JPH11150463A - パワーオンリセット回路 - Google Patents

パワーオンリセット回路

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JPH11150463A
JPH11150463A JP31565397A JP31565397A JPH11150463A JP H11150463 A JPH11150463 A JP H11150463A JP 31565397 A JP31565397 A JP 31565397A JP 31565397 A JP31565397 A JP 31565397A JP H11150463 A JPH11150463 A JP H11150463A
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Kenji Fujitani
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時に安定な初期化を可能とする半導
体集積回路のパワーオンリセット回路を提供する。 【解決手段】パワーオンリセット回路は、時定数回路1
6と、リセット信号生成回路30とから成り、電源投入
直後は、基板電位に比例する従来の基板電位検知回路5
の出力をパワーオンリセット信号”B”として選択し、
電源投入から所定時間が経過し、基板電位が安定した後
は時定数回路16の否定(GND電位)をパワーオンリ
セット信号”B”として出力する。パワーオンリセット
を解除するためのパワーオンリセット信号を基板電位が
安定してから出力することにより、半導体集積回路で生
ずる誤動作を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
パワーオンリセット回路に関し、特に、基板電位生成回
路を搭載する半導体メモリ等の半導体集積回路のパワー
オンリセット回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路に使用される従来のパワ
ーオンリセット回路は、電源投入の直後に、素子抵抗と
キャパシタとにより電源電圧の投入に対して時定数を持
たせてリセット動作をしている。一方、基板電位生成回
路及び基板電位検知回路はパワーオンリセット回路とは
独立した回路である。例えば、図6は半導体メモリ集積
回路の一例であり、時定数回路16及びCMOSインバ
ータ3、4から成るパワーオンリセット回路と、基板電
位検知回路5とが、相互に独立に構成されている。
【0003】パワーオンリセット回路は、電流路の一端
をVCCに接続し、ゲートをGNDに接続し、電流路の
他端を時定数回路の出力節点”A”に接続した第1のP
チャンネルMOSトランジスタ1と、一端を時定数回路
の出力節点”A”に接続し、他端をGNDに接続したキ
ャパシタ2とにより、時定数回路を構成する。CMOS
インバータは、電流路の一端をVCCに接続し、ゲート
を時定数回路の出力節点”A”に接続し、他端をパワー
オンリセット回路の出力節点”B”に接続した第2のP
チャンネルMOSトランジスタ3と、電流路の一端をパ
ワーオンリセット回路の出力節点”B”に接続し、ゲー
トを時定数回路の出力節点”A”に接続し、電流路の他
端をGNDに接続したNチャンネルMOSトランジスタ
4とから構成している。
【0004】上記パワーオンリセット回路の構成によれ
ば、電源投入によりVCCの電位が上昇するにつれ、第
1のPチャンネMOSトランジスタ1のゲートとの間に
電位差が生じ、第1のPチャンネルMOSトランジスタ
1が導通状態となる。この時、第1のPチャンネルMO
Sトランジスタ1のソース・ドレイン電流路にはチャン
ネル抵抗が存在し、キャパシタ2の容量値との組み合わ
せで、時定数が定まる。これにより、時定数回路の出力
節点”A”の電位は、VCCの電位に対して時定数を持
ち、遅れて上昇する。
【0005】時定数回路の出力節点”A”の電位は、C
MOSインバータに入力され、出力節点”A”の電位が
CMOSインバータ回路のしきい値を超えるまで、CM
OSインバータ回路の出力電位は、VCC電位と同電位
でこれに追従しつつ上昇する。この状態がリセット動作
となる。
【0006】その後、時定数回路16の出力節点”A”
の電位がCMOSインバータ回路のしきい値を超える
と、CMOSインバータ回路の出力電位がGND電位と
なり、リセット動作は解除される。
【0007】時定数回路16は、前述したように、PM
