JPH1115021A - 液晶パネルおよび液晶パネル用基板および電子機器並びに投写型表示装置 - Google Patents

液晶パネルおよび液晶パネル用基板および電子機器並びに投写型表示装置

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JPH1115021A
JPH1115021A JP17027497A JP17027497A JPH1115021A JP H1115021 A JPH1115021 A JP H1115021A JP 17027497 A JP17027497 A JP 17027497A JP 17027497 A JP17027497 A JP 17027497A JP H1115021 A JPH1115021 A JP H1115021A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクティブマトリックス液晶パネルにおいて
は、各画素ごとに保持容量が形成され、この保持容量と
データ線とが交差するためデータ線の寄生容量が増加
し、また保持容量にノイズが入り電位が安定しなくな
る。 【解決手段】画素電極の下方の半導体基板の表面に比較
的不純物濃度の高い半導体領域形成して保持容量の第1
の電極となし、この半導体領域の上方に絶縁膜(3’)
を介して保持容量の第2の電極となる導電層を形成し、
前記半導体領域または導電層は半導体基板の表面に画素
領域の所定方向に沿って連続して形成された基板電位供
給線に接続して、保持容量の一方の電極の電位を安定化
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルさらに
は反射型液晶パネルに関し、特に半導体基板上に形成さ
れた絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下、MOS
FETという)によって画素電極をスイッチングするア
クティブマトリックス型液晶パネルに利用して好適な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、投写型表示装置のライトバルブに
用いられる透過型アクティブマトリックス液晶パネルと
しては、ガラス基板上にアモルファスシリコン又はポリ
シリコンを用いたTFTアレーを形成した構造の液晶パ
ネルが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記TFTを用いたア
クティブマトリックス液晶パネルはデバイスサイズが比
較的大きいため、例えばこれをライトバルブとして組み
込んだプロジェクタのような投写型表示装置にあって
は、装置全体が大型化してしまうという不具合がある。
また、透過型液晶パネルの場合は、各画素に設けられた
TFTの領域が光を透過させる画素の透過領域とならな
いため、パネルの解像度がXGA,SXGAと上がるに
つれ、開口率が小さくなるという致命的な欠陥を有して
いる。
【0004】そこで、透過型アクティブマトリックス液
晶パネルに比べてサイズが小さい液晶パネルとして、半
導体基板上に形成されたMOSFETアレーで反射電極
となる画素電極をスイッチングするようにした反射型ア
クティブマトリックス液晶パネルが提案されている。
【0005】しかしながら半導体を基板とする液晶パネ
ルにおいては、デバイスサイズの縮小と共にパネル解像
度の増加に応じて各画素のサイズも小さくなるため、画
素電極のみでは液晶の駆動に必要な電圧を保持するのに
充分な容量(100fF程度が必要)が得られないとい
う欠点がある。そこで、本発明者は、ゲート絶縁膜を誘
電体とする保持容量を各画素に作り込む方法を検討し
た。
【0006】しかし、保持容量の一方の電極は定電位に
固定されることが望ましいが、そのような定電位を各保
持容量に供給するための配線(以下、容量線と称する)
のレイアウトおよびコンタクトホールの形成位置の確保
が極めて困難であることを見い出した。
【0007】図10および図11に、本発明に先立って
本発明者が検討した半導体を基板とする反射型液晶パネ
ルにおける保持容量の構造およびこの保持容量の一方の
電極に定電位を供給するための容量線のレイアウト方法
の例を示す。図10において、4aはスイッチング用M
OSFETのゲート電極、9はスイッチング用MOSF
ETに画素に印加すべき信号を供給するデータ線、12
はアルミニウム等からなる反射電極、6は保持容量の一
方の電極となる導電層である。
【0008】図10の例では、反射電極12が接続され
るドレイン領域としての拡散層5bを広く形成して保持
容量の他方の電極となし、その上にゲート絶縁膜3を介
して保持容量の一方の電極としての導電層6を例えばゲ
ート電極と同一のポリシリコン層等によって形成する。
そして、前記保持容量の一方の電極としての導電層6に
定電位を与える方法として、図11に示すように、前記
導電層6と同一のポリシリコン層からなる容量線16で
隣接する画素の保持容量の電極としての導電層に接続
し、画素領域の外側において前記容量線16を接地電位
のような定電位を供給する配線に接続するというもので
ある。
