JPH11143797A - 意見文書管理装置 - Google Patents

意見文書管理装置

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Publication number
JPH11143797A
JPH11143797A JP9320328A JP32032897A JPH11143797A JP H11143797 A JPH11143797 A JP H11143797A JP 9320328 A JP9320328 A JP 9320328A JP 32032897 A JP32032897 A JP 32032897A JP H11143797 A JPH11143797 A JP H11143797A
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Application number
JP9320328A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hayata
宏 早田
Nobuhiro Yamazaki
伸宏 山崎
Miki Watanabe
美樹 渡辺
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの知識を効果的に発展させることので
きる意見文書管理装置を提供する。 【解決手段】 要求入力手段10がユーザから意見に対
する参照を受け付け、意見が参照されたことに基づい
て、手続き起動手段7が意見データベース12に保持さ
れた当該意見に対応付けらている所定の手続を実行す
る。したがって、参照された意見を表明したユーザが直
接働きかけることなく、所定の手続を実行させることが
できる。そして、手続として、意見に対する参照を行っ
たユーザに意見の要求を行う手続、意見に対する参照が
発生したことを当該意見の意見内容表明者へ通知する手
続、意見の参照元となる他の意見への方向性情報をリン
ク情報に対応付けて登録する手続を用いることにより、
ユーザによる知識の提供を積極的に促すこと、参照を行
っているユーザと早急に知識の交換等を行うこと、意見
間の関連の方向を適切に保持しておくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のユーザによ
って作成される意見文書を管理し、ユーザの知識の発展
を支援する意見文書管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータを使って、ユー
ザが知識を発展させる方法としては、人を中心とするア
プローチと、情報を中心とするアプローチとの2つのア
プローチが知られている。人を中心とするアプローチ
は、或る限られた範囲のユーザ(以下、メンバとい
う。)間での意見の交換を時間的制約・空間的制約を越
えて可能にすることを主目的としており、コンピュータ
上にメンバ間で意見を交換する会議の場を設け、この場
において、メンバ間で意見を交換することにより、他の
メンバからの知識を収集でき、知識の発展を図ることが
できる。
【0003】このような会議の場は、TV会議システ
ム、電子メール、電子掲示板、会議可視化システム等を
利用することにより効率的に実施できる。例えば、Ques
tMap(http://www.cms.com/ 、以下、文献1とい
う。)に代表される会議可視化システムは、会議におけ
る個々の意見をノード化し、関連するノード間をリンク
化して表示することにより、会議における個々の意見及
び意見の関連性を理解するための支援を行うことができ
る。
【0004】情報を中心とするアプローチでは、意見を
含むドキュメントを介して、ドキュメントの作成者と当
該ドキュメントの読み手との間で知識が交換できる。こ
の情報を中心とするアプローチの例としては、既に存在
しているドキュメントから知識を収集するという観点で
は、Web上のホームページに対してキーワードによる
検索を行うことにより知識を収集するAltaVista(http:
//www.altavista.digital.com/)等のサーチエンジン・
サービスや、時間的に変化する情報(例えば、最新のニ
ュース、株価情報、気象情報等)をWeb上のユーザに
配信するMarinba(http://www.marinba.com/)等といっ
た情報プッシュ・サービスが知られている。
【0005】また、知識を交換するという観点では、Au
to-FAQ(http://wwww.ncsa/uiuc.edu/SDG/IT94/Prodeed
ings/Agents/whitehead.html "Auto-FAQ:an experiment
incyberspace leveraging、以下、文献2という。)等
が知られており、このAuto-FAQでは、質問と回答との対
(Fequentrly Asked Questions)を管理しておき、質問
を受け取ると対応する回答があるものについては、当該
回答を質問者に提示する一方、対応する回答がないもの
については、当該質問を登録しておき、他のユーザから
の質問に対する回答の登録を受け付けることで、新たな
知識の収集を促進している。
【0006】また、教育や発想支援を目的とした対話の
シミュレーションを実現する装置が、特開平2-159625号
公報(以下、文献3という。)に開示されている。この
文献3に記載された装置は、予め或る主題に対する知識
及び考えを発話モデルとして登録しておき、この発話モ
デルを使って対話による意見交換をシミュレートしてお
り、エキスパートシステムによる推論機構と、ニューラ
ルネットによる連想発生とを特徴としたものとなってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】人を中心とするアプロ
ーチにおいては、TV会議システムによって遠隔地のメ
ンバに対するアクセスの効率を向上することができ、ま
た、会議可視化システムによって意見の関連性の理解を
支援することができる。しかしながら、ユーザの知識を
発展させるためには、他のメンバへアクセスして知識を
要求するといったように、ユーザが直接他のメンバに働
きかけることが必要となっている。また、文献1に開示
