ましい。
【0071】特に好ましくは、C.I.ピグメントイエ
ロー17、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.
ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー
14、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグ
メントレッド5、C.I.ピグメントレッド3、C.
I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド
6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメント
ブルー15、C.I.ピグメントブルー16またはフタ
ロシアニン骨格にカルボキシベンズアミドメチル基を2
〜3個置換したBa塩である銅フタロシアニン系顔料で
ある。
ロー17、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.
ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー
14、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグ
メントレッド5、C.I.ピグメントレッド3、C.
I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド
6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメント
ブルー15、C.I.ピグメントブルー16またはフタ
ロシアニン骨格にカルボキシベンズアミドメチル基を2
〜3個置換したBa塩である銅フタロシアニン系顔料で
ある。
【0072】染料としてはC.I.ソルベントレッド4
9、C.I.ソルベントレッド52、C.I.ソルベン
トレッド109、C.I.ベイシックレッド12、C.
I.ベイシックレッド1、C.I.ベイシックレッド3
bである。
9、C.I.ソルベントレッド52、C.I.ソルベン
トレッド109、C.I.ベイシックレッド12、C.
I.ベイシックレッド1、C.I.ベイシックレッド3
bである。
【0073】着色剤の含有量としては、OHPフィルム
の透過性に対し敏感に反映するイエロートナーについて
は結着樹脂100重量部に対して12重量部以下であ
り、好ましくは0.5〜7重量部が望ましい。12重量
部以上であると、イエローの混色であるグリーン、レッ
ド及び肌色の再現性に劣る。
の透過性に対し敏感に反映するイエロートナーについて
は結着樹脂100重量部に対して12重量部以下であ
り、好ましくは0.5〜7重量部が望ましい。12重量
部以上であると、イエローの混色であるグリーン、レッ
ド及び肌色の再現性に劣る。
【0074】マゼンタトナー、シアントナーについて
は、結着樹脂100重量部に対しては15重量部以下、
より好ましくは0.1〜9重量部以下が好ましい。
は、結着樹脂100重量部に対しては15重量部以下、
より好ましくは0.1〜9重量部以下が好ましい。
【0075】2色以上の着色剤を併用して用いる黒色ト
ナーの場合、20重量部以上の総着色材料の添加はキャ
リアへのスペント化を生じ易く、更に、着色剤がトナー
表面に数多く露出することによるトナーの感光ドラムへ
の融着が増加し、定着性が不安定化する。従って、黒色
トナーにおいて、着色剤の量は結着樹脂100重量部に
対して3〜15重量部が好ましい。
ナーの場合、20重量部以上の総着色材料の添加はキャ
リアへのスペント化を生じ易く、更に、着色剤がトナー
表面に数多く露出することによるトナーの感光ドラムへ
の融着が増加し、定着性が不安定化する。従って、黒色
トナーにおいて、着色剤の量は結着樹脂100重量部に
対して3〜15重量部が好ましい。
【0076】黒色トナーを形成するための好ましい着色
剤の組み合わせとしては、ジスアゾ系イエロー顔料、モ
ノアゾ系レッド顔料及び銅フタロシアニン系ブルー顔料
の組み合わせがある。各顔料の配合割合はイエロー顔
料、レッド顔料及びブルー顔料の比が1:1.5〜2.
5:0.5〜1.5が好ましい。
剤の組み合わせとしては、ジスアゾ系イエロー顔料、モ
ノアゾ系レッド顔料及び銅フタロシアニン系ブルー顔料
の組み合わせがある。各顔料の配合割合はイエロー顔
料、レッド顔料及びブルー顔料の比が1:1.5〜2.
5:0.5〜1.5が好ましい。
【0077】本発明に使用されるトナーが負荷電性の場
合には、負荷電特性を安定化するために、電化制御剤を
配合することも好ましい。その際トナーの色調に影響を
与えない無色または淡色の負荷電制御剤が好ましい。負
荷電制御剤としては、例えば、アルキル置換サリチル酸
の金属錯体、例えば、ジーターシャリーブチルサリチル
酸のクロム錯体または亜鉛錯体の如き有機帰属錯体が挙
げれる。負荷電制御剤をトナーに配合する場合には、結
着樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、好ま
しくは0.5〜8重量部添加するのがよい。
合には、負荷電特性を安定化するために、電化制御剤を
配合することも好ましい。その際トナーの色調に影響を
与えない無色または淡色の負荷電制御剤が好ましい。負
荷電制御剤としては、例えば、アルキル置換サリチル酸
の金属錯体、例えば、ジーターシャリーブチルサリチル
酸のクロム錯体または亜鉛錯体の如き有機帰属錯体が挙
げれる。負荷電制御剤をトナーに配合する場合には、結
着樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、好ま
しくは0.5〜8重量部添加するのがよい。
【0078】本発明において、使用される現像剤が2成
分現像剤である場合、キャリアは磁性粒子が好ましい。
磁性粒子は、粒径が30〜100μm、好ましくは40
〜80μmで、電気的抵抗値が10-7Ωcm以上、好ま
しくは10-8Ωcm以上、更に好ましくは10-9〜10
-12 Ωcmとなるように、フェライト粒子(最大磁化6
0emu/g)へ樹脂コーティングしたものが好ましく
用いられ得る。
分現像剤である場合、キャリアは磁性粒子が好ましい。
磁性粒子は、粒径が30〜100μm、好ましくは40
〜80μmで、電気的抵抗値が10-7Ωcm以上、好ま
しくは10-8Ωcm以上、更に好ましくは10-9〜10
-12 Ωcmとなるように、フェライト粒子(最大磁化6
0emu/g)へ樹脂コーティングしたものが好ましく
用いられ得る。
【0079】磁性粒子、例えば、フェライト粒子または
樹脂コートされたフェライト粒子の抵抗値の測定は、測
定電極面積4cm2 、電極間間隙0.4cmサンドイッ
チタイプのセルを用い、片方の電極に1kg重量の加圧
下で、両電極間の印加電圧E(V/cm)を印加して、
回路に流れた電流から磁性粒子の抵抗値を測定した値で
ある。
樹脂コートされたフェライト粒子の抵抗値の測定は、測
定電極面積4cm2 、電極間間隙0.4cmサンドイッ
チタイプのセルを用い、片方の電極に1kg重量の加圧
下で、両電極間の印加電圧E(V/cm)を印加して、
回路に流れた電流から磁性粒子の抵抗値を測定した値で
ある。
【0080】(第2の実施形態)第2実施形態に係る画
像形成装置の全体構成は第1実施形態と同様であるので
説明を省略する。
像形成装置の全体構成は第1実施形態と同様であるので
説明を省略する。
【0081】本発明は図9に示すような電位制御方法に
於いても有効である。
於いても有効である。
【0082】以下、この装置における電位(測定)制御
について述べる。
について述べる。
【0083】図9においてグリッド電位をVg1=−6
00Vに設定して(S101″)、半導体レーザ41の
発光パルスレベルを最小にして走査した時の表面電位V
dを表面電位計12で測定する(S102″)。同様に
グリッド電位をVg2=−800Vに設定した時のVd
を測定する(S103″,S104″)。グリッド電位
が−600VのVdと−800VのVdとを補間、外挿
することでグリッド電位と感光ドラム表面電位Vdの関
係は求めることができる(S105″)。グリッド電位
と感光ドラム表面電位の関係は図10のようになる。
00Vに設定して(S101″)、半導体レーザ41の
発光パルスレベルを最小にして走査した時の表面電位V
dを表面電位計12で測定する(S102″)。同様に
グリッド電位をVg2=−800Vに設定した時のVd
を測定する(S103″,S104″)。グリッド電位
が−600VのVdと−800VのVdとを補間、外挿
することでグリッド電位と感光ドラム表面電位Vdの関
係は求めることができる(S105″)。グリッド電位
と感光ドラム表面電位の関係は図10のようになる。
【0084】次に図11に示すように画像出力信号レベ
ル256階調中のLUT1=128に設定して(S10
6″)、半導体レーザ41を発光した時の表面電位V1
を表面電位計12で測定する(S107″)。同様に画
像出力信号レベルをLUT2=192、LUT3=25
5に設定した時のV1を測定する(S108″,S11
1″)。画像出力信号レベルが128のデータと192
のデータ、192のデータと255のデータ、とを補
間、外挿することでレーザの画像出力信号レベルと感光
ドラム表面電位V1の関係を求め、LUT211の書き
換えを行なう(S112″)。図11はこの際のレーザ
の画像出力信号レベルと感光ドラム表面電位の関係であ
る。
ル256階調中のLUT1=128に設定して(S10
6″)、半導体レーザ41を発光した時の表面電位V1
を表面電位計12で測定する(S107″)。同様に画
像出力信号レベルをLUT2=192、LUT3=25
5に設定した時のV1を測定する(S108″,S11
1″)。画像出力信号レベルが128のデータと192
のデータ、192のデータと255のデータ、とを補
間、外挿することでレーザの画像出力信号レベルと感光
ドラム表面電位V1の関係を求め、LUT211の書き
換えを行なう(S112″)。図11はこの際のレーザ
の画像出力信号レベルと感光ドラム表面電位の関係であ
る。
【0085】この電位制御に於いても、第1実施形態と
同様に図1に示す環境制御フローに従って制御計算を行
なう。
同様に図1に示す環境制御フローに従って制御計算を行
なう。
【0086】これにより、再計算終了後、上記の方法で
算出した環境制御方法により、環境が大きく変化した時
でも濃度の変化を保証することができ、また環境がほと
んど変化しない場合においてはFCOT短縮化が実現で
きた。
算出した環境制御方法により、環境が大きく変化した時
でも濃度の変化を保証することができ、また環境がほと
んど変化しない場合においてはFCOT短縮化が実現で
きた。
【0087】なお、ここではLUTの最大発光時間を切
り換える方法について述べたが、発光強度を切り換える
場合に於いても本発明は有効である。
り換える方法について述べたが、発光強度を切り換える
場合に於いても本発明は有効である。
【0088】(第3の実施形態)本発明は水分量に対し
て幾つかのLUTを保持し、環境によってLUTを切り
換えるような計算時間がかかる装置に於いて特に有効で
ある。また、第1実施形態及び第2実施形態で述べた装
置と組み合わせた場合に於いても有効であることは言う
までもない。
て幾つかのLUTを保持し、環境によってLUTを切り
換えるような計算時間がかかる装置に於いて特に有効で
ある。また、第1実施形態及び第2実施形態で述べた装
置と組み合わせた場合に於いても有効であることは言う
までもない。
【0089】以下、第3の実施形態に係る画像形成装置
に於けるLUT算出について述べる。第1及び第2の実
施形態に係る画像形成装置と同様の部分については説明
を省略する。
に於けるLUT算出について述べる。第1及び第2の実
施形態に係る画像形成装置と同様の部分については説明
を省略する。
【0090】図1の環境制御フローに従って、図12に
示すように現像剤の水分量に於けるLUTを再計算する
ために、目的の水分量を内包する二つのLUTを入力レ
ベルに対する出力レベルのデータを補間し(図12
(a),(b))、目的の水分量に於けるLUTを算出
する(図12(b))。
示すように現像剤の水分量に於けるLUTを再計算する
ために、目的の水分量を内包する二つのLUTを入力レ
ベルに対する出力レベルのデータを補間し(図12
(a),(b))、目的の水分量に於けるLUTを算出
する(図12(b))。
【0091】これにより、再計算終了後、上記の方法で
算出した環境制御方法により、環境が大きく変化した時
でも濃度の変化を保証することができ、また環境がほと
んど変化しない場合においてはFCOT短縮化が実現で
きた。
算出した環境制御方法により、環境が大きく変化した時
でも濃度の変化を保証することができ、また環境がほと
んど変化しない場合においてはFCOT短縮化が実現で
きた。
【0092】なお、ここでは、8bit(256階調)
としたが、9bit,10bitといった多階調を実現
するLUTを用いている場合、本発明は更に効果的であ
る。
としたが、9bit,10bitといった多階調を実現
するLUTを用いている場合、本発明は更に効果的であ
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
環境検知手段による環境の検知結果が、記憶手段に記憶
された前回の画像形成条件算出時の検知結果から所定値
より大きく変化した場合に、再度画像形成条件の算出を
行うようにしたため、環境が大きく変化する場合に、画
像形成条件を再度算出し、かかる条件に基づいて画像形
成を行うことにより、環境変化に対応した適切な画像形
成が可能となるとともに、環境変化が小さい場合には、
再度画像形成条件を算出するせずに前回算出した画像形
成条件を利用して画像形成条件を行うことにより、FC
OTを短縮することが可能となる。また、画像形成装置
に常時通電して環境変化を継続的に検出する必要がない
ので、ランニングコストを低減することが可能となる。
環境検知手段による環境の検知結果が、記憶手段に記憶
された前回の画像形成条件算出時の検知結果から所定値
より大きく変化した場合に、再度画像形成条件の算出を
行うようにしたため、環境が大きく変化する場合に、画
像形成条件を再度算出し、かかる条件に基づいて画像形
成を行うことにより、環境変化に対応した適切な画像形
成が可能となるとともに、環境変化が小さい場合には、
再度画像形成条件を算出するせずに前回算出した画像形
成条件を利用して画像形成条件を行うことにより、FC
OTを短縮することが可能となる。また、画像形成装置
に常時通電して環境変化を継続的に検出する必要がない
ので、ランニングコストを低減することが可能となる。
【0094】また、前記画像形成条件の再算出を決定す
る前記環境検知の検知結果の変化の所定値が現像剤の特
性により決定されるようにしたため、現像剤の特性に応
じて、画像形成条件を再度算出する必要があるか否かが
決定されるので、現像剤の特性に応じてより適切に画像
形成条件が決定され、より高品質の画像形成が可能とな
る。
る前記環境検知の検知結果の変化の所定値が現像剤の特
性により決定されるようにしたため、現像剤の特性に応
じて、画像形成条件を再度算出する必要があるか否かが
決定されるので、現像剤の特性に応じてより適切に画像
形成条件が決定され、より高品質の画像形成が可能とな
る。
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成
装置の環境制御フローチャートである。
装置の環境制御フローチャートである。
【図2】図2は従来例及び本発明の第1の実施形態に係
る画像形成装置の光学系及び画像処理系の概略構成を示
すブロック図である。
る画像形成装置の光学系及び画像処理系の概略構成を示
すブロック図である。
【図3】図3は従来例及び本発明の第1の実施形態に係
る画像形成装置の概略断面図である。
る画像形成装置の概略断面図である。
【図4】図4は従来の電位測定制御におけるコントラス
ト電位確保説明図である。
ト電位確保説明図である。
【図5】図5は従来の電位測定制御のフローチャートで
ある。
ある。
【図6】図6は従来の環境制御方法を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】図7は従来の環境制御方法を説明するための表
である。
である。
【図8】図8は現像剤の水分量変化を示すグラフであ
る。
る。
【図9】図9は従来の電位測定制御のフローチャートで
ある。
ある。
【図10】図10は従来の電位測定制御のフローチャー
トである。
トである。
【図11】図11は従来の電位測定制御のフローチャー
トである。
トである。
【図12】図12は従来のLUT補間方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図13】図13はテーブル2の詳細を示す。
1 感光ドラム 2 一次帯電器 3 レーザ露光光学系 4 現像器 5 転写装置 18 環境センサ
フロントページの続き (72)発明者 池田 雄一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体を帯電させる
ための帯電手段と、前記帯電した像担持体を露光するた
めの露光手段と、前記露光により像担持体上に形成され
た静電潜像を可視像にするための現像手段と、前記像担
持体から記録材に前記可視像を転写するための転写手段
と、 環境を検知する環境検知手段と、前記環境検知手段の検
知結果に基づき画像形成条件を算出する算出手段と、前
記算出手段により算出された画像形成条件を記憶する記
憶手段と、を有する画像形成装置において、 前記環境検知手段による環境の検知結果が、前記記憶手
段に記憶された前回の画像形成条件算出時の検知結果か
ら所定値より大きく変化した場合に、再度画像形成条件
の算出を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記環境検知手段は温度、相対湿度及び
絶対湿度のうち少なくともいずれか一つを検知すること
を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記画像形成条件の再算出を決定する前
記環境検知手段の検知結果の変化の所定値は現像剤の特
性により決定されることを特徴とする請求項1記載の画
像形成装置。 - 【請求項4】 前記画像形成条件は前記像担持体の帯電
電位であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項5】 前記画像形成条件は前記像担持体の静電
潜像電位であることを特徴とする請求項1記載の画像形
成装置。 - 【請求項6】 前記画像形成条件は前記現像手段の現像
バイアス電位であることを特徴とする請求項1記載の画
像形成装置。 - 【請求項7】 前記画像形成条件は前記転写手段の転写
電流であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項8】 前記画像形成条件はルックアップテーブ
ル(LUT)であることを特徴とする請求項1記載の画
像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184552A JPH1115219A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184552A JPH1115219A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1115219A true JPH1115219A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=16155208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9184552A Withdrawn JPH1115219A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1115219A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010145852A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US9031443B2 (en) | 2011-11-28 | 2015-05-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP9184552A patent/JPH1115219A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010145852A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US9031443B2 (en) | 2011-11-28 | 2015-05-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |