JPH11151257A - ブラシを使用した洗浄装置 - Google Patents

ブラシを使用した洗浄装置

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JPH11151257A
JPH11151257A JP33789797A JP33789797A JPH11151257A JP H11151257 A JPH11151257 A JP H11151257A JP 33789797 A JP33789797 A JP 33789797A JP 33789797 A JP33789797 A JP 33789797A JP H11151257 A JPH11151257 A JP H11151257A
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隆治 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の形状と大きさをしている、入れ歯等の
被洗浄物を簡単に綺麗に洗浄する。 【解決手段】 回転ブラシを使用した洗浄装置は、洗浄
液と被洗浄物1を充填できる洗浄室5のある洗浄ケース
3と、洗浄ケース3の洗浄室5の被洗浄物1を擦り洗い
するように、洗浄室5内に配設された複数本の回転ブラ
シ2と、複数の回転ブラシ2を回転させる駆動機構4と
を有する。複数本の回転ブラシ2は、自転しながら洗浄
室5の内部を公転して移動し、洗浄室5に入れられた被
洗浄物1を洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、入れ歯
等の被洗浄物を、簡単に綺麗に洗浄できる装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】入れ歯のように、種々の形状と大きさを
している被洗浄物の汚れを除く装置として、超音波洗浄
する装置が使用される。この装置は、被洗浄物と洗浄液
を洗浄室に入れ、洗浄液を超音波振動させて、被洗浄物
の表面に付着する汚れを除去する。この装置を使用し
て、入れ歯等を洗浄すると、表面に付着する汚れを完全
に除去するのが難しい。原理的には、超音波の出力を大
きくして、汚れを綺麗に除去できる。ただ、超音波出力
を大きくすると、極めて不快な騒音を発生する欠点があ
る。また、装置も極めて高価になる。超音波を発生する
電気回路と、電気信号を超音波振動に変換する素子が高
くなるからである。したがって、家庭で使用される入れ
歯の洗浄装置として、超音波出力をそれほど大きくする
ことは、実際にはできない。
【0003】超音波によらず、水に溶解して泡と洗浄液
を出す洗浄剤も開発されている。洗浄剤を使用する方法
は、容器に入れた水に入れ歯を浸し、水に洗浄剤を入れ
て洗浄する。洗浄剤は溶解して洗浄液を出し、泡で水を
攪拌して、被洗浄物を洗浄する。この方法は、超音波よ
りもさらに被洗浄物を綺麗にするのが難しい。
【0004】したがって、洗浄剤を使用する方法と、超
音波洗浄器を使用する方法は、入れ歯を歯ブラシで磨く
ように綺麗にできない。入れ歯は、外して歯ブラシで磨
くこともできる。ただ、外した入れ歯は、口に固定され
ていないので、片手で持って、別の手に持った歯ブラシ
で磨くのが難しくなる。歯ブラシで磨くときに、入れ歯
が動いて、磨きやすい姿勢に保持するのが難しいからで
ある。
【0005】電動歯ブラシを使用する方法は、通常の歯
ブラシに比較して、簡単に入れ歯を磨くことができる。
それは、歯ブラシが電気で振動されるので、歯ブラシを
激しく運動させることなく、入れ歯を磨くことができる
からである。ただ、この方法も、全ての人が、簡単かつ
容易に、通常の歯と同じように歯磨きできない欠点があ
る。とくに、入れ歯を使用するのは、手先を器用に動か
すのを不得意とする老人が多い。このため、歯磨きに手
間がかかったり、あるいは、難しかったりするものは、
便利に使用できない欠点がある。
【0006】本発明者は、このような欠点を解決するこ
とを目的に、図1と図2に示す構造の洗浄装置を開発し
た。これ等の図に示す洗浄装置は、入れ歯等の被洗浄物
を入れる洗浄ケース3と、この洗浄ケース3の洗浄室内
に回転自在に配設されて、入れ歯等の被洗浄物を擦り洗
いする回転ブラシ2と、回転ブラシ2を回転させる駆動
機構4とを備えている。この洗浄装置は、洗浄ケース3
の洗浄室に入れた被洗浄物を、回転ブラシ2で擦って洗
浄する。
【0007】この構造の洗浄装置は、図3の横断面図に
示すように、入れ歯等の被洗浄物1を回転ブラシ2に載
せて洗浄できる。回転ブラシ2に載せて洗浄される入れ
歯は、図4に示すように歯が並び、回転ブラシ2で擦り
洗いできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この構造の洗浄装置
は、総入れ歯を定位置に保持して回転ブラシ2で洗浄で
きる。しかしながら、この構造の装置は、入れ歯の全て
の部分を残らず綺麗に洗浄するのが難しい欠点がある。
それは、入れ歯を定位置に保持して回転ブラシ2で擦り
洗いするので、回転ブラシ2が入れ歯の決められた位置
を擦るからである。さらに、この構造の洗浄装置は、総
入れ歯でない、小さい入れ歯を洗浄できない欠点があっ
た。それは、総入れ歯でない小さい入れ歯は、回転ブラ
シ2で定位置に保持できないからである。
【0009】本発明は、さらにこのような欠点を解決す
ることを目的に開発されたものである。本発明の重要な
目的は、種々の形状と大きさをしている入れ歯等の被洗
浄物を、簡単かつ容易に、しかも隅々まで綺麗に洗浄で
きる回転ブラシを使用した洗浄装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回転ブラシを使
用した洗浄装置は、洗浄液と被洗浄物1を充填できる洗
浄室5を有する洗浄ケース3と、この洗浄ケース3の洗
浄室5に充填された被洗浄物1を擦り洗いするように、
洗浄室5内に配設された複数本の回転ブラシ2と、複数
の回転ブラシ2を回転させる駆動機構4とを備える。
【0011】さらに、本発明の請求項1に記載する洗浄
装置は、複数本の回転ブラシ2を、自転させながら公転
させて、洗浄室5の内部を移動させる。自転しながら公
転する回転ブラシ2は、洗浄室5に入れられた被洗浄物
1を擦り洗いして綺麗に洗浄する。
【0012】本発明の請求項2の洗浄装置は、可撓性の
芯線2Aに多数の毛2Bを連結した回転ブラシ2を使用
する。この洗浄装置は、被洗浄物1を洗浄するときに回
転ブラシ2の芯線2Aが変形して、無理なく被洗浄物1
を洗浄する。
【0013】本発明の請求項3の洗浄装置は、2本の回
転ブラシ2の先端を連結してなるU曲ブラシ2aを備え
ている。
【0014】本発明の請求項4の洗浄装置は、2本の回
転ブラシ2の先端を連結してなるU曲ブラシ2aに加え
て、直線状の直線ブラシ2bも備えている。
【0015】本発明の請求項5の洗浄装置は、洗浄室5
の上方を開口し、この開口部に、脱着自在に蓋体6を装
着している。蓋体6は、駆動機構4を内蔵しており、さ
らに、内蔵する駆動機構4に回転される回転ブラシ2を
回転できるように装着している。
【0016】本発明の請求項6の洗浄装置は、洗浄室5
を円柱状とし、回転ブラシ2を洗浄室5の内部に垂直ま
たは傾斜して配設している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための洗浄装置を例示するもの
であって、本発明は洗浄装置を下記のものに特定しな
い。
【0018】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0019】図5の正面図と、図6の概略断面図に示す
回転ブラシを使用した洗浄装置は、種々の形状の被洗浄
物1を綺麗に洗浄するのに使用する。被洗浄物1とし
て、形状が一定でない入れ歯が最適である。この装置
は、洗浄液と被洗浄物1を充填できる洗浄室5を有する
洗浄ケース3と、この洗浄ケース3の洗浄室5に充填さ
れた被洗浄物1を擦り洗いするように、洗浄室5内に平
行に配設された複数本の回転ブラシ2と、複数の回転ブ
ラシ2を回転させる駆動機構4とを有する。
【0020】図の洗浄装置は、3本の回転ブラシ2を備
える。ただ、回転ブラシ2は2本、あるいは、4本以上
とすることもできる。各回転ブラシ2は、自転しながら
公転して、洗浄室5の内部を移動する。このように運動
する回転ブラシ2は、洗浄室5に入れられた被洗浄物1
を、種々の姿勢に攪拌し、表面を擦って綺麗に洗浄す
る。図に示す装置は、先端をU曲して両端を回転駆動す
る1本のU曲ブラシ2aと、直線状をしている2本の直
線ブラシ2bを備える。U曲ブラシ2aは、両端を互い
に逆方向に同じ速度で回転させる。直線ブラシ2bは、
上端を回転させる。
【0021】回転ブラシ2は、湾曲できる芯線2Aに、
多数の毛2Bを放射状に固定しており、芯線2Aの端部
を回転させる。芯線2Aは、被洗浄物1を擦るときに変
形するが、直線状、あるいはU曲された形状に保持され
る強度を有する。回転ブラシ2は、図7の断面図に示す
ように、可撓性の芯線2Aの表面に、可撓性のある溝形
線材2Cを巻き付けている。
【0022】溝形線材2Cは、溝型に成形されて、溝に
毛2Bを挟んで固定している。溝形線材2Cは、毛2B
が芯線2Aに対して放射状となるように芯線2Aに巻き
付けて固定される。溝形線材2Cは、芯線2Aと一緒に
湾曲できる可撓性が要求される。さらに、繰り返し湾曲
させても、破損しない耐久性も要求される。このことを
実現するために、溝形線材2Cは、ナイロン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等のプラスチックで成形される。
プラスチック製の溝形線材2Cは、好ましくは熱可塑性
のプラスチックで成形される。熱可塑性のプラスチック
で成形された溝形線材2Cは、加熱溶着して毛2Bを固
定できる。溝形線材2Cを加熱して毛2Bを溶着するに
は、超音波加熱が最適である。超音波加熱は、図8の矢
印で示すように、溝の両側を挟着して超音波ホーンで振
動させる。超音波によらず、溝の両側をヒータで加熱、
挟着して毛2Bを溶着することもできる。さらに、毛2
Bは必ずしも溝形線材を加熱して溶着する必要はない。
たとえば、毛を溝形線材に接着剤で固定することもでき
る。接着剤で毛を固定する溝形線材は、加熱して溶融さ
せる必要がないので、熱可塑性のプラスチックのみでな
く、熱硬化製のプラスチックで成形することもできる。
【0023】図8の溝形線材2Cは、溝の両側にフラン
ジ7を突出させている。フランジ7のある溝形線材2C
は、図7に示すように、広い面積で芯線2Aに接触し
て、確実に接着して固定できる。さらに、フランジ7の
ある溝形線材2Cは、密着して螺旋状に巻き付けて、一
定の決まったピッチで芯線2Aに固定できる。このた
め、毛2Bを均一に芯線2Aの表面に固定できる。
【0024】溝形線材2Cを固定する芯線2Aは、可撓
性のあるウレタンチューブ等の軟質チューブ8に、金属
製のワイヤー9を挿通したものが最適である。この芯線
2Aは、優れた耐久製がある。さらに、芯線2AをU曲
した状態で回転トルクを効率よく伝達できる。このた
め、一端あるいは両端を回転させて、全体を一体的に回
転できる。さらに、ワイヤー9の表面が軟質チューブ8
で被覆されるので、溝形線材2Cを確実に接着して固定
できる。また、万一ワイヤー9の線材の一部が破損して
も、表面から突出しない特長がある。
【0025】ワイヤー9は、金属ワイヤーを理想とする
が、金属線材に代わって、硬質のプラスチック線を束ね
たワイヤーも使用できる。さらに、芯線2Aには、ワイ
ヤーに代わって、湾曲できるプラスチックロッドも使用
できる。プラスチックロッドは、表面が平滑であるの
で、プラスチックチューブに挿入することなく、表面に
直接に溝形線材を固定できる。
【0026】芯線2Aは、両端に、連結片11を固定し
ている。連結片11は、芯線2Aの両端を補強する。回
転ブラシ2は、芯線2Aの端部を洗浄装置に連結する。
連結片11は、洗浄装置に連結する部分を補強して、回
転ブラシ2を確実に洗浄装置に連結できる。
【0027】洗浄ケース3は、上方を開口している洗浄
室5を有するケース本体10と、ケース本体10の開口
部に、脱着自在に装着された蓋体6を有する。蓋体6
は、回転ブラシ2を回転する駆動機構4を内蔵してい
る。
【0028】ケース本体10は、上端を開口して底を閉
塞している円筒状で、内部に円柱状の洗浄室5を設けて
いる。洗浄室5の底面は、アーチ状に湾曲する形状とし
ている。この形状は、底部に塵等が溜りやすい隅部がで
きない特長がある。洗浄室5は、縦に延長して回転止凸
条12を設けている。回転止凸条12は、公転する回転
ブラシ2と一緒に、被洗浄物1が洗浄室5の内部で回転
するのを阻止する。このため、回転止凸条12のある洗
浄室5は、被洗浄物1を効率よく洗浄できる。回転止凸
条12は、1ないし複数列設けることができる。
【0029】ケース本体10は、透明ないし半透明のプ
ラスチックで製作される。このケース本体10は、被洗
浄物1が洗浄される状態を、外部から観察できる特長が
ある。ただ、ケース本体10は、不透明のプラスチック
や金属で製作することもできる。さらに、ケース本体1
0は、内部に設ける洗浄室5を円柱状とせずに、多角柱
状とすることもできる。多角柱状の洗浄室は、回転止凸
条を設けないで被洗浄物が回転ブラシと一緒に回転され
るのを阻止できる。
【0030】蓋体6は、ケース本体10に脱着自在に連
結される連結台6Aと、この連結台6Aに水平面内で回
転できるように連結された公転台6Bと、公転台6Bに
回転できるように装着された、駆動機構4である歯車4
Aと、歯車4Aを回転させるモーター4Bとを備える。
【0031】連結台6Aは、簡単にケース本体10に脱
着できるように、下面に洗浄室5に嵌着できる凸部を設
けている。連結台6Aは内部にモーター4Bと歯車4A
を配設している。モーター4Bは、蓋体6の中心に垂直
に固定され、歯車4Aを介して公転台6Bを回転させ
る。さらに、連結台6Aは、公転台6Bを公転させるた
めに、内面の周囲に内歯車4AAを固定している。
【0032】公転台6Bは、水平面内で回転できるが外
れないように、連結台6Aに連結される。公転台6Bは
円盤状で、連結台6A下面の凸部の内側に突出して設け
られた、ストッパ凸条13の上に、摺動しながら回転で
きるように載せられている。公転台6Bの下面には、図
9に示すように、複数の摺動ストッパ14を固定してい
る。摺動ストッパ14は、連結台6Aの下面を摺動しな
がら移動して、公転台6Bが浮き上がるのを阻止する。
【0033】公転台6Bは、回転ブラシ2を連結する回
転軸15を回転できるように連結している。回転軸15
は、公転台6Bに回転できるように装着される。回転軸
15は、図10の断面図に示すように、上端に歯車4A
を固定し、下端に回転ブラシ2を連結する連結筒15A
を設けている。この構造の回転軸15は、歯車4Aと連
結筒15Aで、公転台6Bに抜けないように装着され
る。連結筒15Aは、回転ブラシ2の連結片11を挿入
して連結する。回転ブラシ2を固定するために、連結筒
15Aは半径方向に止ネジ16をねじ込んでいる。止ネ
ジ16を緩めると、回転ブラシ2を交換できる。さら
に、図示しないが、回転ブラシは、連結筒にワンタッチ
で装着することもできる。ワンタッチで装着される回転
ブラシは、たとえば、連結片と連結筒の連結部分に凸部
と凹部を設けて、これ等を嵌合させて連結される。この
構造の回転ブラシは、脱着自在に連結して、極めて簡単
に交換できる特長がある。
【0034】公転台6Bには、4組の回転軸15を装着
している。図11〜図13に示すように、U曲した1本
の回転ブラシ2と、直線状の2本の回転ブラシ2を連結
して回転させるためである。図に示すように、U曲した
U曲ブラシ2aと、直線状の直線ブラシ2bとを、ほぼ
四角形のコーナーに配設するように、4組の回転軸15
を公転台6Bに装着する。図9の底面図に示すように、
直線ブラシ2bを回転する回転軸15は、互いに反対方
向に回転される。U曲ブラシ2aを回転させる回転軸1
5も、互いに反対方向に回転される。2本の直線ブラシ
2bは、U曲ブラシ2aと等間隔となるように配設され
る。回転ブラシ2の間には、被洗浄物1を通過できる隙
間ができるように、回転軸15を公転台6Bに配設す
る。
【0035】公転台6Bを連結台6Aに対して回転、す
なわち回転ブラシ2を公転させると共に、回転ブラシ2
を自転、すなわち、回転軸15を回転させるために、公
転台6Bには複数の歯車4Aを装着している。公転台6
Bを連結台6Aに対して回転させるために、公転台6B
の外周に一対の公転歯車4ABを装着している。公転歯車
4ABは、連結台6Aに固定される内歯車4AAに噛み合う
位置に装着される。公転歯車4ABが回転されると、これ
が内歯車4AAに噛み合って公転台6Bが連結台6Aに対
して回転される。
【0036】公転歯車4ABは、図6と図14に示すよう
に、回転軸15を回転させる歯車4Aに噛み合い、この
歯車4Aを介してモーター4Bに回転される。回転軸1
5は、複数の歯車4Aを介してモーター4Bの回転軸1
5に固定される駆動歯車4Aに回転される。図14の矢
印は、モーター4Bの動力が伝達される方向を示してい
る。モーター4Bの回転は、この矢印で示すように各歯
車4Aに伝達されて、回転軸15を回転させ、さらに、
公転歯車4ABを回転させて、公転台6Bを連結台6Aに
対して回転させる。
【0037】モーター4Bは、連結台6Aに下向きに固
定されて、出力軸に駆動歯車4ACを固定している。モー
ター4Bの駆動歯車4ACは、公転台6Bの歯車4Aに噛
み合って、回転軸15と公転台6Bとを回転させる。
【0038】以上の実施例の洗浄装置は、平行に配設さ
れる複数本の回転ブラシを、洗浄ケースの洗浄室内に垂
直に配設している。ただ、図示しないが、本発明の洗浄
装置は、洗浄室内に配設される複数本の回転ブラシの全
てあるいは一部を傾斜させることもできる。傾斜して配
設される回転ブラシは、互いに平行に配設することも、
互いに交差する姿勢で配設することもできる。傾斜して
配設される回転ブラシの傾斜姿勢や傾斜角は、たとえ
ば、洗浄室に充填される被洗浄物の形状に応じて最適値
に調整される。この構造の洗浄装置は、種々の形状の被
洗浄物を、理想の状態で攪拌して洗浄できる特長があ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明のブラシを使用した洗浄装置は、
入れ歯のように種々の形状と大きさをしている入れ歯等
の被洗浄物を、簡単かつ容易に、しかも隅々まで綺麗に
洗浄できる特長がある。それは、本発明の洗浄装置が、
複数本のブラシを、洗浄室の内部で、自転させながら公
転して移動させるからである。自転するブラシは、被洗
浄物を擦って綺麗に洗浄し、さらに、ブラシが公転する
ことによって、被洗浄物を種々の姿勢に移動させて、被
洗浄物の全面をくまなく綺麗に洗浄する特長がある。
【0040】本発明の請求項2の洗浄装置は、可撓性の
芯線に毛を連結してなるブラシを使用するので、種々の
形状の被洗浄物を、ブラシでもって無理なくスムーズに
洗浄できる特長がある。ブラシが、被洗浄物の形状に応
じて最適な形状に変形されるからである。
【0041】本発明の請求項3の洗浄装置は、U曲する
ブラシでもって、洗浄室の底にある被洗浄物を持ち上げ
るようにして、上下に立体的に移動させて綺麗に洗浄で
きる。このため、被洗浄物を洗浄室の底に沈降させるこ
となく、洗浄室の内部の広い領域で効率よく洗浄できる
特長がある。
【0042】本発明の請求項4の洗浄装置は、U曲する
ブラシと直線状のブラシとで、被洗浄物を洗浄室の内部
で立体的に移動させて、効率よく洗浄できる特長があ
る。
【0043】本発明の請求項5の洗浄装置は、被洗浄物
を洗浄した後、洗浄室およびブラシを簡単に水洗いでき
る特長がある。それは、蓋体を外して洗浄室を開口して
駆動機構を分離できるからである。
【0044】本発明の請求項6の洗浄装置は、洗浄室を
円柱状として、ブラシを垂直または傾斜して配設してい
る。ブラシが垂直に配設される洗浄装置は、洗浄室を簡
単に防水構造として、被洗浄物を洗浄できる特長があ
る。また、ブラシが傾斜して配設される洗浄装置は、種
々の形状の被洗浄物を、理想の状態で攪拌して洗浄でき
る特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のブラシを使用した洗浄装置の一例を示す
水平断面図
【図2】図1に示す洗浄装置の側面図
【図3】図1に示す洗浄装置で入れ歯を洗浄する状態を
示す断面図
【図4】図1に示す洗浄装置で入れ歯を洗浄する状態を
示す平面図
【図5】本発明の実施例の洗浄装置を示す正面図
【図6】図5に示す洗浄装置の概略断面図
【図7】回転ブラシの拡大断面図
【図8】回転ブラシに使用される溝型線材の一部断面斜
視図
【図9】回転ブラシを装着している蓋体の底面図
【図10】公転台の回転軸に回転ブラシを装着する状態
を示す断面図
【図11】回転ブラシを装着している蓋体の斜視図
【図12】回転ブラシを装着している蓋体の正面図
【図13】回転ブラシを装着している蓋体の側面図
【図14】蓋体に内蔵される歯車を示す平面図
【符号の説明】
1…被洗浄物 2…回転ブラシ 2A…芯線 2B…
毛 2a…U曲ブラシ 2b…直線ブラシ 2C…溝型線材 3…洗浄ケース 4…駆動機構 4A…歯車 4B…
モーター 4AA…内歯車 4AB…公転歯車 4AC…駆動歯車 5…洗浄室 6…蓋体 6A…連結台 6B…
公転台 7…フランジ 8…チューブ 9…ワイヤー 10…ケース本体 11…連結片 12…回転止凸条 13…ストッパ凸条 14…摺動ストッパ 15…回転軸 15A…連結筒 16…止ネジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液と被洗浄物(1)を充填できる洗浄
    室(5)を有する洗浄ケース(3)と、この洗浄ケース(3)の
    洗浄室(5)に充填された被洗浄物(1)を擦り洗いするよう
    に、洗浄室(5)内に配設された複数本のブラシと、複数
    のブラシを回転させる駆動機構(4)とを有する洗浄装置
    において、 複数本のブラシが、自転しながら洗浄室(5)の内部を公
    転しながら移動して、洗浄室(5)に入れられた被洗浄物
    (1)を洗浄するように構成されてなるブラシを使用した
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 ブラシが可撓性の芯線(2A)に多数の毛(2
    B)を連結したものである請求項1に記載されるブラシを
    使用した洗浄装置。
  3. 【請求項3】 ブラシの先端を連結してなるU曲ブラシ
    (2a)を有する請求項1に記載されるブラシを使用した洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】 ブラシが、U曲ブラシ(2a)と直線状のブ
    ラシとを有する請求項3に記載されるブラシを使用した
    洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄ケース(3)が、上方に開口された洗
    浄室(5)の開口部に、脱着自在に装着された蓋体(6)を有
    し、この蓋体(6)に駆動機構(4)を内蔵すると共に、駆動
    機構(4)に回転されるブラシを装着してなる請求項1に
    記載するブラシを使用した洗浄装置。
  6. 【請求項6】 洗浄室(5)が円柱状で、ブラシが垂直ま
    たは傾斜して配設されてなる請求項1に記載されるブラ
    シを使用した洗浄装置。
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KR20020071834A (ko) * 2002-08-26 2002-09-13 최해림 치아 자동 세척장치
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