JPH08138555A - 傾斜機能材料の製造方法及び傾斜機能材料を用いた電子管の封止構造 - Google Patents

傾斜機能材料の製造方法及び傾斜機能材料を用いた電子管の封止構造

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JPH08138555A
JPH08138555A JP26997094A JP26997094A JPH08138555A JP H08138555 A JPH08138555 A JP H08138555A JP 26997094 A JP26997094 A JP 26997094A JP 26997094 A JP26997094 A JP 26997094A JP H08138555 A JPH08138555 A JP H08138555A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで傾斜機能材料を作成する。 【構成】 SiO2等のセラミック粉末とMo等の金属粉
末との混合割合が異なった混合粉末体を複数種類用意
し、この混合粉末体を有機バインダを含む溶剤とともに
湿式混合した後、乾燥せしめて造粒粉末を作成し、この
造粒した粉末をセラミック粉末と金属粉末との混合割合
毎に金型1内に複数の層状A〜Eに充填し、パンチ2で
加圧して成形体を得た後、成形体を加熱して成形体から
有機バインダを除去し、この後、成形体を焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲンランプ、メタル
ハライドランプ、ブラウン管、真空管の閉塞体(キャッ
プ)等に使用する傾斜機能材料の製造方法と、この製造
方法によって得られた傾斜機能材料を用いた電子管の封
止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、メタルハライドランプの場合、
SiO2やAlO2等からなる透光性の電子管内に発光物質
を入れて閉塞体で封止し、電子管内に挿入された内部電
極間に外部電極を介して高電圧を印加することで電極間
にアーク放電を発生させ、このアーク放電による熱で電
子管内に封入した発光物質を蒸発させ、特有の色を呈す
る発光を行なわせるようにしたものである。
【0003】上述したランプの封止部の従来構造は、閉
塞体に1本の電極棒を貫通させて内部電極と外部電極と
したものがあるが、この構造では貫通孔を介してリーク
が発生しやすい。そこで、サーメットからなる閉塞体の
一部に内部電極と外部電極を離して圧入し、サーメット
の導電性により、内部電極と外部電極の導通を図るよう
にしたものもある。またSiO2を管材料として利用する
ものは、内部電極と外部電極をモリブデン箔を介して導
通を図るようにしているが、その際のシールを管の両端
部の加熱による溶着により行っている。
【0004】しかしながら、サーメットの閉塞体は、管
との熱膨張の違いにより、ガラス封止した後、熱応力の
発生により封止部にクラックが発生し、封入ガスがリー
クしてしまうおそれがあった。また、溶着によりシール
する場合においても、電極、モリブデン箔の熱膨張係数
の違いにより、熱応力が発生し、剥離が生じ、やはりリ
ークに至ってしまうという問題があった。そこで、本出
願人は先に傾斜機能材料で閉塞体を構成することで、こ
れらの課題を解決する提案を行った。
【0005】上述した提案では傾斜機能材料を鋳込み成
形によって作製している。即ち、セラミック粉末と金属
粉末を含むスラリーを鋳込み型内に注入し、金属粉末と
セラミック粉末の比重差を利用して組成割合が連続的に
変化し絶縁部と導電部の両方を備えた傾斜機能材料を作
るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように傾斜機
能材料にて閉塞体を構成すれば、構造の簡略化とシール
性を維持しつつ内部電極への電気の供給を行うことがで
きるが、鋳込み成形の場合には、型を成形毎に作製しな
ければならないので、手間がかかり、コストが極めて高
くなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明に係る傾斜機能材料の製造方法は、SiO2等のセラ
ミック粉末とMo等の金属粉末との混合割合が異なった
混合粉末体を複数種類用意する第1の工程と、前記混合
粉末体を有機バインダを含む溶剤とともに湿式混合した
後、乾燥する第2の工程と、前記第2の工程によって造
粒された粉末をセラミック粉末と金属粉末との混合割合
