JPH11146600A - モータ装置 - Google Patents

モータ装置

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Publication number
JPH11146600A
JPH11146600A JP32542597A JP32542597A JPH11146600A JP H11146600 A JPH11146600 A JP H11146600A JP 32542597 A JP32542597 A JP 32542597A JP 32542597 A JP32542597 A JP 32542597A JP H11146600 A JPH11146600 A JP H11146600A
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JP
Japan
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connector housing
motor
terminal
main body
guide
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Application number
JP32542597A
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English (en)
Inventor
Toru Inayoshi
徹 稲吉
Mitsuo Odagiri
光生 小田切
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ部をモータ本体に取付る場合、各接
続端子を変形させることなく良好に取付固定でき、しか
も手作業による組付をなくして作業性の向上を図ること
のできるモータ装置を提供すること。 【解決手段】 モータ本体と、モータ本体に取付固定さ
れるコネクタハウジングを有するモータ装置である。コ
ネクタハウジング及びモータ本体のいずれか一方に配設
され、そのいずれか一方をガイドするガイド手段と、他
方に配設され、ガイド手段にガイドされる被ガイド手段
と、そのいずれか一方に配設される嵌合手段と、そのい
ずれか他方に配設され、嵌合手段に嵌合される被嵌合手
段と、を有し、嵌合手段と被嵌合手段とが嵌合される前
に、ガイド手段と被ガイド手段とを係合案内させて、コ
ネクタハウジングとモータ本体とを取付固定することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ装置に関
し、特に車両用ワイパモータに関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】従来、こ
の種のモータ装置として、例えば特開平6−19920
6号公報等に開示されたものが公知である。この構造を
図8(A)(B)に示す。
【0003】同図において、モータ部201及びギヤ部
202を有するモータ装置200は、コネクタ部204
を介して外部の図示しない電源や制御装置(ワイパスイ
ッチ等)と接続される。これにより、コネクタ部204
を介してモータ部201へ給電されると共に出力軸20
6の回転位置がギヤ部202のコンタクトプレートによ
って検出され、モータ部201は制御装置によって制御
されながら駆動され、その駆動力は、ギヤ部202を介
して出力軸206へ伝達され、出力軸206に連結され
たワイパが回動される。
【0004】このように、予め複数の接続端子205を
有するコネクタ部204を予め形成し、モータ部201
及びギヤ部202の各端子に接続することで、コネクタ
部の端子群を1ヶ所に集約できる。特に、給電用の外部
電源やモータの位置信号等の各種信号に基づいて制御す
る外部制御装置とモータ装置とを連結するには、外部電
源や外部制御装置の例えば雌型のコネクタ部を、上記コ
ネクタ部に嵌め込むことで容易に外部と電気的接続が行
える。
【0005】ところが、この種のモータ装置は、コネク
タ部のモータ本体への取付において、複数の各接続端子
を半田付けにて接続固定しており作業工数が増加してい
た。そのため、これら複数の接続端子をモータ本体側に
