JPH1114809A - 反射体及びそれを用いた反射型液晶表示装置 - Google Patents

反射体及びそれを用いた反射型液晶表示装置

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JPH1114809A
JPH1114809A JP9164778A JP16477897A JPH1114809A JP H1114809 A JPH1114809 A JP H1114809A JP 9164778 A JP9164778 A JP 9164778A JP 16477897 A JP16477897 A JP 16477897A JP H1114809 A JPH1114809 A JP H1114809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視差に起因する混色がなく、高コントラスト
であり、しかも反射体の金属酸化膜の剥離や劣化などが
ない製品として信頼性の高い反射型液晶表示装置の提
供。 【解決手段】 凹凸面18aを有する感光性樹脂層18
上に、凹凸面18aの外形形状に合わせた凹凸面25a
を有する金属反射膜14が形成されてなり、該金属反射
膜14の上下に酸化ケイ素膜15a,15bが設けられ
た反射体25を内蔵し、該反射体25上にカラーフィル
タ層16が直接または酸化ケイ素膜15bを介して形成
された反射型液晶表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属反射膜の剥離
や劣化を防止できる反射体と、視差に起因する混色がな
く、高コントラストであり、しかも製品として信頼性の
高い反射型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハンディタイプのコンピュータな
どの表示部として、特に消費電力が小さいことから、反
射型液晶表示装置が広く利用されている。従来の反射型
液晶表示装置は、図9に示すように上下一対のガラス基
板51,52の上側ガラス基板51の対向面側にカラー
フィルタ層51a、透明電極層53、液晶の配向膜55
が順に設けられ、下側ガラス基板52の対向面側に透明
電極層54、液晶の配向膜56が順に設けられ、これら
配向膜55,56間に液晶層57が配設されている。上
記ガラス基板51,52の外側にはそれぞれ第1、第2
の偏光板58,59が設けられ、第2の偏光板59の外
側に反射板60が反射膜62の面を第2の偏光板59側
に向けて取り付けられている。なお、上記液晶層57
は、封止体(図示略)によりガラス基板51,52間に
封止されている。
【0003】上記カラーフィルタ層51aは、図10に
示すように上側ガラス基板51の表面にレッド(R)、
グリーン(G)、ブルー(B)の3原色の各画素がパタ
ーニングされたものである。このカラーフィルタ層51
aの上にはオーバーコート51bが形成されている。な
お、カラーフィルタ層51aの3原色の各画素の周りに
は、コントラスト向上を目的としたブラックマトリック
ス(BM)がパターニングされる場合もある。上記反射
板60は、例えば、図11に示すように厚さ300ない
し500μmのポリエステルフィルム63を加熱するこ
とによってその表面に高さが数μmの凹凸からなるラン
ダムな凹凸面を形成し、さらにこの凹凸面上にアルミニ
ウムや銀などからなる反射膜62を蒸着等で成膜するこ
とにより形成されており、表面にランダムな凹凸面60
aを有しているものである。かかる従来の反射型液晶表
示装置においては、第1の偏光板58に入射した光はこ
の偏光板58によって直線偏光され、偏光された光が液
晶層57を通過することによって楕円偏光される。楕円
偏光された光は第2の偏光板59を通過することによっ
て直線偏光される。この直線偏光は反射板60にて反射
されて、再び第2の偏光板59、液晶層57を通過して
第1の偏光板58から出射するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図9に示
す反射型液晶表示装置においては、反射板60とカラー
フィルタ層51aとの間にミクロンオーダー以上の他の
層、例えば下側ガラス基板52などがあるため、視差に
よりカラーフィルタ層51aの隣接する画素間の混色が
起こったり、コントラストが低下してしまうという問題
点があった。また、カラーフィルタ層51aにBMが形
成されている場合も、視差により明表示が暗くなってし
まい、コントラストが低下してしまうという問題があっ
た。そこで、反射板60を下側ガラス基板52の対向面
側に設けた反射型液晶表示装置が考えられているが、か
かる反射型液晶表示装置においても反射板とカラーフィ
ルタ層との間に視差により影響が出る他の層があるため
視差に起因する混色やコントラストを十分改善できなか
った。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、視
差に起因する混色がなく、高コントラストであり、しか
も製品として信頼性の高い反射型液晶表示装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、凹凸面を有す
る反射体用基材上に、上記凹凸面の外形形状に合わせた
凹凸面を有する金属反射膜が形成されてなり、該金属反
射膜の上または下にあるいは上下の両方に酸化ケイ素膜
が設けられたことを特徴とする反射体を上記課題の解決
手段とした。上記凹凸面を有する反射体用基材として
は、ガラス基板上に感光性樹脂を塗布して感光性樹脂層
を形成し、該感光性樹脂層に対して型面に凹凸部を有す
る型を押しつけた状態で光線を照射して上記感光性樹脂
層を硬化させて硬化樹脂層を形成し、次いで上記型を上
記硬化樹脂層から剥離させて表面にランダムな凹凸部を
転写してなるもの、あるいはガラス基板の表面をフッ酸
処理することにより形成されたものであってもよい。ガ
ラス基板に微細な凹凸面を形成する際のフッ酸処理は、
例えば、ガラス基板を50゜C程度に加熱した約5%の
フッ酸水溶液に10分間程度浸漬するなどの方法により
行われる。上記酸化ケイ素膜としては、SiO膜、Si
2膜などが用いられる。この酸化ケイ素膜は、CVD
(化学気相蒸着)、蒸着、スパッタ、ディップ、スピン
コート等の方法により成膜することができる。金属反射
膜上に酸化ケイ素膜を形成する場合に酸化ケイ素膜の膜
