JPH1114763A - 文字板照明付アナログ時計 - Google Patents

文字板照明付アナログ時計

Info

Publication number
JPH1114763A
JPH1114763A JP16976797A JP16976797A JPH1114763A JP H1114763 A JPH1114763 A JP H1114763A JP 16976797 A JP16976797 A JP 16976797A JP 16976797 A JP16976797 A JP 16976797A JP H1114763 A JPH1114763 A JP H1114763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
brightness
lighting means
dial
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16976797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3472445B2 (ja
Inventor
Shunichi Makuta
俊一 幕田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
Priority to JP16976797A priority Critical patent/JP3472445B2/ja
Publication of JPH1114763A publication Critical patent/JPH1114763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3472445B2 publication Critical patent/JP3472445B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ式の時計体10に明るさ検出手段27や
照明手段を付加した場合においても、明るさ検出手段27
や照明手段を作動させるに際し、電池の消耗を極力少な
くする。 【解決手段】 時計体周辺の明るさを検出する明るさ検
出手段27を有すると共に、文字板を明るくする照明手段
の複数個を文字板の周囲近傍に等角度間隔に有し、更に
時針位置検出手段及び分針位置検出手段を有し、且つ、
明るさ検出手段27により時計体周辺の明るさを検出し、
検出した明るさが所定の明るさ以下に暗いとき、時針23
に近接する1個又は2個の照明手段と分針24に近接する
1個又は2個の照明手段とを点灯させる制御手段を有す
る時計体10とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周囲が暗いとき、
文字板を照明して指針を見易くするアナログ時計に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】今日、デジタル表示式の時計体のみでな
く、アナログ表示式の置き時計や掛け時計においても、
周囲が暗くなったとき、時針や分針である指針による表
示時刻を見易くするため、時刻表示部である文字板を薄
明るくする時計体が用いられるようになってきた。
【0003】この文字板を照明するアナログ時計では、
CdSセルなどの光電変換素子を明るさ検出手段として
用い、この明るさ検出手段としたCdSセルなどを時計
体の時刻表示部である文字板、又は、時計体の本体胴部
側面などに配置している。又、照明手段としては、多く
の場合、1個又は複数個の発光ダイオードを用い、文字
板の上方前方や側方前方などの枠体内側に照明手段を配
置しておくものである。そして、明るさ検出手段で時計
体周辺が暗くなったことを検出したとき、この照明手段
を点灯し、文字板や時針及び分針を薄明るく照らして見
易くするものである。
【0004】尚、表示時刻を見易くするために、文字板
を導光板で形成し、導光板の周囲に配置した照明手段の
光を導光板の内部に導き、導光板で形成した文字板を薄
明るく発光させることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】今日、置き時計や掛け
時計の多くのものは、電池により駆動されており、アナ
ログ式の置き時計や掛け時計も、正確且つ長寿命である
ことが望まれている。このため、アナログ式の時計体に
おいても、水晶発振器やICを用いて高精度且つ低消費
電力として長寿命化が計られ、又、指針を駆動するステ
ップモータも低消費電力化の工夫が施されている。
【0006】そして、アナログ式の時計体に明るさ検出
手段や照明手段を付加した場合においても、明るさ検出
手段や照明手段を作動させるに際し、電池の消耗を極力
少なくすることが望まれる。本発明は、このような要望
にこたえ、時計体周辺が暗くなると文字板を明るくして
表示時刻を見易くすると共に、電池による動作寿命を極
力短くしないようにしたアナログ式時計体を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、文字板位置な
ど時計体周辺の明るさを検出する明るさ検出手段を有す
ると共に、複数個の文字板を明るくする照明手段を文字
板の周囲に等角度間隔に有し、更に時針位置検出手段及
び分針位置検出手段を有し、且つ、明るさ検出手段によ
り時計体周辺の明るさを検出し、検出した明るさが所定
の明るさ以下に暗いとき、時針に近接する1個又は2個
及び分針に近接する1個又は2個の照明手段を点灯させ
る制御手段を有する時計体とする。
【0008】このように、時針や分針に近接する照明手
段のみを点灯させることにより、指針の位置を薄明るく
して指針を見易くし、各照明手段は各々の照明手段の近
傍を照明すれば足りるため、発光輝度を小さくし、消費
電力を少なくすることができる。又、本発明としては、
制御手段は、各照明手段を高速で点滅点灯させて連続点
灯に見せ、且つ、点灯させる照明手段の数に合わせて点
灯個数が多いときは点灯させる各照明手段の平均電流値
を小さくする制御手段とすることが好ましい。
【0009】このように、複数個の照明手段を点灯させ
