JPH11150544A - 非同期転送モード装置の機能試験方法 - Google Patents

非同期転送モード装置の機能試験方法

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JPH11150544A
JPH11150544A JP9316989A JP31698997A JPH11150544A JP H11150544 A JPH11150544 A JP H11150544A JP 9316989 A JP9316989 A JP 9316989A JP 31698997 A JP31698997 A JP 31698997A JP H11150544 A JPH11150544 A JP H11150544A
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JP9316989A
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Keisuke Matoba
景介 的場
Nobutaka Yoshizumi
修孝 吉住
Mitsuharu Wakayoshi
光春 若吉
Yoshikazu Nozaki
義和 野崎
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ATM装置におけるヘッダ交換機能、品質制御
機能、輻輳制御機能及び、スケジュール機能の自動検証
を可能とする。 【解決手段】クロスコネクト制御のために入力セルのヘ
ッダを交換するヘッダ交換機能部と、廃棄優先度に従っ
て入力セルを廃棄する品質制御機能部と、セルバッファ
の蓄積量が所定の閾値を超えた時、輻輳状態を表示する
部と、セルバッファからのセルの読み出し順を制御する
スケジュール機能部を有する非同期転送モード装置の機
能試験方法において、非同期転送モード装置のそれぞれ
の機能部に対応する付加情報をセルのペイロードに付加
して該非同期転送モード装置に入力し、非同期転送モー
ド装置の出力されたセルの付加情報を抽出し、抽出され
た付加情報と、非同期転送モード装置の出力されたセル
の状態とから、非同期転送モード装置の対応する機能部
の正常性を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asyn
chronous Transfer Mode:非同
期転送モード)技術を用いたATM装置の試験方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ATM装置は、クロスコネクトスイッチ
によりセルのパス切替え制御を行うに先立って、基本機
能として、セルのHeader(ヘッダ)を交換するヘ
ッダ変換機能、速度変換用のセルバッファが、輻湊状態
にあるかどうかが監視し、輻輳状態であれば、輻湊が発
生したことを通知するために、出力セルのヘッダ部に、
輻輳状態を設定する輻輳制御機能、輻輳状態である時
に、所定の廃棄優先度に従ってセルを廃棄する品質制御
機能及び、セルバッファの格納されるセルの読み出し順
序を制御するスケジューラ機能を有する。
【0003】したがって、ATM装置において、かかる
4つの機能が正常に動作していることが必要である。か
かる点からATM装置が製品として出荷される際は、上
記の基本機能の正常性の試験が行われている。図36
は、一般的なATM装置の試験系の構成を示す図であ
る。
【0004】図中、ATMセル発生器2は、ATM装置
1を試験するためのATM試験セルを発生する。ATM
セル発生器2で発生されたATM試験セルは、ATM装
置1に入力し、上記の基本機能を実行するヘッダ変換部
10、品質制御部11、輻輳制御部12及び、スケジュ
ーラ14により、それぞれ対応する機能の処理が行われ
た後、出力されてセル試験器3に導かれる。
【0005】ここで、ATM装置1の上記基本機能につ
いて更に、説明すると、先ずヘッダ変換部10に入力さ
れたATMセルは、ATM装置1に接続される図示しな
いクロスコネクト部でのセルスイッチング(パス切り替
え)のために、ATMセルのヘッダ部が変換される。
【0006】ヘッダ部が変換されたATMセルは、速度
変換用のセルバッファ13に書き込まれるが、これに先
立って、品質制御部11及び輻輳制御部12の機能によ
り、廃棄優先度に従ってセルを廃棄し、且つ輻輳状態に
ある場合に、セルを廃棄する。
【0007】ついで、速度変換用のセルバッファ13に
書き込まれたATMセルは、スケジューラ14により、
規定された読み出し指示にしたがって、読み出される。
【0008】このようなATM装置1の各機能に対する
試験に対応して、セル発生器2は、発生するセルに試験
用パターン、シーケンス番号、タイムスタンプ等を挿入
する。そして、セル試験器3において、ATM装置1か
ら出力されるセル中におけるこれらの同一性、時間経過
等を見ることによりセルロス(セル欠落)、セルの重
複、セルの個数、セルの遅延量の測定が行われる。
【0009】ここで、かかる試験に関連して、ATM装
置1内での上記の各機能部の動作及び、問題点を、以下
に考察する。
【0010】ATM装置1では、ハードウェア自律の、
ATMセルに対するルーティングの機能を実現するため
に、装置内で縮退/変換アドレスを持つ。これをATM
セルのヘッダ部に載せるための機能としてヘッダ変換機
能を有する。
【0011】一般的には、入力セルに対するスイッチン
グ(switching)あるいはルーティング(ro
uting)情報は、上位のソフトウェア・ファームウ
ェアからハードウェア内のテーブルとして設定され、ハ
ードウェアは、入力セルのセルアドレスからこのテーブ
ルを参照し、セルのヘッダ部の変換を行う。
【0012】このヘッダ変換機能の試験を行うにあたっ
ては、図37に示す試験構成をとる。被検証物である、
ATM装置1のヘッダ変換部10に対し、上位のソフト
ウェア・ファームウェア4から、予めアドレス変換用テ
ーブルの設定が行われる。セル発生器2において、ヘッ
ダ部にセルアドレス情報を載せた試験セルを発生させ、
被検証物に入力し、出力されたセルをセル試験器3にお
いて検証する。
【0013】一方、輻輳制御部12の輻輳制御処理によ
り、ATM装置1内の速度変換用のセルバッファ部13
が、輻湊状態にあるかどうかが監視される。セルバッフ
ァ部13が、輻輳状態であれば、輻湊が発生したことを
通知するために、出力セルのヘッダ部に、輻輳状態を設
定する。
【0014】図38は、かかる輻輳制御を更に説明する
図である。ATM装置1の運用において、マルチメディ
アに対応するため、セル損失率や遅延時間の設定など
が、それぞれ異なる「クラス」に区分けされている。し
たがって、クラス毎のセルのセルバッファ12の使用量
に対して、図38(a)に示されるように、輻輳設定閾
値A及び、輻輳解除閾値Bが設定される。
【0015】輻輳制御部11の輻輳制御処理として、入
力セルに対して、クラス毎のセルバッファ使用量と輻輳
設定閾値Aを比較する。そして、使用量が設定閾値Aを
超えた場合は、輻輳状態にあると判断して、出力セルの
ヘッダ部に輻輳状態を設定する。この設定は、図38
(b)に示されるように、出力セルフォーマットのヘッ
ダ部の輻輳状態表示ビットAを“1”にセットして表示
する。
【0016】また、使用量が解除閾値Bを下回った場合
は、輻輳状態ではなくなったと判断し、出力セルのヘッ
ダ部の輻輳状態表示ビットAを、非輻輳状態“0”に設
定する。
【0017】さらに、ATMセルを速度変換用としての
セルバッファ13からセルを読み出す際、適切な速度で
読み出すように制御する必要がある。これを行うものが
スケジューラ14である。スケジューラ14で、読み出
し速度を制御することにより、後段の待ち行列(キュ
ー)長を小さくできるなどの利点がある。
【0018】ここで、スケジューラ14の試験を行う際
は、ある決められた時間中に、いくつのセルが読み出さ
れたかを測定することにより行われる。しかし、この方
法では、セルの平均読み出し速度は測定できるが、セル
の揺らぎを測定することができず、本当にスケジューラ
14が正しく動作しているかが判らない。
【0019】また、ATMセルは、上記のようにマルチ
メディアに対応するために、セル損失率や遅延時間の設
定などが、それぞれ異なる「クラス」に区分けされ、ク
ラス毎に、速度変換用のバッファ13によるバッファリ
ングを行って、読み出し速度が対応する速度に設定され
る。
【0020】そのため、スケジューラ14は、読み出し
速度だけでなく、読み出すべきクラスも指定することに
なる。もし、複数のクラスで読み出し可能状態となった
場合は、指定された論理でクラスが決定される。
【0021】これまでの試験装置では、クラスに関する
試験は、クラス毎に設定された読み出し速度を、上記方
法で試験している。そのため、やはりセル揺らぎが測定
できない。また、複数クラスを読み出し可能とする場合
も、日時の指定された論理が正しく機能したかを判別す
ることは困難である。
【0022】さらに、上記のクラスの導入により、必ず
しもセルは入力された順に出てくるとは限らない。これ
は、同一クラスのセルの順番は保証されるが、異なるク
ラスのセルの順番は、スケジューラ14の設定次第で変
化してしまうためである。
【0023】このために、入力時に単調増加するシーケ
ンスナンバーを付加しても、同一クラス内のセル順序し
か保証できない。よって、異なるクラスに拡張したセル
ロス(欠落)、セル湧きの試験は、セル受信個数を測定
するしかなく、この場合はどのセルがセル欠落・セル湧
きしたのが判らない。
【0024】さらに、品質制御部11の試験に関して
は、セル発生器2からセルを投入後、セル試験器3でフ
ァームウェアによる品質廃棄カウンタをモニターする。
そして、セルバッファ13の閾値による品質制御で廃棄
されたセル数をカウントすることで品質制御の試験を確
認が行われる。
【0025】しかし、廃棄されたセル数をカウントして
いるだけなので、いずれのセルが何時、廃棄されたかは
判らず、また廃棄されたセルが、本来廃棄されるべきセ
ルであったかも判らない。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、これま
での検証の方法では、セル試験器3における到着セル
が、ATM装置1において、どのように変換されて到着
するかを予測したものとの一致を検証して行うことによ
り実現される。しかし、現実はATM装置1には、送信
帯域の保証(品質保証)を行うための複数品質クラスに
よる、スケジューラ14によるスケジューリング機能を
持っている。
【0027】セル発生器1から入力された順序とは異な
る順序で、セル試験器3に到着することになる。このた
め、予測データは、セルが出てくる順序まで予測の上で
作成することになり、検証は非常に困難な作業であっ
た。
【0028】また、これまでのATM装置1の試験方法
では、輻輳制御機能の自動試験は考慮されておらず、出
力セルを目視で確認することによりを行っている。加え
て、リアルタイムの確認ができないために、輻輳設定状
態と出力セルの対応の確認が困難である。このために、
目視確認による人為的ミスの発生や異常時のデバッグ作
業が困難であるといった問題を生じる。
【0029】本発明の目的の一つは、輻輳制御機能の試
験を、ハードウェアで自動チェックを行うことで、リア
ルタイムな完全機能試験を実施し、試験効率及び異常時
のデバッグ効率を上げることにある。
【0030】さらに、スケジューラ14の試験について
は、限られた機能しか試験できていないために、本発明
の第2の目的は、スケジューラの動作のうち、セル読み
出し間隔の試験、複数クラス読み出し可能時の論理の試
験、異なるクラス間でのセル欠落・セル湧き・セル順序
ミスの検出を可能とすることにある。
【0031】また、これまでは、廃棄されたセル数しか
認識出来ない為、品質制御の試験では、どのセルがいつ
廃棄されたかを認識することが出来ず、また、廃棄され
たセルが本来廃棄されるべきセルなのかも認識出来ない
といった間題がある。
【0032】したがって、本発明の更なる目的は、セル
発生器2でセルを発生する際、有効セルで予め廃棄され
るべきセルに、廃棄flag(フラグ)を付け、セル試
験器3で受信したセルに、「廃棄フラグ」の立ったセル
を受信しないことを自動的に確認することで、ATM装
置1内の品質制御部11における、品質制御機能の正常
性を確認出来るようにすることにある。
【0033】また本発明の別の目的は、セル発生器1で
セルを発生する際、有効セルで廃棄されないセルにのみ
追い番で、シーケンスナンバーを付け、セル試験器3で
受信した全ての有効セルが、セル発生器1で発生したセ
ルのシーケンスナンバーと一致することを自動的に確認
することで、ATM装置内の品質制御の正常性を確認出
来るようにすることにある。
【0034】さらにまた、本発明の別の目的は、セル発
生器1で、セル内に期待値を付加することで、セル試験
器3では自動的にATM装置1内の品質制御の正常性を
正確かつ迅速に認識出来、品質面、試験効率面の向上を
図ることにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の課題を達
成する、非同期転送モード装置の機能試験方法の基本構
成は、クロスコネクト制御のために入力セルのヘッダを
交換するヘッダ交換機能部と、廃棄優先度に従って入力
セルを廃棄する品質制御機能部と、セルバッファの蓄積
量が所定の閾値を超えた時、輻輳状態を表示する輻輳制
御機能部と、セルバッファからのセルの読み出し順を制
御するスケジュール機能部を有する非同期転送モード装
置の機能試験方法であって、前記非同期転送モード装置
のそれぞれの機能部に対応する付加情報をセルのペイロ
ードに付加して非同期転送モード装置に入力し、この非
同期転送モード装置の出力されたセルの付加情報を抽出
し、抽出された付加情報と、非同期転送モード装置の出
力されたセルの状態とから、非同期転送モード装置の対
応する機能部の正常性を判定する。
【0036】かかる、非同期転送モード装置の機能試験
方法において、セル発生器で前記ヘッダ交換機能部の機
能試験のために、前記セルのペイロードに付加される付
加情報は、変換予測されるヘッダの情報である。
【0037】前記スケジュール機能部の機能試験のため
に、前記セルのペイロードに付加される付加情報は、セ
ルのクラス情報と、受信側で自セルと同じクラスの次の
セルが何セル後に受信するべきであるというnext情
報である。あるいは、セルのクラス情報と、受信側で自
セルと同じクラスの前のセルが受信されてから何セル後
に自セルが受信されるべきであるかというafter情
報である。
【0038】また、非同期転送モード装置の機能試験方
法において、前記輻輳制御機能部の機能試験のために、
前記セルのペイロードに付加される付加情報は、輻輳表
示ビットの期待値である。
【0039】非同期転送モード装置の機能試験方法にお
いて、前記品質制御機能部の試験のために、セルのペイ
ロードに付加される付加情報は、前記非同期転送モード
装置で廃棄されるセルを示す廃棄フラグである。
【0040】
【発明の実施の形態】以下本発明に従うATM装置の試
験方法の実施の形態を、図面に従い説明する。なお、図
において、同一又は、類似のものには同一の参照番号又
は、参照記号を付して説明する。
【0041】ここで、上記したATM装置1における基
本機能の実施の形態の個々について、説明するに先立
ち、共通となるセル発生器2及びセル試験器3の構成例
を説明する。
【0042】図1は、本発明の各実施の形態に共通する
セル発生器2の基本構成を示す図である。図において、
タイミング生成部20は、セル発生器2の各部に対応す
るタイミング信号及び、クロック信号を供給する回路で
ある。
【0043】セル生成部21は、セル種別メモリとセル
発生順序制御部22の制御により、セル種別メモリで特
定されるセルを発生し、この制御によるセルの発生順序
に従って送り出す機能を有する。
【0044】かかる構成は、これまでの試験方法による
場合のセル発生器2の構成と同様である。本発明は、更
に、セル生成部21からのセルに対し、後に説明する、
本発明の被検証部位の試験に対応する付加情報を、ペイ
ロードに付加する付加情報多重化部23と、付加情報発
生部24を有する。さらに、この付加情報発生部24に
おける処理の過程で発生する情報等を格納するメモリ2
5を備える。
【0045】付加情報発生部24は、ATM装置1内の
被検証物の検証試験に対応する情報を生成するそれぞれ
の対応部位を有する。特に、付加情報発生部24は、フ
ァームウェア4により設定されるテーブルの情報に基づ
いて、被検証物としてのヘッダ変換部10、品質制御部
11、輻輳制御部12およびスケジューラ14に対する
情報を生成する。
【0046】ファームウェア4により、付加情報発生部
