JPH11143941A - 被害表示装置及びその処理プログラムを記録した媒体 - Google Patents
被害表示装置及びその処理プログラムを記録した媒体Info
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- JPH11143941A JPH11143941A JP30380697A JP30380697A JPH11143941A JP H11143941 A JPH11143941 A JP H11143941A JP 30380697 A JP30380697 A JP 30380697A JP 30380697 A JP30380697 A JP 30380697A JP H11143941 A JPH11143941 A JP H11143941A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被害を受けた構造物の迅速で的確な復旧活動
を支援することが可能な技術を提供する。 【解決手段】 構造物の被害を表示する被害表示装置に
おいて、災害情報と被害状況把握の対象となる構造物の
情報と所定距離間隔で区画された格子領域毎の地質や地
形の情報とを基に構造物の被害の度合いを示す構造物被
害度を推定し、被害が推定される構造物である推定被害
構造物を求める被害推定処理部と、地図データに基づい
て地図を描画し、前記被害推定処理部によって推定され
た構造物被害度に応じて推定被害構造物を他の構造物と
区別表示する地図表示処理部とを備えるものである。
を支援することが可能な技術を提供する。 【解決手段】 構造物の被害を表示する被害表示装置に
おいて、災害情報と被害状況把握の対象となる構造物の
情報と所定距離間隔で区画された格子領域毎の地質や地
形の情報とを基に構造物の被害の度合いを示す構造物被
害度を推定し、被害が推定される構造物である推定被害
構造物を求める被害推定処理部と、地図データに基づい
て地図を描画し、前記被害推定処理部によって推定され
た構造物被害度に応じて推定被害構造物を他の構造物と
区別表示する地図表示処理部とを備えるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造物の状況を把握
する被害表示装置に関し、特に被災現場での迅速な復旧
作業を支援する被害表示装置に適用して有効な技術に関
するものである。
する被害表示装置に関し、特に被災現場での迅速な復旧
作業を支援する被害表示装置に適用して有効な技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】震災時には多くの構造物が被害を受ける
ことが予想され、その早期復旧の為には迅速な状況把握
が不可欠となる。つまり地震発生後できるだけ早い時期
にどの構造物が被害を受けたのかに関する情報を得る必
要がある。
ことが予想され、その早期復旧の為には迅速な状況把握
が不可欠となる。つまり地震発生後できるだけ早い時期
にどの構造物が被害を受けたのかに関する情報を得る必
要がある。
【0003】しかしながら真の被害状況の情報を得るは
実際に現場に出向いて調査を行なわなければならず、そ
の調査は非常に時間と労力を要するものとなる。
実際に現場に出向いて調査を行なわなければならず、そ
の調査は非常に時間と労力を要するものとなる。
【0004】特開平8−329043号公報の「地震被
害の模擬予測装置」には、格子状に区画されたメッシュ
状地図において震源情報と地質データに基づき各区画毎
の加速度を演算し、加速度と構造物データから構造物の
被害度を演算し、メッシュ状地図上で各区画毎に被害度
を表示する装置が記載されている。
害の模擬予測装置」には、格子状に区画されたメッシュ
状地図において震源情報と地質データに基づき各区画毎
の加速度を演算し、加速度と構造物データから構造物の
被害度を演算し、メッシュ状地図上で各区画毎に被害度
を表示する装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術には次
の様な問題がある。すなわち区画を形成する間隔は通常
非常に広く、例えば(財)日本地図センターから販売さ
れている国土数値情報の土地分類データは3次メッシュ
(約1km四方)単位となっている。
の様な問題がある。すなわち区画を形成する間隔は通常
非常に広く、例えば(財)日本地図センターから販売さ
れている国土数値情報の土地分類データは3次メッシュ
(約1km四方)単位となっている。
【0006】この様な広範囲で被害状況を表示した場
合、その表示は全体の被害概要を把握するには良いが具
体的にどの構造物が被害を受けたのかに関する情報を与
えるものではないので、復旧作業を行なう段階では作業
分担計画の立案等の実際の意思決定が困難となる。
合、その表示は全体の被害概要を把握するには良いが具
体的にどの構造物が被害を受けたのかに関する情報を与
えるものではないので、復旧作業を行なう段階では作業
分担計画の立案等の実際の意思決定が困難となる。
【0007】更に従来技術の様に加速度に代表される地
震動から構造物の被害度を推定する場合では推定される
推定精度が低い為、現場での実際の確認状況を反映しな
がら監視を行う必要がある。
震動から構造物の被害度を推定する場合では推定される
推定精度が低い為、現場での実際の確認状況を反映しな
がら監視を行う必要がある。
【0008】本発明の目的は上記問題を解決し、被害を
受けた構造物の迅速で的確な復旧活動を支援することが
可能な技術を提供することにある。
受けた構造物の迅速で的確な復旧活動を支援することが
可能な技術を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は構造物の被害状況調査
の進捗状況を監視することが可能な技術を提供すること
にある。
の進捗状況を監視することが可能な技術を提供すること
にある。
【0010】本発明の他の目的は構造物の被害状況の最
新確認データに監視員の注意を引き付けることが可能な
技術を提供することにある。
新確認データに監視員の注意を引き付けることが可能な
技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は推定被害構造物が存在
する地域の地理に不慣れな作業員でも目標物を参考に推
定被害構造物の位置を迅速に確認することが可能な技術
を提供することにある。
する地域の地理に不慣れな作業員でも目標物を参考に推
定被害構造物の位置を迅速に確認することが可能な技術