るとき、各照明手段の平均電流値を小さくすれば、複数
個の照明手段を点灯させる場合にも、点灯させる照明手
段全体としての消費電力の増加を少なくすることができ
る。更に、本発明は、複数個の照明手段を用いて周囲が
暗くなったときに文字板を薄明るく照明する時計体にお
いて、点灯時間が長時間継続したとき、各照明手段の点
灯を点滅させ、更に点灯時間が継続したとき、点灯する
照明手段の数を順次減少させる制御手段を有する時計体
とすることがある。
【0010】このように、長時間連続して照明手段を点
灯する際、照明手段を点滅させることにより消費電力を
少なくし、更に、点灯個数を減少させることにより連続
した長時間の点灯に際しての消費電力を少なくして電池
の消耗を少なくすることができる。そして、点灯時間が
連続して半日を越えると照明手段を点滅させ、更に数時
間毎に点滅させる照明手段の数を順次減少させる制御手
段とすることが好ましい。
【0011】このように、半日以上室内の暗い状態が持
続したときに照明手段を点滅させ、更に減灯すれば、人
為的に暗い状態を維持しているときに照明手段による電
力の消費を少なくすることができる。又、長時間点灯に
より点滅点灯させる照明手段を順次減少させ、最後に1
個の照明手段を点滅させることを持続する制御手段とす
ることもある。
【0012】このように、長時間の点灯状態が続いたと
きは、点灯させる照明手段の数を減少させても少なくと
も1つを点滅点灯させることにより、照明手段を有する
時計体の正常動作を確認することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る時計体の第1の実施
の形態は、図1に示すように、文字板の周囲に照明手段
としての発光ダイオードの6個を等間隔に設けるもので
ある。この時計体10は、図1及び図2に示すように、取
付け板17の中央に指針軸22を貫通させて取付け板17の背
面に時計用ムーブメント21を固定し、この指針軸22に分
針24や時針23である指針を取付け、枠体11の前端に前枠
13を設けて前ガラス15を固定し、枠体11の後端には背板
19を取り付けることは通常の時計体10と同様である。
【0014】尚、この時計用ムーブメント21は、時刻コ
ード板を有し、時刻コード接点により時針軸の角度に応
じた4ビットコードによる時刻コード信号を出力し、
又、分針軸が所定位置のときに正時信号を出力するムー
ブメントを用いている。そして、取付け板17の前面に導
光板25を取り付け、この導光板25の表面には、図1に示
したように、時刻を示す適宜の数字やマークを刻み込ん
で文字板を形成し、導光板25の端部には発光ダイオード
などの照明手段91〜96を枠体11の内側に取り付けるもの
である。
【0015】この導光板25は、裏面を乱反射面とする透
明板であって、導光板25の端部に配置した光源の光を導
光板25の端部から導光板25の内部に入射したとき、裏面
の乱反射面により導光板25の内部に侵入した光を導光板
25の前方に乱反射させ、導光板25の正面方向から見たと
き、光源の近傍は明るく発光し、光源から離れた導光板
25の端部近傍は薄暗く発光しているように見せることが
できるものである。
【0016】尚、この導光板25の端部に設ける光源とし
ての照明手段91〜96は、枠体11の内側に取り付けて前枠
13により時計体10の前方から見えないようにし、6個の
照明手段91〜96を点灯させたとき、各照明手段91〜96の
近傍を明るくするように文字板の周辺部分が薄明るく発
光し、中央は多少薄暗くして全体が発光しているように
見せるものである。
【0017】又、取付け板17の一部には、CdSセルな
どの光電変換素子を埋め込み、時計体10の前ガラス15や
導光板25を透過した時計体10の前方からの光を受光し得
るようにし、文字板の明るさ、ひいては時計体周辺の明
るさを検出することのできる明るさ検出手段27を形成し
ている。そして、この明るさ検出手段27や照明手段91〜
96を駆動制御する制御手段30としては、マイクロコンピ
ュータを使用するものであり、この制御手段30とするマ
イクロコンピュータは、取付け板17の背面に固定するも
のである。
【0018】この制御手段30とするマイクロコンピュー
タは、正時入力端子31やコード入力端子33を有し、図3
に示すように、正時入力端子31を時計用ムーブメント21
の正時信号出力端子に接続して制御手段30の正時入力端
子31と正時接点51とを接続し、又、時計用ムーブメント
21の時刻コード出力端子と制御手段30のコード入力端子
33とを接続してコード入力端子33を時刻コード接点53と
接続するものである。そして、検出出力端子49と検出入
力端子39との間に検出抵抗器29を挿入するように接続
し、検出入力端子39と−電源との間に明るさ検出手段27
を接続するものである。又、照明手段の数に合わせた6
個の出力端子41〜46を有し、第1出力端子41乃至第6出
力端子46は、各々第1制限抵抗器61乃至第6制限抵抗器
66を介して第1スイッチングトランジスタ71乃至第6ス
イッチングトランジスタ76の各制御端子であるベースに
接続する。そして、第1スイッチングトランジスタ71乃
至第6スイッチングトランジスタ76の各エミッタは各々
+電源に接続し、第1スイッチングトランジスタ71乃至
第6スイッチングトランジスタ76の各コレクタは各々第
1保護抵抗器81乃至第6保護抵抗器86を介して第1照明
手段91乃至第6照明手段96に接続し、第1照明手段91乃
至第6照明手段96の各他端は−電源に接続するものであ
る。
【0019】従って、検出出力端子49から一定電圧の検
出信号を出力すれば、検出抵抗器29と明るさ検出手段27
とでこの検出信号の電圧を分圧し、明るさ検出手段27と
したCdSセルの抵抗値に応じた検出電圧を検出入力端
子39に入力して文字板位置などの明るさを検出すること
ができる。又、第1出力端子41からLレベルの第1点灯
信号L1を出力すると第1スイッチングトランジスタ71
を導通させて第1照明手段91を点灯させ、第2出力端子
42からLレベルの第2点灯信号L2を出力すると第2ス
イッチングトランジスタ72を導通させて第2照明手段92
を点灯させ、第3出力端子43からLレベルの第3点灯信
