JPH11139446A - 締め付けバンド - Google Patents

締め付けバンド

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Publication number
JPH11139446A
JPH11139446A JP9308178A JP30817897A JPH11139446A JP H11139446 A JPH11139446 A JP H11139446A JP 9308178 A JP9308178 A JP 9308178A JP 30817897 A JP30817897 A JP 30817897A JP H11139446 A JPH11139446 A JP H11139446A
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JP
Japan
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band
tightening
cans
stacked
state
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Application number
JP9308178A
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English (en)
Inventor
Shinji Kanai
伸次 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIROUCHI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SHIROUCHI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 缶の外側に嵌め込み、外方から締め付けるこ
とよって蓋をする際に使用される締め付けバンドにおい
て、缶を多段積みした状態において、缶の滑りを防止す
ること。 【解決手段】 バンド本体1は、締め付け時において、
缶C1,C2の外周面に接触する帯部11と、帯部11
の上縁から内方に向かって延びており、蓋Lを上方から
押圧する押圧部12と、帯部11の下縁から内方に向か
って延びており、缶C1,C2の外周面に形成されてい
る凹みL1に係合する係合部13とを備えている。押圧
部12の長さ寸法は、上積みされる缶C2の底面に形成
されている凹みL2の外壁の厚さ寸法にほぼ合致するよ
うに延長されている。加えて、この押圧部12の先端部
には、上方に向かって延び且つ上積みされる缶C2の底
面に形成されている凹みL2内に嵌まり込む嵌まり込み
片121が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶の外側に嵌め込
み、外方から締め付けることよって蓋をする際に使用さ
れる締め付けバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、溶接ワイヤー等の長尺の線材
は、輪状に巻き取った状態で、主として段ボールで構成
される、いわゆるファイバー缶に収納される。この際、
締め付けバンドをファイバー缶の外側に嵌め込み、外方
から締め付けることよって蓋をするのが一般的である。
【0003】長尺の線材を収納しているファイバー缶
は、現場あるいは倉庫等において、いわゆる多段積みし
た状態で保管される。この際、一のファイバー缶の蓋の
上に、直接あるいはベニア板等の薄い板材を敷いた上
で、他のファイバー缶を積み上げるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファイ
バー缶同士の間に挟み込まれている板材は、フラットで
ある。そのため、何らかの原因でファイバー缶に衝撃が
与えられると、ファイバー缶が板材の上で滑ることとな
る。その結果、ファイバー缶の多段積みした状態が崩れ
るといった事態に陥る恐れがある。
【0005】そこで、ファイバー缶を多段積みした状態
において、ファイバー缶の滑りを防止することが要望さ
れている。
【0006】上記の要望に応えるべく、本願発明者は、
ファイバー缶の底面に凹みが形成されている点に着目
し、ファイバー缶の凹みに締め付けバンドの一部を嵌め
込めるようにして、締め付けバンドに滑り防止機能を付
与するようにすればよいのではないかと着想した。
【0007】本発明は、上記着想に基づきなされたもの
で、缶を多段積みした状態において、缶の滑りを防止す
ることのできる締め付けバンドを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、予め定める外形形状を呈
している缶の外側に嵌め込み、外方から締め付けること
よって蓋をする際に使用され、上記缶の外形形状にほ
ぼ対応させた状態で巻かれて帯状を呈しているバンド本
体と、バンド本体の一端と他端とを互いに近接させる
ことによって、バンド本体に締付力を付与し且つこの状
態を保持させる締付力付与機構とを備えている締め付け
バンドにおいて、上記バンド本体は、締め付け時におい
て、(a)上記缶の外周面に接触する帯部と、(b)帯
部の上縁から内方に向かって延びており、上記蓋を上方
から押圧する押圧部と、(c)帯部の下縁から内方に向
かって延びており、上記缶の外周面に形成されている凹
みに係合する係合部とを含み、上記押圧部の長さ寸法
は、少なくとも、上積みされる缶の底面に形成されてい
る凹みの外壁の厚さ寸法にほぼ合致するように延長され
ており、上記押圧部の先端部には、上方に向かって延び
且つ上積みされる缶の底面に形成されている凹み内に嵌
まり込む嵌まり込み片が形成されていることを特徴とす
るものである。
【0009】上記構成において、缶に蓋をする際には、
まず、バンド本体を缶の外側に嵌め込んむ。次に、締付
力付与機構を作動させると、バンド本体の一端と他端と
が互いに近接して缶を外方から締め付ける。その後、締
付力付与機構をロックすると、バンド本体は、缶を外方
から締め付ける力を付与された状態を保持することにな
る。この締め付け時において、バンド本体の帯部は、缶
の外周面に接触し、押圧部は、蓋を上方から押圧し、係
合部は、缶の外周面に形成されている凹みに係合するこ
とになる。このようにして、蓋をされた缶は、多積みし
た状態で保管される。このとき、押圧部の先端部に形成
されている嵌まり込み片は、上積みされる缶の底面に形
成されている凹み内に嵌まり込む。そのため、缶を多段
積みした状態において、何らかの原因で缶に衝撃が与え
られたとしても、これによって上積みされた缶が滑るの
をを防止することができる。その結果、缶の多段積みし
た状態が崩れるといった事態に陥ることはなくなる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の締め付けバンドにおいて、上記締付力付与機構は、上
記バンド本体の一端と他端とを互いに近接させることに
よって、上記バンド本体に締付力を付与し且つこの状態
を保持させたロック状態において、缶を積み上げている
方向と交差する方向に沿う力が作用した際にも、上積み
される缶の底面の一部と干渉しないよう位置しているこ
とを特徴とするものである。
【0011】上記構成において、請求項1に記載の発明
と同様の作用を奏することに加えて、以下の作用を奏す
る。すなわち、蓋をした缶を多積みした状態で保管して
いるときに、缶を積み上げている方向と交差する方向に
沿う力が作用すると、上積みされる缶は、缶を積み上げ
ている方向と交差する方向に沿って多少なりとも移動す
る。このとき、締付力付与機構は、上積みされる缶の底
面の一部と干渉しない位置でロック状態にある。そのた
め、上積みされる缶の底面とバンド本体の押圧部との接
触面積を大きくとることができる。その結果、上積みさ
れる缶の底面の一部が締付力付与機構の一部に乗り上げ
ることがなく、上積みされる缶は傾かないで済み、常に
安定した状態で、缶を多積みした状態で保管することが
できる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の締め付けバンドにおいて、上記嵌まり込み片の
先端部は、内方に向かって折り曲げられていることを特
徴とするものである。
【0013】上記構成において、請求項1又は2に記載
の発明と同様の作用を奏することに加えて、嵌まり込み
片の先端部を、内方に向かって折り曲げているので、缶
の多積み作業を安全に行うことができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の締め付けバンドにおいて、上記係合
部の先端部は、外方に向かって折り曲げられていること
を特徴とするものである。
【0015】上記構成において、請求項1乃至3のいず
れかに記載の発明と同様の作用を奏することに加えて、
バンド本体をいわゆるロール成形によって作製すると
き、係合部の先端部を、外方に向かって折り曲げるよう
にしているので、押圧部、及び係合部の両者の曲げ具合
のバランスを良好にした状態でバンド本体を作製するこ
とができる。その結果、歩留まりの向上に貢献する。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の締め付けバンドにおいて、上記バン
ド本体の厚さ寸法は、加工条件、及び締め付け強度の両
者を満足するように設定されていることを特徴とするも
のである。
【0017】上記構成において、請求項1乃至4のいず
れかに記載の発明と同様の作用を奏することに加えて、
バンド本体の厚さ寸法を、加工条件、及び締め付け強度
の両者を満足するように設定しているので、歩留まりの
向上により一層貢献することとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】実施の形態1. [構成]図1は本発明の実施の形態1に係る締め付けバ
ンドを締め付ける前の状態を示す平面図、図2は締め付
けバンドを締め付けたときの状態を示す平面図である。
【0020】(全体構成)図1、及び図2を参照して、
本実施の形態1の締め付けバンドは、外形形状が円形を
呈しているファイバー缶C1,C2(図4参照)の外側
に嵌め込み、外方から締め付けることよって蓋Lをする
際に使用されるものであって、ファイバー缶C1,C
2の外形形状にほぼ対応させた状態でほぼ円形状に巻か
れて帯状を呈しているバンド本体1と、バンド本体1