立設し、コネクタ部側には、この接続端子が挿通される
挿通孔を形成してコネクタ部のモータ本体への取付と同
時に複数の接続端子を挿通孔に挿通していた。
【0006】しかしながら、上記手法では、コネクタ部
取付の際に、同時にコネクタ部の接続端子を接続端子挿
通用の挿通孔に嵌挿させているため、接続端子数が多い
場合には複数の接続端子を同時に挿通固定する必要があ
り、挿通抵抗が大きく、大きな力で嵌め込まなければな
らない。
【0007】特に、近年、モータ装置は、機能の多様化
と共に複雑な制御をも必要としており、このために接続
端子数を増やそうとすると、このような傾向は顕著とな
る。
【0008】また、接続端子数の増加により大きな力で
コネクタ部を取り付けると、接続端子と接続端子挿通孔
との位置決めを正確に行なわないと接続端子が変形して
しまう。
【0009】さらに、プレートカバーとコネクタ部との
組付作業に手組の作業者が必要となり作業性が悪く、製
造コスト及び組付工数がかかる。
【0010】本発明は、上記技術の問題を解決すること
を課題としてなされたものであって、その目的とすると
ころは、複数の接続端子が形成されたコネクタ部をモー
タ本体に取り付ける場合であっても、各接続端子を変形
させることなく、スムースかつ良好に取付固定を行うこ
とができ、しかも手作業による組付をなくして、組付工
数の低減、作業性の向上を図ることのできるモータ装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るモータ装置は、モータ本体と、前記モータ本体に取
付固定されるコネクタハウジングと、を有するモータ装
置において、前記コネクタハウジング及び前記モータ本
体のいずれか一方に配設されたガイド手段と、前記コネ
クタハウジング及び前記モータ本体のいずれか他方に配
設され、前記ガイド手段にガイドされる被ガイド手段
と、前記コネクタハウジング及び前記モータ本体のいず
れか一方に配設される嵌合手段と、前記コネクタハウジ
ング及び前記モータ本体のいずれか他方に配設され、前
記嵌合手段に嵌合される被嵌合手段と、を有し、前記嵌
合手段と前記被嵌合手段とが嵌合される前に、前記ガイ
ド手段と前記被ガイド手段とを係合させて、前記コネク
タハウジングと前記モータ本体とを取付固定することを
特徴とする。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、モータ本
体にコネクタハウジングを取付ける際には、先ず、ガイ
ド手段と被ガイド手段との係合が行われ、その後嵌合手
段と被嵌合手段との係合が行われ、その後に嵌合手段と
被嵌合手段との嵌合が完了することとなる。このため、
ガイド手段、被ガイド手段により、嵌合手段と被嵌合手
段との位置決めが一義的になされた後に、良好に嵌合を
行うことができ、作業性が向上して組付の自動化も容易
にできる。
【0013】また、嵌合手段、被嵌合手段が複数形成さ
れる場合においては、嵌合前後にコネクタハウジングと
モータ本体と比較的大きな力を加えて装着する必要があ
るが、大きな力を加えても、嵌合手段、被嵌合手段が変
形してしまうということもない。
【0014】請求項2に記載の発明に係るモータ装置
は、請求項1において、前記ガイド手段は、柱状のガイ
ドピンを有し、前記被ガイド手段は、前記ガイドピンが
挿通される挿通孔を有することを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、ガイドピ
ンと挿通孔という比較的簡単な構成で、上記嵌合手段と
被嵌合手段との係合が行われる前までの案内を行うこと
ができる。
【0016】請求項3に記載の発明に係るモータ装置
は、請求項2において、前記挿通孔は、前記ガイドピン
が挿通開始される挿通入口部と、前記挿通入口部に連通
する挿通出口部と、を有し、前記挿通入口部は、前記挿
通出口部側から挿通開始位置に向かうに従い広く開口形
成されることを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、挿通孔の
挿通入口部分が広口であるためガイドピンの挿通孔への
挿通が容易となる。
【0018】請求項4に記載の発明に係るモータ装置
は、請求項2又は請求項3において、前記ガイドピンの
