JPH11141450A - ラジアルピストンモータのブレーキ装置 - Google Patents
ラジアルピストンモータのブレーキ装置Info
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- JPH11141450A JPH11141450A JP30841897A JP30841897A JPH11141450A JP H11141450 A JPH11141450 A JP H11141450A JP 30841897 A JP30841897 A JP 30841897A JP 30841897 A JP30841897 A JP 30841897A JP H11141450 A JPH11141450 A JP H11141450A
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Abstract
モータ全体を小型とする。 【解決手段】 シリンダブロック1の外周面にモータケ
ース3を回転自在に設け、そのシリンダブロック1に設
けたシリンダ部10で回転用ローラ11をモータケース
3の内周面に設けた回転用カム12に押し付けてモータ
ケース3を低速回転するラジアルピストンモータとし、
前記モータケース3の回転を増速して回転軸40に伝動
する増速機構41を設け、この回転軸40をブレーキ装
置でシリンダブロック1に制動するようにしてブレーキ
装置の制動トルクを小さくすることでブレーキ装置を小
型とする。
Description
走行体の駆動スプロケットを回転する等に用いるラジア
ルピストンモータのブレーキ装置に関する。
許第5,115,890号明細書に記載された減速機を
介さずに直接モータケースを回転するものが知られてい
る。
ータケースを回転自在に取付け、シリンダブロックに複
数のシリンダを放射状に形成し、このシリンダのピスト
ンでローラをモータケース内面のカム面に押し付けるよ
うに、シリンダブロックの内部に設けた切換バルブでシ
リンダの室に順次高圧油を供給してローラをカム面に押
し付けることでモータケースを回転する構造としてあ
る。
装置としては、シリンダブロックとモータケースに設け
たブレーキディスクとブレーキピストンとスプリングを
備え、スプリングでブレーキピストンを押してブレーキ
ディスクを圧着して制動状態とし、受圧室の圧油でブレ
ーキピストンをスプリングに抗して移動してブレーキデ
ィスクを離して非制動状態とするものが知られている。
ンモータのブレーキ装置の制動トルクはモータケースの
出力トルク(つまりモータの出力トルク)以上の値とな
り、制動トルクが大である。このためにブレーキ装置が
大型でラジアルピストンモータ全体も大型となり、その
ラジアルピストンモータの取付け面積が大となる。した
がって、ラジアルピストンモータを建設機械の履帯式走
行体に取付け、そのラジアルピストンモータでスプロケ
ットを駆動するようにした場合には、そのラジアルピス
トンモータの取付け面積が小さいから、そのラジアルピ
ストンモータの取付けが困難となる。
ようにしたラジアルピストンモータのブレーキ装置を提
供することを目的とする。
は、シリンダブロック1と、内周面に回転用カム12を
有し、シリンダブロック1の外周面に回転自在に取付け
たモータケース3と、前記シリンダブロック1に放射状
に設けられ、そのピストン7に設けた回転用ローラ11
が前記回転用カム12と対向した複数のシリンダ部10
と、前記シリンダブロック1に設けられ、前記シリンダ
部10の室8を油圧源とタンクに連通する複数の切換バ
ルブ24を備え、複数のシリンダ部10のいくつかの室
8に高圧油が供給され、残りのシリンダ部10の室8が
タンクに連通して複数の回転用ローラ11のいくつかが
回転用カム12に押し付けられてモータケース3を回転
するように構成したラジアルピストンモータにおいて、
前記モータケース3の回転を増速する増速機構41を設
け、この増速機構41の増速回転部と前記シリンダブロ
ック1との間にブレーキ装置を設けたことを特徴とする
ラジアルピストンモータのブレーキ装置である。
ケース3の回転が増速機構41で増速され、その増速回
転部をブレーキ装置で制動するので、ブレーキ装置の制
動トルクはモータケース3の出力トルクよりも小さくな
る。これによって、ブレーキ装置が小型でラジアルピス
トンモータ全体が小型となるから、ラジアルピストンモ
ータの取付け面積が小となる。したがって、ラジアルピ
ストルモータを建設機械の履帯式走行体にスプロケット
駆動用として容易に取付けできる。
グギヤ46と、キャリヤ47に設けた遊星歯車48と、
キャリヤ47に回転自在に支承した回転軸40に設けた
