JPH11149903A - 高圧放電灯及びその製造方法 - Google Patents
高圧放電灯及びその製造方法Info
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- JPH11149903A JPH11149903A JP9313371A JP31337197A JPH11149903A JP H11149903 A JPH11149903 A JP H11149903A JP 9313371 A JP9313371 A JP 9313371A JP 31337197 A JP31337197 A JP 31337197A JP H11149903 A JPH11149903 A JP H11149903A
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Abstract
び径方向の熱応力を有効に緩和させる。 【解決手段】 熱膨張係数は、鍔付き電極装置保持部材
8a、熱緩衝層5a−1、熱緩衝層5a−2、鍔付き電
極装置保持部材8aの順に大きくなる。このように熱膨
張係数を傾斜して変化させることにより、非導電ディス
ク9に鍔付き電極保持部材8aを直接接合する場合に比
べて、隣接する部材間の熱膨張係数の差が小さくなり、
高圧放電灯が加熱されたときの軸線方向及び径方向の熱
膨張の歪みが低減する。
Description
材及び導電部材が設けられたセラミック放電管を使用し
た高圧放電灯及びその製造方法に関するものである。
ック放電管の両端部に非導電部材及びそれに気密に接合
した導電部材を有する。点灯時のように高圧放電灯が高
温になると、非導電部材と導電部材との間の熱膨張係数
の差が大きいので、非導電部材と導電部材との間の接合
部に熱応力、したがって熱膨張の歪みが生じる。このよ
うな熱膨張の歪みにより、その接合部に隙間ができ、そ
の隙間から、セラミック放電空間内のイオン化発光物質
及び始動ガスが、外部に漏洩するおそれがある。
290810号公報によれば、導電部材としての支持シャフト
が挿入された非導電部材を、セラミック放電管の径方向
に堆積した積層体とし、その層の各々を、アルミナペー
ストとタングステンペーストとを用いて形成している。
この場合、層がセラミック放電管の径の中心方向に近く
に設けられるに従って、タングステンの容量パーセント
が大きくなるように、すなわち熱膨張係数が大きくなる
ようにして、熱膨張の歪みを小さくする。
うな径方向に堆積した積層体を有する高圧放電灯では、
セラミック放電管の軸線方向の熱膨張の歪みしか低減す
ることができない。一方、熱膨張の歪みは、立体的なも
のであり、すなわち径の中心方向にも生じる。したがっ
て、高圧放電灯が高温になると、セラミック放電管の端
部において、径方向に内部応力が発生する。このような
内部応力が繰り返し発生することにより、セラミック放
電管に疲労が生じ、ひび、欠けの原因となる。
方向及び径方向の熱応力を有効に緩和することができる
高圧放電灯及びその製造方法を提供することである。
記載の高圧放電灯は、密閉された内部空間にイオン化発
光物質及び始動ガスが充填されているセラミック放電管
と、このセラミック放電管の両端部に設けられた非導電
部材と、一端が前記内部空間に突出した導電部材と、前
記セラミック放電管の少なくとも一方の端部において、
前記非導電部材の外側端面に対して前記セラミック放電
管の軸線方向に順次堆積して、前記非導電部材及び導電
部材に気密に接合した、少なくとも2層の熱緩衝層とを
具え、前記熱緩衝層の各々は、前記非導電部材の熱膨張
係数と前記導電部材の熱膨張係数との間の熱膨張係数を
有し、前記熱緩衝層が前記非導電部材の近くに設けられ
るに従って、その熱膨張係数が前記非導電部材の熱膨張
係数に近くなるようにしたことを特徴とするものであ
る。
によれば、セラミック放電管の少なくとも一方の端部に
おいて、少なくとも2層の熱緩衝層を、非導電部材の外
