JPH11139632A - 取外し可能なロールフィード装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 机上に取付け可能なプリンタに利用できる容
易に取付け可能なロールフィード装置を提供する。 【解決手段】 ロールフィード装置は、媒体シャフト２
３と、ロールフィード支持体１３および１４と、ハウジ
ング部分１７および１８とを有する。ハウジング部分１
７および１８は、ロールフィード支持体の細長い部分１
５および１６から直角に突出し、また後の方にはプリン
タの脚を受けるための上面２７を有する構造的突出体が
設けられている。各ロールフィード支持体１３および１
４は前足・後足を有し、ロールフィード支持体を机上取
付け可能プリンタに取付けた際にプリンタ全体の足とし
て働く。ロールフィード装置は、脚を有する自立プリン
タにも取付け可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ用の取外
し可能なロールフィード装置、およびロールフィード装
置に適するプリンタに関するものであり、特にプリンタ
の下側に取付け可能で、容易に取外し可能なロールフィ
ード装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】紙、ベラム、またはフィルムのような多
様な印刷媒体に印刷するインクジェット・プリンタのよ
うなプリンタは周知である。大判プリンタといわれるこ
とがある幾つかの大きいプリンタの他に、印刷媒体を単
独シート様式で受け入れるプリンタも、ロールフィード
装置により保持された媒体のロールから送られた印刷媒
体を受け入れる。ロールフィード装置は、媒体のロール
を取付けるシャフトの両端を取外し可能に保持し、シャ
フトの回転に制動を与えて媒体のプリンタへの送り込み
を改善することができる。これらプリンタの更に高価な
ものは、プリンタを販売する際にこのようなロールフィ
ード装置を一体に備えていることが非常に多い。しかし
組み込みロールフィード装置なしで販売されるあまり高
価でない型式のプリンタについて、または、顧客に型式
の選択の大きい自由を与えるために、取外しロールフィ
ード装置を設けることが知られている。

【０００３】Lewis等により１９９６年４月２９日に出
願され、共通に譲渡されている代理人処理予定事項表６
０９６０００２、米国特許出願０８／６５８，３４６の
「取外し可能ロールフィード装置および方法」には、自
立プリンタの前面に旋回可能に取付けられている単一ロ
ールフィード装置を開示している。図２０は、従来技術
の取外し可能なロールフィード装置およびプリンタの概
略斜視図である。図２０で見ることができるように、こ
の従来技術のロールフィード装置１は、媒体のロールを
保持するための手段４および５に加えて多数の補強およ
び補剛要素２および３を有する実質的枠組立体を備えて
いる。この大きく、且つ、扱い難いロールフィード装置
を引用した出願で説明されるように、取付け点６および
７を利用してプリンタの前面に吊り下げなければならな
い。プリンタの脚を図２０には示してないが、この従来
技術の取外し可能ロールフィード装置は、脚を有する自
立プリンタに利用できるだけであり、机上設置型プリン
タには利用できないことに注目すべきである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、机上に取付
け可能なプリンタに利用することができる、容易に取付
け可能なロールフィード装置を提供することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明で開示するのは、
媒体のロールを保持するための支持手段を備えた、プリ
ンタに取付けられるようになっている取外し可能なロー
ルフィード装置であり、前記支持手段は、プリンタの下
側に取付けることができる。プリンタの下側に取付ける
ことにより、机上取付け可能プリンタをロールフィード
装置に載せることができ、したがって、机から離して持
ち上げることができる。好適には、ロールフィード装置
自身がプリンタに直接取付ける足の代わりに利用される
足を備え、また好適に支持手段は、媒体シャフトがプリ
ンタの前面かつ下に保持されるようにプリンタの前方に
突出している。

【０００６】本発明のロールフィード装置を、脚を有す
る自立プリンタにも有利に取付けることができる。した
がって、本発明の他の局面は、媒体のロールからプリン
タに送り込まれる媒体に印刷するのに適し、且つ、ｉ）
プリンタを机上に載せることができる足、ii)プリンタ
を床に載せることができる脚、および、iii)ロールフィ
ード装置を、取付けるための取付け位置をプリンタの下
側に有するプリンタを提供する。