厚が厚過ぎると、視差により混色が生じてしまい、一
方、膜厚が薄過ぎると、反射体上にカラーフィルタ層や
透明電極層等を形成する際に金属反射膜が溶解したり、
酸化することにより劣化して反射特性が低下してしま
い、また、金属反射膜下に酸化ケイ素膜を形成する場合
に酸化ケイ素膜の膜厚が厚過ぎると、金属反射膜が反射
体用基材の凹凸面の外形形状に合わせた凹凸面を有する
ことができず、一方、膜厚が薄過ぎると、反射体上にカ
ラーフィルタ層や透明電極層等を形成する際に金属反射
膜が下地膜から剥離してしまう場合があることから、酸
化ケイ素膜の膜厚は、100〜1000オングストロー
ムとすることが好ましい。
【0006】上記反射体は、凹凸面の凹凸が大き過ぎる
と、カラーフィルタ層を形成する際にカラーフィルタ層
形成用のレジスト膜が反射体中心から放射状にむらにな
ってしまい、カラーフィルタ層の形成に支障を来し、一
方、凹凸面の凹凸が小さ過ぎると、得られる反射型液晶
表示装置の正反射が大きくなり、視野角の狭い表示とな
ってしまうことから、凹凸面は表面粗さが1μm以下で
あることと、凹部の深さが0.4〜2μmであること
と、凹部の幅が45μm以下であることのうち少なくと
も一つの条件を満たすことが好ましい。本発明において
凹部の深さとは、凸部の頂部から凹部の底部までの距離
のことをいう。本発明に係わる反射体によれば、凹凸面
を有する反射体用基材と金属反射膜との間に酸化ケイ素
膜が形成されたことにより、金属反射膜の密着性が向上
し、下地膜から剥離するのを防止できる。また、金属反
射膜上に酸化ケイ素膜が形成されたことにより、金属反
射膜が酸化ケイ素膜により保護されるので、反射体上に
カラーフィルタ層や透明電極層等を形成する際に金属反
射膜が劣化して反射特性が低下するのを防止できる。
【0007】本発明は上記のいずれかに記載の反射体を
内蔵したことを特徴とする反射型液晶表示装置を上記課
題の解決手段とした。また、本発明は、上記内蔵した反
射体上にカラーフィルタ層が直接または酸化ケイ素膜を
介して形成されたことを特徴とする反射型液晶表示装置
を上記課題の解決手段とした。上記反射体上に設けられ
るカラーフィルタ層の配列は、レッド、グリーン、ブル
ーの3原色の各画素がレッド、グリーン、ブルーの順に
画素毎に交互に縦または横に並べられたストライプ型
と、上記3原色の各画素がレッド、グリーン、ブルーの
順に画素毎に交互に三角状に並べられたデルタ型と、上
記3原色の各画素がレッド、グリーン、ブルーの順に画
素毎に交互に縦及び横に並べられたモザイク型のうちか
ら選択されるいずれかのものであり、これらの中でもス
トライプ型が好ましい。このようなカラーフィルタ層の
レッド、グリーン、ブルーの3原色の各画素の周りに
は、表示の明るさの向上の点からブラックマトリックス
が形成されていないことが好ましい。上記カラーフィル
タ層は、顔料を分散させたカラーフィルタ層形成用レジ
ストを反射体の表面に塗布しパターン形成する顔料分散
法や、印刷板に形成したパターンをブランケットを介し
て反射体の表面に転写する印刷法によって形成すること
ができる。
【0008】本発明に係わる反射型液晶表示装置によれ
ば、凹凸面を有する反射体用基材上に、上記凹凸面の外
形形状に合わせた凹凸面を有する金属反射膜が形成され
てなり、該金属反射膜の上または下にあるいは上下の両
方に酸化ケイ素膜が設けられた反射体を内蔵したことに
より、カラーフィルタ層や透明電極層等を形成する際に
金属反射膜が下地膜から剥離したり、劣化したりするの
を防止できるので、製品として信頼性の高いものが得ら
れる。また、本発明に係わる反射型液晶表示装置によれ
ば、上記内蔵した反射体上にカラーフィルタ層が直接ま
たは酸化ケイ素膜を介して形成されたことにより、反射
体とカラーフィルタ層との間に、視差を生じるような他
の層が介在されていないものとなり、視差に起因する混
色がなく、高コントラストとすることできる。
【0009】上記反射体の凹凸面は、ガラス基板の一方
向に沿って頂上部をほぼ同じ高さに連続させた複数の長
尺凸部と、これら長尺の凸部の間に設けられた凹部とが
上記一方向に対して直交する方向に並設されてなり、各
長尺凸部の高さと幅をランダムに形成されてなるもので
あることが好ましい。このような凹凸面を有する反射体
によれば、不要な方向からの光の反射を抑え、特定の方
向から入射した光を特定の方向を中心として効率良く反
射できる。従って、このような凹凸面を有する反射体を
内蔵し、該反射体上にカラーフィルタ層を直接または酸
化ケイ素膜を介して形成した反射型液晶表示装置によれ
ば、金属反射膜の上または下にあるいは上下の両方に酸
化ケイ素膜が設けられた反射体を内蔵するので、カラー
フィルタ層や透明電極層等を形成する際に金属反射膜が
下地膜から剥離したり、劣化したりするのを防止できる
ので製品として信頼性の高いものが得られ、また、反射
体とカラーフィルタ層との間に視差を生じるような他の
層が介在されていないので、視差に起因する混色がな
く、また、内外からの不要な光の反射を抑制し、必要な
方向の光の反射を効率良く行うものが得られるので高コ
ントラストとなる。
【0010】また、上記反射体の凹凸面は、曲面断面形
状が同一R(曲率半径)でかつ同一方向に延びる多数の
ストライプ溝が連設され、かつこれら溝からの反射光に
よって干渉縞を発生させないようこれら溝幅を不規則に
変えられたものであることが好ましい。このような凹凸
面を有する反射体によれば、特に、ストライプ溝方向に
直交する方向から入射する光の反射方向が広範囲に亘る
ために反射効率がよくなり、明るい表示面を与えること
ができる。また、この反射体は、特に隣接する上記溝の
溝幅が相互に異ならせることにより、反射方向を広範囲
にさせることができる。上記Rは100μmを越えると
そのストライプ溝が視認され、液晶表示素子の表示品位
を大幅に低下させることから100μm以下が望まし
い。一方、Rが可視光オーダ以下の数値すなわち0.4
μmより小さい場合、有効な反射特性が得られないこと
から、Rは0.4μm以上とするのが望ましい。従っ
て、このような凹凸面を有する反射体を内蔵し、該反射
体上にカラーフィルタ層が直接または酸化ケイ素膜を介
して形成された反射型液晶表示装置によれば、カラーフ
ィルタ層や透明電極層等を形成する際に金属反射膜が下
地膜から剥離したり、劣化したりするのを防止できるの
で製品として信頼性の高いものが得られ、また、反射体
とカラーフィルタ層との間に他の層が介在されていない
ので、視差に起因する混色がなく、また、ストライプ溝
方向と直交する方向から見た表示面の視野角を広くし、
且つ表示面を全体的に明るくできるので、高コントラス
トとなる。
【0011】また、上記反射体の凹凸面は、 曲面断面
形状が同一Rでかつ同一方向に延びる多数のストライプ
溝が連設され、かつこれらストライプ溝が交差する方向
に形成され、これら溝からの反射光によって干渉縞を発
生させないよう上記交差するストライプ溝のそれぞれ同
一方向に延びるストライプ溝の横幅が不規則に変えられ
てなるものであることが好ましい。このような凹凸面を
有する反射体によれば、特に、交差するストライプ溝の
それぞれの方向に直交する方向から入射する光の反射方
向が広範囲に亘るために、反射効率がよくなり、明るい
表示面を与えることができる。上記交差するストライプ
溝の交差方向は、直交でもよいし、また所定の角度にて
交差していてもよい。いずれにしても、上述の作用をも
たらすなら、その交差角度は問わない。また、この反射
体は、特に同一方向に延びるストライプ溝の隣接する溝
の溝幅を相互に異ならせたことにより、反射方向をさら
に広範囲にさせることができる。従って、このような凹
凸面を有する反射体を内蔵し、該反射体上にカラーフィ
ルタ層が直接または酸化ケイ素膜を介して形成された反
射型液晶表示装置によれば、カラーフィルタ層や透明電
極層等を形成する際に金属反射膜が下地膜から剥離した
り、劣化したりするのを防止できるので製品として信頼
性の高いものが得られ、また、反射体とカラーフィルタ
層との間に他の層が介在されていないので、視差に起因
する混色がなく、また、交差するストライプ溝のそれぞ
れの方向と直交する方向から見た表示面の視野角を広く
し、且つ表示面を全体的に明るくできるので高コントラ
ストとなる。
【0012】上記反射体の凹凸面のストライプ溝または
交差するストライプ溝は、湾曲していることが好まし
い。このような凹凸面を有する反射体は、特に、ピッチ
及び深さがランダムなストライプ溝であるために反射効
率がより向上し、さらにまたストライプ溝方向が湾曲し
ているために視野角の広い明るい表示面を与えることが
できる。従って、このような凹凸面を有する反射体を内
蔵し、該反射体の凹凸面上にカラーフィルタ層が直接ま
たは酸化ケイ素膜を介して形成された反射型液晶表示装
置によれば、カラーフィルタ層や透明電極層等を形成す
る際に金属反射膜が下地膜から剥離したり、劣化したり
するのを防止できるので製品として信頼性の高いものが
得られ、また、反射体とカラーフィルタ層との間に他の
層が介在されていないので、視差に起因する混色がな
く、また、表示面を全体的により明るくできるので高コ
ントラストとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係わる反
射体が備えられた第一の実施形態の反射型液晶表示装置
の要部を示す断面図である。図1中、符号25は本発明
の第一の実施形態の反射体25である。この第一の実施
形態の反射体25は、該ガラス基板2上に設けられた、
表面に転写型によりランダムな凹凸面18aが形成され
た感光性樹脂層(微細な凹凸面を有する反射体用基材)
18と、該感光性樹脂層18の凹凸面18a上に第一の
酸化ケイ素膜15aを介して形成された金属反射膜14
と、該金属反射膜14上に形成された第二の酸化ケイ素
膜15bからなるものである。
【0014】上記金属反射膜14は、上記反射体用基材
18のランダムな凹凸面18aの外形形状どうりの形状
の凹凸面25aを表面に有しており、この凹凸面25a
が反射面となる。上記金属反射膜14の凹凸面25a
は、図2に示すように曲面断面形状が同一R(曲率半
径)でかつ同一方向に延びる多数のストライプ溝26・・
・が連設され、かつこれら溝26・・・からの反射光によっ
て干渉縞を発生させないようこれら溝幅が不規則に変え
られてなるものである点である。金属反射膜14をなす
材料としては、AlまたはAl合金もしくはAgまたは
Ag合金からなるものを用いることができるが、この他
の材料であっても反射性の優れたものであれば、適宜用
いることができるのは勿論である。金属反射膜14の厚
みとしては、1000〜2000オングストローム程度
である。
【0015】第一、第二の酸化ケイ素膜15a,15b
としては、SiO膜、SiO2膜などが用いられる。第
一、第二の酸化ケイ素膜15a,15bの膜厚は、それ
ぞれ100〜1000オングストロームとすることが好
ましい。第一の酸化ケイ素膜15aの膜厚が1000オ
ングストロームを超えると、金属反射膜14が感光性樹
脂層18の凹凸面18aの外形形状に合わせた凹凸面を
有することができず、一方、100オングストローム未
満であると、カラーフィルタ層や透明電極層等を形成す
る際に金属反射膜が下地膜から剥離してしまう場合があ
る。第二の酸化ケイ素膜15bの膜厚が1000オング
ストロームを超えると、視差により混色が生じてしま
い、一方、100オングストローム未満であると、反射
体25上にカラーフィルタ層や透明電極層等を形成する
際に金属反射膜14が溶解したり、酸化することにより
劣化して反射特性が低下してしまうからである。
【0016】反射体25は、凹凸面14aの凹凸が大き
過ぎると、後述のカラーフィルタ層16を形成する際に
カラーフィルタ層形成用のレジスト膜が反射体中心から
放射状にむらになってしまい、カラーフィルタ層の形成
に支障を来し、一方、凹凸面14aの凹凸が小さ過ぎる
と、得られる反射型液晶表示装置の正反射が大きくな
り、視野角の狭い表示となってしまうことから、凹凸面
14aは表面粗さ(Raが1μm以下であることと、凹
部(ストライプ溝)の深さが0.4〜2μmであること
と、凹部の幅が45μm以下であることのうち少なくと
も一つの条件を満たすことが好ましい。この凹凸面14
aのより好ましい条件は、表面粗さ(Ra)が0.2〜
0.8μmであることと、凹部の深さが0.5〜1.5
μmであることと、凹部の幅が5〜30μm以下である
ことのうち少なくとも一つの条件を満たすことである。
また、上記ストライプ溝26のR(曲率半径)は100
μm以下であることが好ましい。Rが100μmを越え
るとそのストライプ溝が視認され、液晶表示素子の表示
