JPH11146626A - 振動装置 - Google Patents

振動装置

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JPH11146626A
JPH11146626A JP30617597A JP30617597A JPH11146626A JP H11146626 A JPH11146626 A JP H11146626A JP 30617597 A JP30617597 A JP 30617597A JP 30617597 A JP30617597 A JP 30617597A JP H11146626 A JPH11146626 A JP H11146626A
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JP
Japan
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vibrator
fixed yoke
magnetic field
electromagnetic coil
magnetic
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JP30617597A
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English (en)
Inventor
Ikunori Moritake
郁紀 森竹
Kiyoshi Urushibata
潔 漆畑
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Star Micronics Co Ltd
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気から機械振動への変換効率が高く、小型
化・低消費電力化が可能で信頼性が高い振動装置を提供
する。 【解決手段】 振動装置は、中空形状であって磁性材料
から成る固定ヨーク11と、固定ヨーク11内の中心軸
X方向に沿って変位可能なように支持され、変位方向と
平行な方向に磁化され、固定ヨーク11との磁気作用に
よって復元力が付与された振動子3と、固定ヨーク11
および振動子3が形成する磁気回路を通過する磁界に対
して駆動磁界を周期的に重畳するための電磁コイル12
と、電磁コイル12に駆動電流Iを供給する発振器20
などで構成され、振動子3の共振周波数Fmとほぼ一致
する周波数Faの駆動磁界を印加することによって共振
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動電流によって
駆動される直線振動型の振動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電波を用いた無線電話(たとえば
携帯電話やPHS等)や無線呼出装置(たとえば商品名
ポケットベルやページャー等)などの携帯用端末機器に
おいて、電話や呼出の着信があった場合に、大きな電子
音を発して聴覚的に使用者に告知している。しかし、近
年、携帯電話等が急速に普及して、他人の着信を自己の
着信と誤認したり、電車や映画館等の公共施設で静寂を
妨害する点が社会問題化している。その対策として、着
信があると端末機器が振動を発生して、触覚的に携帯者
に知らせるバイブレータ方式が採用されつつある(たと
えば特開平6−224816号等)。
【0003】従来のバイブレータ方式では、小型モータ
の回転軸に偏心錘を取り付けて、回転運動によって振動
を発生する回転振動型の振動装置が採用されている(た
とえば特開平8−186626号、特開平8−2422
73号等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
振動装置では大きな重量物を回転させるため、ある程度
大きなトルクを出力するモータが必要になり、モータの
小型化や省電力化に自ずと限界がある。また、偏心回転
によって軸受の負担が大きくなるため、機械的寿命があ
まり長くない。
【0005】本発明の目的は、電気から機械振動への変
換効率が高く、小型化・低消費電力化が可能で信頼性が
高い振動装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、中空形状であ
って磁性材料から成る固定ヨークと、固定ヨーク内の中
心軸方向に沿って変位可能なように支持され、変位方向
