JPH11139072A - ボールペン軸の製造方法 - Google Patents

ボールペン軸の製造方法

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JPH11139072A
JPH11139072A JP32398897A JP32398897A JPH11139072A JP H11139072 A JPH11139072 A JP H11139072A JP 32398897 A JP32398897 A JP 32398897A JP 32398897 A JP32398897 A JP 32398897A JP H11139072 A JPH11139072 A JP H11139072A
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JP
Japan
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ball
point pen
plate
ink
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP32398897A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Nagai
雅彦 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tombow Pencil Co Ltd
Original Assignee
Tombow Pencil Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tombow Pencil Co Ltd filed Critical Tombow Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールペンの中芯のインク残量を確認できる
スリット孔を有する木質のボールペン軸を簡易に製造す
るものである。 【解決手段】 ボールペンの中芯(2)を収容する縦溝
(8)を複数並列して穿設する2枚の木質の板状体(1
1)の板状体片(12の一方又は双方)に、縦溝(8)
に対して直角方向に横溝(13)を溝設した上で、他方
の板状体片(12)と接合し、縦溝ごとに切断加工を施
すことで収容孔(15)に連通するスリット孔(10)
が形成されるので、使用者はこのスリット孔を通して正
確にボールペンの中芯のインクの残量を確認することが
でき、突然のインク切れ等による筆記不能等の不利益を
防止できると共に、合成樹脂の軸体を使うものと異なり
その処分も容易となりその製造も簡易に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂に代え
木材等を使用する木質のボールペン軸の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールペン等の筆記具において、
ボールペンを構成する中芯をその収容孔内に収容するこ
ととなるボールペン軸は、製造容易であると共に価格的
にも安価であり、且つ使用に応じて減っていくこととな
るボールペンの中芯のインクの残量を外部より正確に確
認することができるように透明合成樹脂で形成されるこ
とが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のもののように、ボールペン軸を透明体の合成樹脂よ
りなるものとする場合は、ボールペン軸を構成する合成
樹脂は化石素材であるため、その処分方法も焼却処理時
高熱による炉損傷、有毒ガスの発生により現在の環境保
護の観点に反するものとなる問題点がある。
【0004】したがって、ボールペンを構成するボール
ペン軸を、資源に限りのある化石素材の合成樹脂から、
計画的再生可能な資源として有効である植物素材の木材
等の木質からなるものとすることが行われているが、従
来の木質のボールペン軸では、単にインクを充填するボ
ールペンの中芯を木質のボールペン軸内に収容する構造
であったために、使用に応じて減じていくボールペンの
中芯内のインク残量を簡易且つ正確に確認することがで
きず、時に使用者はボールペンの中芯内のインク量が相
当減ってしまっていることに気付くことがなく使用し、
ボールペンによる筆記中においてインク切れによる筆記
不能に突然陥ってしまう等の不利益を被る問題もある。
【0005】そこで、この発明は上記従来のものの持つ
問題点を改善するものであり、資源保護及び環境保護の
観点から使用される木質のボールペン軸において、ボー
ルペンの中芯内のインク残量を容易に確認することがで
きる木質のボールペン軸を簡単に製造できるようにする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、ボールペン
を構成するボールペン軸を、ボールペンの中芯が収容さ
れる収容孔を形成する縦溝を並列して複数穿設してなる
2枚の木質の板状体からなるものとし、一方又は双方の
板状体片の端部近傍において上記縦溝に対して直角方向
に横溝を溝設した上で、他方の板状体片の縦溝と横溝を
一致させて一体に接合し、縦溝方向に縦溝ごとに切断す
ることによって、ボールペンの中芯を収容する収容孔と
これに連通するスリット孔を具える軸体を形成してなる
ものである。更には、上記縦溝を具える板状体片を縦溝
と一致させて一体に接合し、縦溝方向に縦溝ごとに切断
の上、切断した軸体ごとに収容孔に連通するスリット孔
