JPH11151718A - 発泡ポリスチレン廃棄物の処理装置 - Google Patents

発泡ポリスチレン廃棄物の処理装置

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JPH11151718A
JPH11151718A JP33482697A JP33482697A JPH11151718A JP H11151718 A JPH11151718 A JP H11151718A JP 33482697 A JP33482697 A JP 33482697A JP 33482697 A JP33482697 A JP 33482697A JP H11151718 A JPH11151718 A JP H11151718A
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JP
Japan
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waste
crushing
supply chamber
melting cylinder
screw
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Application number
JP33482697A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Hirakawa
利幸 平川
Yoshiko Ogawa
芳子 小川
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T & Y Kk
Original Assignee
T & Y Kk
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Publication date
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡ポリスチレン廃棄物のリサイクル処理に
あたり、悪臭の発生、騒音、材料の無駄といった不都合
を生じさせることなく、しかも、均一な品質を備えた再
生ポリスチレン材を円滑に得ることが可能な、処理装置
の提供。 【解決手段】 破砕された発泡ポリスチレン廃棄物Pa
を受け入れるホッパ20と、ホッパ20に連通してホッ
パ20から破砕された廃棄物Paを受け入れる供給室3
0と、供給室30に連通し、かつ、供給室30の連通側
と反対の側に溶融ポリスチレン材の押し出しノズル41
を備え、しかも、加熱手段43を有する溶融筒部40
と、供給室30内から溶融筒部40におけるノズル41
側に向けて延びるスクリュ50とを有し、スクリュ50
により、供給室30からの破砕された廃棄物Paの溶融
筒部40内への送り込みと、溶融筒部40内において加
熱、溶融された溶融ポリスチレン材の前記ノズル41か
らの押し出しとがなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラスチック廃
棄物の一つである発泡ポリスチレン廃棄物を再生ポリス
チレン材とするための処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に発泡スチロールと称される発泡ポ
リスチレン成形物は、現在、トロ箱などの保冷容器とし
て、また、各種物品の収納箱のクッション材などとし
て、多量に使用されている。こうしたことから、使用済
みのかかる発泡ポリスチレン成形物、すなわち、発泡ポ
リスチレン廃棄物から、再生ポリスチレン材を得るリサ
イクル処理がなされている。
【0003】こうしたリサイクル処理として、現在もっ
とも一般的に行われている手法としては、発泡ポリスチ
レン廃棄物を破砕した後、この破砕された発泡ポリスチ
レン廃棄物に熱風を吹きかけるなどして加熱、溶融さ
せ、このように溶融させた溶融ポリスチレンを受け皿状
の型に流し込ませ、硬化させて、インゴット状の再生ポ
リスチレン材とし、このインゴット状の再生ポリスチレ
ン材をさらに粉砕して、プラスチック成形材料として供
し得るようにするものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
の手法にあっては、特に、発泡ポリスチレン廃棄物を熱
風で加熱する段階で悪臭が発生し易い不都合、インゴッ
ト状の再生ポリスチレン材を破砕する際に騒音が発生す
る不都合、さらに、この破砕に際して、粉塵となる部分
が生じるため、前記インゴット状にした再生ポリスチレ
ン材のすべてをプラスチック成形材料として有効利用で
きない不都合があった。
【0005】こうしたことから、本出願人は、破砕した
発泡ポリスチレン廃棄物を、押し出しノズルを備えたス
クリュ式射出成形機状の装置を構成する加熱シリンダ内
に直接供給し、これにより、容易にプラスチック成形材
料として利用可能な形状を備えた再生ポリスチレン材を