先端部は、先端方向に向かうに従い先細るよう形成され
ることを特徴とする。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、ガイドピ
ンの先端部を先細るよう形成することで、ガイドピンの
挿通孔への挿通がさらに容易となる。また、先端部のみ
先細るので、案内後はモータ本体に対してコネクタハウ
ジングをガタつかせることなく案内装着できる。
【0020】請求項5に記載の発明に係るモータ装置
は、請求項2〜請求項4のいずれかにおいて、前記ガイ
ドピンは、角柱状に形成され、前記挿通孔は、前記ガイ
ドピンに対応する角柱状の孔に形成されることを特徴と
する。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、ガイドピ
ンを1本で形成でき、しかも案内中にコネクタハウジン
グがモータ本体に対して不容易にずれたりするのを防止
でき、案内完了後も、良好な装着状態を維持できる。ま
た、機構簡素化、製造コスト削減等が図れる。
【0022】請求項6に記載の発明に係るモータ装置
は、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、前記コネ
クタハウジング及び前記モータ本体のいずれか一方に配
設された係合手段と、前記コネクタハウジング及び前記
モータ本体のいずれか他方に配設され、前記コネクタハ
ウジングと前記モータ本体との取付完了状態で前記係合
手段に弾性的に係合される被係合手段と、を有すること
を特徴とする。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、簡単にか
つ良好にコネクタハウジングとモータ本体との取付完了
状態を弾性係合によりワンタッチで維持でき、特に自動
組付を行う場合に有用となる。また、嵌合後にコネクタ
ハウジングがモータ本体より抜けるのを防止することが
できる。
【0024】請求項7に記載の発明に係るモータ装置
は、モータ本体に固定されるカバープレートと、前記カ
バープレートに取付固定されると共に外部装置に接続さ
れた外部コネクタが接続されるコネクタハウジングと、
を有するモータ装置において、前記カバープレートに配
設され、前記モータ本体からの信号を外部に出力するた
めの第1端子と、前記コネクタハウジングに配設され、
前記モータ本体のモータ端子にリード線を介して接続さ
れた第2端子と、前記コネクタハウジングに配設され、
前記第1端子が挿通固定される第1端子挿通孔と、前記
カバープレートと前記コネクタハウジングとのいずれか
一方に配設され、前記第1端子の挿通方向に沿って案内
するガイド手段と、前記カバープレートと前記コネクタ
ハウジングとのいずれか他方に配設され、前記ガイド手
段によって案内される被ガイド手段と、を備え、前記コ
ネクタハウジングの前記カバープレートへの取付固定の
とき、前記ガイド手段による前記被ガイド手段の案内開
始後に、前記第1端子が前記第1端子挿通孔に挿入され
ることを特徴とする。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、モータ端
子と第1端子とが互いに離れた位置にある場合でも、モ
ータ端子とコネクタハウジングに配設された第2端子と
をリード線で接続し、カバープレートにコネクタハウジ
ングを装着することで、予めコネクタハウジングに配設
された第2端子とカバープレートに配設された第1端子
とを、1つのコネクタハウジング内に集約して配置でき
る。
【0026】また、装着動作の開始時には、先ず、ガイ
ド手段のガイドにより第1端子と第1端子挿通孔との位
置決めがなされ、さらに装着動作を進行させることによ
って第1端子と第1端子挿通孔とが挿通固定される。こ
のため、コネクタハウジングを比較的大きな力でモータ
本体に対して装着しても、各端子が変形する等の問題が
生じず、作業性が向上して組付の自動化も容易にでき
る。
【0027】さらに、装着不備による端子の屈曲、破損
等を防止して良好に装着させることができ、従来のよう
な導通不良等を解消できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について図面を参照して具体的に説明する。
【0029】(全体構成について)先ず、本発明の特徴
的な構成であるコネクタハウジングに先立って、モータ
装置の全体構成を図2を用いて説明する。図2は、モー
タ装置の全体構造を示す外観図である。
【0030】本例のモータ装置1は、図2に示すよう
に、内部に例えばアーマチャ等回転子を収容したヨーク
よりなるモータハウジング2と、このモータハウジング
2に連結されて、内部に例えばモータの回転運動をウォ
ーム減速する機構としてのギヤ(図示せず)等を収容し
たギヤハウジング6とが取付固定されている。また、カ
バープレート10は、締付ネジ等によってギヤハウジン
グ6及びカバープレート固定用孔19に固定され、ギヤ
側内部の諸機構を隠蔽している。
【0031】そして、このギヤハウジング6とモータハ
ウジング2とが取付固定されてモータ本体を形成してい
る。
【0032】回転子の回転軸3は、ギヤハウジング6内
より延出されており、その先端にはウォーム4が形成さ
れ、ギヤハウジング6内に配置されたウォームホイール
(図示せず)に噛み合っている。このウォームホイール
は、ギヤハウジング6のカバープレート10に回転可能
に支持されており、軸の先端部にはクランクアーム7が
連結されている。このため、モータハウジング2内の回
転軸3が回転すると、この回転力がウォーム4を介して
ウォームホイールに伝達され、さらにこれに伴ってクラ
ンクアーム7が回転するようになっている。
【0033】本例のモータ装置1では、上記構成の他、
クランクアームの回転位置を検出するための図示しない
位置検出手段がギヤハウジング6内に設けられている。
【0034】この位置検出手段の構成としては、例えば
上記ウォームホイールの表面上に停止パターン導体及び
検出パターン導体を形成し、後述するカバープレート1
0内に配置された複数の固定接点と上記各導体とを摺動
接触させる構成が好ましい。尚、各固定接点と後述する
コネクタハウジング内の各種端子とは電気的に接続又は
一体的に形成され、このコネクタを通じて位置検出手段
の各信号に基づき制御する外部の制御装置との接続が行
えるようになっている。こうして、停止パターン導体及
び検出パターン導体の形状に応じて、該導体と接点と電
気的に接続又は遮断され、この電気的な導通状態に応じ
てモータが回転し又は停止して、出力軸の回動が駆動制
御できる。
【0035】このようなコネクタハウジング30が、モ
ータ本体側のカバープレート10の外側上部に取り付け
られている。また、図2に示すように、ギヤハウジング
6のモータハウジング2と対向する開口部のブラシホル
ダには、回転軸3のコンミュテータ部に摺接する第1の
モータ+端子54、第2のモータ+端子56、モータ−
端子58が配設される。これらのうち各+端子54、5
6と、コネクタハウジング30の後述する給電端子32
a、32bとは、リード線26、26にて接続される。
【0036】(コネクタハウジング及びカバープレート
について)ここで、本発明の特徴的な構成であるコネク
タハウジング30について、図1及び図3を用いて説明
する。
【0037】コネクタハウジング30は、図1に示すよ
うに、モータ装置1と図示しない外部装置とを電気的に
接続するものであり、例えば樹脂材料等によって形成さ
れる。また、コネクタハウジング30は、カバープレー
ト10に対して外側から着脱自在とされており、カバー
プレート10に装着された状態では、嵌合手段としての
複数例えば4本の端子がカバープレート10の水平面よ
り突出する状態でコネクタハウジング10内に囲繞集約
されるよう構成される。尚、これらの端子としては、図
1に示すように、例えば給電端子32としての(+2)
端子32b、(+1)端子32a、信号端子14として
の(+)端子14a、(S)端子14b等が挙げられ
る。ここで、給電端子32は、モータ本体に給電するた
めの端子であり、信号端子14は、モータ本体からの各
種信号を外部に出力するための端子である。尚、負極
(−)端子は、カバープレート10を固定している導電
材からなるネジを介して車体に接地されているので、コ
ネクタハウジング30内には端子が突出されていない。
【0038】なお、コネクタハウジング30は、図示し
ない外部電源及び位置検出手段制御用の制御装置に接続
するための外部コネクタが嵌め込まれる。
【0039】また、コネクタハウジング30には、図3