【0009】しかしながら、図10および図11に示す
ような方式にあっては、各画素の保持容量電極としての
導電層の間に容量線が形成されるため、絶縁膜表面の凹
凸が大きくなり反射電極の平坦化が困難になるという不
都合がある。また、容量線16とデータ線9とが交差す
るためデータ線の寄生容量が増加するとともに、容量線
16とデータ線9との間のカップリング容量を介して保
持容量にノイズが入り電位が安定しなくなるという問題
点がある。
【0010】この発明の目的は、半導体を基板とする反
射型液晶パネルにおいて、保持容量の一方の電極に定電
位を供給するための半導体基板上層の配線を不要にし歩
留まりの向上を可能にする技術を提供することにある。
【0011】この発明の他の目的は、半導体を基板とす
る反射型液晶パネルにおいて、反射電極の平坦化を容易
にする技術を提供することにある。
【0012】この発明の他の目的は、保持容量に印加さ
れる電圧を安定化させることができる技術を提供するこ
とにある。
【0013】この発明の他の目的は、プロセスの工程数
を増加させることなく必要な保持容量が得られるように
した技術を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するため、反射電極となる画素電極の下方の半導体
基板表面に比較的不純物濃度の高い半導体領域を形成し
て保持容量の第1の電極となし、この半導体領域の上方
に絶縁膜を介して保持容量の第2の電極となる導電層を
形成し、前記半導体領域または前記導電層は半導体基板
の表面に画素領域の所定方向に沿って連続して形成され
た高不純物濃度の不純物導入層からなる基板電位供給線
に接続して、この基板電位供給線は画素領域の外側にお
いて電位を与える給電層に電気的に接続させ、基板電位
供給線を介して保持容量の一方の電極の電位を固定する
ようにした。
【0015】前記した手段によれば、保持容量の一方の
電極に基板電位供給線を介して電位が印加されることに
より、保持容量の一方の電極に電位を供給するための容
量線が不要となり、画素の構造が簡単になって歩留まり
が向上するとともに、絶縁膜表面の凹凸が小さくなり反
射電極の平坦化が容易となる。また、各画素電極に印加
される信号を供給するデータ線と交差する容量線を形成
する必要がなくなり、データ線の寄生容量を減らすこと
ができるとともに、保持容量へのノイズを低減して電位
を安定化させることができる。
【0016】さらに、前記基板電位供給線は、同一画素
行の各画素のスイッチング素子の制御端子が共通に電気
的に接続された走査線と交差する方向に沿って配設する
のが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明を適用した反射型液晶パネル
の反射電極側基板の第1の実施例の平面レイアウトを、
また、図4(a)は図1におけるA−A線に沿った断面
の1画素分を、図4(b)は図1におけるB−B線に沿
った断面をそれぞれ示す。
【0019】図1において、4および9は、互いに交差
するように形成されたゲート線(走査線)およびデータ
線、12は反射電極となる画素電極、4aは画素電極1
2をスイッチングするスイッチング素子(MOSFE
T)のゲート電極、5bはMOSFETのドレイン領
域、13はドレイン領域5bと前記画素電極12とを接
続するためのコンタクトホール、6は保持容量の一方の
電極となる導電層である。
【0020】この実施例では、前記ドレイン領域5bを
導電層6に対応して拡張させることにより保持容量の他
方の電極としてのドレイン拡張部5b’が設けられてい
る。
【0021】また、この実施例では、半導体基板の表面
に、前記データ線方向に基板電位供給線7が各画素列ご
とに設けられ、この基板電位供給線7に前記導電層6の
一端がそれぞれ接続されている。この基板電位供給線と
なる不純物層は基板と同一導電型であり、基板電位を安
定化させるために基板電位を供給するものである。前記
基板電位供給線7は画素領域の外側において定電位(例
えば画素領域の基板がP型の場合は基板電位供給線とな
る不純物領域はP型であり、接地電位又はVSSの低電位
電源線に接続される。画素領域の基板がN型の場合は基
板電位供給線となる不純物領域はN型であり、VDDの高
電位電源線に接続される。なお、基板がP型の場合はス
イッチング素子はNチャンネルMOSFET、N型の場
合はPチャンネルMOSFETとなる。)を与える給電
層に電気的に接続されており、前記導電層6に前記基板
電位供給線7を介して定電位が印加され、保持容量の一
方の電極の電位が固定されるように構成されている。
【0022】図2および図3は、本発明の他の実施例を
示す。このうち、図2は各画素の保持容量の一方の電極
となる導電層6に定電位を与える前記基板電位供給線
7’を画素マトリックスに対して斜め方向に沿って配設
したもの、図3は基板電位供給線7”をゲート線4の配
設方向と同一の方向に沿って配設したものである。これ
らの基板電位供給線7’,7”も図1の実施例の基板電
位供給線7と同様に、画素領域の外側において定電位を
与える給電層に電気的に接続され、前記導電層6に前記
基板電位供給線7を介して定電位が印加され、保持容量
