JPH11139185A - トロリー線のセクションインシュレータ - Google Patents

トロリー線のセクションインシュレータ

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JPH11139185A
JPH11139185A JP31207897A JP31207897A JPH11139185A JP H11139185 A JPH11139185 A JP H11139185A JP 31207897 A JP31207897 A JP 31207897A JP 31207897 A JP31207897 A JP 31207897A JP H11139185 A JPH11139185 A JP H11139185A
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JP
Japan
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insulator
trolley wire
trolley
trolley wires
section insulator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31207897A
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English (en)
Inventor
Tetsukichi Tsuchimoto
哲吉 土本
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のセクションインシュレータは、各接続
用金具と絶縁体とが面一状に接続されていたため、カー
ボンホイルからの摩耗粉が付着すると各接続用金具間の
絶縁低下を起こし、トロリー線間の絶縁分離が不良とな
ることがあった。 【解決手段】 本発明によるトロリー線のセクションイ
ンシュレータは、各接続用金具(2,3)に形成された各L
型曲折部(2a,3a)間に空間(11)を介して絶縁体(6)が設け
られ、各L型曲折部(2a,3a)が長手方向と直交する方向
において重合しているため、摩耗粉が付着しにくく、絶
縁不良を防止することができる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トロリー線のセ
クションインシュレータに関し、特に、パンタホイルに
カーボンホイル等の柔らかい導体を使用しても絶縁低下
を発生させないようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井クレーンの電源供給に丸形ト
ロリー線が使用されているが、ヤードが長くて複数のク
レーンが操業している場合は、クレーン等の点検・補修
時には前記給電しているトロリー線を部分的に停電して
点検・補修を実施しなければならないことが発生する。
この場合、切断したトロリー線とトロリー線の間にセク
ションインシュレータを取付け、必要な部分のみを停電
させて作業を可能としている。このセクションインシュ
レータ1の構造は、図3及び図4に示すように直線状に
向かい合った第1、第2接続金具2,3を用い、この各
接続金具2,3に切断した第1、第2トロリー線4,5
を接続し、各接続金具2,3間に絶縁体6を固定ボルト
7で取付けて電源路を遮断する方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のトロリー線のセ
クションインシュレータは、以上のように構成されてい
たため、次のような課題が存在していた。すなわち、ト
ロリー線に接触させるパンタホイルは、真鍮製を使用す
ると、トロリー線よりも真鍮が硬いためトロリー線が早
期に摩耗し、また、トロリー線にヘゲが発生して短絡の
原因になっていた。そのため、パンタホイルにカーボン
ホイル等の柔らかい導体を使用すると摩耗は少ないがセ
クションインシュレータの絶縁体にカーボンホイルから
のカーボン等の摩耗粉が付着し、絶縁体と各接続用金具
が面一状であるため、この摩耗粉によって各接続用金具
間の絶縁低下を起こし、トロリー線間の絶縁分離として
の役目を果たさなくなる。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、トロリー線の保護と短絡防
止を可能とし、カーボンホイル等の柔らかい導体を使用
しても絶縁低下を発生させないトロリー線のセクション
インシュレータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるトロリー線
のセクションインシュレータは、切断して2分された第
1、第2トロリー線に第1、第2接続用金具を接続し、
前記各接続用金具間を絶縁体で電気的に絶縁するように
したトロリー線のセクションインシュレータにおいて、
前記絶縁体は前記各接続用金具に形成された第1、第2
L型曲折部間に空間を介して位置し、前記L型曲折部は
その長手方向と直交する方向において互いに重合して離
隔した構成であり、また、前記絶縁体は、複数の鍔付パ
イプ状絶縁体と複数の絶縁ワッシャとからなり、前記各
鍔付パイプ状絶縁体は、前記第1L型曲折部の内側に突
出形成されねじ孔を有する複数の突起部に嵌装されると
共に前記第2接続用金具に形成された孔内に挿入され、
前記各絶縁ワッシャは前記ねじ孔に螺入された取付ねじ
により前記孔の外側に接合している構成であり、さら
に、前記各トロリー線は、同一軸線位置に直線配置され
ている構成である。従って、セクションインシュレータ
下面に被給電体であるパンタホイルが摺動接触してトロ
リー線から受電するが、各接続用金具の各L型曲折部間
を絶縁締結していると共に各L型曲折部はその長手方向
と直交する方向において空間を介して重合しているた
め、トロリー線の絶縁部分であっても連続して受電する
ことができ、セクションインシュレータを通過時点に火
花等も発生せず安定した給電ができる。また、鍔付きパ
イプ状絶縁体で両側のトロリー線を絶縁しているが、摺
動接触面から前記絶縁物外周が離隔されているため、絶
縁物表面に付着する粉塵やトロリー線との摩耗粉が空隙
があるため付着し難く絶縁低下を防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるト
ロリー線のセクションインシュレータの好適な実施の形
態について説明する。なお、従来例と同一又は同等部分
には同一符号を付して説明する。図1及び図2において
符号1で示されるものは、部分的に切断した第1、第2
トロリー線4,5間に設けられるセクションインシュレ
ータであり、このセクションインシュレータ1は各トロ
リー線4,5に接続された第1、第2接続用金具2,3
及び各接続用金具2,3の各L型曲折部2a,3a間に
設けられた絶縁体10とから構成されていると共に、各
トロリー線4,5は各接続用金具2,3の各端部の保持
