JP2005293436A - 水道事業向け災害情報システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】施設被害情報データベース25および管路被害情報データベース26ならびに応急給水活動情報データベース27に関するデータを管理するデータ制御部24、施設被害情報データベース25および管路被害情報データベース26ならびに応急給水活動情報データベース27に関するデータによる施設の位置情報と属性情報とを含む災害情報を地図情報として表示する表示制御部22を備える。
【選択図】図2
Description
従来の災害情報システムは、気象情報や地震情報などの自然環境に関する各種観測データを収集し、さらに各地域で発生している被害状況の報告を行なう端末からの情報を収集し、それらの情報を元に作表もしくは地図情報を作成し、各種端末に送信するものであった(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、水道ライフラインの災害復旧活動は、その生産物である水が作成できるか否かは取水場、浄水場、配水場の運転状況をまず把握し、その次にその作成された水を送付するための管路の状況を把握しながら行なう必要があり、それらのデータをともに管理することで、ライフラインが有効に機能しているかを相対的に見ていく必要があって、被害位置情報と属性情報だけでは水が実際に送水されているかを判断することはできなかった。
この発明による実施の形態1を図1から図12までに基づいて説明する。図1は実施の形態1における構成を示すブロック図である。図2は実施の形態1におけるサーバの詳細構成を示すブロック図である。図3は実施の形態1における地図情報のデータベースの構造を示す説明図である。図4は実施の形態1における施設被害情報管理のデータベースの構造を示す説明図である。図5は実施の形態1における管路被害情報管理のデータベースの構造を示す説明図である。図6は実施の形態1における応急給水情報管理のデータベースの構造を示す説明図である。図7は実施の形態1におけるシステム機能のメインフローを示すフロー図である。図8は実施の形態1における施設被害情報処理フローを示すフロー図である。図9は実施の形態1におけるフロー図操作画面の詳細処理フローを示すフロー図である。図10は実施の形態1における管路被害情報処理フローを示すフロー図である。図11は実施の形態1における応急給水活動フローを示すフロー図である。図12は実施の形態1における状況把握のためのフロー図である。
図1において、サーバ1からなる情報処理装置はCPU等から構成され、各部の制御やデータの転送、演算、格納を行う。役割として主なものはデータベース機能と、利用者からの要求に応じて情報処理を行い、結果を返送する機能である。端末2は、実際に利用者からの要求を受付け、サーバ1に要求を送信し結果を受け取った後に、その結果を利用者に対し表示する。
サーバ1と端末2は、イントラネット3と呼ばれる外部通信網からクローズされたネットワーク環境上で構築される。端末2は、それぞれCRTやLCD等の表示部とともに、キーボード、マウス等の入力部を有する。
図2において、情報制御部21は、利用者からの要求を受け、内容を解析し、必要なデータを整理解析し、結果を返信する。表示制御部22は、利用者に対し災害状況を問い合わせるための画面の作成や災害の状況を把握させるための画面を生成するための制御を行う。地図情報データベース23は、災害が発生した場合の状況を把握するためには広域的な見地と詳細的な検知の両面からのアクセスが必要であるため、エリア全体を見渡すことを目的とする広域尺度地図情報と街区、建物、道路、駅などの地域の詳細な構成要素を詳細尺度地図情報の両方の地図情報を持つ。表示制御部22は地図情報データベース23より災害把握のために必要な地図情報表示に必要なデータを収集する。
データ制御部24は、大量のデータの検索性を高めるために必要な検索インデックス生成や効率的な磁気ディスクの容量管理、データの矛盾をチェックするための整合確認などを行う。
データ制御部23が制御しているデータベース25,26,27のうち、施設被害情報データベース25は、取・浄・配水場の被害状況や稼動状況を管理する。管路被害情報データベース26は、水道事業において作成した水を送水するための配水管の被害状況を管理する。応急給水活動情報データベース27は、災害の発生により断水した地域に対して実施される応急給水活動の活動状況を管理する。
入出力端末28は、実際に利用者からの要求を受付け、サーバ1に要求を送信し結果を受け取った後に、その結果を利用者に対し表示する。
地図情報テーブル31と地図目的物図形テーブル32の2つのテーブルは地図情報構築する上で、この地図目的物を管理する上での基本構成である。地図情報テーブル31は、地図目的物が何かを示す属性を管理するテーブルである。地図目的物は構築される際、線や矩形によって示されるが、地図目的物図形テーブル32は、それらの線や矩形を描画するのに必要な頂点の位置を管理する。頂点位置は緯度・経度で管理されている。地図情報テーブル31と地図目的物図形テーブル32は地図目的物IDで連結される。
図3は、実際に示される地図目的物の内容を示すものである。行政市区界テーブル33は地図における行政市区界を示す。市および区毎の統計情報を集約するために利用する。町丁目区界テーブル34は町丁目区界を示す。断減水情報などは町丁目区界単位で管理しており、当地図情報を利用する。街区テーブル35は街区を管理する。河川テーブル36は河川を管理する。建物テーブル37は建物を管理する。建物には施設に関するものや公園などに関するものがある。管路情報テーブル38は、施設で作成した水を配送するための管路を地図上で構築するものである。
施設管理テーブル41には、施設の名称、施設が持つ池の設計としての容量値、施設が持つ池の現在の容量を表す値、施設が持つポンプの配水容量の設計値、設計が持つ池の現在の配水量を示す値、施設をステップで示す広域な地図上に表示するための位置情報が管理されている。