(A)に示すように、信号端子14が挿通される信号端
子挿通孔34(34a・34b)が形成される。
【0040】本例においては、コネクタハウジング30
には、後述するガイドピン20a・20bにガイドされ
る被ガイド手段としての挿通孔40を複数例えば2個
(符号40a・40b)を各々形成している。
【0041】カバープレート10には、中央よりやや偏
位した位置にターミナル12と案内壁16とが形成さ
れ、このターミナル12上に信号端子14が突設されて
いる。また、案内壁16は、コネクタハウジング30の
取付完了状態におけるガタツキをより確実に防止するも
のである。
【0042】そして、カバープレート10上のターミナ
ル12の側方に、取付方向Aに沿って、コネクタハウジ
ング30をガイドするガイド手段としてのガイドピン2
0を複数例えば2個(符号20a・20b)形成し、ガ
イドピン20のガイドによりコネクタハウジング30を
カバープレート10に装着するよう構成される。
【0043】ガイドピン20の先端部22と、信号端子
14の先端部とは、取付方向Aでほぼ同じ高さに突出形
成されるが、図4(B)に示すように、コネクタハウジ
ング30の信号端子挿入孔34が、挿通孔40よりも高
さh分だけ高位置に設定されているので、ガイドピン1
0の挿通孔40への挿入が、信号端子14の信号端子挿
入孔34への挿入よりも常に先行されることにより、信
号端子14への案内を確実に行うことができる。
【0044】そして、挿通孔40がガイドピン20に案
内される案内開始後に、信号端子14が信号端子挿通孔
34に挿入される。
【0045】ガイドピン20の先端部22は、先端方向
に向かうに従い先細るようテーパ状に形成される。これ
により、ガイドピン20の挿通孔40への挿通が容易と
なる。また、先端部22のみ先細るので、ガイドピン2
0の先端では挿通孔40の挿入がし易く、根元ではガタ
つき難く、案内後はカバープレート30に対してコネク
タハウジング40をガタつかせることなく案内装着でき
る。
【0046】また、ガイドピン20は、案内開始位置よ
り、信号端子20が信号端子挿通孔34に挿入されるま
で、挿通孔40を案内する第1の案内領域(図1のZ
1)と、第1の案内領域より、コネクタハウジング30
とカバープレート10とが装着されて挿通孔40とガイ
ドピン20との係合完了位置まで、挿通孔40を案内す
る第2の案内領域(図2のZ2)と、を有する。
【0047】挿通孔40は、図4(D)に示すように、
ガイドピン20が挿通開始される挿通入口部42と、挿
通入口部42に連通する挿通出口部44と、を有し、挿
通入口部42は、挿通出口部44側から挿通開始位置に
向かうに従い広く開口形成される。これにより、挿通孔
40の挿通入口部分が広口であるためガイドピン20の
挿通孔40への挿通が容易となり、挿入性の向上が図れ
る。この挿通入口部42は、面取り加工又はR形状を付
ける構成であっても良い。
【0048】また、カバープレート10には、コネクタ
ハウジング30とカバープレート10との取付完了状態
で係合する係合手段としての係合用突起18がターミナ
ル12の側壁より突設されており、その上面は下降傾斜
している。
【0049】コネクタハウジング30には、取付完了状
態で係合用突起18に係合される被係合手段としての被
係合用孔36を形成している。ここで、係合用突起及び
被係合用孔のいずれか一方又は双方を弾性部材にて形成
することで、取付完了状態で弾性係合できる。従って、
弾性係合によりワンタッチで装着することで、簡単にか
つ良好にコネクタハウジングとモータ本体との装着を行
うことができ、特に自動組付を行う場合に有用となる。
また、嵌合後にコネクタハウジングがモータ本体より抜
けるのを防止することができる。
【0050】尚、係合用突起18をターミナル12の側
壁に連続的又は局所的、断続的のいずれかに形成しても
よい。
【0051】また、コネクタハウジング30には、モー
タ装置1のグレードによって、ノイズ防止用コイル、コ
ンデンサ等を内蔵した図示しない雑音防止用ハウジング
を一体形成される構成にしても良い。
【0052】さらに、コネクタハウジング30には、図
3及び図4に示すように、仮保持手段としての一対の耳
状の軸部38a・38bが形成されており、ギヤハウジ
ング6内の組付時に、コネクタハウジング30のいずれ
かの軸部38a・38bを図2に示すブラシホルダに取
り付けられたゴムマウント50の溝52に仮保持するこ
とで、パレット搬送時に、リード線26に接続されたコ
ネクタハウジング30が宙吊りになるのを防止してい
る。
【0053】(組付作業)次に、コネクタハウジングを
カバープレートへ組み付ける組付作業について図1〜図
3を用いて説明する。
【0054】カバープレート10側は、予めモータ本体
側へカバープレート固定用孔19を介して、ねじ締結用
のロボット等によりねじ締結される。そして、カバープ
レート10が取り付けられたモータ本体をパレット搬送
等で間欠搬送し、定位置に停止させる。この際、ゴムマ
ウント50の溝52には、コネクタハウジング30の軸
部38が嵌め込まれ、コネクタハウジング30は仮保持
されている。
【0055】一方、ロボットアーム等にて狭持されたコ
ネクタハウジング30は、図1に示すように、ターミナ
ル12上方位置にて、コネクタハウジング30が水平状
態を維持した状態にして、図示しない位置調整用位置検
出手段等にてX−Y平面上でのターミナル12とコネク
タハウジング30との相対位置の位置合わせを行う。そ
して、ロボットアームの下降と共に、コネクタハウジン
グ30が徐々に下降し、先ず、挿通孔40a・40bが
ガイドピン20a・20bに各々挿通開始される。この
とき、ガイドピン20の先端部が挿入孔40内にはまり
込んだ状態で位置決めがなされているだけで、この状態
ではコネクタハウジング30の組付けはなされていな
い。
【0056】次いで、ガイドピン20と挿通孔40との
係合開始後、ガイドピン20の第1の案内領域(Z1)
を挿通孔40が通過した後に、信号端子14と信号端子
挿通孔34との係合が行われる。
【0057】信号端子14の係合が開始されると、ガイ
ドピン20の第2の案内領域(Z2)により挿通孔40
が案内される間に、信号端子14が信号端子挿通孔24
に挿通される。
【0058】そうして、さらに下降すると、コネクタハ
ウジング30の下端の被係合用孔36とターミナル12
の係合用突起18とが係合完了し、コネクタハウジング
30のカバープレート10への組付がなされることとな
る。
【0059】尚、ここにおいて、係合完了時のコネクタ
ハウジング30の抜け止めを防止するターミナル12上
の係合用突起18が、コネクタハウジング10の被係合
用孔36に弾性的に係合する。ここで、係合用突起18
は、上面が下降傾斜する構成であることからも、無理な
く嵌合できる。
【0060】以上のように、ガイドピン20a、20b
が2本同時に各挿通孔40a、40bに挿入されること
で、ガイドピン20のガイドにより係合開始位置から係
合完了位置までコネクタハウジング30の移動経路は特
定される。従って、コネクタハウジング30とカバープ
レート10、信号端子14と信号端子挿通孔34の係合
取付の位置決めが一義的に決まるので、端子を屈曲させ
たり、破損させたりすることなく、コネクタハウジング
30をモータ本体に装着することができ、従来のような
手作業による組付の場合に比べて組付工程を簡略化でき
る。
【0061】以上のように本実施の形態の一例によれ
ば、ガイドピンにより、信号端子と信号端子挿通孔との
位置決めが一義的になされ、方向性が付き、良好に嵌合
を行うことができ、作業性が向上して組付の自動化も容
易にできる。
【0062】さらに、これら端子が複数設けられている
場合には、嵌合前後にコネクタハウジングとモータ本体
と比較的大きな力を加えて装着する必要があるが、大き
な力を加えても、各端子が変形してしまうということも
ない。このため、コネクタハウジングを比較的大きな力
でモータ本体に対して案内移動させて装着しても、信号
端子、給電端子が変形する等の問題が生じず、作業性が
向上して組付の自動化も容易にでき、組付性が良く、コ
ストダウン等をも図れる。従って、装着不備による端子
の屈曲、破損等を防止して良好に装着させることがで
き、従来のような導通不良等を解消できる。
【0063】また、ガイドピンと挿通孔という比較的簡
単な構成で、各端子と端子挿通孔との係合が行われる前
までの案内を行うことができ、各端子と端子挿通孔との
嵌合もスムースに行うことができる。
【0064】さらに、予めコネクタハウジングに配設さ
れた給電端子とカバープレートに配設された信号端子と
を、コネクタハウジングの装着によって集約して導出で
きる。
【0065】また、ガイドピンを複数設けることによ
り、位置決め精度が向上する。
【0066】(変形例)尚、本発明に係る装置と方法は
そのいくつかの特定の実施の形態に従って説明してきた
が、当業者は本発明の主旨及び範囲から逸脱することな
く本文に記載した実施の形態に対して種々の変形が可能
である。例えば、挿通移動される側の方にピン又は孔の
被ガイド手段を設け、それをガイドする側にピン又は孔
のガイド手段を設けるように構成しても良い。
【0067】例えば、図5に示すモータ装置60では、
上記実施例とは逆に、モータ本体側のカバープレート7
0側に挿入孔80を設け、コネクタハウジング90側に
ガイドピン100を設けている。このように、コネクタ
ハウジング及びモータ本体側のいずれか一方にガイド手
段、他方に被ガイド手段を設ければ良い。なお、図5の
例では、ガイドピン100の長さ、挿入孔80の天端高
さ位置を、信号端子と信号端子挿通孔とが嵌合される前
に、ガイドピン100と挿入孔80とが係合するように
予め設定しておくことは言うまでもない。
【0068】また、図6に示すモータ装置110のよう
に、カバープレート120側に設けた被ガイド手段13
0を、開口が互いに対向する一対の半円筒形状にすると
共に、コネクタハウジング140側のガイド手段を、ガ
イドピン150とコネクタハウジング140の外周側壁
との間に連結部152を形成するような耳状に形成する
構成であっても良い。
【0069】さらに、図7に示すモータ装置160のよ
うに、カバープレート170側のガイドピン172を多
角柱状に形成する構成であっても良い。これにより、1
本でも端子と端子孔、コネクタハウジングとカバープレ
ートとの位置決めが可能である。 同様に、図示しない
が、コネクタハウジング側のガイドピンを多角柱状に形
成しても良い。
【0070】また、上記いずれの例も、コネクタハウジ
ング側に予め給電端子、カバープレート側に信号端子を
形成したが、これに限定されす、コネクタハウジング側
に予め信号端子、カバープレート側に給電端子を形成す
る構成、予めカバープレート側に信号端子、給電端子を
形成する構成、さらには、他の様々な機能を有する端子
を一又は複数、コネクタハウジング側及びカバープレー
ト側のいずれか一方又は双方に設ける構成であっても良
い。
【0071】さらに、本例では、減速機、即ちギヤハウ
ジング付きモータの場合について説明したが、これに限
定されず、モータハウジングのみの構成で該モータハウ
ジングにコネクタハウジングを取付固定する場合や、そ
の他の様々な種類のモータ装置にコネクタハウジングを
取付固定する場合であっても適用できる。
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ装置の実施の形態の一例を
示す斜視図である。
【図2】図1のモータ装置の全体を示す分解斜視図であ
る。
【図3】図1のモータ装置のコネクタハウジングを示す
図であり、(A)は平面図、(B)は図3(A)のK方
向からみた正面図、(C)は図3(A)のL方向からみ
た正面図である。
【図4】図1のモータ装置のコネクタハウジングを示す
図であり、(A)は裏側から見た平面図、(B)は図3
(A)のB−B断面図、(C)は図3(A)のJ方向か
らみた側面図、(D)は図4(A)のD−D 断面図で
ある。
【図5】本発明に係るモータ装置の他の実施の形態の一
例を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るモータ装置のさらに他の実施の形
態の一例を示す斜視図である。
【図7】本発明に係るモータ装置の他の実施の形態の一
例を示す斜視図である。
【図8】同図(A)は、従来のモータ装置を示す斜視図
であり、同図(B)は、同図(A)のモータ装置のコネ
クタ部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、60、110、160、200 モータ装置 10、70、120、170 カバープレート 14 信号端子 16 案内壁 18 係合用突起 20、80、130、172 ガイド手段 30、90、140、180 コネクタハウジング 32 給電端子 34 信号端子挿通孔 36 被係合用孔 40、100、150、182 被ガイド手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ本体と、前記モータ本体に取付固
    定されるコネクタハウジングと、を有するモータ装置に
    おいて、 前記コネクタハウジング及び前記モータ本体のいずれか
    一方に配設されたガイド手段と、 前記コネクタハウジング及び前記モータ本体のいずれか
    他方に配設され、前記ガイド手段にガイドされる被ガイ
    ド手段と、 前記コネクタハウジング及び前記モータ本体のいずれか
    一方に配設される嵌合手段と、 前記コネクタハウジング及び前記モータ本体のいずれか
    他方に配設され、前記嵌合手段に嵌合される被嵌合手段
    と、を有し、 前記嵌合手段と前記被嵌合手段とが嵌合される前に、前
    記ガイド手段と前記被ガイド手段とを係合させて、前記
    コネクタハウジングと前記モータ本体とを取付固定する
    ことを特徴とするモータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ガイド手段は、柱状のガイドピンを有し、 前記被ガイド手段は、前記ガイドピンが挿通される挿通
    孔を有することを特徴とするモータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記挿通孔は、前記ガイドピンが挿通開始される挿通入
    口部と、前記挿通入口部に連通する挿通出口部と、を有
    し、 前記挿通入口部は、前記挿通出口部側から挿通開始位置
    に向かうに従い広く開口形成されることを特徴とするモ
    ータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3において、 前記ガイドピンの先端部は、先端方向に向かうに従い先
    細るよう形成されることを特徴とするモータ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜請求項4のいずれかにおい
    て、 前記ガイドピンは、角柱状に形成され、 前記挿通孔は、前記ガイドピンに対応する角柱状の孔に
    形成されることを特徴とするモータ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかにおい
    て、 前記コネクタハウジング及び前記モータ本体のいずれか
    一方に配設された係合手段と、 前記コネクタハウジング及び前記モータ本体のいずれか
    他方に配設され、前記コネクタハウジングと前記モータ
    本体との取付完了状態で前記係合手段に弾性的に係合さ
    れる被係合手段と、 を有することを特徴とするモータ装置。
  7. 【請求項7】 モータ本体に固定されるカバープレート
    と、前記カバープレートに取付固定されると共に外部装
    置に接続された外部コネクタが接続されるコネクタハウ
    ジングと、を有するモータ装置において、 前記カバープレートに配設され、前記モータ本体からの
    信号を外部に出力するための第1端子と、 前記コネクタハウジングに配設され、前記モータ本体の
    モータ端子にリード線を介して接続された第2端子と、 前記コネクタハウジングに配設され、前記第1端子が挿
    通固定される第1端子挿通孔と、 前記カバープレートと前記コネクタハウジングとのいず
    れか一方に配設され、前記第1端子の挿通方向に沿って
    案内するガイド手段と、 前記カバープレートと前記コネクタハウジングとのいず
    れか他方に配設され、前記ガイド手段によって案内され
    る被ガイド手段と、 を備え、 前記コネクタハウジングの前記カバープレートへの取付
    固定のとき、前記ガイド手段による前記被ガイド手段の
    案内開始後に、前記第1端子が前記第1端子挿通孔に挿
    入されることを特徴とするモータ装置。
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