品位を大幅に低下させてしまう。一方、Rが可視光オー
ダ以下の数値すなわち0.4μmより小さい場合、有効
な反射特性が得られないことから、Rは0.4μm以上
とするのが望ましい。
【0017】第一の実施形態の反射体25は、例えば、
以下に示す製造方法により製造することができる。ま
ず、図2(a)に示すように、例えば銅合金や鉄合金な
どからなる表面が平坦な平板状の母型30の表面を、切
先が例えば半径Rが30ないし100μmであるバイト
等の研削治具31によって直線状に切削しつつ、溝方向
と直交する方向に送りピッチを変えながら研削して、図
2(b)に示す隣接するストライプ溝30aの溝幅が相
互に異なる型面を持つ母型30を形成する。研削治具3
1の研削時での送りピッチPは、例えば13μmの
1、16μmのP2、17μmのP3及び18μmのP4
の4種類とし、これら4種類の送りピッチPを不規則に
変えながら送る。例えば送りピッチが順に18μm、1
3μm、13μm、16μm、17μm、13μm、1
3μm、17μm、13μmのユニットごとに、同一深
さにて刃先がR30μmであるバイトを用いた切削を行
う。なお、研削用の研削治具31の切先の形状は、円弧
状の面ではなくその他種々の曲面形状でもよいが、円弧
状の面が最も治具自体の加工がし易いことから望まし
い。送りピッチも上述の4種類の寸法に限定されるもの
ではなく、数種類の寸法を不規則な順序に組み合わせれ
ばよい。
【0018】また、送りピッチを同一にして削り深さを
ストライプ溝ごとに変えてある数のストライプ溝からな
るユニットを繰り返し切削することにより、図2(b)
に示す隣接するストライプ溝30aの溝幅が相互に異な
る型面を持つ母型30を形成してもよい。さらにまた、
送りピッチを変えながらかつ削り深さをストライプ溝ご
とに変えてある数のストライプ溝からからなるユニット
を繰り返し切削することにより、図2(b)に示す隣接
するストライプ30aの溝幅が相互に異なる型面を持つ
母型30を形成してもよい。
【0019】次に、図2(c)に示すように母型30を
箱形容器32に収納配置し、容器32に例えばシリコー
ンなどの樹脂材料33を流し込んで、常温にて放置硬化
させ、この硬化した樹脂製品を容器32から取り出して
不要な部分を切除して、図2(d)に示すような母型3
0の型面をなす多数のストライプ溝30aと逆の凹凸形
状とした多数の逆ストライプ溝34aをもつ型面を有す
る転写型34を得る。さらに図2(e)に示すように、
転写型34の型面を反射体用の樹脂材料からなる樹脂層
18の表面に押し当てて、樹脂層18を硬化させること
により、図2(f)に示すように、表面に転写型34の
型面を転写してなるストライプ溝35a・・・を形成する
と、ストライプ溝35a・・・からなる凹凸面18aを表
面に有する樹脂層18が得られる。最後に、上記樹脂層
18のストライプ溝35a・・・からなる凹凸面18a上
に第一の酸化ケイ素膜15aをCVD(化学気相蒸
着)、蒸着、スパッタ、ディップ、スピンコート等の方
法により成膜した後、該第一の酸化ケイ素膜15a上に
金属反射膜14をスパッタ、蒸着、CVD(化学気相蒸
着)、イオンプレーティング、無電界メッキ等の方法に
より成膜し、さらに該金属反射膜14上に第二の酸化ケ
イ素膜15bをCVD(化学気相蒸着)、蒸着、スパッ
タ、ディップ、スピンコート等の方法により成膜する
と、曲面断面形状が同一R(曲率半径)でかつ同一方向
に延びる多数のストライプ溝26・・・が連設され、かつ
これら溝26・・・からの反射光によって干渉縞を発生さ
せないようこれら溝幅が不規則に変えられてなる凹凸面
25aを有する反射体25が得られる。
【0020】また、反射体25は、以下に述べるような
他の製法によっても製造することができる。まず、図2
(d)に示したような転写型34を母型として用意し、
この母型34を箱形容器に型面を上にして配置し、そこ
にエポキシ樹脂を流し込み硬化させ、この硬化した樹脂
製品を上記箱形容器から取り出して不要な部分を切除し
て中間型を得る。そしてこの中間型の表面に電鋳法によ
ってNi等の金属を電着させ、電着金属をこの中間型か
ら剥離して第二の転写型を得る。この第二の転写型の裏
面に適当な補強部材を補強して、この第二の転写型の型
面を樹脂基材の表面に押し当て樹脂基材を硬化させるこ
とにより、表面に図2(b)に示した母型30のストラ
イプ溝30aを転写した同一形状の多数のストライプ溝
からなる凹凸面を備えた樹脂基材を得る。ついでこの樹
脂基材に備えられた凹凸面上に第一の酸化ケイ素膜15
a、金属反射膜14、第二の酸化ケイ素膜15bの順に
上述の方法と同様にして形成することにより、反射体2
5を得ることができる。
【0021】第一の実施形態の反射体25にあっては、
凹凸面18aを有する感光性樹脂層18と金属反射膜1
4との間に第一の酸化ケイ素膜15aが形成されたこと
により、金属反射膜14の密着性が向上し、下地膜から
剥離するのを防止できる。また、この第一の実施形態の
反射体25にあっては、さらに金属反射膜14上に第二
の酸化ケイ素膜15bが形成されたことにより、金属反
射膜14が第二の酸化ケイ素膜15bにより保護される
ので、反射体25上に後述するカラーフィルタ層16や
透明電極層等を形成する際に金属反射膜が劣化して反射
特性が低下するのを防止できる。さらに、この第一の実
施形態の反射体25は、ストライプ溝26・・・方向に直
交する方向から入射する光の反射方向が広範囲に亘るた
めに反射効率がよくなり、明るい表示面を与えることが
できる。また、この反射体25は、特に隣接する上記溝
26・・・の溝幅が相互に異ならせることにより、反射方
向を広範囲にさせることができる。
【0022】このような反射体25上にはカラーフィル
タ層16が形成されている。このカラーフィルタ層16
は、レッド(以下、 Rと略記する)、グリーン(以
下、Gと略記する)、ブルー(以下、Bと略記する)の
着色パターンからなるものである。このようなカラーフ
ィルタ層16の形成方法は、顔料を分散させたカラーフ
ィルタ層形成用レジストを反射体25上に塗布しパター
ン形成する顔料分散法や、印刷板に形成したパターンを
ブランケットを介して反射体25の表面に転写する印刷
法などの方法により形成することができる。カラーフィ
ルタ層16の着色パターン配列は、図4に示すような
R、G、Bの3原色の各画素がR、G、Bの順に画素毎
に交互に縦または横に並べられたストライプ型と、上記
3原色の各画素がR、G、Bの順に画素毎に交互に三角
状に並べられたデルタ型と、上記3原色の各画素がR、
G、Bの順に画素毎に交互に縦及び横に並べられたモザ
イク型のうちから選択されるいずれかのものであり、こ
れらの中でもストライプ型が好ましい。また、このカラ
ーフィルタ層16には、コントラストを向上させる点か
ら上記3原色の各画素の周りに線状のブラックマトリッ
クス(以下、BMと略記する。)がパターンニングされ
ている。このようなBMは、上述のR、G、Bの3原色
のパターンの形成時あるいはこれら3原色のパターンの
形成前に形成されるのが好ましい。なお、表示の明るさ
を向上させる点では、上記3原色の各画素の周りにBM
が形成されていないことが好ましい。カラーフィルタ層
16の厚みとしては、反射体25の凹凸面14aの凹部
の深さ以上が好ましく、0.4〜2.5μm、より好ま
しくは0.5〜1.5μmである。
【0023】第一の実施形態の反射型液晶表示装置にあ
っては、金属反射膜14の上下に酸化ケイ素膜15a,
15bが設けられた第一の実施形態の反射体25を内蔵
したことにより、カラーフィルタ層16や透明電極層等
を形成する際に金属反射膜が下地膜から剥離したり、劣
化したりするのを防止できるので、製品として信頼性が
高いという利点がある。また、第一の実施形態の反射型
液晶表示装置にあっては、上記内蔵した反射体25上に
カラーフィルタ層16が形成されたことにより、反射体
25とカラーフィルタ層16との間に、視差を生じるよ
うな他の層が介在されていないものとなり、視差に起因
する混色がなく、また、凹凸面25aのストライプ溝2
6・・・方向と直交する方向から見た表示面の視野角を広
くし、且つ表示面を全体的に明るくできるので、高コン
トラストとすることができるという利点がある。
【0024】なお、上述の第一の実施形態の反射型液晶
表示装置においては、反射体25の凹凸面25aの各ス
トライプ溝26が直線状ものである形態を示したが、反
射体25の凹凸面25aの各ストライプ溝26が湾曲し
たタイプのものであってもよい。このような湾曲したス
トライプ溝26・・・が連設された凹凸面25aを有する
反射体25は、特に、ピッチ及び深さがランダムなスト
ライプ溝であるために反射効率がより向上し、ストライ
プの溝方向が湾曲しているために視野角の広い明るい表
示面を与えることができる。従って、湾曲したストライ
プ溝26・・・が連設された凹凸面25aを有する反射体
25を内蔵し、該反射体25上にカラーフィルタ層16
が形成された反射型液晶表示装置にあっては、特に、ス
トライプの溝方向が湾曲しているために視角が広く、表
示面を全体的により明るくできるので高コントラストと
することができる。
【0025】次に、本発明に係わる反射体が備えられた
第二の実施形態の反射型液晶表示装置について説明す
る。この第二の実施形態の反射型液晶表示装置が上述の
第一の実施形態の反射型液晶装置と異なるところは、反
射体25の凹凸面25aが、図5に示すように曲面断面
形状が同一Rでかつ同一方向に延びる多数のストライプ
溝26・・・(図5における縦方向溝)、27・・・(図5に
おける横方向溝)が連設され、かつこれらストライプ溝
26・・・及び27・・・が相互に交差する方向に形成され、
さらにこれら交差する溝それぞれからの反射光によって
干渉縞を発生させないよう同一方向に延びかつ隣接する
ストライプ溝の溝幅が相互に異なるように形成されてお
り、隣り合う略四角錐形状の凸部の高さが異なるような
形状とされてなるものである点である。図5に示した反
射体25は、本発明の反射体の第二の実施形態のもので
ある。
【0026】この第二の実施形態の反射体25の製造方
法は、母型の表面をバイト等の研削治具によって直線状
に切削しつつ、溝方向と直交する方向に送りピッチを変
えながら研削するとともに、この切削方向と交差する方
向にも同様に切削して、図3(b)に示すように直交す
るストライプ溝30a(縦方向溝)、30b(横方向
溝)のそれぞれ同一方向に延びる隣接するストライプ溝
の横幅が相互に異なる型面を持つ母型30を形成する以
外は、上述の第一の実施形態の反射型液晶表示装置に備
えられた反射体25とほぼ同様にして製造することがで
きる。
【0027】第二の実施形態の反射体25にあっては、
金属反射膜14の上下に第一の酸化ケイ素膜15a,1
5bが設けられたことにより、第一の実施形態の反射体
25と同様の作用効果がある。さらに、この第二の実施
形態の反射体25は、交差するストライプ溝26,27
のそれぞれの方向に直交する方向から入射する光の反射
方向が広範囲に亘るために、反射効率がよくなり、明る
い表示面を与えることができる。上記交差するストライ
プ溝26,27の交差方向は、直交でもよいし、また所
定の角度にて交差していてもよい。いずれにしても、上
述の作用をもたらすなら、その交差角度は問わない。ま
た、この反射体25は、特に同一方向に延びるストライ
プ溝26・・・またはストライプ溝27・・・の隣接する溝の
溝幅を相互に異ならせたことにより、反射方向をさらに
広範囲にさせることができる。
【0028】第二の実施形態の反射型液晶表示装置にあ
っては、金属反射膜14の上下に酸化ケイ素膜15a,
15bが設けられた第二の実施形態の反射体25を内蔵
し、該反射体25上にカラーフィルタ層16が形成され
たことにより、カラーフィルタ層16や透明電極層等を
形成する際に金属反射膜が下地膜から剥離したり、劣化
したりするのを防止できるので、製品として信頼性が高
いという利点があり、また、第二の実施形態の反射体2
5とカラーフィルタ層16との間に、視差を生じるよう
な他の層が介在されていないものとなり、視差に起因す
る混色がなく、、さらに、交差するストライプ溝26・・
・,27・・・のそれぞれの方向と直交する方向から見た表
示面の視野角を広くし、且つ表示面を全体的に明るくで
きるので高コントラストとすることができるという利点
がある。
【0029】次に、本発明に係る反射体を用いたSTN
方式の反射型液晶表示装置の第三の実施形態を図6を用
いて詳しく説明する。この第三の実施形態の反射型液晶
表示装置は、例えば、厚さ0.7mmの一対の表示側ガ
ラス基板1と背面側ガラス基板2との間に液晶層3が設
けられ、表示側ガラス基板1の上面側にポリカーボネー
ト樹脂やポリアリレート樹脂などからなる一枚の位相差