押し出し成形する手法を検討するに至った。
【0006】かかる手法によれば、発泡ポリスチレン廃
棄物の溶融は前記加熱シリンダ内でなされることから、
前記従来の手法における悪臭の発生を生じ難く、また、
事後処理が容易な形状の再生ポリスチレン材となるよう
な成形が可能なことから、前記従来手法における騒音、
再生材料の不利用部分の発生といった不都合をできる限
り生じさせないようにすることが可能となる。
【0007】すなわち、この発明は、発泡ポリスチレン
廃棄物を加熱溶融して再生ポリスチレン材とするリサイ
クル処理にあたり、悪臭の発生、騒音、材料の無駄とい
った不都合を生じさせることなく、しかも、均一な品質
を備えた再生ポリスチレン材を円滑に得ることが可能
な、処理装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、発泡ポリスチレン
廃棄物の処理装置を、破砕された発泡ポリスチレン廃棄
物を受け入れるホッパと、このホッパに連通して該ホッ
パから破砕された前記廃棄物を受け入れる供給室と、こ
の供給室に連通し、かつ、該供給室の連通側と反対の側
に溶融ポリスチレン材の押し出しノズルを備え、しか
も、加熱手段を有する溶融筒部と、この供給室内から前
記溶融筒部におけるノズル側に向けて延びるスクリュと
を有し、このスクリュにより、前記供給室からの破砕さ
れた前記廃棄物の前記溶融筒部内への送り込みと、当該
溶融筒部内において加熱、溶融された溶融ポリスチレン
材の前記ノズルからの押し出しとがなされる構成とし
た。
【0009】かかる構成によれば、破砕された発泡ポリ
スチレン廃棄物を、特に、前記供給室および溶融筒部
と、この供給室と溶融筒部とに亙って配される前記スク
リュにより、移送し、溶融させ、溶融ポリスチレン材か
ら再生ポリスチレン材を成形することができ、しかも、
前記供給室においては前記破砕された廃棄物を溶融して
いないことから、この破砕された廃棄物をこの供給室に
おけるスクリュ部により効率的に溶融筒部に押し込み状
に送り込むことができ、この送り込みにより溶融筒部に
おける溶融ポリスチレンに前記ノズルからの円滑な押し
出しに十分な圧力を加えることができる。
【0010】また、前記供給室におけるスクリュ部の前
記破砕された廃棄物の前記溶融筒部への押し込み状の送
り込みによる前記圧力により、発泡ポリスチレン廃棄物
に含まれている気体を当該溶融筒部内での溶融の過程で
溶融ポリスチレン材中から抜き出させることができ、こ
の溶融ポリスチレン材を押し出し成形して得られる再生
ポリスチレン材を、こうした気体を含まない均一な品質
を備えたものとすることができる。
【0011】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明にかかる発泡ポリスチレン廃棄物の処
理装置において、少なくとも溶融筒部内においてスクリ
ュが、供給室への連通側からノズル側に向けて漸次スク
リュ径を小さくするように構成してあると共に、前記溶
融筒部が、前記スクリュ径に対応して前記供給室への連
通側から前記ノズル側に向けて漸次筒径を細くするよう
に構成してあるものとした。
【0012】かかる構成によれば、前記溶融筒部が、前
記スクリュのスクリュ径に対応して前記ノズル側に向け
て筒径を漸次細くしていることから、破砕された廃棄物
の溶融に伴って当該廃棄物の体積が徐々に減じても、溶
融筒部がどの箇所においても当該廃棄物ないし溶融ポリ
スチレン材で満たされている状態を確保し易く、前記ノ
ズル側に向けた押し込み圧を所定圧に保ち易い特長を有
する。
【0013】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1又は請求項2記載の発明にかかる発泡ポリスチレ
ン廃棄物の処理装置が、さらに、発泡ポリスチレン廃棄
物の投入口と、当該投入口より投入された当該廃棄物を
切断・破砕する破砕手段と、破砕された当該廃棄物をホ
ッパに供給する供給口とを有する破砕処理室を備える構
成のものとした。
【0014】かかる構成によれば、前記破砕処理室とホ
ッパにより、前記廃棄物を溶融させ易い大きさに破砕し
て、前記供給室に対して連続的に供給することができ
る。また、かかる破砕と、溶融と、溶融ポリスチレン材
の再生ポリスチレン材への成形とを、単一の装置により
なすことが可能とされる。
【0015】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項3記載の発明にかかる発泡ポリスチレン廃棄物の処
理装置の破砕処理室における破砕手段が、複数のロッド
を突き出し状に有する回転軸と、この回転軸の回転に伴
って移動される当該ロッドと協働して投入された発泡ポ
リスチレン廃棄物を切断・破砕する固定刃とを有してお
り、しかも、前記ロッドの先端側に前記回転軸の回転に
伴う当該ロッドの移動前方側に向けて突き出す爪部が設
けてあるものとした。
【0016】かかる構成によれば、前記投入口から投入
