JPH11140773A - スプレー式容器入り液体衣料用仕上げ剤 - Google Patents

スプレー式容器入り液体衣料用仕上げ剤

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JPH11140773A
JPH11140773A JP30605997A JP30605997A JPH11140773A JP H11140773 A JPH11140773 A JP H11140773A JP 30605997 A JP30605997 A JP 30605997A JP 30605997 A JP30605997 A JP 30605997A JP H11140773 A JPH11140773 A JP H11140773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finishing agent
type container
clothes
liquid
spray
Prior art date
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Pending
Application number
JP30605997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Hasegawa
美貴 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液だれがなく、使いやすいスプレー式容器入
り液体衣料用仕上げ剤を得る。 【解決手段】 B型粘度計により測定した30℃におけ
る粘度が300mPa・s以下である液体衣料用仕上げ剤
が、孔径1mm以下の吐出孔を有するスプレー式容器に充
填されているスプレー式容器入り液体衣料用仕上げ剤。
前記した液体衣料用仕上げ剤とスプレー式容器との組み
合わせにより、吐出した霧滴の平均粒子径を狭い範囲に
調整できるため、液だれの発生や霧滴の飛散等が防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液だれ等の不都合
が発生することがなく、使いやすく均一な状態で内容物
を吐出することができるスプレー式容器入り液体衣料用
仕上げ剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】衣料用
仕上げ剤のほとんどは液体で、プラスチック容器等に充
填された状態で市販されている。この液体衣料用仕上げ
剤は、通常は衣料用仕上げ剤をプラスチック容器のキャ
ップに量り取って使用する。しかし、このような使用形
態の場合、衣料用仕上げ剤が手に付いたり、一部がこぼ
れて床に落ちたりすることがある。
【0003】このような問題を解消するため、スプレー
式容器に充填された液体衣料用仕上げ剤が市販されてい
る。しかし、液状衣料用仕上げ剤の液性とスプレー式容
器の特性が適合せず、液だれ等のない安定かつ良好な吐
出状態を維持することができない場合もある。
【0004】そこで本発明は、液だれ等の不都合がな
く、常に安定かつ良好な吐出状態を維持することができ
るようなスプレー式容器入り液体衣料用仕上げ剤を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、液体衣料用
仕上げ剤のみの改善又はスプレー式容器のみの改善では
上記問題点を解決することができないことに着目して研
究を重ねた結果、液体衣料用仕上げ剤の液性とスプレー
式容器の構造とを相互に関連づけて改善することによ
り、吐出物の粒子径分布を調整することができ、それに
より上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成
したものである。
【0006】即ち本発明は、B型粘度計により測定した
30℃における粘度が300mPa・s以下である液体衣料
用仕上げ剤が、孔径1mm以下の吐出孔を有するスプレー
式容器に充填されていることを特徴とするスプレー式容
器入り液体衣料用仕上げ剤を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる液体衣料用仕上げ
剤は、柔軟仕上げ剤、糊剤、アイロン滑り剤、シワトリ
剤、漂白剤、帯電防止剤、風合い調節剤、シワ防止剤、
汚れ防止剤及び撥水剤等から選ばれる1種又は2種以上
の組み合わせからなるものである。2種以上の組み合わ
せは、使用目的に応じて適宜決定することができる。
【0008】柔軟仕上げ剤としては、長鎖アルキル基を
1又は2個有する第4級アンモニウム塩、第3級アミン
塩、ジメチルポリシロキサン又はアミノ変性、アルキル
変性、エポキシ変性、ポリエーテル変性もしくはカルボ
キシ変性等の1種又は2種以上の変性ジメチルポリシロ
キサン等を挙げることができる。糊剤としては、澱粉、
加工澱粉、セルロース誘導体、アルギン酸塩、ポリビニ
ルアルコール、ポリアクリル酸塩、ポリメタクリル酸
塩、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリビニルピロリドン
等を挙げることができる。漂白剤としては、次亜塩素酸
塩、過酸化水素等を挙げることができる。帯電防止剤と
しては、長鎖アルキル基含有第4級アンモニウム塩等を
挙げることができる。風合い調節剤としては、加工澱
粉、シリコーン、変性シリコーン、多価アルコール等を
挙げることができる。シワ防止剤としては、エタノー
ル、イソプロパノールのようなアルコール類、プロピレ
ングリコールのような多価アルコール類、硬化変性シリ
コーン等を挙げることができる。汚れ防止剤としては、
澱粉、加工澱粉、ポリアクリル酸塩、ポリメタクリル酸
塩、ポリスチレンスルホン酸塩、セルロース誘導体、シ
リコーン、変性シリコーン等を挙げることができる。撥
水剤としては、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等を挙げる
ことができる。
【0009】また、液体衣料用仕上げ剤には、その他に
も、色素、顔料、蛍光染料、香料、抗菌剤、殺菌剤、防
黴剤のような防腐剤、エチレングルコールのような凍結
安定化剤、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、
陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤のような乳化・可
溶化安定化剤等を配合することができる。また、溶媒と
しては、水のほか、エタノール等を配合することもでき
る。
【0010】本発明で用いる液体衣料用仕上げ剤は、良
好な吐出状態を確保するため、B型粘度計により測定し
た30℃における粘度が300mPa・s以下であり、好ま
しくは100mPa・s以下であり、さらに好ましくは50m
Pa・s以下である。
【0011】本発明で用いるスプレー式容器は、良好な
吐出状態を確保するため、孔径1mm以下、好ましくは
0.5mm以下の吐出孔を有しているものである。吐出孔
の形状、材質等は特に限定されるものではない。
【0012】容器は、内容物を充填して、密閉した状態
で保存できるものであれば形状、材質、容量等は特に限
定されるものではない。例えば、プラスチック、耐水加
工を施した紙、金属等からなる、容量50〜5000ml
程度のものを使用することができる。
【0013】加圧方法は、手動方式及び高圧ガス方式の
いずれでもよい。手動方式の場合は、トリガー又はポン
プを採用することができ、高圧ガス方式の場合には、液
化石油ガス、二酸化炭素、ジメチルエーテル等を使用す
ることができる。
【0014】本発明のスプレー式容器入り液体衣料用仕
上げ剤は、液体衣料用仕上げ剤の粘度及びスプレー式容
器の吐出孔の孔径を所定範囲内において調整することに
より、使用時において、1度の噴霧における霧滴(液
滴)の総数のうち、粒子径が1000μmを超えるもの
の数を1%以下、好ましくは500μmを超えるものの
数を1%以下、さらに好ましくは200μmを超えるも
のの数を1%以下にすることができる。また、同時に、
1度の吐出における霧滴(液滴)の総数のうち、粒子径
が10μm以下のものの数を1%以下にすることができ
る。本発明のスプレー式容器入り液体衣料用仕上げ剤
は、吐出する霧滴(液滴)の粒子径分布をこのように調
整できるため、処理対象となる衣料品に対して、確実か
つ均一に液体衣料用仕上げ剤を付着させることができ、
周囲に飛散したり舞い上がったりして使用者に不快感を
与えることも防止できる。なお、このような粒子径分布
は、例えば、レーザー回折式粒度分布計(日本電子製)
により測定することができる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【0016】実施例1〜7及び比較例1〜3 表1に示す液体衣料用仕上げ剤の各成分を、プラスチッ
クボトル(玉田製,500mlガンスプレーボトル)に充
填し、それに表2に示す吐出器具を取り付けて、スプレ
ー式容器入り液体衣料用仕上げ剤を得た。なお、表1は
水溶液であり、数値は重量%表示である。また、表2に
示す吐出器具の吐出圧はすべて同一である。
【0017】これらのスプレー式容器入り液体衣料用仕
上げ剤を用いて実際に吐出した場合の粒子径分布を、レ
ーザー回折式粒度分布計(日本電子製)により計測し
た。また、吐出状態を目視により観察し、下記の基準で
吐出性を評価した。結果を表3に示す。 ○:良好な吐出状態であり、液だれ、ボタ落ちがない ×:不良な吐出状態であり、液だれ、ボタ落ちがあるか
又は飛散、舞い上がりが生じた
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【発明の効果】本発明のスプレー式容器入り液体衣料用
仕上げ剤は、液体衣料用仕上げ剤の粘度とスプレー式容
器の吐出孔を相互に関連づけて設定することにより、一
度の吐出における霧滴(液滴)の平均粒子径を狭い範囲
に調整できる。このため、液だれやボタ落ち、飛散や舞
い上がりのような不都合が発生することがなく、内容物
がなくなる最後まで使い易さを維持することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 B型粘度計により測定した30℃におけ
    る粘度が300mPa・s以下である液体衣料用仕上げ剤
    が、孔径1mm以下の吐出孔を有するスプレー式容器に充
    填されていることを特徴とするスプレー式容器入り液体
    衣料用仕上げ剤。
JP30605997A 1997-11-07 1997-11-07 スプレー式容器入り液体衣料用仕上げ剤 Pending JPH11140773A (ja)

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JP30605997A JPH11140773A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 スプレー式容器入り液体衣料用仕上げ剤

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JPH11140773A true JPH11140773A (ja) 1999-05-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005344248A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Kao Corp しわ除去剤
JP2007284538A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Kao Corp 水性液滴の乾燥促進剤

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JP4481088B2 (ja) * 2004-06-03 2010-06-16 花王株式会社 しわ除去剤
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