孔2b,3b内に挿入され固定ボルト10で固定されて
いる。
【0007】前記各L型曲折部2a,3aは、互いに外
側に向かってL字型に曲折しているため各L型曲折部2
a,3a間には空間11を介して互いに対向し、その長
手方向Aと直交する方向Bにおいて各L型曲折部2a,
3aは空間11を介して互いに重合している。前記第1
接続用金具2の第1L型曲折部2aには、その長手方向
に沿ってねじ孔12を有する複数の突起部13が設けら
れ、この各突起部13には鍔14aを有する筒体である
鍔付パイプ状絶縁体14がこれと同軸状に嵌装されてい
ると共に、鍔14aが第1L型曲折部2aの内面に接合
している。
【0008】前記第2接続用金具3の第2L型曲折部3
aには、前記各突起部13と対応する位置に複数の孔1
5が形成されており、各孔15内には前記各突起部13
と鍔付パイプ状絶縁体14が同軸状のまま挿入されてお
り、前記各孔15よりも大径の絶縁ワッシャ16が取付
ねじ17により第2L型曲折部3aの外側から取付けら
れ、各取付ねじ17が各突起部13のねじ孔12内に螺
合することによって各絶縁ワッシャ16は固定されてい
る。従って、前述の鍔付パイプ状絶縁体14と絶縁ワッ
シャ16とにより前記絶縁体6を構成していると共に、
各接続用金具2,3間は絶縁体6により電気的には絶縁
され、かつ、下面の各摺動接触面18にパンタホイル2
0を摺接させた場合は、各L型曲折部2a,3aが重合
しているため、各接続用金具2,3間でパンタホイル2
0との接続が途切れることがない。なお、この各突起部
13の数は、トロリー線4,5を接続配線する時の引張
り張力に十分耐え得る個数とする。また、この鍔付パイ
プ状絶縁体14の鍔14aの厚み及び外径は、電源電圧
が高かったり、粉塵等の多い場所にあっては鍔部厚みを
厚くし、また、鍔14aの外径を小さくすることで、絶
縁部分に粉塵が付着しても容易に絶縁破壊を起こさず、
十分な耐圧が得られる。
【0009】さらに、各L型曲折部2a,3aが互いに
逆向きで対向されているため、各接続用金具2,3に接
続された各トロリー線4,5は、平面的にみて同一軸線
位置に直線配置されているため、パンタホイル20の脱
線等を防止することができる。なお、前述の絶縁体6の
構造は1例を示したもので、絶縁硬質樹脂で形成した柱
によって絶縁する等の構造とした場合も前述と同様の作
用を得ることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によるトロリー線のセクションイ
ンシュレータは、以上のように構成されているため、次
のような効果を得ることができる。すなわち、従来のセ
クションインシュレータでは、パンタホイルの摺動接触
面と同じ面に絶縁体があるため、摩耗粉や周囲の粉塵が
付着し易く絶縁破壊を起こしていたが、本発明では絶縁
体と各L型曲折部の摺動接触面及び各L型曲折部間に空
隙があるため摩耗粉が付着し難く、トロリー線の寿命延
長に効果のある柔らかいカーボンホイルを使用でき、ト
ロリー線の寿命延長、クレーンの故障低減が図れるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用状態を説明するセクションインシ
ュレータの斜視図である。
【図2】本発明のセクションインシュレータ組立図であ
る。
【図3】従来のセクションインシュレータの斜視図であ
る。
【図4】従来のセクションインシュレータの側面図であ
る。
【符号の説明】
2,3 第1、第2接続用金具 2a,3a 第1、第2L型曲折部 4,5 第1、第2トロリー線 6 絶縁体 11 空間 12 ねじ孔 13 突起部 14 パイプ状絶縁体 16 絶縁ワッシャ 17 取付ねじ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断して2分された第1、第2トロリー
    線(4,5)に第1、第2接続用金具(2,3)を接続し、前記各
    接続用金具(2,3)間を絶縁体(6)で電気的に絶縁するよう
    にしたトロリー線のセクションインシュレータにおい
    て、前記絶縁体(6)は前記各接続用金具(2,3)に形成され
    た第1、第2L型曲折部(2a,3a)間に空間(11)を介して
    位置し、前記L型曲折部(2a,3a)はその長手方向と直交
    する方向において互いに重合して離隔していることを特
    徴とするトロリー線のセクションインシュレータ。
  2. 【請求項2】 前記絶縁体(6)は、複数の鍔付パイプ状
    絶縁体(14)と、複数の絶縁ワッシャ(16)とからなり、前
    記各鍔付パイプ状絶縁体(14)は、前記第1L型曲折部(2
    a)の内側に突出形成されねじ孔(12)を有する複数の突起
    部(13)に嵌装されると共に前記第2接続用金具(3)に形
    成された孔(15)内に挿入され、前記各絶縁ワッシャ(16)
    は前記ねじ孔(12)に螺入された取付ねじ(17)により前記
    孔(15)の外側に接合していることを特徴とする請求項1
    記載のトロリー線のセクションインシュレータ。
  3. 【請求項3】 前記各トロリー線(4,5)は、同一軸線位
    置に直線配置されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載のトロリー線のセクションインシュレータ。
JP31207897A 1997-11-13 1997-11-13 トロリー線のセクションインシュレータ Withdrawn JPH11139185A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003080978A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 East Japan Railway Co トロリ線用セクションインシュレータの研磨装置
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US9376033B2 (en) 2012-08-24 2016-06-28 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Insulating section, power feeding rail, and track transportation system
JP2017132369A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 東日本旅客鉄道株式会社 電車線の電気区分構造及び電気区分方法
JP2022026725A (ja) * 2020-07-31 2022-02-10 Jfeスチール株式会社 トロリ線設備の検査装置および検査方法

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Effective date: 20050201