の一端1aと他端1bとを互いに近接させることによっ
て、バンド本体1に締付力を付与し且つこの状態を保持
させる締付力付与機構2とを備えている。
【0021】(バンド本体の構成)図3はバンド本体の
構成を拡大して示す縦断側面図、図4はファイバー缶を
多段積みした状態を示す要部拡大断面図である。
【0022】図3、及び図4を参照して、バンド本体1
は、SGCC材を利用して、いわゆるロール成形によ
り、加工条件、及び締め付け強度の両者を満足する厚さ
寸法(例えば、約0.8mm程度)を以て作製されてい
るものであって、締め付け時において、ファイバー缶
C1,C2の外周面に接触する帯部11と、帯部11
の上縁から内方に向かって延びており、蓋Lを上方から
押圧する押圧部12と、帯部11の下縁から内方に向
かって延びており、ファイバー缶C1,C2の外周面に
形成されている凹みL1に係合する係合部13とを備え
ている。
【0023】押圧部12、及び係合部13は、円周方向
に沿った状態で、帯部11のほぼ全長にわたって存在し
ている。これら押圧部12、及び係合部13は、それぞ
れ、帯部11に対して一体的に設けられている。
【0024】押圧部12の長さ寸法は、上積みされるフ
ァイバー缶C2の底面に形成されている凹みL2の外壁
の厚さ寸法にほぼ合致するように延長されている。加え
て、この押圧部12の先端部には、上方に向かって延び
且つ上積みされる缶C2の底面に形成されている凹みL
2内に嵌まり込む嵌まり込み片121が形成されてい
る。この嵌まり込み片121の先端部は、内径方向に向
かって折り曲げられている。一方、係合部13の先端部
は、外径方向に向かって折り曲げられている。
【0025】(締付力付与機構の構成)図5は締付力付
与機構の締め付け前の状態を示しており、同図(a)は
平面図、同図(b)は正面図である。図6は締付力付与
機構の締め付けたときの状態を示しており、同図(a)
は平面図、同図(b)は正面図である。
【0026】図5、及び図6を参照して、締付力付与機
構2は、帯部11の一端の外周面に一対の平リベット
31a,31bを介して取り付けられているヒンジ内板
21と、ヒンジ内板21の端部に薄丸リベット41周
りに回動自在に取り付けられている操作レバー22と、
帯部11の他端の外周面に一対の平リベット32a,
32bを介して取り付けられているヒンジ外板23と、
一端が操作レバー22の中間部に薄丸リベット42周
りに回動自在に取り付けられており、他端がヒンジ外板
23の端部に薄丸リベット43周りに回動自在に取り付
けられている一対のフラットバー241,242と、
ヒンジ内板21と予め定める間隔を隔てた位置におい
て、一対の平リベット33a,33bを介して帯部11
の外周面に取り付けられており、操作レバー22を締め
付け方向Rに沿って操作したときに操作レバー22のロ
ック孔に嵌まり込む止め金25とを備えている。操作レ
バー22のロック孔の上面、及び下面には、締め付け状
態を保持すべく、操作レバー22をロックするストッパ
(図示せず。)を挿通するための挿通孔21aが形成さ
れている一方、止め金25には、上側の挿通孔21aか
ら差し込まれたストッパを下側の挿通孔21aに導くべ
く、上下方向に貫通する貫通孔25aが形成されてい
る。
【0027】また、図2によく示されているように、締
付力付与機構2は、バンド本体1の一端1aと他端1b
とを互いに近接させることによって、バンド本体1に締
付力を付与し且つこの状態を保持させたロック状態にお
いて、ファイバー缶C1,C2を積み上げている方向と
交差する方向に沿う力が作用した際にも、上積みされる
ファイバー缶C2の底面の一部と干渉しないように位置
している。
【0028】なお、締付力付与機構2の構成について
は、従来公知のものを種々適用することができる。要
は、バンド本体1の一端1aと他端1bとを互いに近接
させることによって、バンド本体1に締付力を付与し且
つこの状態を保持させる機構を備えていてばよいのであ
る。
【0029】[動作]上記構成において、ファイバー缶
C1,C2に蓋Lをする際には、まず、バンド本体1を
ファイバー缶C1,C2の外側に嵌め込んむ。次に、締
付力付与機構2を作動させると、バンド本体1の一端1
aと他端1bとが互いに近接してファイバー缶C1,C
2を外方から締め付ける。具体的には、図5に示すよう
に、操作レバー22を締め付け方向Rに沿って操作す
る。そうすると、操作レバー22の移動に連動して、フ
ラットバー241,242の一端側がバンド本体11の
一端1a側に近接する。そして、図6に示すように、操
作レバー22を締め付け方向Rに沿って一杯まで操作
し、操作レバー22のロック孔に止め金25が嵌まり込
んだ状態においては、フラットバー241,242は、
締め付け方向Rに沿って一杯まで回動して、操作レバー
22とともにバンド本体1の円周方向に沿った状態で並
ぶ。その結果、バンド本体1の一端1aと他端1bとが
互いに近接してファイバー缶C1,C2を外方から締め
付けることになる。
【0030】その後、締付力付与機構2をロックする
と、バンド本体1は、ファイバー缶C1,C2を外方か
ら締め付ける力を付与された状態を保持することにな
る。具体的には、操作レバー22のロック孔の挿通孔2
1a、及び止め金25の貫通孔25aにストッパを差し