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は構造物の被害を
表示する被害表示装置において、構造物被害度を構造物
毎に推定し、推定された構造物被害度に応じて当該構造
物を他の構造物と区別表示するものである。
表示する被害表示装置において、構造物被害度を構造物
毎に推定し、推定された構造物被害度に応じて当該構造
物を他の構造物と区別表示するものである。
【0013】本発明の被害表示装置の被害推定処理部
は、災害情報である震源位置及びマグニチュードと、被
害状況把握の対象となる構造物の情報と、所定距離間隔
で区画された格子領域毎の地質や地形の情報とを基に、
構造物の被害の度合いを示す構造物被害度を個々の構造
物毎に推定し、被害が推定される構造物である推定被害
構造物を求める。
は、災害情報である震源位置及びマグニチュードと、被
害状況把握の対象となる構造物の情報と、所定距離間隔
で区画された格子領域毎の地質や地形の情報とを基に、
構造物の被害の度合いを示す構造物被害度を個々の構造
物毎に推定し、被害が推定される構造物である推定被害
構造物を求める。
【0014】地図表示処理部は地図データに基づいて地
図を描画し、前記被害推定処理部によって推定された構
造物被害度に応じて推定被害構造物を他の構造物と区別
表示する。ここで前記地図表示処理部は、例えば50m
四方の特定の地域に存在する構造物をピンポイントに表
示する。
図を描画し、前記被害推定処理部によって推定された構
造物被害度に応じて推定被害構造物を他の構造物と区別
表示する。ここで前記地図表示処理部は、例えば50m
四方の特定の地域に存在する構造物をピンポイントに表
示する。
【0015】また前記地図表示処理部は、実際に被害が
確認された箇所である確認被害箇所をネットワークを介
して計算機に接続可能な遠隔端末等から入力し、確認被
害箇所と推定被害構造物とを区別表示する。
確認された箇所である確認被害箇所をネットワークを介
して計算機に接続可能な遠隔端末等から入力し、確認被
害箇所と推定被害構造物とを区別表示する。
【0016】更に前記地図表示処理部は、前記推定被害
構造物または前記確認被害箇所を構造物の重要度に応じ
て区別表示する。例えば前記地図表示処理部は、重要度
の大きい管路が被災している可能性が高い場合には、監
視員の意識を集中できる様に目立つ表示をし、重要な管
路ほど優先度高く復旧にあたることができる様に支援を
する。
構造物または前記確認被害箇所を構造物の重要度に応じ
て区別表示する。例えば前記地図表示処理部は、重要度
の大きい管路が被災している可能性が高い場合には、監
視員の意識を集中できる様に目立つ表示をし、重要な管
路ほど優先度高く復旧にあたることができる様に支援を
する。
【0017】また前記地図表示処理部は、前記被害推定
処理部によって推定された構造物被害度の大きさに応じ
て格子領域を区別表示する。例えば前記地図表示処理部
は、被害度に応じて格子領域を示すメッシュのグラデー
ションを変更して半透明表示し、地図利用者の意図に合
わせて、メッシュ別表示、管路別表示、メッシュ別/管
路別同時表示を選択可能として、従来よりも詳細かつ多
彩な状況把握を実現する。
処理部によって推定された構造物被害度の大きさに応じ
て格子領域を区別表示する。例えば前記地図表示処理部
は、被害度に応じて格子領域を示すメッシュのグラデー
ションを変更して半透明表示し、地図利用者の意図に合
わせて、メッシュ別表示、管路別表示、メッシュ別/管
路別同時表示を選択可能として、従来よりも詳細かつ多
彩な状況把握を実現する。
【0018】また前記地図表示処理部は、ネットワーク
を介して接続された遠隔端末から新たに入力された確認
被害箇所を区別表示する。例えば前記地図表示処理部
は、現場から送信された最新の確認データを地図上に点
滅表示して、監視員の注意を引き付ける。
を介して接続された遠隔端末から新たに入力された確認
被害箇所を区別表示する。例えば前記地図表示処理部
は、現場から送信された最新の確認データを地図上に点
滅表示して、監視員の注意を引き付ける。
【0019】また前記地図表示処理部は、被害状況の調
査を終了した調査済み構造物を未調査の構造物と区別表
示する。例えば前記地図表示処理部は、ある構造物に対
して調査を済ませた時、該当構造物は調査済みであると
して構造物データベースを更新すると、地図表示処理部
は調査済み構造物を破線表示して未調査構造物と区別表
示する。この表示により随時調査作業の進捗状況を見る
ことができ、未調査管路を地図上で確認しながら次の作
業計画を立案することができる。
査を終了した調査済み構造物を未調査の構造物と区別表
示する。例えば前記地図表示処理部は、ある構造物に対
して調査を済ませた時、該当構造物は調査済みであると
して構造物データベースを更新すると、地図表示処理部
は調査済み構造物を破線表示して未調査構造物と区別表
示する。この表示により随時調査作業の進捗状況を見る
ことができ、未調査管路を地図上で確認しながら次の作
業計画を立案することができる。
【0020】また前記地図表示処理部は、前記推定被害
構造物の近傍の目標物を地図上に表示する。例えば前記
地図表示処理部は、前記被害推定処理部によって推定さ
れた推定被害構造物の近傍の目標物を目標物データベー
スから検索し、消火栓やマンホール等震災時にも残る可
能性の高い目標物を推定被害構造物と共に地図上に表示
する。
構造物の近傍の目標物を地図上に表示する。例えば前記
地図表示処理部は、前記被害推定処理部によって推定さ
れた推定被害構造物の近傍の目標物を目標物データベー
スから検索し、消火栓やマンホール等震災時にも残る可
能性の高い目標物を推定被害構造物と共に地図上に表示
する。
【0021】以上の様に本発明の被害表示装置によれ
ば、構造物の被害状況を把握する場合に優先的に注目す
べき事象に意識を集中させる表示を行なうので、被害を
受けた構造物の迅速で的確な復旧活動を支援することが
可能である。
ば、構造物の被害状況を把握する場合に優先的に注目す
べき事象に意識を集中させる表示を行なうので、被害を
受けた構造物の迅速で的確な復旧活動を支援することが
可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に配水管路の地震被害を推定
して表示する一実施形態の被害表示装置について説明す
る。
して表示する一実施形態の被害表示装置について説明す
る。
【0023】図1は本実施形態の被害表示装置の概略構