施設=フロー図連結テーブル42は、施設に該当するフロー図の構成をフロー図内の位置情報と種別で図示管理する図面データを対応付けるものである。
施設池情報テーブル43は、施設に存在する池1つに対する池の名称、池の容量と休止有無を管理する。
施設=設備連結テーブル44は、施設に存在する設備についての情報とその設備の被害情報を管理する。
フロー図内設備連結テーブル45は、フロー図面上に存在する設備と施設=設備連結テーブルで管理されている設備の情報の関連の結び付けを管理する。
管路被害管理テーブル51には、管路の名称、複数の配水幹線を組合して構成されている重要管路の組み合わせを示すルート情報、その重要幹線の修繕を行う時期、修繕後実際に通水を行う時期を管理する。
被害位置管理テーブル52は、管路の地図上の被害位置を示すための緯度経度情報、被害を管理するための属性情報を管理する。なお、断減水は管轄内の町丁目単位で管理する。
断減水管理テーブル53は、断減水を管理するため町丁目ID、断水と減水の種別、被害の発生した時期、断減水の復旧予定時期を管理する。
応急給水所管理テーブル61には、応急給水所の名称、地図情報データベースの建物テーブル37の建物IDをセットする位置情報、応急給水所が収容できる人数をセットする収容人数を管理する。
応急給水状況テーブル62は、応急給水所で給水活動を実施しているか否かを示す開設有無、応急給水活動に問題が発生していないかを示す判断、当該応急給水所の担当を示す担当班を管理する。
給水累積管理テーブル63は、応急給水活動の実態を管理するテーブルであり、当該応急給水所に対し実施した給水時刻と給水量を管理する。
水源テーブル64は、応急給水を行う上で必要な水源に関する情報を管理するテーブルである。水源とは配水場や営業所などの施設として管理されている。水源は地図情報では建物管理テーブル37で管理されている。水源テーブル64は、水源の名称、水源とは位置情報、水源の設計容量、実際に蓄積している容量を管理する。
施設被害情報メニュー(ステップS703)、管路被害情報メニュー(ステップS704)、応急給水情報メニュー(ステップS705)は、実際に災害対策を実施している利用者向けの操作メニューであり、状況把握メニュー(ステップS702)は、それらの登録された情報を閲覧して災害対策についての判断を実施する災害対策計画検討者向けの機能である。それらのメニューを選択することにより、それぞれの操作画面に移り、その対応データベースS707にデータを蓄積する。
最初の画面は管轄の広域地図上に取水場、浄水場、配水場等による施設の種別と被害を示したアイコンを実際の位置情報に基づいて表示した地図情報である(ステップS803)。アイコンの形状により被害の度合いが一目で分かるようにしている。
ここで、更に詳細な情報を登録したい施設のアイコンにマウス操作によりカーソルを位置させてクリック操作を行う(ステップS804)と、施設に対して、操作が可能なメニュー画面が表示される(ステップS805)。可能な操作は、施設を総括的に見て被害が発生しているか否かを報告する総合判断画面メニュー(ステップS806)、施設を、水を生成している過程に従って設備の情報を並べて表示するフロー図をベースに操作するフロー図メニュー(ステップS807)に分かれる。
最初の画面は管轄の広域地図上に災害対策を行う上で重要となる配水管路の種別と被害を示したアイコンS1004を実際の位置情報に基づいて表示した地図情報である(ステップS1003)。アイコンS1004の形状により被害の度合いが一目で分かるようにしている。
ここで、更に詳細な情報を登録したい管路のアイコンS1004にマウス操作によりカーソルを位置させて、クリック操作を行うと、管路被害情報に対して、操作が可能なメニュー画面が表示される(ステップS1006)。可能な操作は、幹線毎の属性情報を登録する幹線毎属性情報メニューS1007、管路の実際の詳細な被害位置を入力する詳細被害入力メニューS1008、管轄の断減水状況を入力する管轄内断減水メニューS1009に分かれる。
配水管は大きく分けて2種類のものがある。1つめは河川、池、湖より水道水を作成するための原水を浄水場に引き込むための導水管と浄水場で作成されたデータを一般家庭に送水するために強力なポンプを設置した配水ポンプ場に浄水を送水する送水管である。2つめはそれらポンプ場から各家庭に設置している給水設備に引き込むための給水管の間を取り持つ配水管である。配災害が発生した時にライフラインの状況を確認するための重要な作業はまず1つめの導水管と送水管の確認である。
また、災害が発生した場合に備えて、国等の機関により広域避難場所という重要な避難施設が指定されているが、この避難施設までの配水管路の被害確認もライフラインの状況を確認するための重要な作業である。ステップS1010は、この災害発生後の重要な作業の遂行の支援を行なうものである。
操作は、まず、調査担当により断減水が発生している町丁目地域の報告を受ける。ステップS1012での操作者は、地図上で表示されている当該町丁目界のエリアにマウスを位置し、クリックする。当該エリアの断減水種別、被害発生時刻、復旧時刻を登録する画面が表示される。画面に内容を入力して登録を実行すると、指定の町丁目領域は断減水を示す色合いに変化する。これらを管轄地域上の町丁目全てに行い、断減水の分布図を作成していく。
この画面は表形式で、地域毎の給水活動の水量を集計表示する画面である。ステップS1107における分布図の他に表形式で表示されるため、数値的かつ1つの画面上での全体把握に役立つ。
この発明による実施の形態2を図13について説明する。図13は実施の形態2における構成を示すブロック図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
この実施の形態2における構成を示す図13では、A地区サーバ1301、およびB地区サーバ1302と端末1304の間に暗号装置1303を設置し、インターネット回線1305にも対応し、A地区サーバ1301とB地区サーバ1302を遠隔地に設置しておきデータ交換を行いながら運用可能とする構成とする。