毎に型内に複数の層状に充填し、加圧して成形体を得る
第3の工程と、前記成形体を加熱して成形体から有機バ
インダを除去する第4の工程と、有機バインダが除去さ
れた成形体を焼成する第5の工程とによって構成した。
【0008】ここで、前記第3の工程において、型内に
充填する複数の層の積層方向は、例えば下から上に、ま
たは外側ら中心に向かって積層する。また、第3の工程
で型内においては、混合粉末を充填した後、振動を与え
て充填した混合粉末の各層の境界の組成を連続的につな
げることが好ましい。
【0009】尚、成形体に研削、穴開け等の加工を施す
場合には、前記第4の工程と第5の工程の間で行うのが
歩留まりの点で好ましい。
【0010】また、本発明に係る傾斜機能材料を用いた
電子管封止構造は、閉塞体を傾斜機能材料で構成し、こ
の傾斜機能材料はセラミック粉末と金属粉末の組成割合
が異なる層を軸方向に積層したものとし、この傾斜機能
材料の絶縁体として作用する部分の端面が電子管内に臨
み、傾斜機能材料の導電体として作用する部分の一部が
外部に露出し、導電体として作用する部分は軸方向に形
成されたスリットまたは絶縁体が挿入されたスリットに
て電気的に複数の導電部に分離され、分離された各導電
部には絶縁体として作用する部分から孔が形成され、こ
の孔に内部電極が圧入保持されている構造とした。
【0011】ここで、前記導電体として作用する部分の
うちスリットまたは絶縁体が挿入されたスリットにて電
気的に分離された複数の導電部には外部電極を圧入する
ことが可能である。
【0012】また、本発明に係る傾斜機能材料を用いた
電子管封止構造の他の例は、閉塞体を傾斜機能材料で構
成し、この傾斜機能材料はセラミック粉末と金属粉末の
組成割合が異なる層を軸方向に積層してなり、この傾斜
機能材料の絶縁体として作用する部分は傾斜機能材料の
軸方向両端部に形成され、傾斜機能材料の導電体として
作用する部分は軸方向中間部に形成され、この軸方向中
間部に形成された導電体として作用する部分まで内部電
極と外部電極の先端部が圧入された構造とした。
【0013】前記閉塞体の外周には電子管の熱膨張率に
近似した熱膨張率を有する絶縁体層を形成してもよい。
【0014】また、本発明に係る傾斜機能材料を用いた
電子管封止構造の他の例は、閉塞体を傾斜機能材料で構
成し、この傾斜機能材料はセラミック粉末と金属粉末の
組成割合が異なる層を径方向に積層してなり、この傾斜
機能材料の絶縁体として作用する部分は傾斜機能材料の
径方向外周部に形成され、傾斜機能材料の導電体として
作用する部分は径方向中心部に形成され、この径方向中
心部に形成された導電体として作用する部分に内部電極
と外部電極が圧入された構造とした。
【0015】
【作用】傾斜機能材料を製造するにあたり、金属、樹
脂、ゴム、セラミックス等の材質からなる型内に混合粉
末を入れて加圧成形するので、何回も型を使用すること
ができ、コスト低減を図ることができる。
【0016】
【実施例】本発明に係る傾斜機能材料の製造方法にあっ
ては、先ずセラミック粉末と金属粉末との混合割合が異
なった混合粉末体を複数種類用意する。セラミック粉末
としては、アルミナ、ジルコニア、マグネシア、シリ
カ、炭化硅素、炭化チタン、窒化硅素、AlONなどの
非金属化合物から選ばれた1つ以上の粉末を、また金属
粉末としては、モリブデン、ニッケル、タングステン、
タンタル、クロムなどの金属粒子の少なくとも1つ以上
の粉末を適宜選択して使用すればよく、セラミック粉末
としては例えばSiO2、金属粉末としては例えばMoを
選定し、具体的な混合割合は以下の(表1)に示す。
【0017】
【表1】
【0018】ここで、セラミック粉末と金属粉末を選定
するにあたっては両者の焼結パターン及び焼結温度が近
似することを考慮する。また、セラミック粉末について
は傾斜機能材料が接する部材、例えば電子管を構成する
材料と同じ組成又は熱的、機械的、化学的性質等が近似
する材料、具体的な例としては、熱膨張係数が略等しい
ことを考慮する。それらは上記したセラミックス粉末の
ほか種々のガラスも利用できる。本発明は、後述するよ
うに比重差を利用することで利点はあるものの、特に、
比重差を要求しないので、より多くの材料の組み合わせ
による傾斜機能材料を形成できる。
【0019】また、(表1)における層A,Bが導電性
を発揮する領域となるが、この領域の組成は、比抵抗が
0.1Ω・cm以下、好ましくは0.005Ω・cm以下(室温〜7
00℃)となるような組成を選定する。また、層として