号L3を出力すると第3スイッチングトランジスタ73を
導通させて第3照明手段93を点灯させるように、第1出
力端子41乃至第6出力端子46の各出力端子から点灯信号
を出力することにより、第1照明手段91乃至第6照明手
段96の各照明手段を点灯させることができるものであ
る。
【0020】尚、この制御手段30には、モニタ入力端子
35及びリセット端子37を設け、モニタ入力端子35をモニ
タスイッチ55に、リセット端子37をリセットスイッチ57
やリセット回路に接続するものである。そして、この制
御手段30の動作としては、図4に示すように、作動開始
時には先ず初期設定(S100)を行った後、明暗判断
(S101)を行い、明るいと判断したときは点灯信号
の出力停止処理(S103)を行い、暗いと判断したと
きは全点灯信号の出力設定処理(S102)を行うもの
である。
【0021】この明暗判断(S101)は、検出出力端
子49から所定電圧の検出信号を出力し、検出入力端子39
に入力される検出電圧が所定電圧以上か否かにより判断
するものである。即ち、明るさ検出手段27としたCdS
セルは、入射光量が多いときは抵抗値が小さく、入射光
量が少ないときは抵抗値が大きくなるため、検出出力端
子49から検出信号を出力したとき、この検出信号の電圧
を検出抵抗器29と明るさ検出手段27とにより分圧し、文
字板位置などの時計体10の周囲が明るいときは、明るさ
検出手段27による電圧はと小さくなり、検出入力端子39
に入力される検出電圧が所定電圧未満であれば周囲が明
るいと判断することができ、検出電圧が所定電圧以上で
あれば周囲が暗いと判断できるものである。
【0022】尚、検出信号は数ミリ秒程度のパルス信号
とし、明るさ検出手段27で消費する電力を小さくするよ
うにしている。又、全点灯信号の出力設定処理(S10
2)は、第1出力端子41乃至第6出力端子46の全ての出
力端子からLパルスの点号信号を出力させるように出力
ポートを制御するものであり、この各出力端子41〜46か
ら出力される第1点灯信号L1乃至第6点灯信号L6は、
1ミリ秒などの所要幅のLパルスであって数十ヘルツの
周波数を有するパルス信号とし、Lパルスの出力タイミ
ングを第1点灯信号L1から第6点灯信号L6において順
次ずらせるようにポートの設定を行うものである。
【0023】従って、各照明手段91〜96を高速で点滅点
灯させることにより、人の目には連続点灯として各照明
手段91〜96の近傍を薄明るく発光させてみせることがで
きるものである。そして、点灯信号の出力停止処理(S
103)は、第1出力端子41乃至第6出力端子46から出
力する全ての点灯信号L1〜L6の出力を停止させるよう
に出力ポートを制御するものである。
【0024】このように、全点灯信号の出力設定処理
(S102)又は点灯信号の出力停止処理(S103)
を行った後、正時入力端子31に正時信号が入力されてい
るか否かを判断する正時信号入力判断(S105)を行
い、正時信号が入力されていなければディレイ処理(S
110)を行い、正時信号が入力されていれば、図5に
示すように、時刻コードの読み取り(S120)を行う
ものである。
【0025】このディレイ処理(S110)は、図6に
示すように、モニタ入力端子35がLレベルか否かを検出
することによりモニタスイッチ55がオン状態か否かの判
断(S141)を先ず行うものであって、オン状態でな
ければそのまま1秒間などの所要時間の経過を判断(S
145)し、オン状態であれば、第1出力端子41乃至第
6出力端子46の全ての出力端子から点灯信号を出力する
全点灯信号の出力設定処理(S143)を行って所要時
間の経過判断(S145)を行うものであり、所要時間
が経過するとディレイ処理(S110)を終了して明暗
判断(S101)に戻るものである。
【0026】そして、正時信号入力判断(S105)で
正時信号が入力されたことを検出したときは、コード入
力端子33に入力される時刻コードの解析をする時刻コー
ドの読み取り(S120)を行い、図5に示したよう
に、分カウンタのカウント値を読み込む分カウント(S
121)を行い、検出出力端子49から検出信号を出力し
て検出入力端子39の電圧による明暗判断(S123)を
行うものである。
【0027】この明暗判断(S123)において、検出
入力端子39の電圧が所定電圧未満で時計体周辺が明るい
と判断したときは、点灯信号の出力停止処理(S12
7)を行うものであり、明暗判断(S123)において
検出電圧が所定電圧以上で時計体周辺が暗いと判断した
ときは、6個の照明手段91〜96の内、点灯する照明手段
を決定する点灯照明手段の決定(S125)を行うもの
である。
【0028】この点灯照明手段の決定(S125)は、
時針位置検出手段としての時刻コード板により形成した
時刻コード信号の解析による時データと、分針位置検出
手段とする分カウンタの値を読み込んだ分データとに基
づいて行うものである。そして、この点灯照明手段の決
定(S125)は、図7に示すように、分データが5
2.5から7.5の値ときは第1点灯信号L1を出力す
るものとし、分データが2.5から17.5の値ときは
第2点灯信号L2を出力するものとし、分データが1
2.5から27.5の値ときは第3点灯信号L3を、分
データが22.5から37.5の値ときは第4点灯信号
L4を、分データが32.5から47.5の値ときは第
5点灯信号L5を、分データが42.5から57.5の
値ときは第6点灯信号L6を出力するように、分カウン
タの値のみによって1つ又は2つの点灯信号を出力する
ように選択決定を行い、更に、時データと分データとに
より、10時30分から1時30分の時刻のときは第1
点灯信号L1を出力するものとし、12時30分から3
時30分の時刻のときは第2点灯信号L2を出力するも
のとし、2時30分から5時30分の時刻のときは第3
点灯信号L3を、4時30分から7時30分の時刻のと
きは第4点灯信号L4を、6時30分から9時30分の
時刻のときは第5点灯信号L5を、8時30分から11
時30分の時刻のときは第6点灯信号L6を出力するよ
うに、時データと分データとによっても1つ又は2つの
点灯信号を出力するように選択決定を行い、両選択決定
を合わせて少なくとも1つの点灯信号を、又、最大4つ
の点灯信号を出力するようにして、点灯させる照明手段
を決定するものである。
【0029】このようにして点灯照明手段の決定(S1
25)を行った後、点灯信号のパルス幅を決定する点灯
パルスの決定(S126)を行うものである。この点灯
パルスの決定(S126)は、図8のAに示すように、
1つの点灯信号を出力する場合は、点灯信号とするLパ
ルスの幅を広く、図8のBに示すように、2つの点灯信
号を出力する場合はパルス幅を2分の1とするようにパ
ルス幅を小さくし、図8のCに示すように、3つの点灯
信号を出力する場合はパルス幅を3分の1にするように
パルス幅を小さくし、図8のDに示すように、4つの点
灯信号を出力する場合はパルス幅を4分の1にするよう
にパルス幅を小さくし、6個全ての点灯信号を出力する
場合はパルス幅を6分の1として数十ヘルツの点灯信号
を出力するものである。
【0030】尚、1つの点灯信号の出力は、例えば12
時の前後数分間は第1点灯信号L1のみを出力し、2時
10分ごろの約5分間は第2点灯信号L2のみを、7時
40分ごろは第5点灯信号L5のみを出力するように1
つの点灯信号の出力を行うものである。又、11時30
分ごろであれば第1点灯信号L1と第4点灯信号L4を出
力し、1時5分ごろであれば第1点灯信号L1と第2点
灯信号L2との2つを出力する。更に、12時40分ご
ろであれば第1点灯信号L1及び第2点灯信号L2と第5
点灯信号L5を、1時35分ごろであれば第2点灯信号
L2と第4点灯信号L4及び第5点灯信号L5を出力する
ものであり、12時45分や2時35分であれば、第1
点灯信号L1及び第2点灯信号L2と第5点灯信号L5お
よび第6点灯信号L6や第2点灯信号L2及び第3点灯信
号L3と第4点灯信号L4および第5点灯信号L5のよう
に4つの点灯信号を出力し、分針24の近くの1個又は2
個の照明手段を順次点灯させ、且つ、時針23の近くの1
個又は2個の照明手段を順次点灯させるものである。
【0031】このように、分針位置を示す分カウンタの
値及び時針位置を示す時刻コードの値に応じて所定の点
灯信号を出力するように出力ポートの設定を行い、所要
の点灯信号を所定の出力端子から出力させることを開始
した後、正時信号が入力されたか否かの正時信号入力判
断(S130)を行い、正時入力がないときはディレイ
処理(S131)を行って分カウンタの読み込み(S1
21)に戻り、正時信号が入力されたときは分カウンタ
の値をゼロクリア(S135)して時刻コードの読み取
り(S120)に戻るものである。
【0032】尚、ディレイ処理(S131)は、前述と
同様に、図6に示したようにモニタスイッチ55のオンオ
フ判断(S141)や所要時間の経過判断(S145)
を行うものである。従って、この制御手段30による制御
は、1秒などの所要時間毎に明るさ検出手段27により文
字板にさし込む光の明るさなどの時計体10の周囲の明る
さを検出するものであって、暗くなったときやモニタス
イッチ55がオン状態とされたときに照明手段を点灯させ
るものであり、時計体10の電池交換などを行い、制御手
段30がリセット状態から立ち上げられたときは、文字板
面などの周囲が明るいか否かの明暗判断(S101)と
モニタスイッチ55がオン状態であるか否かの判断(S1
45)とを所要時間毎に行い、文字板面などが暗くなっ
たときは6個の照明手段91〜96の全てを点灯させるもの
である。
【0033】そして、制御手段30の立ち上げから数分又
は数十分して正時信号が制御手段30に入力された後は、
同様に明暗判断(S123)やモニタスイッチ55がオン
状態であるか否かの判断(S145)を所要時間毎に行
い、明暗判断(S123)により文字板面など時計体10
の周囲が暗くなったことを検出したとき、時針23や分針
24に近接する1個又は数個の照明手段を点灯させるもの
である。
【0034】更に、この複数個の照明手段を点灯させる
に際し、点灯パルスの決定(S126)により点灯させ
る照明手段の数に合わせて各照明手段の電流値を変化さ
せ、点灯個数が多いときは各照明手段を点灯させるため
の点灯信号のパルス幅を小さくして平均電流値を小さく
し、1個の照明手段で消費する電力を小さくして照明手
段の点灯個数が増加しても全体としての電力消費が増加
しないようにしているものである。
【0035】従って、照明手段の点灯個数が変動して
も、照明手段の点灯による電力消費を一定とし、文字板
全体としての明るさを極端に変化させることなく、時針
23や分針24が示す位置の近くを明るくして表示時刻を見
易くすることができるものである。尚、1個の照明手段
を点灯させる場合に比較して、2個の照明手段を点灯さ
せる場合のパルス幅を正確に2分の1に、更に、3個の
照明手段を点灯させる場合のパルス幅を正確に3分の1
に、4個の照明手段を点灯させる場合のパルス幅を正確
に4分の1にする場合のみでなく、照明手段の発光効率
及び制御手段30のクロック周波数や点灯信号とするLパ
ルスの幅などにより、点灯信号の数が多い場合に順次パ
ルス幅を狭くして平均電流値を小さくすることもある。
【0036】そして、複数の点灯信号を出力する場合
は、図8のB,C,Dなどに示したように、Lパルスを
順次ずらせることによって、複数個の照明手段を点灯さ
せる場合にも最大電流を増加させることがなく、電池の
疲労を少なくして寿命を長くすることができる。又、照
明手段の数は6個に限るものでなく、例えば4個を等間
隔で90度毎に配置し、時針位置検出手段や分針位置検
出手段で指針の位置を検出し、時計体周辺が暗くなって
照明手段を点灯させるに際しては、各照明手段の前後約
60度の範囲に指針があるときに各々の照明手段を点灯
させるように制御し、12時の位置に設ける照明手段
は、時針23が10時00分から2時00分、分針24が5
0分から10分の間に位置するときに点灯させ、3時の
位置に設ける照明手段は、時針23が1時00分から5時
00分、分針24が5分から25分の間に位置するときに
点灯させるようにするものである。
【0037】このように、照明手段の間隔の約3分の2
の角度で各照明手段の前後位置に指針が位置するときに