板4が設けられ、さらに位相差板4の上面側に偏光板5
が配設されている。表示側ガラス基板1の対向面側には
ITO(インジウムスズ酸化物)などからなる透明電極
層8が形成され、透明電極層8上にポリイミド樹脂など
からなる配向膜10が設けられている。
【0030】背面側ガラス基板2の対向面側には、表面
に反射面である凹凸面25aを備えた第三の実施形態の
反射体25が設けられ、該反射体25の凹凸面25a上
にカラーフィルタ層16が形成されている。このカラー
フィルタ層16上には、カラーフィルタ層16を保護す
るための保護層(オーバーコート)17が設けられてい
る。さらにこの保護層17上には、ITO(インジウム
スズ酸化物)などからなる透明電極層9が形成され、該
透明電極層9上にポリイミド樹脂などからなる配向膜1
1が設けられている。これら配向膜10,11等の関係
により液晶層3中の液晶は、240度捻れた配置となっ
ている。上記液晶層3は、封止体(図示略)によりガラ
ス基板1、2間に封止されている。上記保護層17をな
す材料としては、カラーフィルタ層16と密着性の高い
PVA、アクリル系樹脂などが用いられる。上記第三の
実施形態の反射体25が、図1に示した第一の実施形態
の反射体25と異なるところは、凹凸面18aを有する
感光性樹脂層18と金属反射膜14との間に第一の酸化
ケイ素膜15aが設けられていない点である。
【0031】この第三の実施形態の反射型液晶表示装置
にあっては、金属反射膜14上に酸化ケイ素膜15bが
設けられた第三の実施形態の反射体25を内蔵したこと
により、カラーフィルタ層16や透明電極層9等を形成
する際に金属反射膜が劣化したりするのを防止できるの
で、製品として信頼性の高いという利点がある。さら
に、第三の実施形態の反射型液晶表示装置にあっては、
上記内蔵した反射体25上にカラーフィルタ層16が形
成されたことにより、反射体25とカラーフィルタ層1
6との間に、視差を生じるような他の層が介在されてい
ないものとなり、視差に起因する混色がなく、また、凹
凸面25aのストライプ溝26・・・方向と直交する方向
から見た表示面の視野角を広くし、且つ表示面を全体的
に明るくできるので高コントラストとすることができる
という利点がある。
【0032】なお、上述の実施形態では本発明に係る反
射型液晶表示装置をSTN方式のもので説明したが、液
晶層の液晶分子の捩れ角を90度に設定したTN(Tw
isted Nematic)方式の反射型液晶表示装
置にも本発明を適用し得ることは勿論である。また、上
述の実施形態では、表示側ガラス基板の上面側に一枚の
位相差板4を設けた形態を説明したが、本発明に係わる
反射型液晶表示装置においては、二枚の位相差板を設け
たタイプのものであってもよい。また、上述の実施形態
では、金属反射膜14の上下の両方に酸化ケイ素膜を設
けた反射体あるいは金属反射膜の上側のみ酸化ケイ素膜
が設けられた反射体が備えられた反射型液晶表示装置に
ついて説明したが、金属反射膜の下側のみに酸化ケイ素
膜が設けられた反射体を適用し得ることは勿論であり、
その場合にはカラーフィルタ層が備えられていないタイ
プのものであってもよい。また、カラーフィルタ層16
と透明電極層9との間に保護層17を設けた形態を示し
たが、本発明に係る反射型液晶表示装置においては、カ
ラーフィルタ層上に直接透明電極層を設けたタイプのも
のであってもよい。また、R、G、Bの3原色の周りに
線状のBMを形成したカラーフィルタ層が備えられた形
態を示したが、本発明に係る反射型液晶表示装置におい
てはBMが形成されていないカラーフィルタ層が備えら
れたタイプのものであってもよい。
【0033】
【実施例】以下、本発明を、実施例および比較例によ
り、具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみ
に限定されるものではない。 (実施例1)スピンコートでガラス基板上にアクリル系
感光性樹脂(商品名;CFPRCL−017S、東京応
化社製)を厚さ5μmになるように塗布し、80゜Cで
プリベークして感光性樹脂層を得た。ついで、図3に示
した転写型34と同様にして作製したシリコン型を用意
し、上記感光性樹脂層に50kg/cm2の圧力で押し
付けて上部にシリコン型の凹凸部を転写した。そして、
このシリコン型を感光性樹脂層に押し付けたままで基板
裏面側から紫外線を照射した。紫外線照射後、感光性樹
脂層上面の凹凸面上に厚さ500オングストロームのS
iO2膜、1500オングストロームのAl膜、500
オングストロームのSiO2膜を順に連続蒸着して反射
面である凹凸面の凹部(ストライプ溝)の深さが0.9
μmである反射体を得た。ついで、スピンコータでこの
反射体の凹凸面上に赤色カラー用感光性樹脂(商品名;
CFPR R−ST、東京応化社製)を塗布した。つい
で、80℃でプリベークして感光性樹脂層を形成した
後、この層上にフォトマスクを配置し露光し、その後現
像して、200゜Cでポストベークを行うことにより、
R(レッド)のパターンを形成した。ついで、G(グリ
ーン)のパターンとB(ブルー)のパターンについて
も、それぞれ緑色カラー用感光性樹脂(商品名;CFP
R G−ST、東京応化社製)、青色カラー用感光性樹
脂(商品名;CFPR B−ST、東京応化社製)を用
いる以外は、上述のRのパターンを形成する方法とほぼ
同様にしてGのパターンとBのパターンを形成すること
により、反射体の凹凸面上にカラーフィルタ層を直接形
成した。ついで、スピンコータによってカラーフィルタ
層上に保護膜形成用のアクリル系のオーバーコート剤
(商品名;SS6699 L、日本合成ゴム社製)を塗
布した。この後、この反射体を80℃でプリベークした
後、200゜Cでポストベークを行って保護膜を形成し
た。
【0034】(実施例2)上記実施例1と同様にして作
製した反射体をスピンコータで反射体の凹凸面上に黒色
カラー用感光性樹脂(商品名;CFPR BK708
S、東京応化社製)を塗布した。ついで、これを80゜
Cでプリベークして感光性樹脂層を形成し、この層上に
フォトマスクを配置し露光し、その後現像して、200
゜Cでポストベークを行うことにより、BM(ブラック
マトリックス)を形成した。ついで、BMを形成した反
射体の凹凸面上に上述の実施例1で用いたものと同様の
赤色カラー用感光性樹脂を塗布した。ついで、80゜C