OSトランジスタ1のチャンネル抵抗とこれに直列に接
続されたキャパシタ2の容量とから成る時定数を有し、
電源投入直後以外は、VCC電位が正常な電位を保持し
ている限り、キャパシタの電位も保持されることから、
電源投入時のみリセット動作を行う。
【0008】ところで、基板電位生成回路を塔載した半
導体集積回路では、基板電位検知回路5で基板電位を検
知し、この出力に基づいて基板電位を適正電位に保持
し、MOSトランジスタのしきい値を制御し動作を安定
に保っている。このため、上記リセット動作を確実に行
うためには、パワーオンリセット時の基板電位もリセッ
ト動作の条件として必要であるが、これまでの半導体集
積回路では、製品の仕様に基づいてダミーサイクルの入
力が必須であった等のため、現実の問題とはならなかっ
た。
【0009】しかし、最近の半導体集積回路では、動作
モードをあらかじめ設定してから使用するものが増えて
おり、電源投入時に正常な初期化ができないことで生じ
る不具合も少なくない。更に、半導体集積回路の低消費
電力化が進み、MOSトランジスタのしきい値電圧も低
くなりつつある。これらの状況変化に伴い、従来は軽視
されていた、電源投入時のイニシャライズを確実に行う
必要が生じている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
集積回路のパワーオンリセット回路では、基板電位生成
回路と基板電位検知回路とが、パワーオンリセット回路
とは独立に存在していることは前述の通りである。パワ
ーオンリセット信号は、その信号の役割から、多くの周
辺回路の初期化に使われている。その様子を半導体メモ
リ集積回路の一般的な回路図の例である図7に示す。パ
ワーオンリセット回路26からの出力信号は、メモリセ
ルアレイ21の周辺に配線され、電源投入時に初期化が
必要な周辺回路に対してリセット信号”H”を供給して
いる。
【0011】図7に示した回路A(18)及び回路B
(25)は、パワーオンリセット回路26からのリセッ
ト信号”H”によって初期化される回路である。このよ
うにパワーオンリセット回路26と、初期化される回路
B(25)とが物理的に離れている事例は、レイアウト
的な制約等の理由により少なからず存在する。もっと
も、このような大きな離隔距離は、パワーオンリセット
信号のみに限定されるものではなく、周辺回路間での信
号の送受信においても同様に生じる。同図におけるドラ
イバ回路17と、回路B(25)及び回路C(20)と
の間も同様な条件下にあるといえる。ここで、信号を送
出するドライバ回路17に対して、受信を行う回路A
(18)は近端に位置し、回路B(25)及び回路C
(20)は最遠端に位置する。従って、これらの回路B
(25)及び回路C(18)は、配線のインピーダンス
が高く、隣接する配線からの影響を受けやすい。
【0012】ところが、回路B(25)と回路C(2
0)との間にも、CLK信号の配線レイアウトにより、
隣接する配線からの影響に相違がある。回路B(25)
の場合には、パワーオンリセット信号”H”による初期
化が必要なほか、内部信号の配線がCLK配線と隣接す
る距離が長く、ドライバ回路17に対して遠端に位置す
るため、隣接するCLK信号からの影響を大きく受け
る。これに対し、回路C(20)は回路B(25)と同
様にドライバ17から遠端に位置しているが、パワーオ
ンリセット信号”H”による初期化が不要であること
と、内部信号の配線がCLK配線と隣接する距離が短い
という点で、隣接するCLK信号からの影響をさほど大
きくは受けない。
【0013】上記のレイアウト的な要因で隣接する配線
間で影響が生じることは、これまでに述たとおりである
が、電源投入時の初期化については、レイアウト的な要
因の他に、回路を構成する素子の特性が大きく関わって
いる。半導体集積回路では、MOSトランジスタをその
構成要素として備える場合が多く、特にNチャンネルM
OSトランジスタでは、その特性を安定にするために、
基板電位を適正に維持する必要がある。
【0014】基板電位は、半導体集積回路に搭載されて
いる基板電位生成回路により生成されるため、電源投入
の直後は基板電位を適正値に保持することが出来ない。
基板電位が適正電位に到達する以前は、MOSトランジ
スタの動作も不安定であり、前述した隣接配線からのノ
イズの影響を受けやすい状態にある。具体的には、例え
ばNチャンネルMOSトランジスタのしきい値電圧は、
この電源投入直後にきわめて低く、0.2Vから0.3