と平行な方向に磁化され、固定ヨークとの磁気作用によ
って復元力が付与された振動子と、固定ヨークおよび振
動子が形成する磁気回路を通過する磁界に対して、駆動
磁界を重畳するための電磁コイルとを備えることを特徴
とする振動装置である。
【0007】本発明に従えば、中空形状の固定ヨークの
内部に磁化振動子を配置することによって、磁化振動子
のN極から出た磁力線が固定ヨークを通過して、磁化振
動子のS極に戻る磁気回路が形成される。振動子は、全
体のポテンシャルエネルギーが最も低い状態で安定する
ため、振動子には固定ヨークの対称中心点を原点とした
復元力が作用する。この現象は、振動子がばねによって
支持され、ばねの伸び縮みによる復元力が生じたことに
相当する。
【0008】この状態で磁気回路を通過する磁界に対し
て電磁コイルからの駆動磁界を周期的に重畳することに
よって、振動子に作用する磁界が周期的に変動するよう
になり、振動子が直線的に往復しながら振動するように
なる。こうして電気的振動を機械的振動に効率良く変換
できる。
【0009】また本発明は、振動子の復元力によって規
定される機械的共振周波数Fmと駆動磁界の周波数Fa
とが略一致することを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、振動子の質量および復元
力で機械的共振周波数Fmが定まるため、この共振周波
数Fmとほぼ一致する周波数Faの駆動磁界を印加する
ことによって共振現象が発生し、僅かなエネルギー供給
によって大きな振幅の振動が持続するようになる。こう
して電気から機械振動への変換効率が高くなり、少ない
消費電力で大きな振動出力が得られるようになる。
【0011】また本発明は、前記電磁コイルは、固定ヨ
ークと同軸に配置されていることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、駆動磁界を発生する電磁
コイルを固定ヨークと同軸で配置することによって、振
動子の磁化方向と駆動磁界の方向とが一致するため、電
磁コイルから振動子への磁界伝達効率が向上する。
【0013】また本発明は、複数の電磁コイルが振動子
の復元力原点を中心として対称配置されていることを特
徴とする。
【0014】本発明に従えば、複数の電磁コイルを復元
力原点を中心に対称配置することによって、たとえば振
動子が右側に変位したときは右側の電磁コイルとの相互
作用が強くなり、振動子が左側に変位したときは左側の
電磁コイルとの相互作用が強くなる。したがって、単一
の電磁コイルを使用した場合と比べて振動子へのエネル
ギー伝達効率が格段に向上し、大きな振動を発生でき
る。
【0015】まず本発明の原理について説明する。振動
子の静止位置を原点Oとして、原点Oからの変位をxと
し、振動子に作用する復元力をf、振動子の質量をMと
すると、復元力fは変位xの関数となり、図1に示すよ
うに、一次近似ではf=k・xの線形関数となる。な
お、kはばね係数である。この場合、振動子の共振周波
数Fmは次式(1)で表せる。
【0016】
【数1】
【0017】この共振周波数Fmと同じ周波数Faの駆
動磁界を電磁コイルで発生させて振動子に印加すると、
振動子は共振振動を始める。電磁コイルの駆動電流波形
は周波数Faの成分を含むもので、たとえば周波数Fa
の正弦波電流やパルス電流が可能であり、また全波駆動
や半波駆動も可能である。
【0018】図2は、振動子の共振特性を示すグラフで
ある。縦軸は振動子の振幅Aであり、横軸は駆動磁界の
周波数Faである。グラフにおいて、共振周波数Fmで
最大振幅となり、共振周波数Fmから外れると振幅は減
少する共振カーブが見られ、共振ピークの鋭さを示すQ
値は摩擦や空気抵抗等のエネルギー損失によって決定さ
れる。
【0019】一方、復元力fと変位xとが非線形関係
で、ばね係数kが変位xの関数である場合は、f=k
(x)・xと表され、機械的周波数Fmは振動子の振幅
に依存することになり、式(1)のように簡単には決ま
らない。しかしながら、このような振動装置に駆動磁界
を周期的に重畳した場合でも、振動子の質量Mと復元力
k(x)、振幅Aに応じて振動子を直線的に往復振動さ
せることが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の第1実施形態を
示す構成図である。振動装置は、中空形状の固定ヨーク
11と、固定ヨーク11の内部に中心軸X方向に沿って
変位可能なように支持された振動子3と、駆動磁界Ha