の一方の電極の電位が固定されるように構成されてい
る。
【0023】図1〜図3の実施例のうち、図1および図
2の実施例においては、同時にオンされないMOSFE
Tに接続された保持容量の電極同士が共通の基板電位供
給線に接続されているため、隣接する画素電極に印加さ
れる電圧によって影響を受けず、画質が向上するという
利点がある。すなわち、図3の実施例のように、基板電
位供給線7”がゲート線4と平行に配設され、同一行の
画素の保持容量の電極同士が共通の基板電位供給線7”
に接続されていると、同一のゲート線に接続されたスイ
ッチングMOSFETは同時にオンされるので、隣接す
る画素電極に印加された電圧が7”を介して隣の画素の
保持容量に伝わり、画素電極に印加される電圧が影響を
受けるおそれがある。これに対し、図1や図2の実施例
ように画素列方向や斜め方向に沿って配設された基板電
位供給線7,7’に保持容量の電極としての導電層6が
接続されていると、基板電位供給線を共通にする画素の
スイッチングMOSFETが同時にオンされることがな
いので、隣接する画素の電極に印加される電圧の影響を
受けにくくなる。
【0024】前記実施例では、スイッチングMOSFE
TをNチャネル型MOSFETで構成したものを示した
が、1つの画素にPチャネル型MOSFETとNチャネ
ル型MOSFETとを形成した相補型MOSFET(い
わゆるCMOS)とすることもできる。その場合、隣接
する画素の同じ導電型のスイッチングMOSFETの基
板電位供給線が前記基板電位供給線7と同一の方向に連
続するように形成すると良い。
【0025】なお、以上の実施例においては、導電層6
を基板電位供給線7、7’に接続したが、これに限定さ
れるものではなく、MOSFETのドレイン領域5bを
導電層6に接続し、ドレイン領域5bと離間して基板電
位供給領域7を導電層6と絶縁膜3’を介して対向する
ように形成し、導電層6−絶縁膜3−基板電位供給線7
とで保持容量を構成してもよい。
【0026】次に、図1〜図3におけるA−A線に沿っ
た断面の1画素分を示す4(a)を用いて画素電極をス
イッチングするMOSFETおよび保持容量の構造を説
明する。
【0027】図4(a)において、1は単結晶シリコン
のようなP型半導体基板(N型半導体基板(N--)でも
よい)、2はこの半導体基板1の表面に形成された素子
分離用のフィールド酸化膜(いわゆるLOCOS)であ
る。このフィールド酸化膜2は、選択熱酸化によって5
000〜7000オングストロームのような厚さに形成
される。前記フィールド酸化膜2には一画素ごとに開口
部が形成され、この開口部の内側の基板表面にゲート酸
化膜(絶縁膜)3が形成され、このゲート絶縁膜3の上
にポリシリコンあるいはメタルシリサイド等からなるゲ
ート電極4aが形成され、このゲート電極4aの両側の
基板表面には高不純物濃度のN型不純物導入層からなる
ソース、ドレイン領域5a,5bが形成され、MOSF
ETが構成されている。そして、この実施例では前記ソ
ース、ドレイン領域5a,5bのうちドレイン領域5b
が基板表面に沿って画素領域の内側に拡張され、この拡
張部5b’の上方にゲート絶縁膜3と同時に形成された
絶縁膜3’を介して、保持容量の一方の電極となる導電
層6が形成されている。
【0028】この導電層6は、特に限定されるものでな
いが、前記ゲート電極4aが形成され、基板表面に不純
物領域5a,5b,5b’7が形成された後にポリシリ
コンあるいはメタルシリサイドから形成される。前記ゲ
ート電極4aは、図1〜B図3に示すように、半導体基
板の一方向(画素行方向)に配設されている走査線4か
ら突出するように形成されている。
【0029】また、前記導電層6の一部に対応して基板
表面に高不純物濃度のP型不純物導入層からなる基板電
位供給線(領域)7が形成され、前記導電層6の一端は
この基板電位供給領域7に対応して前記絶縁膜3’に形
成された開口部3aにて基板電位供給領域7に接続され
ている。前記半導体基板1上には、画素領域の外側にお
いて、図4(b)に示すように、定電位(P型基板電位
供給領域の場合は接地電位又はVSS、N型基板電位供給
領域の場合は回路の中で最も高い電源電圧VDD)を与え
る給電層19が電気的に接続されており、前記導電層6
には前記基板電位供給領域7を介して前記給電層19か
ら与えられた定電位が印加され、電位が固定されるよう
に構成されている。前記給電層19は、前記データ線9
と同一のアルミニウム層等により形成される。
【0030】前記絶縁膜3,3’は熱酸化によって前記
開口部の内側半導体基板表面に400〜800オングス
トロームのような厚さに形成される。前記ゲート電極4
aおよび導電層6は、ポリシリコン層を1000〜20
00オングストロームのような厚さに形成しその上にM
OあるいはWのような高融点金属のシリサイド層を10
00〜3000オングストロームのような厚さに形成し
た構造とされている。前記ソース領域5aは、前記ゲー
ト電極4aをマスクとして基板表面にN型不純物をイオ
ン打ち込みで注入することで自己整合的に形成される。
【0031】また、前記N型ドレイン領域5bおよびP
型基板電位供給領域7は、この実施例では、専用のイオ