された技術では、可視化された意見間の関連は静的なも
のであり、新たに関連する意見の取得や、意見同士の関
連が変化した場合における保守等はユーザが行わなけれ
ばならなかった。
【0008】情報を中心とするアプローチにおいては、
ユーザは課題、キーワード等を指定することにより、必
要な知識を含む情報を検索でき、知識の発展を図ること
ができる。しかしながら、情報の検索に対しては、課
題、キーワード等しか反映させることができないため
に、知識の収集にあたってユーザの意図を適切に反映さ
せることができない。したがって、ユーザは検索された
情報を吟味・分析等して、必要な知識を収集するといっ
たことにより、知識を発展させるしかなかった。また、
文献2に開示された技術では、得られる知識は質問に対
する回答に留まり、文献3に開示された技術では、あら
かじめ登録されている発話モデルの量と質によって、得
られる知識が限定されてしまう。
【0009】上記した内容をまとめると、以下に示すよ
うな3つの問題がある。第1の問題は、知識を発展させ
たいユーザは、常に自ら他のメンバに直接的に働きかけ
なければならないといった問題であり、第2の問題は、
知識を収集するにあたっては、ユーザ自身の意図が適切
に反映されないといった問題であり、第3の問題は、収
集できる知識は限られた情報量にとどまってしまう問題
である。
【0010】ここで、上記した問題を解決することは、
来るべき知識社会において、組織やコミュニティでの知
識の流通を促進するといった点で意味をもっており、野
中・紺野による「知力経営」において、知識は次世代の
競争力の源泉であることが主張されていることからわか
るように、組織やコミュニティに属する個々のメンバの
競争力を向上させる上で重要である。
【0011】本発明は上記した従来の事情に鑑みてなさ
れたもので、ユーザの知識を効果的に発展させることの
できる意見文書管理装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の請求項1に係る意見文書管理装置は、意
見文書を保持する意見文書保持手段と、意見文書同士を
対応付けるリンク情報を保持するリンク情報保持手段
と、ユーザから意見文書に対する参照を受け付ける受付
手段と、参照に起因して実行する所定の手続を意見文書
に対応付けて保持する手続保持手段と、受付手段によっ
て意見文書が参照されたことに基づいて、手続保持手段
に保持された当該意見文書に対応付けらている手続を実
行する手続実行手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】ここで、意見文書に対する参照とは、例え
ば、意見文書を対応付ける(リンクさせる)、意見文書
を閲覧する、検索によって意見文書を検出する等といっ
たことをいう。
【0014】この意見文書管理装置では、受付手段がユ
ーザから意見文書に対する参照を受け付け、受付手段に
よって意見文書が参照されたことに基づいて、手続き実
行手段が手続保持手段に保持された当該意見文書に対応
付けらている所定の手続を実行する。したがって、参照
された意見文書のユーザが直接働きかけることなく、所
定の手続を実行させることができる。
【0015】また、本発明の請求項2に係る意見文書管
理装置は、請求項1に記載した意見文書管理装置におい
て、前記手続として、意見文書に対する参照を行ったユ
ーザに意見の要求を行う手続、意見文書に対する参照が
発生したことを当該意見文書の意見内容表明者へ通知す
る手続、意見文書の参照元となる他の意見文書への方向
性情報をリンク情報に対応付けて登録する手続、の中の
少なくとも一つの手続を用いることを特徴とする。
【0016】ここで、方向性情報は、参照すべき(重
要)であるとの参照の意図を表す情報であり、意見文書
の参照元となる他の意見文書への方向性情報とは、参照
元となる他の意見文書は参照された意見文書にとって参
照すべきもの(重要なもの)であるといったことを意味
する情報を意味している。
【0017】手続として、意見文書に対する参照を行っ
たユーザに意見の要求を行う手続が用いられている場合
には、意見文書を作成したユーザが直接働きかけること
なく、参照を行ったユーザに意見の要求を行うことがで
き、ユーザによる知識の提供を積極的に促すことができ
る。また、手続として、意見文書に対する参照が発生し
たことを当該意見文書の意見内容表明者へ通知する手続
が用いられている場合には、意見内容表明者に他のユー
ザから意見文書が参照されていることを通知することが
でき、意見内容表明者は参照を行っているユーザと早急
に知識の交換等を行うことができようになる。また、手
続として、意見文書の参照元となる他の意見文書への方
向性情報をリンク情報に対応付けて登録する手続が用い
られている場合には、意見文書間の関連の方向を適切に
保持しておくことができる。
【0018】また、本発明の請求項3に係る意見文書管
理装置は、請求項1又は請求項2に記載した意見文書管
理装置において、手続には、当該手続を手続実行手段が
実行するための条件が含まれており、当該条件として、
意見文書に対する参照の種類、参照指示者、参照の発生
した時刻に関する情報、の中の少なくともいずれか一つ
の条件を用いることを特徴とする。したがって、参照に
関する種々の条件に応じて所定の手続を手続実行手段に
実行させることができる。
【0019】また、本発明の請求項4に係る意見文書管
理装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載
した意見文書管理装置において、リンク作成時に、リン
クの作成指示を行ったリンク元の意見文書からリンク先
の意見文書への方向性情報を登録するリンク情報登録手
段を更に有し、前記リンク情報保持手段は、リンク情報
にリンクの方向性情報を対応付けて保持することを特徴
とする。
【0020】この意見文書管理装置では、リンク情報登
録手段がリンク作成時に、リンクの作成指示を行ったリ
ンク元の意見文書からリンク先の意見文書への方向性情
報をリンク情報に対応付けてリンク情報保持手段に保持
させる。したがって、意見文書間の関係を適切に保持す
ることができ、当該文書間の関係を使うことにより必要
な知識を効果的に収集することができる。
【0021】また、本発明の請求項5に係る意見文書管
理装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載
した意見文書管理装置において、更に、検索条件を受け
付ける検索条件受付手段と、受け付けられた検索条件に
基づいて意見文書を検索する条件検索手段と、条件検索
手段によって検索された意見文書に対応付けられている
他の意見文書をリンク情報保持手段のリンク情報に基づ
いて検索する巡行検索手段と、条件検索手段又は巡行検
索手段によって検索された複数の意見文書間の関係をリ
ンク情報保持手段に保持されているリンク情報及び方向
性情報に基づいて表示する表示手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0022】上記した意見文書管理装置は、検索条件受
付手段が検索条件を受け付け、条件検索手段が受け付け
られた検索条件に基づいて意見文書を検索し、巡行検索
手段が条件検索手段によって検索された意見文書に対応
付けられている他の意見文書をリンク情報保持手段のリ
ンク情報に基づいて検索し、表示手段が条件検索手段又
は巡行検索手段によって検索された複数の意見文書間の
関係をリンク情報保持手段に保持されているリンク情報
及び方向性情報に基づいて表示する。したがって、キー
ワード等といった検索条件に合致する意見文書だけでな
く、当該意見文書と対応付けられた意見文書を検索する
ことができ、更に検索結果の意見文書間の関係を効果的
に表示することができる。
【0023】また、本発明の請求項6に係る意見文書管
理装置は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載
した意見文書管理装置において、更に、ユーザから同一
の方向性を持った他の意見文書を表示させるべく意見文
書を受け付ける方向性表示受付手段と、方向性表示受付
手段によって受け付けられた意見文書から同一の方向性
を持った意見文書をリンク情報保持手段のリンク情報及
び方向性情報に基づいて検索する方向性検索手段と、方
向性検索手段によって検索された意見文書と、方向性表
示受付手段により受け付けられた意見文書との関係をリ
ンク情報保持手段に保持されている方向性情報に基づい
て表示する第2表示手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0024】上記した意見文書管理装置では、方向性表
示受付手段がユーザから同一の方向性を持った他の意見
文書を表示させるべく意見文書を受け付け、方向性検索
手段が方向性表示受付手段によって受け付けられた意見
文書から同一の方向性を持った意見文書をリンク情報保
持手段のリンク情報及び方向性情報に基づいて検索し、
表示第2手段が方向性検索手段によって検索された意見
文書と、方向性表示受付手段により受け付けられた意見
文書との関係をリンク情報保持手段に保持されている方
向性情報に基づいて表示する。したがって、一の意見文
書とともに当該意見文書から同一の方向性を持った他の
意見文書が表示される。
【0025】また、本発明の請求項7に係る意見文書管
理装置は、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載
した意見文書管理装置において、更に、ユーザから意見
文書間の関係を表示させるべく2つの意見文書を受け付
ける補完受付手段と、補完受付手段によって受け付けら
れた意見文書間に対応付けられている他の意見文書をリ
ンク情報保持手段のリンク情報に基づいて検索する補完
検索手段と、補完検索手段によって検索された意見文書
と、補完受付手段により受け付けられた意見文書との関
係をリンク情報保持手段に保持されているリンク情報及
び方向性情報に基づいて表示する第3表示手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0026】上記した意見文書管理装置は、補完受付手
段がユーザから意見文書間の関係を表示させるべく2つ
の意見文書を受け付け、補完検索手段が補完受付手段に
よって受け付けられた意見文書間に対応付けられている
他の意見文書をリンク情報保持手段のリンク情報に基づ
いて検索し、第3表示手段が補完検索手段によって検索
された意見文書と、補完受付手段により受け付けられた
意見文書との関係をリンク情報保持手段に保持されてい
るリンク情報及び方向性情報に基づいて表示する。した
がって、2つの意見文書の関係を他の意見文書によって
結び付けて表示することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る意見文書
管理装置を図1を参照して説明する。この意見文書管理
装置は、ネットワーク8を介して接続されたサーバ1と
クライアント9と、サーバ1に接続された意見データベ
ース12とによって構成されている。なお、サーバ1及
びクライアント9は、どちらもワークステーション、パ
ーソナルコンピュータ等といった計算機により構成され
ている。
【0028】意見データベース12は、意見と当該意見
に対応する手続き(アクション)とを組とした意見オブ
ジェクトと、意見オブジェクト同士の関連(リンク)に
関する情報を保持するリンクオブジェクトとを保持して
いる。意見オブジェクト(class Opinion)は、図2
(a)に示すように、意見の表明者(Person owner)
と、意見の表明日時(Date creationdate)と、意見の
内容(String contents)と、意見に対応するアクショ
ン(Action intention)と、当該意見と他の意見との関
連に関する情報を保持するリンクオブジェクト名(Link
links)と、を有している。なお、本実施例では、意見
に対応するアクションを有していない意見オブジェクト
も存在する。
【0029】リンクオブジェクト(class Link)は、図
2(b)に示すように、関連する意見(Opinion opinio
ns)と、関連の方向性(Direction direction)とを有
している。関連の方向性には、関連する意見として保持
されている後ろの意見にとって前の意見が重要であるこ
とを意味する後ろの意見から前の意見への方向を表すTo
Op0と、前の意見にとって後ろの意見が重要であること
を意味する前の意見から後ろの意見への方向を表すToOp
1と、両意見が互いにとって重要であることを意味する
両方向を表すBothとがある。このような意見オブジェク
ト及びリンクオブジェクトの構成により、関連する意見
オブジェクト間は結合され、いずれの意見オブジェクト
からも他の意見オブジェクトへ巡行できる。
【0030】次に、意見オブジェクト及びリンクオブジ
ェクトの具体的な例を図3を参照して説明する。なお、
同図中の<xxx>は、xxxを表すオブジェクトを示
している。図3(a)に示す意見0のオブジェクト
は、”Mr.A”によって”97.8.8 10:1
5:00”に表明され、意見の内容は”意見データベー
スに基づく、意見交換機構は知識の発展を促進する上で
重要である。”であり、当該意見に対応するアクション
は”<action1>”であり、リンクオブジェクトは、”
<リンク0>”及び”<リンク1>”であることを表し
ている。
【0031】図3(b)に示す意見1のオブジェクト
は、”Mr.B”によって”97.8.8 15:0
0:00”に表明され、意見の内容は”意見交換機構の
知識社会における価値は知識の流通の促進である。”で
あり、当該意見に対応するアクションはなく、リンクオ
ブジェクトは、”<リンク0>”であることを表してい
る。図3(c)に示すリンク0のオブジェクトは、”<
意見0>”と”<意見1>”とは関連し、関連の方向
は、”<意見0>”から”<意見1>”であることを表
している。
【0032】次に、意見に対応させるアクションについ
て図4を参照して説明する。意見に対応させるアクショ
ンは、処理を記述するAction部と、処理の実行条件を記
述するCondition部とを有している。なお、一つの意見
に対して複数のアクションを対応させることもできる。
Condition部は、処理を起動する条件となる参照イベン
ト(Event)と、参照イベントの要求者(Person)と、
処理を起動する条件となる参照イベント発生時刻に対す
る期限の時間(Time)とを有している。
【0033】本実施例では、参照イベントとしては、意
見内容を直接参照する意見アクセス(NodeAccess)と、
意見文書間でリンクを生成するリンク生成(CreateLin
k)とがあり、要求者としては、或る個人と、或るグル
ープとがあり、時間としては、絶対時間と、意見表明か
らの相対時間とがある。なお、本実施例では、参照イベ
ントと、要求者と、時間との3つ組みを指定することが
できるが、いずれか一つを指定するようにしてもよく、
組み合わせて指定するようにしてもよい。
【0034】ここで、要求者を適正な人選によって設定
すれば有効である。例えば、表明した意見の分野におい
て特に高度な知識を持っている人やグループを要求者と
して設定することにより、高度な知識を有する要求者か
らの意見への参照に対して、所定の処理を行うことがで
き、効果的に知識の収集等することができる。また、時
間を設定することにより、手続を実行する必要がないと
いった時点において、手続が実行されるといったことを
防ぐことができる。
【0035】Action部は、実行する処理を有しており、
本実施例では、記述できる処理として、意見に対する参
照を行ったユーザに意見の要求を行う処理(Request)
と、意見に対する参照が発生したことを当該意見の表明
者へ通知する処理(Notify)と、意見の参照元となる他
の意見への方向をリンクオブジェクトに登録する処理
(Link)とがある。なお、Action部には、Request、 Li
nk、 Notifyの1つ又は組み合わせの処理が指定でき
る。
【0036】ここで、Requestの指定は、積極的な意見
交換を希望する意見等において有効であり、Linkの指定
は、課題提起やオリジナリティの高い意見などにおいて
有効であり、Notifyの指定は、早急な意見交換を希望す
る意見などにおいて有効である。上記構成によりアクシ
ョンとして、例えば、”グループのメンバからの1週間
以内のNodeAccessが発生した場合には、Requestを起動
させ、上司からのCreateLinkが発生した場合には、Link
とNotifyとを起動させる。”等といった指定ができる。
【0037】サーバ1は、意見登録手段2と、リンク登
録手段3と、手続登録手段4と、条件検索手段5と、巡
行検索手段6と、手続起動手段7と、を有している。意
見登録手段2は、図5に示すように、クライアント9か
ら意見の通知を受けとると、意見に関する意見オブジェ
クトを生成し(ステップS1)、意見オブジェクトを意
見データベース12へ格納する(ステップS2)。
【0038】リンク登録手段3は、図6に示すように、
クライアント9からユーザの表明した意見から既に登録
されている意見に対して、リンクを作成する要求通知を
受け取ると、該当する意見オブジェクト間のリンクオブ
ジェクトを生成し(ステップS3)、リンクオブジェク
トに意見表明における方向、すなわち、図7に示すよう
に、新たに表明した意見オブジェクトから既存の意見オ
ブジェクトへの方向を記録し(ステップS4)、前記両
意見オブジェクトに生成したリンクオブジェクト名を付
与する(ステップS5)。これによって、両意見オブジ
ェクトが対応付けられるとともに、新たに表明した意見
オブジェクトにとって既存の意見オブジェクトは参照す
べきものであるといった新たな意見の表明者の意図を方
向として保持させることができる。
【0039】次いで、リンクオブジェクトの結合先の意
見オブジェクトがアクションを保持しているか否かを検
出し(ステップS6)、アクションを保持している場合
には、手続き起動手段を呼び出す(ステップS7)一
方、アクションを保持していない場合には、生成したリ
ンクオブジェクト及び両意見オブジェクトを意見データ
ベース12へ格納する(ステップS8)。
【0040】手続き登録手段4は、図8に示すように、
クライアント9からユーザによるアクション及び登録先
となる意見オブジェクトの通知を受け取ると、該当する
意見オブジェクトへアクションを登録し(ステップS
9)、意見データベース12へ格納する(ステップS1
0)。したがって、ユーザは、意見に対して自己の所望
するアクションを登録することができる。
【0041】条件検索手段5は、図9に示すように、ク