【０００７】更に他の局面で本発明は、媒体のロールか
らプリンタに送り込まれた媒体に印刷するのに適した机
上取付け可能プリンタと、机上取付け可能プリンタを自
立プリンタに変換するためのスタンドと、プリンタに取
付け・取外し可能なロールフィード装置と、を備えた印
刷システムを提供し、この場合前記印刷システムは、ロ
ールフィード装置が取付けられていない机上取付け可能
プリンタとして、ロールフィード装置が取付けられてい
る机上取付け可能プリンタとして、ロールフィード装置
が取付けられていない自立プリンタとして、ロールフィ
ード装置が取付けられている自立プリンタとして、構成
することができる。

【０００８】本発明およびその、他の目的、局面、意
図、および長所の一層完全な理解は、ここに提供した付
図と関連して読む好適実施形態の下記説明を考察するこ
とにより得られる。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明は、色々な修正案および代
わりの構造を快く受入れるが、図に示した好適実施形態
をここで詳細に説明する。しかし、本発明を、開示した
特定の形態に限定するつもりはないことを理解すべきで
ある。反対に、本発明は、付記した特許請求の範囲で表
した本発明の精神および範囲に入る修正案、同等形態、
および代わりの構造をすべて包含するものとする。

【００１０】本発明のロールフィード装置は、プリン
タ、たとえば、肝要なロールフィード装置を備えていな
い図１、図２、および図３（Ａ）、図３（Ｂ）に示すイ
ンクジェット・プリンタに関連して動作する。図１およ
び図２は、それぞれ、脚１０および車輪１２を有するス
タンド９に取付けられた自立プリンタの斜視図および側
面図を示し、図３（Ａ）および図３（Ｂ）は、それぞ
れ、足１１を有する机上設置型プリンタの斜視図および
側面図を示す。

【００１１】プリンタは、操作スイッチおよびプリンタ
の状態を示す灯光を有する制御パネル８と、印刷媒体を
受ける入口プラテン４０を備えている。これらのプリン
タは、大判の種々の媒体上に鋭く感応するフルカラーま
たは白黒の出力を発生するのにインクジェット技術を使
用している。プリンタの内部（図示せず）にはロッド上
を往復運動して、カートリッジを回転可能なプラテン・
ローラを横断して前後に移動させるキャリッジに取付け
られた感熱インクジェット・カートリッジがある。媒体
は、プラテンの周りをＸ方向ということができる方向に
移動するが、印刷キャリッジは媒体を横断してＹ方向に
移動する。

【００１２】今説明した形式のヒューレット・パッカー
ド（ Hewlett-Packard、商標）・プリンタは、比較的廉
価で、予算意識の強い顧客に対して市販されている。し
たがって、基本的構成では、プリンタは、プリンタを通
じて一度に１枚の媒体シートを送らせるように計画され
ている。しかし、プリンタは、オペレータの決定に従っ
てプリンタに取外し可能に取付けることができるロール
フィード装置から媒体を受け入れて、プリンタに媒体の
ロールから媒体を供給するという選択を可能とすること
もできる。本発明のロールフィード装置は、図１および
図２に示す自立プリンタおよび図３（Ａ）および図３
（Ｂ）に示す机上設置型プリンタの双方に対して容易に
且つ迅速に取付けおよび取り外しができる。

【００１３】次にロールフィード装置を図４（Ａ）、図
４（Ｂ）、および図５（Ａ）、図５（Ｂ）、および図６
（Ａ）、図６（Ｂ）、および図７（Ａ）、図７（Ｂ）を
参照して詳細に説明することにする。図４（Ａ）と
（Ｂ）はそれぞれ、左ロールフィード支持体１３の左側
および右側の斜視図であり、図５（Ａ）と（Ｂ）はそれ
ぞれ、右ロールフィード支持体１４の右側および左側の
斜視図であり、図６（Ａ）と（Ｂ）はそれぞれ、左ロー
ルフィード支持体１３の背面図および前面図の概略図で
あり、図７（Ａ）と（Ｂ）はそれぞれ、右ロールフィー
ド支持体１４の背面図および前面図の概略図である。ロ
ールフィード装置は、一対の整合した左および右のロー
ルフィード支持体１３および１４を備えている。左およ
び右という用語をここではプリンタ自身に対して相対的
に使用している、すなわち、左ロールフィード支持体は
プリンタの左側（プリンタから離れて向かい合った際に
観察者の左側にあるプリンタ側面）に取付けられてい
る。各ロールフィード支持体１３および１４は、細長い
部分１５および１６、およびハウジング部分１７、１８
を備えている。各細長い部分１５および１６の上部に、
プリンタにある対応する溝（後に説明する）と係合する
ための舌１９がある。舌１９は、一端で曲がっていてプ
リンタの溝に入りやすくされ、図６（Ａ）および図７
（Ａ）で最も良く見えるように、実質的にＴ形断面のも
のである。細長い部分１５および１６は、図５（Ａ）お
よび図４（Ａ）に示すそれらの側面の一方に滑らかな面
を有し、この細長い部分はロールフィード支持体をプリ
ンタに取付けた際に見える。細長い部分１５および１６
は、図４（Ｂ）および図５（Ｂ）に示すそれらの他方の
側面に多数の内部補強部材２０を有し、この内部補強部
材はロールフィード支持体をプリンタに取付けた際には
実質的に見えない。各細長い部分１５および１６の一端
には、図６（Ａ）、図６（Ｂ）、および図７（Ａ）、図
７（Ｂ）で最も良く見えるように、細長い部分１５およ
び１６から幾分離れて突出している腕２２にアイレット
２１がある。アイレットは、特定のロールフィード支持
体１３または１４を後に説明するようにプリンタに固定
する固定用小ねじを受けるためのものである。