側端面に対してセラミック放電管の軸線方向に順次堆積
して、前記非導電部材及び導電部材に気密に接合する。
熱緩衝層の各々は、非導電部材の熱膨張係数と導電部材
の熱膨張係数との間の熱膨張係数を有し、熱緩衝層が非
導電部材の近くに設けられるに従って、その熱膨張係数
が非導電部材の熱膨張係数に近くなるようにする。
3 )で構成し、導電部材をモリブデン(Mo)で構成す
る場合、MoよりAl2 O3 の方が熱膨張係数が高い。
したがって、Al2 O3 、熱緩衝層、及びMoの熱膨張
係数うち、Al2O3 の熱膨張係数が1番大きくなり、
Al2 O3 に直接接合した熱緩衝層の熱膨張係数が2番
目に大きくなり、熱緩衝層がMoの近くに設けられるに
従って、その熱膨張係数が小さくなり、Moに直接接合
した熱緩衝層の熱膨張係数が2番目に小さくなり、Mo
の熱膨張係数が一番小さくなる。
すなわちセラミック放電管の軸線方向に進むに従って、
熱膨張係数を傾斜して変化させることにより、非導電部
材に導電部材を直接接合する場合に比べて、隣接する部
材間(非導電部材と熱緩衝層との間、熱緩衝層間、及び
熱緩衝層と導電部材との間)の熱膨張係数の差が小さく
なり、軸線方向及び径方向の熱膨張の歪みが低減する。
その結果、高圧放電灯が加熱される際に、セラミック放
電管の軸線方向及び径方向の熱応力を有効に緩和するこ
とができる。
は、熱緩衝層を4層以上とし、前記非導電部材に直接接
合した熱緩衝層を、前記非導電部材の材料で構成し、前
記導電部材に直接接合した熱緩衝層を、前記導電部材の
材料で構成したことを特徴とすることを特徴とするもの
である。
緩衝層を非導電部材の材料で構成し、導電部材に直接接
合した熱緩衝層を導電部材の材料で構成することによ
り、非導電部材及び導電部材の表面の凸凹を埋めて、な
じませ効果を得ることができる。
は、前記熱緩衝層の各々を、前記非導電部材の材料と前
記導電部材の材料との混合物で構成し、前記熱緩衝層が
前記導電部材に近くに設けられるに従って、前記導電部
材の材料の容量パーセントが大きくなるようにしたこと
を特徴とするものである。
とにより、熱膨張係数を容易に傾斜させることができ、
セラミック放電管の軸線方向及び径方向の熱応力をより
有効に緩和することができる。
の製造方法は、密閉された内部空間にイオン化発光物質
及び始動ガスが充填されるセラミック放電管の両端部に
非導電部材を設け、前記セラミック放電管の少なくとも
一方の端部において、前記非導電部材の近くに設けるに
従って熱膨張係数が前記非導電部材の熱膨張係数に近く
なるように、前記非導電部材の外側端面に対して前記セ
ラミック放電管の軸線方向に少なくとも2層の熱緩衝層
を順次堆積して、その熱緩衝層を前記非導電部材に気密
に接合し、その熱緩衝層の熱膨張係数以上の熱膨張係数
を有するとともに一端が前記内部空間に突出した導電部
材を、前記熱緩衝層に気密に接合することを特徴とする
ものである。
の製造方法によれば、先ず、密閉された内部空間にイオ
ン化発光物質及び始動ガスが充填されるセラミック放電
管の両端部に非導電部材を設ける。次いで、セラミック
放電管の少なくとも一方の端部において、非導電部材の
近くに設けるに従って熱膨張係数が非導電部材の熱膨張
係数に近くなるように、非導電部材の外側端面に対して
セラミック放電管の軸線方向に少なくとも2層の熱緩衝
層を順次堆積して、その熱緩衝層を非導電部材に気密に
接合する。次いで、その熱緩衝層の熱膨張係数以上の熱
膨張係数を有するとともに一端がセラミック放電管の内
部空間に突出した導電部材を、熱緩衝層に気密に接合す
る。
により、請求項1記載の高圧放電灯、すなわちセラミッ
ク放電管の軸線方向及び径方向の熱応力を有効に緩和す
ることができる高圧放電灯を製造することができる。
製造方法は、前記熱緩衝層を4層以上とし、その熱緩衝
層のうちの前記非導電部材に直接接合した熱緩衝層を、
前記非導電部材の材料で構成し、前記導電部材に直接接
合した熱緩衝層を、前記導電部材の材料で構成すること
を特徴とするものである。
製造方法によれば、請求項2記載の高圧放電灯、すなわ
ち、なじませ効果を得ることができる高圧放電灯を製造
することができる。
製造方法は、前記熱緩衝層の各々を、前記非導電部材の
材料と前記導電部材の材料との混合物で構成し、前記熱
緩衝層が前記導電部材に近くに設けられるに従って、前
記導電部材の材料の容量パーセントが大きくなるように
することを特徴とするものである。
製造方法によれば、請求項3記載の高圧放電灯、すなわ
ち、熱膨張係数を容易に傾斜させることができ、セラミ
ック放電管の軸線方向及び径方向の熱応力をより有効に
緩和することができる高圧放電灯を製造することができ
る。
製造方法は、前記熱緩衝層の各々を、ペースト印刷によ
って形成することを特徴とするものである。
製造方法によれば、柔軟性のあるペーストを用いて熱緩
衝層を形成するので、非導電部材及び導電部材になじみ
がよくなり、熱緩衝層を容易に形成することができる。
実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、
図面中、同一部材には同一符号を付すものとする。図1
は、本発明による高圧放電灯を示す図である。石英ガラ
ス又は硬質ガラスによって構成された外管1内に、セラ
ミック放電管2が収容されており、外管1の中心軸線及
びセラミック放電管2の中心軸線とは一致している。
密閉されている。セラミック放電管2は、管状の容器4
と、この容器4の両端にある少なくとも2層(図1では
2層)の熱緩衝層を有する多層熱緩衝部とを具える。セ
ラミック放電管2を、二つのリード線6a,6bを介し
て外管1によって保持し、これらリード線6a,6bを
それぞれ、ホイル7a,7bを介して口金3a,3bに
接続する。図1の上側のリード線6aを、鍔付き電極保
持部材8aに対して溶接し、下側のリード線6bを、鍔
付き電極保持部材8bに対して溶接する。なお、請求の
範囲におけるセラミック放電管は、実施の形態における
容器4に対応し、実施の形態におけるセラミック放電管
は、容器4、電極装置等を組み合わせたものを意味す
る。
端部の周辺を拡大して示す断面図である。図2におい
て、鍔付き電極装置保持部材8aを、容器4の端部の非
導電部材としての非導電ディスク9の貫通孔に挿入す
る。電極装置保持部材8aには、容器4内で電極軸10
を溶接によって気密に接続する。この電極軸10に対し
てコイル11を巻き付け、これによって導電部材として
の電極装置を構成する。
びコイル12によって構成される電極装置の材質として
は、各種の高融点金属や、導電性セラミックを使用する
ことができるが、導電率の観点から、高融点金属の方が
より好適である。このような高融点金属としては、モリ
ブデン(Mo)、タングステン(W)、レニウム(R
e)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)及びこれらの
合金からなる群から選ばれた1種類以上の金属が好まし
い。
熱膨張係数は、容器4を構成するセラミック、特にアル
ミナセラミックの熱膨張係数とほぼ釣り合うが、ニオブ
及びタンタルは、既に説明したように容器4内のイオン
化発光物質等によって腐食されやすい。したがって、寿
命の観点からは、電極装置を、モリブデン、タングステ
ン、レニウム、及びこれらの合金からなる群から選ばれ
た金属によって形成することが好ましい。但し、イオン
化発光物質に対する耐蝕性が高い金属は、一般に熱膨張
係数が小さい。例えば、アルミナセラミックスの熱膨張
係数は8×10-6K-1であり、モリブデンの熱膨張係数
は6×10-6K-1であり、タングステン及びレニウムの
熱膨張係数は、6×10-6K-1以下である。なお、以下
説明する実施の形態では、Mo製の電極装置について説
明する。
た場合には、モリブデンの中に、La2 O3 とCeO2
のうちの少なくとも1種類が合計で0.1重量%〜2.