照明手段を点灯させることにより、各指針の位置を各々
1個又は2個の照明手段により薄明るくすることができ
るものであり、照明手段の数を8個や12個とする場合
も同様である。そして、照明手段の数を増加させると、
各照明手段の間隔を狭くして1つの照明手段で明るくす
る範囲を狭くすることができ、広い範囲を薄明るくする
必要がなく、1つの照明手段による消費電力を少なく
し、指針の位置に合わせて1個乃至4個の照明手段を点
灯させても電池の消耗を少なくすることができる。
【0038】又、上記実施の形態は、時針位置検出手段
として時刻コード板を組み込んだ時計用ムーブメント21
を用い、時刻コード板による時刻コード信号を制御手段
30に入力しているも、時針駆動用ステップモータや分針
駆動用ステップモータに出力するパルス数をカウントし
て時針23の位置や分針24の位置の位置信号を形成する時
計用ムーブメント21を用いる場合は、時針用のカウンタ
を時針位置検出手段とし、分針用のカウンタを分針位置
検出手段として、各カウンタが出力する位置信号により
時針23及び分針24の位置を判断して点灯する照明手段を
決定すれば足りる。
【0039】更に、分針位置検出手段としての分カウン
タは、ディレイ処理の回数をカウントするカウンタを制
御手段30に設けることとし、ディレイ処理の間隔と回数
とにより分針24の位置を判別することもある。そして、
上記の実施の形態は、図2に示したように、導光板25を
用いて各照明手段91〜96の近傍を薄明るくするものとし
ているも、導光板25を用いることなく、各照明手段91〜
96を等角度間隔として前枠13の裏面に設け、文字板の所
要範囲を明るくするように照明することもある。
【0040】もっとも、導光板25を用いた場合は、1個
の照明手段で明るくする範囲を広くすることが容易であ
る。又、上記の時計体10は、複数個の照明手段の内、1
個乃至4個の照明手段を指針の位置に合わせて点灯させ
るものであるも、他の実施の形態の時計体10としては、
複数個の照明手段91〜96を全て点灯させ、点灯時間が持
続したとき、点灯させる照明手段の数を減少させて電池
の消耗を少なくする時計体10がある。
【0041】この時計体の実施の形態は、3個乃至12
個などの照明手段を文字板の周囲に配置し、明るさ検出
手段27により文字板に差し込む光により時計体の周囲が
暗くなったことを検出したとき、全ての照明手段を点灯
させて文字板を薄明るくするものである。そして、図9
に示すように、6個の照明手段91〜96を設ける時計体で
は、第1出力端子111乃至第6出力端子116を各々第1制
限抵抗器61乃至乃至第6抵抗器を介して第1スイッチン
グトランジスタ71乃至第6スイッチングトランジスタ76
に接続し、検出出力端子119と検出入力端子109との間に
検出抵抗器29を接続し、検出入力端子109と−電源との
間に明るさ検出手段27を接続するものであり、更に、モ
ニタ入力端子105にモニタスイッチ55を、リセット端子1
07にリセットスイッチ57を接続するものである。
【0042】そして、この制御手段100の動作は、図1
0に示すように、初期設定(S200)を行った後、検
出信号を検出出力端子119から出力して検出入力電圧が
所定電圧未満であるか否かによる明暗判断(S201)
を行い、検出入力電圧が所定電圧未満で明るいと判断し
たときは、点灯信号の出力を停止させる点灯信号出力停
止(S207)、及び時間カウンタのリセットストップ
(S208)とスタートフラグのリセット(S209)
を行ってディレイ処理(S210)を行い、又、検出入
力電圧が所定電圧以上で暗いと判断したときは点灯信号
の出力開始(S202)を行うものである。
【0043】この点灯信号出力開始(S202)として
は、図14のAに示すように、第1点灯信号L1乃至第
6点灯信号L6として例えば1ミリ秒程度のLパルスを
順次タイミングをずらせて1秒間に数十回出力するよう
に出力ポートを設定して点灯信号の出力を開始させるも
のである。又、点灯信号出力開始(S202)の後、前
回の明暗判断(S201)の結果が暗いと判断されたか
否かの判断(S203)を行い、前回が明るいと判断さ
れており、初めて暗いと判断されたときは時間カウンタ
に計時を開始させる時間カウンタのスタート(S20
4)及びスタートフラグのセット(S205)を行って
ディレイ処理(S210)を行うものである。
【0044】尚、前回が明るかったか否かの判断(S2
03)は、このスタートフラグがセットされているか否
かにより容易に判断できるものである。そして、ディレ
イ処理(S210)を行った後は明暗判断(S201)
に戻るものであり、ディレイ処理(S210)は、図6
に示したように、モニタスイッチ55のオンオフ判断(S
141)や所要時間の経過判断(S145)を行って所
要時間経過後に明暗判断(S201)に戻るものであ
る。
【0045】又、明暗判断(S201)において周囲が
暗いと判断され、点灯信号出力開始(S202)を行っ
てスタートフラグにより前回も暗いと判断したことを検
出したときは、時間カウンタのカウント値を読み込んで
第1の所定時間が経過したか否かの判断(S206)を
行うものである。この第1の所定時間としては、12時
間乃至16時間などの半日以上の時間を設定してるもの
であり、第1の所定時間が経過していないときはディレ
イ処理(S210)を行って明暗判断(S201)に戻
るも、第1の所定時間が経過し、照明手段の点灯状態が
半日以上持続したときは図11に示す点滅点灯制御に切
り換えるものである。
【0046】この点滅点灯制御では、先ず時間カウンタ
をゼロクリアしてスタートさせる時間カウンタのクリア
スタート(S220)を行い、秒カウンタのスタート
(S221)を行うものである。そして、検出出力端子
119から検出信号を出力して検出入力端子109の電圧によ
る明暗判断(S225)を行い、暗いと判断したときは
秒カウンタの値を読み込み(S230)、及び、奇数秒
か否かの判断(S231)を行う。
【0047】この奇数秒か否かの判断(S231)によ
り奇数秒のときは点灯信号出力開始(S232)を行う
も、奇数秒でないときは点灯信号の出力停止(S23