された前記廃棄物を前記固定刃と前記ロッドとの協働に
より、切断、破砕することができる。
【0017】また、前記ロッドの先端部にそれぞれ、当
該ロッドの移動前方側に向けて突き出す爪部が設けてあ
ることから、この爪部により投入された発泡ポリスチレ
ン廃棄物を引っ掛けて、投入された当該廃棄物をかかる
ロッドと前記固定刃との間から逃げ出し難くして、前記
破砕効率の向上を図ることができる。
【0018】また、請求項5記載の発明にあっては、請
求項4記載の発明にかかる発泡ポリスチレン廃棄物の処
理装置において、さらに、破砕処理室の投入口が当該破
砕処理室の側部に設けてあると共に、この破砕処理室に
おける回転軸が水平方向に配されてあり、しかも、当該
破砕処理室には、前記回転軸の回転に伴って移動される
ロッドの通り抜ける隙間を備え、かつ、前記投入口との
間に間隔を開けて当該投入口に向けた板面を有する邪魔
板体が設けてあるものとした。
【0019】かかる構成によれば、前記投入口から投入
され、前記ロッドと前記固定刃との協働により切断、破
砕された廃棄物の一部が、前記回転軸の回転に伴うロッ
ドの移動により破砕処理室の上方に向けて掻き上げられ
ても、前記邪魔板によりこの掻き上げられた破砕された
廃棄物の前記投入口側への移動を阻止して、こうした破
砕された廃棄物が当該投入口からの廃棄物の投入の邪魔
をする事態を生じさせることがない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図6に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態の一つについて説明
する。
【0021】なお、ここで図1は、この実施の形態にか
かる処理装置の全体構成を理解し易いように、当該処理
装置を発泡ポリスチレン廃棄物Pの投入口15側から見
た状態として、また、図2は、溶融筒部40の突き出し
側(図1における右側)から見た状態として、示してい
る。(なお、図1においては、破砕手段16を構成する
固定刃161、また、邪魔板17を、また、図2におい
ては、溶融筒部40の加熱手段43を、それぞれ図面上
省略している。)また、図3は、この処理装置における
ホッパ20、供給室30、溶融筒部40およびスクリュ
50の構成の概要を理解し易いように、これらを斜視の
状態として示している。また、図4は、破砕処理室10
における破砕手段16の構成を理解し易いように、この
破砕手段16を構成するロッド組160、ここでは、隣
り合う長ロッド組160’の一つと、短ロッド組16
0”の一つとを斜視の状態として示し、かつ、複数の固
定刃161、161…の一部と、複数の邪魔板17、1
7…の一部とを併せて、それぞれ斜視の状態として示し
ている。また、図5は、図2における矢印A方向から、
破砕手段16を構成するロッド組160と固定刃161
との配列の概要が理解し易いように示した構成図であ
る。さらに、図6は、この実施の形態にかかる処理装置
により得られた再生ポリスチレン材P’と、この再生ポ
リスチレン材P’を切断して得たペレット状体P”とを
斜視の状態として示している。
【0022】この発明にかかる処理装置は、トロ箱や各
種の収納箱におけるクッション材などとして使用され、
廃棄された発泡ポリスチレン廃棄物P、より具体的に
は、ビーズ発泡成形ポリスチレン材、ポリスチレンフォ
ーム、ポリスチレンペーパー、押出発泡ポリスチレン材
などの廃棄物P(以下、単に廃棄物Pという。)を破砕
し、このように破砕された廃棄物Paを溶融して溶融ポ
リスチレン材とし、この溶融ポリスチレン材を連続的に
押し出し成形して、均一な品質を備えた再生ポリスチレ
ン材P’とするように用いられるものであり、かかる破
砕、溶融、押し出し成形とを連続的になすことができる
ものである。
【0023】すなわち、この実施の形態にかかる処理装
置は、前記廃棄物Pを破砕する破砕処理室10と、この
破砕処理室10において破砕された廃棄物Paを受け入
れるホッパ20と、このホッパ20から破砕された廃棄
物Paを受け入れる供給室30と、この供給室30に連
通し、かつ、該供給室30の連通側と反対の側に溶融ポ
リスチレン材の押し出しノズル41を備えた溶融筒部4
0と、前記供給室30内から前記溶融筒部40における
ノズル41側に向けて延びるスクリュ50とを有してい
る。この実施の形態にあっては、前記ホッパ20の上部
に前記破砕処理室10が設けてあり、当該ホッパ20の
下部に前記供給室30が設けてある。前記溶融筒部40
はかかる供給室30への連通側から横方向に延びるよう
に設けてあり、その先端部に前記ノズル41が設けてあ
る。(図1)
【0024】そして、この実施の形態にかかる処理装置
によれば、破砕処理室10に投入された廃棄物Pを細か
く切断、破砕した後、この破砕された廃棄物Paを前記
ホッパ20と供給室30とを介して前記溶融筒部40内
に、かかる供給室30内にある前記スクリュ50部によ
って支障なく押し込み状に送り込むことができ、このよ
うに送り込まれた破砕された廃棄物Paを前記溶融筒部
40内で溶融ポリスチレン材としながら、この溶融ポリ
スチレン材をこの溶融筒部40内にあるスクリュ50部
によって前記ノズル41から連続して押し出し、所望の
再生ポリスチレン材P’として成形することができる。
【0025】(破砕処理室10)そこで先ず、前記破砕
処理室10について説明する。
【0026】かかる破砕処理室10は、横方向に回転軸
線を配する回転軸11を、その両端部で軸支する軸受部
12を備えた一対の軸受側ゝ板部13a、13aと、当
該一対の軸受側ゝ板部13a、13a間に亙る一対の側
板部13b、13bおよび上板部13cとを有し、下面
に前記ホッパ20への連通開口14を備えている。
【0027】また、この破砕処理室10の側部10’、
この実施の形態にあっては、前記一対の側板部13b、
13bの一方には、この破砕処理室10内に廃棄物Pを
投入する方形状をなす投入口15が形成してある。
【0028】かかる投入口15には、略角筒状をなす投
入筒部15aが、その一端を当該投入口15に連通さ
せ、かつ、破砕処理室10の斜め上方に向けて突き出す
ように組み付けてあり、この投入筒部15aの突き出し
端側の筒口から前記廃棄物Pを投入して、前記投入口1
5より前記破砕処理室10内に入れ込むことができるよ
うにしてある。
【0029】また、この実施の形態にあっては、前記廃
棄物Pの破砕手段16を、前記回転軸11から放射方向
に向けて突き出す複数のロッド160a、160a…
と、この回転軸11の回転に伴って移動される当該ロッ
ド160aと協働して投入された廃棄物Pを切断・破砕
する固定刃161とから構成している。
【0030】かかるロッド160aは、この実施の形態
にあっては、6本のロッド160a、160a…を一組
として構成されるロッド組160を複数個、前記回転軸
11の回転軸線方向に亙って、互いに略等しい間隔を離
して、並設させることにより、前記回転軸11に備えら
れている。
【0031】各ロッド組160、160…をそれぞれ構
成する6本のロッド160a、160a…は、この実施
の形態にあっては隣り合うロッド160aに対し略60
度の角度を持つように、略等間隔に設けてある。また、
このロッド組160を構成するロッド160aはそれぞ
れ、前記回転軸11の回転前方に向けられた側に、当該
回転軸11の回転軸線方向において幅広となる板状部1
60bを有すると共に、この板状部160bの背面側か
らこの板状部160bの板面に対して略直交する向きに
突き出す主体部160cを有する。すなわち、この実施
の形態にあっては、前記ロッド160aは、前記板状部
160bと主体部160cとにより、横断面形状を略T
字状とするように構成してある。
【0032】また、この実施の形態にあっては、前記各
ロッド組160、160…は、それぞれ、このロッド組
160を構成する6本のロッド160a、160a…
を、略同じ向きに配するように前記回転軸11に組み付
けられており、当該回転軸11の一端側から前記各ロッ
ド組160、160…を見た場合に、この各ロッド組1
60、160…のロッド160aがそれぞれ重なり合っ
て見えるように構成してある。(図2、図4)
【0033】また、前記各ロッド組160、160…
は、そのロッド160aの先端を前記破砕処理室10の
内面に近接させる長さに当該ロッド160aを構成させ
た長ロッド組160’と、この長ロッド組160’より
もロッド160aの長さを短く構成させた短ロッド組1
60”とに区分されている。そして、この実施の形態に
あっては、かかる長ロッド組160’と短ロッド組16
0”とが交互に位置されるように、これら長ロッド組1
60’と短ロッド組160”とが前記回転軸11に組み
付けてある。(図4)
【0034】一方、前記固定刃161は、この実施の形
態にあっては、前記投入口15の直下位置から前記回転
軸11の側に向けて突き出すように当該投入口15が設
けられた前記側板部13b内面に少なくとも一端側を組
み付けられ、かつ、上下方向に向けて幅広状をなす板状
体として構成してある。かかる固定刃161は、その長
さ方向に亙る上縁部に、当該上縁部に亙る長さの刃部1
61aを有している。かかる刃部161aは、当該固定
刃161の上縁に向けて、当該固定刃161の両側から
当該固定刃161の上縁部の肉厚を漸次狭める一対の傾
斜面161b、161bを、当該上縁部に形成させるこ
とにより構成されている。
【0035】この実施の形態にあっては、かかる固定刃
161も長短二種のものを構成、用意してあり、長固定
刃161’は、その突き出し端を前記回転軸11近傍に
位置させる長さに構成してあり、また、短固定刃16
1”は、その突き出し端を前記短ロッド組160”のロ
ッド160aが前記回転軸11の回転に伴って移動され
る際に、この短ロッド組160”のロッド160aの先
端に接触しない長さに構成してある。
【0036】そして、この実施の形態にあっては、前記