ン打ちみと熱処理によるドーピング処理で、それぞれゲ
ート電極を形成する前にイオン注入法で形成される。ソ
ース、ドレイン領域5a,5bの好ましい不純物濃度は
1×1020/cm3 、P型基板電位供給領域7の好まし
い不純物濃度は1×1018〜1020/cm3 である。な
お、前記N型ドレイン領域5bおよびP型基板電位供給
領域7は、画素領域の外側に形成される後述の周辺回路
を構成するMOSFETのソース、ドレイン領域となる
不純物導入層と同時に形成するようにしても良い。
【0032】前記ゲート電極4aおよび導電層6からフ
ィールド酸化膜2上にかけては第1の層間絶縁膜8が形
成され、この絶縁膜8上にはアルミニウムを主体とする
メタル層からなるデータ線9が、図2に示すように、前
記走査線4と交差する方向に形成され、データ線9は絶
縁膜8に形成されたコンタクトホール10にてソース領
域5aに電気的に接続されている。
【0033】前記絶縁膜8は、例えばHTO膜(高温C
VD法により形成される酸化シリコン膜)を1000オ
ングストローム程度堆積した上に、BPSG膜(ボロン
およびリンを含むシリケートガラス膜)を8000〜1
0000オングストロームのような厚さに堆積して形成
される。前記データ線9を構成するメタル層は、例えば
下層からTi/TiN/Al/TiNの4層構造とされ
る。各層は、下層のTiが100〜600オングストロ
ーム、TiNが1000オングストローム程度、Alが
4000〜10000オングストローム、上層のTiN
が300〜600オングストロームのような厚さとされ
る。
【0034】前記データ線7から層間絶縁膜8上にかけ
ては第2の層間絶縁膜11が形成されている。この第2
層間絶縁膜11は、例えばTEOS(テトラエチルオル
ソシリケート)を材料としプラズマCVD法により形成
される酸化シリコン膜(以下、TEOS膜と称する)を
3000〜6000オングストローム程度堆積した上
に、SOG膜(スピン・オン・ガラス膜)を堆積し、そ
れをエッチバックで削ってからさらにその上に第2のT
EOS膜を2000〜5000オングストローム程度の
厚さに堆積して形成される。
【0035】この実施例においては、前記第2層間絶縁
膜11の上に図2に示されているように、ほぼ1画素に
対応した矩形状の反射電極としての画素電極12が形成
されている。そして、前記第2層間絶縁膜11、第1層
間絶縁膜8およびゲート絶縁膜2を貫通するコンタクト
ホール13が設けられており、このコンタクトホール1
3にて前記画素電極12が前記ドレイン領域5bに電気
的に接続されている。前記画素電極12は、特に限定さ
れないが、例えば低温スパッタ法によりアルミニウム層
を300〜5000オンダストロームのような厚さに形
成し、パターニングによって一辺が15〜20μm程度
の正方形のような形状とされる。また、前記画素電極1
2の上には、パシベーション膜が形成されその上に配向
膜が全面的に形成され、ラビング処理される。
【0036】この実施例においては、各画素の保持容量
の一方の電極となる導電層6間を接続する容量線を設け
る必要がないので、画素の構造が簡単となり歩留まりが
向上するとともに、絶縁膜11の表面の凹凸が小さくな
り平坦な反射電極12を形成し易くなる。また、データ
線と交差する容量線がないためデータ線に不要な寄生容
量が付いて、ドライバの負荷が増大したりカップリング
容量を介して保持容量にノイズが入ったりしにくくな
る。さらに、前記保持容量の誘電体を構成する絶縁膜
3’はMOSFETのゲート電極とチャネル領域との間
に設けられるゲート絶縁膜3と同時に形成される絶縁膜
を、また前記保持容量の一方の電極を構成する導電層6
はMOSFETのゲート電極4aと同時に形成される導
電層を、それぞれ用いるようにしたので、プロセスの工
程数を増加させることなく保持容量を構成することがで
き、プロセスを簡略化することが可能となる。
【0037】なお、前記コンタクトホール13内にはタ
ングステン等の高融点金属からなる柱状の接続プラグを
充填し、この接続プラグを介して前記画素電極12を前
記ドレイン領域5bに接続するようにしても良い。この
場合、前記画素電極12は、特に限定されないが、接続
プラグを構成するタングステン等をCVD法により被着
した後、タングステンと第2層間絶縁膜11をCMP
(化学的機械研磨)法で削って平坦化してから、アルミ
ニウム層を被着して形成しても良いし、CMP法で第2
層間絶縁膜を平坦化してから、コンタクトホール13を
開口し、その中にタングステンを充填した後、画素電極
12を構成するアルミニウム層を形成するようにしても
良い。
【0038】また、前記実施例では、画素スイッチング
用MOSFETをNチャネル型とし、保持容量の一方の
電極となる半導体領域(5b’)をN型不純物導入層と
した場合について説明したが、半導体基板1をN型と
し、画素スイッチング用MOSFETをPチャネル型と
し、保持容量の一方の電極となる半導体領域(5b’)
をP型不純物導入層とすることも可能である。
【0039】また、前記実施例では、画素スイッチング
用MOSFETを半導体基板表面に形成したものについ