3)を行い、時間カウンタの読み込み(S235)を行
って第2の所定時間が経過しているか否かの判断(S2
36)を行い、第2の所定時間が経過していないときは
ディレイ処理(S240)を行って明暗判断(S22
5)に戻るものである。
【0048】この第2の所定時間としては、2時間乃至
3時間程度を設定することにより、第2の所定時間であ
る2時間乃至3時間は、全照明手段91〜96を1秒間隔で
点灯及び消灯させることができる。そして、明暗判断
(S225)において、検出入力電圧が所定電圧未満で
周囲が明るくなったと判断したときは、点灯信号の出力
停止(S226)を行い、時間カウンタをゼロクリアし
て停止させ(S227)、又、秒カウンタもゼロクリア
して停止させ(S228)た後、初期設定の終了時に行
う最初の明暗判断(S201)に戻るものである。
【0049】尚、このディレイ処理(S240)も、図
6に示したディレイ処理と同様であるも、本実施の形態
では、ディレイ処理における所要時間を1秒よりも短
く、例えば200ミリ秒程度などとして1秒間に数回の
明暗判断(S225)を行う場合は、奇数秒か否かの判
断(S231)に換えて1秒の前半か後半かの判断を行
い、約0.5秒の点灯と消灯とによる点滅点灯を行うこ
ともできる。
【0050】又、ディレイ処理(S240)において行
う所要時間の経過判断(S145)の所要時間を1秒以
下に短くしたとき、明暗判断(S225)は数回に1回
として検出信号の出力間隔は狭くしないようにすること
も有る。そして、第2の所定時間が経過したときは、第
2の所定時間が経過しているか否かの判断(S236)
に基づき、時間カウンタをゼロクリアしてスタートさせ
る時間カウンタのクリアスタート(S237)を行い、
第1出力端子111からの点灯信号の出力を禁止する第1
出力端子111のマスク処理(S238)を行って図12
に示す減灯点灯制御を行うものである。
【0051】この減灯点灯制御は、先ず検出入力値に基
づく明暗判断(S251)を行い、周囲が暗いときは秒
カウンタの値を読み込み(S260)を行って奇数秒か
否かの判断(S261)を行い、奇数秒のときは点灯信
号の出力開始(S262)を行い、奇数秒でないときは
点灯信号の出力停止(S263)を行う。尚、ディレイ
処理における所要時間が200ミリ秒程度などのように
短いときは、1秒の前半か後半かの判断を行って約0.
5秒の点灯と消灯とによる点滅点灯を行うこともでき
る。
【0052】そして、点灯信号出力開始(S262)又
は点灯信号出力停止(S263)を行った後、時間カウ
ンタの値を読み込み(S265)、更に第3の所定時間
が経過したか否かの判断(S266)を行い、第3の所
定時間が経過していなければディレイ処理(S270)
を行って明暗判断(S251)に戻るものである。この
第3の所定時間としては、第2の所定時間と同一時間と
することもあり、又、1時間乃至2時間程度として第2
の所定時間よりも短くすることもある。
【0053】そして、明暗判断(S251)において明
るいと判断したときは、点灯信号の出力停止(S25
2)を行い、時間カウンタをゼロクリアして停止させ
(S253)、秒カウンタもゼロクリアして停止させる
(S254)と共に、全出力端子のマスクを解除し(S
255)、時間カウンタのスタート回数もゼロクリア
(S256)して初期設定の終了時に行う最初の明暗判
断(S201)に戻るものである。
【0054】又、明暗判断(S251)において暗いと
判断され、第1出力端子111をマスクして第2出力端子1
12乃至第6出力端子116から1秒毎などの点灯信号の出
力を持続し、第3の所定時間の経過判断(S266)に
より所定時間が経過したと判断したときは、図13に示
すように、減灯増加制御を行うものである。この減灯増
加制御は、時間カウンタをゼロクリアしてスタートさせ
る時間カウンタのクリアスタート(S281)を行い、
このスタート回数を記憶(S282)し、1回目か否か
の判断(S283)を行って1回目であれば第2出力端
子112から点灯信号を出力しないように第2出力端子112
のマスク処理(S284)を行って図12に示した減灯
点灯制御の明暗判断(S251)に戻るものである。
【0055】従って、第1出力端子111と第2出力端子1
12とがマスクされた状態では、明暗判断(S251)に
おいて暗いと判断されて点灯信号出力開始(S262)
を行った際には、図14のBに示すように、第1点灯信
号L1及び第2点灯信号L2は各々マスク処理(S23
8,S284)によりHレベルに維持され、第3点灯信
号L3乃至第6点灯信号L6のみにLパルスが出力される
こととなり、第3照明手段93乃至第6照明手段96のみを
1秒毎に点滅点灯させることになる。
【0056】このようにして第1照明手段91及び第2照
明手段92を消灯状態とし、他の照明手段を1秒間隔など
で点滅させる点灯を更に第3の所定時間だけ持続したと
きは、第3の所定時間の経過判断(S266)により、
再度、減灯増加制御を行うこととなり、時間カウンタの
クリアスタート(S281)及びこのスタート回数を記
憶(S282)し、1回目か否かの判断(S283)及
び2回目か否かの判断(S285)を行い、2回目であ
れば第3出力端子113のマスク処理(S286)を行
い、更に3回目か否かの判断(S287)、4回目か否
かの判断(S289)を行い、3回目であれば第4出力
端子114のマスク処理(S288)、4回目であれば第
5出力端子115のマスク処理(S290)を行うもので
ある。
【0057】このように、第3の所要時間が経過する毎
に順次マスク処理により消灯する照明手段の数を増加さ
せ、照明手段の数が6個の時計体10においては、第5出
力端子115のマスク(S290)により最終的に第6照
明手段961つだけの点滅点灯を行わせるものである。従
って、第1の所定時間により半日以上の点灯状態が持続
したときは、1秒毎などの点滅点灯により照明手段によ
る電力消費を少なくし、更に、数時間毎に点滅点灯させ
る照明手段の数を1つづつ順次減少させることにより、
室内の暗い状態が長時間継続されるときは一層消費電力
を小さくすることができ、周囲が明るくなると照明手段
を消灯させると共に初期の全点灯を行う状態に戻す故、
旅行などの長期外出により室内の暗い状態を持続させる
ときは電池の消耗を少なくして電池の寿命を長くし、
又、照明手段の一部の点滅点灯により時計体10が正常に
作動していることを知らせることができる。
【0058】尚、点滅点灯させる照明手段の数を少なく
するに際し、最後に1個の照明手段の点滅点灯を持続さ
せる場合のみでなく、点滅点灯させる照明手段の全てを
最後には点灯させないようにすることも有る。又、照明
手段の数は6個に限るものでなく、照明手段の数が多い
場合は第2の所定時間や第3の所定時間を短くし、全て
の照明手段を消灯させるまでの時間又は1個の照明手段
を点滅点灯させるまでの時間を長くしつつ、照明手段に
よる電力消費を短い時間間隔で順次減少させることがで
きる。
【0059】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明は、時計体周
辺の明るさを検出する明るさ検出手段を有すると共に複
数個の照明手段を有し、更に時針位置検出手段及び分針
位置検出手段を有し、且つ、検出した明るさが暗いと
き、時針に近接する1個又は2個と分針に近接する1個
又は2個の照明手段を点灯させる制御手段を有する文字
板照明付アナログ時計である。
【0060】従って、複数個の照明手段の内、指針の近
くの照明手段のみを点灯させ、指針による時刻表示を見
易くすると共に、点灯させる照明手段の数を制限し、照
明手段による電池の消費を少なくすることができる。
又、請求項2に記載した本発明は、制御手段は、各照明
手段を高速で点滅点灯させて連続点灯に見せ、且つ、点
灯する照明手段の数に合わせて点灯個数が多いときは点
灯する各照明手段への平均電流値を小さくする制御手段
とした文字板照明付アナログ時計である。従って、時針
や分針に近い1個又は数個の照明手段を点灯させて指針
を見易くしつつ指針の位置により照明手段の点灯個数が
変化しても、照明手段による消費電流の変化を少なく
し、照明手段を発光点灯させた際の時計体の明るさの変
化を少なくすることができる。
【0061】そして、請求項3に記載した本発明は、複
数個の照明手段を用いて周囲が暗くなったときに文字板
を薄明るく照明する時計体において、点灯時間が長時間
継続したとき、各照明手段の点灯を点滅させ、更に点灯
時間が継続したとき、点灯する照明手段の数を順次減少
させる制御手段を有する文字板照明付アナログ時計とす
るものである。
【0062】従って、長時間室内を暗くしたときは順次
照明手段による電力の消費を少なくし、照明体付き時計
の寿命が短くなることを防止できる。更に、請求項4に
記載した本発明は、点灯時間が連続して半日を越えると
照明手段を点滅させ、更に数時間毎に点滅させる照明手
段の数を順次減少させる制御手段とした文字板照明付ア
ナログ時計である。
【0063】従って、人為的に室内を暗くする状態が継
続されたときは、点灯する照明手段の数を順次減少さ
せ、電池の消耗を少なくすることができる。このため、
旅行による外出などの不在状態が持続したとき、又、時
計体をケースなどに収納しとき、無駄に照明手段を点灯
させることなく、電池の消耗を少なくすることができ
る。
【0064】又、請求項5に記載した本発明は、長時間
点灯により点滅点灯させる照明手段を順次減少させ、最
後に1個の照明手段を点滅させることを持続する制御手
段とした文字板照明付アナログ時計である。従って、長
時間暗い状態が継続した場合であっても、1つの照明手
段の点滅点灯により時計体が正常に作動していることを
知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る時計体の一例を示す正面図。
【図2】本発明に係る時計体の一例を示す垂直断面側面
図。
【図3】本発明に係る時計体の第1の実施の形態を示す
結線図。
【図4】本発明に係る時計体の第1の実施の形態におけ
る作動例を示すフローチャート図。
【図5】本発明に係る時計体の第1の実施の形態におけ
る作動例を示すフローチャート図。
【図6】本発明に係る時計体の第1の実施の形態におけ
る作動例を示すフローチャート図。
【図7】本発明に係る時計体の第1の実施の形態におけ
る点灯範囲を示すコード表。
【図8】本発明に係る時計体の第1の実施の形態におけ
る点灯信号の出力状態を示すタイムチャート図。
【図9】本発明に係る時計体の第2の実施の形態を示す
結線図。
【図10】本発明に係る時計体の第2の実施の形態にお
ける作動例を示すフローチャート図。
【図11】本発明に係る時計体の第2の実施の形態にお
ける作動例を示すフローチャート図。
【図12】本発明に係る時計体の第2の実施の形態にお
ける作動例を示すフローチャート図。
【図13】本発明に係る時計体の第2の実施の形態にお
ける作動例を示すフローチャート図。
【図14】本発明に係る時計体の第2の実施の形態にお
ける点灯信号の出力例を示すタイムチャート図。
【符号の説明】
10 時計体 11 枠体 13 前枠 15 前ガラス 17 取付け板 19 背板 21 時計用ムーブ
メント 22 指針軸 23 時針 24 分針 25 導光板 27 明るさ検出手段 29 検出抵抗器 30 制御手段 31 正時入力端子 33 コード入力端
子 35 モニタ入力端子 37 リセット端子 39 検出入力端子 41〜46 出力端
子 49 検出出力端子 51 正時接点 53 時刻コード接
点 55 モニタスイッチ 57 リセットスイ
ッチ 61〜66 制限抵抗器 71〜76 スイッ
チングトランジスタ 81〜86 保護抵抗器 91〜96 照明手
段 100 制御手段 105 モニタ入力端子 107 リセット端
子 109 検出入力端子 111〜116 出
力端子 119 検出出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計体周辺の明るさを検出する明るさ検
    出手段を有すると共に、文字板を明るくする照明手段の
    複数個を文字板の周囲近傍に等角度間隔に有し、更に時
    針位置検出手段及び分針位置検出手段を有し、且つ、前
    記明るさ検出手段により時計体周辺の明るさを検出し、