ライアント9から検索対象となる意見の検索条件を受け
取り、当該検索条件に合致する意見内容を含む意見オブ
ジェクトを意見データベース12から取得し(ステップ
S11)、取得した意見オブジェクトをクライアント9
へ返す(ステップS12)。次いで、前記取得した意見
オブジェクトがアクションを保持しているか否かを検出
し(ステップS13)、アクションを保持している場合
には、手続き起動手段を呼び出す(ステップS14)一
方、アクションを保持していない場合には何もしない。
【0042】巡行検索手段6は、図10に示すように、
巡行検索、方向性検索、補完検索を行う基準となる意見
オブジェクトの指定を含んだ要求をクライアント9から
受け付け、意見データベース12のリンクオブジェクト
に基づいて、指定された意見オブジェクトと所定の関連
を有する意見オブジェクトを意見データベース12から
取得し(ステップS15)、取得した意見オブジェクト
及び指定された意見オブジェクト間の関連及び方向の情
報をクライアント9へ返す(ステップS16)。
【0043】ここで、上記した所定の関連を有する意見
オブジェクトとは、巡行検索の場合には、基準となる意
見オブジェクトに関連付けられている意見オブジェクト
をいい、方向性検索の場合には、基準となる意見オブジ
ェクトに関連付けられている意見オブジェクトの中で、
基準となる意見オブジェクトからの方向を有する意見オ
ブジェクトをいい、補完検索の場合には、基準となる複
数の意見オブジェクト間に対応付けられている意見オブ
ジェクトのことをいう。
【0044】次いで、前記取得した意見オブジェクトが
アクションを保持しているか否かを検出し(ステップS
17)、アクションを保持している場合には、手続き起
動手段7を呼び出す(ステップS18)一方、アクショ
ンを保持していない場合には何もしない。
【0045】手続起動手段7は、図11に示すように、
他の手段によって呼び出されると、意見オブジェクトの
アクションとして登録されている実行条件が満足されて
いるか否かを検出し(ステップS19)、実行条件が満
足されている場合には、アクションとして保持されてい
る処理を実行する(ステップS20)。
【0046】ここで、この手続起動手段7による具体的
な動作を図12を例にとって説明する。図12(a)
は、意見オブジェクトに、”意見アクセスが発生した場
合にRequestの処理を実行する”といったアクションが
設定されている場合の例である。或るユーザが既存意見
に対してアクセスの要求を行ったことにより、手続起動
手段7が呼び出されると、手続起動手段7は既存意見に
登録されている手続きの実行条件が満足されているか否
かを検出する。この例では、アクションに設定されてい
る実行条件が満足されているので、手続起動手段7はRe
questの処理の実行を開始する。
【0047】このRequestの処理では、手続起動手段7
は参照の要求を行ったユーザに対して、既存意見に予め
対応付けられている意見要求を通知する。そして、この
通知に対してユーザによる新たな意見が表明されると、
手続起動手段7が既存意見と新たな意見との間の対応付
けを行うリンク生成を行うとともに、既存意見から新た
な意見への方向をリンクオブジェクトに登録する。この
Requestの処理によると、ユーザに意見の要求を通知す
るために、参照要求を行ったユーザから新たな意見を効
果的に収集することができ、まだ外在化されていないユ
ーザの頭の中に存在する知識を効果的に収集することが
できる。
【0048】図12(b)は、リンク生成が発生した場
合に、Linkの処理を実行するといったアクションが設定
されている場合の例である。或るユーザが新たな意見を
表明し、既存意見に対してリンクの要求を行ったことに
より、手続起動手段7が呼び出されると、手続起動手段
7は既存意見に登録されている手続きの実行条件が満た
されているか否かを検出する。この例では、アクション
に設定されている実行条件が満たされているので、手続
起動手段7はLinkの処理の実行を開始する。このLinkの
処理では、手続起動手段7は、リンク登録手段3によっ
て既に作成された前記両意見に関するリンクオブジェク
トに、既存意見から新たな意見への方向の情報を登録す
る。このLinkの処理意見によると、既存意見に対して新
たな意見が重要であるといったユーザの意図に沿った情
報を登録することができ、当該情報によって意見間の関
連性を適切に把握することができる。
【0049】図12(c)は、リンク生成が発生した場
合に、Notifyの処理を実行するといったアクションが設
定されている場合の例である。或るユーザが新たな意見
を表明し、既存意見に対してリンクの要求を行ったこと
により、手続起動手段7が呼び出されると、手続起動手
段7は既存意見に登録されている手続きの実行条件が満
たされているか否かを検出する。この例では、アクショ
ンに設定されている実行条件が満たされているので、手
続起動手段7はNotifyの処理の実行を開始する。このNo
tifyの処理では、手続起動手段7は既存意見の表明者に
リンク生成がされたことを通知する。このNotifyの処理
によると、既存意見の表明者は参照してきたユーザとの
間で直ちに意見交換を行う等といった知識の収集の動作
を起こすができる。
【0050】クライアント9は、要求入力手段10と、
意見表示手段11と、を有している。要求入力手段10
は、図13に示すように、ユーザから入力された要求を
受け付けてサーバ1へ通知する(ステップS21)。要
求入力手段10によって、入力される要求としては、例
えば、意見の登録の要求、意見オブジェクト間のリンク
要求、意見オブジェクトに対するアクションの登録要
求、意見の検索要求、意見の巡行検索要求、複数の意見
間の補完検索要求、方向性検索要求等がある。
【0051】意見表示手段11は、図14に示すよう
に、サーバ1から条件検索手段5によって検索された意
見オブジェクトを受け取り(ステップS22)、受け取
った意見オブジェクトを表示し(ステップS23)、ユ
ーザによる要求入力手段10への指示に応じて以下に示
すように所定の処理を実行する。
【0052】或る特定の意見オブジェクトからの方向付
けがされて対応付けられている意見オブジェクトを表示
させる方向検索の要求があった場合(ステップS24)
には、意見表示手段12は、方向検索の要求をサーバ1
に通知して方向検索させる(ステップS25)。そし
て、サーバ1から検索された意見オブジェクト及び意見
オブジェクト間の関連及び方向の情報を受け取り、これ
らに基づいて、図15(a)に示すように要求された或
る特定の意見オブジェクトと当該意見オブジェクトから
の方向付けがされている意見オブジェクトとを関連及び
関連の方向が把握できる形態で表示する(ステップS2
3)。これによると、複数の意見同士の関連を適切且つ
容易に理解することができ、知識の収集を効果的に行う
ことができる。
【0053】或る特定の意見オブジェクトと対応付けら
れている意見オブジェクトを表示させる巡行検索の要求
があった場合(ステップS26)には、意見表示手段1
2は、巡行検索の要求をサーバ1に通知して巡行検索さ
せる(ステップS27)。そして、サーバ1から検索さ
れた意見オブジェクト及び意見オブジェクト間の関連及
び関連の方向の情報を受け取り、これらに基づいて、図
15(b)に示すように要求された或る特定の意見オブ
ジェクトと当該意見オブジェクトと対応付けられている
意見オブジェクトとを関連及び関連の方向が把握できる
形態で表示する(ステップS23)。これによると、或
る意見に対して特に重要である意見をユーザが把握し易
い形態で提示することができ、知識収集を効果的に行う
ことができる。
【0054】或る複数の意見オブジェクト間を対応付け
る他の意見オブジェクトを表示させる補完検索の要求が
あった場合(ステップS28)には、意見表示手段12
は、補完検索の要求をサーバ1に通知して補完検索させ
る(ステップS29)。そして、サーバ1から検索され
た意見オブジェクト及び意見オブジェクト間の関連及び
関連の方向の情報を受け取り、これらに基づいて、図1
6に示すように指定された複数の意見オブジェクトと当
該複数の意見オブジェクト間を対応付ける他の意見オブ
ジェクトとを関連及び関連の方向が把握できる形態で表
示する(ステップS23)。これによると、意見同士が
どの様に関連しているのかを適切に把握することがで
き、知識収集を効果的に行うことができる。
【0055】ここで、特許請求の範囲にいう意見文書保
持手段、リンク情報保持手段、及び、手続保持手段は、
意見データベース12によって構成され、特許請求の範
囲にいう受付手段、検索条件受付手段、方向性検索受付
手段、及び、補完受付検索手段は、要求入力手段10に
よって構成され、特許請求の範囲にいう手続実行手段
は、手続起動手段7によって構成され、特許請求の範囲
にいうリンク情報登録手段は、リンク登録手段3によっ
て構成され、特許請求の範囲にいう表示手段、第2表示
手段、及び、第3表示手段は、意見表示手段11によっ
て構成され、特許請求の範囲にいう方向性検索手段、補
完検索手段は、巡行検索手段6によって構成されてい
る。
【0056】次に、上記した意見文書管理装置の動作を
図1を参照して説明する。まず、意見の登録の動作を説
明する。意見表明者が意見をクライアント9の要求入力
手段10により表明(入力)すると、表明された意見は
要求入力手段10によりネットワーク8を介してサーバ
1へ伝達され、サーバ1の意見登録手段2によって意見
オブジェクトとされて意見データベース12へ登録され
る。
【0057】次に、意見オブジェクト間を対応付ける動
作を説明する。意見表明者が自己が表明した意見から既
に登録されている意見への関連を表すリンクを作成する
指示をクライアント9の要求入力手段10へ行うと、要
求入力手段10により指示がサーバ1へ伝達され、サー
バ1のリンク登録手段3によって、前記指示された意見
の意見オブジェクト同士を関連付ける情報とともに、表
明された意見から既に登録されている意見への方向がリ
ンクオブジェクトとして意見データベース12へ格納さ
れる。
【0058】次に、意見にアクションを対応付ける動作
を説明する。意見表明者が表明した意見に対応付けるア
クションをクライアント9の要求入力手段10により登
録を指示すると、要求入力手段10により指示された手
続きの登録指示がサーバ1へ伝達され、サーバ1の手続
き登録手段4により、意見データベース12中の該当す
る意見の意見オブジェクトへ指示された手続が格納され
る。
【0059】次に、意見データベース12に格納されて
いる意見オブジェクトを条件検索する場合の動作を説明
する。意見データベース中の意見の条件検索を行いたい
ユーザが、意見に関するキーワードや発言者などの検索
条件をクライアント9の要求入力手段10により指定す
ると、要求入力手段10により指定された条件がサーバ
1へ伝達され、サーバ1の条件検索手段5によって、意
見データベース12から検索条件に合致する意見が検索
され、検索された意見がクライアント9へ伝達され、ク
ライアント9の意見表示手段11により検索された意見
が検索の指示を行ったユーザへ提示される。
【0060】次に、条件検索によって提示された意見に
関連する他の意見を検索する動作を説明する。なお、こ
のような検索としては、上記したように方向検索、巡行
検索、補完検索がある。条件検索によって提示された意
見に関連する他の意見の検索を行いたいユーザが、関連
を検索する基準となる意見をクライアント9の要求入力
手段10により指定すると、要求入力手段10により指
定された条件がサーバ1へ伝達され、サーバ1の巡行検
索手段6によって、意見データベース12から指定され
た意見に関連する他の意見が検索され、検索された意見
がクライアント9へ伝達され、クライアント9の意見表
示手段11により検索された意見が意見同士間を関連の
方向を表した形態でユーザへ提示される。
【0061】ここで、上記した動作において、リンク登
録手段3、条件検索手段5、及び、巡行検索手段6は、
以下に示す処理を行う。リンク登録手段3、条件検索手
段5、及び、巡行検索手段6は、リンクの接続対象の意
見オブジェクト、或いは、検索した結果として得られた
意見オブジェクトに手続きが登録されているか否かを検
出し、手続きが登録されている場合には、サーバ1の手
続き起動手段7へ登録されている手続きを伝達し、手続
き起動手段7を動作させる。これによって、手続起動手
段7は手続き中の条件が満足される場合には、手続中の
処理を実行する。したがって、意見を参照された意見表
明者が直接働きかけることなく、当該意見表明者の意見
に対応付けられている手続を実行することができる。
【0062】意見文書管理装置を使用した具体例とし
て、意見データベース12が意見1のみ存在していた状
態から図17に示す状態になるまでの経過を説明する。
なお、意見1は、Aさんによって登録されたもので、”
他のユーザから参照イベントが発生した場合にRequest
処理を行う”といったアクションが登録されている。こ
の状態において、意見1が他のユーザから参照される
と、意見1のアクションが実行され、前記他のユーザに
は、意見の要求がされる。そして、これに対してユーザ
により意見(図中の意見2、意見3、意見4がこれに該
当する)が表明されると、意見1と当該新たに表明した
意見との間に関連付けが行われるとともに、意見1から
新たに表明された意見への方向付けがされる。
【0063】そして、Bさんによって意見5が表明さ
れ、当該意見5を意見3と意見4にリンクさせる指示が
行われると、意見5と意見3、意見4との間に関連付け
が行われるとともに、意見5から意見3、意見4への方
向付けがされる。そして、Cさんによって意見6が表明
され、当該意見6を意見4にリンクさせる指示が行われ
ると、意見6と意見4との間に関連付けがされるととも
に、意見6から意見4への方向付けがされる。このよう
に、新たな意見と既存の意見とが関連付けられるととも
に、新たな意見と既存の意見間の関連の方向付けが行わ
れる。
【0064】なお、上記した実施例では、個々の意見と
アクションとの結びつきが強いといったことと、意見の
重要性等が時間経過とともに変化し、意見に対応付ける
アクションは時間的に変化するといったこと等を考慮し
て、意見とアクションとを意見オブジェクトといった構
造にすることにより、アクションの起動、設定、変更等
を効率的に行うことを可能にしていたが、これに限ら
ず、例えば、デーモンやトリガーとして知られている発
火や監視の機構によっても実施することができる。ま
た、上記した実施例では、意見文書管理装置としてクラ
イアント・サーバによる実現形態をとっているが、この
ような形態である必要はなく、例えば、ネットワークを
用いずに1台の計算機内に意見文書管理装置を構成する
ようにしてもよい。
【0065】なお、上記した各機能手段はプロセッサが
(ROM、RAM等に予め格納された)制御プログラム
を実行することにより構成されるが、本発明ではこれら
機能手段を独立したハードウエア回路として構成しても
よい。また、本発明は上記の制御プログラムをフロッピ
ーディスクやCD−ROM等といったコンピュータが読
み取り可能な記憶媒体として把握させておき、当該制御
プログラムを記憶媒体から読み取ってプロセッサに実行
させることにより、本発明に係る処理を実行させること
もできる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る意見
文書管理装置では、意見文書が参照されたことに基づい
て、意見文書に対応付けられている参照に起因して実行
する所定の手続を実行するようにしたために、参照され
た意見文書のユーザが直接働きかけることなく、所定の
手続を実行させることができる。また、本発明に係る意
見文書管理装置では、意見文書に対する参照を行ったユ
ーザに意見の要求を行う手続を用いたために、参照を行
ったユーザに意見の要求を行うことができ、ユーザによ
る知識の提供を積極的に促すことができる。また、意見
文書に対する参照が発生したことを当該意見文書の意見
内容表明者へ通知する手続を用いたために、意見内容表
明者に他のユーザから意見文書が参照されていることを
通知することができ、意見内容表明者は参照を行ってい
るユーザと早急に知識の交換等を行うことができる。ま
た、意見文書の参照元となる他の意見文書への方向性情
報をリンク情報に対応付けて登録する手続を用いたため
に、意見文書間の関連の方向を適切に保持しておくこと
ができる。
【0067】また、本発明に係る意見文書管理装置で
は、手続に実行するための条件として、意見文書に対す
る参照の種類、参照指示者、参照の発生した時刻に関す
る情報、の中の少なくともいずれか一つの条件を用いる
ようにしたために、条件に応じて、種々の手続を実行さ
せることができる。また、本発明に係る意見文書管理装
置では、リンク作成時に、リンクの作成指示を行ったリ
ンク元の意見文書からリンク先の意見文書への方向性情
報をリンク情報に対応付けて保持させるようにしたため
に、意見文書間の関係を適切に保持することができる。
【0068】また、本発明に係る意見文書管理装置で
は、意見文書を検索条件、或いは、リンク情報に基づい
て検索し、検索によって得られた意見文書間の関係をリ
ンク情報及び方向性情報に基づいて表示するようにした
ために、キーワード等といった検索条件に合致する意見
文書だけでなく、当該意見文書と対応付けられた意見文
書を検索でき、検索結果の意見文書間の関係を効果的に
表示して、知識収集を支援することができる。
【0069】また、本発明に係る意見文書管理装置で
は、意見文書から同一の方向を持った意見文書をリンク
情報及び方向性情報に基づいて検索し、検索によって得
られた意見文書間の関係をリンク情報及び方向性情報に
基づいて表示するようにしたために、一の意見文書から
同一の方向性を持った他の意見文書を表示でき、知識収
集を支援することができる。また、本発明に係る意見文
書管理装置では、意見文書間に対応付けられている他の
意見文書をリンク情報に基づいて検索し、検索によって
得られた意見文書を利用して、前記文書館の関係をリン
ク情報及び方向性情報に基づいて表示するようにしたた
めに、所定の意見文書間の関係を他の意見文書によって
結び付けて表示することができ、知識収集を支援するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る意見文書管理装置の
構成図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る意見データベースに
格納されているオブジェクトの構造を説明する図であ
る。
【図3】 本発明の一実施例に係るオブジェクトの具体
的な例である。
【図4】 本発明の一実施例に係るアクションを説明す
る図である。
【図5】 本発明の一実施例に係る意見登録手段の処理
手順を示す図である。
【図6】 本発明の一実施例に係るリンク登録手段の処
理手順を示す図である。
【図7】 本発明の一実施例に係るリンク登録手段のリ
ンク及び方向付けを説明する図である。
【図8】 本発明の一実施例に係る手続登録手段の処理
手順を示す図である。
【図9】 本発明の一実施例に係る条件検索手段の処理
手順を示す図である。
【図10】 本発明の一実施例に係る巡行検索手段の処
理手順を示す図である。
【図11】 本発明の一実施例に係る手続起動手段の処
理手順を示す図である。
【図12】 本発明の一実施例に係る手続の処理を説明
する図である。
【図13】 本発明の一実施例に係る要求入力手段の処
理手順を示す図である。
【図14】 本発明の一実施例に係る意見表示手段の処
理手順を示す図である。
【図15】 本発明の一実施例に係る意見表示手段の表
示の一例である。
【図16】 本発明の一実施例に係る意見表示手段の表
示の一例である。
【図17】 本発明の一実施例に係る意見データベース
の状態の具体例である。
【符号の説明】
1・・サーバ、 2・・意見
登録手段、3・・リンク登録手段、
4・・手続登録手段、5・・条件検索手段、
6・・巡行検索手段、7・・手続起動手段、
8・・ネットワーク、9・・クライア
ント、 10・・要求入力手段、11
・・意見表示手段、 12・・意見データ
ベース。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】意見文書を保持する意見文書保持手段と、 意見文書同士を対応付けるリンク情報を保持するリンク
    情報保持手段と、 ユーザから意見文書に対する参照を受け付ける受付手段
    と、 参照に起因して実行する所定の手続を意見文書に対応付
    けて保持する手続保持手段と、 受付手段によって意見文書が参照されたことに基づい
    て、手続保持手段に保持された当該意見文書に対応付け
    らている手続を実行する手続実行手段と、を備えたこと
    を特徴とする意見文書管理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した意見文書管理装置にお
    いて、 前記手続として、意見文書に対する参照を行ったユーザ
    に意見の要求を行う手続、意見文書に対する参照が発生
    したことを当該意見文書の意見内容表明者へ通知する手
    続、意見文書の参照元となる他の意見文書への方向性情
    報をリンク情報に対応付けて登録する手続、の中の少な
    くとも一つの手続を用いることを特徴とする意見文書管
    理装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載した意見文書
    管理装置において、 手続には、当該手続を手続実行手段が実行するための条
    件が含まれており、 当該条件として、意見文書に対する参照の種類、参照指
    示者、参照の発生した時刻に関する情報、の中の少なく
    ともいずれか一つの条件を用いることを特徴とする意見
    文書管理装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記
    載した意見文書管理装置において、 リンク作成時に、リンクの作成指示を行ったリンク元の
    意見文書からリンク先の意見文書への方向性情報を登録
    するリンク情報登録手段を更に有し、 前記リンク情報保持手段は、リンク情報にリンクの方向
    性情報を対応付けて保持することを特徴とする意見文書
    管理装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記
    載した意見文書管理装置において、 更に、検索条件を受け付ける検索条件受付手段と、 受け付けられた検索条件に基づいて意見文書を検索する
    条件検索手段と、 条件検索手段によって検索された意見文書に対応付けら
    れている他の意見文書をリンク情報保持手段のリンク情
    報に基づいて検索する巡行検索手段と、 条件検索手段又は巡行検索手段によって検索された複数
    の意見文書間の関係をリンク情報保持手段に保持されて
    いるリンク情報及び方向性情報に基づいて表示する表示
    手段と、を備えたことを特徴とする意見文書管理装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記
    載した意見文書管理装置において、 更に、ユーザから同一の方向性を持った他の意見文書を
    表示させるべく意見文書を受け付ける方向性表示受付手
    段と、 方向性表示受付手段によって受け付けられた意見文書か
    ら同一の方向性を持った意見文書をリンク情報保持手段
    のリンク情報及び方向性情報に基づいて検索する方向性
    検索手段と、 方向性検索手段によって検索された意見文書と、方向性
    表示受付手段により受け付けられた意見文書との関係を
    リンク情報保持手段に保持されている方向性情報に基づ
    いて表示する第2表示手段と、を備えたことを特徴とす
    る意見文書管理装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記
    載した意見文書管理装置において、 更に、ユーザから意見文書間の関係を表示させるべく2
    つの意見文書を受け付ける補完受付手段と、 補完受付手段によって受け付けられた意見文書間に対応
    付けられている他の意見文書をリンク情報保持手段のリ
    ンク情報に基づいて検索する補完検索手段と、 補完検索手段によって検索された意見文書と、補完受付
    手段により受け付けられた意見文書との関係をリンク情
    報保持手段に保持されているリンク情報及び方向性情報
    に基づいて表示する第3表示手段と、を備えたことを特
    徴とする意見文書管理装置。
JP9320328A 1997-11-06 1997-11-06 意見文書管理装置 Pending JPH11143797A (ja)

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