V程度のノイズによっても導通状態に至ることが知られ
ている。
【0015】ドライバ回路17と回路B(25)との関
係では、電源投入直後の基板電位が適正電位に到達する
以前には、回路B(25)の入力段のインバーター22
がCLK信号からの隣接ノイズの影響で誤動作を引き起
こすおそれがある。その様子を図8の信号タイミングチ
ャートを参照して説明する。T1時刻に電源投入が行な
われると、これによりパワーオンリセット信号”H”及
び内部信号”J”が、次いで内部信号”K”がT3時刻
から、夫々電源電圧に追従して上昇を始める。また、T
3時刻から基板電位が供給され始め、GNDより低い電
位に徐々に下がる。その後、パワーオンリセット信号に
よって、内部時定数に従うT5時刻にパワーオンリセッ
トが解除される。T6時刻から外部CLK信号の供給が
始まるが、この時点での基板電位は、まだ適正値に達し
ていないため、前述のようにドライバ回路17と回路B
(25)との関係で、回路B(25)の入力近傍の内部
信号”M”に、隣接するCLK信号が影響を及ぼし、入
力段のインバータ22のNチャンネルMOSトランジス
タを誤動作させる。
【0016】この例では、T6時刻で外部CLK信号が
供給開始となり、これがトリガとなって誤動作を起こし
ているが、この時点での基板電位が不適正であること
も、誤動作を引き起こす要因になっている。
【0017】上記のように、半導体集積回路では、電源
投入直後にMOSトランジスタのしきい値電圧が安定し
ていないため、確実な初期化ができず、或いは、初期化
後にその状態が変化することがあり、不具合の原因とな
っていた。
【0018】本発明の目的は、上記に鑑み、基板電位を
与える基板電位生成回路と、基板電位を検知して基板電
位生成回路を制御する信号を出力する基板電位検知回路
とを有する半導体集積回路に搭載されたパワーオンリセ
ット回路において、確実で信頼性が高いリセット動作を
可能とするパワーオンリセット信号を出力するパワーオ
ンリセット回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパワーオンリセット回路は、基板電位を与
える基板電位生成回路と、前記基板電位を検知して前記
基板電位生成回路を制御する信号を出力する基板電位検
知回路とを有する半導体集積回路のパワーオンリセット
回路において、パワーオンから所定の時間が経過したこ
とを検知する経過時間検知手段と、パワーオンから所定
時間内は前記基板電位検知回路の出力信号を出力してパ
ワーオンリセットを行い、パワーオンから所定時間経過
後に前記基板電位検知回路の出力を無効にしてパワーオ
ンリセットを解除する所定のパワーオンリセット信号を
出力するリセット信号生成回路とを備えることを特徴と
する。
【0020】本発明のパワーオンリセット回路では、従
来回路では独立していた基板電位検知回路の出力をパワ
ーオン直後に出力し、パワーオンから所定時間経過後に
基板検知回路の出力に代えてパワーオンリセット信号を
出力する。これにより、適正な基板電位が得られた後に
所定のパワーオンリセット信号を出力する。電源投入時
の初期化にあたって生ずる誤動作が防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1
は、本発明の一実施形態例のパワーオンリセット回路を
示す。図6の従来回路との違いは、図6では独立してい
たパワーオンリセット信号と基板電位検知回路5の出力
とを論理合成するリセット信号生成回路30を配設して
いる。
【0022】詳しくは、本実施形態例のパワーオンリセ
ット回路は、時定数回路16と、リセット信号生成回路
30とを有し、基板電位検知回路5の出力”E”を入力
として利用する。時定数回路16は、電流路の一端(ソ
ース)を電源VCCに接続し、ゲートをGND(”
C”)に接続し、電流路の他端(ドレイン)を時定数回
路の出力節点(出力ノード)”A”に接続した第1のP
チャンネルMOSトランジスタ1と、一端を時定数回路
16の出力節点”A”に接続し、他端をGNDに接続し
たキャパシタ2とで構成している。
【0023】リセット信号生成回路30は、電流路の一
端が内部節点”F”に接続され、ゲートが時定数回路1
6の出力節点”A”に接続され、電流路の他端がパワー
オンリセット回路30の出力節点”B”に接続された第
2のPチャンネルMOSトランジスタと、電流路の一端
(ドレイン)がパワーオンリセット回路30の出力節