サンギヤ49を備え、前記リングギヤ46をモータケー
ス3に固定し、キャリヤ47をシリンダブロック1に固
定することで遊星歯車式の増速機構41とし、前記回転
軸40とシリンダブロック1に取付けたブレーキディス
ク42と、このブレーキディスク42を圧着、離隔する
ブレーキピストン44でブレーキ装置としたラジアルピ
ストンモータのブレーキ装置である。
構41を用いているから、モータケース3の回転がより
一層高速回転に増速されるし、増速機構41がコンパク
トである。これによって、ブレーキ装置の制動トルクが
より一層小さくなってラジアルピストンモータがより一
層小型となるし、増速機構41をモータケース3とシリ
ンダブロック1とに亘って容易に取付けできる。
ック1の外周面に軸受2を介してモータケース3が回転
自在に取付けてある。このシリンダブロック1の一端面
1aに取付プレート4がボルト5で取付けてあり、その
取付プレート4を履帯式走行体のトラックフレーム等に
連結するようにしてある。
は複数のシリンダ孔6が放射状に周方向に等間隔で形成
してある。各シリンダ孔6にピストン7が嵌合されて室
8と小径の伸び室9を形成しており、これによってシリ
ンダ部10としてある。
設けてあり、その回転用ローラ11がモータケース3の
内周面に形成した回転用カム12に接し、その回転用カ
ム12は図2に示すように複数の凸部と複数の凹部を滑
らかに連続した波形状のカム面を有する。
10と同一の数のスプール20が放射状で周方向に等間
隔に設けてある。この各スプール20はローラ21を備
え、スプリング22でローラ21をモータケース3のス
プール切換用カム23に押し付けて切換バルブ24を構
成している。
すように前記回転用カム12と同様に凸部と凹部を所定
角度毎に複数交互に有するカム面を有し、凸部にローラ
21が接すると図1の上部に示すように第1ポート25
と第2ポート26を連通し、第2ポート26と第3ポー
ト27を遮断する。凹部にローラ21が接すると図1の
下部に示すように第2ポート26と第3ポート27を連
通し、第2ポート26と第1ポート25が遮断する。第
1ポート25は第1環状油孔28より第1主ポート29
に連通し、第2ポート26は室8に連通し、第3ポート
27は第2環状油孔30より第2主ポート31に連通す
る。前記小径の伸び室9には常時低圧油が供給されてい
る。前記モータケース3には履帯式走行体の履帯を駆動
するスプロケット32が取付けてある。
高圧油を供給し、第2主ポート31をタンクに連通す
る。図2と図3に示す場合は、3つのスプール20のロ
ーラ21がスプール切換用カム23の凸部に接して3つ
のシリンダ部10の室8に高圧油が流入し、2つのスプ
ール20のローラ21がスプール切換用カム23の凹部
に接して2つのシリンダ部10の室8がタンクに連通す
る。
回転用カム12に押し付けられてモータケース3が矢印
a方向に回転される。モータケース3が矢印a方向に所
定角度回転すると1つのスプール20のローラ21がス
プール切換用カム23の凸部から凹部に回転移動し、1
つのスプール20のローラ21がスプール切換用カム2
3の凹部から凸部とに回転移動するので、モータケース
3が矢印a方向に回転する。
高圧油が供給、またタンクと連通され、モータケース3
はスムーズに回転する。
されて室8がタンクに連通した時にピストン7に伸長力
が作用するように構成してあるから、回転用ローラ11
が回転用カム12より離れることがなく、室8に高圧油
が作用した時に回転用ローラ11が回転用カム12のカ
ムに衝突しないので、シリンダ部10の破損等を防止で
きる。
ンダブロック1の他端部の軸心には回転軸40が回転自
在に支承され、この回転軸40は増速機構41でモータ
ケース3に連結してあり、前記回転軸40はモータケー
ス3よりも高速で回転し、その回転軸40が増速機構4
1の増速回転部となっている。
ブレーキディスク42が交互にスプライン嵌合等で回転
しないように設けてあり、このブレーキディスク42を
皿ばね等のスプリング43で押されたブレーキピストン
44で圧着されて回転軸40をシリンダブロック1に固
定することで制動し、受圧室45に圧油を供給してブレ
ーキピストン44をスプリング43に抗して移動すると
ブレーキディスク42が離隔して非制動となる。これに
よってブレーキ装置を構成している。
に固定したリングギヤ46と、前記シリンダブロック1
に固定したキャリヤ47と、そのキャリヤ47に回転自
在に支承した遊星歯車48と、前記回転軸40に固定し
たサンギヤ49を備えた遊星歯車式の増速機構としてあ
る。前記回転軸40はキャリヤ47に回転自在に支承し
てある。
に一側板50と他側板51を備え、一側板50と他側板
51の対向面には1つの中心側円形凹部52と複数の外
周側円形凹部53が1部連続してそれぞれ形成してあ
り、外周側円形凹部53の一部は外周面に開口している
と共に、その外周側円形凹部53の中心には軸受用円形
凹部54がそれぞれ形成してある。一側板50の中心側
円形凹部52の中心には回転軸用円形凹部55が形成さ
れ、他側板50の中心側円形凹部52の中心には孔56
が形成してある。
して連結され、対向した中心側円形凹部52間にサンギ
ヤ49が回転自在に収納されると共に、各対向した軸受
用円形凹部54に遊星歯車48が軸受57で回転自在に
支承されて各対向した外周側円形凹部53間に遊星歯車
48が回転自在に支承される。回転軸40は他側板51
の孔56を貫通して一側板50の回転軸用円形凹部55
に軸受58で回転自在に支承される。
ブロック1の他端面1bに固定されている。このキャリ
ヤ47が前記スプリング43のスプリング受けとなって
いる。
た歯車式等であっても良い。
ータの断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダブロック(1)と、内周面に回
転用カム(12)を有し、シリンダブロック(1)の外
周面に回転自在に取付けたモータケース(3)と、前記
シリンダブロック(1)に放射状に設けられ、そのピス
トン(7)に設けた回転用ローラ(11)が前記回転用
カム(12)と対向した複数のシリンダ部(10)と、
前記シリンダブロック(1)に設けられ、前記シリンダ
部(10)の室(8)を油圧源とタンクに連通する複数
の切換バルブ(24)を備え、 複数のシリンダ部(10)のいくつかの室(8)に高圧
油が供給され、残りのシリンダ部(10)の室(8)が
タンクに連通して複数の回転用ローラ(11)のいくつ
かが回転用カム(12)に押し付けられてモータケース
(3)を回転するように構成したラジアルピストンモー
タにおいて、 前記モータケース(3)の回転を増速する増速機構41
を設け、この増速機構(41)の増速回転部と前記シリ
ンダブロック(1)との間にブレーキ装置を設けたこと
を特徴とするラジアルピストンモータのブレーキ装置。 - 【請求項2】 リングギヤ(46)と、キャリヤ(4
7)に設けた遊星歯車(48)と、キャリヤ(47)に
回転自在に支承した回転軸(40)に設けたサンギヤ
(49)を備え、前記リングギヤ(46)をモータケー
ス(3)に固定し、キャリヤ(47)をシリンダブロッ
ク(1)に固定することで遊星歯車式の増速機構(4
1)とし、 前記回転軸(40)とシリンダブロック(1)に取付け
たブレーキディスク(42)と、このブレーキディスク
(42)を圧着、離隔するブレーキピストン(44)で
ブレーキ装置とした請求項1記載のラジアルピストンモ
ータのブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30841897A JP3846758B2 (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | ラジアルピストンモータのブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30841897A JP3846758B2 (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | ラジアルピストンモータのブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11141450A true JPH11141450A (ja) | 1999-05-25 |
JP3846758B2 JP3846758B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=17980828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30841897A Expired - Fee Related JP3846758B2 (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | ラジアルピストンモータのブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3846758B2 (ja) |
-
1997
- 1997-11-11 JP JP30841897A patent/JP3846758B2/ja not_active Expired - Fee Related
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