を発生するための電磁コイル12と、電磁コイル12に
交流電流などの正弦波またはパルス波などの駆動電流I
を供給する発振器20などで構成される。
【0021】固定ヨーク11は、透磁率の大きな磁性材
料で形成され、たとえば円筒状に形成されている。振動
子3は、円柱状の永久磁石で形成され、磁化方向が変位
方向と平行になるように円柱の上面および下面がN極、
S極に着磁されている。また、振動子3の周囲には、振
動子3の直線運動を滑らかに案内するための案内部材
(不図示)が設けられる。
【0022】こうした中空形状の固定ヨーク11の内部
に振動子3を配置することによって、振動子3のN極か
ら出た磁力線が固定ヨーク11を通過して、振動子3の
S極に戻る磁気回路が形成される。磁力線は、固定ヨー
ク11のX軸を中心として回転対称となるように分布
し、振動子3は全体のポテンシャルエネルギーが最も低
くなる位置、すなわち固定ヨークの対称中心点となる点
Oで安定する。この状態で、振動子3が原点Oから正ま
たは負の方向に変位すると、振動子3には原点Oに戻ろ
うとする復元力が作用する。こうした復元力は、振動子
3の振幅範囲において変位量にほぼ比例させることが可
能なため、ちょうど振動子3がX軸に沿って線形ばねで
支持された現象に近似できる。
【0023】この状態で磁気回路を通過する磁界に対し
て電磁コイル12からの駆動磁界を周期的に重畳するこ
とによって、振動子3に作用する磁界が周期的に変動す
るようになり、振動子3が直線的に往復しながら振動す
るようになる。
【0024】図3において、電磁コイル12はX軸の周
りに導線を巻回するように構成され、固定ヨーク11と
同軸に配置することによって、X軸と平行な駆動磁界H
aを発生するため、効率的な磁界重畳が実現している。
【0025】図4(a)は振動子3の運動波形、図4
(b)〜図4(e)は電磁コイル12の駆動電流波形の
各種例を示すグラフである。静止した振動子3に駆動磁
界Haが作用すると、振動子3が振動を開始し、この振
動周期と同期するように磁界Haが変動すると、共振現
象によって振動振幅が徐々に増加し、摩擦や空気抵抗等
に起因する共振ロスと電磁コイル12からの注入エネル
ギーとが均衡した状態で振動子3は一定振幅で振動する
ようになる。
【0026】図4(b)は半波パルス駆動の例を示し、
図4(a)に示すように振動子3が周期Tの正弦波で振
動している場合、振動子3が原点OからX軸の正方向に
移動している4分の1周期だけオンとなるパルス電流を
電磁コイル12に流している。半波パルス駆動は、単極
性の駆動波形で済むためパルス発振器20の回路構成を
簡略化できる利点がある。
【0027】図4(c)は全波パルス駆動の例を示し、
図4(a)に示すように振動子3が周期Tの正弦波で振
動している場合、振動子3が原点OからX軸の正方向に
移動している4分の1周期だけ正極性となり、振動子3
が正の最大変位から原点Oに戻る次の4分の1周期だけ
負極性となるパルス電流を電磁コイル12に流してい
る。全波パルス駆動は、半波パルス駆動と比べて2倍の
駆動期間を確保できるため、振動開始からの定常振動ま
で立上り時間を短縮できる利点がある。
【0028】図4(d)は半波パルス駆動の例を示し、
図4(a)に示すように振動子3が周期Tの正弦波で振
動している場合、振動子3がX軸の正方向に移動してい
る2分の1周期だけオンとなるパルス電流を電磁コイル
12に流している。半波パルス駆動は、単極性の駆動波
形で済むためパルス発振器20の回路構成を簡略化でき
る利点がある。
【0029】図4(e)は全波パルス駆動の例を示し、
図4(a)に示すように振動子3が周期Tの正弦波で振
動している場合、振動子3がX軸の正方向に移動してい
る2分の1周期だけ正極性となり、振動子3がX軸の負
方向に移動している2分の1周期だけ負極性となるパル
ス電流を電磁コイル12に流している。この駆動波形
は、図4(d)の半波パルス駆動と比べて2倍の駆動期
間を確保できるため、高効率の駆動を実現できる。
【0030】なお、図4(b)〜図4(e)に示すパル
ス波形の代わりに、正弦波を4分の1周期あるいは2分
の1周期の単位でオン、オフした波形も使用でき、特に
図4(e)では完全な正弦波駆動となる。
【0031】こうして振動子3の周期および位相と駆動
電流とが同期することによって、電気的振動から機械的
振動への変換が効率良く行われる。
【0032】図5は、本発明の第2実施形態を示す構成