【００１４】図８は、左および右のロールフィード支持
体１３，１４、およびそれらの間に取付けられた媒体シ
ャフト２３を示す平面図であり、図９は、左および右の
ロールフィード支持体１３，１４、およびそれらの間に
取付けられた媒体シャフト２３のハウジング部分のカバ
ーを図示していない斜視図である。使用にあたりロール
フィード支持体を、媒体シャフトに挿入する前にプリン
タに取付ける必要があるから、媒体シャフト２３をそれ
らの間に取付けた状態の二つのロールフィード支持体を
例示目的のためだけに示してある。ロールフィード支持
体のハウジング部分１７および１８は、一般に立方体
で、媒体シャフト２３の各端を支持する手段を見えない
ように隠すためのカバー（図９では除去して図示してあ
る）を備えている。各ハウジング部分１７および１８に
は媒体シャフト２３の端を取外し可能に挿入し保持する
ことができるスロット２４がある。媒体シャフト２３の
各端にあるハブを腕２５の間にあるスロット２４の所定
位置にスナップ挿入することができる。前記腕２５は、
弾力的にバイアスされ、ブレーキを使用している際に前
記ハブを、たとえばLewis等により１９９６年４月２９
日に出願された「取外し可能ロールフィード装置および
方法」という名称の共通に譲渡されている米国特許出願
０８／６５８，３４６、代理人処理予定事項表６０９６
０００２に開示されているような仕方で掴む。この米国
出願を参考のためここに記載しておく。図８で最もよく
見ることができるように、ロールフィード支持体１３お
よび１４のハウジング部分１７および１８は、ロールフ
ィード支持体の細長い部分１５および１６から実質的に
直角に突出しているので、プリンタに取付けた際に、ハ
ウジング部分は、実質的に互いに向き合っている。細長
い部分からのハウジング部分のこの偏りは、媒体シャフ
トの端を更にプリンタの印刷領域の方に向かって保持す
るための手段を位置決めするのに役立ち、後に更によく
認識されるように、プリンタの脚１０の細長い部分の汚
れを防止する。図４（Ｂ）、図５（Ｂ）、および図８を
参照すると、各ハウジング部分１７および１８の後の方
にプリンタの足１１を受けるための上面２７を有する構
造的突出体２６が設けられている。

【００１５】次に図４、図５、図６、図７、および図９
を参照すると、各ロールフィード支持体１３および１４
は、前足２８および後足２９を有しており、これらは、
ロールフィード支持体を机上設置型プリンタに取付けた
際に、プリンタ全体の足として働く。この場合には、プ
リンタの重量は一部は舌１９により支持され、一部はハ
ウジング部分の構造的突出体２６の上面２７により支持
される。

【００１６】図４、図５、図６、および図７から認識で
きるように、二つのロールフィード支持体は構造的にも
視覚的にも互いの実質的鏡像である。このため設計およ
び製造の費用が減少し、見た目にも美しい。