成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の被害表
示装置は、計算機101と、CPU102と、RAM1
03と、ハードディスク装置104aと、CD−ROM
装置104bと、フロッピィディスク装置104cと、
MO装置104dとを有している。
成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の被害表
示装置は、計算機101と、CPU102と、RAM1
03と、ハードディスク装置104aと、CD−ROM
装置104bと、フロッピィディスク装置104cと、
MO装置104dとを有している。
【0024】計算機101は管路の被害状況を推定して
表示装置111に出力する装置である。CPU102は
計算機101全体の動作を制御する処理装置である。R
AM103は管路の被害状況を表示するプログラム10
5を含む各種処理プログラムをロードする記憶装置であ
る。
表示装置111に出力する装置である。CPU102は
計算機101全体の動作を制御する処理装置である。R
AM103は管路の被害状況を表示するプログラム10
5を含む各種処理プログラムをロードする記憶装置であ
る。
【0025】ハードディスク装置104aは前記処理プ
ログラムや各種データを格納する記憶装置である。CD
−ROM装置104bは前記処理プログラムや各種デー
タを格納したCD−ROMの読み出しを行う装置であ
る。
ログラムや各種データを格納する記憶装置である。CD
−ROM装置104bは前記処理プログラムや各種デー
タを格納したCD−ROMの読み出しを行う装置であ
る。
【0026】フロッピィディスク装置104cは前記処
理プログラムや各種データを格納したフロッピィディス
クの読み書きを行う装置である。MO装置104dは前
記処理プログラムや各種データを格納したMO(光磁気
ディスク)の読み書きを行う装置である。
理プログラムや各種データを格納したフロッピィディス
クの読み書きを行う装置である。MO装置104dは前
記処理プログラムや各種データを格納したMO(光磁気
ディスク)の読み書きを行う装置である。
【0027】ハードディスク装置104aは、管路DB
108と、地理DB109と、目標物DB110と、表
示装置111と、地図データ120とを有している。
108と、地理DB109と、目標物DB110と、表
示装置111と、地図データ120とを有している。
【0028】管路DB108は管路番号毎の材質、敷設
年度、口径、継手形状及び管路の重要度等の管路の情報
を格納したデータベースである。地理DB109は所定
距離間隔で格子状に区画されたメッシュ112毎の土質
データや微地形データを格納したデータベースである。
年度、口径、継手形状及び管路の重要度等の管路の情報
を格納したデータベースである。地理DB109は所定
距離間隔で格子状に区画されたメッシュ112毎の土質
データや微地形データを格納したデータベースである。
【0029】目標物DB110は消火栓やマンホール等
地表に露出している物体の位置座標等の情報を格納した
データベースである。表示装置111は管路及び管路の
被害状況を表示する装置である。地図データ120は道
路、住宅、管路表示113及び目標物等を描画する為の
ベクトルデータやイメージデータである。
地表に露出している物体の位置座標等の情報を格納した
データベースである。表示装置111は管路及び管路の
被害状況を表示する装置である。地図データ120は道
路、住宅、管路表示113及び目標物等を描画する為の
ベクトルデータやイメージデータである。
【0030】また被害表示装置は、被害推定処理部10
6と、地図表示処理部107とを有している。
6と、地図表示処理部107とを有している。
【0031】被害推定処理部106は災害情報と被害状
況把握の対象となる管路の情報と所定距離間隔で区画さ
れた格子領域毎の地質や地形の情報とを基に管路の被害
の度合いを示す構造物被害度を推定し、被害が推定され
る管路である推定被害管路を求める処理部である。
況把握の対象となる管路の情報と所定距離間隔で区画さ
れた格子領域毎の地質や地形の情報とを基に管路の被害
の度合いを示す構造物被害度を推定し、被害が推定され
る管路である推定被害管路を求める処理部である。
【0032】地図表示処理部107は地図データ120
を基に表示装置111に管路表示113等を含む地図を
描画し、被害推定処理部106によって推定された構造
物被害度に応じて推定被害管路を他の管路と区別表示
し、必要に応じて地図の拡大、縮小及びスクロールの為
の制御を行なう処理部である。
を基に表示装置111に管路表示113等を含む地図を
描画し、被害推定処理部106によって推定された構造
物被害度に応じて推定被害管路を他の管路と区別表示
し、必要に応じて地図の拡大、縮小及びスクロールの為
の制御を行なう処理部である。
【0033】被害表示装置を被害推定処理部106及び
地図表示処理部107として機能させる為のプログラム
は、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク
等に格納された後、メモリにロードされて実行されるも
のとする。なお前記プログラムを記録する媒体はCD−
ROM以外の他の媒体でも良い。
地図表示処理部107として機能させる為のプログラム
は、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク
等に格納された後、メモリにロードされて実行されるも
のとする。なお前記プログラムを記録する媒体はCD−
ROM以外の他の媒体でも良い。
【0034】メッシュ112は特定の距離間隔で格子状
に区画された領域を示す表示である。管路表示113は
管路を示す表示である。推定被害アイコン114は推定
された被害を示すアイコンである。遠隔端末115a及
び115bは遠隔地から計算機101にアクセスする為
の端末装置である。
に区画された領域を示す表示である。管路表示113は
管路を示す表示である。推定被害アイコン114は推定
された被害を示すアイコンである。遠隔端末115a及
び115bは遠隔地から計算機101にアクセスする為
の端末装置である。
【0035】ネットワーク116は計算機101、遠隔
端末115a及び公衆網117を接続する通信回線であ
る。公衆網117はネットワーク116と基地局118
とを接続する通信回線である。基地局118は計算機1
01と遠隔端末115bとの間の通信を中継する装置で