この発明による実施の形態3を図14について説明する。図14は実施の形態3における構成を示すブロック図である。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1および実施の形態2における構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
この実施の形態3における構成を示す図14では、実施の形態1の構成に追加して、施設被害情報1425は、取水場・浄水場・配水場の浄配水池の水位センサや水質センサおよび配水ポンプの配水量センサの情報1430と管路被害情報1426は、配水管路に設置している流量センサの情報1430をデータ収集部1429により収集する構成とする。
この発明による実施の形態4を図15について説明する。図15は実施の形態4における構成を示すブロック図である。
この実施の形態4において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態3までにおける構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
この発明による実施の形態5を図16について説明する。図16は実施の形態5における構成を示すブロック図である。
この実施の形態5において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態4までにおける構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
この発明による実施の形態6を図17について説明する。図17は実施の形態6における構成を示すブロック図である。
この実施の形態6において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態5までにおける構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
この発明による実施の形態7を図18について説明する。図18は実施の形態7における構成を示すブロック図である。
この実施の形態7において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態6までにおける構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
Claims (6)
- 処理施設の被害状況および前記処理施設による水に関する生産能力についてデータを蓄積する施設被害情報データベース、送水を行なうための配水管路の被害状況についてデータを蓄積する管路被害情報データベース、断水に応じて水の供給を応急的に行う応急給水活動についてデータを蓄積する応急給水活動情報データベース、前記施設被害情報データベースおよび前記管路被害情報データベースならびに前記応急給水活動情報データベースに関するデータを管理する情報処理手段、前記施設被害情報データベースおよび前記管路被害情報データベースならびに前記応急給水活動情報データベースに関するデータによる施設の位置情報と属性情報とを含む災害情報を地図情報として表示する表示手段を備えることを特徴とする水道事業向け災害情報システム。
- 端末手段から入力され処理施設の被害状況および前記処理施設による水に関する生産能力についてデータを蓄積する施設被害情報データベース、端末手段から入力され送水を行なうための配水管路の被害状況についてデータを蓄積する管路被害情報データベース、端末手段から入力され断水に応じて水の供給を応急的に行う応急給水活動についてデータを蓄積する応急給水活動情報データベース、前記施設被害情報データベースおよび前記管路被害情報データベースならびに前記応急給水活動情報データベースに関するデータを管理する情報処理手段、前記施設被害情報データベースおよび前記管路被害情報データベースならびに前記応急給水活動情報データベースに関するデータによる施設の位置情報と属性情報とを地図情報として表示する表示手段を備え、施設被害情報データベースに関するデータを補足する池水位検出手段および水質検出手段ならびに配水量検出手段と、管路被害情報データベースに関するデータを補足する管路流量検出手段とを設けたことを特徴とする水道事業向け災害情報システム。
- 利用者について利用者識別情報を確認する利用者識別情報確認手段と、前記利用者識別情報確認手段により確認された利用者識別情報によって前記災害情報で入力または閲覧を許可する項目を決定する許可項目決定手段とを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水道事業向け災害情報システム。
- 利用者について利用者識別情報を確認する利用者識別情報確認手段と、前記利用者識別情報確認手段により確認された利用者識別情報によって予め登録された利用者の災害対策についての登録位置を中心に地図情報としての災害情報を表示する表示手段とを設けたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の水道事業向け災害情報システム。
- 前記施設被害情報データベースおよび前記管路被害情報データベースならびに前記応急給水活動情報データベースで構成されるデータベースと同じ構造を持つ練習用データベースと、前記練習用データベースを用いて練習を行うように動作モードを切り替える練習用切替手段とを設けたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の水道事業向け災害情報システム。
- 災害対策のための情報を蓄積した前記施設被害情報データベースおよび前記管路被害情報データベースならびに前記応急給水活動情報データベースを使用して、情報を広報用に集約する情報集約手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の水道事業向け災害情報システム。
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