はMo100%のものを用意してもよいが、Mo100%
の場合にはMo単独で焼結が進行し下層との整合性が悪
くなるおそれがあるので、多少SiO2を混合することが
好ましい。この挙動は他の金属を用いた時も同様であ
り、その際には、選定したセラミックス粉末を混合す
る。Mo単独層とする場合には層の厚みを50μm以下
にする。
【0020】また、Mo粉末にコンタミ(Fe、Co等の
不純物)が混入していると、焼成等の際にクラックが発
生する原因となったり、電子管としての製品の耐久性の
低下の原因となるので、予め除去しておく。除去の方法
としては、例えば、Mo粉末100gを0.1Nの塩酸
(他の酸でも可)に12時間浸漬し、この後メンブレン
フィルタにより溶液を分離し、更に純水で数回Moを洗
浄した後、70℃で6時間乾燥させる。
【0021】そして、上記したMo粉末とSiO2粉末と
の混合粉末を各混合粉末毎に湿式混合して造粒する。具
体的には、混合粉末100gに対して、PVB(ポリビ
リルブチラール)0.6g、ステアリン酸0.7g、ナ
フテン酸0.07g、アセトン100gをモノポット、
モノボールを用いて12時間、36rpmで湿式混合し、
この後、噴霧乾燥して50〜100μmの球状凝集体を
得る。
【0022】以上のようにして得られた球状凝集体を図
1に示すように、各組成割合毎に金型1内に充填する。
充填の順序は、比重の小さなSiO2粉末を多量に含む層
が下に、比重の大きなMo粉末を多量に含む層が上にな
るようにするのが好ましい。このようにすることで、各
層の境目の組成が混じり合って組成的に段差のない連続
したものが得られる。特に、本方法によれば平面的に組
成が変化するのではなく、三次元的(例えば、波形な
ど)に連続したものが得られ、各層の境界が熱応力に強
く、強度的に優れたものとなる。
【0023】また、各層の境目の組成が混じり合せて均
一化するには、充填後に振動を与えるようにしてもよ
い。この操作は、上記したような比重を考慮した場合に
一層効果が大きい。
【0024】このようにして、金型1内に混合粉末を組
成毎に充填したならば、パンチ2によって約1.5kg/c
m2の荷重で圧縮し、図2に示すような成形体3を得る。
【0025】この後、成形体3から有機バインダを除去
する。除去条件は、例えば、H2、O2、Ar、N2又はこ
れらを混合した雰囲気中、もしくは減圧雰囲気下で加熱
する。加熱のパターンとしては、室温から600℃まで
3時間かけて昇温し、この後1時間600℃を維持し、
更に1時間かけて1300℃まで昇温し、この温度を2
時間保持する。
【0026】以上のようにして得られた成形体3に図3
に示すように加工を施す。本実施例にあっては成形体3
は電子管の端部開口を封止する閉塞体に使用するため、
内部電極を挿入する孔4,4及び電気的な絶縁を図るス
リット5を形成する。内部電極を挿入する孔4は絶縁性
を発揮する組成領域(層E)の端面から導電性を発揮す
る組成領域(層A,B)に致る位置まで穿設し、スリッ
ト5は導電性を発揮する組成領域(層A)から絶縁性を
発揮する組成領域(層D)に致る位置まで穿設してい
る。このようにスリット5を形成することにより、導電
性を発揮する部分6は電気的に絶縁された複数の導電部
6a,6aに分離される。図では、各層とも同程度の厚
みにて示したが、これらの厚みは異なってもよく、特
に、管とのシールをより確実にするためには、絶縁部で
あるE層を他の層に比べて厚くしたり、内部及び外部電
極の導通の信頼性を確保するために導電部であるA層を
他の層に比べて厚くしてもよい。
【0027】次いで、所定の加工が終了した成形体3を
焼結する。焼結は図4に示すようにMo製の鞘7及びMo
製の蓋8にて囲まれる空間に成形体3をセットし、6時
間かけて1720℃まで昇温し、5分間1720℃を維
持する。以上によって傾斜機能材料からなる緻密な閉塞
体が得られる。
【0028】図5は本発明に係る封止構造を適用したハ
ロゲンランプの断面図であり、ハロゲンランプ10はS
iO2からなる電子管11の開口部12に上記によって得
られた焼成後の成形体3(傾斜機能材料)を閉塞体とし
て填め込んでいる。閉塞体3に形成された孔4,4には
内部電極13,13をタングステン製のコイル14を介
して圧入保持し、内部電極13,13の先端部間はフィ
ラメント15で接続し、またスリット5によって電気的
に絶縁された複数の導電部6a,6aをそのまま外部電
極としている。尚、電子管11をSiO2とした場合には