ある。携帯電話119は遠隔端末115bと基地局11
8との間の通信を行う装置である。
端末115a及び公衆網117を接続する通信回線であ
る。公衆網117はネットワーク116と基地局118
とを接続する通信回線である。基地局118は計算機1
01と遠隔端末115bとの間の通信を中継する装置で
ある。携帯電話119は遠隔端末115bと基地局11
8との間の通信を行う装置である。
【0036】計算機101はCPU102とRAM10
3とを有し、記録媒体に記録されているプログラムをR
AM103にロードしてCPU102において実行する
様になっている。前記記録媒体としてはハードディスク
の他にCD−ROM、フロッピィディスクまたはMO
や、ネットワーク116を介して接続されている遠隔端
末115a内の記録媒体も考えられる。
3とを有し、記録媒体に記録されているプログラムをR
AM103にロードしてCPU102において実行する
様になっている。前記記録媒体としてはハードディスク
の他にCD−ROM、フロッピィディスクまたはMO
や、ネットワーク116を介して接続されている遠隔端
末115a内の記録媒体も考えられる。
【0037】ハードディスク装置104aには、データ
ベースとして管路DB108、地理DB109及び目標
物DB110や、地図を描画する為の地図データ120
が記録されている。
ベースとして管路DB108、地理DB109及び目標
物DB110や、地図を描画する為の地図データ120
が記録されている。
【0038】地図データ120は、管路DB108、地
理DB109、目標物DB110と相互にリンクが張っ
てあり、例えば管路を特定すると、管路が埋設してある
土質データや微地形データ或いは管路に最も近い目標物
を即座に検索することができる。
理DB109、目標物DB110と相互にリンクが張っ
てあり、例えば管路を特定すると、管路が埋設してある
土質データや微地形データ或いは管路に最も近い目標物
を即座に検索することができる。
【0039】管路の被害状況を示す新規データは遠隔端
末115a及び115bからネットワーク116を介し
て計算機101に送信される。また逆に遠隔端末115
a及び115bにて計算機101の情報を閲覧すること
ができる。
末115a及び115bからネットワーク116を介し
て計算機101に送信される。また逆に遠隔端末115
a及び115bにて計算機101の情報を閲覧すること
ができる。
【0040】遠隔端末115bは携帯端末の場合もあ
り、携帯電話119、基地局118及び公衆網117を
経由して計算機101に接続して通信を行なうこともで
きる。この通信手段により地図データ120、各種DB
やプログラムを遠隔端末115bにダウンロードして利
用することができる。この様な遠隔端末115bを現場
作業員が利用することにより、作業現場にいながら管網
に関する最新情報を送受信することが可能となる。
り、携帯電話119、基地局118及び公衆網117を
経由して計算機101に接続して通信を行なうこともで
きる。この通信手段により地図データ120、各種DB
やプログラムを遠隔端末115bにダウンロードして利
用することができる。この様な遠隔端末115bを現場
作業員が利用することにより、作業現場にいながら管網
に関する最新情報を送受信することが可能となる。
【0041】次に図2を用いて被害推定処理部106の
アルゴリズムの詳細を説明する。図2は本実施形態の被
害推定処理部106の処理手順を示すフローチャートで
ある。まず被害推定処理部106は震源要素と呼ばれる
震源位置と震源規模(マグニチュード)を取得する(ス
テップ201)。次に距離減衰式を用いて工学基盤上で
の地震動を推定し(ステップ202)、表層地質の増幅
率を加味して表層地盤上での地震動を推定する(ステッ
プ203)。
アルゴリズムの詳細を説明する。図2は本実施形態の被
害推定処理部106の処理手順を示すフローチャートで
ある。まず被害推定処理部106は震源要素と呼ばれる
震源位置と震源規模(マグニチュード)を取得する(ス
テップ201)。次に距離減衰式を用いて工学基盤上で
の地震動を推定し(ステップ202)、表層地質の増幅
率を加味して表層地盤上での地震動を推定する(ステッ
プ203)。
【0042】距離減衰式としては最大速度Vに対してAn
naka、 Nozawa:”A ProbabilisticModel for Seismic
Hazard Estimation in the Kanto District”Proceedin
gsof Ninth World Conference on Earthquake Engineer
ing、 Vol.II(1988)では以下の数1を提案してい
る。
naka、 Nozawa:”A ProbabilisticModel for Seismic
Hazard Estimation in the Kanto District”Proceedin
gsof Ninth World Conference on Earthquake Engineer
ing、 Vol.II(1988)では以下の数1を提案してい
る。
【0043】
【数1】
【0044】震源距離R、震源深さH、マグニチュード
Mを数1に代入することにより、工学基盤上での最大速
度Vを得る。これに地質及び地形で分類されたカテゴリ
毎に統計的に与えられる表層地質の増幅率を掛け合わ
せ、表層地盤上での最大速度Vmaxを得る。Vmax
はメッシュ毎に算出される。
Mを数1に代入することにより、工学基盤上での最大速
度Vを得る。これに地質及び地形で分類されたカテゴリ
毎に統計的に与えられる表層地質の増幅率を掛け合わ
せ、表層地盤上での最大速度Vmaxを得る。Vmax
はメッシュ毎に算出される。
【0045】一方、過去の地震被害データを分析して地
震動のVmaxと管路被害率φ(単位長さ当たりの被害
箇所数)の相関式を回帰分析により数2の様に求めてお
く。
震動のVmaxと管路被害率φ(単位長さ当たりの被害
箇所数)の相関式を回帰分析により数2の様に求めてお
く。
【0046】
【数2】
【0047】数2は管種別・敷設年度別にそれぞれ用意
しておく。メッシュ毎にVmaxが求まっているので、
同一メッシュ内では同じVmaxを数2に代入し管路毎
の被害率を求める(ステップ204)。
しておく。メッシュ毎にVmaxが求まっているので、
同一メッシュ内では同じVmaxを数2に代入し管路毎
の被害率を求める(ステップ204)。
