JPH11146229A - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

Info

Publication number
JPH11146229A
JPH11146229A JP9322262A JP32226297A JPH11146229A JP H11146229 A JPH11146229 A JP H11146229A JP 9322262 A JP9322262 A JP 9322262A JP 32226297 A JP32226297 A JP 32226297A JP H11146229 A JPH11146229 A JP H11146229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
level
capacitor
output
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9322262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4002644B2 (ja
JPH11146229A6 (ja
Inventor
Masami Aiura
正巳 相浦
Satoshi Takahashi
聡 高橋
Yuichi Nakatani
裕一 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motorola KK
Original Assignee
Motorola KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Motorola KK filed Critical Motorola KK
Priority to JP32226297A priority Critical patent/JP4002644B2/ja
Publication of JPH11146229A publication Critical patent/JPH11146229A/ja
Publication of JPH11146229A6 publication Critical patent/JPH11146229A6/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4002644B2 publication Critical patent/JP4002644B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像信号をディジタル信号に変換するにあた
り、Hシンクの直流レベルがクランプレベルを割って急
激に低下した場合に速やかにクランプレベルに復帰させ
ること、あるいはA/D変換器のレンジの上限を越えた
場合に速やかにレンジ内に復帰させること。 【解決手段】 通常時は出力信号がクランプコ−ドより
も低くなると、第1のコンパレ−タ21の出力に基づき
第1のバッファ3から入力信号路のコンデンサ11に充
電し、逆にクランプコ−ドを越えると緩やかにコンデン
サ11を放電させる。ここでHシンクの直流レベルが急
激に低下したときは、第2のコンパレ−タ5の出力に基
づき第2のバッファ4を動作させ、前記コンデンサ11
に電流を追加供給する。一方A/D変換器の出力信号が
Hシンクの1周期以上上限レベルを越えたときには、第
3のバッファを動作させてコンデンサ11を放電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディジタル
画像処理を行う場合に用いられる映像信号のクランプ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラから伝送される映像信号の
水平シンク部分の波形は、例えば図18に示すように水
平同期信号(Hシンク)S1及び画素情報信号S2を含
んでいる。この映像信号は受像機側でアナログ/ディジ
タル(A/D)変換されるため、A/D変換器の入力側
で映像信号の直流電位を固定する、例えばHシンクのパ
ルスの直流レベルを一定の値に固定する必要がある。
【0003】そのため従来から例えば図19に示すクラ
ンプ装置が用いられている。この回路の動作について簡
単に述べると、映像信号は直流カット用コンデンサ1を
通り、A/D変換器2によりディジタル信号に変換され
る。このディジタル信号即ちA/D変換器2の出力信号
はコンパレータ(ディジタルコンパレータ)21により
予め定めたクランプレベルに対応するクランプコードと
比較され、クランプコードよりも小さいときにはNチャ
ネルトランジスタ22がオンとなる。この結果コンデン
サ23に充電されていた電荷が抵抗R1及びトランジス
タ22を介して放電され、ノードaの電圧が下降し、こ
れによりバッファ3のPチャネルトランジスタ31、3
2がオンになる。このため電源+Vccからコンデンサ
1に電流が流れ、コンデンサ1が充電され、ノードVi
nの電圧が上昇する。
【0004】逆に前記出力信号がクランプコードよりも
大きいときには、トランジスタ22はオフしており、コ
ンデンサ23は抵抗R2及びコンデンサ23の時定数に
基づいて電源Vccから充電され、ノードaの電圧が上
昇する。このためバッファ3のNチャネルトランジスタ
33、34がオンし、コンデンサ1の電荷はトランジス
タ33、34を通って放電され、ノードVinの電圧が
下降する。なおコンデンサ23及び抵抗R2の時定数
は、コンデンサ23及び抵抗R1の時定数よりもかなり
大きくとってあり、このためノードVinの電圧がクラ
ンプレベル以下になったときには速やかにコンデンサ1
が充電されてノードVinの電圧が上昇するが、ノード
Vinの電圧がクランプレベルよりも大きいときのコン
デンサ1の放電は極めて緩やかに行われ、従って上記の
回路は実質Hシンクがクランプレベル以下になったとき
にクランプレベルに維持する働きをすることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のクランプ装置に
よれば、Hシンク、詳しくはHシンクの底の直流レベル
がクランプレベル以下になっても直ちにフィードバック
されてクランプレベルに維持されるが、Hシンクの直流
レベルが急激に大きく低下すると、復帰に長い時間がか
かり、Hシンクの直流レベルがA/D変換の範囲よりも
低くなってしまい、クランプコードに復帰するまでの間
同期がとれなくなり、この間画像は乱れてしまう。
【0006】このような状態は例えばカメラを切り換え
たときに起こる。即ち明るさが0%の黒画面と明るさが
100%の白画面との間で切り換わり、しかも各々の直
流レベルが異なるDCバウンス信号が受像機に入力され
るが、図20(a)に示すように黒画面から白画面に変
化したときに直流レベルが急激に低下し、バッファ3か
らA/D変換器2の入力側のコンデンサ1を充電してH
シンクの直流レベルをクランプレベルにまで上昇させる
のに長い時間例えば70msを要する。図20(b)は
この様子を示し、tは直流レベルの復帰時間を示してい
る。
【0007】このため従来では、DCバウンス信号の入
力時には画面の乱れを許容するかあるいは入力端の前段
にクランプ回路などの前処理を行う回路を用いて画面の
乱れを抑えるという手法も採用されていた。しかしなが
ら前処理の回路を設けることはコストアップになってい
た。
【0008】ところでHシンクの直流レベルを速やかに
クランプするためにはバッファ3のパワーを大きくすれ
ばつまりサイズの大きいトランジスタを用いて充電の時
間を短くすればよいが、この場合には図21に示すよう
にHシンクの直流レベルが急激に上昇するもののクラン
プレベルを越えて高くなり過ぎ、その後低くなり過ぎ、
しばらく波を打った格好になり、安定性に欠けるという
別の問題が起こるし、また消費電力が大きいという不利
益もある。
【0009】更にHシンクがA/D変換器の入力レンジ
つまりA/D変換できる入力レベルの上限レベルを越え
たときにも復帰に長い時間がかかる。このような状態は
発生しにくいと考えられるが、電源をオンにしたとき
や、画面を切り換えたときに図22(a)に示すように
Hシンクの直流レベルが大きく異なる場合などに起こる
ことがある。図22(a)は100%の白画面から0%
の黒画面に切り換わり、切り換わり先の画面の直流レベ
ルが高い状態を示している。
【0010】しかしながらノードVinを下降させるた
めの放電回路部分の時定数を大きくとってあるため、図
22(b)に示すようにHシンクの直流レベルが前記入
力レンジの中に収まるまで長い時間例えば70ms程度
かかり、その間同期がとれず画面が流れてしまう。
【0011】本発明は、このような背景のもとになされ
たものであり、その目的は、映像信号をディジタル処理
する場合のように、例えばアナログ信号をA/D変換す
る場合に、アナログ信号の基準区間の基準信号の直流レ
ベルがクランプレベルから急激に低下しても、速やかに
クランプレベルに復帰しかつ安定化するクランプ装置を
提供することにある。また基準信号の直流レベルが信号
処理部例えばA/D変換器の入力レンジを越えたときに
も速やかに入力レンジ内に復帰し信号処理の乱れ例えば
画像の乱れを抑えることのできるクランプ装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、アナログ信号
を信号処理部に入力する回路に適用され、前記信号処理
部の出力信号に基づいて、前記アナログ信号の基準区間
の基準信号の直流レベルが予め設定されたクランプレベ
ルにクランプされるように前記信号処理部の入力側のコ
ンデンサの充電電圧をフィ−ドバック制御するクランプ
装置において、前記信号処理部の出力信号を予め定めた
クランプレベルと比較し、前記出力信号がクランプレベ
ルよりも低くなったときに第1の駆動信号を出力する第
1の比較部と、この第1の比較部からの第1の駆動信号
が入力されたときに、前記基準信号がクランプレベルか
ら低くなった分を補償するために前記コンデンサに電流
を供給して当該コンデンサの充電電圧を上昇させる第1
の電流供給部と、前記信号処理部の出力信号を取り込
み、当該出力信号が前記クランプレベルよりも低いリミ
ットレベルよりも低くなったときに第2の駆動信号を出
力する充電用の作動回路部と、この作動回路部からの第
2の駆動信号が入力されたときに前記コンデンサの充電
電圧の上昇を早めるために当該コンデンサに電流を供給
する第2の電流供給部と、を備えたことを特徴とする。
前記アナログ信号は例えば映像信号であり、信号処理部
は例えばアナログ/ディジタル変換器である。
【0013】充電用の作動回路部は、例えばクランプレ
ベルよりも低いリミットレベルと信号処理部の出力信号
とを比較し、前記出力信号がリミットレベルよりも低く
なったときに第2の駆動信号を出力する第2の比較部を
含む構成、または前記第2の比較部から出力される第2
の駆動信号が所定時間継続したときに当該第2の駆動信
号を第2の電流供給部に与える安定化回路部を含む構
成、あるいは第1の比較部から出力される第1の駆動信
号が所定時間継続したときに当該第1の駆動信号を第2
の駆動信号として第2の電流供給部に与える安定化回路
部を含む構成などとすることができる。また本発明で
は、第2の電流供給部を複数設け、信号処理部の出力信
号がリミットレベルより低い状態の継続時間が長いほ
ど、動作状態になる第2の電流供給部の数が多くなるよ
うに構成することもできる。
【0014】他の発明は、アナログ信号を信号処理部に
入力する回路に適用され、前記信号処理部の出力信号に
基づいて、前記アナログ信号の基準区間の基準信号の直
流レベルが予め設定されたクランプレベルにクランプさ
れるように前記信号処理部の入力側のコンデンサの充電
電圧をフィ−ドバック制御するクランプ装置において、
前記信号処理部の出力信号を予め定めたクランプレベル
と比較し、前記出力信号がクランプレベルよりも高くな
ったときに第3の駆動信号を出力する第1の比較部と、
この第1の比較部からの第3の駆動信号が入力されたと
きに、前記基準信号がクランプレベルから高くなった分
を低下させるために前記コンデンサから電流を放出して
当該コンデンサの充電電圧を下降させる第1の放電部
と、前記信号処理部の出力信号と前記信号処理部の入力
レンジの上限レベルとを比較し、前記出力信号が前記上
限レベルを越えてその状態が前記基準信号の発生周期以
上の時間継続したときに第4の駆動信号を出力する放電
用の作動回路部と、この作動回路部からの第4の駆動信
号が入力されたときに前記コンデンサの充電電圧の下降
を早めるために当該コンデンサから電流を放電させる第
2の放電部と、を備えたことを特徴とする。この場合第
2の放電部が複数設けられ、信号処理部の出力信号が上
限レベルより高い状態の継続時間が長いほど、動作状態
になる第2の放電部の数が多くなるように構成してもよ
い。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、アナロ
グの映像信号をディジタル信号に変換する受像機の画像
信号処理装置に本発明を適用した実施の形態について説
明する。図1は映像信号の信号路に本発明の実施の形態
であるクランプ装置を組み合わせた回路の全体構成を示
す図である。図中1はコンデンサ、11は入力端、2は
A/D変換器、12は出力端であり、A/D変換器2の
出力側の信号路はn本配線されているが(nビットの場
合)、便宜上1本で示してある。
【0016】この実施の形態が既に述べた図19の従来
回路と異なる点は、バッファ3の他にバッファ4を追加
し、このバッファ4を駆動するための回路を設けたこと
にある。図1において、図19の回路と同一部分若しく
は相当部分は同一の符号を付してあるが、従来技術の項
で述べた部分も含めて全体構成について説明する。A/
D変換器2は例えば8ビットのディジタル信号を出力
し、0.5〜2.5Vのアナログ電圧を256階調の信
号に変換するものとすると、第1の比較部である第1の
コンパレータ(ディジタルコンパレータ)21は、A/
D変換器2の出力信号(ディジタル信号)と例えばディ
ジタル値「4」のクランプコードとを比較し、ディジタ
ル信号が「4」よりも低くなったときにハイレベルの信
号「H」を出力する。
【0017】第1のコンパレータ21の出力側は、Nチ
ャネルトランジスタ22のゲートに接続され、このトラ
ンジスタ22は、オンになったときにコンデンサ23の
電荷を抵抗R1及び当該トランジスタ22を介して放電
し、またオフになったときに電源+Vddから抵抗R2
を通じてコンデンサ23に充電する役割を持っている。
抵抗R2及びコンデンサ23の接続端は第1の電流供給
部である第1のバッファ3の入力側に接続されている。
このバッファ3はPチャネルトランジスタ31、32及
びNチャネルトランジスタ33、34を組み合わせてな
り、コンデンサ23の充電電圧が低くなってノードaの
電圧が低いときにPチャネルトランジスタ31、32が
オン、Nチャネルトランジスタ33、34がオフになっ
て、電源+Vddからトランジスタ31、32を通じて
コンデンサ1を充電する一方、コンデンサ23の充電電
圧が高いときにPチャネルトランジスタ31、32がオ
フ、Nチャネルトランジスタ33、34がオンになって
コンデンサ1の電荷を放電する役割を持つ。
【0018】そしてこの実施の形態では、前記ディジタ
ル信号(A/D変換器2の出力信号)とリミットコード
とを比較する第2の比較部である第2のコンパレータ
(ディジタルコンパレータ)5が設けられており、この
コンパレータ5の出力側はインバータよりなるスイッチ
部6を介して、第2の電流供給部である第2のバッファ
をなすPチャネルトランジスタ4のゲートに接続されて
いる。このトランジスタ4は、オンになったときに電源
+Vddからコンデンサ1に電流を供給するように接続
されている。ここで前記リミットコードは、例えば前記
クランプコードのディジタル値「4」よりも低い例えば
ディジタル値「0」に設定される。この例における第2
のコンパレータ5及びスイッチ部6は、特許請求の範囲
の充電用の作動回路部に相当する。
【0019】この例では、前記ディジタル信号がリミッ
トコードよりも低くなって第2のコンパレータ5からハ
イレベルの信号「H」が出力されたときにスイッチ部6
からローレベルの信号「L」が出力されるが、このスイ
ッチ部6は、例えば図2に示すように構成してもよい。
図2(a)の例では第2のコンパレータ5から信号
「H」が出力されたときにアナログスイッチ61がオン
になってノードaからあるいは別のバイアス電源からの
信号がトランジスタ4のゲートに与えられ、当該トラン
ジスタ4がオンになる。また第2のコンパレータ5から
信号「L」が出力されたときにはアナログスイッチ61
がオフになると共にPチャネルトランジスタ62がオン
になり、トランジスタ4がオフになる。
【0020】図2(b)の例は、アナログスイッチ61
がオンしたときにトランジスタ4及びトランジスタ63
がカレントミラ−回路を形成し、電流源64によりトラ
ンジスタ4が動作するように構成したものである。更に
図2(c)の例は、アナログスイッチ61がオンしたと
きにトランジスタ4が自己バイアスされてオンになるよ
うに構成したものである。なお前記ディジタル信号がリ
ミットコードよりも低くなったときの第2のコンパレー
タ5の出力の論理がトランジスタ4に対してコンデンサ
1への電流供給動作を行わしめる場合には前記スイッチ
部6は不要である。
【0021】次に上述実施の形態の作用について説明す
る。通常の映像信号が入力端11に入力されているとき
は、Hシンクはクランプコード「4」に対応する電圧、
例えば約0.03Vのクランプレベルにクランプされて
おり、このクランプレベルよりも低くなることもある
が、その程度は小さいのですぐにくランプレベルにクラ
ンプされる。即ち通常時には、ディジタル信号がクラン
プコード「4」よりも低くなると、トランジスタ22が
オンになってコンデンサ23がトランジスタ22を介し
て放電され、ノードaの電圧が低くなる。このためバッ
ファ3のPチャネルトランジスタ31、32がオンにな
って電源+Vddからトランジスタ31、32を介して
コンデンサ1に充電され、ノードVinの電圧が上昇す
る。こうしてHシンクの直流レベルがクランプレベルか
ら下がった分だけフィードバック制御によりコンデンサ
1に電流が供給され、Hシンクの直流レベルがクランプ
レベルにクランプされる。この例ではHシンクから次の
Hシンクまでが基準期間に相当し、Hシンクは特許請求
の範囲のアナログ信号の基準区間の基準信号に相当し、
第1のコンパレータ21の出力信号「H」は第1の駆動
信号に、また第1のコンパレータ21の出力信号「L」
は第2の駆動信号に夫々相当する。
【0022】またディジタル信号がクランプコード
「4」よりも大きいときには、トランジスタ22がオフ
になり、コンデンサ23が電源+Vddから抵抗R2を
介して充電されるが、この充電時定数はかなり大きくと
ってあるため、次のHシンクが入力されるまでの間は、
バッファ3のトランジスタ33、34はオンにならな
い。
【0023】ここで例えばカメラを切り換えたときに生
じるDCバウンス信号、即ち明るさが0%の黒画面と明
るさが100%の白画面との間で切り換わると共に各々
の直流レベルが異なるDCバウンス信号が入力端11に
入力されたとすると、黒画面から白画面に変化したとき
にHシンクの直流レベルが急激に低下し、これに伴いA
/D変換器2の出力信号(ディジタル信号)がリミット
コードであるディジタル値「0」よりもかなり低いレベ
ルまで下がる。このため第2のコンパレータ5から第2
の駆動信号である「H」の信号が出力され、トランジス
タ4がオンになり、コンデンサ1に対して第1のバッフ
ァ3による電流の供給に加えて、いわば追加バッファで
ある第2のバッファ4から電流が追加供給され、コンデ
ンサ1の充電が早められて、ノードVinにおけるHシ
ンクの直流レベルが速やかにクランプレベルに復帰す
る。
【0024】図3はこの様子を説明するためにノードV
inにおける映像信号の一部を模式的に示す波形図であ
り、時刻t0にて明るさ0%の黒画面から明るさ100
%の白画面に切り換っている。HシンクS1は時刻t0
にてリミットレベル(リミットコードに対応する直流レ
ベル)よりもかなり低いレベルになるが、速やかに上昇
する。
【0025】上述の実施の形態によれば、ディジタル信
号がリミットコードよりも低くなると第1のバッファ3
に加えて第2のバッファ4からもコンデンサ1に電流を
供給しているので、例えばDCバウンス信号を入力した
場合にHシンクのレベルが急激に低下しても、ノードV
inの電圧はクランプレベルに短時間で収束する。後述
の実験例からも分かるが、例えば従来ではこの収束時間
が70msであったところ、上述実施の形態では数ms
になっている。
【0026】またノードVinの電圧がクランプレベル
まで上昇する前に、リミットレベルを越えたときに追加
バッファ(第2のバッファ)4はオフするので、パワー
の大きいバッファを1個用いたときのようにノードVi
nの電圧がクランプレベルをオーバしてその後波を打っ
て不安定になる(図21参照)といったことがなく、高
い安定性がある。
【0027】図4は本発明の他の実施の形態を示す図で
あり、第2のコンパレータ5の出力側に安定化回路部7
を設けた点が図1の実施の形態と異なる。この安定化回
路部7は、例えば図5に示すようにk個(kは2以上の
整数)の遅延回路71をシリーズに接続し、各遅延回路
71の出力端をアンド回路72の入力側に接続して構成
される。各遅延回路71は、ハイレベルの信号「H」が
入力されたときに所定時間遅れて「H」を出力し、ロー
レベルの信号「L」が入力されると直ちに出力が「L」
となるように構成されている。この例では、第2のコン
パレータ5、安定化回路部7及びスイッチ部6により作
動回路部が構成されている。
【0028】図4の実施の形態では、ディジタル信号が
リミットコードよりも低くなったときに1段目の遅延回
路71から「H」の信号が出力され、続いて2段目、3
段目…k段目の遅延回路71から順次遅れて「H」の信
号が出力される。そして1段目からk段目までの遅延回
路51の出力信号が全て「H」になったときに第2のバ
ッファ4がオンとなり、k段目の遅延回路71の出力が
「H」になる前にノードVinの電圧がリミットレベル
よりも高いレベルに復帰すれば第2のバッファ4はオン
にならない。
【0029】図6はこのような様子を示し、時刻t0に
て映像信号の直流レベル即ちノードVinの電圧がノイ
ズにより一瞬だけリミットレベルより低くなっている
が、n段目の遅延回路71の出力が「H」になる前にノ
ードVinの電圧が復帰しているので第2のバッファ4
はオンにならない。これに対し時刻t1にてノードVi
nの電圧がリミットレベルよりも低くなり、その状態が
1段目からn段目までの遅延回路71の遅延時間を越え
て時刻tnまで続いたとすると、アンド回路72から
「H」が出力されて第2のバッファ4がオンになる。従
ってこのような実施の形態によれば、ノイズの発生によ
り第2のバッファ5が誤動作することを防止でき、Hシ
ンクの直流レベルの安定化が図れる。
【0030】図7は本発明の更に他の実施の形態を示
し、この例では第2のコンパレータ5を用いずに第1の
コンパレータ21の出力端を、例えば既述と同様の構成
の安定化回路部7に接続している。この場合第1のコン
パレータ21、安定化回路部7及びスイッチ部6により
充電用の作動回路部が構成され、コンパレータが1個で
済む利点がある。作動回路部は第2のコンパレータを備
えてないが、ディジタル信号がクランプコード4より低
下しても安定化回路部7が設けられているため、クラン
プレベルよりも低いあるリミットレベル即ち安定化回路
部7の回路定数で決まるリミットレベルまで低下したと
きに第2のバッファ4に対して第2の駆動信号(スイッ
チ部6からの「L」の信号)が発せられる。
【0031】図8は本発明の更にまた他の実施の形態を
示し、この例では第2のコンパレータ5の出力側に、安
定化回路部8、スイッチ部6及び第2のバッファ4より
なる回路が複数段並列に接続されている。各安定化回路
部8は、遅れ時間即ち第2のコンパレータ5から「H」
の信号が入力されてから「H」の信号を出力するまでの
時間が異なっており、例えば1段目の安定化回路部8
(8−1)よりも2段目の安定化回路部8(8−2)の
方が遅延時間が長く、順次段数が高くなるにつれて安定
化回路部8の遅延時間が長くなるように構成されてい
る。
【0032】従ってHシンクの直流レベルがクランプレ
ベルよりも低いあるレベルになると1段目の第2のバッ
ファ4(4−1)が動作し、それよりも低いレベルにな
ると2段目の第2のバッファ4(4−2)が動作すると
いった具合に、Hシンクの直流レベルが低くなるにつれ
て、順次各段の第2のバッファ4が動作する。つまりH
シンクの直流レベルが低いほど、動作する第2のバッフ
ァ4の数が増える。このことはHシンクの直流レベルに
応じて第2のバッファ4のパワーが変わるので、迅速に
無駄なく直流レベルが復帰することになる。なお各段の
第2のバッファ4は、互にパワー(サイズ)が異なって
いてもよく、例えば高い段数のものほどパワーが大きく
なるように構成してもよい。
【0033】以上において前記安定化回路部7、8とし
ては、上述の例の他、カウンタとコンパレータとを組み
合わせ、カウンタに信号「H」が入力された後カウント
アップしたときにコンパレータから信号「H」が出力さ
れるものでもよいし、あるいはリセット付き積分器とコ
ンパレータとを組み合わせたものでもよい。リセット付
き積分器を用いる場合には、当該積分器の入力信号を積
分し、その積分値が所定値を越えたときにコンパレータ
から例えば信号「H」が出力されると共に、入力信号が
一定値以下になったときに積分器がリセットされるよう
に構成すればよく、この場合にはA/D変換器2を用い
る代わりにアナログ信号が出力される信号処理部を用い
たシステムにも適用することができる。
【0034】ここで本発明の実施の形態である図1に示
す回路と従来の図11に示す回路とを用い、DCバウン
ス信号が入力され、0%黒画面から100%白画面に切
り換ったときのノードVinの電圧波形を図9の
(a)、(b)に夫々示す。なお上下の線の間は白抜き
としあるが、実際にはHシンク及び画像情報信号からな
る映像信号が連続したものであり、レコーダ上では塗り
潰されている。この結果から分かるように、映像信号の
直流レベルの急激な低下が起こった後の復帰に図9
(b)ではおよそ70ms程度の時間を要しているが、
図9(a)では数msしか要していない。
【0035】(実施の形態2)次にHシンクの直流レベ
ルがA/D変換器2の入力レンジの上限を越えたときに
その直流レベルを前記入力レンジの中に急速に収めるた
めの回路について図10を参照しながら説明する。この
実施の形態では、前記ディジタル信号と入力レンジの上
限に相当するリミットコード(上限側リミットコード)
とを比較する第3の比較部である第3のコンパレータ5
1が設けられており、このコンパレータ51の出力側は
継続時間監視部52及びスイッチ部53を介して、放電
部である第3のバッファをなすNチャネルトランジスタ
9のゲートに接続されている。このスイッチ部53とし
ては、例えば既述した図2に示す回路と同様の回路を用
いることができ、その例を図11に示す。図11におい
て、65はNチャネルトランジスタ、66はアナログス
イッチ、67は定電流源、68はNチャネルトランジス
タであり、いずれの場合もディジタル信号が上昇して第
3のコンパレ−タ51の負入力端の信号が大きくなると
「L」の信号が出力され、トランジスタ65がオフ、ア
ナログスイッチ66がオンになり、第3のバッファ9が
オンになる。
【0036】ここで前記第1のバッファ3はトランンジ
スタ31、32により第1の電流供給部が構成される
が、トランジスタ33、34によりコンデンサ1の電荷
をアースに放電する放電部も構成しており、この放電部
はこの例では特許請求の範囲の第1の放電部に相当す
る。この第1の放電部は第1のコンパレ−タ21から出
力される第2の駆動信号である「L」の信号に基づいて
放電動作を行う。また第3のバッファをなすトランジス
タ9は、オンになったときにコンデンサ1の電荷をアー
スに放電するものであり、この例では特許請求の範囲の
第2の放電部に相当する。
【0037】上限側リミットコードは例えば入力レンジ
の上限に相当するディジタル値である「256」に設定
され、第3のコンパレータ51の負側の入力端に入力さ
れる。従ってA/D変換器2の出力信号(ディジタル信
号)が「256」を越えると第3のコンパレータ51か
ら第4の駆動信号である「L」の信号が出力される。前
記継続時間監視部52は、第4の駆動信号がHシンクの
周期(発生周期)よりも長い時間継続して発生している
か否かを監視し、Hシンクの周期よりも長い時間発生し
ていれば、第4の駆動信号をスイッチ部53に出力す
る。スイッチ部53は、継続時間監視部52からの出力
でトランジスタ9を駆動すればよいので回路図の上では
必ずしも必要ではないが、実際に設計する場合には、例
えば継続時間監視部52からの出力に基づいて図示しな
いトランジスタを駆動し、バイアス電源からトランジス
タ9のゲートに電圧を印加する構成などが採用される。
【0038】第3のバッファであるトランジスタ9はオ
ンになるとコンパレータ1の電荷をアースに放電し、ノ
ードVinの電圧を低下させるためのものである。従っ
て前記ディジタル信号が入力レンジの上限であるリミッ
トコード例えば「256」を越えたときにトランジスタ
9がオンするという単純な構成では、Hシンクはクラン
プレベルに保持されているが、画素情報信号のレベルが
上限レベルを越えている場合にもトランジスタ9がオン
してしまい、Hシンクが低下しまう。
【0039】図12(a)はHシンクの1周期の長さ
(TH)を示しており、図12(b)は画素情報信号が
入力レンジの上限を越えている状態を示している。図1
2(c)に示すようにHシンクが入力レンジの上限を越
えたときには、第3のコンパレータ51からの第4の駆
動信号は必ず前記THよりも長い時間継続しているの
で、継続時間監視部52にて、Hシンクが上昇している
のかそれとも画素情報信号のみが上昇しているのかを区
別するために第4の駆動信号が前記THよりも長い時間
継続しているか否かを監視している。なお継続時間の設
定値はTH以上であればよく、システムなどに応じて適
宜決められる。
【0040】また継続時間監視部52は、第4の駆動信
号が設定時間以上入力されたときに出力信号を発し(こ
の場合この出力信号が第4の駆動信号となる)、第4の
駆動信号の入力が消失したときに出力信号も消失するも
のであればよく、例えば既述の図5に示すような回路で
もよいし、カウンタなどで構成してもよい。
【0041】図13は例えば電源の投入時あるいは画面
の切り換わり時にHシンクが入力レベルの上限を越え、
そのときに図10の回路が動作してノードVinの電圧
が下がる状態を示している。Hシンクが入力レベルの上
限を越え、第3のコンパレータ51からTH以上の時間
「H」の信号が出力され、時刻t0にて第3のバッファ
(トランジスタ)9がオンしたとすると、コンパレータ
1の電荷が第3のバッファ9を通じてアースに放電さ
れ、ノードVinの電圧が急激に低下する。そしてノー
ドVinの電圧が入力レベルの上限以下になると、つま
りディジタル信号がリミットコード「256」以下にな
ると第3のバッファ9がオフし、通常の放電動作つまり
第1のバッファ3を通じて放電が行われる。この例では
第3のコンパレータ51、継続時間監視部52及びスイ
ッチ部53により放電用の作動回路部が構成される。
【0042】このよう実施の形態によれば、Hシンクが
入力レンジの上限レベルを越えたときには、第1のバッ
ファ3による放電動作に加えて、第3のバッファ9によ
る放電動作が行われるため、図14に示す試験結果から
も分かるように、Hシンクが入力レンジ内に復帰するま
での時間T1が従来の70msから数msに短縮され、
画像の乱れを抑えることができる。
【0043】更に本発明は図15に示すように第3のコ
ンパレータ51の出力側に継続時間監視部52、スイッ
チ部53及び第3のバッファ9よりなる回路を複数段並
列に接続するようにしてもよい。この場合1段目の継続
時間監視部52−1よりも2段目の継続時間監視部52
−2の設定時間を長くし、順次段数が高くなるにつれて
設定時間が長くなるように構成されている。
【0044】このような構成によれば、次のような利点
がある。即ち図16に示すように画面Aから別の画面B
に切り換えるときに(t0は切り替え時である)、画面
AではHシンクが入力レンジの上限を越えているが、画
面Bでは画素情報信号のみが前記上限を越えていたとす
る。このとき時刻t1で第3のバッファ9がオンにな
り、電流の引き込みが大きいと、切り換わった画面Bの
Hシンクがクランプレベルよりも低下してしまう。この
ような状態を避けるために、先ず1段目の回路でHシン
クが上限をTHだけ越えたときには電流の弱い引き込み
を行い、Hシンクがまだ上限を越えていれば2段目の回
路の第3のバッファ9−2をオンにしてといった具合
に、Hシンクが上限を越えている継続時間が長い程、順
次電流の引き込みを強くしている。
【0045】なお各段の第3のバッファ9は互にパワー
(サイズ)が異なっていてもよく、例えば高い段数のも
のほどパワーが大きくなるようにしてもよい。また図1
6に示すような構成とする代わりに継続時間の設定値を
2THいじょうにすれば、図10に示すように1段の回
路であってもよく、どちらを選択するかはシステムなど
に応じて決めればよい。
【0046】以上において、実施の形態1で述べた回路
を下限用復帰回路、実施の形態2で述べた回路を上限用
復帰回路と呼ぶことにすると、図17に示すようにこれ
らを組み合わせた回路としてクランプ装置を構成すれ
ば、Hシンクが入力レンジの上側、下側のどちらに振れ
ても画像の乱れを抑えることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アナログ
信号を例えばA/D変換する場合に、アナログ信号の基
準区間の基準信号の直流レベルがクランプレベルから急
激に低下しても、速やかにクランプレベルに復帰しかつ
安定化する。またアナログ信号の基準区間の基準信号の
直流レベルが信号処理部の入力レベルの上限例えばA/
D変換器のレンジの上限を越えたときにも、速やかに上
限レベルよりも低いレベルに復帰し、安定した信号処理
がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】上記実施の形態のスイッチ部の他の例を示す回
路図である。
【図3】上記実施の形態のノードVinの電圧波形を示
す波形図である。
【図4】第1の実施の形態の他の例を示す回路図であ
る。
【図5】図4の実施の形態の安定化回路部の一例を示す
回路図である。
【図6】上記他の例の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図7】第1の実施の形態の更に他の例を示す回路図で
ある。
【図8】本発明の更にまた他の実施の形態を示す回路図
である。
【図9】本発明のクランプ装置と従来のクランプ装置と
について映像信号の変化を比較するための説明図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図11】上記第2の実施の形態のスイッチ部の他の例
を示す回路図である。
【図12】第2の実施の形態において、ディジタル信号
が入力レンジの上限レベルを越えている時間がHシンク
の周期以上必要であることを示す説明図である。
【図13】第2の実施の形態の動作を説明する波形図で
ある。
【図14】第2の実施の形態を用いて行った試験結果を
示す説明図である。
【図15】第2の実施の形態の他の例を示す回路図であ
る。
【図16】第2の実施の形態の他の例を用いた場合の利
点を説明するための波形図である。
【図17】第1の実施の形態と第2の実施の形態を組み
合わせた回路を示す回路図である。
【図18】映像信号を示す波形図である。
【図19】従来のクランプ装置を示す回路図である。
【図20】DCバウンス信号と従来のクランプ装置のノ
ードVinの電圧とを示す説明図である。
【図21】従来のクランプ装置においてバッファのパワ
ーを大きくした場合について、DCバウンス信号に対す
るノードVinの電圧を示す説明図である。
【図22】DCバウンス信号と従来のクランプ装置のノ
ードVinの電圧とを示す説明図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ 2 アナログ/ディジタル変換器 21 第1の比較部であるディジタルコンパレータ 3 第1の電流供給部であるバッファ 4 第2の電流供給部であるバッファ 5 第2の比較部であるディジタルコンパレータ 6 スイッチ部 7 安定化回路部 71 遅延回路 72 アンド回路 8 安定化回路部 51 第3のコンパレ−タ 52 継続時間監視部 53 スイッチ部 9 第3のバッファ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号を信号処理部に入力する回
    路に適用され、前記信号処理部の出力信号に基づいて、
    前記アナログ信号の基準区間の基準信号の直流レベルが
    予め設定されたクランプレベルにクランプされるように
    前記信号処理部の入力側のコンデンサの充電電圧をフィ
    −ドバック制御するクランプ装置において、 前記信号処理部の出力信号を予め定めたクランプレベル
    と比較し、前記出力信号がクランプレベルよりも低くな
    ったときに第1の駆動信号を出力する第1の比較部と、 この第1の比較部からの第1の駆動信号が入力されたと
    きに、前記基準信号がクランプレベルから低くなった分
    を補償するために前記コンデンサに電流を供給して当該
    コンデンサの充電電圧を上昇させる第1の電流供給部
    と、 前記信号処理部の出力信号を取り込み、当該出力信号が
    前記クランプレベルよりも低いリミットレベルよりも低
    くなったときに第2の駆動信号を出力する充電用の作動
    回路部と、 この作動回路部からの第2の駆動信号が入力されたとき
    に前記コンデンサの充電電圧の上昇を早めるために当該
    コンデンサに電流を供給する第2の電流供給部と、を備
    えたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】 充電用の作動回路部はクランプレベルよ
    りも低いリミットレベルと信号処理部の出力信号とを比
    較し、前記出力信号がリミットレベルよりも低くなった
    ときに第2の駆動信号を出力する第2の比較部を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載のクランプ装置。
  3. 【請求項3】 充電用の作動回路部は、第2の比較部か
    ら出力される第2の駆動信号が所定時間継続したときに
    当該第2の駆動信号を第2の電流供給部に与える安定化
    回路部を含むことを特徴とする請求項2記載のクランプ
    装置。
  4. 【請求項4】 充電用の作動回路部は、第1の比較部か
    ら出力される第1の駆動信号が所定時間継続したときに
    当該第1の駆動信号を第2の駆動信号として第2の電流
    供給部に与える安定化回路部を含むことを特徴とする請
    求項1記載のクランプ装置。
  5. 【請求項5】 第2の電流供給部が複数設けられ、信号
    処理部の出力信号がリミットレベルより低い状態の継続
    時間が長いほど、動作状態になる第2の電流供給部の数
    が多くなるように構成されたことを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載のクランプ装置。
  6. 【請求項6】 アナログ信号を信号処理部に入力する回
    路に適用され、前記信号処理部の出力信号に基づいて、
    前記アナログ信号の基準区間の基準信号の直流レベルが
    予め設定されたクランプレベルにクランプされるように
    前記信号処理部の入力側のコンデンサの充電電圧をフィ
    −ドバック制御するクランプ装置において、 前記信号処理部の出力信号を予め定めたクランプレベル
    と比較し、前記出力信号がクランプレベルよりも高くな
    ったときに第3の駆動信号を出力する第1の比較部と、 この第1の比較部からの第3の駆動信号が入力されたと
    きに、前記基準信号がクランプレベルから高くなった分
    を低下させるために前記コンデンサから電流を放出して
    当該コンデンサの充電電圧を下降させる第1の放電部
    と、 前記信号処理部の出力信号と前記信号処理部の入力レン
    ジの上限レベルとを比較し、前記出力信号が前記上限レ
    ベルを越えてその状態が前記基準信号の発生周期以上の
    時間継続したときに第4の駆動信号を出力する放電用の
    作動回路部と、 この作動回路部からの第4の駆動信号が入力されたとき
    に前記コンデンサの充電電圧の下降を早めるために当該
    コンデンサから電流を放電させる第2の放電部と、を備
    えたことを特徴とするクランプ装置。
  7. 【請求項7】 放電用の作動回路部は、信号処理部の入
    力レンジの上限レベルと信号処理部の出力信号とを比較
    し、前記出力信号が上限レベルを越えたときに第4の駆
    動信号を出力する第3の比較部と、この第3の比較部か
    ら出力される第4の駆動信号が所定時間継続したときに
    当該第4の駆動信号を第2の放電部に与える継続時間監
    視部と、を含むことを特徴とする請求項6記載のクラン
    プ装置。
  8. 【請求項8】 第2の放電部が複数設けられ、信号処理
    部の出力信号が上限レベルより高い状態の継続時間が長
    いほど、動作状態になる第2の放電部の数が多くなるよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項6または7記載
    のクランプ装置。
JP32226297A 1997-11-06 1997-11-06 クランプ装置 Expired - Fee Related JP4002644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32226297A JP4002644B2 (ja) 1997-11-06 1997-11-06 クランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32226297A JP4002644B2 (ja) 1997-11-06 1997-11-06 クランプ装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPH11146229A true JPH11146229A (ja) 1999-05-28
JPH11146229A6 JPH11146229A6 (ja) 2004-10-07
JP4002644B2 JP4002644B2 (ja) 2007-11-07

Family

ID=18141695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32226297A Expired - Fee Related JP4002644B2 (ja) 1997-11-06 1997-11-06 クランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4002644B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2835327A1 (fr) * 2002-01-31 2003-08-01 St Microelectronics Sa Dispositif de calibrage pour un etage d'entree video
JP2016007069A (ja) * 2015-09-03 2016-01-14 ラピスセミコンダクタ株式会社 クランプ回路、半導体装置、信号処理システム、及び信号クランプ方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2835327A1 (fr) * 2002-01-31 2003-08-01 St Microelectronics Sa Dispositif de calibrage pour un etage d'entree video
US7092039B2 (en) 2002-01-31 2006-08-15 Stmicroelectronics S.A. Calibration device for a video input stage
JP2016007069A (ja) * 2015-09-03 2016-01-14 ラピスセミコンダクタ株式会社 クランプ回路、半導体装置、信号処理システム、及び信号クランプ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4002644B2 (ja) 2007-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6744224B2 (en) Rush current limiting circuit for a PFM control charge pump
TWI558262B (zh) 發光二極體驅動器
US7038394B2 (en) Ramp voltage generating apparatus and active matrix drive-type display apparatus
US7323914B2 (en) Charge pump circuit
KR20030091827A (ko) 전압 변화 제어 회로 및 방법
US7911462B2 (en) Soft-start high driving method and source driver device
US8098018B2 (en) Pulse dimming circuit and the method thereof
US6194913B1 (en) Output circuit for digital integrated circuit devices
US7471269B2 (en) Method for driving electroluminescence display panel with selective preliminary charging
JPH1188179A (ja) 定電圧発生装置
US6515602B2 (en) Clamp circuit and method for increasing dynamic range of input image signal and minimizing line noise
JP4002644B2 (ja) クランプ装置
JPH11146229A6 (ja) クランプ装置
US11309893B2 (en) Drive circuit
US10637454B2 (en) Pulse-width modulation controller and tri-state voltage generation method
JP4790895B2 (ja) 有機el表示装置の駆動方法および駆動装置
JP3097493B2 (ja) Dc/dcコンバータ
JP3202957B2 (ja) ビデオ信号用電源回路
JP2001275012A (ja) 映像信号の利得制御回路
US11429124B1 (en) Voltage generation device and voltage generation method
US5889421A (en) Device for detecting the locking of an automatic gain control circuit
US6686770B1 (en) Tristate circuit for power up conditions
KR100727570B1 (ko) 전력 상승 조건을 위한 3상태 회로
JP4073192B2 (ja) 昇圧システム
JP3098493B2 (ja) Da変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040709

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040709

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041014

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees