JPH11144449A - 情報記録再生装置 - Google Patents
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- JPH11144449A JPH11144449A JP9312102A JP31210297A JPH11144449A JP H11144449 A JPH11144449 A JP H11144449A JP 9312102 A JP9312102 A JP 9312102A JP 31210297 A JP31210297 A JP 31210297A JP H11144449 A JPH11144449 A JP H11144449A
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Abstract
在なほぼ直方体形状の情報記録再生装置において、床等
に誤って落とした場合でも衝撃エネルギの吸収を充分に
行ってその損傷を防止し、また、情報処理装置の規格化
された装着部に装着可能とする。 【解決手段】 情報記録再生装置の外形寸法規格の一連
の寸法群のうちの特定の寸法の情報記録再生装置からな
る装置本体1と、この装置本体の外側面を取り巻く衝撃
吸収部材2と、この部材及び前記装置本体を一体化する
結合手段3とを備え、これら複合体の寸法を、前記装置
本体の寸法より1又は2サイズ大きい情報記録再生装置
の寸法内に設定し、かつ、その寸法の情報記録再生装置
に使用されるコネクタ11を、前記装置本体のコネクタ
1mに接続した状態でその寸法の情報記録再生装置と同
じ位置に配設する。
Description
して入出力コネクタを介して着脱自在で、装着時にはそ
の情報処理装置により情報の読書きが行われる、ほぼ直
方体形状の情報記録再生装置に係り、特に、2.5イン
チ、1.8インチ、1.3インチ等の携帯可能の小形磁気ディ
スク装置に適用してその耐衝撃性の向上に著しく有効な
情報記録再生装置に関するものである。
96532号公報に開示された小形磁気ディスク装置を
例に採って説明する。この公報に開示されているよう
に、積層した情報記録ディスクは、ベースに固定したデ
ィスク回転駆動モータにより一定速度で回転駆動され
る。ヘッドは支持ばねを介してキャリッジに支持され、
ディスクとの間に微小隙間を隔てて浮上し、情報の記録
再生を行う。ヘッドの高速高精度な位置決めは、キャリ
ッジをボイスコイルモータにより回転駆動することによ
り行う。スリーブに回転軸と2個の転がり軸受を組み込
んだピボットアセンブリにキャリッジを保持し、ピボッ
トアセンブリをベース上に固定することにより、キャリ
ッジは回転軸のまわりに回転できる。キャリッジを駆動
するボイスコイルモータは、駆動コイル、永久磁石、ヨ
ークから構成されている。このうち、キャリッジには駆
動コイルを取り付け、残りの永久磁石、ヨーク(これら
を含めて磁石・ヨークアセンブリという)はベース上に
固定してある。磁気回路に挾まれた駆動コイルは磁界作
用を受けているので、駆動コイルに通電することによ
り、キャリッジを駆動することができ、ヘッドを所定の
場所に位置決めすることができる。
Cカードのようにポケットに入れて持ち運びのできるリ
ムーバブル形式の装置の需要が拡大している。この場
合、装置としては、持ち運び中に何かにぶつけたり、床
に落としたりしても壊れない、耐衝撃特性の優れた機構
が求められている。耐衝撃特性を向上するための方法と
しては、(1)装置内部の位置決め機構、円板、スライ
ダ等の各要素の耐衝撃特性を上げる方法と、(2)装置
全体を衝撃から守る方法の2通りがある。
えば、特開平1−311495号公報に開示されている
ものがある。この例では、装置本体の側面4箇所に防振
・緩衝部材を設けると共に、その防振・緩衝部材を介し
て装置本体を内部ケースに格納している。そして、この
内部ケースは凸状の案内部を有し、案内レール付きケー
スに着脱可能に格納されているもので、このような構成
により、装置本体への外部振動、衝撃の伝達が緩和され
る。また、他の公知例としては、特開平4−36869
0号公報に開示されているものがある。この例では、磁
気ディスク収納筐体部側面の四隅にクロロプレンゴムか
らなる衝撃吸収部材を取り付け、衝撃による内部機構部
品損傷を防止している。
知例)も、装置にゴム等からなる衝撃吸収部材を設け、
衝撃による装置内部機構の損傷防止を図っている。しか
し、装置を床等に誤って落としてしまった場合、装置に
作用する衝撃力は非常に大きく、反発性のあるゴムを装
置の一部に設けるだけでは衝撃エネルギの吸収を充分に
行うことができない。その結果、装置内部機構の損傷を
防止しきれない場合があった。また、上記従来技術で
は、装置本体サイズと装置(全体)サイズとの関係につ
いては何ら配慮がされていない。このため、例えばカー
ド型等のリムーバブル形式の装置の場合に、上記従来技
術を適用するとそれが情報処理装置の所定の装着部に装
着できなくなる等、情報処理装置に装着する場合にサイ
ズ上の障害が発生した。
まった場合でも衝撃エネルギの吸収を充分に行い、装置
内部機構の損傷を防止することができると共に、情報処
理装置に装着する場合のサイズ上の障害をなくした情報
記録再生装置を提供することにある。
本発明は、ほぼ直方体形状の情報記録再生装置の外形寸
法規格の一連の外形規格寸法群のうちの特定の外形規格
寸法の情報記録再生装置からなる情報記録再生装置本体
と、この装置本体の外側面を取巻き形成する衝撃吸収部
材と、この衝撃吸収部材及び前記装置本体を一体化する
結合手段とを備え、これら装置本体、衝撃吸収部材及び
結合手段を備えてなる複合体の外形寸法を、前記装置本
体の外形規格寸法より1又は2サイズ大きい情報記録再
生装置の外形規格寸法内に設定し、かつ、その外形規格
寸法の情報記録再生装置に使用される入出力コネクタ
を、前記装置本体の入出力コネクタに接続した状態でそ
の外形規格寸法の情報記録再生装置と同じ位置に配設し
て、その外形規格寸法の情報記録再生装置として使用可
能に構成した。
法を、装置本体の高さ寸法とほぼ等しく設定した。
本体の高さ方向に二分し、各々多数の突起を各結合面側
に形成した一対の枠状体のはめ合わせ結合による一体化
部材とした。
と衝撃吸収部材との組立体の上面及び下面に設けられた
接着層と、この接着層を介して各々前記組立体と一体に
接着される一対の金属板とを備えて構成した。
装置本体からの発生熱の放熱用穴を備えて構成した。
その縦,横寸法が、装置本体の縦,横寸法より各々大き
く、かつ、衝撃吸収部材の縦,横寸法より各々小さく設
定した。
施形態を説明する。図1は、本発明による情報記録再生
装置、ここでは小形、薄型で、持ち運びのできるリムー
バブル形式の磁気ディスク装置の一実施形態を示す全体
構成図で、(a)は上面図、(b)は(a)図中の矢印
A方向からみた図である。共に、一部を破断した状態で
示す。図示磁気ディスク装置は、情報処理装置、ここで