0重量%含有されていることが特に好ましい。
ルミナ又はサーメット製の容器とするとともに、非導電
ディスク9を、Al2 O3 ,SiO2 +Al2 O 3 又は
MoSi2 +Al2 O3 によって構成する。なお、以下
説明する実施の形態では、アルミナ製の非導電ディスク
9について説明する。
ば、特開平6−318435号公報に記載されたような
封止方法を採用することができるが、そのうちの一端、
すなわち鍔付き電極保持部材8b(図1)においては、
鍔付き電極保持部材8b(図1)の内部を経てイオン化
発光物質及び始動ガスを注入する必要があるので、既に
説明したように鍔付き電極保持部材8b(図1)を管状
にする。容器4の内部にイオン化発光物質及び始動ガス
を封入した後、鍔付き電極保持部材8b(図1)の端部
を、レーザ溶接又はTIG溶接によって閉じる。また、
フリットシール14を、Y2 O3 と、Al2 O3 と、S
iO2 と、Dy2 O3 と、MoO3 とのうちの少なくと
も1種類を用いる。
40vol.%のMo及び60vol.%のAl2 O3
で構成した熱緩衝層5a−1と、60vol.%のMo
及び40vol.%のAl2 O3 で構成した熱緩衝層5
a−2とによって構成する。MoよりAl2 O3 の方が
熱膨張係数が高いので、熱膨張係数は、鍔付き電極装置
保持部材8a、熱緩衝層5a−1、熱緩衝層5a−2、
鍔付き電極装置保持部材8aの順に大きくなる。なお、
各熱緩衝層5a−1及び5a−2の厚さを、10μm以
上とする。
電極保持部材8aに、すなわちセラミック放電管2の軸
線方向に進むに従って、熱膨張係数を傾斜して変化させ
ることにより、非導電ディスク9に鍔付き電極保持部材
8aを直接接合する場合に比べて、隣接する部材間(す
なわち、非導電ディスク9と熱緩衝層5a−1との間、
熱緩衝層5a−1と熱緩衝層5a−2との間、及び熱緩
衝層5a−2と鍔付き電極保持部材8aとの間)の熱膨
張係数の差が小さくなり、軸線方向及び径方向の熱膨張
の歪みが低減する。その結果、高圧放電灯1が加熱され
る際に、セラミック放電管2の軸線方向及び径方向の熱
応力を有効に緩和することができる。
Mo及びAl2 O3 の容量パーセントを変化させること
により、熱膨張係数を容易に傾斜させることができ、セ
ラミック放電管2の軸線方向及び径方向の熱応力をより
有効に緩和することができる。
ック放電管の第2の実施の形態の端部の周辺を拡大して
示す断面図である。図3において、鍔付き電極保持部材
8aには、電極軸10に対してコイル11を巻き付けた
電極12aを挿入し、これら鍔付き電極保持部材8a及
び電極12aによって導電部材としての電極装置を構成
する。
を、Al2 O3 で構成した熱緩衝層5a’−1と、30
vol.%のMo及び70vol.%のAl2 O3で構
成した熱緩衝層5a’−2と、50vol.%のMo及
び50vol.%のAl2 O3 で構成した熱緩衝層5
a’−3と、70vol.%のMo及び30vol.%
のAl2 O3 で構成した熱緩衝層5a’−4と、Moで
構成した熱緩衝層5a’−5とによって構成する。この
場合、熱膨張係数は、鍔付き電極装置保持部材8a、熱
緩衝層5a’−1、熱緩衝層5a’−2、熱緩衝層5
a’−3、熱緩衝層5a’−4、熱緩衝層5a’52、
鍔付き電極装置保持部材8aの順に大きくなる。
一材料の熱緩衝層5a’−1を直接接合し、鍔付き電極
装置保持部材8aに、これと同一材料の熱緩衝層5a’
−5を直接接合することにより、非導電ディスク9及び
鍔付き電極装置保持部材8aの表面の凸凹が埋められ、
なじませ効果を得ることができる。
ック放電管の第3の実施の形態の端部の周辺を拡大して
示す断面図である。図4において、電極軸10に対して
コイル11を巻き付けた電極12bを、多層熱緩衝部5
a”に気密に接合し、電極12bによって導電部材とし