【0048】管路被害率に管路長を掛け合わせることに
より構造物被害度である被害箇所数を算出できる(ステ
ップ205)。更にメッシュ内で被害箇所数を総和する
ことにより当該メッシュ中の構造物被害度を示すメッシ
ュ被害度を算出できる(ステップ206)。
より構造物被害度である被害箇所数を算出できる(ステ
ップ205)。更にメッシュ内で被害箇所数を総和する
ことにより当該メッシュ中の構造物被害度を示すメッシ
ュ被害度を算出できる(ステップ206)。
【0049】被害推定処理部106は以上の様にして被
害の発生が推定される管路である推定被害管路を求め、
地図表示処理部107は前記求められた推定被害管路を
他の管路と区別して表示する。
害の発生が推定される管路である推定被害管路を求め、
地図表示処理部107は前記求められた推定被害管路を
他の管路と区別して表示する。
【0050】図1に示す様に地図表示処理部107は例
えば50m四方の特定の地域に存在する管路をピンポイ
ントに表示すると共に被害有りと推定される推定被害管
路上に推定被害箇所数だけ推定被害アイコン114を表
示する。
えば50m四方の特定の地域に存在する管路をピンポイ
ントに表示すると共に被害有りと推定される推定被害管
路上に推定被害箇所数だけ推定被害アイコン114を表
示する。
【0051】また地図表示処理部107は、従来の様に
メッシュ112毎の被害度分布の表示も可能であり、メ
ッシュ112をその被害度に応じてグラデーションをつ
けて区別表示すると共にメッシュ112の表示を半透明
にすることにより、メッシュ毎の被害度と推定被害箇所
を同時に閲覧することができる。
メッシュ112毎の被害度分布の表示も可能であり、メ
ッシュ112をその被害度に応じてグラデーションをつ
けて区別表示すると共にメッシュ112の表示を半透明
にすることにより、メッシュ毎の被害度と推定被害箇所
を同時に閲覧することができる。
【0052】本実施形態の被害表示装置ではメッシュ1
12毎の被害推定だけではなく管路1本1本に対して被
害推定を行っており、メッシュレベルで被害度を表示す
るだけではなく管路レベルでも推定結果を表示している
ところに特徴がある。
12毎の被害推定だけではなく管路1本1本に対して被
害推定を行っており、メッシュレベルで被害度を表示す
るだけではなく管路レベルでも推定結果を表示している
ところに特徴がある。
【0053】またメッシュ112毎の被害度を半透明表
示するところにも特徴があり、これにより推定被害管路
の被害度を表示する際に地図利用者の意図に合わせて、
メッシュ別表示、管路別表示またはメッシュ別/管路別
同時表示のいずれかを選択することができ、従来よりも
詳細かつ多彩な状況把握を実現することが可能である。
示するところにも特徴があり、これにより推定被害管路
の被害度を表示する際に地図利用者の意図に合わせて、
メッシュ別表示、管路別表示またはメッシュ別/管路別
同時表示のいずれかを選択することができ、従来よりも
詳細かつ多彩な状況把握を実現することが可能である。
【0054】また推定被害管路を表示する際に、管路D
B108を参照して該当推定被害管路の重要度を検索
し、重要度に応じて推定被害アイコン114の大きさを
変えて表示する。例えば推定被害アイコン114が円で
ある場合、重要度に比例した半径を設定して描画するこ
とによって重要度に応じた推定被害管路の表示を実現で
きる。
B108を参照して該当推定被害管路の重要度を検索
し、重要度に応じて推定被害アイコン114の大きさを
変えて表示する。例えば推定被害アイコン114が円で
ある場合、重要度に比例した半径を設定して描画するこ
とによって重要度に応じた推定被害管路の表示を実現で
きる。
【0055】なお管路の重要度は、震災時マニュアルや
事前検討から導き、予め管路DB108に蓄えておくも
のとし、例えば避難場所や病院の近くに敷設されたもの
や径が大きいものを重要度の大きい管路に設定する。
事前検討から導き、予め管路DB108に蓄えておくも
のとし、例えば避難場所や病院の近くに敷設されたもの
や径が大きいものを重要度の大きい管路に設定する。
【0056】図3は本実施形態の重要度に応じた推定被
害管路の区別表示の表示例を示す図である。被害アイコ
ン114a、114b及び114cは推定被害管路の被
害箇所を示すアイコンである。
害管路の区別表示の表示例を示す図である。被害アイコ
ン114a、114b及び114cは推定被害管路の被
害箇所を示すアイコンである。
【0057】図3では、重要度が大きい場合には大きな
被害アイコン114bを、重要度が中程度の場合には中
位の被害アイコン114cを、重要度が小さい場合には
標準的な被害アイコン114aを管路表示113上に表
示している。
被害アイコン114bを、重要度が中程度の場合には中
位の被害アイコン114cを、重要度が小さい場合には
標準的な被害アイコン114aを管路表示113上に表
示している。
【0058】本実施形態の被害表示装置では、重要度の
大きい管路が被災している可能性が高い場合には、監視
員の意識を集中できる様に目立つ表示をしているところ
に特徴があり、重要な管路ほど優先度の高い復旧作業を
行うことができる様に支援をする。
大きい管路が被災している可能性が高い場合には、監視
員の意識を集中できる様に目立つ表示をしているところ
に特徴があり、重要な管路ほど優先度の高い復旧作業を
行うことができる様に支援をする。
【0059】次に、実際に被害状況の確認調査の為に現
場へ出向いた作業員を支援する表示を図4に示す。
場へ出向いた作業員を支援する表示を図4に示す。
【0060】図4は本実施形態の推定被害管路及び目標
物の同時表示の表示例を示す図である。道路表示401
は当該表示領域内の道路を示す表示である。住宅表示4
02は当該表示領域内の住宅を示す表示である。目標物
表示403は推定被害管路の近傍にある目標物を示す表
示である。
物の同時表示の表示例を示す図である。道路表示401
は当該表示領域内の道路を示す表示である。住宅表示4
02は当該表示領域内の住宅を示す表示である。目標物
表示403は推定被害管路の近傍にある目標物を示す表
示である。
【0061】地図表示処理部107は地図データ120
を読み込み、表示装置111に道路表示401や住宅表
示402と共に管路表示113を描画する。
を読み込み、表示装置111に道路表示401や住宅表
示402と共に管路表示113を描画する。
【0062】更に被害推定処理部106が推定した推定
被害管路上に被害アイコン114を表示し、推定被害管
路の近傍(例えば10m以内)に存在する目標物を目標
物DB110から検索し目標物表示403を表示する。
被害管路上に被害アイコン114を表示し、推定被害管
路の近傍(例えば10m以内)に存在する目標物を目標
物DB110から検索し目標物表示403を表示する。
【0063】図5は本実施形態の推定被害管路の近傍の
目標物の検索処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。被害アイコン114の座標が(x0、y0)である
とする。目標物DB110から各々の目標物の位置座標
(xi、yi)を読み込み(ステップ701)、距離d
を数3の様に計算する(ステップ702)。
目標物の検索処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。被害アイコン114の座標が(x0、y0)である
とする。目標物DB110から各々の目標物の位置座標
(xi、yi)を読み込み(ステップ701)、距離d
を数3の様に計算する(ステップ702)。
【0064】
【数3】
【0065】このとき近傍を定義する値Kに対して以下
の数4を満足すれば、当該目標物は被害アイコン114
が示す推定被害箇所の近傍にあると判断し(ステップ7
03)、当該目標物をリストに加える(ステップ70
4)。
の数4を満足すれば、当該目標物は被害アイコン114
が示す推定被害箇所の近傍にあると判断し(ステップ7
03)、当該目標物をリストに加える(ステップ70
4)。
【0066】
【数4】
【0067】目標物DB110中の全ての目標物に対し
てステップ701〜ステップ704を行った後、リスト
に残った目標物を目標物表示403として地図上に表示
する(ステップ706)。
てステップ701〜ステップ704を行った後、リスト
に残った目標物を目標物表示403として地図上に表示
する(ステップ706)。
【0068】土地に馴染みのない外部からの応援作業員
にとっては、たとえ地図があっても埋設された水道管路
の推定被災現場に辿り着くことは困難である。まして震
災時には地図上ではあるはずの家屋が倒壊していたり、
地図と現実のギャップに戸惑うこともある。
にとっては、たとえ地図があっても埋設された水道管路
の推定被災現場に辿り着くことは困難である。まして震
災時には地図上ではあるはずの家屋が倒壊していたり、
地図と現実のギャップに戸惑うこともある。
【0069】本実施形態の被害表示装置では、地表に露
出していて震災時にも残る可能性の高い消火栓やマンホ
ール等の目標物を表示するところに特徴があり、目標物
表示403を参考に推定被災現場へと誘導する様になっ
ている。
出していて震災時にも残る可能性の高い消火栓やマンホ
ール等の目標物を表示するところに特徴があり、目標物
表示403を参考に推定被災現場へと誘導する様になっ
ている。
【0070】この様にして到着した被災現場で実際の被
害を確認したら、現場作業員は遠隔端末115bから確
認被害箇所を入力する。
害を確認したら、現場作業員は遠隔端末115bから確
認被害箇所を入力する。
【0071】図6は本実施形態の確認被害箇所及び推定
被害箇所の区別表示の表示例を示す図である。確認被害
アイコン501は実際に被害が確認された箇所である確
認被害箇所を示すアイコンである。
被害箇所の区別表示の表示例を示す図である。確認被害
アイコン501は実際に被害が確認された箇所である確
認被害箇所を示すアイコンである。
【0072】入力された情報は計算機101に送信さ
れ、図6の様に確認被害アイコン501によって表示装
置111の地図上に表示される。
れ、図6の様に確認被害アイコン501によって表示装
置111の地図上に表示される。
【0073】本実施形態の被害表示装置では、確認被害
アイコン501が推定被害アイコン114と異なる表示
であるところに特徴がある。例えば、推定被害アイコン
114は青で表示し、確認被害アイコン501は赤で描
画して区別することができる。
アイコン501が推定被害アイコン114と異なる表示
であるところに特徴がある。例えば、推定被害アイコン
114は青で表示し、確認被害アイコン501は赤で描
画して区別することができる。
【0074】この様に推定情報と確認情報を区別表示す
ることにより、精度の低い推定情報はあくまで参考点と
して扱い、確認情報の分布を見ながら調査進捗状況を把
握したり、管路の復旧作業に要する資機材や人員を見積
もることができる。
ることにより、精度の低い推定情報はあくまで参考点と
して扱い、確認情報の分布を見ながら調査進捗状況を把
握したり、管路の復旧作業に要する資機材や人員を見積
もることができる。
【0075】図7は本実施形態の調査済み管路の区別表
示の表示例を示す図である。確認済み管路表示113a
は被害状況の調査を終了した調査済みの管路を示す表示
である。
示の表示例を示す図である。確認済み管路表示113a
は被害状況の調査を終了した調査済みの管路を示す表示
である。
【0076】調査を終えた管路に対しては遠隔端末11
5bから管路DB108中の該当管路を「調査済み」と
更新すると、これをトリガーとして地図表示処理部10
7は該当管路の表示を確認済み管路表示113aへと図
7の様に切り替える。
5bから管路DB108中の該当管路を「調査済み」と
更新すると、これをトリガーとして地図表示処理部10
7は該当管路の表示を確認済み管路表示113aへと図
7の様に切り替える。
【0077】これにより、表示装置111または遠隔端
末115bでは随時調査作業の進捗状況を見ることがで
き、未調査管路を地図上で確認しながら次の作業計画を
立案することができる。
末115bでは随時調査作業の進捗状況を見ることがで
き、未調査管路を地図上で確認しながら次の作業計画を
立案することができる。
【0078】また本実施形態の被害表示装置では、遠隔
端末115bから確認被害箇所が新たに入力され計算機
101がその確認被害箇所を受信したら、当該確認被害
箇所の確認被害アイコン501を区別表示する。
端末115bから確認被害箇所が新たに入力され計算機
101がその確認被害箇所を受信したら、当該確認被害
箇所の確認被害アイコン501を区別表示する。
【0079】図8は本実施形態の最新確認被害箇所の点
滅表示の表示例を示す図である。新着確認被害アイコン
701は新たに入力された確認被害箇所を示すアイコン
である。
滅表示の表示例を示す図である。新着確認被害アイコン
701は新たに入力された確認被害箇所を示すアイコン
である。
【0080】図8の様に新着確認被害アイコン701を
点滅表示することにより、最新データに対して注目が集
まる様にすることが可能であり、それまで未確認であっ
た情報を優先的にチェックすることができる。
点滅表示することにより、最新データに対して注目が集
まる様にすることが可能であり、それまで未確認であっ
た情報を優先的にチェックすることができる。
【0081】また前述の重要度による区別表示と合わせ
ることにより、新着情報と現在監視している情報の優先
度を比較しながら選択的に最新データに注目することが
できる。
ることにより、新着情報と現在監視している情報の優先
度を比較しながら選択的に最新データに注目することが
できる。
【0082】更に本実施形態の被害表示装置を災害時以
外の漏水検知巡回業務に適用しても良い。水道配水管網
の漏水を検知する為には、棒状音聴器により夜間に人間
の聴覚を便りに巡回する方法が多く用いられている。こ
のときセンターの計算機101に接続された表示装置1
11にて業務を監視し、作業員は遠隔端末115bを携
帯する。
外の漏水検知巡回業務に適用しても良い。水道配水管網
の漏水を検知する為には、棒状音聴器により夜間に人間
の聴覚を便りに巡回する方法が多く用いられている。こ
のときセンターの計算機101に接続された表示装置1
11にて業務を監視し、作業員は遠隔端末115bを携
帯する。
【0083】巡回済みの管路については確認済み信号を
遠隔端末115bから送り、地図上では未確認管路表示
113を確認済み管路表示113aへと表示を切り替え
る。遠隔端末115bに地図と連動するGPS(Glo
bal Positioning System)等の
測位システムが付いている場合には、作業員の移動に伴
って巡回経路に沿った管路に対して自動的に逐次確認済
み信号を送ることもできる。
遠隔端末115bから送り、地図上では未確認管路表示
113を確認済み管路表示113aへと表示を切り替え
る。遠隔端末115bに地図と連動するGPS(Glo
bal Positioning System)等の
測位システムが付いている場合には、作業員の移動に伴
って巡回経路に沿った管路に対して自動的に逐次確認済
み信号を送ることもできる。
【0084】漏水を検知した場合には、漏水確認箇所を
遠隔端末115bから入力し、計算機101が結果を受
信したら確認被害アイコン501を点滅表示し、漏水箇
所と共に漏水を確認したことをセンターに伝える。
遠隔端末115bから入力し、計算機101が結果を受
信したら確認被害アイコン501を点滅表示し、漏水箇
所と共に漏水を確認したことをセンターに伝える。
【0085】以上説明した様に本実施形態の被害表示装
置によれば、構造物の被害状況を把握する場合に優先的
に注目すべき事象に意識を集中させる表示を行なうの
で、被害を受けた構造物の迅速で的確な復旧活動を支援
することが可能である。
置によれば、構造物の被害状況を把握する場合に優先的
に注目すべき事象に意識を集中させる表示を行なうの
で、被害を受けた構造物の迅速で的確な復旧活動を支援
することが可能である。
【0086】また本実施形態の被害表示装置によれば、
実際の確認被害箇所と推定被害構造物とを区別表示する
ので、構造物の被害状況調査の進捗状況を監視すること
が可能である。
実際の確認被害箇所と推定被害構造物とを区別表示する
ので、構造物の被害状況調査の進捗状況を監視すること
が可能である。
【0087】また本実施形態の被害表示装置によれば、
新たに入力された確認被害箇所を地図上に区別表示する
ので、構造物の被害状況の最新確認データに監視員の注
意を引き付けることが可能である。
新たに入力された確認被害箇所を地図上に区別表示する
ので、構造物の被害状況の最新確認データに監視員の注
意を引き付けることが可能である。
【0088】また本実施形態の被害表示装置によれば、
推定被害構造物の近傍の目標物を表示するので、推定被
害構造物が存在する地域の地理に不慣れな作業員でも目
標物を参考に推定被害構造物の位置を迅速に確認するこ
とが可能である。
推定被害構造物の近傍の目標物を表示するので、推定被
害構造物が存在する地域の地理に不慣れな作業員でも目
標物を参考に推定被害構造物の位置を迅速に確認するこ
とが可能である。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば構造物の被害状況を把握
する場合に優先的に注目すべき事象に意識を集中させる
表示を行なうので、被害を受けた構造物の迅速で的確な
復旧活動を支援することが可能である。
する場合に優先的に注目すべき事象に意識を集中させる
表示を行なうので、被害を受けた構造物の迅速で的確な
復旧活動を支援することが可能である。
【図1】本実施形態の被害表示装置の概略構成を示す図
である。
である。
【図2】本実施形態の被害推定処理部106の処理手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図3】本実施形態の重要度に応じた推定被害管路の区
別表示の表示例を示す図である。
別表示の表示例を示す図である。
【図4】本実施形態の推定被害管路及び目標物の同時表
示の表示例を示す図である。
示の表示例を示す図である。
【図5】本実施形態の推定被害管路の近傍の目標物の検
索処理の処理手順を示すフローチャートである。
索処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態の確認被害箇所及び推定被害箇所の
区別表示の表示例を示す図である。
区別表示の表示例を示す図である。
【図7】本実施形態の調査済み管路の区別表示の表示例
を示す図である。
を示す図である。
【図8】本実施形態の最新確認被害箇所の点滅表示の表
示例を示す図である。
示例を示す図である。
101…計算機、102…CPU、103…RAM、1
04a…ハードディスク装置、104b…CD−ROM
装置、104c…フロッピィディスク装置、104d…
MO装置、108…管路DB、109…地理DB、11
0…目標物DB、111…表示装置、120…地図デー
タ、106…被害推定処理部、107…地図表示処理
部、112…メッシュ、113…管路表示、114…推
定被害アイコン、115a及び115b…遠隔端末、1
16…ネットワーク、117…公衆網、118…基地
局、119…携帯電話、114a、114b及び114
c…被害アイコン、401…道路表示、402…住宅表
示、403…目標物表示、501…確認被害アイコン、
113a…確認済み管路表示、701…新着確認被害ア
イコン。
04a…ハードディスク装置、104b…CD−ROM
装置、104c…フロッピィディスク装置、104d…
MO装置、108…管路DB、109…地理DB、11
0…目標物DB、111…表示装置、120…地図デー
タ、106…被害推定処理部、107…地図表示処理
部、112…メッシュ、113…管路表示、114…推
定被害アイコン、115a及び115b…遠隔端末、1
16…ネットワーク、117…公衆網、118…基地
局、119…携帯電話、114a、114b及び114
c…被害アイコン、401…道路表示、402…住宅表
示、403…目標物表示、501…確認被害アイコン、
113a…確認済み管路表示、701…新着確認被害ア
イコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G09B 29/00 G06F 15/62 335 (72)発明者 筒井 和雄 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内
Claims (10)
- 【請求項1】 構造物の被害を表示する被害表示装置に
おいて、 災害情報と被害状況把握の対象となる構造物の情報と所
定距離間隔で区画された格子領域毎の地質や地形の情報
とを基に構造物の被害の度合いを示す構造物被害度を推
定し、被害が推定される構造物である推定被害構造物を
求める被害推定処理部と、 地図データに基づいて地図を描画し、前記被害推定処理
部によって推定された構造物被害度に応じて推定被害構
造物を他の構造物と区別表示する地図表示処理部とを備
えることを特徴とする被害表示装置。 - 【請求項2】 前記地図表示処理部は実際に被害が確認
された箇所である確認被害箇所を前記推定被害構造物と
区別表示するものであることを特徴とする請求項1に記
載された被害表示装置。 - 【請求項3】 前記地図表示処理部は前記推定被害構造
物または前記確認被害箇所を構造物の重要度に応じて区
別表示するものであることを特徴とする請求項1または
請求項2のいずれかに記載された被害表示装置。 - 【請求項4】 前記地図表示処理部は前記被害推定処理
部によって推定された構造物被害度の大きさに応じて格
子領域を区別表示するものであることを特徴とする請求
項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された被害表示
装置。 - 【請求項5】 前記地図表示処理部は新たに入力された
確認被害箇所を区別表示するものであることを特徴とす
る請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された被
害表示装置。 - 【請求項6】 前記地図表示処理部は被害状況の調査を
終了した調査済み構造物を未調査の構造物と区別表示す
るものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の
いずれか1項に記載された被害表示装置。 - 【請求項7】 前記地図表示処理部は前記推定被害構造
物の近傍の目標物を地図上に表示するものであることを
特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載
された被害表示装置。 - 【請求項8】 構造物の被害を表示するプログラムを記
録した媒体において、 震源位置とマグニチュードと被害状況把握の対象となる
構造物の情報と所定距離間隔で区画された格子領域毎の
地質や地形の情報とを基に構造物の被害の度合いを示す
構造物被害度を推定する被害推定処理部と、 地図データに基づいて地図を描画し、前記被害推定処理
部によって推定された構造物被害度に応じて当該構造物
を他の構造物と区別表示する地図表示処理部としてコン
ピュータを機能させるためのプログラムを記録したこと
を特徴とする媒体。 - 【請求項9】 前記地図表示処理部は実際に被害が確認
された箇所である確認被害箇所を被害が推定された構造
物である推定被害構造物と区別表示するものであること
を特徴とする請求項8に記載された媒体。 - 【請求項10】 前記地図表示処理部は前記推定被害構
造物または前記確認被害箇所を構造物の重要度に応じて
区別表示するものであることを特徴とする請求項8また
は請求項9のいずれかに記載された媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30380697A JPH11143941A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 被害表示装置及びその処理プログラムを記録した媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30380697A JPH11143941A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 被害表示装置及びその処理プログラムを記録した媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11143941A true JPH11143941A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17925535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30380697A Pending JPH11143941A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 被害表示装置及びその処理プログラムを記録した媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11143941A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002122674A (ja) * | 2000-10-12 | 2002-04-26 | Shimizu Corp | 地震情報伝達システムおよび方法ならびに携帯端末 |
JP2003058046A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-28 | Mitsubishi Electric Corp | 情報表示装置 |
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