【００１７】プリンタ上の他の取付け場所、たとえばプ
リンタの側面、も構想されるが、ここに説明する特定の
実施形態は、ロールフィード支持体をプリンタの下側に
取付けることを考えている。今度は取付け装置を図１
０、図１１、および図１２を参照して詳細に説明する。
図１０（Ａ）および（Ｂ）はそれぞれ、取付け板３０の
下面および上面の斜視図である。取付け板３０には、図
１０（Ｂ）に示した、プリンタの下側に接して取付けら
れる上面３１と、図１０（Ａ）に示した、ロールフィー
ド支持体の舌１９を受けるための溝３３を有する下面３
２とがある。上面３１は多数の蜂の巣状構造区画を備
え、比較的薄い板に対して剛性および低重量を与えてい
る。取付け板３０は、取付け板の三つの穴３４に設置可
能な小ねじによりプリンタの下側に取付けられる。溝３
３は、取付け板３０の各面から周期的に突出している板
の区域３５により形成されている。各面から突出してい
る区域３５による溝３３のこの構成は、取付け板３０を
プラスチック材料から成形しやすくしている。溝３０
は、溝の端３６の一端で開き、プリンタの前面に向かっ
て取付けられ、舌１９を入れることができるようにし、
また、端止め３７により一端が閉じられ、舌１９が取付
け板３０から離れないようにしている。溝の端３６は、
わずかに外に向かって開き、舌１９の曲がった端が溝に
整列して入りやすくしている。取付け板の後端にロール
フィード支持体を取付け板３０の所定位置に保持する小
ねじを受けるための半アイレット３９がある。半アイレ
ット３９は完全ではないが、取付け板の厚さを極小に維
持するために半円から構成されている。取付け板３０の
厚さｔは、プリンタの足１１の長さより小さいので、板
をプリンタの下側に取付けたときに、ただしロールフィ
ード支持体をプリンタに取付けないときに、プリンタが
その足１１に載って支持され、取付け板３０に支持され
ない。取付け板３０は、ロールフィードアップグレード
キットの部品として一対のロールフィード支持体および
媒体シャフトとともに販売されることがあるが、好適に
は、すべてのプリンタをユーザが取付け板をプリンタの
下側に取付ける必要なしに容易にアップグレードできる
ように、工場ですべてのプリンタの下側に取付けられ
る。取付け板を勿論、別々の構成要素ではなく、プリン
タの下側に一体に組込むことができる。

【００１８】図１１は、プリンタの下側の平面図であ
り、４本のプリンタ足１１、脚をプリンタに取付けて机
上設置型プリンタを自立プリンタに変えるための四つの
取付け点３８、および一対のロールフィード支持体１３
および１４を受ける二つの取付け板３０を示している。
図１２は、プリンタの下側の端部の拡大分解図である。
図１２に示すプリンタの下側の二つの端部分の拡大図で
見ることができるように、プリンタ足１１は、プリンタ
の中心に最も近く、取付け板３０は、中心から最も遠
く、脚の取付け点３８は、これら二つの場所の中間にあ
る。これらの様々な取付け位置のこの順序は、ユーザが
それらにアクセスしやすいようにする。たとえば、ロー
ルフィード支持体を既に脚が取付けられているプリンタ
に取付けようとする際に、ユーザがなおプリンタの両側
からロールフィード支持体取付け板３０にアクセスする
ことができる。

【００１９】ロールフィード支持体を机上設置型プリン
タおよび自立プリンタに取付ける手法を次に図１３〜図
１９を参照して説明する。図１３は、ロールフィード支
持体を机上設置型プリンタに取付けるプロセスの一ステ
ップを示す図であり、図１４は、ロールフィード支持体
１３，１４を机上設置型プリンタに取付けるプロセスの
他のステップを示す図であり、図１５はロールフィード
支持体１３を取付け板３０に固定するステップを示す図
である。机上設置型プリンタの場合、最初にプリンタの
一端を図１３に示すように机からわずかに持ち上げる
が、必要な高さはわずか約１５ｃｍである。プリンタを
この状態にしておきながら、適切なロールフィード支持
体（左または右）を、プリンタのこの持ち上げられた端
の下の所定位置に滑り込ませる。これは、ロールフィー
ド支持体の細長い部分の上にある舌１９を、プリンタの
この持ち上げられた端において、取付け板３０における
溝３３の端３６の開口に入れ、溝の端止め３７に当たる
まで舌が溝に沿って滑るように押す簡単な手順により行
なわれる。第１のロールフィード支持体が完全に設置さ
れたら、プリンタのこの持ち上げられた端を、この端が
ロールフィード支持体に載り、プリンタの他端が持ち上
がるように、机の方に下げる。第２のロールフィード支
持体を同様に図１４に示すようにこの他端でプリンタの
下側に滑り込ませ、この端を下げて第２のロールフィー
ド支持体上に載せる。最後に、ロールフィード支持体が
取付け板の中で滑らないようにするため、図１５に示す
ように、一本の小ねじを取付け板３０の半アイレット３
９を通して各ロールフィード支持体のアイレット２１に
挿入する。この最後の固定は、荷重支持固定でないため
非常にわずかの労力しか必要としない。

【００２０】図１６は、ロールフィールド装置を取付け
た机上設置型プリンタの斜視図であり、図１７は、ロー
ルフィード装置を取付けた机上設置型プリンタの側面図
を示している。一対のロールフィード支持体１３および
１４が取付けられ、媒体シャフト２３がロールフィード
支持体の間の所定位置にある。図に見られるように、媒
体シャフト２３は、プリンタの媒体入口プラテン４０の
前面のわずか下に保持されている。この位置は媒体シャ
フトにとって理想的な位置である。この構成で、プリン
タの重量は、舌１９と、両ロールフィード支持体１３お
よび１４のハウジング部分の構造的突出体２６との間に
分散され、机との唯一つの接触は、図１７に示す側面図
から見ることができるように、四つのロールフィード支
持体足である前足２８および後足２９による。

【００２１】一対のロールフィード支持体の自立プリン
タへの取付けは、一層容易である。図１８は、ロールフ
ィード装置を取付けた自立プリンタの斜視図であり、図
１９は、ロールフィード装置を取付けた自立プリンタの
側面図である。そのプロセスは、プリンタが脚１０によ
り床から持ち上げられているので取付け板にアクセスす
るのに持ち上げステップが不要であることを除けば机上
設置型プリンタについて上に説明したものと実質的に同
じである。したがって、それぞれの左および右のロール
フィード支持体１３および１４は、（脚１０に付着物な
しに行なうことができるように設置されている）プリン
タの各端で取付け板３０の上に簡単に滑り込み、小ねじ
を上述のように半アイレット３９を通して各端に設置す
る。図１８および図１９から見ることができるように、
挿入された媒体シャフト２３の同じ理想的位置が達成さ
れる。

【００２２】上記において、ロールフィード装置が取付
けられていない机上設置型プリンタ、ロールフィード装
置が取付けられている机上設置型プリンタ、ロールフィ
ード装置が取付けられていない自立プリンタ、またはロ
ールフィード装置が取付けられている自立プリンタのい
ずれの一つについても容易に、簡単に、しかも迅速に構
成することができる印刷システムを説明した。

【００２３】以下に本発明の実施の形態を要約する。

【００２４】１． プリンタに取付けるようになってい
る取外し可能なロールフィード装置であって、媒体のロ
ールを保持するための支持手段を備えており、前記支持
手段は当該プリンタの下側に取付けることができること
を特徴とする取外し可能なロールフィード装置。

【００２５】２． 前記支持手段は、当該支持手段の下
部に取付けられた足を備えており、前記ロールフィード
装置をプリンタに取付けると、前記プリンタを当該ロー
ルフィード装置の上に載せることができる上記１に記載
の取外し可能なロールフィード装置。

【００２６】３． 前記支持手段は、第１の細長い部分
および第２のハウジング部分を備えており、前記第１の
細長い部分は、当該プリンタの下側に取外せるように取
付けるための手段を有し、前記第２のハウジング部分
は、媒体のロールに対するシャフトの端を保持する手段
を備えている上記２に記載の取外し可能なロールフィー
ド装置。

【００２７】４． 前記支持手段をプリンタに取付けた
ときに、前記支持手段のハウジング部分は、当該プリン
タの前面に突出し、媒体シャフトが当該プリンタの前面
の下に保持されるようになる上記３に記載の取外し可能
なロールフィード装置。

【００２８】５． 前記支持手段のハウジング部分は、
前記媒体シャフトに制動摩擦を加えるための手段を備え
ている上記３に記載の取外し可能なロールフィード装
置。

【００２９】６． 媒体のロールからプリンタに送られ
る媒体に印刷するのに適しているプリンタであって、前
記プリンタの下側に、取付けのための取付け位置を有す
るプリンタにおいて、プリンタを机上に載せることがで
きる足と、プリンタを床に載せることができる脚と、ロ
ールフィード装置と、を備えていることを特徴とするプ
リンタ。

【００３０】７． 前記取付け位置は、前記足、脚、お
よびロールフィード装置を同時にプリンタの下側に取付
けることができるように位置づけられている上記６に記
載のプリンタ。