点”B”に接続され、ゲートが時定数回路16の出力節
点”A”に接続され、電流路の他端(ソース)がGND
に接続された第1のNチャンネルMOSトランジスタ4
と、電流路の一端がVCCに接続され、ゲートが基板電
位検知回路5の出力節点”E”に接続され、電流路の他
端が内部節点”F”に接続された第3のPチャンネルM
OSトランジスタ6と、電流路の一端がパワーオンリセ
ット回路30の出力節点”B”に接続され、ゲートが基
板電位検知回路5の出力節点”E”に接続され、電流路
の他端がGNDに接続された第2のNチャンネルMOS
トランジスタ7とから成る論理ゲート回路で構成され
る。
【0024】上記のように、本実施形態例のパワーオン
リセット回路では、従来回路では独立していた基板電位
検知回路5の出力”E”を、リセット信号生成回路30
に入力して、時定数回路16の出力と論理合成し、パワ
ーオンリセット信号”B”として出力している。
【0025】上記構成によれば、電源投入によりVCC
電位が上昇するにつれ、第1のPチャンネルMOSトラ
ンジスタ1のソースとゲートとの間に電位差が生じ、第
1のPチャンネルMOSトランジスタ1が導通する。こ
の時、第1のPチャンネルMOSトランジスタ1のソー
スとドレインとの間にはチャンネル抵抗が存在し、キャ
パシタ2の容量とこのチャンネル抵抗との組み合わせで
時定数が定まる。時定数回路16の出力節点”A”の電
位は、VCCの電位に対して、この時定数に従って上昇
する。
【0026】時定数回路16の出力節点”A”の電位
は、次段のリセット信号生成回路30に入力され、時定
数回路16の出力節点”A”の電位がリセット信号生成
回路30のしきい値を超えるまで、基板電位検知回路5
の出力”E”を有効とし、これをパワーオンリセットを
継続するパワーオンリセット信号”B”として出力す
る。その後、時定数回路16の出力節点”A”の電位が
リセット信号生成回路30のしきい値を超えると、基板
電位検知回路5の出力”E”は無効となり、時定数回路
の出力の反転出力が、パワーオンリセットを解除するパ
ワーオンリセット信号”B”として出力される。
【0027】時定数回路16は、前述したようにPMO
Sトランジスタ1のチャンネル抵抗と直列に接続された
キャパシタ2の容量とによって構成される時定数を有
し、VCC電位が正常な電位を保持している限り、キャ
パシタ2の電位も保持されることから、パワーオンリセ
ットが解除される。従って、パワーオンリセット信号”
B”のアクティブ期間は、電源投入時のみとなる。ま
た、基板電位検知回路5の出力”E”は、従来回路と同
様に、基板電位生成回路のための入力として、電源投入
後も有効に機能する。
【0028】上記動作を、図5のタイミングチャートを
参照して説明する。まず、T1時刻において半導体集積
回路の電源投入が行なわれると、パワーオンリセット信
号”H”、内部信号”J”、内部信号”K”が電源電圧
に追従して上昇を始める。また、T3時刻から、基板電
位が供給され始め、基板電位”L”はGNDより低い電
位へと下がってゆく。この時点では、従来回路で行って
いた基板電位とは無関係のパワーオンリセット解除を行
わず、引き続き初期化動作を継続している。
【0029】T6時刻に至ると、外部CLK信号の供給
が始まる。しかし、この時点では、基板電位”L”がま
だ適正値に達していないので、初期化を継続する。ここ
で、従来回路では、図7に示した半導体集積回路におけ
るドライバ回路17と回路B(25)との関係で、回路
B(25)の入力となる内部信号”M”に、隣接して延
びているCLK配線が影響を及ぼし、入力段インバータ
22のNチャンネルMOSトランジスタを誤動作させ
る。しかし、本実施形態例では、この初期化動作の継続
により、回路B(25)内のフリップフロップ24のデ
ータ破壊は生じない。
【0030】T7時刻を過ぎ、T8時刻に至ると、基板
電位”L”がGNDより充分に低い電位になり、図7の
入力段インバータ22のNチャンネルMOSトランジス
タの誤動作を起こすことはなく、T9時刻において基板
電位が適正値に達し、パワーオンリセット解除が行われ
る。この時点でリセット解除を行うことで、誤動作が生
ずることはなく、回路B(25)内のフリップフロップ
24のデータは正しく保持される。
【0031】図2は、本発明の第2の実施形態例のパワ
ーオンリセット回路の構成を示す回路図である。本実施
形態例では、基板電位検知回路5の出力”E”と時定数
回路16の出力”A”とを合成する図1の論理ゲート回