て説明したが、半導体基板の表面に基板と異なる導電型
のウェル領域を形成し、このウェル領域の表面に画素ス
イッチング用MOSFETを形成するようにしたものに
も適用することができる。その場合、MOSFETのウ
ェル領域は、保持容量の一方の電極に定電位を与える前
記ウェル領域や周辺回路を構成するMOSFETのウェ
ル領域とは分離されたウェル領域とされるのが良い。
【0040】なお、本発明の基板電位供給(領域)と
は、基板にウェルが形成され、そのウェル領域内に画素
の素子が形成される場合は、ウェル領域となる基板に基
板電位を供給する配線(領域)として機能する。
【0041】さらに、画素スイッチング用のMOSFE
Tのゲート電極4aには、15Vのような大きな電圧が
印加されるのに対し、周辺回路は5Vのような小さな電
圧で駆動されるため、周辺回路を構成するFETのゲー
ト絶縁膜を画素スイッチング用FETのゲート絶縁膜よ
りも薄く形成してFETの特性を向上させ周辺回路の動
作速度を高めるという技術が考えられる。このような技
術を適用した場合、ゲート絶縁膜の耐圧から、周辺回路
を構成するFETのゲート絶縁膜の厚みを画素スイッチ
ング用FETのゲート絶縁膜の厚みの約3分の1〜5分
の1(例えば80〜200オングストローム)にするこ
とができる。
【0042】ところで、第1の実施例においては、保持
容量の電極間に印加される電圧は、図7に示すように、
データ線に印加される画像信号電圧Vdと画像信号の中
心電位Vcとの差の約5V(図6の液晶パネルの対向基
板38に設けられる共通電極37に印加されるLCコモ
ン電位LC−COMはVcより△Vだけシフトされてい
るが、実際に画素電極に印加される電圧も△Vシフトし
たVd−△Vとなる)にすぎない。そこで、第1の実施
例においては、保持容量の一方の電極6を構成するポリ
シリコンあるいはメタルシリサイド層直下の絶縁膜3
を、画素スイッチング用FETのゲート絶縁膜でなく周
辺回路を構成するFETのゲート絶縁膜と同時に形成す
ることで、前記実施例に比べて保持容量の絶縁膜厚を3
分の1〜5分の1にすることができ、これによって容量
値を3〜5倍にすることもできる。
【0043】なお、図7のVG は画素スイッチング用F
ETのゲート電極4aにゲート線4を介して供給される
ゲート信号である。
【0044】また、前記保持容量の一方の電極となる導
電層6を、画素スイッチング用FETのゲート電極を構
成するポリシリコンあるいはメタルシリサイド層でな
く、周辺回路を構成するMOSFETのゲート電極を構
成するポリシリコンあるいはメタルシリサイド層で構成
するようにしても良い。
【0045】また、特に限定されるものでないが、この
実施例の周辺回路を構成するMOSFETのソース・ド
レイン領域は自己整合技術で形成しても良い。さらに、
いずれのMOSFETのソース・ドレイン領域もLDD
(ライトリー・ドープト・ドレイン)構造とするように
しても良い。なお、画素スイッチング用FETは大きな
電圧で駆動されること、リーク電流を防止しなければな
らないことを考慮して、オフセット(ゲート電極とソー
ス・ドレイン領域間に距離を持たせた構造)とするとよ
い。
【0046】図5は前記実施例を適用した液晶パネル用
基板(反射電極側基板)の全体の平面レイアウト構成を
示す。
【0047】図5に示されているように、この実施例に
おいては、基板の周縁部に設けられている周辺回路に光
が入射するのを防止する遮光膜26が設けられている。
周辺回路は、前記画素電極がマトリックス状に配置され
た画素領域20の周辺に設けられ、前記データ線8に画
像データに応じた画像信号を供給するデータ線駆動回路
31やゲート線4を順番に走査するゲート線駆動回路3
2、パッド領域33を介して外部から入力される画像デ
ータを取り込む入力回路34、これらの回路を制御する
タイミング制御回路35等の回路であり、これらの回路
は画素電極スイッチング用MOSFETと同一工程で形
成されるMOSFETを能動素子もしくはスイッチング
素子とし、これに抵抗や容量などの負荷素子を組み合わ
せることで構成される。
【0048】この実施例においては、前記遮光膜26
は、図1に示されている画素電極12と同一工程で形成
されるアルミニウム層で構成され、電源電圧や画像信号
の中心電位あるいはLCコモン電位等の所定電位が印加
されるように構成されている。遮光膜26に所定の電位
を印加することでフローティングや他の電位である場合
に比べて反射を少なくすることができる。
【0049】図6は前記液晶パネル用基板を適用した反
射型液晶パネル30の断面構成を示す。図6に示すよう
に、液晶パネル30は、半導体基板1の裏面にガラスも
しくはセラミック等からなる支持基板36が接着剤によ
り接着されている。これとともに、その表面側には、L
Cコモン電位が印加される透明導電膜(ITO)からな
る対向電極37を有する入射側のガラス基板38が適当
な間隔をおいて配置され、周囲をシール材39で封止さ
れた間隙内に周知のTN(Twisted Nematic)型液晶ま
たは電圧無印加状態で液晶分子がほぼ垂直配向されたS
H(SuperHomeotropic)型液晶40などが充填されて液