    検出した明るさが所定の明るさ以下に暗いとき、時針に
    近接する1個又は2個の照明手段及び分針に近接する1
    個又は2個の照明手段とする1個乃至4個の照明手段を
    点灯させる制御手段を有することを特徴とする文字板照
    明付アナログ時計。
  2. 【請求項2】 制御手段は、点灯させる各照明手段を高
    速で点滅点灯させて連続点灯に見せ、且つ、点灯させる
    照明手段の数に合わせて点灯個数が多いときは点灯させ
    る各照明手段の平均電流値を小さく制御することを特徴
    とする請求項1に記載した文字板照明付アナログ時計。
  3. 【請求項3】 複数個の照明手段を用いて周囲が暗くな
    ったときに文字板を薄明るく照明する時計体において、
    点灯時間が長時間継続したとき、各照明手段の点灯を点
    滅させ、更に点灯時間が継続したとき、点灯する照明手
    段の数を順次減少させる制御手段を有することを特徴と
    する文字板照明付アナログ時計。
  4. 【請求項4】 点灯時間が連続して半日を越えると照明
    手段を点滅させ、更に数時間毎に点滅させる照明手段の
    数を順次減少させる制御手段としたことを特徴とする請
    求項3に記載した文字板照明付アナログ時計。
  5. 【請求項5】 長時間点灯により点滅点灯させる照明手
    段を順次減少させ、最後に1個の照明手段を点滅させる
    ことを持続する制御手段としたことを特徴とする請求項
    3又は請求項4に記載した文字板照明付アナログ時計。
JP16976797A 1997-06-26 1997-06-26 文字板照明付アナログ時計 Expired - Fee Related JP3472445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16976797A JP3472445B2 (ja) 1997-06-26 1997-06-26 文字板照明付アナログ時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16976797A JP3472445B2 (ja) 1997-06-26 1997-06-26 文字板照明付アナログ時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1114763A true JPH1114763A (ja) 1999-01-22
JP3472445B2 JP3472445B2 (ja) 2003-12-02

Family

ID=15892487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16976797A Expired - Fee Related JP3472445B2 (ja) 1997-06-26 1997-06-26 文字板照明付アナログ時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3472445B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236553A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Rhythm Watch Co Ltd 時計装置
CN113946119A (zh) * 2021-11-03 2022-01-18 江西立盾光电科技有限公司 一种定时变色的仿自然光灯具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236553A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Rhythm Watch Co Ltd 時計装置
CN113946119A (zh) * 2021-11-03 2022-01-18 江西立盾光电科技有限公司 一种定时变色的仿自然光灯具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3472445B2 (ja) 2003-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7550930B2 (en) Method and device for lighting an electronic or electromechanical apparatus
GB2270397A (en) Alarm clock.
JP3472445B2 (ja) 文字板照明付アナログ時計
US20050243653A1 (en) Electronic device with secondary display projection
JP2004251719A (ja) 携帯型電子機器
JP3527624B2 (ja) 時計装置
JP6565139B2 (ja) 電子時計
JP3539869B2 (ja) 時計装置
JP3323104B2 (ja) 時計体の文字板照明方法
JP3369431B2 (ja) 照明付時計体の点灯制御方法
KR200252298Y1 (ko) 절전형 자동 점등 시계
JPH06265848A (ja) 表示方法及び表示装置
KR200434920Y1 (ko) 시침을 이용한 시간 조명시계
JP2002055175A (ja) アラーム時計
JP2002071856A (ja) 時 計
KR200228336Y1 (ko) 시간표시 기능을 구비한 조명장치
JPH1172582A (ja) リモートコントロール式時計
JP4255172B2 (ja) アラーム時計
JP2967863B2 (ja) 視覚検査器
EP0783144A1 (en) Clock
JP2005017021A (ja) 電子機器
JPH1152076A (ja) 電子機器
JP2000171269A (ja) 歩数計
JPH09233578A (ja) リモコン装置
JP2004260310A (ja) キーバックライト制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees