JPH11144849A - 管状発熱体 - Google Patents

管状発熱体

Info

Publication number
JPH11144849A
JPH11144849A JP32054097A JP32054097A JPH11144849A JP H11144849 A JPH11144849 A JP H11144849A JP 32054097 A JP32054097 A JP 32054097A JP 32054097 A JP32054097 A JP 32054097A JP H11144849 A JPH11144849 A JP H11144849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner tube
heat
outer tube
heating element
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32054097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hosoya
武司 細谷
Yoshitaka Hamada
義隆 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEKKEN KK
Original Assignee
NEKKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEKKEN KK filed Critical NEKKEN KK
Priority to JP32054097A priority Critical patent/JPH11144849A/ja
Publication of JPH11144849A publication Critical patent/JPH11144849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートパイプのように管路内を通る流体を暖
めたり、ロールヒータのように管状体の外面側へ熱を加
えたりするのに用いることができ、簡単な構造で構成で
き、軽量かつ小型に作成でき、しかも熱効率の良い管状
発熱体を提供することにある。 【解決手段】 本発明による管状発熱体は、中空の内側
管と、該内側管の回りに配置される外側管と、内側管と
外側管との間の空間に配置される面状発熱部材とから構
成される。面状発熱部材は通電されると発熱し、内側管
および/または外側管を加熱する。加熱された内側管お
よび/または外側管はその内側および/または外側に位
置する所要の被加熱物へ熱を伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートパイプのよ
うに管路内を通る流体を暖めたり、ロールヒータのよう
に管状体の外面側へ熱を加えたりするのに用いることの
できる管状発熱体に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートパイプは管路内を通る流体を暖め
る手段として多く分野で使用されており、それは一般的
に管状体の外側に発熱体を巻き付けた構成を有するもの
であった。しかしながら、発熱体を管状体の外側に巻き
付けているため、発熱体を保護すると共に外部への無用
な放熱を避けるための断熱保護カバーを必要とし、その
留め金具等が突出して無用な空間を占有してしまうもの
であった。
【0003】また、ロールヒータは回転する管状体の中
に加熱ヒータを設置した構成であるため、熱効率が悪
く、大きな熱量を得るには加熱ヒータの外形が大きくな
り、重量もその分重くなってしまうものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ヒートパイ
プのように管路内を通る流体を暖めたり、ロールヒータ
のように管状体の外面側へ熱を加えたりするのに用いる
ことができ、簡単な構造で構成でき、軽量かつ小型に作
成でき、しかも熱効率の良い管状発熱体を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による管状発熱体
は、中空の内側管と、該内側管の回りに配置される外側
管と、内側管と外側管との間の空間に配置される面状発
熱部材とから構成される。面状発熱部材は通電されると
発熱し、内側管および/または外側管を加熱する。加熱
された内側管および/または外側管はその内側および/
または外側に位置する所要の被加熱物へ熱を伝達する。
【0006】本発明による管状発熱体はまた、内側管と
外側管との間の空間を真空化または該空間に不活性ガス
を充填することもでき、これにより、面状発熱部材の陽
極酸化を防止し、より高温での発熱および長寿命化を確
実に行う。
【0007】また、本発明による管状発熱体は、内側管
と外側管との間の空間に、面状発熱部材の所要の発熱側
に対向する側に断熱部材が設けることができる。これに
より本管状発熱体は、内側管の内側を暖めたいときは、
面状発熱部材から外側管への熱伝達を遮断し、そして、
外側管の外側を暖めたいときは、面状発熱部材から内側
管への熱伝達を遮断し、より効率よく加熱する。
【0008】
【発明の実施の形態】
【実施例1】本発明の実施例による管状発熱体は、図1
および2に示すように、中空の内側管1と、内側管1の
回りに所定の間隔だけ離れて配置される外側管2と、内
側管1と外側管2との間の空間3に配置される面状発熱
部材4とから構成される。
【0009】内側管1および外側管2は、使用目的に応
じて、セラミック、ガラス等の電気的な絶縁性材料また
はアルミ、鉄等の金属製材料により適宜に作成される。
しかし、内側管1および/または外側管2に金属製材料
を用いる場合、面状発熱部材4を内側管1および/また
は外側管2から電気的に絶縁するために、内側管1の少
なくとも内面および外側管2の少なくとも外面にそれぞ
れ絶縁処理を施すことが必要である。
【0010】面状発熱部材4は電気を流すことにより発
熱し、そして内側管1と外側管2の間の空間3に配置で
きるものであればどのようなものも適用することができ
る。一例として、本出願人が特開平8−41388号で
提案した水溶性発熱塗料や、(株)前田先端技術研究所が
製造販売するセメントと熱硬化性樹脂を主成分とする素
材「MPC(商品名)」に金属粉末を混入した発熱塗料
や、カーボン粉末を有機系バインダで固めたものや、チ
タン粉末を無機系材料で固めたもの等を使用することも
できる。面状発熱部材4には1対の平行電極5aおよび
5bが相互に離間して設けられており、各平行電極5
a,5bには電力供給源(図示なし)に接続するための
端子6a,6bがそれぞれ設けられている。
【0011】平行電極5aおよび5bは、通常、面状発
熱部材4を全体的に均一に発熱させるために内側管1お
よび外側管2の直径方向に相互に対向されて設けられ
る。しかし、図示していないが、内側管1および外側管
2の円周方向において相対的に高いまたは低い温度での
発熱が局部的に必要である場合、平行電極5aおよび5
b間の離間間隔が狭くまたは広くなるように配置した
り、3本以上の平行電極を所要の発熱分布に応じて配置
することもできる。
【0012】電力供給源から端子6a,6bおよび平行
電極5a,5bを介して面状発熱部材4へ電力が供給さ
れると、面状発熱部材4が発熱し、内側管1および外側
管2を加熱する。加熱された内側管1および外側管2は
その内側または外側に位置する所要の被加熱物(図示な
し)へ熱を伝達する。
【0013】
【実施例2】図3は、本発明の別の実施例による管状発
熱体を示す図で、内側管1と外側管2との間の空間3を
真空化または該空間に不活性ガスを充填している点を除
き、前記実施例と同様に構成されている。
【0014】空間3の真空化または不活性ガスの充填の
ために、内側管1および外側管2の両端部は、内側管1
および外側管2の材質に応じて、封止剤、溶着、接着等
の封鎖手段7によりそれぞれ閉鎖される。空間3が真空
化または不活性ガスを充填されていることにより、面状
発熱部材4が通電されて発熱するときに面状発熱部材に
陽極酸化が発生するのを確実に防止することができるた
め、電力供給量を増すことによってより高温で発熱させ
ることができ、しかも長寿命化を確保することができ
る。
【0015】
【実施例3】図4は、本発明の別の実施例による管状発
熱体を示す図で、内側管1と外側管2との間の空間3
に、面状発熱部材4に沿って断熱部材8が設けられてい
る点を除き、前記第1または第2実施例と同様に構成さ
れている。
【0016】断熱部材8は相対的に薄い層で断熱性を効
果的に発揮できるものが好ましく、例えば、直径数μの
ガラスやセラミックバルーンを混入した断熱塗料を使用
することができる。この断熱部材8の配設位置は、面状
発熱部材4に対して所要の発熱側に対向する側に設けら
れる。すなわち、内側管1の内面に熱を伝達したい場
合、図示のように、断熱部材8は面状発熱部材4の外面
側に配置され、そして、外側管2の外面に熱を伝達した
い場合、図示とは逆に、断熱部材8は面状発熱部材4の
内面側に配置される。
【0017】断熱部材8を目的に応じて配置することに
より、面状発熱部材4によって発熱された熱は不要な側
への熱伝達を遮断されて所要の管側へのみ伝達されるた
め、熱効率をより一層高めることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、内側管1と外側管2と
の間の空間3に配置された面状発熱部材4に通電して発
熱させることにより内側管1および/または外側管2を
加熱することができるため、簡単な構造で構成でき、軽
量かつ小型に作成でき、しかも熱効率の良い管状発熱体
に形成することができる。加えて、ロールヒータのよう
に使用する場合、内側管1の内部には何も設けられてい
ないことにより、内側管1の内部に冷却用流体、例え
ば、水や油や空気等を流すことができ、熱効率の良さと
相俟って、急冷急加熱を行うことができ、管状発熱体の
応用範囲をより広くすることができる。また、平行電極
の配設位置を適当に選定することにより、面状発熱部材
4を全体的に均一に発熱させたり、局部的に相対的に高
いまたは低い温度で発熱発熱させたりすることもでき
る。
【0019】また、内側管1と外側管2との間の空間3
を真空化または該空間に不活性ガスを充填することによ
り面状発熱部材に陽極酸化が発生するのを確実に防止す
ることができるため、より高温で発熱させることがで
き、かつ、長寿命化することができる。
【0020】更に、断熱部材8を目的に応じて面状発熱
部材4に対して所要の発熱側に対向する側に配置するこ
とにより、面状発熱部材4によって発熱された熱が所要
の管側へのみ伝達されることになるため、管状発熱体の
熱効率をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による管状発熱体を示す断面図
である。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図である。
【図3】本発明の別の実施例による管状発熱体を示す図
2と同様な断面図である。
【図4】本発明の更に別の実施例による管状発熱体を示
す図1と同様な断面図である。
【符号の説明】
1 内側管 2 外側管 3 空間 4 面状発熱部材 5a,5b 平行電極 6a,6b 端子 7 封鎖手段 8 断熱部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の内側管と、該内側管の回りに配置
    される外側管と、内側管と外側管との間の空間に配置さ
    れる面状発熱部材とから構成されることを特徴とする管
    状発熱体。
  2. 【請求項2】 前記内側管と外側管との間の空間は真空
    化または不活性ガスを充填されていることを特徴とする
    請求項1記載の管状発熱体。
  3. 【請求項3】 前記内側管と外側管との間の空間には、
    面状発熱部材の所要の発熱側に対向する側に断熱部材が
    設けられていることを特徴とする請求項1または2記載
    の管状発熱体。
JP32054097A 1997-11-07 1997-11-07 管状発熱体 Pending JPH11144849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32054097A JPH11144849A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 管状発熱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32054097A JPH11144849A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 管状発熱体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11144849A true JPH11144849A (ja) 1999-05-28

Family

ID=18122584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32054097A Pending JPH11144849A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 管状発熱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11144849A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263348A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Nitta Moore Co 流体加熱用チューブ、及びこれの加熱方法
JP2007263193A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Nitta Moore Co 流体加熱用チューブ、及び流体加熱用チューブの加熱方法
JP2011163748A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Qinghua Univ 流体加熱管
JP2011163749A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Qinghua Univ 流体加熱器
CN102725821A (zh) * 2009-08-05 2012-10-10 崔仁善 管加热装置
WO2013146777A1 (ja) * 2012-03-29 2013-10-03 京セラ株式会社 管状ヒーター
JP2016178072A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 株式会社日本ロック 面状発熱体
JP2021513725A (ja) * 2018-10-30 2021-05-27 カン、ホンクKang Hong Ku エアヒータ

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263193A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Nitta Moore Co 流体加熱用チューブ、及び流体加熱用チューブの加熱方法
JP2007263348A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Nitta Moore Co 流体加熱用チューブ、及びこれの加熱方法
JP4711132B2 (ja) * 2006-03-30 2011-06-29 ニッタ株式会社 流体加熱用チューブ、及びこれの加熱方法
CN102725821A (zh) * 2009-08-05 2012-10-10 崔仁善 管加热装置
JP2011163748A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Qinghua Univ 流体加熱管
JP2011163749A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Qinghua Univ 流体加熱器
WO2013146777A1 (ja) * 2012-03-29 2013-10-03 京セラ株式会社 管状ヒーター
JP2016178072A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 株式会社日本ロック 面状発熱体
JP2021513725A (ja) * 2018-10-30 2021-05-27 カン、ホンクKang Hong Ku エアヒータ
KR20220045938A (ko) * 2018-10-30 2022-04-13 강홍구 에어 히터
US11612019B2 (en) 2018-10-30 2023-03-21 Hong Ku Kang Air heater

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080178589A1 (en) Heat-pipe generator
US20070022754A1 (en) Thermal storage unit and methods for using the same to head a fluid
US20190246457A1 (en) Infrared heater
JPH11144849A (ja) 管状発熱体
JP6106078B2 (ja) ヒータ及びヒートポンプシステム
JP2002134253A (ja) 冷却可能な赤外線放射エレメント
CN105933998A (zh) 一种电制热器及其制备方法
US20180261751A1 (en) Method for producing a thermoelectric module
JP2003204883A (ja) 温水方法,温水装置及び製品
CN208567098U (zh) 面电加热器
WO2020145277A1 (ja) 渦電流式発熱装置
JP2008546977A (ja) 熱電モジュールを含む暖房装置
JPH07324826A (ja) 真空二重ガラス管
KR20130006003A (ko) 유체 가열 장치
JP2567874B2 (ja) 電気加熱形瞬間湯沸器
JP3621772B2 (ja) 均熱ヒータ及びこれを用いた炉
CN211509317U (zh) 管状加热装置
JP2010276264A (ja) 温水生成ユニット、車載温水ヒータシステム及び温水生成ユニットの組立方法
JPH06129786A (ja) ヒートパイプ
JP3546491B2 (ja) 熱電変換素子を用いた流体の冷却装置
KR20110061049A (ko) 히터봉
JPH044390Y2 (ja)
JPS6214470Y2 (ja)
JP3186280B2 (ja) 温度発生装置
JP2939279B2 (ja) 面状加熱装置