24のテーブルに設定する試験モード設定及び、セル種
別メモリとセル発生順序制御部22に対するメモリ等の
設定が行われる。
【0047】図2は、本発明の各実施の形態に共通する
セル試験器3の基本構成を示す図である。図において、
タイミング生成部30は、セル試験器3の各部に対応す
るタイミング信号及び、クロック信号を供給する回路で
ある。
【0048】セル受信部31は、ATM装置1を経由し
たセルを受信する。そして、ファームウェ4の制御によ
り、チェック機能部310〜340のうち、対応する被
検証物の検証試験に対応するチェック機能部が切替え選
択され、受信セルが入力される。
【0049】切り替え選択されたチェック機能部では、
到着セルのペイロードに付加された付加情報に基づき到
着セルのヘッダの情報からATM装置1の対応する部位
の正常性を判定する。さらに、各チェック機能部からの
試験結果を、図示しない所定出力装置に通知する通知部
32を有する。
【0050】[ヘッダ変換部の機能検証]図3は、本発
明の第1の実施の形態としてのヘッダ変換部10の動作
の検証方法の第1の実施例の概念構成を説明する図であ
る。試験環境は、上位のソフトウェア・ファームウェア
4から、予めアドレス変換用テーブル等の設定が行われ
る点で、図37と同様であるが、セル発生器2およびセ
ル試験器3の構成が異なる。
【0051】すなわち、図1のセル発生器2の共通構成
に対し、被検証物であるヘッダ変換部10の検証動作と
関係しない部分は省略されているが、セル生成部21に
より生成されるセルに対し、付加情報発生部24のヘッ
ダ変換情報部241のヘッダパターンテーブルからの予
測変換ヘッダ情報が、付加情報多重化部23でセルのペ
イロードに付加される。
【0052】ヘッダ変換情報部241のヘッダパターン
テーブルは、先に説明したように、ソフトウェア・ファ
ームウェア4により、予測変換ヘッダ情報がセットされ
る。予測変換ヘッダ情報は、ATM装置1に入力するセ
ルが、ATM装置1のヘッダ変換部10のヘッダ変換機
能により、どのように変換されるかの情報(つまり、予
測変換ヘッダパターンである。
【0053】一方、セル試験器3においては、図2にお
けるヘッダ変換チェック部310が選択される。ヘッダ
変換チェック部310には、後に説明するマスクパター
ンテーブル311、受信したセルから変換後のヘッダ情
報と予測変換ヘッダ情報を分離して取り出す回路312
及び、それら2つのヘッダ情報を比較する比較回路31
3を有する。
【0054】かかる構成により、セル試験器3は、図3
7におけるセル試験器3の機能を有する機能ブロック3
00に加え、受信セルのヘッダ情報と、セル発生器2に
おいて、セルに付加された予測変換ヘッダパターンを取
り出す機能を有する。さらに、セル試験器3には、被検
証物であるATM装置1に、変換マスクパターンがファ
ームウェア4より設定される際に、同じ変換マスクパタ
ーンをファームウェア4から設定され、この変換マスク
パターンを保持するテーブル30を有する。
【0055】したがって、セル試験器3は、セル到着時
に、分離部312で、ヘッダ情報と、予測変換ヘッダパ
ターンの二つを分離して取り出し、取り出された二つの
ヘッダパターンを、マスクパターンテーブル311で特
定される変換マスクパターンの指定がない箇所(bi
t)についてのみ、比較回路313で一致検証を行う。
【0056】これにより、自動的に比較検証を行うこと
が可能となり、任意に、必要によりセル種別毎に設定さ
れるマスクパターンに翻弄されることなく単純な比較ミ
スをなくすことができる。
【0057】上記構成で、比較回路313は、受信セル
中の変換後のヘッダパターンと、予測変換ヘッダパター
ン情報を比較することで、ヘッダ変換部10のヘッダ変
換機能の動作の正常性を確認する。この確認は、スケジ
ューラ13のスケジューリング処理等に拘わらず、容易
に行うことが可能である。
【0058】図4は、第1の実施の形態の第1の実施例
におけるセル発生器2の構成例である。図5、図6は、
第1の実施例におけるセル発生器2の動作フローであ
る。
【0059】図5において、先ず動作開始により、セル
発生器2の各部回路の初期化が行われる(ステップS
1)。初期化後、ファームウェア4からファームウェア
インタフェース200を通して、セルパターン・セル発
生スケジュールを、それぞれセルパタンテーブル20
1、スケジュールテーブル202に書き込む(ステップ
S2)。
【0060】一方、ファームウェア4からファームウェ
アインタフェース200、テーブル制御部203を通し
て、セルパターン数分のヘッダ変換予測パターンが変換
パターンテーブル204に書き込みされる(ステップS
3)。
【0061】このヘッダ変換予測パターンは結果的に、
ファームウェア4が被試験器であるヘッダ変換部10に
指示したものと同じになる。
【0062】初期設定終了後、図6のフローにおいて、
試験開始指示が出た場合、セル生成部21は、セル発生
スケジュールテーブル202に格納された発生スケジュ
ールにしたがって、セルパターンテーブル201を参照
してセルを生成する(ステップS4)。ついで、テーブ
ル制御部203は、セル生成部21で発生したセルのヘ
ッダ情報の一部をアドレスとして、変換パターンテーブ
ル204からデータを取り出す(ステップS5)。この
データは、ヘッダ変換予測パターンである。
【0063】セル生成部21によって発生されたセル
は、待ち合わせのためにセルバッファ205に一旦蓄積
される。このセルバッファ205に蓄積されたセルのペ
イロード部の一部に、テーブル制御部203によって取
り出されたヘッダ変換予測パターンが、多重化部23
で、多重化され(ステップS6)、ATM装置1 に送ら
れる。
【0064】ところで、被試験器であるATM装置10
には、ヘッダ変換機能とスケジューリング機能を有す
る。ATM装置10では、入力セルを一旦バッファメモ
リに蓄積し、定められた帯域値により周期的に、バッフ
ァメモリからセルの読み出しを行う。基本的には等間隔
で、セルを出力することになるが、セルに複数の品質ク
ラスを与えられる場合は、品質毎にそれぞれの周期によ
る読み出しを行う。
【0065】2つ以上の品質クラスの読み出しタイミン
グが同時に発生した場合は、優先度の高いクラスから先
に読み出しを行い、低いクラスはその間、バッファメモ
リに大気される。かかる制御をスケジューリング機能と
呼ぶ。
【0066】さらに、図7を用いて説明すると、ヘッダ
変換部11でヘッダ変換されたセルは一度セルバッファ
110に格納される。セルバッファ110からの読み出
しはメモリ制御部111により管理される。メモリ制御
部111は、スケジューラ112のスケジューリング機
能により制御される。
【0067】たとえば、品質クラス1、2、3という3
つのクラスのセルが流れる場合に、それぞれの帯域を品
質クラス1は全体の1/4、品質クラス2は全体の1/
8、品質クラス3は全体の1/16に設定されているも
のとする。品質クラスの優先順位は品質クラス1が最優
位で品質クラス3が最下位である。
【0068】セルの入力は、全体的には帯域の許容範囲
内でランダムに行われる。スケジューラ112は、品質
クラス1については4セルおきに、品質クラス2につい
ては8セルおきに、品質クラス3については16セルお
きに、セルバッファ110からの読みだしをメモリ制御
部111に対して行う。
【0069】その際、もし、複数の品質クラスの読み出
し周期が重なった場合は、より優先度が低いクラスはバ
ッファメモリ110で、読み出しを待たされる。したが
って、スケジューリングにより、セルの入力順序と出力
順序は必ずしも一致しなくなる。ただし、品質クラス内
のセルの順序は変わらない。
【0070】このため、これまでの試験方法では、出力
されたセルがヘッダ変換部11で正しく変換されている
か否かの判定を行うためには、たとえば、スケジューリ
ングを予測して期待値一覧を作成するという方法や、セ
ルにID等を付加しておき、チェック側でそのIDを基
に変換表などを参照しながら、一つ一つの判定を行うな
どの手間のかかる作業をおこなわなければ、判定は困難
である。
【0071】これに対し、本発明ではATM装置1のヘ
ッダ変換機能による、予測変換ヘッダパターンを、セル
の変換対象外の領域であるペイロードに予め付加してお
く。これにより、チェックを行う際に、単純に受け取っ
たセル中の変換後のヘッダパターンと、予測変換ヘッダ
パターン情報を比較することにより、ヘッダ変換部10の
ヘッダ変換機能の動作の正常性確認を、上記のスケジュ
ーリング処理などを気にせず、容易に行うことが本発明
により、可能となる。
【0072】図8は、かかる本発明によるヘッダ変換機
能動作の正常性確認の機能を持ったセル試験器3の実施
例を示す。図9、図10は、図8に対応する動作フロー
である。
【0073】先ず、図9のフローにおいて、図8中の各
部回路の初期化を行う(ステップS10)。次いで、フ
ァームウェア4からファームウェアインタフェース30
1を通して試験器3の各部に対して、各種設定及び、テ
ーブル制御部302を通して、マスクパターンテーブル
311の設定を行う(ステップS11)。このマスクパ
タンテーブル311は、結果的に、ファームウェア4が
被試験器3に指示したものと同じになる。
【0074】さらに、図10において、セルの到着時に
は、チェック回路300において、既存機能としてのセ
ルの正常性のチェックを行う(ステップS12)。同時
に、分離回路部312により、到着セルからヘッダ情報
とヘッダ変換予測パターンの分離を行う(ステップS1
3)。
【0075】ついで、到着セルのモードに基づき、テー
ブル制御部302により、マスクパターンテーブル31
1から該当のマスクパターンを読み出す(ステップS1
4)。マスクパターンテーブル311から読み出したマ
スクパターンに従って、ステップS13で分離したヘッ
ダ情報とヘッダ変換予測パターンの比較を行うステップ
S15)。この時、読み出したマスクパターンによって
マスクされていない箇所のみ一致検証が行われる。
【0076】本実施例では、前記のセル発生器2による
予測変換ヘッダパターンをセルのペイロードに、予め付
加する機能を用いた上で、受け取ったセル中の変換後の
ヘッダパターンと、予測変換ヘッダパターン情報とを、
マスクパターンを考慮したうえで比較することにより、
自動的に判定が行われる。これにより人的な検証ミスを
無くすことが可能である。
【0077】図11は、本発明の第1の実施の形態とし
てのヘッダ変換部10の動作の検証方法の第2の実施例
の概念構成を説明する図である。
【0078】セル発生器2において、図3の第1の実施
例と同様のセル生成部21を有するが、第1の実施例と
異なり、セル生成部21で生成されるセルのヘッダ部
を、当該セルのPay1oad(ペイロード)部にそっ
くり複写し、出力するコピー機能部242を有する。
【0079】一方、セル試験器3は、図37におけるセ
ル試験器3の機能を有する機能ブロック300を有す
る。さらに、ファームウェア4から被検証物であるAT
M装置1のヘッダ変換部10に与えられているヘッダ変
換パターンを保持するテーブル314と、ファームウェ
ア4から同様に設定され、変換マスクパターンを保持す
るテーブル311を有する。
【0080】そして、テーブル314に保持されている
ヘッダ変換パターンが、セル発生器2のコピー機能部2
42でセルのペイロード部にコピーされた、変換前のヘ
ッダ情報から、取り出される。ついで、テーブル311
に保持される変換マスクパターンのマスク指定のない部
分についてのみ、比較器313により、テーブル314
に保持されているヘッダ変換パターンと、受信分離され
たヘッダ変換されたパターンを比較する。
【0081】これにより、ヘッダ変換部の機能の正常性
を自動的に比較検証を行うことが可能である。
【0082】ここで、上記のマスクパターンの意義は、
次の通りである。すなわち、ATM装置としてのATM
交換機は、装置内でのハードウェア自律routing
の理由等により、セルのヘッダ内の領域を変換する機能
を有している。この変換対象のヘッダ内の領域は、サー
ビスによって異なる。
【0083】この場合のサービスとは、VPサービス/
VCサービス、Point to pointサービス/Point to mul
tipoint サービス等である。
【0084】現在、それぞれサービスに対応して、変換
対象のヘッダ内の領域が決まっているが、将来変更の可
能性がある。したがって、マスク指定をレジスタ等に、
ファームウェア・ソフトウェアで設定可能とすることに
より、将来に変更に対して、対応が容易である。
【0085】図12は、図11の実施例に対応するセル
発生器2の実施例構成のブロック図である。図13は、
図11の実施例に対応するセル試験器3の実施例構成の
ブロック図である。
【0086】これらの動作において、初期設定、セルの
発生までの手順は、図5 と図6及び、図9と図10に示
す第1の実施例に対応する動作フローにおけると同様で
ある。したがって、セル生成部21、セル発生スケジュ
ールテーブル202、セルパターンテーブル201及
び、ファームウェアイインタフェース200を有する構
成は、第1の実施例の図4の構成と同じである。
【0087】ついで、図12では、セル生成部21でセ
ルを生成後、ヘッダコピー部242において、セルのペ
イロード部にヘッダ情報をそのままコピーして、セルを
ATM装置1に送る。
【0088】一方、セル試験器2ではこのペイロード部
に書かれたペイロードをもとに、変換後のヘッダ情報を
調べ、実際に変換されたヘッダ情報が正しいかどうかの
判定を行うことが容易にできる。
【0089】また、被検証器である、ATM装置1のヘ
ッダ変換部にてヘッダ変換されたセルが図13のセル試
験器3に到着する。セル試験器3の初期設定は、セル発
生器2の初期設定に加え、ATM装置1と同じヘッダ変
換情報が、ファームウェア4からファームウェアインタ
フェース301を通して、テーブル制御部302の制御
によりセル試験器3内のヘッダ変換パターンテーブル3
03に格納される。
【0090】セルが到着すると、ペイロード中の変換前
ヘッダ情報を分離回路312で分離する。分離された変
換前ヘッダ情報をアドレスとして、ヘッダパターンテー
ブル303を参照し、変換ヘッダパターンを取り出す。
取り出したパターンと、到着セルのヘッダ情報をマスク
パターンテーブル304のマスクパターンを考慮して、
比較器313で比較検証を行い、正常性判定を行う。
【0091】本発明の機能を用いることで、ヘッダ変換
機能の自動検証が可能となり、検証におけるチェックミ
スを無くすことが可能となる。
【0092】[輻輳制御部の機能検証]図14は、本発
明の輻輳制御部12上記した問題を解決する、本発明の
第2の実施の形態の概念構成を説明する図である。
【0093】セル発生器2は、ATM装置1に対して、
任意の入力セルの発生が可能であり、ATM装置1から
の出力セルは、セル試験器3に入力され、ハードウェア
により期待値と比較照合される。
【0094】図14の実施の形態において、セル発生器
2は、クラス毎の入力セル数即ち、セルバッファ13
(図36参照)の使用量と、輻輳設定閾値A及び輻輳解
除閾値B(図38参照)より算出された、出力セルのヘ
ッダ部に付与して期待される「輻輳状態表示bit
(A)」を、入力セルのペイロード部に期待値Xとして
予め設定する。したがって、設定される期待値Xは、ビ
ット1:輻輳状態又は、ビット0:非輻輳状態である。
【0095】ATM装置1に入力されたセルは、輻輳制
御部12で、輻輳制御され、輻輳状態が発生した場合
は、出力セルのヘッダ部に輻輳状態表示bit(A)
を、ビット“1”に設定する。
【0096】次に、セル試験器3において、出力セルの
ヘッダ部にATM装置1の輻輳制御部12で付与される
「輻輳状態表示bit(A)」の設定値Yと、セル発生
器1でペイロード部に予め設定した「輻輳状態表示bi
t(A)」の期待値Xとを比較する。一致すれぱ正常、
不一致の場合は異常の判定を、セル試験器3内の、図示
しない比較判定回路で自動チェックする。
【0097】かかる本発明の実施の形態によれば、輻輳
制御機能試験をハードウェアで自動チェックすること
で、目視確認による人為的ミスの防止や、リアルタイム
の完全機能試験が実施できる。これにより試験効率の向
上が図られる。
【0098】図15は、図14の実施の形態に対応する
セル発生器2の一実施例構成図である。マイコンインタ
フェース部210は、図示しないCPUからのセルデー
タの設定を制御する。これは、先の第1の実施の形態で
説明したようにファームウェアからファームウェアイン
タフェース200により設定するようにしてもよい。
【0099】セル組立部211は、マイコンインタフェ
ース部210による設定により、送信セルデータを生成
する。輻輳表示ビットの期待値挿入部212は、各クラ
ス毎の入カセル数と、輻輳設定閾値A及び輻輳解除閾値