ての電極装置を構成する。
を、Al2 O3 で構成した熱緩衝層5a”−1と、30
vol.%のMo及び70vol.%のAl2 O3で構
成した熱緩衝層5a”−2と、70vol.%のMo及
び30vol.%のAl2 O3 で構成した熱緩衝層5
a”−3と、Moで構成した熱緩衝層5a”−4とによ
って構成する。この場合、熱膨張係数は、鍔付き電極装
置保持部材8a、熱緩衝層5a”−1、熱緩衝層5a”
−2、熱緩衝層5a”−3、熱緩衝層5a”−4、電極
12bの順に大きくなる。
を、上記第1の実施の形態の高圧放電灯について説明す
る。図5は、本発明による高圧放電灯の製造プロセスを
説明するためのフローチャートである。先ず、スプレー
ドライヤー等で造粒したアルミナ又はサーメット粉末
を、2000〜3000Kgf/cm2 の圧力でプレス
成形して、非導電ディスク9(図2)の成形体を得るよ
うにする。好適には、このようにして得られた成形体を
600〜800℃の温度で加熱することによって脱脂処
理するとともに、1200℃の温度の水素還元雰囲気下
での加熱によって仮焼処理を行う。この仮焼処理によっ
て、これら成形体に対して、ある程度の強度を与えると
ともに、非導電ディスク9(図2)のハンドリング性を
高めることができる。
及び仮焼に平行して、電極装置の加工・組立を行う。こ
こで、鍔付き電極装置保持部材8a(図1及び2)を形
成するに当たり、Mo製のパイプに、Mo圧粉末体の鍔
を、1700〜1900℃で粉末冶金にて接合させる。
また、セラミック放電管2(図2)の容器4(図1及び
2)を成形し、その容器4(図1及び2)を脱脂し、仮
焼してセラミック放電管2(図2)の仮焼体を得る。こ
のようにして得られた仮焼体の両端に、非導電ディスク
9(図2)をそれぞれ挿入し、所定の位置にセットす
る。次いで、熱緩衝層5a”−1及び5a”−2を、順
次ペースト印刷し、熱緩衝層5a”−2上に電極装置を
設け、露点−15〜15℃の還元雰囲気下で、1600
〜1900℃の温度で本焼成し、図2に図示した高圧放
電灯を得る。
ック放電管の軸線方向及び径方向の熱応力を有効に緩和
することができる高圧放電灯を製造することができる。
また、柔軟性のあるペーストを用いて熱緩衝層を形成す
るので、非導電部材及び導電部材になじみがよくなり、
熱緩衝層を容易に形成することができる。
のではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例え
ば、セラミック放電管の形状、を管状以外に円筒上、樽
状等とすることもできる。また、セラミック放電管の容
器を、アルミナ又はサーメット以外の他の耐火材料製の
容器とすることもできる。
(温)間加工、冷間加工、焼ばめ、鋳造によって形成す
ることもできる。また、多層熱緩衝部を、多層プレス成
形法又はドクターブレード法によって形成することもで
きる。
ミック成分(例えば、アルミナ成分)に対して、バイン
ダーを添加する。このバインダーとしては、熱によって
解離しやすく、かつ、プレスが容易なバインダー、例え
ば、ポリビニルアルコール(PVA)、アクリル系バイ
ンダーが好適である。セラミック成分にバインダー及び
若干の溶剤を添加し、スプレードライヤーなどによって
造粒して顆粒を形成する。このような顆粒を、セラミッ
ク成分にバインダー及び若干の溶剤を添加し、混練し、
乾燥し、及び粉砕することによって形成することもでき
る。この顆粒を、2〜3t/cm2 の圧力でプレス成形
し、多層熱緩衝部を得る。
る場合には、セラミック成分に対して、アクリル系バイ
ンダーやエチルセルロース等のバインダーを添加し、エ
チルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセ
テート等の溶剤を使用してスラリーを作り、ルミラー上
でシート成形する。
2以上の任意の数であればよく、熱緩衝層の組成(上記