でプリベークして感光性樹脂層を形成した後、この層上
フォトマスクを配置し露光し、その後現像して、200
゜Cでポストベークを行うことにより、Rのパターンを
形成した。ついで、GのパターンとBのパターンについ
てもそれぞれ上述の実施例1で用いたものと同様の緑色
カラー用感光性樹脂、青色カラー用感光性樹脂を用いる
以外は、上述のRのパターンを形成する方法とほぼ同様
にしてGのパターンとBのパターンを形成することによ
り、反射体の凹凸面上にカラーフィルタ層を直接形成し
た。 ついで、スピンコータによってカラーフィルタ層
上に上述の実施例1で用いたものと同様の保護膜形成用
のアクリル系のオーバーコート剤を塗布した。この後、
この反射体を80℃でプリベークした後、200゜Cで
ポストベークを行って保護膜を形成した。
【0035】(比較例1)Al膜の凹凸面の凹部の最大
深さが3.5μmである反射体を用いる以外の条件は実
施例1と同様にして反射体上にカラーフィルタ層を形成
し、さらにこのカラーフィルタ層上に保護膜を形成し
た。この比較例1においては反射体上にカラーレジスト
を塗布した際に、レジスト膜が反射体の中心から放射状
にむらになってしまい、良好なカラーフィルタ層を形成
するのに支障が生じてしまった。 (比較例2)Al膜の凹凸面の凹部の最大深さが0.2
μmである反射体を用いる以外の条件は実施例1と同様
にして反射体上にカラーフィルタ層を形成し、さらにこ
のカラーフィルタ層上に保護膜を形成した。 (比較例3)ガラス基板の上面に上述の実施例1と同様
にしてカラーフィルタ層を形成し、上記ガラス基板の下
面に上述の実施例1と同様にして作製した反射体を光の
屈折率に悪影響を与えることのないグリセリンからなる
粘着体を介して配置した。 (比較例4)ガラス基板の上面に上述の実施例2と同様
にしてカラーフィルタ層を形成し、上記ガラス基板の下
面に上述の実施例1と同様にして作製した反射体を光の
屈折率に悪影響を与えることのないグリセリンからなる
粘着体を介して配置した。
【0036】(参考例1)Al膜上にSiO2膜を形成
しない以外は上記実施例1と同様にして反射体を得た。
ついで、この反射体上に上記実施例1と同様にしてカラ
ーフィルタ層、保護膜を順に形成した。この参考例1に
おいては、カラーレジストを現像する際に、Al膜のエ
ッジ周辺1mm程度が酸化され、しかも全面にピンホー
ルが発生し、反射特性が不良であった。 (参考例2)シリコン型の凹凸部が転写された感光性樹
脂層とAl膜との間にSiO2膜を形成しない以外は上
記実施例1と同様にして反射体を得た。ついで、この反
射体上に上記実施例1と同様にしてカラーフィルタ層、
保護膜を順に形成した。この参考例2においては、オー
バーコート剤のポストベークを行う際に、Al膜が下地
膜のレジスト膜から剥離してしまった。
【0037】次に、実施例1〜2、比較例2〜4で得ら
れた反射体とカラーフィルタ層(CF)及び保護膜(O
C)を用いて各種の液晶表示パネル(サンプルNo.1
〜5)を作製した。ここでの液晶表示パネルを構成する
上下の配向膜としては、PSI−2501(商品名;チ
ッソ株式会社製)を用い、ツイスト角が240゜になる
ように配向処理を行った。また、上下の透明電極層とし
ては、ITOからなるものを用いた。STN液晶として
はAP−4132LA(商品名;チッソ株式会社製)を
用いた。位相差板としては、ポリカーボネートからなる
ものを用いた。偏光板としては、NPF−EG1225
DU(商品名;日東電工株式会社製)を用いた。サンプ
ルNo.1〜5の各種の液晶表示パネルについて入射光
に対する反射特性、混色状態、コントラストについて調
べた。その結果を下記表1に示す。ここでの反射特性
は、反射体の反射面(凹凸面)上に配置した点光源から
の入射光を反射体表面に対する垂線に対して凹部の長さ
方向と直交する方向から入射角度30度と一定にしたと
き、反射光の反射角度を0〜60度に変化させた場合の
反射率を調べることにより評価した。なお、表1中の反
射率は、液晶パネル評価装置(大塚電子社製LCD50
00機種)を用い、白色板(MgO標準白色面を持つ
板)に入射角度30度で照射した際の反射角度20度に
おける反射光の出力を基準として、サンプルNo.1〜
5の反射光の出力をそれぞれ上記基準出力で除算して百
分率(%)で表した値である。また、混色状態は、反射
体のないカラーフィルタの色調をx,y色度図で表した
ものを基準として、サンプルNo.1〜5の反射光の色
を上記基準色調との差で表し、基準色調との差がx,y
共に0.4以内のものを○、0.4を超えるものを×と
した。
【0038】
【表1】
【0039】表1及び反射特性の測定結果から反射体の
凹凸面の凹部が0.2μmであり、この凹凸面上にカラ
ーフィルタ層を形成した比較例2のものを用いたサンプ
ルNo.3の液晶表示パネルは、入射角度と同じ角度
(30゜)の反射光(正反射)が大きく、視野角が±4
゜と狭い表示であることが分かった。また、反射体とカ
ラーフィルタ層との間にガラス基板が介在されている比
較例3,4のものを用いたサンプルNo.4,5の液晶
表示パネルは、視差に起因する混色が生じており、コン
トラストも2程度のものしか得られていない。これに対
してサンプルNo.1の液晶表示パネルは、反射角度2
0゜における反射率が25%と十分であり、また、反射
角度30゜を中心にして反射角度±15゜までの範囲、
特に、±10゜の範囲に亘って十分に高い反射率が得ら
れており、さらに視差に起因する混色も改善されてお
り、コントラストも5と高いものが得られていることが
分かった。また、サンプルNo.2の液晶表示パネル
は、サンプルNo.1のものとほぼ同様に十分に高い反
射率が得られており、視差に起因する混色が改善されて
おり、コントラストも高いものが得られていることが分
かった。
【0040】次に、上記実施例1、参考例1で作製した
ものを用いて反射体内付け型の液晶表示パネル(サンプ
ルNo.1、6)を作製する際してITOエッチャント
とレジスト剥離液にそれぞれ浸漬する時間を1〜10分
の範囲で変更したときの金属反射膜のITOエッチャン
ト耐性とレジスト剥離液耐性について調べた。その結果
を下記表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】上記表2に示した結果から明らかなように
金属反射膜上にSiO2膜を形成していない参考例1の