晶パネルとして構成されている。なお、外部から信号を
入力したり、パッド領域33は前記シール材39の外側
に来るようにシール材を設ける位置が設定されている。
【0050】周辺回路上の遮光膜26は、液晶40を介
在して対向電極37と対向されるように構成されてい
る。そして、遮光膜26にLCコモン電位を印加すれ
ば、対向電極37にはLCコモン電位が印加されるの
で、その間に介在する液晶には直流電圧が印加されなく
なる。よってTN型液晶であれば常に液晶分子がほぼ9
0°ねじれたままとなり、SH型液晶であれば常に垂直
配向された状態に液晶分子が保たれる。
【0051】この実施例においては、半導体基板からな
る前記液晶パネル基板30は、その裏面にガラスもしく
はセラミック等からなる支持基板36が接着剤により接
合されているため、その強度が著しく高められる。その
結果、液晶パネル基板30に支持基板36を接合させて
から対向基板との貼り合わせを行うようにすると、パネ
ル全体にわたってギャップが均一になるという利点があ
る。
【0052】図8は、本発明の液晶パネルを用いた電子
機器の一例であり、本発明の反射型液晶パネルをライト
バルブとして用いたプロジェクタ(投写型表示装置)の
要部を平面的に見た概略構成図である。この図8は、光
学要素130の中心を通るXZ平面における断面図であ
る。本例のプロジェクタは、システム光軸LL沿って配
置した光源部110、インテグレータレンズ120、偏
光変換素子130から概略構成される偏光照明装置10
0、偏光照明装置100から出射されたS偏光光束をS
偏光光束反射面201により反射させる偏光ビームスプ
リッタ200、偏光ピームスプリッタ200のS偏光反
射面201から反射された光のうち、青色光(B)の成
分を分離するダイクロイックミラー412、分離された
青色光(B)を青色光を変調する反射型液晶ライトバル
ブ300B、青色光が分離された後の光束のうち赤色光
(R)の成分を反射させて分離するダイクロイックミラ
ー413、分離された赤色光(R)を変調する反射型液
晶ライトバルブ300R、ダイクロイックミラー413
を透過する残りの緑色光(G)を変調する反射型液晶ラ
イトバルブ300G、3つの反射型液晶ライトバルブ3
00R、300G、300Bにて変調された光をダイク
ロイックミラー412,413,偏光ビームスプリッタ
200にて合成し、この合成光をスクリーン600に投
写する投写レンズからなる投写光学系500から構成さ
れている。前記3つの反射型液晶ライトバルブ300
R、300G、300Bには、それぞれ前述の液晶パネ
ルが用いられている。
【0053】光源部110から出射されたランダムな偏
光光束は、インテグレータレンズ120により複数の中
間光束に分割された後、第2のインテグレータレンズを
光入射側に有する偏光変換素子130により偏光方向が
ほぼ揃った一種類の偏光光束(S偏光光束)に変換され
てから偏光ビームスプリッタ200に至るようになって
いる。偏光変換素子130から出射されたS偏光光束
は、偏光ビームスプリッタ200のS偏光光束反射面2
01によって反射され、反射された光束のうち、青色光
(B)の光束がダイクロイックミラー412の青色光反
射層にて反射され、反射型液晶ライトバルブ300Bに
よって変調される。また、ダイクロイックミラー411
の青色光反射層を透過した光束のうち、赤色光(R)の
光束はダイクロイックミラー413の赤色光反射層にて
反射され、反射型液晶ライトバルブ300Rによって変
調される。
【0054】一方、ダイクロイックミラー413の赤色
光反射層を透過した緑色光(G)の光束は反射型液晶ラ
イトバルブ300Gによって変調される。このようにし
て、それぞれの反射型液晶ライトバルブ300R、30
0G、300Bによって変調反射型液晶ライトバルブ3
00R、300G、300Bとなる反射型液晶パネル
は、TN型液晶(液晶分子の長軸が電圧無印加時にパネ
ル基板に略並行に配向された液晶)またはSH型液晶
(液晶分子の長軸が電圧無印加時にパネル基板に略垂直
に配向された液晶)を採用している。
【0055】TN型液晶を採用した場合には、画素の反
射電極と、対向する基板の共通電極との間に挟持された
液晶層への印加電圧が液晶のしきい値電圧以下の画素
(OFF画素)では、入射した色光は液晶層により楕円
偏光され、反射電極により反射され、液晶層を介して、
入射した色光の偏光軸とほぼ90度ずれた偏光軸成分の
多い楕円偏光に近い状態の光として反射・出射される。
一方、液晶層に電圧印加された画素(ON画素)では、
入射した色光のまま反射電極に至り、反射されて、入射
時と同一の偏光軸のまま反射・出射される。反射電極に
印加された電圧に応じてTN型液晶の液晶分子の配列角
度が変化するので、入射光に対する反射光の偏光軸の角
度は、画素のトランジスタを介して反射電極に印加する
電圧に応じて可変される。
【0056】また、SH型液晶を採用した場合には、液
晶層の印加電圧が液晶のしきい値電圧以下の画素(OF
F画素)では、入射した色光のまま反射電極に至り、反
射されて、入射時と同一偏光軸のまま反射・出射され
る。一方、液晶層に電圧印加された画素(ON画素)で