路の構成に代えて、トランスファゲートを含むリセット
信号生成回路30Aを採用する。
【0032】詳細には、本実施形態例のパワーオンリセ
ット回路では、リセット信号生成回路30Aは、1対の
Pチャンネルトランジスタ10及びNチャンネルトラン
ジスタ11からなる第1のトランスファーゲートと、1
対のPチャンネルトランジスタ12及びNチャンネルト
ランジスタ13から成る第2のトランスファゲートと、
時定数回路16の出力”A”が各ゲートに入力された1
対のPチャンネルトランジスタ14及びNチャンネルト
ランジスタ15からなるCMOSインバータとを備え、
第1及び第2のトランスファゲートのワイアドOR出力
が、本実施形態例のパワーオンリセット回路の出力”
B”を構成している。
【0033】第1のトランスファゲートの入力はGND
電位(”C”)であり、第2のトランスファゲートの入
力は基板電位検知回路5の出力”E”である。時定数回
路16の出力は、第1のトランスファゲートのNチャン
ネルトランジスタ11及び第2のトランスファゲートの
Pチャンネルトランジスタ12の双方のゲートに入力さ
れる。また、第1のトランスファーゲートのPチャンネ
ルトランジスタ10及び第2のトランスファゲートのN
チャンネルトランジスタ13の双方のゲートは、CMO
Sインバータの出力”G”に接続されている。
【0034】上記構成により、まず、電源投入直後で時
定数回路16の出力電位が低い状態では、第2のトラン
スファゲートのPチャンネルトランジスタ12が導通
し、また、CMOSインバータの出力”G”を介して第
2のトランスファゲートのNチャンネルトランジスタ1
3も導通するので、第2のトランスファゲートが導通
し、基板電位検知回路5の出力”E”がリセット信号生
成回路30Aから出力される。
【0035】電源投入から所定時間が経過し、時定数回
路16の出力電位がリセット信号生成回路30Aのスレ
ッシュホールド電圧を越えると、第2のトランスファゲ
ートはオフとなり、逆に、第1のトランスファゲートが
導通するので、基板電位発生回路5の出力”E”はリセ
ット信号生成回路30Aでは無効となり、パワーオンリ
セット回路からはGND電位が出力される。
【0036】図3は、本発明の第3の実施形態例のパワ
ーオンリセット回路の構成を示している。本実施形態例
のパワーオンリセット回路は、第1の実施形態例のパワ
ーオンリセット回路における時定数回路16の第1のP
チャンネルトランジスタ1を抵抗8で置き換えて時定数
回路16Aとしている。その他の構成は第1の実施形態
例と同様であり、同様な符号を付してその説明に代え
る。本実施形態例のパワーオンリセット回路は第1の実
施形態例と同様に作動する。
【0037】図4は、本発明の第4の実施形態例のパワ
ーオンリセット回路の構成を示している。本実施形態例
のパワーオンリセット回路では、第1の実施形態例にお
ける時定数回路16のキャパシタ2を、MOSトランジ
スタを利用したMOSキャパシタに置き換えて時定数回
路16Bを構成しており、その他の構成は第1の実施形
態例と同様である。本実施形態例のパワーオンリセット
回路も第1の実施形態例と同様に作動する。
【0038】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のパワーオンリセット回路
は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものではな
く、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施
したものも、本発明の範囲に含まれる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のパワー
オンリセット回路によると、基板電位が適正な状態にな
った後に所定のパワーオンリセット信号を出力すること
とした構成により、電源投入時の初期化及びその解除に
際して発生する誤動作を防止し、半導体集積回路、特
に、MOSトランジスタに生ずる不具合を減少させる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例のパワーオンリセッ
ト回路の回路図。
【図2】本発明の第2の実施形態例のパワーオンリセッ
ト回路の回路図。
【図3】本発明の第3の実施形態例のパワーオンリセッ
ト回路の回路図。
【図4】本発明の第4の実施形態例のパワーオンリセッ
ト回路の回路図。