【００３１】８． 前記取付け位置は、前記足の取付け
場所がプリンタの中心に最も近く、前記ロールフィード
装置の取付け場所がプリンタの中心から最も遠く、当該
脚の取付け場所が二つの他の取付け場所の中間にあるよ
うに位置づけられている上記７に記載のプリンタ。

【００３２】９． ロールフィード装置をプリンタの下
側に取付けるための板手段と、前記プリンタに取付けら
れたプリンタ足と、を備えており、前記プリンタを平面
上に設置したときに当該プリンタが前記プリンタ足の上
に載って支持されるように、前記足は当該板手段の厚さ
より長くなっている上記６に記載のプリンタ。

【００３３】１０． 前記板手段は、当該ロールフィー
ド装置の一部を滑動的に受けるための溝を備えている上
記９に記載のプリンタ。

【００３４】１１． 媒体のロールからプリンタに送ら
れた媒体に印刷するのに適している机上取付け可能プリ
ンタと、前記机上取付け可能プリンタを自立プリンタに
変えるためのスタンドと、前記プリンタに取付け得る取
外し可能ロールフィード装置と、を備えている印刷シス
テムであって、ロールフィード装置が取付けられていな
い机上取付け可能プリンタと、ロールフィード装置が取
付けられている机上取付け可能プリンタと、ロールフィ
ード装置が取付けられていない自立プリンタと、ロール
フィード装置が取付けられている自立プリンタ、として
構成することができることを特徴とする印刷システム。

【００３５】

【発明の効果】本発明によれば、机上に取付け可能なプ
リンタに利用することができる容易に取付け可能なロー
ルフィード装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】脚および車輪を有するスタンドに取付けられた
自立プリンタの斜視図である。

【図２】脚および車輪を有するスタンドに取付けられた
自立プリンタの側面図である。

【図３】脚を有する机上取付け可能プリンタの概略図で
ある。

【図４】左ロールフィード支持体の斜視図である。

【図５】右ロールフィード支持体の斜視図である。

【図６】左ロールフィード支持体の概略図である。

【図７】右ロールフィード支持体の概略図である。

【図８】左および右のロールフィード支持体、およびそ
れらの間に取付けられた媒体シャフトを示す平面図であ
る。

【図９】左および右のロールフィード支持体、およびそ
れらの間に取付けられた媒体シャフトのハウジング部分
のカバーを図示していない斜視図である。

【図１０】取付け板の斜視図である。

【図１１】プリンタの下側の平面図である。

【図１２】プリンタの下側の端部の拡大分解図である。

【図１３】ロールフィード支持体を机上取付け可能プリ
ンタに取付けるプロセスの一ステップを示す図である。

【図１４】ロールフィード支持体を机上取付け可能プリ
ンタに取付けるプロセスの他のステップを示す図であ
る。

【図１５】ロールフィード支持体を取付け板に固定する
ステップを示す図である。

【図１６】ロールフィード装置を取付けた机上取付け可
能プリンタの斜視図である。

【図１７】ロールフィード装置を取付けた机上取付け可
能プリンタの側面図である。

【図１８】ロールフィード装置を取付けた自立プリンタ
の斜視図である。

【図１９】ロールフィード装置を取付けた自立プリンタ
の側面図である。

【図２０】従来技術の取外し可能なロールフィード装置
およびプリンタの概略斜視図である。

【符号の説明】

１０ プリンタの脚 １１ プリンタの足 １３，１４ ロールフィード支持体 １５，１６ 細長い部分 １７，１８ ハウジング部分 １９ 舌 ２０ 内部補強部材 ２１ アイレット ２２ 腕 ２３ 媒体シャフト ２４ スロット ２６ 構造的突出体 ２７ 上面 ２８ 前足 ２９ 後足 ３０ 取付け板 ３１ 取付け板の上面 ３２ 取付け板の下面 ３３ 溝 ３４ 取付け板の三つの穴 ３５ 区域 ３６ 溝の端 ３７ 溝の端止め ３８ 脚の取付け点 ３９ 半アイレット ４０ プリンタの媒体入口プラテン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビット・クララムント スペイン国 バルセロナ，サント・クガ ト，アヴダ・グラエルス 501

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリンタに取付けるようになっている取
   外し可能なロールフィード装置であって、媒体のロール
   を保持するための支持手段を備えており、前記支持手段
   は当該プリンタの下側に取付けることができることを特
   徴とする取外し可能なロールフィード装置。