JPH11141246A - 電磁波シールドシャッター - Google Patents

電磁波シールドシャッター

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JPH11141246A
JPH11141246A JP30882197A JP30882197A JPH11141246A JP H11141246 A JPH11141246 A JP H11141246A JP 30882197 A JP30882197 A JP 30882197A JP 30882197 A JP30882197 A JP 30882197A JP H11141246 A JPH11141246 A JP H11141246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
slat
electromagnetic wave
slut
side edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP30882197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Horiuchi
堀内史朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
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Publication of JPH11141246A publication Critical patent/JPH11141246A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体、コンピューター等のエレクトロニクス
機器を妨害電磁波の進入による誤動作を防止するととも
にこれらのエレクトロニクス機器から発生する電磁波の
外部への放射発散を防止することを目的とする電磁波シ
ールドシャッターに関する。 【解決手段】多数のスラット1の縁部が互いに枢着され
たシャッターにおいて、このスラットが長尺の基部13
とこの基部の一方の側縁に係合部が形成され他方の側縁
にこの係合部に係合される受容部が形成され、導電性網
体を内包する透明合成樹脂で作製されたもので、電磁波
シールド機能を有し、且つ透視性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体、コンピュ
ーター等のエレクトロニクス機器を妨害電磁波の進入に
よる誤動作を防止するとともにこれらのエレクトロニク
ス機器から発生する電磁波の外部への放射発散を防止す
ることを目的とする電磁波シールドシャッターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁波シールドとしてはエレクト
ロニクス機器などの周囲を鋼板やアルミ板などの金属板
で覆うなどされていた。又、産業用ロボットのカバーや
のぞき窓、エレクトロニクス機器の検査室や通信機器室
の窓などについては透明合成樹脂板の間に導電性網体を
挟入した積層板が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の如
き電磁波シールドでは組立ロボットのパーツ供給口やア
センブルされた組立品の取り出し口などの開平機能の必
要な部分に対応することはできなかった。又、金属性の
シャッターで組み立てロボットを覆ったりすれば、組立
ロボットの作動状態の確認ができないという問題があっ
た。
【0004】そこで本発明者は従来の欠点に鑑み鋭意研
究の結果、開平機能が必要な部位に使用できる、電磁波
シールド機能を有し、且つ透視性を有するシャッターを
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1記載の電
磁波シールドシャッターは、多数のスラットの縁部が互
いに枢着されたシャッターにおいて、このスラットが長
尺の基部とこの基部の一方の側縁に係合部が形成され他
方の側縁にこの係合部に係合される受容部が形成され、
導電性網体を内包する透明合成樹脂で作製されたもの
で、電磁波シールド機能を有し、且つ透視性を有する。
【0006】本発明請求項2記載の電磁波シールドシャ
ッターは、導電性網体がスラットの係合部の端部から受
容部に亘って内包されたもので、スラットが縁部で枢着
されたとき、縁部で導電性網体が重なるようなされるの
で、電磁波が漏れにくい。
【0007】本発明請求項3記載の電磁波シールドシャ
ッターは、スラットの少なくとも一方の端部にアース端
子が取着されたもので、大容量の電磁波に対しても導電
性網体から短時間に電荷が放出される。
【0008】本発明請求項4記載の電磁波シールドシャ
ッターは、スラットの一方の側縁に軸部が形成されて係
合部となされ、他方の側縁に断面の一部が切り欠かれた
環状部が形成されて受容部となされたもので、長手方向
に亘って断面が同一となされるので押し出し成型で容易
に作製される。
【0009】本発明請求項5記載の電磁波シールドシャ
ッターは、導電性網体が線径10〜200μmの金属線
が格子状に配設されてなるもので、線径が10μm未満
では網体に剛性がなく押し出し加工に適せず、200μ
mを超える線径ではスラットの透視性が悪くなるという
問題がなく、加工が容易で透視性が優れている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に付いて説明する。図1は本発明電磁波シールドシャッ
ターの実施形態の一例を示す断面図である。又、図2は
本発明電磁波シールドシャッターに用いられるスラット
1の実施形態の一例を示す側面図である。スラット1は
平板状の基部13の一方の側縁に円筒状の軸部11が形
成され、他方の側縁に断面の一部が切り欠かれた環状部
12が形成されている。この環状部12の内径は軸部1
1の外径より稍々大径となされ、切り欠き開口部の開口
寸法は軸部11の外径より稍々小径となされている。こ
の切り欠き開口部に次のスラット1の軸部11を圧入す
ると隣合うスラット1同士が互いに回動可能に枢着され
る。このように順次スラット1の縁部を接続しシャッタ
ーパネルが作製される。
【0011】組み立てられたシャッターパネルを構成す
るスラット1の端部には中実円筒型のアース端子2が取
着され、シャッターパネルの両端に配設されたレール部
材3にこのアース端子2が接触されスラット1に電荷が
蓄積されない。このアース端子2は必ずしも両端に取着
される必要はなく一方の端部だけに取着されてもよい
し、千鳥状に交互に取着されてもよい。又、アース端子
2の形状は中実円筒型がレール部材3との摺動摩擦が少
なく好適であるが、この形状に限るものではない。アー
ス端子2は導電性硬質ポリ塩化ビニルを押し出し成型し
て作製された中実円筒状の長尺体を輪切りにしその側壁
に溝が設けられ、この溝の底部に圧着用導電スポンジ4
が取着されて作製されている。
【0012】スラット1は導電性網体5をその基部13
に内包するように透明の合成樹脂を押し出して作製され
る。導電性網体5としてはステンレス鋼線等の金属線が
好適に用いられるが、金属コーティングが施されたポリ
エステル繊維などの合成樹脂繊維が用いられてもよい。
導電性網体5を構成する金属線は線径が10〜200μ
mのものが好適に用いられる。線径が10μm未満では
網体に剛性がなく押し出し加工に適せず、200μmを
超える線径ではスラット1の透視性が悪くなるという問
題がある。
【0013】図3は本発明電磁波シールドシャッターに
用いられるスラット1の実施形態の他の例を示す側面図
である。基部13の軸部側端部から環状部12の側壁に
亘って補強部が設けられている。補強部は他の部分と同
時に押し出し成型で成型されてもよいし、補強部を別に
成型し、接着や溶着などで取着してもよい。スラット1
をこのように断面箱型にすることによってスラット1の
剛性が高められ、スラット1は捻れにくく、撓みにくく
なされる。
【0014】スラット1の作製に用いられる透明合成樹
脂としては透明硬質ポリ塩化ビニルが好適に用いられる
が、ポリカーボネートやアクリル樹脂等の合成樹脂が用
いられてもよい。又、合成樹脂に帯電防止材を混練する
か、成型されたスラット1の表面に帯電防止材を塗布す
れば帯電防止効果が付与され更に好適なシャッターとな
される。又、シャッターの強度が更に要求されるような
時は一部のスラット1を合成樹脂製スラットに変えてア
ルミ合金押し出し型材などで作製されたものに替えても
よい。この場合シャッターの透視性が一部損なわれるが
視線の位置を変えることでシャッター内部を見ることが
できる。又アルミ合金などの金属部材で作製されれば電
磁波のシールド機能には問題がない。
【0015】
【発明の効果】上述の如く、本発明請求項1記載の電磁
波シールドシャッターは、多数のスラットの縁部が互い
に枢着されたシャッターにおいて、このスラットが長尺
の基部とこの基部の一方の側縁に係合部が形成され他方
の側縁にこの係合部に係合される受容部が形成され、導
電性網体を内包する透明合成樹脂で作製されたもので、
電磁波シールド機能を有し、且つ透視性を有する。この
為、シャッターに覆われたロボットなどの機械の作動状
態の確認などが容易にでき、且つ機械から発散する電磁
波をシールドして外に漏れないようにするとともに、外
部からの電磁波の影響で機械が誤動作するのを防ぐ。
【0016】又、本発明請求項2記載の電磁波シールド
シャッターは、導電性網体がスラットの係合部の端部か
ら受容部に亘って内包されたもので、スラットが縁部で
枢着されたとき、縁部で導電性網体が重なるようなされ
るので、電磁波が漏れにくく、電磁波のシールドがより
確実になる。
【0017】又、本発明請求項3記載の電磁波シールド
シャッターは、スラットの少なくとも一方の端部にアー
ス端子が取着されたもので、大容量の電磁波に対しても
導電性網体から短時間に電荷が放出されるので、大容量
の電磁波についても電磁波のシールドが確実になされ
る。
【0018】又、本発明請求項4記載の電磁波シールド
シャッターは、スラットの一方の側縁に軸部が形成され
て係合部となされ、他方の側縁に断面の一部が切り欠か
れた環状部が形成されて受容部となされたもので、長手
方向に亘って断面が同一となされるので押し出し成型で
容易に作製される。
【0019】又、本発明請求項5記載の電磁波シールド
シャッターは、導電性網体が線径10〜200μmの金
属線が格子状に配設されてなるもので、線径が10μm
未満では網体に剛性がなく押し出し加工に適せず、20
0μmを超える線径ではスラットの透視性が悪くなると
いう問題がなく、加工が容易で透視性が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電磁波シールドシャッターの実施形態の
1例を示す断面図である。
【図2】本発明電磁波シールドにおけるスラットの実施
形態の1例を示す断面図である。
【図3】本発明電磁波シールドにおけるスラットの実施
形態の他の例を示す断面図である。
【図4】図1のZ矢視図である。
【図5】図4のアース端子部の詳細図である。
【符号の説明】
1 スラット 11 軸部 12 環状部 13 基部 2 アース端子 3 レール部材 4 圧着用導電スポンジ 5 導電性網体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のスラットの縁部が互いに枢着され
    たシャッターにおいて、このスラットが長尺の基部とこ
    の基部の一方の側縁に係合部が形成され他方の側縁にこ
    の係合部に係合される受容部が形成され、導電性網体を
    内包する透明合成樹脂で作製されたことを特徴とする電
    磁波シールドシャッター。
  2. 【請求項2】 導電性網体がスラットの係合部の端部か
    ら受容部に亘って内包されたことを特徴とする請求項1
    記載の電磁波シールドシャッター。
  3. 【請求項3】 スラットの少なくとも一方の端部にアー
    ス端子が取着されたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の電磁波シールドシャッター。
  4. 【請求項4】 スラットの一方の側縁に軸部が形成され
    て係合部となされ、他方の側縁に断面の一部が切り欠か
    れた環状部が形成されて受容部となされたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2又は請求項3記載の電磁波シ
    ールドシャッター。
  5. 【請求項5】 導電性網体が線径10〜200μmの金
    属線が格子状に配設されてなることを特徴とする請求項
    1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載の電磁波
    シールドシャッター。
JP30882197A 1997-11-11 1997-11-11 電磁波シールドシャッター Pending JPH11141246A (ja)

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JPH11141246A true JPH11141246A (ja) 1999-05-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002155675A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Maeda Corp シャッターの電磁シールド機構
CN110130808A (zh) * 2019-05-16 2019-08-16 徐沙 一种放射室用可开闭的防辐射窗

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