ガラスフリットを用いることなく、加熱だけで閉塞体3
を電子管11に溶着することができる。
【0029】図5に示した実施例にあってはスリット5
を形成するだけで、導電部6a,6aが導通しないよう
にしているが、スリット5内に絶縁性のガラスを充填す
るか、或いは図6(a)、(b)に示すように、スリッ
ト5内に絶縁性石英板16を挿入し、導電部6a,6a
の端面については酸化防止の目的でAgやAuのろう材1
7を塗布してもよい。また、図7に示すように導電部6
a,6aに外部電極18,18を圧入してろう材で固定
してもよい。更に、酸化防止手段としては、A層から図
で更に上方に組成を連続的に変化させ、最外層に絶縁性
のE層を形成してもよい。この場合、酸化防止だけを狙
う場合であれば、このE層は厚くする必要はない。
【0030】図8及び図9は本発明に係る封止構造を適
用したメタルハライドランプの断面図であり、図8に示
すメタルハライドランプは、閉塞体3の導電性を発揮す
る部分6を複数の部分に分離せずに、導電性を発揮する
部分6をそのまま内部電極13と導通する外部電極とし
て使用し、また図9に示すメタルハライドランプは導電
性を発揮する部分6にMoパイプ19を外部電極として
圧入し、このMoパイプ19に内部電極13を挿入して
いる。尚、Moパイプ19については発光物質封入後に
先端を溶着して気密性を保つ。
【0031】図10(a)はメタルハライドランプの閉
塞体の別実施例を示す断面図であり、この実施例にあっ
ては閉塞体3の両端部に絶縁体として作用する部分(層
E)を形成し、導電体として作用する部分(層B)は軸
方向中間部に形成し、この軸方向中間部に形成された導
電体として作用する部分(層B)まで内部電極13と外
部電極18の先端部を圧入してこの部分で導通を図って
いる。このように絶縁体として作用する部分(層E)、
即ち、電子管11と熱膨張率が等しい部分を軸方向の両
端に形成することで、シール性を高めることができる。
尚、シール性及び導通の信頼性を確保するためには、前
述したように同図(b)に示すようにE層及びB層を他
の層に比べて厚くすることが望ましい。
【0032】図11は閉塞体3の外周部に電子管11と
熱膨張率が等しい層20を形成してシール性を高めるよ
うにしたものである。このような構成の閉塞体3を作成
するには、先ず12図(a)に示すように、金型1内に
小径部21を臨ませて環状キャビティを形成し、この環
状キャビティ内に組成がSiO2100%の粉体を充填
し、この後、同図(b)に示すように小径部21を引き
抜き、そこに形成された孔に順次所定組成の粉体を充填
し、同図(c)に示すようにパンチ2で加圧成形する。
この後の工程は前記したものと同様である。
【0033】図13は閉塞体の他の別実施例を示す断面
図であり、この実施例にあっては組成割合が異なる層B
〜Eを径方向に積層している。即ち、絶縁体として作用
する部分(層E)は径方向外周部に形成し、導電体とし
て作用する部分(層B)は径方向中心部に形成し、この
径方向中心部に形成された導電体として作用する部分に
内部電極13と外部電極18を圧入している。このよう
な構造の閉塞体3を作成する場合も、図12に示した方
法を応用すればよい。
【0034】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明に係る傾斜機
能材料の製造方法によれば、SiO2等のセラミック粉末
とMo等の金属粉末との混合割合が異なった混合粉末体
を複数種類用意し、この混合粉末体を有機バインダを含
む溶剤とともに湿式混合した後、乾燥せしめて造粒粉末
を作成し、この造粒した粉末をセラミック粉末と金属粉
末との混合割合毎に型内に複数の層状に充填し、加圧し
て成形体を得た後、成形体を加熱して成形体から有機バ
インダを除去し、この後、成形体を焼成するようにした
ので、従来の鋳込み成形による製造方法と比較して、成
形型を何回も使用することができるので、大幅にコスト
を低減することができる。
【0035】ここで、型内に混合粉末を充填した後、振
動を与えることで、充填した混合粉末の各層の境界の組
成を連続的にすることができ、層境界部での剥離を更に
防止することができる。
【0036】また、本発明に係る傾斜機能材料を閉塞体
として用いた電子管の封止構造において、傾斜機能材料
の導電体として作用する部分を軸方向に形成されたスリ
ットまたは絶縁体が挿入されたスリットにて電気的に複
数の導電部に分離し、分離された各導電部を外部電極と
するか外部電極を圧入し、更に各導電部に絶縁体として
