JPH11152121A - 封緘具集合体 - Google Patents

封緘具集合体

Info

Publication number
JPH11152121A
JPH11152121A JP32289897A JP32289897A JPH11152121A JP H11152121 A JPH11152121 A JP H11152121A JP 32289897 A JP32289897 A JP 32289897A JP 32289897 A JP32289897 A JP 32289897A JP H11152121 A JPH11152121 A JP H11152121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filament
sealing
locking projection
fitting
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32289897A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Kubota
幹雄 久保田
Tadashi Suzuki
鈴木  忠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toska Co Ltd
Original Assignee
Toska Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toska Co Ltd filed Critical Toska Co Ltd
Priority to JP32289897A priority Critical patent/JPH11152121A/ja
Publication of JPH11152121A publication Critical patent/JPH11152121A/ja
Priority to US09/775,572 priority patent/US6371293B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Labeling Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】合成樹脂製の係止突起部を嵌合部に係合してフ
ィラメント部のループを形成して表示札を簡単に商品に
取り付ける封緘具を、ガンタイプの取付装置等の装填や
移動・保管の際に、封緘具がもつれないように整列状態
を保ち、しかも簡単に個々の封緘具に分解することがで
きる封緘具集合体を提供する。 【解決手段】封緘具集合体を、係止突起部3と、該係止
突起部3に係合する嵌合部4との間にフィラメント部2
を配置した封緘具1の前記係止突起部3を前記フィラメ
ント部2の延長方向に設けた断面を縮小した第1切断部
5cを介して第1連結部材5で連結し、前記嵌合部4を
前記フィラメント部2の延長方向に設けた断面を縮小し
た第2切断部6cを介して第2連結部材6で連結して前
記封緘具1を平板格子状に形成すると共に、平板格子面
に直交して、前記係止突起部3の軸線と前記嵌合部4の
係合穴の軸線とを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィラメント状のル
ープを形成して、値札を商品に取付けたり、スリッパ、
サンダルあるいは靴のような複数の商品を連結する際に
使用する合成樹脂製の封緘具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣類等の商品に値札を取付ける連結具と
して“タグピン”と称する合成樹脂製の係止片が普通使
用されている。この係止片は、矢印の元の方に横棒が付
いた形状をしており、矢印の矢尻に相当する頭部と、こ
の頭部の中心に一端が連結されたフィラメント部と、こ
のフィラメント部の他端に連結された横棒部とから形成
されている。
【0003】この係止片は商品の値札に比較してかなり
小型のものであるので製造や取扱いに便利なように一つ
にまとめる必要がある。また、取付装置(ガン本体)を
使用して、まとめて連続打ちを行うことために、その供
給溝に装填する際にも一つながりである必要がある。そ
のため、1本の連結棒上に多数の係止片を連結部を介し
て連結して係止片集合体として使用される。
【0004】この係止片集合体は35本〜120本の係
止片を横棒部の中間に設けた連結部で連結棒上に連結
し、全体として櫛形の繊細な成形品に形成したものであ
る。この連結棒は80〜160mmの長さを有してお
り、この連結棒の断面は四角形、円形、あるいは偏平な
円形等、メーカーによって各種の断面形状の異なるもの
が採用されている。
【0005】この係止片を使用して値札を商品に取付け
る際は、周知のようにガン本体の前部に取付けてある中
空針を値札の穴に挿通した状態で、この中空針を衣類等
の商品の背後まで突き刺した後、ガン本体の握り部の前
方に弾性力で突出しているレバーを把握して、ガン本体