込む。この締め付け時において、図4に示すように、バ
ンド本体1の帯部11は、ファイバー缶C1(C2)の
外周面に接触し、押圧部12は、蓋Lを上方から押圧
し、係合部13は、ファイバー缶C1(C2)の外周面
に形成されている凹みL1に係合することになる。
【0031】上記のようにして、蓋Lをされたファイバ
ー缶C1,C2は、多積みした状態で保管される。この
とき、押圧部12の先端部に形成されている嵌まり込み
片121は、図4に示すように、上積みされるファイバ
ー缶C2の底面に形成されている凹みL2内に嵌まり込
む。
【0032】[作用効果]本実施の形態1によると、以
下の作用効果を奏する。
【0033】押圧部12の長さ寸法は、上積みされる
ファイバー缶C2の底面に形成されている凹みL2の外
壁の厚さ寸法にほぼ合致するように延長されていること
に加えて、押圧部12の先端部には、上方に向かって延
び且つ上積みされる缶C2の底面に形成されている凹み
L2内に嵌まり込む嵌まり込み片121が形成されてい
る。そのため、蓋Lをしたファイバー缶C1,C2を多
積みした状態で保管するとき、押圧部12の先端部に形
成されている嵌まり込み片121は、上積みされるファ
イバー缶C2の底面に形成されている凹みL2内に嵌ま
り込む。そのため、ファイバー缶C1,C2を多段積み
した状態において、何らかの原因で缶C1,C2に衝撃
が与えられたとしても、これによって上積みされたファ
イバー缶C1,C2が滑るのをを防止することができ
る。その結果、ファイバー缶C1,C2の多段積みした
状態が崩れるといった事態に陥ることはなくなる。
【0034】蓋Lをしたファイバー缶C1,C2を多
積みした状態で保管しているときに、ファイバー缶C
1,C2を積み上げている方向と交差する方向に沿う力
が作用すると、上積みされるファイバー缶C2は、ファ
イバー缶C1,C2を積み上げている方向と交差する方
向に沿って多少なりとも移動する。このとき、締付力付
与機構2は、上積みされるファイバー缶C2の底面の一
部と干渉しない位置でロック状態にある。そのため、上
積みされるファイバー缶C2の底面とバンド本体1の押
圧部12との接触面積を大きくとることができる。その
結果、上積みされるファイバー缶C2の底面の一部が締
付力付与機構2の一部に乗り上げることがなく、上積み
されるファイバー缶C2は傾かないで済み、常に安定し
た状態で、ファイバー缶C1,C2を多積みした状態で
保管することができる。
【0035】嵌まり込み片121の先端部は、内径方
向に向かって折り曲げられている。そのため、ファイバ
ー缶C1,C2の多積み作業を安全に行うことができ
る。
【0036】バンド本体1をいわゆるロール成形によ
って作製するとき、係合部13の先端部を、外径方向に
向かって折り曲げるようにしている。そのため、押圧部
12、及び係合部13の両者の曲げ具合のバランスを良
好にした状態でバンド本体1を作製することができる。
その結果、歩留まりの向上に貢献する。
【0037】バンド本体1の厚さ寸法は、加工条件、
及び締め付け強度の両者を満足するように設定してい
る。そのため、歩留まりの向上により一層貢献すること
となる。
【0038】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態においては、
本発明の締め付けバンドをファイバー缶に適用した例に
ついて記載したが、他の種類の缶、すなわち締め付けバ
ンドを用いて蓋をする必要のある缶にも適用することが
できる。その他、本発明の請求の範囲内での種々の設計
変更、及び修正を加え得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
に記載の発明によると、蓋をした缶を多積みした状態で
保管するとき、押圧部の先端部に形成されている嵌まり
込み片は、上積みされる缶の底面に形成されている凹み
内に嵌まり込むため、缶を多段積みした状態において、
何らかの原因で缶に衝撃が与えられたとしても、これに
よって上積みされた缶が滑るのをを防止することができ
る結果、缶の多段積みした状態が崩れるといった事態に
陥ることはなくなる。
【0040】請求項2に記載の発明によると、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏することに加えて、蓋を
した缶を多積みした状態で保管しているときに、缶を積
み上げている方向と交差する方向に沿う力が作用する
と、上積みされる缶は、缶を積み上げている方向と交差
する方向に沿って多少なりとも移動するが、締付力付与
機構は、上積みされる缶の底面の一部と干渉しない位置
でロック状態にあるため、上積みされる缶の底面とバン
ド本体の押圧部との接触面積を大きくとることができる
結果、上積みされる缶の底面の一部が締付力付与機構の
一部に乗り上げることがなく、上積みされる缶は傾かな
いで済み、常に安定した状態で、缶を多積みした状態で
保管することができる。
【0041】請求項3に記載の発明によると、請求項1
又は2に記載の発明と同様の効果を奏することに加え
て、嵌まり込み片の先端部を、内方に向かって折り曲げ
ているので、缶の多積み作業を安全に行うことができ
る。
【0042】請求項4に記載の発明によると、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏するこ
とに加えて、バンド本体をいわゆるロール成形によって
作製するとき、係合部の先端部を、外方に向かって折り
曲げるようにしているので、押圧部、及び係合部の両者
の曲げ具合のバランスを良好にした状態でバンド本体を
作製することができる結果、歩留まりの向上に貢献す
る。
【0043】請求項5に記載の発明によると、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏するこ
とに加えて、バンド本体の厚さ寸法を、加工条件、及び
締め付け強度の両者を満足するように設定しているの
で、歩留まりの向上により一層貢献することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る締め付けバンドを
締め付ける前の状態を示す平面図である。
【図2】締め付けバンドを締め付けたときの状態を示す
平面図である。
【図3】バンド本体の構成を拡大して示す縦断側面図で
ある。
【図4】ファイバー缶を多段積みした状態を示す要部拡
大断面図である。
【図5】締付力付与機構の締め付け前の状態を示してお
り、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図である。
【図6】締付力付与機構の締め付けたときの状態を示し
ており、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図であ
る。
【符号の説明】
C1,C2 ファイバー缶 L 蓋 L1 凹み L2 凹み 1 バンド本体 11 帯部 12 押圧部 12 嵌まり込み片 13 係合部 2 締付力付与機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定める外形形状を呈している缶の外
    側に嵌め込み、外方から締め付けることよって蓋をする
    際に使用され、 上記缶の外形形状にほぼ対応させた状態で巻かれて帯
    状を呈しているバンド本体と、 バンド本体の一端と他端とを互いに近接させることに
    よって、バンド本体に締付力を付与し且つこの状態を保
    持させる締付力付与機構とを備えている締め付けバンド
    において、 上記バンド本体は、締め付け時において、(a)上記缶
    の外周面に接触する帯部と、(b)帯部の上縁から内方
    に向かって延びており、上記蓋を上方から押圧する押圧
    部と、(c)帯部の下縁から内方に向かって延びてお
    り、上記缶の外周面に形成されている凹みに係合する係
    合部とを含み、 上記押圧部の長さ寸法は、少なくとも、上積みされる缶
    の底面に形成されている凹みの外壁の厚さ寸法にほぼ合
    致するように延長されており、 上記押圧部の先端部には、上方に向かって延び且つ上積
    みされる缶の底面に形成されている凹み内に嵌まり込む
    嵌まり込み片が形成されていることを特徴とする締め付
    けバンド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の締め付けバンドにおい
    て、 上記締付力付与機構は、上記バンド本体の一端と他端と
    を互いに近接させることによって、上記バンド本体に締
    付力を付与し且つこの状態を保持させたロック状態にお
    いて、缶を積み上げている方向と交差する方向に沿う力
    が作用した際にも、上積みされる缶の底面の一部と干渉
    しないように位置していることを特徴とする締め付けバ
    ンド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の締め付けバンド
    において、 上記嵌まり込み片の先端部は、内方に向かって折り曲げ
    られていることを特徴とする締め付けバンド。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の締め
    付けバンドにおいて、 上記係合部の先端部は、外方に向かって折り曲げられて
    いることを特徴とする締め付けバンド。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の締め
    付けバンドにおいて、 上記バンド本体の厚さ寸法は、加工条件、及び締め付け
    強度の両者を満足するように設定されていることを特徴
    とする締め付けバンド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137620A (ja) * 2007-11-13 2009-06-25 Nittetsu Drum Kk 缶体の嵌合蓋用緊締バンドとその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009137620A (ja) * 2007-11-13 2009-06-25 Nittetsu Drum Kk 缶体の嵌合蓋用緊締バンドとその製造方法

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