実施の形態では、モリブデン及びアルミナの容量パーセ
ント)については、熱緩衝層が導電部材に近くに設けら
れるに従って、モリブデンの容量パーセントが大きくな
るようにする限り、任意の組成にすることができる。
示す図である。
第1の実施の形態の端部の周辺を拡大して示す断面図で
ある。
第2の実施の形態の端部の周辺を拡大して示す断面図で
ある。
第3の実施の形態の端部の周辺を拡大して示す断面図で
ある。
するためのフローチャートである。
口金、 4,4’容器、 5a,5a’,5a” 多
層熱緩衝部、 5a−1,5a−2,5a’−1,5
a’−2,5a’−3,5a’−4,5a’−5,5
a”−1,5a”−2,5a”−3,5a”−4 熱緩
衝層、 6a,6b リード線、 7a,7b ホイ
ル、 8a,8b 鍔付き電極保持部材、 9 非導電
ディスク 10 電極軸、 11 コイル、 12a
12b 電極
Claims (7)
- 【請求項1】密閉された内部空間にイオン化発光物質及
び始動ガスが充填されているセラミック放電管と、この
セラミック放電管の両端部に設けられた非導電部材と、
一端が前記内部空間に突出した導電部材と、前記セラミ
ック放電管の少なくとも一方の端部において、前記非導
電部材の外側端面に対して前記セラミック放電管の軸線
方向に順次堆積して、前記非導電部材及び導電部材に気
密に接合した、少なくとも2層の熱緩衝層とを具え、前
記熱緩衝層の各々は、前記非導電部材の熱膨張係数と前
記導電部材の熱膨張係数との間の熱膨張係数を有し、前
記熱緩衝層が前記非導電部材の近くに設けられるに従っ
て、その熱膨張係数が前記非導電部材の熱膨張係数に近
くなるようにしたことを特徴とする高圧放電灯。 - 【請求項2】前記熱緩衝層を4層以上とし、前記非導電
部材に直接接合した熱緩衝層を、前記非導電部材の材料
で構成し、前記導電部材に直接接合した熱緩衝層を、前
記導電部材の材料で構成したことを特徴とする請求項1
記載の高圧放電灯。 - 【請求項3】前記熱緩衝層の各々を、前記非導電部材の
材料と前記導電部材の材料との混合物で構成し、前記熱
緩衝層が前記導電部材に近くに設けられるに従って、前
記導電部材の材料の容量パーセントが大きくなるように
したことを特徴とする請求の範囲1又は2記載の高圧放
電灯。 - 【請求項4】密閉された内部空間にイオン化発光物質及
び始動ガスが充填されるセラミック放電管の両端部に非
導電部材を設け、前記セラミック放電管の少なくとも一
方の端部において、前記非導電部材の近くに設けるに従
って熱膨張係数が前記非導電部材の熱膨張係数に近くな
るように、前記非導電部材の外側端面に対して前記セラ
ミック放電管の軸線方向に少なくとも2層の熱緩衝層を
順次堆積して、その熱緩衝層を前記非導電部材に気密に
接合し、その熱緩衝層の熱膨張係数以上の熱膨張係数を
有するとともに一端が前記内部空間に突出した導電部材
を、前記熱緩衝層に気密に接合することを特徴とする高
圧放電灯の製造方法。 - 【請求項5】前記熱緩衝層を4層以上とし、その熱緩衝
層のうちの前記非導電部材に直接接合した熱緩衝層を、
前記非導電部材の材料で構成し、前記導電部材に直接接
合した熱緩衝層を、前記導電部材の材料で構成すること
を特徴とする請求項4記載の高圧放電灯の製造方法。 - 【請求項6】前記熱緩衝層の各々を、前記非導電部材の
材料と前記導電部材の材料との混合物で構成し、前記熱
緩衝層が前記導電部材に近くに設けられるに従って、前
記導電部材の材料の容量パーセントが大きくなるように
することを特徴とする請求項4又は5記載の高圧放電灯
の製造方法。 - 【請求項7】前記熱緩衝層の各々を、ペースト印刷によ
って形成することを特徴とする請求項4記載の高圧放電
灯の製造方法。
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