反射体を用いたサンプルNo.6の液晶表示パネルは、
ITOエッチャントとレジスト剥離液にそれぞれ1分浸
漬したときにAl膜が溶解していることが認められる。
これに対して金属反射膜の上下にSiO2膜を形成した
実施例1の反射体を用いたサンプルNo.1の液晶表示
パネルは、ITOエッチャントに10分浸漬してもAl
膜に変化がなく、また、レジスト剥離液に1分浸漬した
だけではAl膜に変化がなく、4分浸漬しても酸化する
だけで、溶解はしておらず、金属反射膜のITOエッチ
ャント耐性とレジスト剥離液耐性が優れていることがわ
かる。
【0043】次に、上記実施例1、参考例2で得られた
反射体の金属反射膜の密着性について評価した。ここで
の密着性は、カッターナイフを用いて反射体のAl膜に
下地膜まで達する平行な切れ目を1ミリ間隔で縦横に切
れ目を入れて、碁盤目を300個つくり、この上にセロ
ハンテープを圧着させ、直ちに剥ぎとった後の碁盤目エ
ッジを光学顕微鏡(透過モード)を用いて観察する碁盤
目剥離試験により評価した。その結果を図7、図8に示
す。図7は、実施例1の反射体からセロハンテープを剥
離した後の金属反射膜の金属組織を示す写真の模式図で
ある。図8は、参考例2の反射体からセロハンテープを
剥離した後の金属反射膜の金属組織を示す写真の模式図
である。図7〜図8に示した結果から明らかなように参
考例2の反射体は切れ目周辺の金属反射膜が大きく剥離
していた。これに対して実施例1の反射体は、参考例2
のものに比べて切れ目周辺の金属反射膜の剥離が少な
く、金属反射膜の密着性が優れていることがわかる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の反射体は、
凹凸面を有する反射体用基材と上記凹凸面の外形形状に
合わせた凹凸面を有する金属反射膜との間に酸化ケイ素
膜が形成されたことにより、金属反射膜の密着性が向上
し、下地膜から剥離するのを防止できる。また、金属反
射膜上に酸化ケイ素膜を形成したものにあっては、金属
反射膜が酸化ケイ素膜により保護されるので、反射体上
にカラーフィルタ層や透明電極層等を形成する際に金属
反射膜が劣化して反射特性が低下するのを防止できる。
また、金属反射膜の上下の両方に酸化ケイ素膜が形成さ
れたものにあっては、金属反射膜の密着性を向上できる
とともに劣化を防止できる。本発明に係わる反射型液晶
表示装置によれば、上記の反射体を内蔵したことによ
り、カラーフィルタ層や透明電極層等を形成する際に金
属反射膜が下地膜から剥離したり、劣化したりするのを
防止できるので、製品として信頼性の高いものが得られ
る。また、本発明に係わる反射型液晶表示装置によれ
ば、上記内蔵した反射体上にカラーフィルタ層が直接ま
たは酸化ケイ素膜を介して形成されたことにより、反射
体とカラーフィルタ層との間に、視差を生じるような他
の層が介在されていないものとなり、視差に起因する混
色がなく、高コントラストとすることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる反射体が備えられた第一の実
施形態の反射型液晶表示装置の要部を示す断面図であ
る。
【図2】 本発明に係わる反射体の第一の実施形態を示
す斜視図である。
【図3】 本発明に係わる反射体の製造例を工程順に示
す断面図である。
【図4】 本発明に係わる反射型液晶表示装置に備えら
れたカラーフィルタ層のストライプ型の着色パターン配
列の例を示す正面図である。
【図5】 本発明に係わる反射体の第二の実施形態を示
す斜視図である。
【図6】 本発明に係わる反射体を用いた反射型液晶表
示装置の第三の実施形態を示す断面図である。
【図7】 実施例1の反射体からセロハンテープを剥離
した後の金属反射膜の金属組織を示す写真の模式図であ
る。
【図8】 参考例2の反射体からセロハンテープを剥離
した後の金属反射膜の金属組織を示す写真の模式図であ
る。
【図9】 従来の反射型液晶表示装置を示す断面図であ
る。
【図10】 従来の反射型液晶表示装置に備えられたカ
ラーフィルタ層を示す断面図である。
【図11】 従来の反射型液晶表示装置に備えられた反
射体を示す斜視図である。
【符号の説明】
2・・・背面側ガラス基板(反射体用基材)、25a・・・凹
凸面、25・・・反射体、15a・・・第一の酸化ケイ素膜、
15b・・・第二の酸化ケイ素膜、16・・・カラーフィルタ
層、18・・・感光性樹脂層(反射体用基材)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸面を有する反射体用基材上に、前記
    凹凸面の外形形状に合わせた凹凸面を有する金属反射膜
    が形成されてなり、該金属反射膜の上または下にあるい
    は上下の両方に酸化ケイ素膜が設けられたことを特徴と
    する反射体。
  2. 【請求項2】 前記凹凸面を有する反射体用基材は、ガ
    ラス基板上に感光性樹脂を塗布して感光性樹脂層を形成
    し、該感光性樹脂層に対して型面に凹凸部を有する型を
    押しつけた状態で光線を照射して前記感光性樹脂層を硬
    化させて硬化樹脂層を形成し、次いで前記型を前記硬化
    樹脂層から剥離させて表面に前記凹凸部を転写してなる
    ものであることを特徴とする請求項1記載の反射体。
  3. 【請求項3】 前記凹凸面を有する反射体用基材は、ガ
    ラス基板の表面をフッ酸処理することにより形成された
    ものであることを特徴とする請求項2記載の反射体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の反射体
    を内蔵したことを特徴とする反射型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記内蔵した反射体上にカラーフィルタ
    層が直接または酸化ケイ素膜を介して形成されたことを
    特徴とする請求項4記載の反射型液晶表示装置。
JP16477897A 1997-06-20 1997-06-20 反射体及びそれを用いた反射型液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3678881B2 (ja)

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