は、入射した色光は液晶層にて楕円偏光され、反射電極
により反射され、液晶層を介して、入射光の偏光軸に対
して偏光軸がほぼ90度ずれた偏光軸成分の多い楕円偏
光として反射・出射する。TN型液晶の場合と同様に、
反射電極に印加された電圧に応じてTN型液晶の液晶分
子の配列角度が変化するので、入射光に対する反射光の
偏光軸の角度は、画素のトランジスタを介して反射電極
に印加する電圧に応じて可変される。
【0057】これらの液晶パネルの画素から反射された
色光のうち、S偏光成分はS偏光を反射する偏光ビーム
スプリッタ200を透過せず、一方、P偏光成分は透過
する。この偏光ビームスプリッタ200を透過した光に
より画像が形成される。従って、投写される画像は、T
N型液晶を液晶パネルに用いた場合はOFF画素の反射
光が投写光学系500に至りON画素の反射光はレンズ
に至らないのでノーマリーホワイト表示となり、SH液
晶を用いた場合はOFF画素の反射光は投写光学系に至
らずON画素の反射光が投写光学系500に至るのでノ
ーマリーブラック表示となる。
【0058】反射型液晶パネルは、ガラス基板にTFT
アレーを形成したアクティブマトリックス型液晶パネル
に比べ、半導体技術を利用して画素が形成されるので画
素数をより多く形成でき、且つパネルサイズも小さくで
きるので、高精細な画像を投写できると共に、プロジェ
クタを小型化できる。
【0059】図6にて説明したように、液晶パネルの周
辺回路部は遮光膜で覆われ、対向基板の対向する位置に
形成される対向電極と共に同じ電圧(例えばLCコモン
電位。同じ電位であればこれと異なる電位でも構わな
い。但し、画素部の対向電極と異なる電位となるので、
この場合画素部の対向電極とは分離された周辺対向電極
となる。)が印加されるので、両者間に介在する液晶に
はほぼOVが印加され、液晶はOFF状態と同じにな
る。従って、TN型液晶の液晶パネルでは、ノーマリホ
ワイト表示に合わせて画像領域の周辺が全て白表示にで
き、SH型液晶の液晶パネルでは、ノーマリブラック表
示に合わせて画像領域の周辺が全て黒表示にできる。
【0060】前記実施例に従うと、反射型液晶パネル1
11〜113の各画素電極に印加された電圧が充分に保
持されるとともに、画素電極の反射率が非常に高いため
鮮明な映像が得られる。
【0061】図9は、それぞれ本発明の反射型液晶パネ
ルを使った電子機器の例を示す外観図である。
【0062】図9(a)は携帯電話を示す斜視図であ
る。1000は携帯電話本体を示し、そのうちの100
1は本発明の反射型液晶パネルを用いた液晶表示部であ
る。
【0063】図9(b)は、腕時計型電子機器を示す図
である。1100は時計本体を示す斜視図である。11
01は本発明の反射型液晶パネルを用いた液晶表示部で
ある。この液晶パネルは、従来の時計表示部に比べて高
精細の画素を有するので、テレビ画像表示も可能とする
ことができ、腕時計型テレビを実現できる。
【0064】図9(c)は、ワープロ、パソコン等の携
帯型情報処理装置を示す図である。1200は情報処理
装置を示し、1202はキーボード等の入力部、120
6は本発明の反射型液晶パネルを用いた表示部、120
4は情報処理装置本体を示す。各々の電子機器は電池に
より駆動される電子機器であるので、光源ランプを持た
ない反射型液晶パネルを使えば、電池寿命を延ばすこと
が出来る。また、本発明のように、周辺回路をパネル基
板に内蔵できるので、部品点数が大幅に減り、より軽量
化・小型化できる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、反射
電極となる画素電極の下方の半導体基板表面に比較的不
純物濃度の高い半導体領域を形成し、この半導体領域の
上方に絶縁膜を介して保持容量の第1の電極となる導電
層が形成され、前記半導体領域または前記導電層は半導
体基板の表面に形成されたこれと同一導電型の高濃度半
導体領域を介して半導体基板に電気的に接続させるとと
もに、前記半導体基板には画素領域の外側において定電
位を与える給電層に電気的に接続させて電位を固定する
ようにしたので、画素電極下に保持容量を形成すること
により、比較的小さな面積で大きな容量を得ることがで
き、これによって、素子の縮小化が可能となるととも
に、保持容量の一方の電極に基板電位供給線を介して電
位が印加されることにより、保持容量の一方の電極に電
位を供給するための容量線が不要となるので、画素の構
造が簡単となり歩留まりが向上するとともに、絶縁膜表
面の凹凸が小さくなり反射電極の平坦化が容易となると
いう効果がある。
【0066】また、各画素電極に印加される信号を供給
するデータ線と交差する容量線がないため、データ線の
寄生容量を減らしてドライバの負荷を軽減することがで
きるとともに、保持容量にノイズが入りにくくなって保
持容量の電位が安定するという効果がある。
【0067】さらに、前記保持容量の誘電体を構成する
絶縁膜はMOSFETのゲート電極とチャネル領域との
間に設けられるゲート絶縁膜と同時に形成される絶縁膜
を用いるようにしたので、プロセスの工程数を増加させ
ることなく、前記構成の保持容量を有する液晶パネル用
基板を製造することができるという効果がある。