の内部にあるピストン(突出しロッド)を前進させて、
連結部を切断しながら係止片の横棒部をフイラメント部
と共に商品の裏面まで送り込んで値札を商品の表面に、
頭部を介して固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この係
止片においては、係止片を商品に中空針を突き刺して横
棒部を打ち込むことによって、係止片を商品に取り付け
る方式であるので、商品に横棒部とフィラメント部が通
過する貫通穴を開ける必要がある。また、この係止片で
はループを形成することができない。
【0007】そのため、布地など比較的薄く、針の通り
易い商品にしか使用できず、しかも商品の布地などに貫
通穴が生じる上に、この貫通穴に横棒を引掛けて表示札
を保持しているために、表示札が引張られたりすると、
商品を損傷してしまうという問題がある。また、手作業
で取付けができないため中空針を備えた取付装置が必要
になるという問題がある。
【0008】更に、横棒部によって係止するタイプであ
るために、ボタン穴等の比較的小さな穴でも抜けやすい
ので表示札などを商品のボタン穴やバッグの取手等に簡
単に取り付けることが出来ないという問題がある。本発
明は、以上のような問題を解決するためになされたもの
で、その目的は、合成樹脂製のフィラメント部の一端側
の係止突起部を、他端側の嵌合部に押し込むことによ
り、簡単にフィラメント部のループを形成でき、値札等
の表示札を簡単に商品に取り付けることのできる封緘具
を、例えば特願平9−209255号に記載されたよう
なガンタイプの取付装置等に使用する際や移動・保管の
際に、封緘具がもつれないように配列を保つことがで
き、これらの取付装置への装填が容易でしかも簡単に個
々の封緘具に分解することができる封緘具集合体を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る封緘具は、係止突起部と、該係止突起部
に係合する嵌合部との間にフィラメント部を配置した封
緘具の前記係止突起部を前記フィラメント部の延長方向
に設けた断面を縮小した第1切断部を介して第1連結部
材で連結し、前記嵌合部を前記フィラメント部の延長方
向に設けた断面を縮小した第2切断部を介して第2連結
部材で連結して前記封緘具を平板格子状に形成すると共
に、前記平板格子面に直交して、前記係止突起部の軸線
と前記嵌合部の係合穴の軸線とを形成する。
【0010】または、係止突起部と、該係止突起部に係
合する嵌合部との間にフィラメント部を配置した封緘具
の前記係止突起部同士をフィラメント状の小断面で形成
された第1仮連結部で連結し、前記嵌合部を前記フィラ
メント部の延長方向に設けた断面を縮小した第2切断部
を介して第2連結部材で連結して前記封緘具を平板格子
状に形成すると共に、前記平板格子面に直交して、前記
係止突起部の軸線と前記嵌合部の係合穴の軸線とを形成
する。
【0011】また、更には、係止突起部と、該係止突起
部に係合する嵌合部との間にフィラメント部を配置した
封緘具の前記係止突起部同士をフィラメント状の小断面
で形成された第1仮連結部で連結し、前記嵌合部同士を
フィラメント状の小断面で形成された第2仮連結部で連
結して前記封緘具を平板格子状に形成すると共に、前記
平板格子面に直交して、前記係止突起部の軸線と前記嵌
合部の係合穴の軸線とを形成する。
【0012】これらの本発明に係る封緘具集合体によれ
ば、値札等の表示札の穴と、商品等のボタン穴や把手の
内側の部分にフィラメント部の一端側を挿入して、この
フィラメント部の係止突起部を、他端側の嵌合部に挿入
して押し込むことにより、ワンタッチ操作で簡単にフィ
ラメント部によるループを形成して、表示札を商品に取
り付けることができる封緘具を、集合体に形成すること
ができる。
【0013】また、封緘具のフィラメント部の長さや剛
性に対応して、連結部材に適当な剛性を持たせることに
より、係止突起部同士がもつれ合ったり、封緘具の配列
がずれることを防止でき、ガンタイプの取付装置等に装
填する場合には、この両端あるいは片側の連結部材の剛
性を利用して、多数の封緘具を整列させた状態のままで
簡単に装填することができる。
【0014】そして、ガンタイプの取付装置の内部で各
封緘具をバラバラにする場合は、切断し易いように断面
を縮小した切断部の部分を装置側に備えた刃物で切断す
ることにより、簡単に個々に解体することができる。ま
た、手動でループを形成して表示札等を取り付ける際
は、鋏やカッターや爪等で第1及び第2仮連結部の部分
を切断することにより、簡単に解体できる。
【0015】更に、係止突起部の軸線と嵌合部の係合穴
の軸線を封緘具集合体の平板格子面に直交して形成した
ので、ガンタイプの取付装置への装填は、シート状のフ
ィラメント部をU字形状にして取付装置の外部に配置し
たまま、係止突起部と嵌合部を装填でき、また、先端側
に送る時も、フィラメント部をU字形状に曲がったシー
ト状のまま送ることができるのでもつれることがない。
【0016】その上、係止突起部の後端部にフィラメン
ト部が接続されていないので、係止突起部の送りを、両
側から挟んで送りだす方法を取らずに済み、係止突起部
の後端部を大きく取れるので、突出しロッドで押圧し
て、取付装置の中空針から係止突起部を確実に押し出す
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。先ず、図7〜図11に示す封緘
具について説明し、それから、図1〜図6に示す本発明
の封緘具の集合体について説明する。封緘具1は、図7
〜図11に示すように、合成樹脂製のフィラメント部2
の一端側に係止突起部3を有し、他端側に嵌合部4を有
して、合成樹脂の一体成形で形成される。
【0018】この封緘具1の係止突起部3は、フィラメ
ント部2に接合する円筒状形の基部30と、この基部30に
連続した基部30より小径の首部31と、この首部31に連続
し、首部31より大径に形成された頭部32とから形成され
る。この頭部32の先端は、嵌合部4に挿入し易いように
先細りの円錐状や球状に形成される。また、嵌合部4に
は、内側に係合穴42を形成する枠部40と、この枠部40の
一方に係合穴42より小径の係止穴41を設けた係止部44が
設けられ、更に、この係止部44の係合穴42側に、係止穴
41を囲むように対になる係止片43を設ける。
【0019】そして、図13に示すように、この嵌合部
4に係止突起部3が挿入され、押し込み方向Xに押圧さ
れると、頭部32が係止穴41に入り、周囲の係止片43を弾
性変形させて拡開させて係合穴42に突出する。この頭部
32が係止片43から突出すると、係止片43の弾性変形が戻
り縮径して、図12に示す頭部32の係止面32aに係止片
43の頂面43aが当接して、頭部32の戻り方向Yへの動き
を阻止する。
【0020】これによって、係止突起部3と嵌合部4と
が嵌合し、フィラメント部2によるループRを形成する
ことができる。参考のために通常の封緘具1の寸法を例
示すると、図7に示す係止突起部3の高さHは6.3m
m、直径Rは1.6mm、首部31の外径は0.9mm、
延伸されたフイラメント部2の最小部分の直径Pは0.
3〜0.5mm、枠部40の長辺Lは4.6mm、幅は
2.8mm、係止穴41の内径は1.65mmで、係止片
43による内径は1.1mmである。そして、係止突起部
3と嵌合部4との間は50〜250mmに形成されてい
る。
【0021】この封緘具1によれば、図14に示すよう
に、値札等の表示札7の穴7aと、商品9の把手8の内
側部分に封緘具1の一端側を挿入して、この封緘具1の
フィラメント部2の一端側の係止突起部3を、他端側の
嵌合部4に挿入して押し込むことにより、ワンタッチ操
作で簡単にフィラメント部2によるループRを形成し
て、表示札7を商品9に取り付けることができる。
【0022】従って、商品9等のボタン穴や把手8の内
側等に、フィラメント部2のループRを形成することに
より簡単に表示札7等を取り付けることができる。ま
た、封緘が必要な部分には、このフィラメント部2のル
ープRを形成して簡単に封緘を行うことができる。そし
て、この封緘具1の嵌合の操作を特願平9−20925
5号に記載されたようなガンタイプの取付装置で行うた
めには、この封緘具1を順次打ち込み部分に送り込む必
要があるので、多数の封緘具1を一連の封緘具集合体1
0、10A、10Bとして形成しておく必要がある。
【0023】この封緘具集合体10、10A、10Bは、図1
〜図6に示すように、第1連結部材5と第2連結部材6
等で、封緘具1の両端を形成する係止突起部3と嵌合部
4とをそれぞれ連結して構成する。先ず、図1と図2に
示す第1の実施の形態の封緘具集合体10では、比較的長
いフィラメント部2や比較的剛性の弱いフィラメント部
2を有する場合のもので、第1連結部材5は、断面積が
比較的大きく剛性が比較的強い第1連結棒5aと、この
第1連結棒5aから櫛状に突出する第1突出部5bと、
この第1突出部5bから延びて係止突起部3の基部30に
連結し、且つ、切断し易いように断面を縮小して、フィ
ラメント部2の延長方向に形成された第1切断部5cと
で形成されている。
【0024】また、第2連結部材6は、第1連結部材5
と同様に、剛性が比較的強い第2連結棒6aと、この第
2連結棒6aから櫛状に突出する第2突出部6bと、こ
の第2突出部6bから延びて嵌合部4の枠部40に連結
し、且つ、切断し易いように断面を縮小して、フィラメ
ント部2の延長方向に形成された第2切断部6cとで形
成されている。
【0025】即ち、封緘具1は、整列配置状態で、その
両端のそれぞれを切断し易い第1切断部5cと第2切断
部6cを介して、比較的剛性の強い第1連結棒5aと第
2連結棒6aに支持固定されている。そして、封緘具1
を第1連結部材5と第2連結部材6で連結し、封緘具1
を平板格子状に形成すると共に、この平板格子面に直交
して、係止突起部3の軸線と嵌合部4の係合穴42の軸線
とを形成する。
【0026】この場合に、封緘具集合体10の連結部であ
る第1及び第2連結棒5a、6aに、封緘具1の数本〜
十数本毎に断面を縮小した部分即ちV字形状の切り欠き
等を設けて、手やカッター等で簡単に切断することがで
きるように形成する。これにより、数本〜十数本毎に手
で分離して、この単位毎に作業できることになる。この
封緘具集合体10を、例えば、図15にその右側面を示す
特願平9−209255号のガンタイプの取付装置で使
用する場合は、右下側の装填部76bに、封緘具集合体10
の係止突起部3を挿入し、右中段の装填部76aに嵌合部
4を挿入して矢印方向に送って封緘具集合体10を装填す
る。この時に、係止突起部3の軸線と嵌合部4の係合穴
42の軸線を封緘具1で形成した平板格子面に直交して形
成しているので、フィラメント部2は紙面に凸の方向に
U字形状に撓んだ状態となる。
【0027】この封緘具集合体10の移動は図16に示す
ように、装填された係止突起部3は歯車14aによって、
その軸線を下方から前方に向けられて、突出しロッド70
によって押されて中空針75内に挿入される。また、嵌合
部4は歯車14bによって、その係合穴42の軸線を下方か
ら前方に向けられて、頭部搬送腕74の頭部支持部74dに
供給され、頭部支持部74dのバネ機構によって保持され
る。この時も、フィラメント部はU字形状に曲がったシ
ート状のままもつれることなく前進する。
【0028】そして、中空針75を表示札7の穴7aと商
品9のボタン穴9aに挿入し、握り部72cを持ってレバ
ー73を引いて離すと、係止突起部3は連結を切られて中
空針75内を通って先端に押し出される。一方、嵌合部4
はリンク74a、74bに支持される頭部搬送腕74の頭部支
持部74dに保持されると共に、2点鎖線の位置からリン
ク74a、74bの移動に従って中空針75の前の実線で示す
位置に移動して、中空針75内から押し出される係止突起
部3と嵌合部4とを係合させ、フィラメント部2のルー
プRを形成し、最初の状態に戻る。
【0029】そして、このフィラメント部2のループR
によって、表示札7を商品9に取り付けることができ
る。また、封緘具1が消費されるにつれて、連結部材
5、6は取付装置内を送られてそれぞれ、排出通路77b
と77aから排出される。この時に、係止突起部3の軸線
と嵌合部4の係合穴42の軸線を封緘具1で形成した平板
格子面に直交して形成しているので、取付装置への係止
突起部3と嵌合部4を装填する際には、フィラメント部
2のシートをU字形状に曲げた状態で取付装置の外部に
装填できる。そして、封緘具1を環状に連結してループ
を形成する際にも、このフィラメント部2をシート状の
ままもつれることなく前進させることができ、係合する
封緘具1のフィラメント部2のみを切り離すので、順
次、絡み合わずに独立した封緘具1のループRを連続し
て形成していくことができる。
【0030】また、係止突起部3の押される部分がフィ
ラメント部2が邪魔しない係止突起部3の後端部となる
ので、押圧する面積を大きく取れて棒状の突出しロッド
70で安定して押し出すことができる。次に、図3と図4
に示す第2の実施の形態の封緘具集合体10Aでは、係止
突起部3の基部30側同士が小断面に形成された細いフィ
ラメント状の第1仮連結部51で連結され、嵌合部4の枠
部40をフィラメント部2の延長方向に設けられた第2切
断部6cを有する第2連結部材6に連結して、多数の封
緘具1の両端をそれぞれ第1仮連結部51と第2連結部材
6で連結して形成される。この第2連結部材6は、剛性
が比較的強い第2連結棒6aと、この第2連結棒6aか
ら櫛状に突出する第2突出部6bと、この第2突出部6
bから延びて嵌合部4の枠部40に連結し、且つ、切断し
易いように断面を縮小してフィラメント部2の延長方向
に形成された第2切断部6cとで形成されている。
【0031】そして、封緘具1を第1仮連結部51と第2
連結部材6で連結し、封緘具1を平板格子状に形成する
と共に、この平板格子面に直交して、係止突起部3の軸
線と嵌合部4の係合穴42の軸線とを形成する。また、更
に、図5と図6に示す第3の実施の形態の封緘具集合体
10Bは、比較的短いフィラメント部2や比較的剛性の強
いフィラメント部2を有する場合のもので、係止突起部
3の基部30同士を小断面で形成された第1仮連結部51で
連結すると共に、嵌合部4の枠部40同士を小断面で形成
された第2仮連結部61で連結して、多数の封緘具1の両
端をそれぞれ第1仮連結部51と第2仮連結部61で連結し
て形成する。
【0032】これらの第1仮連結部51と第2仮連結部61
は、簡単に切断されて封緘具1を個々に独立させること
が簡単にできるように、カッターで切断し易く、又、手
で折り曲げたり、千切ったりし易いように細い薄板形状
や棒形状の小断面で形成される。そして、封緘具1を第
1仮連結部51と第2仮連結部61で連結し、封緘具1を平
板格子状に形成すると共に、この平板格子面に直交し
て、係止突起部3の軸線と嵌合部4の係合穴42の軸線と
を形成する。
【0033】参考のために通常の封緘具集合体10、10
A、10Bの寸法を例示すると、封緘具1が前記した寸法
の場合で、封緘具1の中心間の距離は3.5mm、第1
及び第2連結棒5a、6aの幅は2.0mm、厚さは
0.8mmであり、第1及び第2突出部5b、6bは長
さ1.5mm、幅0.6mm、厚さ0.8mmで、第1
及び第2切断部5c、6cは外径0.3mm、長さ0.
5mmで、第1及び第2仮連結部51、61は外径0.3m
mである。そして、連結される封緘具1の数が20〜2
00本で一つの封緘具集合体10を形成している。
【0034】以上の構成の封緘具集合体10、10A、10B
によれば、ガンタイプの取付装置等に使用して、この機
器内部で各封緘具1をバラバラにする場合は、細くて断
面を縮小した第1及び第2切断部5c,6cや第1及び
第2仮連結部51、61の部分を機器側に備えた刃物で切断
することにより、簡単に個々に解体して送り出すことが
できる。
【0035】また、手動で使用する際に手で個々にばら
す場合にも、鋏やカッターあるいは爪等で第1及び第2
切断部5c,6cや第1及び第2仮連結部51、61の部分
を切断することにより、簡単に解体できる。そして、図
1、図2の第1の実施の形態の封緘具集合体10において
は、封緘具集合体10の両端を比較的剛性の高い第1及び
第2連結棒5a、6aで構成し、各封緘具との連結を簡
単に切断できる第1及び第2切断部5c、6cで接続し
たので、係止突起部3同士がもつれ合ったり、配列がず
れることを防止でき、ガンタイプの取付装置等に装填す
る場合に、この両端の第1及び第2連結棒5a、6aの
剛性を利用して、封緘具を整列させた状態で簡単に装填
することができる。
【0036】また、第1連結棒5aと基部30又は第2連
結棒6aと枠部40を持って折り曲げることにより第1及
び第2切断部5c、6cで簡単に手でねじ切って、封緘
具1を個々にばらすことができる。次に、図3、図4に
示す第2の実施の形態の封緘具集合体10Aによれば、封
緘具1の片側を比較的剛性に強い第2連結棒6aで連結
し、反対側を剛性の弱い第1仮連結部51で連結している
ので、図1、図2の封緘具集合体10に比べれば係止突起
部3側の配列が乱れ易いが、フィラメント部2の長さが
其れほど長くない場合には、第2連結棒6a側のみで充
分配列を保つことができる。そして、第1連結部材5が
細い第1仮連結部51のみで構成されているので、封緘具
1を形成する合成樹脂材料を節約することができる。
【0037】更に、図5、図6に示す第3の実施の形態
の封緘具集合体10Bによれば、封緘具1の両側を剛性の
弱い第1及び第2仮連結部51、61で連結しているので、
封緘具1の整列状態が乱れ易いが、フィラメント部2の
長さが短い場合には、充分配列を保つことができ、第1
及び第2仮連結部51、61のみで連結されているので、封
緘具1を形成する合成樹脂材料を大幅に節約することが
できる。
【0038】また、両端側の剛性が弱いので、封緘具1
が重なるように巻き込むことができるので、持ち運び時
に嵩張らない。そして、この第1及び第2仮連結部51、
61のみで連結されているため柔軟性があり、屈曲し易い
ので、封緘具1の送りの部分にカーブを設けたガンタイ
プの取付装置にも使用できる。更に、係止突起部3の軸
線と嵌合部4の係合穴42の軸線を平板格子面に直交して
形成したので、ガンタイプの取付装置への装填は、フィ
ラメント部2をU字形状にして取付装置の外部に配置し
たまま、係止突起部3と嵌合部4を装填でき、また、先
端側に送る時も、フィラメント部2はU字形状に曲がっ
たシート状のままもつれることなく送ることができる。
【0039】その上、係止突起部3の後端部にフィラメ
ント部2が接続されていないので、突出しロッド70で押
圧される係止突起部3の後端部を広く取れるので、取付
装置の中空針75から係止突起部3を安定して確実に押し
出すことができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る封緘
具集合体によれば、封緘具のフィラメント部のループを
形成して表示札を商品に取り付ける際に、ガンタイプ等
の取付装置に使用する場合には、封緘具集合体の両端の
連結部材の剛性を利用して、封緘具を整列させた状態で
簡単に装填することができる。また、この装置内部で各
封緘具をバラバラにする際に、切断し易い第1及び第2
切断部部分を装置側に備えた刃物で切断することによ
り、簡単に個々に解体して、中空針内等に送り出すこと
ができる。
【0041】また、係止突起部の軸線と嵌合部の係合穴
の軸線を封緘具で形成した平板格子面に直交して形成し
たので、取付装置への係止突起部と嵌合部を装填する際
には、フィラメント部のシートをU字形状に曲げた状態
で取付装置の外部に装填できる。そして、封緘具を環状
に連結してループを形成する際にも、このフィラメント
部はシート状のままもつれることなく前進し、係合する
封緘具のフィラメント部のみが切り離されてするので、
順次、絡み合わずに独立した封緘具のループを連続して
形成して、商品に表示札等を取り付けていくことができ
る。
【0042】その上、係止突起部の後端部にフィラメン
ト部が接続されていないので、係止突起部の送りを、両
側から挟んで送りだす方法を取らずに済み、係止突起部
の押される部分をフィラメント部で邪魔されない係止突
起部の後端部にすることができるので、押圧面積の大き
い棒状の突出しロッドで、取付装置の中空針から係止突
起部を押し出すことができ、嵌合部との係合を確実にす
ることができる。
【0043】その上、本発明の封緘具集合体は、持ち運
び時に封緘具がもつれることがなく、持ち運び及び保管
が容易であり、また、個々にばらして手動で使用する際
には、鋏やカッターや爪等で第1及び第2仮連結部等の
部分を切断することにより、簡単に個々の封緘具に解体
して、使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る封緘具集合体の第1の実施の形態
を示す平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係る封緘具集合体の第2の実施の形態
を示す平面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】本発明に係る封緘具集合体の第3の実施の形態
を示す平面図である。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】封緘具の正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7の底面図である。
【図10】図7の右側面図である。
【図11】図8のC−C断面図である。
【図12】図8のD−D断面図である。
【図13】図7の封緘具の係止突起部と嵌合部を嵌合さ
せた時の部分断面図である。
【図14】封緘具の使用状態を示す参考図である。
【図15】封緘具集合体を装填するガンタイプの取付装
置の右側面図である。
【図16】封緘具集合体の移動状況を説明するための参
考図である。
【符号の説明】
1 封緘具 2 フィラメント部 3 係止突起部 4 嵌合部 5 第1連結部材 5a 第1連結棒 5b 第1突出部 5c 第1切断部 6 第2連結部材 6a 第2連結棒 6b 第2突出部 6c 第2切断部 10、10A、10B 封緘具集合体 30 基部 31 首部 32 頭部 40 枠部 41 係止穴 42 係合穴 43 係止片 44 係止部 51 第1仮連結部 61 第2仮連結部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係止突起部(3)と、該係止突起部
    (3)に係合する嵌合部(4)との間にフィラメント部
    (2)を配置した封緘具(1)の前記係止突起部(3)
    を前記フィラメント部(2)の延長方向に設けた断面を
    縮小した第1切断部(5c)を介して第1連結部材
    (5)で連結し、前記嵌合部(4)を前記フィラメント
    部(2)の延長方向に設けた断面を縮小した第2切断部
    (6c)を介して第2連結部材(6)で連結して前記封
    緘具(1)を平板格子状に形成すると共に、前記平板格
    子面に直交して、前記係止突起部(3)の軸線と前記嵌
    合部(4)の係合穴(42)の軸線とを形成した封緘具集
    合体。
  2. 【請求項2】 係止突起部(3)と、該係止突起部
    (3)に係合する嵌合部(4)との間にフィラメント部
    (2)を配置した封緘具(1)の前記係止突起部(3)
    同士をフィラメント状の小断面で形成された第1仮連結
    部(51)で連結し、前記嵌合部(4)を前記フィラメン
    ト部(2)の延長方向に設けた断面を縮小した第2切断
    部(6c)を介して第2連結部材(6)で連結して前記
    封緘具(1)を平板格子状に形成すると共に、前記平板
    格子面に直交して、前記係止突起部(3)の軸線と前記
    嵌合部(4)の係合穴(42)の軸線とを形成した封緘具
    集合体。
  3. 【請求項3】 係止突起部(3)と、該係止突起部
    (3)に係合する嵌合部(4)との間にフィラメント部
    (2)を配置した封緘具(1)の前記係止突起部(3)
    同士をフィラメント状の小断面で形成された第1仮連結
    部(51)で連結し、前記嵌合部(4)同士をフィラメン
    ト状の小断面で形成された第2仮連結部(6)で連結し
    て前記封緘具(1)を平板格子状に形成すると共に、前
    記平板格子面に直交して、前記係止突起部(3)の軸線
    と前記嵌合部(4)の係合穴(42)の軸線とを形成した
    封緘具集合体。
JP32289897A 1997-11-25 1997-11-25 封緘具集合体 Pending JPH11152121A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32289897A JPH11152121A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 封緘具集合体
US09/775,572 US6371293B2 (en) 1997-11-25 2001-02-05 Fastener assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32289897A JPH11152121A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 封緘具集合体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11152121A true JPH11152121A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18148856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32289897A Pending JPH11152121A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 封緘具集合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11152121A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199418A (ja) * 2000-01-06 2001-07-24 Kotecs Co Ltd ループピン
JP2002154511A (ja) * 2000-08-30 2002-05-28 Kotecs Co Ltd 封緘具
WO2004078614A1 (ja) * 2003-03-06 2004-09-16 Toska Co.,Ltd. 封緘具集合体
JP2020124849A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 株式会社トスカバノック プラスチック製品の成形方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199418A (ja) * 2000-01-06 2001-07-24 Kotecs Co Ltd ループピン
JP2002154511A (ja) * 2000-08-30 2002-05-28 Kotecs Co Ltd 封緘具
WO2004078614A1 (ja) * 2003-03-06 2004-09-16 Toska Co.,Ltd. 封緘具集合体
JP2020124849A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 株式会社トスカバノック プラスチック製品の成形方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6371293B2 (en) Fastener assembly
AU696535B2 (en) Needle for use in the rodless dispensing of plastic fasteners
JP2916269B2 (ja) ファスナー取付け具
JP2004513030A (ja) ファスナ・クリップおよびファスナ分配工具
JPS60213486A (ja) フアスナ打込み工具
US5908110A (en) Tag pin assembly
JPH11152121A (ja) 封緘具集合体
US6062384A (en) Fastener structure
US6561350B1 (en) Sticking device
JP2002154511A (ja) 封緘具
US6129206A (en) Fastener clip
US6796479B2 (en) Loop-pin attaching device
US6244490B1 (en) Reactor plate assembly
US6595360B2 (en) Fastening element
KR950000370B1 (ko) 부착물 조립체와 부착물을 부착하기 위한 장치
US20030164393A1 (en) Locking element attaching device
JPH10333579A (ja) 係止片集合体
US6789716B1 (en) Individual plastic fastener and needle for dispensing the same
CA2151258C (en) Fastener attaching tool and fastener clip for use therewith
JPH0710690B2 (ja) 係止具集合体
JP2006160367A (ja) 係止片取付装置のアタッチメント
JP2003191923A (ja) 封緘具集合体
GB2114493A (en) Fastener attacher
US20080235918A1 (en) Fastener
WO2004078614A1 (ja) 封緘具集合体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330