作用する部分から孔を形成し、この孔に内部電極を圧入
したので、1つの閉塞体によって、複数の電極を備えた
機器に対応できる。
【0037】また、傾斜機能材料の絶縁体として作用す
る部分を傾斜機能材料の軸方向両端部に形成し、傾斜機
能材料の導電体として作用する部分を軸方向中間部に形
成し、この軸方向中間部に形成された導電体として作用
する部分まで内部電極と外部電極の先端部が圧入した構
造とするか、或いは傾斜機能材料の絶縁体として作用す
る部分を傾斜機能材料の径方向外周部に形成し、傾斜機
能材料の導電体として作用する部分を径方向中心部に形
成し、この径方向中心部に形成した導電体として作用す
る部分に内部電極と外部電極を圧入した構造とすること
で、内部電極と外部電極の導通を確保しつつシール性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】造粒された粉末をセラミック粉末と金属粉末と
の混合粉末を金型内に充填した状態を示す図
【図2】金型で成形した成形体の斜視図
【図3】成形体に加工を施した状態を示す断面図
【図4】成形体を焼成している状態を示す図
【図5】本発明に係る封止構造を適用したハロゲンラン
プの断面図
【図6】(a)は同ハロゲンランプの閉塞体の別実施例
の断面図、(b)は閉塞体の別実施例の上面図
【図7】同ハロゲンランプの閉塞体の別実施例の断面図
【図8】本発明に係る封止構造を適用したメタルハライ
ドランプの断面図
【図9】本発明に係る封止構造を適用したメタルハライ
ドランプの別実施例の断面図
【図10】(a)及び(b)は本発明に係る封止構造を
適用したメタルハライドランプの閉塞体の別実施例を示
す断面図
【図11】閉塞体の他の別実施例を示す断面図
【図12】(a)及び(b)は図11に示した閉塞体の
成形法を説明した図
【図13】閉塞体の他の別実施例を示す断面図
【符号の説明】
1…金型、2…パンチ、3…成形体、4…内部電極を挿
入する孔、5…電気的な絶縁を図るスリット、6…導電
性を発揮する部分、6a…電気的に絶縁された複数の導
電部、11…電子管、13…内部電極、14…タングス
テン製のコイル、18…外部電極、A,B…導電性を発
揮する層、C…中間の層、D,E…絶縁性を発揮する
層。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性を発揮する組成領域と導電性を発
    揮する組成領域とが1つの材料内で連続して存在する傾
    斜機能材料であって、以下の工程からなることを特徴と
    する傾斜機能材料の製造方法。 セラミック粉末と金属粉末との混合割合が異なった混
    合粉末体を複数種類用意する第1の工程。 前記混合粉末体を有機バインダを含む溶剤とともに湿
    式混合した後、乾燥する第2の工程。 前記第2の工程によって造粒された粉末をセラミック
    粉末と金属粉末との混合割合毎に型内に複数の層状に充
    填し、加圧して成形体を得る第3の工程。 前記成形体を加熱して成形体から有機バインダを除去
    する第4の工程。 有機バインダが除去された成形体を焼成する第5の工
    程。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の傾斜機能材料の製造方
    法において、前記第3の工程で、型内に充填する複数の
    層は下から上に積層することを特徴とする傾斜機能材料
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の傾斜機能材料の製造方
    法において、前記第3の工程で、型内に充填する複数の
    層は外側ら中心に向かって積層することを特徴とする傾
    斜機能材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載の傾斜機能
    材料の製造方法において、前記第3の工程で型内に混合
    粉末を充填した後、振動を与えて充填した混合粉末の各
    層の境界の組成を連続的につなげるようにしたことを特
    徴とする傾斜機能材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の傾斜機能材料の製造方
    法において、前記第4の工程と第5の工程の間で成形体
    に研削、穴開け等の加工を施すことを特徴とする傾斜機
    能材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5に記載の傾斜機能
    材料の製造方法において、前記セラミック粉末は、アル
    ミナ、ジルコニア、マグネシア、シリカ、炭化硅素、炭
    化チタン、窒化硅素、AlONなどの非金属化合物から
    選ばれた1つ以上の粉末であり、前記金属粉末は、モリ
    ブデン、ニッケル、タングステン、タンタル、クロムな
    どの金属粒子の少なくとも1つ以上の粉末であることを
    特徴とする傾斜機能材料の製造方法。
  7. 【請求項7】 透光性電子管の開口を閉塞体で封止した
    電子管封止構造において、前記閉塞体は傾斜機能材料か
    らなり、この傾斜機能材料はセラミック粉末と金属粉末
    の組成割合が異なる層を軸方向に積層してなり、この傾
    斜機能材料の絶縁体として作用する部分の端面が電子管
    内に臨み、傾斜機能材料の導電体として作用する部分の
    一部が外部に露出し、導電体として作用する部分は軸方
    向に形成されたスリットまたは絶縁体が挿入されたスリ
    ットにて電気的に絶縁された複数の導電部に分離され、
    分離された各導電部には絶縁体として作用する部分から
    孔が形成され、この孔に内部電極が圧入保持されている
    ことを特徴とする傾斜機能材料を用いた電子管の封止構
    造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の傾斜機能材料を用いた
    電子管封止構造において、前記導電体として作用する部
    分のうちスリットまたは絶縁体が挿入されたスリットに
    て電気的に分離された複数の導電部には外部電極が圧入
    されていることを特徴とする傾斜機能材料を用いた電子
    管の封止構造。
  9. 【請求項9】 透光性電子管の開口を閉塞体で封止した
    電子管封止構造において、前記閉塞体は傾斜機能材料か
    らなり、この傾斜機能材料はセラミック粉末と金属粉末
    の組成割合が異なる層を軸方向に積層してなり、この傾
    斜機能材料の絶縁体として作用する部分は傾斜機能材料
    の軸方向両端部に形成され、傾斜機能材料の導電体とし
    て作用する部分は軸方向中間部に形成され、この軸方向
    中間部に形成された導電体として作用する部分まで内部
    電極と外部電極の先端部が圧入されていることを特徴と
    する傾斜機能材料を用いた電子管の封止構造。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の傾斜機能材料を用い
    た電子管封止構造において、前記閉塞体の外周には電子
    管の熱膨張率に近似した熱膨張率を有する絶縁体層が形
    成されていることを特徴とする傾斜機能材料を用いた電
    子管の封止構造。
  11. 【請求項11】 透光性電子管の開口を閉塞体で封止し
    た電子管封止構造において、前記閉塞体は傾斜機能材料
    からなり、この傾斜機能材料はセラミック粉末と金属粉
    末の組成割合が異なる層を径方向に積層してなり、この
    傾斜機能材料の絶縁体として作用する部分は傾斜機能材
    料の径方向外周部に形成され、傾斜機能材料の導電体と
    して作用する部分は径方向中心部に形成され、この径方
    向中心部に形成された導電体として作用する部分に内部
    電極と外部電極が圧入されていることを特徴とする傾斜
    機能材料を用いた電子管の封止構造。
  12. 【請求項12】 請求項7、請求項9または請求項11
    に記載の傾斜機能材料を用いた電子管の封止構造におい
    て、前記セラミック粉末は、管と同組成か或いは性質が
    近似したガラス及びセラミックス粉末であることを特徴
    とする傾斜機能材料を用いた電子管の封止構造。
  13. 【請求項13】 請求項7、請求項9または請求項11
    に記載の傾斜機能材料を用いた電子管の封止構造におい
    て、少なくとも導電体として作用する部分の厚みは他の
    層に比べて、厚いことを特徴とする傾斜機能材料を用い
    た電子管の封止構造。
  14. 【請求項14】 請求項7または請求項9に記載の傾斜
    機能材料を用いた電子管の封止構造において、少なくと
    も管の熱膨張に近似する層は他の層に比べて厚いことを
    特徴とする傾斜機能材料を用いた電子管の封止構造。
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