はパーソナルコンピュータに対する着脱が入出力コネク
タ(以下、単にコネクタという)を介して容易に可能
で、装着時には上記パーソナルコンピュータにより情報
の読書きが行われるものである。
ィスク装置の外形寸法規格(ここでは後述フォームファ
クタ寸法なる業界規格)の一連の外形規格寸法群のうち
の特定の外形規格寸法の磁気ディスク装置からなる磁気
ディスク装置本体(以下、装置本体と略称する)で、次
のように構成されている。すなわち、図示面垂直方向に
積層したディスク1aは、ベース1bに固定したディス
ク回転駆動モータ1cにより回転駆動される。情報の記
録再生を行うヘッド1dは、キャリッジ1eにヘッド支
持ばね1fを介して取り付ける。キャリッジ回転軸1g
とスリーブ(図示せず)との間に2個の転がり軸受1h
を収めたピボットアセンブリをキャリッジ1eに固定
し、キャリッジ回転軸1gをベース1bに固定すること
により、キャリッジ1eをキャリッジ回転軸1g回りに
回転可能に支持する。ヨークと永久磁石とからなる磁石
・ヨークアセンブリ1i及びキャリッジ1eに設けた駆
動コイル1jにより構成したアクチュエータによりキャ
リッジ1eを回転駆動し、ヘッド1dをディスク1aの
所定のトラックに位置決めし、情報の記録再生を行う。
なお、1kはFPC(可撓性プリントケーブル)、1l
はカバーである。
り、床に落としたりして装置に衝撃が作用しても装置本
体1、特にその上述内部機構が損傷しないように、装置
本体1の外側面には衝撃吸収部材2が取巻き形成されて
いる。この衝撃吸収部材2は、主に粘弾性材料、例えば
ブチルゴム、ゲル状粘弾性材料等で形成されている。衝
撃吸収部材2は衝撃が加えられると大きく変形し、内部
摩擦によって衝撃エネルギを消費することにより装置内
部機構の損傷を防止する。衝撃吸収部材2の高さh2
は、装置本体1の側面部の高さh1とほぼ等しくするこ
とが好ましい。これによれば、装置高さを極力小さくす
ることができると共に装置角部での張出し部の体積をあ
る程度確保することができて、衝撃が加わることにより
積極的に衝撃吸収部材2を変形させることができる。そ
の結果、内部摩擦によって衝撃エネルギを消費すること
により、装置内部機構の損傷を防止することができる。
一体化する結合手段である装置保持部材で、装置本体1
の外側面を衝撃吸収部材2に密着位置決めさせると共
に、装置本体1及び衝撃吸収部材2を一体に固定する。
ここでは一対の板状体からなり、装置本体1と衝撃吸収
部材2との組立体の上面及び下面から各々その組立体に
貼り付けることにより装置本体1及び衝撃吸収部材2を
一体に固定する。
1の外形寸法との関係については以下の通りである。磁
気ディスク装置業界では、装置の外形規格寸法(縦L、
横W、高さHの各寸法)につき、いわゆる「フォームフ
ァクタ寸法」を規定(規格化)しており、これに準拠す
る装置を提供しようとする限りこの寸法を満足すること
が必須である。本実施形態でもこれを満足する装置構成
を採っている。このフォームファクタ寸法は、例えば3
インチ磁気ディスク装置では、縦L=120.0 mm、横W=
90.0 mmであり、高さH=10.5 mm又は12.5 mm である。
2.5インチ磁気ディスク装置では、縦L=100.0 mm、横
W=70.0 mmであり、高さH=9.5 mm又は12.7 mm であ
る。また、1.8インチ磁気ディスク装置では、縦L=85.
6 mm、横W=54.0 mm、であり、高さH=5.0 mm又は10.
5 mm である。
ァクタ寸法なる規格の3インチ、2.5インチ、1.8インチ
等、一連の外形規格寸法群のうちの特定の外形規格寸法
の磁気ディスク装置からなる装置本体1に衝撃吸収部材
2及び結合手段、ここでは装置保持部材3を付加してな
る。このため、装置本体1、衝撃吸収部材2及び装置保
持部材3を備えてなる複合体(装置全体)の外形寸法
を、装置本体1よりも1又は2サイズ大きい、ここでは
1サイズ大きいフォームファクタ寸法又はその寸法内に
納まる寸法に設定される。例えば、装置本体1が1.8イ
ンチ磁気ディスク装置の場合は、装置全体の外形寸法を
2.5インチフォームファクタ寸法とする。また、装置本
体1が2.5インチ磁気ディスク装置の場合は、装置全体
の外形寸法を3インチフォームファクタ寸法とする。
はパーソナルコンピュータと接続するため以下のような
コネクタ11を備える。すなわち、装置本体1が1.8イ
ンチ磁気ディスク装置の場合は、本発明装置のコネクタ
11としてそれより1サイズ大きい、ここでは2.5イン
チ磁気ディスク装置のコネクタを備える。また、装置本
体1が2.5インチ磁気ディスク装置の場合は、本発明装
置のコネクタ11としてそれより1サイズ大きい、ここ
では3インチ磁気ディスク装置のコネクタを備える。装
置本体1のコネクタ1mと上記パーソナルコンピュータ
に接続するためのコネクタ11との間には、それらコネ
クタ1m,11間を接続すると共にその位置決め保持を
行うプリントケーブル及び保持部材からなるケーブル体
12を備える。ここで、コネクタ11は、本発明装置の
外形規格寸法の磁気ディスク装置、ここでは2.5インチ
又は3インチの磁気ディスク装置と同じ位置に配設され
ており、その外形規格寸法(フォームファクタ寸法)の
磁気ディスク装置として使用可能になされている。
図で、(a)は一部を破断して示す上面図、(b)は
(a)図中のB−B線断面矢視図である。共に、コネク
タ部分は図示省略されている。図2において、装置保持
部材3は、薄い金属板、例えば薄いステンレス板に両面
粘着テープを貼付してなるもので、各1枚の装置保持部
材3を、装置本体1と衝撃吸収部材2との組立体の上面
及び下面に貼り付けることにより装置本体1及び衝撃吸
収部材2を一体に固定する。3aは、装置本体(内蔵す
る磁気ディスク装置)1からの発生熱の放熱を促進する
ため装置保持部材3に明けられた放熱用穴である。上記
ステンレス板は、装置本体1と衝撃吸収部材2とを位置
決め保持し、それら組立体を補強する補強部材として作
用する。両面粘着テープはステンレス板の全面又は一部
(装置本体1と衝撃吸収部材2に跨がる箇所に相当する
部分)に貼付される。
面粘着テープとの層)3の縦寸法l2は、装置本体1の
縦寸法l1よりも大きく、装置全体の縦寸法Lよりも小
さくする。同様にして、装置保持部材3の横寸法w2
は、装置本体1の横寸法w1よりも大きく、装置全体の
横寸法Wよりも小さくする。このように寸法を設定する
ことにより、装置本体1の衝撃吸収部材2からの離脱を
防止することができると共に、装置外周部は衝撃に対し
自在に変形し、内部摩擦により衝撃エネルギを充分に消
費し、装置本体1の損傷をより一層防止することができ
る。
2の高さh2は、図1に示す実施形態と同様に、装置本
体1の側面部の高さh1とほぼ等しくすることが好まし
い。これによれば、装置高さを極力小さくすることがで
きると共に装置角部での張出し部の体積をある程度確保
することができて、衝撃が加わることにより積極的に衝
撃吸収部材2を変形させることができる。その結果、内
部摩擦によって衝撃エネルギを消費することにより、装
置内部機構の損傷を防止することができる。
す図で、図2中のC部に相当する箇所の拡大断面図であ
る。この例では、装置保持部材3は両面粘着テープ3
b、片面粘着テープ3c及び金属板3dで構成されてい
る。すなわちここでは、金属板3dを片面粘着テープ3
cと両面粘着テープ3bで挾み込み、両面粘着テープ3
bの他の面を装置本体1及び衝撃吸収部材2の組立体の
上面に貼り付ける。同様に、金属板3dを片面粘着テー
プ3cと両面粘着テープ3bで挾み込み、両面粘着テー
プ3bの他の面を装置本体1及び衝撃吸収部材2の組立
体の下面に貼り付けることにより、装置本体1及び衝撃
吸収部材2を一体に固定する。
2の高さh2は、図1に示す実施形態と同様に、装置本
体1の側面部の高さh1とほぼ等しくすることが好まし
い。装置本体1及び衝撃吸収部材2の組立体の上下面の
装置保持部材3を構成する金属板3d,3d同士は、図
4に示すように互いにはめ合わせて組み立ててもよい。
すなわち、図4に示す例では、衝撃吸収部材1にはスリ
ット2aを設けると共に、金属板3d,3dの端部を各
々折り曲げ、金属板3d,3dに屈曲係合部3d1,3
d1を設け、それらを衝撃吸収部材2上下面側から上記
スリット2a内にはめ込んで屈曲係合部3d1,3d1同
士を相互に係合することにより組立,補強したものであ
る。これによれば、組立,補強を容易にできる。なお、
衝撃吸収部材1に貫通穴を設けてねじを通し、このねじ
で金属板3d,3d同士を結合するようにしてもよい。
す断面図である。この例では、装置保持部材3は装置本
体1と衝撃吸収部材2との組立体を収納するケース状に
形成されている。衝撃吸収部材2は装置本体1と装置保
持部材3との間に充填,形成される。これによれば、装
置本体1は装置保持部材3と直接接触せず、衝撃吸収部
材2によって緩衝,支持されることになり、したがっ
て、装置保持部材3に加えられた衝撃力は直接装置本体
1に作用せず、装置内部機構の損傷を防止することがで
きる。
図で、(a)は一部を破断して示す上面図、(b)は
(a)図中の矢印D方向からみた図である。図6におい
て、衝撃吸収部材2は、主に粘弾性材料、例えばブチル
ゴム、ゲル状粘弾性材料等で形成されている。衝撃吸収
部材2には、中空部2bが多数設けられており、中実構
造に比べて柔軟性に富む。したがって、衝撃が加えられ
ると大きく変形し、内部摩擦によって衝撃エネルギを消
費することにより装置内部機構の損傷を防止することが
できる。
-z平面に垂直方向に上記中空部2bが形成され、衝撃
吸収部材2の横方向部分2dでは、x-z平面に垂直方
向に中空部2bが形成される。中空部2bの形状(図6
(b)に示す形状)は、ここでは長方形であるが、正方
形、楕円形、円形等、他の形状であってもよい。また、
中空部2bの形成方向は、x-y平面に垂直方向であっ
てもよい。
す図で、(a)は一部を破断して示す上面図、(b)は
(a)図中の矢印E方向からみた図である。この例で
は、衝撃吸収部材2は装置に衝撃が加わった時にその内
部摩擦を高め衝撃エネルギ消費を促進させる構造を持た
せたもので、衝撃吸収部材2は、装置本体1の高さ方向
に二分され、各々多数の突起が各結合面側に形成された
一対の枠状体2e,2fのはめ合わせ結合による一体化
部材からなる。
枠状体2fはベース面2f1に垂直方向に突起2f2を設
けてなる。この突起2f2は、ベース2f1上に等間隔で
多数配置されている。上面側枠状体2eも同様に、ベー
ス面2e1に垂直方向に突起2e2を設けてなる。この突
起2e2も同様に、ベース面2e1上に等間隔で多数配置
されている。上下面側枠状体2e,2fを、各ベース面
2e1,2f1を対向させてはめ合わせると、各突起2e
2,2f2の側面が互いに密着する構造となる(破断部G
参照)。したがって、装置に衝撃力が加わると、多数の
突起2e2,2f2同士が互いに摩擦し合い、衝撃エネル
ギが熱となって消費され、装置内部機構の損傷を防止す
ることができる。なお、突起2e2,2f2は、縦方向寸
法Lの間に1列に付き偶数個配置すれば、上下面側枠状
体2e,2fは同一形状のものを2個はめ合わせて構成
できることになり、1種類の枠状体2e又は2fを一対
用意するだけで衝撃吸収部材2を構成できる。上下面側
枠状体2e,2fは、主に粘弾性材料、例えばブチルゴ
ム、ゲル状粘弾性材料等で形成される。
す図で、図2(b)に相当する箇所の断面図である。こ
の例では、衝撃吸収部材2はその外側面側に開口する埋
込雌ねじ(ナット)2gを適宜箇所に複数備えてなるも
ので、各埋込雌ねじ2gにねじ(図示せず)を螺入して
装置を外部筐体等(図示せず)に支持可能である。な
お、上述各実施形態においては、衝撃吸収部材2は装置
本体1の外側面に単に密着させて組み立てていたが、装
置本体1のハウジング外側面に設けられている外部取付
用ねじ穴(図示せず)を利用して衝撃吸収部材2を装置
本体1にねじ止めするようにしてもよい。
す図で、(a)は上面図、(b)は(a)図中のH−H
線断面矢視図である。この例では、衝撃吸収部材2はそ
の内側面側に突出する結合用突起2hを複数個、ここで
は4個適宜箇所に備えてなる。これによれば、結合用突
起2hを装置本体1のハウジング外側面に設けられてい
る外部取付用ねじ穴(図示せず)にはめ込むことによ
り、衝撃吸収部材2を装置本体1に容易に取り付けるこ
とができる。なお、結合用突起2hは、衝撃吸収部材2
と一体形成してもよく、また、別部材で形成してもよ
い。
はパーソナルコンピュータとの接続方法について図10
を用いて説明する。図10は、本発明装置のパーソナル
コンピュータへの実装方法の一例を示す図である。この
図10において、101は本発明装置(ここでは磁気デ
ィスク装置)である。102はパーソナルコンピュータ
で、磁気ディスク装置挿入口102aを備えている。
経てパーソナルコンピュータ102に装着し、パーソナ
ルコンピュータ102の内蔵磁気ディスク装置として使
用可能である。また、本発明装置101は、挿入口10
2a内でコネクタ(図示せず)を介してパーソナルコン
ピュータ102に対し自由に着脱できるので、不使用時
には、本発明装置101をパーソナルコンピュータ10
2から取り外して持ち運びできる。また、本発明装置1
01を机上に設置し、同机上のパーソナルコンピュータ
102にケーブル(図示せず)を介して接続し、パーソ
ナルコンピュータ102の外部記憶装置として用いるこ
ともできる。
記録再生装置本体の外側面を衝撃吸収部材で取巻き形成
したので、装置を床等に誤って落としてしまった場合で
も衝撃エネルギの吸収を充分に行い、装置内部機構の損
傷を防止することができる。また、装置本体、衝撃吸収
部材及び結合手段を備えてなる複合体の外形寸法を、前
記装置本体の外形規格寸法より1又は2サイズ大きい情
報記録再生装置の外形規格寸法内に設定し、かつ、その
外形規格寸法の情報記録再生装置に使用される入出力コ
ネクタを、前記装置本体の入出力コネクタに接続した状
態でその外形規格寸法の情報記録再生装置と同じ位置に
配設して、その外形規格寸法の情報記録再生装置として
使用可能に構成したので、情報処理装置に装着する場合
のサイズ上の障害をなくすことができる。すなわち、情
報処理装置の規格化された所定の装着部に装着できる。
の高さ寸法を、装置本体の高さ寸法とほぼ等しく設定し
たので、装置高さを極力小さくすることができると共に
装置角部での張出し部の体積をある程度確保することが
できて、衝撃が加わることにより積極的に衝撃吸収部材
を変形させることができる。その結果、内部摩擦によっ
て衝撃エネルギを消費することにより、装置内部機構の
損傷を防止することができる。
を、装置本体の高さ方向に二分し、各々多数の突起を各
結合面側に形成した一対の枠状体のはめ合わせ結合によ
る一体化部材としたので、各突起の側面が互いに密着す
る構造となる。したがって、装置に衝撃力が加わると、
多数の突起同士が互いに摩擦し合い、衝撃エネルギが熱
となって消費され、装置内部機構の損傷を防止すること
ができる。
置本体と衝撃吸収部材との組立体の上面及び下面に設け
られた接着層と、この接着層を介して各々前記組立体と
一体に接着される一対の金属板とを備えて構成した。こ
れによれば、一対の金属板は装置本体と衝撃吸収部材と
を位置決め保持し、それら組立体を補強する補強部材と
して作用するもので、接着層として両面粘着テープを用
いることにより、補強された装置を容易に組立,作成で
きる。
板を、装置本体からの発生熱の放熱用穴を備えて構成し
たので、装置本体からの発生熱の放熱を促進することが
できる。
板を、その縦,横寸法が、装置本体の縦,横寸法より各
々大きく、かつ、衝撃吸収部材の縦,横寸法より各々小
さく設定したので、装置本体の衝撃吸収部材からの離脱
を防止することができると共に、装置外周部が衝撃に対
し自在に変形し、内部摩擦により衝撃エネルギを充分に
消費し、装置本体の損傷をより一層防止することができ
る。
体構成図である。
る。
である。
る。
装方法の一例を示す図である。
ク、1b…ベース、1c…ディスク回転駆動モータ、1
d…ヘッド、1e…キャリッジ、1f…ヘッド支持ば
ね、1g…キャリッジ回転軸、1h…軸受、1i…磁石
・ヨークアセンブリ、1j…駆動コイル、1k…FPC
(可撓性プリントケーブル)、1l…カバー、1m…コ
ネクタ、2…衝撃吸収部材、2a…スリット、2b…中
空部、2c…衝撃吸収部材縦方向部分、2d…衝撃吸収
部材横方向部分、2e,2f…枠状体、2e1,2f1…
ベース面、2e2,2f2…突起、2g…埋込雌ねじ(ナ
ット)、2h…結合用突起、3…装置保持部材、3a…
放熱用穴、3b…両面粘着テープ、3c…片面粘着テー
プ、3d…金属板、3d1,3d1…屈曲係合部、11…
コネクタ、12…ケーブル体、101…本発明装置(磁
気ディスク装置)、102…パーソナルコンピュータ、
102a…磁気ディスク装置挿入口。
Claims (6)
- 【請求項1】 情報処理装置に対して入出力コネクタを
介して着脱自在で、装着時にはその情報処理装置により
情報の読書きが行われる、ほぼ直方体形状の情報記録再
生装置において、 前記ほぼ直方体形状の情報記録再生装置の外形寸法規格
の一連の外形規格寸法群のうちの特定の外形規格寸法の
情報記録再生装置からなる情報記録再生装置本体と、こ
の装置本体の外側面を取巻き形成する衝撃吸収部材と、
この衝撃吸収部材及び前記装置本体を一体化する結合手
段とを備え、これら装置本体、衝撃吸収部材及び結合手
段を備えてなる複合体の外形寸法が、前記装置本体の外
形規格寸法より1又は2サイズ大きい情報記録再生装置
の外形規格寸法内に設定され、かつ、その外形規格寸法
の情報記録再生装置に使用される入出力コネクタが、前
記装置本体の入出力コネクタに接続された状態でその外
形規格寸法の情報記録再生装置と同じ位置に配設され
て、その外形規格寸法の情報記録再生装置として使用可
能に構成されたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項2】 衝撃吸収部材は、その高さ寸法が装置本
体の高さ寸法とほぼ等しく設定されてなる請求項1に記
載の情報記録再生装置。 - 【請求項3】 衝撃吸収部材は、装置本体の高さ方向に
二分され、各々多数の突起が各結合面側に形成された一
対の枠状体のはめ合わせ結合による一体化部材であるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記録再生装
置。 - 【請求項4】 結合手段は、装置本体と衝撃吸収部材と
の組立体の上面及び下面に設けられた接着層と、この接
着層を介して各々前記組立体と一体に接着される一対の
金属板とを備えてなる請求項1、2又は3に記載の情報
記録再生装置。 - 【請求項5】 少なくとも金属板は、装置本体からの発
生熱の放熱用穴を備えてなる請求項4に記載の情報記録
再生装置。 - 【請求項6】 少なくとも金属板は、その縦,横寸法
が、装置本体の縦,横寸法より各々大きく、かつ、衝撃
吸収部材の縦,横寸法より各々小さく設定されてなる請
求項4又は5に記載の情報記録再生装置。
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JP31210297A JP3668602B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 情報記録再生装置 |
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