Bより算出される輻輳表示ビット期待値を、セル組立部
211で組み立てられたセルに対し、ペイロード部に埋
め込む。
【0100】以上により生成されたセルは、セル送信部
213よりATM装置1に向け出力される。
【0101】図16は、第2の実施の形態に対応するセ
ル試験器3の一実施例構成図である。セル受信部320
は、ATM装置1からの入カセルを受信する。輻輳表示
ビット抽出部321は、受信セル中のヘッダ部の輻輳表
示ビットとペイロード部の輻輳表示ビットを抽出する。
受信セル中のヘッダ部の輻輳表示ビットは、ATM装置
1の輻輳制御部12で付与されたビットであり、ペイロ
ード部の輻輳表示ビットは、セル発生器2で期待値とし
て予め埋め込まれたビットである。
【0102】この両者を比較器322で比較する。一致
すれば正常、不一致の場合は異常の判定を行う。
【0103】図17は、セル試験器3の、更に別の実施
例構成図である。図中、セル受信部320、輻輳表示ビ
ット抽出部321及び比較器322は、図16の構成と
同じである。図17の構成は、更に、異常セルカウンタ
323を備え、比較器322で異常を検出した場合に、
異常セル数をカウントする。異常セルロギング部324
は、比較器322で異常を検出したセルデータをロギン
グするものである。異常セルカウント数及び、異常セル
ロギングデータ情報は、マイコンインタフェース部32
5により、図示しないCPUへ読み出される。
【0104】本実施の形態によれば、輻輳制御試験をハ
ードウェアで自動チェックすることで、試験効率が向上
し、また異常セルカウントや異常セルロギング機能によ
り、輻輳制御異常時のデバッグ効率も向上する。 [スケジューラの機能検証]本発明の第3の実施の形態
は、スケジューラ14の機能検証に特徴を有し、図18
は、スケジューラ14の基本機能を説明する図である。
図18は、本実施の形態に直接関連する、ATM装置1
内にある速度変換用バッファ13と、スケジューラ14
のみを示している。
【0105】今、不特定の速度で複数のセルが、バッフ
ァ13を構成するクラス別のFIFOメモリ130、1
31に入力される。入力される複数のセルは、スケジュ
ーラ14からのクラス毎の対応する読み出しクロックに
より、順次読み出される。したがって、実施例として入
力セル列Iは、出力セル列IIのように読み出される。
【0106】かかるスケジューラ14の基本機能に対
し、図19は、本発明の実施例としての、スケジューラ
14の試験方法を説明する図である。図19のスケジュ
ーラ14の実施例に対応して、セル発生器2の機能構成
が、図20に示される。
【0107】図20のセル発生器2において、ファーム
ウェア4からファームウェアインタフェース200を通
して、セル情報メモリ24に格納される。セル情報メモ
リ24に格納されるセル情報は、セルの中に、自セルと
同じクラスのセルが、受信側で次に何セル後に受信され
るかという期待値(next)情報である。
【0108】セル生成部21は、セル情報メモリ24か
らかかるセル情報を読み出して、セルのペイロード部に
付加して、出力する。例えば、図19に示す例では、最
先のクラス0のセルにnext=6(6セル後に、次の
セルが生じることを示す)が情報として付加される。次
の、クラス1のセルには、next=2の情報が付加さ
れている。
【0109】したがって、スケジューラ14の機能が正
常であれば、図19において、セル試験器3に到着する
セルにおいて、next=6の情報が付加されたクラス
0のセルに続く、クラス0のセルは、6セル後に到着す
る。また、next=2の情報が付加されたクラス1の
セルの2セル後に、クラス1のセルが到着する。
【0110】したがって、セル試験器3では、先のセル
のnext情報と、次に到着する同一のクラスのセルが
何セル後に到着しているかを比較することによりスケジ
ューラ14の正常性を判定することができる。
【0111】かかるセル試験器3の機能を実現するため
に、試験器3は、実施例として、図21に示すように構
成される。図21において、クラス毎(実施例として、
クラス0と1)に、受信セルC0に付けられているne
xt情報C1が抽出され、セットされる受信レジスタ3
30,331、前有効セルの入力から現有効セルの入力
までの、セル数をクラス毎に計数しているカウンタ33
4,335及び、受信レジスタ330,331のnex
t情報の値と、カウンタ334,335の値をクラス毎
に比較する比較器332、333を有する。
【0112】したがって、有効セルC0を受信すると、
該当クラスの前セルから現入力セルが、何セル後の受信
であるかをカウントしているカウンタ334又は、33
5のカウント値と、対応するクラスの前有効セルのne
xt情報を保持するレジスタ330又は、331からロ
ードされ、対応する比較器332又は、333で比較チ
ェックする。
【0113】この比較チェック後、受信セルのnext
情報C1を、次の比較チェックに備えて対応の比較器3
32又は、333に保持し、カウンタ334又は、33
5を初期化する。該当クラス以外のセル(空きセルを含
む)の場合は、比較チェックは行わずに、カウンタ33
4又は、335を“1”インクリメントする。この動作
を繰り返し行うことで、クラス別に動作するスケジュー
ラ14の動作を完全に検証することができる。
【0114】図22は、スケジューラ14の試験検証の
実施の形態における別の実施例を説明する図である。基
本動作は、図19の実施例と同様であるが、異なる特徴
は、次セルが何セル後に来るかの期待値ではなく、前セ
ル受信後、何セル後に自分が受信されるべきかの情報
(after)を使用する点にある。
【0115】したがって、図20において、説明したセ
ル発生器2において、セルの中に、前セル受信後、何セ
ル後に自分が受信されるべきかの情報(after)即
ち、自セルと同じクラスのセルが、受信側で何セル前に
受信されるているべきかという期待値(after)C
2をセル情報メモリ24から読み出し、セル化回路25
でセルC0に付加する。
【0116】また、図23は、図22の実施例に対応す
るセル試験器3の構成例を示している。図23におい
て、有効セルC0を受信の都度、該当クラスの前セルか
ら現セルが何セル後であるかをカウントしているカウン
タ336,337のカウント値と、自セルのafter
情報C2をレジスタ338、339にセットして、一致
するかどうかを比較チェックする。比較チェック後、対
応するカウンタ336、227を初期化する。
【0117】該当クラス以外のセル(空きセルを含む)
の場合は、比較チェックは行わず、カウンタ336、3
37を“1”インクリメントする。この動作を繰り返し
行うことで、クラス別に動作するスケジューラの動作を
完全に一致検証することができる。
【0118】図24は、スケジューラ13の試験検証の
実施の形態において、図22の実施例を更に進めた実施
例である。図25、図26は、それぞれ図24の実施例
に対応するセル発生器2と、セル試験器3の実施例動作
を説明する図である。
【0119】図25において、セル発生器2のセル生成
部25は、セルの中に、受信側で前有効セル受信後、何
セル後に自セルが受信されるべきかという期待値(af
ter)C2を、セル情報メモリ24から読み出し、セ
ルC0に付加する。同時に、その前有効セルのクラス情
報(前クラス)C3と、その前有効セルのものに対し+
1されている単調増加なシリアル番号SNである値C4
を付加している。
【0120】セル試験器3は、図26に示すように、有
効セルC0を受信したら、前有効セルから今のセルが何
セル後であるかをカウントしているカウンタ340のカ
ウント値と、自セルのafter惰報C2がセットされ
るレジスタ341の値が一致するかどうかを比較チェッ
ク(CC)する。
【0121】また、自セルのクラスのレジスタ342か
らセットされ、前有効セルのクラスとして保持するレジ
スタ343の保持値と、自セルの前クラス情報C3がセ
ットされるレジスタ344の値が一致しているかどうか
を比較チェックする。また、自シリアル番号SNの値C
4がセットされるレジスタ345の値と、前SNを保持
しているレジスタ346の値を比較し、自SN番号の値
C4が、前SNに対し、+1であるかどうかを検査す
る。
【0122】比較チェック後、カウンタ340を初期化
し、自セルのクラスC3をレジスタ342からレジスタ
343に保持する。空きセルを受信した場合は、比較チ
ェックは行わず、カウンタ340を“1”インクリメン
トする。この動作を繰り返し行うことで、スケジューラ
の動作を、クラス間の干渉についても一致検証すること
ができる。
【0123】上記図24の実施例においては、SN番号
C4を比較することで、たまたまセルが入れ替わった結
果、検証OKになることを防ぐ事ができる。また、本実
施例の試験動作は、クラス数によらずに、1つの比較チ
ェック機能回路を設けることで構成できる。
【0124】上記の図24の実施例は、図22の実施例
を更に拡張したものであるが、after情報C2の代
りにnext情報C1を、前セルクラス情報C3の代り
に次セル情報を用いて、拡張することも可能である。
【0125】図27は、図24の実施例に対応する試験
器3の詳細構成例ブロック図である。図26で説明した
試験器3において、自クラス保持レジスタ342、前ク
ラス保持レジスタ344、after情報保持レジスタ
341及び、SN番号保持レジスタ345には、分離回
路350により受信セルから分離された、自クラス、前
クラス、after情報及び、SN番号がそれぞれ入力
される。
【0126】さらに、タイミング回路351により有効
セルと、無効セルのタイミングが抽出される。セル間隔
カウンタ340は、タイミング回路351で抽出される
有効セルのタイミングで1をロードし、抽出される無効
セルのタイミングでカウンタ値を+1する。
【0127】さらに、タイミング回路351により抽出
される有効セルのタイミングで、自クラス保持レジスタ
342からセットされるクラス情報を、レジスタ343
が、前有効セルのクラス情報として保持する。
【0128】同様に、タイミング回路351により抽出
される有効セルのタイミングで、SN番号保持レジスタ
342からセットされるSN番号を、レジスタ346
が、前有効セルのSN番号として保持する。
【0129】比較器354は、前有効セルのクラス情報
を保持するレジスタ343の出力と前クラス情報保持レ
ジスタ344の出力とを比較する。また、比較器355
は、after情報保持レジスタ341の出力と、ラッ
チ回路352によりラッチされるセル間隔カウンタ34
0の出力を比較する。さらに、SN番号保持レジスタ3
45の出力と、前有効セルのSN番号を保持するレジス
タ346の値に+1をして比較器356で比較する。
【0130】したがって、比較器354、355及び3
56のいずれかにおいて、不一致が検出される場合は、
異常と判断される。
【0131】図28乃至図30は、それぞれ上記図24
乃至図26に対応する図であり、具体的数値例を当ては
めた例である。
【0132】セル発生器2において、図29に示すよう
に、セル生成部25は、セル情報メモリ24にアドレス
0〜3に対応して各セルが、付加情報としてクラス0、
1の区別、前セルのクラスがクラス0、1のいずれであ
るかの区別、対応するクラスの前セルから何セル後の受
信であるかの情報及び、シリアル番号がテーブルにセッ
トされている。したがって、セル発生器2から、テーブ
ルのアドレス0〜3の順に情報が付加されたセルが、A
TM装置1に向け送り出される。
【0133】ATM装置1では、スケジューラ14によ
り、バファアメモリ13に一端格納されたセルが、シリ
アル番号順に、且つ、付加情報としてのセルのクラス、
前クラス情報及び、after情報に従い読み出され
る。
【0134】図28に示す例では、SN=4のセルが、
期待値よりも1セル早く受信された場合である。その場
合のセル試験器3の状態を示したものが、図30であ
る。
【0135】セル試験器3は、有効セルを受信すると、
自クラス情報、前クラス情報、after情報、自SN
を抽出し、それぞれ対応するレジスタ342、344、
341及び345にセットする。続いて、各情報の比較
を行う。
【0136】レジスタ344の前クラス情報と、レジス
タ343の前クラス保持値との比較において、ともに
“1”なので、正常となる。レジスタ341のafte
r情報と、セル間隔カウンタ340の値との比較におい
て、after情報=3、セル間隔カウンタ340の値
=2なので、異常である。
【0137】レジスタ345の自SNと、レジスタ34
6のSN保持値に1を加えた値は、自SN=4,SN保
持値=3なので、正常となる。
【0138】上記3つの比較結果がすべて正常ならば、
前有効セルとの関係は正常であったと判定される。どれ
か一つでも異常であった場合は、スケジュール動作に間
題があるといえる。
【0139】なお、最初に受信される有効セルの場合、
前有効セルが存在しないので、上記チェックは、行われ
ない。チェック終了後は、以下の保持情報の更新を行
う。
【0140】前クラス保持レジスタ343に、レジスア
t342の自セルのクラスをロードする。図28の例の
場合、前クラス保持レジスタ343に、0がロードされ
る。
【0141】ついで、セル間隔カウンタ340に“1”
をロードする。また、SN保持レジスタ346に、レジ
スタ345の自SNをロードする。図28の例の場合、
4がロードされる。なお、セル試験器3は、空きセルを
受信した場合、テェック動作は行わず、セル間隔カウン
タ340を+1するだけである。
【0142】このように、スケジューラの動作の完全な
確認を、簡単な構成で実現することができる。
【0143】[品質制御部の機能検証]図31は、本発
明の第4の実施の形態であり、品質制御部11の機能検
証を行う点に特徴を有する。この実施の形態に対応する
セル発生器2及びセル試験器3の概念構成図が、それぞ
れ図32,図33に示される。
【0144】図31において、廃棄フラグ付加部200
は、セル発生器2において、試験セルを発生させるにあ
たり、あらかじめ有効セルで廃棄されるセルに「廃棄フ
ラグ」を付加する機能部である。
【0145】さらに、シーケンスナンバー付加部201
は、有効セルで廃棄されないセルにのみ、シーケンスナ
ンバーを付加する機能部である。したがって、セル生成
部203において、セルのペイロード部に廃棄フラグを
付加されたセルと、シーケンスナンバーを付加されたセ
ルが順次出力される。
【0146】セル発生器2から発生した試験セルが、A
TM装置1内で品質制御部13により制御され、セル試
験器3に入力し、セルデータ到着部300で受信され
る。セル試験機3の廃棄フラグチェック部301は、セ
ルデータ到着部300に受信されたセルに廃棄フラグが
セットされていないことをチェックする。また、シーケ
ンスナンバーチェック部302では、受信した有効セル
の全てについて、セル発生器2のシーケンスナンバー付
加部201で付加したシーケンスナンバーと、シーケン
スナンバーチェック部302で順次歩進するシーケンス
ナンバーとの一致を確認をする。
【0147】本実施の形態において、セルを発生する
際、試験セル発生部203で、廃棄フラグ付加部200
とシーケンスナンバー付加部201からの情報を元に期
待値付きセルを発生する。
【0148】セル発生器2から出力したセルデータは、
ATM装置1内の品質制御部11を経て、セル試験器3
に流れる。セルデータ到着部300に到着したセルデー
タは、それぞれ廃棄フラグチェック部301とシーケン
スナンバーチェック部302で期待値との照合をとる。
廃棄フラグチェック部301では、廃棄フラグの立った
セルを受信しないことを確認することでATM装置1の
品質制御の正常性を認識出来る。
【0149】また、シーケンスナンバーチェック部30
2では、セル発生器2から発生したセルのシーケンスナ
ンバーと一致していることを確認することで、ATM装
置1の品質制御の正常性を認識出来る。
【0150】このように、セル発生器2で期待値をセル
に付加することで、セル試験器3では自動的にATM装
置1内の品質制御の正常性を、正確かつ迅速に認識出
来、品質面、試験効率面の向上が図られる。
【0151】図32は、図31に対応するセル発生器2
の実施例構成図である。ATM装置1内のセルバッファ
13の閾値が“5”の時の例を示している。この時のセ
ルバッファ13のカウントアップ動作を図35に示す。
【0152】セルバッファ13の閾値が“5”なので、
有効セルが5つまでは、セルバッファ13に書かれるこ
とになる。それ以降入力する有効セルについては、廃棄
フラグ付加部200でセルに「廃棄フラグ」をセットす
る。「廃棄フラグ」をセットされたセルデータは、図
中、(4−g)と(4−i)の試験セルである。 ま
た、セルバッファ13に書かれる5つの有効セルに関し
ては、廃棄されないので、図中、シーケンスナンバー付
加部201でセルにシーケンスナンバーを追い番で付加
する。シーケンスナンバーが付加されれたセルデータ
が、図中、(4・a)、(4−b)、(4・d)、(4
・e)、(4−f)の試験セルである。 図33は、品
質制御部11に対する、セル試験器3の実施例構成図
で、ATM装置1の品質制御部11で制御されたセルデ
ータが、図中、セルデータ到着部300に入力される。
到着したセルデータは、図中、廃棄フラグチェック部3
01で廃棄フラグのチェックをする。
【0153】廃棄フラグのセットされたセルデータはA
TM装置1の晶質制御部11で廃棄されてるはずなの
で、廃棄フラグのセットされたセルがないことを自動的
に確認する。
【0154】ATM装置1の晶質制御部11で廃棄され
たセルは、図中、(8−g)、(8−i)のセルデータ
であり、廃棄されたセルデータは無効セルとなる。これ
より、廃棄ポイントと閾値による品質制御部11の正常
性の確認が自動的に出来る。
【0155】また、図中、シーケンスナンバーチェック
部302では、到着した有効セルのシーケンスナンバー
をチェックする。図32のセル生成部203で発生した
セルのシーケンスナンバーと、一致の確認を自動的に行
い、品質制御部11の正常性確認が出来る。
【0156】このように、セル発生器2で期待値をセル
に付加することで、セル試験器3では自動的にATM装
置1内の品質制御部の正常性を、正確かつ迅速に認識出
来、品質面、試験効率面の向上が図られる。
【0157】図34は、図31の実施の形態に対応す
る、セル試験器3を中心とする詳細実施例構成のブロッ
ク図である。
【0158】セル発生器2において、セル廃棄表示ビッ
トF(1は廃棄されるべきセル、0は廃棄されないセ
ル)と、シーケンス番号Seq−No.(廃棄されない
セルに付加される一連の番号)が、セルのペイロード部
に付加される。
【0159】これを、ATM試験器1を通して、受信す
るセル受信部300を有する。セル受信部300の出力
は、セル廃棄Flag表示ビット抽出部301、Seq
−No.表示ビット抽出部302に導かれる。
【0160】セル廃棄Flag表示ビット抽出部301
のF=0の検知出力タイミングで、アンドゲート303
を通して、廃棄されないセルのSeq−No.がレジス
タ304にセットされる。
【0161】マイコンインタフェース部305を通し
て、図示しないCPUから送られる廃棄されないセルの
Seq−No.の期待値がレジスタ306にセットされ
る。したがって、比較器307は、レジスタ304と3
06のSeq−No.を比較し、一致しない時、異常と
して、マイコンインタフェース部305を通して、図示
しないCPUに送られる。
【0162】また、セル廃棄Flag表示ビット抽出部
301でF=1の検知した時、フリップフロップ306
がセットされる。したがって、フリップフロップ306
がセット状態になった時、即ちF=1のとき、廃棄すべ
きセルが試験器3に到着していることになる。異常と判
断され、同様に、マイコンインタフェース部305を通
して、図示しないCPUに送られる。
【0163】
【発明の効果】以上、図面にしたがって、本発明の実施
の形態を説明したように、本発明によれば、第1に、A
TM装置1ヘッダ変換機能の動作の正常性確認をスケジ
ューリング処理などを気にせず、多種多様なパターンに
惑わされることなく、容易にかつ確実に品証試験を行う
ことが可能となる。この結果、製品の品質の向上につな
がる。
【0164】第2に、輻輳制御機能試験をハードウェア
でオートチェックすることで、目視確認による人為的ミ
スの防止や、異常時のデバッグ作業が容易に実施できる
効果を奏し、試験効率の向上及び異常時のデバッグ効率
の向上に寄与するところが大きい。
【0165】第3に、本発明に従うスケジュール試験の
方法によれば、簡単な構成のセル発生器と、セル試験器
により、且つ事前に用意した期待値を用いることによ
り、スケジュール動作の完全な一致検証を行うことがで
きる。その結果、スケジューラの信頼性が向上する。
【0166】第4に、廃棄フラグ、及びシーケンス番号
を付加することにより、容易に、ATM装置における品
質制御機能を検証することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態に共通するセル発生器2
の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の各実施の形態に共通する試験器3の基
本構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態としてのヘッダ変換
部10の動作の検証方法の第1の実施例の概念構成を説
明する図である。
【図4】第1の実施の形態の第1の実施例におけるセル
発生器2の構成例である。
【図5】第1の実施例におけるセル発生器2の初期設定
までの動作フローである。
【図6】第1の実施例におけるセル発生器2の初期設定
以降の動作フローである。
【図7】スケジューリング機能を説明する図である。
【図8】本発明によるヘッダ変換機能動作の正常性確認
の機能を持ったセル試験器3の実施例を示す図である。
【図9】図8に対応する動作フローであり、初期設定ま
でを示す図である。
【図10】図8に対応する動作フローであり、初期設定
以降の動作を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態としてのヘッダ変
換部10の動作の検証方法の第2の実施例の概念構成を
説明する図である。
【図12】図11の実施例に対応するセル発生器2の実
施例構成のブロック図である。
【図13】図11の実施例に対応するセル試験器3の実
施例構成のブロック図である。
【図14】本発明の輻輳制御部12上記した問題を解決
する、本発明の第2の実施の形態の概念構成を説明する
図である。
【図15】図14の実施の形態に対応するセル発生器2
の一実施例構成図である。
【図16】第2の実施の形態に対応するセル試験器3の
一実施例構成図である。
【図17】セル試験器3の、更に別の実施例構成図であ
る。
【図18】第3の実施の形態に直接関連する、ATM装
置1内にある速度変換用バッファ13と、スケジューラ
14のみを示している。
【図19】本発明の実施例としての、スケジューラ14
の試験方法を説明する図である。
【図20】図19のスケジューラ14の実施例に対応し
て、セル発生器2の機能構成を示す図である。
【図21】第3の実施の形態におけるセル試験器3の実
施例を示す図である。
【図22】スケジューラ14の試験検証の実施の形態に
おける別の実施例を説明する図である。
【図23】図22の実施例に対応するセル試験器3の構
成例を示す図である。
【図24】スケジューラ13の試験検証の実施の形態に
おいて、図22の実施例を更に進めた実施例である。
【図25】図24の実施例に対応するセル発生器2の実
施例動作を説明する図である。
【図26】図24の実施例に対応するセル試験器3の実
施例動作を説明する図である。
【図27】図24の実施例に対応する試験器3の詳細構
成例ブロック図である。
【図28】図28は、図24に対応する図であり、具体
的数値例を当てはめた例である。
【図29】図29は、図25に対応する図であり、具体
的数値例を当てはめた例である。
【図30】図30は、図26に対応する図であり、具体
的数値例を当てはめた例である。
【図31】本発明の第4の実施の形態であり、品質制御
部11の機能検証を行う点に特徴を有する。
【図32】図31に対応するセル発生器2の実施例構成
図である。
【図33】品質制御部11に対する、セル試験器3の実
施例構成図である。
【図34】図31の実施の形態に対応する、セル試験器
3を中心とする詳細実施例構成のブロック図である。
【図35】セルバッファ13のカウントアップ動作を示
す図である。
【図36】ATM装置及び、一般的なATM装置の試験
系の構成を示す図である。
【図37】ATM装置のヘッダ変換機能の試験構成を説
明する図である。
【図38】ATM装置の輻輳制御を説明する図である。
【符号の説明】
1 ATM装置 2 セル発生器 3 セル試験器 4 ファームウェア 10 ヘッダ変換部 11 品質制御部 12 輻輳制御部 13 セルバッファ 14 スケジューラ 21 セル生成部 22 セル種別メモリ/セル発生順序制御部 23 付加情報多重化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若吉 光春 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 野崎 義和 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロスコネクト制御のために入力セルのヘ
    ッダを交換するヘッダ交換機能部と、廃棄優先度に従っ
    て入力セルを廃棄する品質制御機能部と、セルバッファ
    の蓄積量が所定の閾値を超えた時、輻輳状態を表示する
    輻輳制御機能部と、該セルバッファからのセルの読み出
    し順を制御するスケジュール機能部を有する非同期転送
    モード装置の機能試験方法において、 該非同期転送モード装置のそれぞれの機能部に対応する
    付加情報をセルのペイロードに付加して該非同期転送モ
    ード装置に入力し、 該非同期転送モード装置の出力されたセルの付加情報を
    抽出し、該抽出された付加情報と、該非同期転送モード
    装置の出力されたセルの状態とから、該非同期転送モー
    ド装置の対応する機能部の正常性を判定することを特徴
    とする非同期転送モード装置の機能試験方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記ヘッダ交換機能部の機能試験のために、前記セルの
    ペイロードに付加される付加情報は、変換予測されるヘ
    ッダの情報であることを特徴とする非同期転送モード装
    置の機能試験方法。
  3. 【請求項3】請求項2の機能試験方法に使用されるセル
    発生器において、 前記ヘッダ交換機能部の機能試験のために、前記セルの
    ヘッダ情報をペイロードにコピーして、該セルのペイロ
    ードに付加される付加情報とすることを特徴とするセル
    発生器。
  4. 【請求項4】請求項2の機能試験方法に使用されるセル
    試験器において、 前記ヘッダ交換機能部の機能試験のために、セルに付加
    された予測変換ヘッダ情報を取り出す機能部と、変換マ
    スクパターンを保持する機能部を有し、 該変換マスクによる指定がない箇所について、受信した
    セルの該予測変換ヘッダ情報と、該受信したセルのヘッ
    ダ情報との一致検証を行うことを特徴とするセル試験
    器。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記輻輳制御機能部の機能試験のために、前記セルのペ
    イロードに付加される付加情報は、輻輳表示ビットの期
    待値であることを特徴とする非同期転送モード装置の機
    能試験方法。
  6. 【請求項6】請求項5の機能試験方法に使用されるセル
    試験器において、 前記ATM装置からの出力されるセル中の輻輳表示ビッ
    トと、前記付加情報として付加された、輻輳表示ビット
    の期待値との比較判定部を有することを特徴とするセル
    試験器。
  7. 【請求項7】請求項6において、更に、 前記比較判定部の比較において、不一致である時のセル
    を異常セルとして、カウントする手段と、 該カウント手段でカウントされた異常セルデータをロギ
    ングする手段を有することを特徴とするATMセル試験
    器。
  8. 【請求項8】請求項1において、 前記スケジュール機能部の機能試験のために、前記セル
    のペイロードに付加される付加情報は、セルのクラス情
    報と、受信側で自セルと同じクラスの次のセルが何セル
    後に受信するべきであるというnext情報であること
    を特徴とする非同期転送モード装置の機能試験方法。
  9. 【請求項9】請求項8の機能試験方法に使用されるセル
    試験器において、 有効セルを受信する毎に、該当クラスのセル間隔をカウ
    ントするカウンタと、該カウンタの値と該当クラスの前
    セルのペイロードに付加されてるnext情報とを比較
    して、クラス毎のセル間隔の正当性を検査する手段と、 該カウンタの初期化とnext情報の保持を行い、空き
    セルを受信する毎に、該カウンタを+1歩進させる手段
    を有することを特徴とするセル試験器。
  10. 【請求項10】請求項1において、 前記スケジュール機能部の機能試験のために、前記セル
    のペイロードに付加される付加情報は、セルのクラス情
    報と、受信側で自セルと同じクラスの前のセルが受信さ
    れてから何セル後に自セルが受信されるべきであるかと
    いうafter情報であることを特徴とする非同期転送
    モード装置の機能試験方法。
  11. 【請求項11】請求項10の機能試験方法に使用される
    セル試験器において、 有効セルを受信する毎に、該当クラスのセル間隔をカウ
    ントするカウンタと、 該カウンタの値と該当クラスの自セルのペイロードに付
    加されているafter情報とを比較して、クラス毎の
    セル間隔の正当性を検査する手段と、 該カウンタの初期化を行い、空きセルを受信する毎に該
    カウンタを+1歩進させる手段を有することを特徴とす
    るセル試験器。
  12. 【請求項12】請求項8の機能試験方法に使用されるセ
    ル試験器において、 有効セルを受信する毎に、有効セル間のセル間隔をカウ
    ントするカウンタと、 該カウンタ野値と、前有効セルのペイロードに付加され
    ていたnext情報とを比較し、有効セルのセル間隔の
    正当性を検査する手段と、 前有効セルのペイロードに付加されていた次クラス情報
    と自セルのクラスの一致を検査して、クラス間の干渉を
    判定する手段と、 該カウンタの初期化と、next情報及び、次クラス情
    報の保持を行う手段と空きセルを受信する毎に該カウン
    タを+1歩進制御する手段を有することを特徴とするセ
    ル試験器。
  13. 【請求項13】請求項8又は、10において、 前記セルのペイロードに付加される付加情報は、更に、
    受信側で単調増加するようにあらかじめ計算されたシー
    ケンス情報を含むことを特徴とする非同期転送モード装
    置の機能試験方法。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記非同期転送モード装置から出力されるセルのペイロ
    ードに付加されるシーケンス情報の単調増加を検査する
    ことを特徴とする非同期転送モード装置の機能試験方
    法。
  15. 【請求項15】請求項1において、 前記品質制御機能部の試験のために、セルのペイロード
    に付加される付加情報は、前記非同期転送モード装置で
    廃棄されるセルを示す廃棄フラグであることを特徴とす
    る非同期転送モード装置の機能試験方法。
  16. 【請求項16】請求項15において、 付加情報として、廃棄されないセルにのみ、そのペーロ
    ードにシーケンスナンバーが付加されることを特徴とす
    る非同期転送モード装置の機能試験方法。
  17. 【請求項17】請求項1において、 前記輻輳制御部の試験のために、セルのペイロードに付
    加される付加情報は、輻輳表示ビットの期待値であり、
    前記非同期転送モード装置から出力されるセルのヘッダ
    に付される輻輳表示ビットと、該付加情報であり、セル
    のペイロードに付加された輻輳表示ビットの期待値とを
    比較して、該輻輳制御部の正常性を判定することを特徴
    とする非同期転送モード装置の機能試験方法。
JP9316989A 1997-11-18 1997-11-18 非同期転送モード装置の機能試験方法 Withdrawn JPH11150544A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG99332A1 (en) * 2000-01-13 2003-10-27 Nec Corp Server and network system and received load control method thereof
JP2012249203A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム

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