図である。ここでは図3の電磁コイル12の代わりに2
つの電磁コイル12a、12bを左右対称に配置してい
る。この振動装置は、中空形状の固定ヨーク11と、固
定ヨーク11の内部に中心軸X方向に沿って変位可能な
ように支持された振動子3と、駆動磁界Ha、Hbを発
生するための電磁コイル12a、12bと、電磁コイル
12a、12bに正弦波またはパルス波の駆動電流Iを
供給する発振器20などで構成される。
【0033】電磁コイル12a、12bはX軸の周りに
導線を巻回するように構成され、固定ヨーク11と同軸
かつ原点Oを中心として対称配置することによって、X
軸と平行かつ反対方向の駆動磁界Ha、Hbを同時に発
生するため、効率的で強力な磁界重畳を実現できる。
【0034】静止した振動子3に駆動磁界Ha、Hbが
作用すると、振動子3が振動を開始し、この振動周期と
同期するように磁界Ha、Hbが変動すると、共振現象
によって振動振幅が徐々に増加し、摩擦や空気抵抗等に
起因する共振ロスと電磁コイル3からの注入エネルギー
とが均衡した状態で振動子3は一定振幅で振動するよう
になる。
【0035】図5の構成においても、図4の駆動電流波
形が使用可能である。特に、図4(e)に示す全波パル
ス駆動を用いた場合、図4(a)に示すように振動子3
が周期Tの正弦波で振動している場合、振動子3がX軸
の正方向に移動している2分の1周期だけ正極性とな
り、振動子3がX軸の負方向に移動している2分の1周
期だけ負極性となるパルス電流を電磁コイル12a、1
2bに流している。全波パルス駆動は、半波パルス駆動
と比べて2倍の駆動期間を確保でき、しかも2つの電磁
コイル12a、12bによるプッシュプル駆動となるた
め、極めて高い効率の駆動を実現できる。
【0036】図6は、本発明の第3実施形態の構成を示
す断面図である。この振動装置は、図3の構成をより具
体化したものであり、円筒形状の固定ヨーク11と、固
定ヨーク11の内部に中心軸X方向に沿って変位可能な
ように支持された振動子3と、振動子3の直線変位を案
内する円筒形状のボビン13と、駆動磁界を発生するた
めの電磁コイル12と、電磁コイル12に正弦波または
パルス波の駆動電流Iを供給する発振器(不図示)など
で構成される。装置全体の寸法は、たとえば長さが10
mm、外径は6mmである。
【0037】ボビン13はプラスチック等の非磁性材料
で形成され、電磁コイル12の導線を巻回するためのベ
ースとなる。ボビン13および電磁コイル12の外周面
に固定ヨーク11が装着され、さらに固定ヨーク11の
外径と一致するキャップ14、15がボビン13の両端
に接着剤等によって装着され、固定ヨーク11を固定す
るとともに装置の気密性、水密性を確保している。
【0038】振動子3は、磁化方向が変位方向と平行に
なるように上面および下面がN極、S極に着磁された円
柱状の永久磁石4と、透磁率の大きな磁性材料で形成さ
れ、永久磁石4の上面および下面に密着固定された円柱
状の移動ヨーク5、6で構成される。移動ヨーク5、6
の外径は永久磁石4の外径より僅かに大きく、移動ヨー
ク5、6の周面を滑らかにすることによって、ボビン1
3の内面と移動ヨーク5、6との摺動が低摩擦になり、
円滑な振動を実現している。
【0039】また、永久磁石4および移動ヨーク5、6
には、両側の密閉空間同士を連通するための貫通孔7が
形成され、密閉空間内の気体が自由に移動できる構造に
よって振動子3の自由振動を確保している。
【0040】こうした構成において、振動子3のN極か
ら出た磁力線が固定ヨーク11を通過して、振動子3の
S極に戻る磁気回路が形成される。振動子3は全体のポ
テンシャルエネルギーが最も低くなる位置、すなわち固
定ヨーク11の対称中心点となる点Oで安定する。この
状態で、磁気回路を通過する磁界に対して電磁コイル1
2からの駆動磁界を周期的に重畳することによって、振
動子3に作用する磁界が周期的に変動するようになり、
振動子3が直線的に往復しながら振動する。
【0041】電磁コイル12の駆動電流波形は、図4
(b)〜図4(e)に示す各種駆動波形が使用可能であ
り、振動子3の共振周波数Fmと駆動磁界の周波数Fa
をほぼ一致させるこによって、エネルギー効率に優れた
機械的振動が得られる。
【0042】なお、上記実施例では円筒形状の固定ヨー
クおよび振動子等で説明したが円筒形状に限定されるも
のではなく、たとえば断面が四角形状のものやさらに多
角形のもので構成してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、振