【図5】図1の実施形態例の信号のタイミングチャー
ト。
【図6】従来のパワーオンリセット回路の回路図。
【図7】一般的な半導体集積回路の配置の例を示す模式
的回路図。
【図8】従来のパワーオンリセット回路のタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
1 プルアップ用PチャンネルMOSトランジスタ 2 時定数発生用キャパシタ 3 ドライバ用PチャンネルMOSトランジスタ 4 ドライバ用NチャンネルMOSトランジスタ 5 基板電位検知回路 6 ドライバ用PチャンネルMOSトランジスタ 7 ドライバ用NチャンネルMOSトランジスタ 8 プルアップ用素子抵抗 9 時定数発生用Nチャンネルトランジスタ 10 トランスファゲート用PチャンネルMOSトラン
ジスタ 11 トランスファゲート用NチャンネルMOSトラン
ジスタ 12 トランスファゲート用PチャンネルMOSトラン
ジスタ 13 トランスファゲート用NチャンネルMOSトラン
ジスタ 14 トランスファゲート制御用PチャンネルMOSト
ランジスタ 15 トランスファゲート制御用NチャンネルMOSト
ランジスタ 16、16A、16B 時定数回路 17 ドライバ回路(周辺回路) 18 回路A(周辺回路) 19 CLK信号様外部端子 20 回路C 21 メモリセルアレイ 22 CMOSインバータ 23 CMOS2入力NOR回路 24 フリップ・フロップ回路 25 回路B 26 パワーオンリセット回路 30、30A リセット信号生成回路 A 時定数回路出力節点 B パワーオンリセット信号出力節点 C GND節点 D VCC節点 E 基板電位検知回路の出力節点 F 内部節点F G 内部信号 H パワーオンリセット信号 I CLK信号 J 内部信号 K 内部信号 L 基板電位

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板電位を与える基板電位生成回路と、
    前記基板電位を検知して前記基板電位生成回路を制御す
    る信号を出力する基板電位検知回路とを有する半導体集
    積回路のパワーオンリセット回路において、 パワーオンから所定の時間が経過したことを検知する経
    過時間検知手段と、パワーオンから所定時間内は前記基
    板電位検知回路の出力信号を出力し、パワーオンから所
    定時間経過後に前記基板電位検知回路の出力を無効にし
    て所定のパワーオンリセット信号を出力するリセット信
    号生成回路とを備えることを特徴とするパワーオンリセ
    ット回路。
  2. 【請求項2】 前記経過時間検知手段が、出力電位がパ
    ワーオン時から時定数をもって立ち上がる時定数回路を
    有することを特徴とする、請求項1に記載のパワーオン
    リセット回路。
  3. 【請求項3】 前記リセット信号生成回路が、前記時定
    数回路の出力と、前記基板電位検知回路の出力とを論理
    演算する論理回路である、請求項2に記載のパワーオン
    リセット回路。
  4. 【請求項4】 前記リセット信号生成回路が、基板電位
    が所定の電位に達する以前に前記基板電位検知回路の出
    力を伝達する第1のトランスファゲートと、基板電位が
    所定の電位に達した後に接地電位を前記パワーオンリセ
    ット信号として出力する第2のトランスファゲートとを
    備える、請求項1又は2に記載のパワーオンリセット回
    路。
  5. 【請求項5】 前記経過時間検知手段がMOSキャパシ
    タを備える、請求項1乃至4の何れか一に記載のパワー
    オンリセット回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100567526B1 (ko) * 1999-12-28 2006-04-03 주식회사 하이닉스반도체 메모리 칩의 파워업 리세트 회로
KR100901972B1 (ko) * 2002-06-29 2009-06-08 매그나칩 반도체 유한회사 Pofr 회로

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KR100567526B1 (ko) * 1999-12-28 2006-04-03 주식회사 하이닉스반도체 메모리 칩의 파워업 리세트 회로
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