【0068】さらに、前記基板電位供給線は、同一画素
行の各画素のスイッチング素子の制御端子が共通に電気
的に接続された走査線と交差する方向に沿って配設する
ようにしたので、基板電位供給線を共通にする画素のス
イッチングMOSFETが同時にオンされることがない
ので、隣接する画素の電極に印加される電圧の影響を受
けにくくなり、画質が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した反射型液晶パネルの反射電極
側基板の画素領域の第1の実施例の平面レイアウト図。
【図2】本発明を適用した反射型液晶パネルの反射電極
側基板の画素領域の第2の実施例の平面レイアウト図。
【図3】本発明を適用した反射型液晶パネルの反射電極
側基板の画素領域の第3の実施例の平面レイアウト図。
【図4】本発明を適用した反射型液晶パネルの反射電極
側基板の実施例の画素領域の構造およびウェル領域への
給電部の構造を示す断面図。
【図5】実施例の液晶パネルの反射電極側基板のレイア
ウト構成例を示す平面図。
【図6】実施例の液晶パネル用基板を適用した反射型液
晶パネルの一例を示す断面図。
【図7】本発明を適用した反射型液晶パネルの画素電極
スイッチング用FETのゲート駆動波形およびデータ線
駆動波形例を示す波形図。
【図8】実施例の反射型液晶パネルをライトバルブとし
て応用した投写型表示装置の一例としてビデオプロジェ
クタの概略構成図である。
【図9】(a),(b),(c)は、それぞれ本発明の
反射型液晶パネルを使った電子機器の例を示す外観図で
ある。
【図10】本発明に先立って検討した反射型液晶パネル
の反射電極側基板の画素領域の構成例を示す断面図。
【図11】本発明に先立って検討した反射型液晶パネル
の反射電極側基板の画素領域の構成例の平面レイアウト
図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド酸化膜 3 ゲート絶縁膜 3’保持容量の誘電体となる絶縁膜 4 ゲート線 4a ゲート電極 5a,5b ソース・ドレイン領域 6 保持容量の電極(導電層) 7 基板電位供給線(領域) 8 第1層間絶縁膜 9 データ線 10 コンタクトホール 11 第2層間絶縁膜 12 反射電極(画素電極) 13 コンタクトホール 17 給電部コンタクト領域 19 給電層 20 画素領域 26 遮光膜 30 液晶パネル 31 データ線駆動回路 32 ゲート線駆動回路 33 パッド領域 34 入力回路 35 タイミング制御回路 36 支持基板 37 対向電極 38 入射側のガラス基板 39 シール材 40 液晶 110 光源部 200 偏光ビームスプリッタ 300 ライトバルブ(反射型液晶パネル) 412,413 ダイクロイックミラー 500 投写光学系 600 スクリーン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に反射電極がマトリックス状
    に形成されるとともに各反射電極に対応して各々スイッ
    チング素子が形成され、前記スイッチング素子を介して
    前記反射電極に電圧が印加されるように構成されるとと
    もに、前記スイッチング素子のオン時に電荷が蓄積され
    る保持容量が各画素ごとに設けられてなる液晶パネル用
    基板において、 前記反射電極の下方の半導体基板表面に前記保持容量の
    第1の電極となる比較的不純物濃度の高い半導体領域が
    形成され、この半導体領域の上方に絶縁膜を介して前記
    保持容量の第2の電極となる導電層が形成され、前記半
    導体領域または前記導電層は前記半導体基板に画素領域
    の所定方向に沿って複数の画素に渡って連続して形成さ
    れた高不純物濃度の不純物導入層からなる基板電位供給
    線に接続されることを特徴とする液晶パネル用基板。
  2. 【請求項2】前記基板電位供絵線は、同一画素行の各画
    素のスイッチング素子の制御端子が共通に接続された走
    査線と交差する方向に沿って配設されていることを特徴
    とする請求項1に記載の液晶パネル用基板。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の液晶パネル用基
    板と、対向電極を有する入射側の透明基板とが適当な間
    隔をおいて配置されるとともに、前記液晶パネル用基板
    と前記透明基板との間隙内に液晶が封入されていること
    を特徴とする液晶パネル。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の液晶パネルを表示部とし
    て備えていることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】光源と、前記光源からの光を変調する請求
    項3に記載の構成の液晶パネルと、該液晶パネルにより
    変調された光を集光し投写する投写レンズとを備えてい
    ることを特徴とする投写型表示装置。
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