動子に固定ヨークの対称中心点を原点とした復元力が作
用するため、この状態で磁気回路を通過する磁界に対し
て電磁コイルからの駆動磁界を周期的に重畳することに
よって、振動子が直線的に振動するようになる。こうし
て電気的振動を機械的振動に効率良く変換できる。
【0044】また、振動子の機械的共振周波数Fmとほ
ぼ一致する周波数Faの駆動磁界を印加することによっ
て共振現象が発生し、僅かなエネルギー供給によって大
きな振幅の振動が持続するようになる。こうして電気か
ら機械振動への変換効率が高くなり、少ない消費電力で
大きな振動出力が得られる。
【0045】また、電磁コイルを固定ヨークと同軸で配
置することによって、振動子の磁化方向と交流磁界の方
向とが一致するため、電磁コイルから振動子への磁界伝
達効率が向上する。
【0046】また、複数の電磁コイルを復元力原点を中
心に対称配置することによって、振動子と電磁コイルと
の相互作用を両側で実現できるため、単一の電磁コイル
を使用した場合と比べて振動子へのエネルギー伝達効率
が格段に向上し、大きな振動を発生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動子の変位と復元力の関係を示すグラフであ
る。
【図2】振動子の共振特性を示すグラフである。
【図3】本発明の第1実施形態を示す構成図である。
【図4】図4(a)は振動子3の運動波形、図4(b)
〜図4(e)は電磁コイル12の駆動電流波形の各種例
を示すグラフである。
【図5】本発明の第2実施形態を示す構成図である。
【図6】本発明の第3実施形態の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
3 振動子 4 永久磁石 5、6 移動ヨーク 7 貫通孔 11 固定ヨーク 12、12a、12b 電磁コイル 13 ボビン 14、15 キャップ 20 発振器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空形状であって磁性材料から成る固定
    ヨークと、 固定ヨーク内の中心軸方向に沿って変位可能なように支
    持され、変位方向と平行な方向に磁化され、固定ヨーク
    との磁気作用によって復元力が付与された振動子と、 固定ヨークおよび振動子が形成する磁気回路を通過する
    磁界に対して、駆動磁界を重畳するための電磁コイルと
    を備えることを特徴とする振動装置。
  2. 【請求項2】 振動子の復元力によって規定される機械
    的共振周波数Fmと駆動磁界の周波数Faとが略一致す
    ることを特徴とする請求項1記載の振動装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁コイルは、固定ヨークと同軸に
    配置されていることを特徴とする請求項1記載の振動装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の電磁コイルが振動子の復元力原点
    を中心として対称配置されていることを特徴とする請求
    項3記載の振動装置。
JP30617597A 1997-11-07 1997-11-07 振動装置 Pending JPH11146626A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19933230A1 (de) * 1999-04-15 2000-10-19 Fraunhofer Ges Forschung Release-Schicht, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie Verwendung
KR20030061044A (ko) * 2002-01-07 2003-07-18 이병율 진동발생장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19933230A1 (de) * 1999-04-15 2000-10-19 Fraunhofer Ges Forschung Release-Schicht, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie Verwendung
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