長ロッド組160’のロッド160aが前記回転軸11
の回転に伴って通り抜ける間隔を開けて、各長ロッド組
160’の当該ロッド160aの通り抜け位置の側方に
それぞれ前記長固定刃161’を配すると共に、前記短
ロッド組160”のロッド160aが前記回転軸11の
回転に伴って通り抜ける隙間Sを前記回転軸11との間
に開け、かつ、各短ロッド組160”、160”…の当
該ロッド160aの先端に当該ロッド160aの移動に
伴って突き出し端を向き合わせるように、それぞれ前記
短固定刃161”を配した構成としてある。(図4、図
5)
【0037】そしてまた、この実施の形態にあっては、
このように配される複数の固定刃161、161…の刃
部161a側から、前記回転軸11の回転に伴ってロッ
ド160aが入り込み、下方に抜け出すように、当該回
転軸11を回転駆動させる構成としてある。(図2にお
いて、回転軸11の回転方向を符号Fで示す。)
【0038】この結果、この実施の形態にあっては、前
記投入口15から投入された前記廃棄物Pは、概ね前記
のように配された複数の固定刃161上に送り込まれ、
特に、隣り合う一対の長固定刃161’、161’間を
前記回転軸11の回転に伴って通り抜ける前記長ロッド
組160’のロッド160aと、当該一対の長固定刃1
61’、161’との協働により、前記廃棄物Pを切
断、破砕する。
【0039】このように破砕された廃棄物Paは、前記
一対の長固定刃161’間から下方に落下され、また、
前記短ロッド組160”のロッド160aが通り抜ける
隙間Sから下方に落下される。
【0040】なお、この実施の形態にあっては、前記長
ロッド組160’のロッド160aの先端部にそれぞ
れ、当該ロッド160aの移動前方側に向けて突き出す
爪部160dが設けてあり、この爪部160dにより投
入された廃棄物Pを引っ掛けて、投入された廃棄物Pを
かかるロッド160aと前記固定刃161との間から逃
げ出し難くして、前記破砕効率を向上し易くしてある。
【0041】また、この実施の形態にあっては、破砕処
理室10の上板部内面に一端を組み付けられ、かつ、鉛
直方向に向けて突き出す、邪魔板体としての複数の平板
状の邪魔板17、17…が設けてある。
【0042】各邪魔板17、17…は、前記長ロッド組
160’のロッド160aが前記回転軸11の回転に伴
って通り抜ける隙間17aを開けて設けてあると共に、
前記短ロッド組160”のロッド160aが前記回転軸
11の回転に伴って接触しない長さに構成してある。
【0043】また、各邪魔板17、17…は、この実施
の形態にあっては、前記回転軸11の直上位置に設けて
あり、前記投入口15との間に前記廃棄物Pの投入に十
分な間隔を形成させている。また、各邪魔板17、17
…は、かかる投入口15に板面を向き合わせるように配
されている。
【0044】この結果、この実施の形態にあっては、前
記投入口15から投入され、前記ロッド組160のロッ
ド160aと前記固定刃161との協働により切断、破
砕され、かかる固定刃161の下方に落とし出された破
砕された廃棄物Paの一部が、前記回転軸11の回転に
伴うロッド160aの移動により破砕処理室10の上方
に向けて掻き上げられても、前記邪魔板17によりこの
掻き上げられた破砕された廃棄物Paの前記投入口15
側への移動を阻止して、こうした破砕された廃棄物Pa
が当該投入口15からの廃棄物Pの投入を妨げる事態を
生じさせることがない。
【0045】なおまた、この実施の形態にあっては、前
記破砕処理室10における後述する溶融筒部40の延び
出す側にある前記軸受側ゝ板部13aの外方において、
前記回転軸11の一端がかかる破砕処理室10の外側に
突き出されており、この突き出された回転軸11の端部
に設けられたギア11aと駆動軸18aに設けたギア1
8bとの間に張り込まれたチェン18cを介して、当該
回転軸11を回転駆動させるモータ18が、前記軸受側
ゝ板部13aの外側に設けた載置台13d上に備え付け
てある。
【0046】(ホッパ20)次いで、前記ホッパ20に
ついて説明する。
【0047】この実施の形態にあっては、かかるホッパ
20は、前記破砕処理室10の連通開口14と略同じ大
きさを備える上部開口21と、これより小さい後述する
供給室30に連通される下部開口22とを有し、また、
ホッパ20を構成する各側板部を真直に構成している。
したがって、この実施の形態にあっては、かかるホッパ
20は、前記上部開口21側から下部開口22側に向け
て、このホッパ20を構成する前記各側板部間の間隔を
狭めるように構成されている。
【0048】なお、かかるホッパ20は、前記上部開口
21を巡る外向きのフランジ21aを有しており、この
フランジ21aを、前記破砕処理室10の連通開口14
を巡るように当該破砕処理室10側に設けられた外向き
のフランジ14aに突き合わせた状態で、ボルト止めな
どして当該破砕処理室10と組み付けられる。
【0049】この結果、前記破砕処理室10において破
砕され、下方に落とし出された破砕された廃棄物Pa
は、このホッパ20内に前記上部開口21から入り込
み、集められると共に、このように集められた破砕され
た廃棄物Paは前記下部開口22から前記供給室30内
に、連続して供給される。
【0050】(供給室30)次いで、前記供給室30に
ついて説明する。
【0051】この実施の形態にあっては、かかる供給室
30は、前記ホッパ20の下部開口22に連通される上
部開口31と、後述する溶融筒部40に連通される側部
開口32とを備えた箱状に構成されている。
【0052】この供給室30の下部は、基台60に固定
されている。また、かかる供給室30は、前記上部開口
31を巡る外向きのフランジ31aを有しており、この
フランジ31aを、前記ホッパ20の下部開口22を巡
るように当該ホッパ20側に設けられた外向きのフラン
ジ22aに突き合わせた状態で、ボルト止めなどして当
該ホッパ20と組み付けられる。
【0053】したがって、前記ホッパ20内に送り込ま
れた破砕された廃棄物Paは、前記供給室30の前記上
部開口31から当該供給室30内に送り込まれ、このよ
うに送り込まれた破砕された廃棄物Paは、後述するス
クリュ50の回転により、前記側部開口32を通じて、
後述する溶融筒部40に押し込み状に送り込まれる。
【0054】(溶融筒部40)次いで、前記溶融筒部4
0について説明する。
【0055】この実施の形態にあっては、かかる溶融筒
部40は、一端側を前記供給室30の側部開口32に連
通させ、かつ、他端側に溶融ポリスチレン材の押し出し
ノズル41を備えた細長い筒状に構成してある。
【0056】この溶融筒部40の下部は、基台60に固
定されている。また、かかる溶融筒部40は供給室30
への連通側の筒口42に、この筒口42を巡る外向きの
フランジ42aを有しており、このフランジ42aを、
前記供給室30の側部開口32を巡るように当該供給室
30側に設けられた外向きのフランジ32aに突き合わ
せた状態で、ボルト止めなどして当該供給室30と組み
付けられる。
【0057】また、この溶融筒部40は、前記供給室3
0との連通側から前記ノズル41側に向けて、漸次筒径
を細くするように構成してある。
【0058】また、この溶融筒部40の外面には、バン
ドヒータや、この外面に備えられるジャケットにより構
成される流路に熱媒油を流して前記溶融筒部40を加熱
する機構などの適宜の加熱手段43が備え付けられてお
り、この加熱手段43による加熱により、後述するスク
リュ50の回転により前記供給室30から送り込まれる
破砕された廃棄物Paを、前記ノズル41側に向かうに
連れて徐々に溶融させ、少なくとも当該ノズル41側に
おいてその全てを溶融ポリスチレン材とすることができ
るようにしてあり、この溶融ポリスチレン材を前記スク
リュ50の回転により前記ノズル41から外部に押し出
し、再生ポリスチレン材P’に成形できるようにしてあ
る。かかる加熱手段43による加熱は、通例、送り込ま
れる破砕された廃棄物Paを摂氏180度〜250度、
好ましくは摂氏220度〜230度の溶融ポリスチレン
とするように調整される。
【0059】前記ノズル41は、この実施の形態にあっ
ては、前記溶融筒部40の前記供給室30との連通側と
反対の端部にあって、この溶融筒部40の側部から外方
に突き出すように設けられたノズル構成体41aの突き
出し端面に五つの吐出口41b、41b…を横方向に並
設させて構成してある。
【0060】したがって、この実施の形態にあっては、
同時に5本の棒状をなす再生ポリスチレン材P’を得る
ことができるものとされる。前記ノズル41から押し出
された再生ポリスチレン材P’は典型的には、かかるノ
ズル41の側方に配した水槽に漬け込まれ、冷却、硬化
された後、例えば、プラスチック成形に都合の良いペレ
ット状体P”に切断されて、再生利用の用に供される。
【0061】なお、かかるノズル41の前記溶融筒部4
0に対する取り付けの向きは必要に応じて適宜変更され
るものであり、例えば、当該溶融筒部40の下方に向け
て設けられていても、当該溶融筒部40の先端部におい
て、溶融ポリスチレン材の前記スクリュ50による移送
方向とノズル41からの当該溶融ポリスチレン材の押し
出しの向きとが一致するように設けてあっても良い。
【0062】(スクリュ50)次いで、前記スクリュ5
0について説明する。
【0063】この実施の形態にあっては、かかるスクリ
ュ50は、前記供給室30内から、この供給室30の前
記側部開口32を抜けて、前記溶融筒部40におけるノ
ズル41側に向けて延びるように配されており、スクリ
ュ軸51と、このスクリュ軸51の回転軸線を巡りなが
ら、この回転軸線方向に連続する螺旋状の送り羽根52
を備えている。
【0064】より具体的には、かかるスクリュ50のス
クリュ軸51の一端は、前記溶融筒部40の先端部に設
けられた軸受部44に軸支されていると共に、このスク
リュ軸51の他端側は、前記供給室30における前記側
部開口32に向き合う側部に設けられた軸受部33を通
じて外方に突き出されており、この突き出し側におい
て、前記基台60に間隔を開けて設けられた二か所の軸
受部61、61によって軸支されている。(なお、この
実施の形態にあっては、前記溶融筒部40の先端部から
前記スクリュ軸51の一端側がさらに外方に突き出され
るようにしてあり、この突き出し側において当該スクリ
ュ軸51を基台60に設けた軸受部によってさらに軸支
できるようにしてある。)また、かかる二か所の軸受部
間61、61において、かかるスクリュ軸51にギア部
53が形成してあり、このギア部53と前記基台60上
に備え付けられたモータ54の駆動軸54aに設けられ
た駆動ギア54bとの間に張り込まれたチェン54cを
介して、当該モータ54の駆動により前記スクリュ軸5
1が回転され、そのスクリュ50の回転作用により前記
供給室30から溶融筒部40への破砕された廃棄物Pa
の送り込みと、かかる溶融筒部40からの溶融ポリスチ
レンの押し出しとがなされる構成としてある。
【0065】かかるスクリュ50における前記供給室3
0内に位置されるスクリュ部50’は、そのスクリュ径
をどの位置でも略等しくするように構成してある。
【0066】一方、かかるスクリュ50における前記溶
融筒部40内に位置されるスクリュ部50”は、そのス
クリュ径を、前記供給室30の側部開口32側から前記
ノズル41側に向けて漸次小さくするように構成してあ
る。
【0067】この実施の形態にあっては、前述したよう
に溶融筒部40の筒径も、前記ノズル41側に向けて漸
次細くなるように構成されているが、この筒径は当該溶
融筒部40における前記スクリュ部50”のスクリュ径
に対応して細くなるように設定されており、したがっ
て、この実施の形態にあっては、かかる溶融筒部40の
内面とこの溶融筒部40内における前記スクリュ部5
0”の送り羽根52先端との間隔は、かかる溶融筒部4
0の長さ方向に亙ってどの位置でも略等しくなるように
してある。
【0068】この実施の形態にかかる処理装置にあって
は、前記破砕処理室10とホッパ20により、前記廃棄
物Pを溶融させ易い大きさに破砕して連続的に供給でき
ると共に、特に、前記供給室30および溶融筒部40
と、この供給室30と溶融筒部40とに亙って配される
前記スクリュ50により、第一に、この供給室30にお
いては前記破砕された廃棄物Paを溶融していないこと
から、この破砕された廃棄物Paをこの供給室30にお
けるスクリュ50部により効率的に溶融筒部40に押し
込み状に送り込むことができ、この送り込みにより溶融
筒部40における溶融ポリスチレンに前記ノズル41か
らの円滑な押し出しに十分な圧力を加えることができ
る。
【0069】また、第二に、かかる供給室30における
スクリュ50部の前記破砕された廃棄物Paの前記溶融
筒部40への押し込み状の送り込みによる前記圧力によ
り、発泡ポリスチレン廃棄物Pに含まれている気体を当
該溶融筒部40内での溶融の過程で溶融ポリスチレン材
中から抜き出させることができ、この溶融ポリスチレン
材を押し出し成形して得られる再生ポリスチレン材P’
を、こうした気体を含まない均一な品質を備えたものと
することができる。
【0070】また、第三に、前記溶融筒部40が、前記
スクリュ50のスクリュ径に対応して前記ノズル41側
に向けて筒径を漸次細くしていることから、破砕された
廃棄物Paの溶融に伴って当該廃棄物Pの体積が徐々に
減じても、溶融筒部40がどの箇所においても当該廃棄
物Pないし溶融ポリスチレン材で満たされているように
し易く、前記ノズル41側に向けた押し込み圧を所定圧
に保ち易い特長を有する。
【0071】なお、以上に説明した実施の形態とは別
に、前記破砕処理室10を除いて処理装置を構成するこ
ともでき、この場合には、別途破砕した前記廃棄物Pを
前記ホッパ20に適宜供給して、再生ポリスチレン材
P’を得るものとされる。
【0072】
【発明の効果】この発明にかかる発泡ポリスチレン廃棄
物の処理装置によれば、破砕された発泡ポリスチレン廃
棄物を、特に、前記供給室および溶融筒部と、この供給
室と溶融筒部とに亙って配される前記スクリュにより、
移送し、溶融させ、溶融ポリスチレン材から再生ポリス
チレン材を成形することができ、しかも、前記供給室に
おいては前記破砕された廃棄物を溶融していないことか
ら、この破砕された廃棄物をこの供給室におけるスクリ
ュ部により効率的に溶融筒部に押し込み状に送り込むこ
とができ、この送り込みにより溶融筒部における溶融ポ
リスチレンに前記ノズルからの円滑な押し出しに十分な
圧力を加えることができる。
【0073】また、前記供給室におけるスクリュ部の前
記破砕された廃棄物の前記溶融筒部への押し込み状の送
り込みによる前記圧力により、発泡ポリスチレン廃棄物
に含まれている気体を当該溶融筒部内での溶融の過程で
溶融ポリスチレン材中から抜き出させることができ、こ
の溶融ポリスチレン材を押し出し成形して得られる再生
ポリスチレン材を、こうした気体を含まない均一な品質
を備えたものとすることができる。
【0074】すなわち、この発明にかかる発泡ポリスチ
レン廃棄物の処理装置によれば、発泡ポリスチレン廃棄
物を加熱溶融して再生ポリスチレン材とするリサイクル
処理にあたり、悪臭の発生、騒音、材料の無駄といった
不都合を生じさせることなく、しかも、均一な品質を備
えた再生ポリスチレン材を円滑に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】処理装置の側面図
【図2】図1と異なる向きから見た処理装置の側面図
【図3】処理装置の要部斜視図
【図4】処理装置を構成する破砕手段16および邪魔板
17の要部斜視図
【図5】処理装置を構成する破砕手段16の構成図
【図6】再生ポリスチレン材P’およびペレット状体
P”の斜視図
【符号の説明】
Pa 破砕された発泡ポリスチレン廃棄物 20 ホッパ 30 供給室 40 溶融筒部 41 ノズル 43 加熱手段 50 スクリュ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕された発泡ポリスチレン廃棄物を受
    け入れるホッパと、 このホッパに連通して該ホッパから破砕された前記廃棄
    物を受け入れる供給室と、 この供給室に連通し、かつ、該供給室の連通側と反対の
    側に溶融ポリスチレン材の押し出しノズルを備え、しか
    も、加熱手段を有する溶融筒部と、 この供給室内から前記溶融筒部におけるノズル側に向け
    て延びるスクリュとを有し、 このスクリュにより、前記供給室からの破砕された前記
    廃棄物の前記溶融筒部内への送り込みと、当該溶融筒部
    内において加熱、溶融された溶融ポリスチレン材の前記
    ノズルからの押し出しとがなされる構成としてあること
    を特徴とする発泡ポリスチレン廃棄物の処理装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも溶融筒部内においてスクリュ
    が、供給室への連通側からノズル側に向けて漸次スクリ
    ュ径を小さくするように構成してあると共に、 前記溶融筒部が、前記スクリュ径に対応して前記供給室
    への連通側から前記ノズル側に向けて漸次筒径を細くす
    るように構成してあることを特徴とする請求項1記載の
    発泡ポリスチレン廃棄物の処理装置。
  3. 【請求項3】 発泡ポリスチレン廃棄物の投入口と、当
    該投入口より投入された当該廃棄物を切断・破砕する破
    砕手段と、破砕された当該廃棄物をホッパに供給する供
    給口とを有する破砕処理室を備えることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の発泡ポリスチレン廃棄物の処
    理装置。
  4. 【請求項4】 破砕処理室における破砕手段が、複数の
    ロッドを突き出し状に有する回転軸と、この回転軸の回
    転に伴って移動される当該ロッドと協働して投入された
    発泡ポリスチレン廃棄物を切断・破砕する固定刃とを有
    しており、しかも、前記ロッドの先端側に前記回転軸の
    回転に伴う当該ロッドの移動前方側に向けて突き出す爪
    部が設けてあることを特徴とする請求項3記載の発泡ポ
    リスチレン廃棄物の処理装置。
  5. 【請求項5】 破砕処理室の投入口が当該破砕処理室の
    側部に設けてあると共に、この破砕処理室における回転
    軸が水平方向に配されてあり、 しかも、当該破砕処理室には、前記回転軸の回転に伴っ
    て移動されるロッドの通り抜ける隙間を備え、かつ、前
    記投入口との間に間隔を開けて当該投入口に向けた板面
    を有する邪魔板体が設けてあることを特徴とする請求項
    4記載の発泡ポリスチレン廃棄物の処理装置。
JP33482697A 1997-11-20 1997-11-20 発泡ポリスチレン廃棄物の処理装置 Pending JPH11151718A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043833A2 (en) * 2004-10-20 2006-04-27 Range Industries Limited Apparatus and method for reprocessing plastics
JP2014223774A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 株式会社名濃 発泡樹脂の減容装置
KR20200111130A (ko) * 2020-09-04 2020-09-28 옥명자 폐기물 파쇄장치

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