を軸体外面より構成してなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施例であるボールペ
ン軸を製造するにあたって、ボールペンの中芯を収容す
ることとなる縦溝を並列して複数穿設してなる木質の板
状体片の一方又は双方の端部近傍において上記縦溝に対
して直角方向に溝を溝設した上で、他方の板状体片と一
体に接合すると共に、縦溝方向に縦溝ごとに切断するこ
とで、ボールペン軸の端部近傍にボールペンの中芯を収
容することとなる収容孔とこれに連通するスリット孔が
容易に形成され、上記収容孔にボールペンの中芯を収容
し、上記ボールペンの中芯内のインク残量を、このスリ
ット孔を介して容易に確認することができ、軸体を木質
部材より構成することによりその処分を容易できるもの
となる。また、上記2枚の木質の板状体片を縦溝を一致
させて接合の上、上記のとおり縦溝ごとに分離して軸体
を形成した後、軸体外面より収容孔に連通するスリット
を穿設しても同様の目的を達成できる。
【0008】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)はこの発明の実施例を具えるボールペンであ
り、このボールペン(1)は、先端のボールチップ
(3)及びインク(6)を充填してなるインクパイプ
(5)からなると共に、その接続部において先金具
(4)を一体に装着する中芯(2)と、この中芯(2)
を、先端のボールチップ(3)を外部に突出させたま
ま、中芯(2)の先金具(4)と一体となってフランジ
(9)と、一体的に後方を尾栓(14)により閉塞する
縦溝(8)より形成される収容孔(15)内に収容する
と共に、この収容孔(15)内に収容するボールペンの
中芯(2)のインクパイプ(5)内のインク(6)の残
量を確認することができるように、上記収容孔(15)
に連通するスリット孔(10)を有するボールペン軸
(7)から構成されるものである。なお、上記先金具
(4)は図5に示すように、ボールペン軸(7)の先端
に先金具(4’)を取り付け、これに先金具(4)のな
いボールペンの中芯(2)を挿通固定することもでき
る。
【0009】そして、この発明の実施例であるボールペ
ン軸(7)は、ボールペンの中芯(2)を収容すること
となる収容孔(15)を形成する縦溝(8)を複数並列
して穿設してなる木質の板状体(11)のうち、一方の
板状体片(12)の端部近傍において上記縦溝(8)に
対して直角方向に横溝(13)を溝設した上で、他方の
板状体片(12)を縦溝(8)と横溝(13)を一致さ
せて一体に接合し、縦溝(8)の方向に縦溝ごとに切断
することで、ボールペンの中芯(2)を収容する収容孔
(15)に連通するスリット孔(10)を形成してなる
ものである。この実施例においては一方の板状体片(1
2)に横溝(13)を設けているが、両方の板状体片
(12)の同一位置に横溝(13)を設け、これを接合
してもよい。
【0010】この発明の実施例であるボールペン(1)
のボールペン軸(7)は以上の構成を具えるので、ボー
ルペン軸(7)の収容孔(15)内に収容されるボール
ペンの中芯(2)のインク(6)の残量を、このボール
ペン軸(7)の端部近傍に形成されることとなるスリッ
ト孔(10)を介して確認することができるようにな
り、使用者は少なくとも使い切る前にボールペン軸
(7)内に収容されることとなるボールペンの中芯
(2)のインク(6)の量をこのボールペン軸(7)の
スリット孔(10)を介して的確に把握でき、筆記中に
ボールペンの中芯(2)に充填されるインク(6)の突
然のインク切れによる筆記不能の様な状態に陥ることを
防止することができる。
【0011】また、このようにボールペンの中芯(2)
を収容することとなるボールペン軸(7)の縦溝(8)
に対して連通することとなるスリット孔(10)を有す
るような木質のボールペン軸(7)を上記ボールペン軸
(7)の製造工程中に形成するから、ボールペン軸
(7)の製造を簡易且つ正確に行えるようになるもので
ある。
【0012】更には、上記ボールペン軸(7)の形成に
当り、縦溝(8)を有する2枚の板状体片(12)を接
合の上、縦溝(8)ごとにボールペン軸(7)を分離し
た後、縦溝(8)により形成される収容孔(15)に軸
外面よりスリット孔(10)を(例えば丸孔)を構成し
て形成することもでき、製造上、より簡単な方法にでき
る。
【0013】
【発明の効果】以上のとおり、ボールペンを構成するボ
ールペン軸の端部近傍にボールペン軸内のボールペンの
中芯を収容する縦溝に連通するスリット孔を穿設するこ
とにより、使用者はいつでもボールペンの中芯内のイン
クの残量を確認し、把握することができるので、使用中
に突然インク切れによる筆記不能等の不利益を確実に防
止することができると共に、このようなボールペン軸の
製造においても軸と直角方向にスリット孔が形成される
ので、その製造作業を簡易かつ容易に行えるものとな
り、ボールペン軸の製造作業性が著しく向上すると共
に、そのコストを削減するものとなって、木質等に代表
される再生可能でかつ焼却処分が容易な植物素材を使用
して、資源保護及び環境保護の十分に図ることができる
優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるボールペンの全体斜視
図である。
【図2】この発明の実施例であるボールペンの分解斜視
図である。
【図3】この発明の実施例であるボールペンの要部拡大
断面図である。
【図4】この発明の実施例であるボールペンを構成する
ボールペン軸の製造方法を示した図である。
【図5】この発明の他の実施例の分解断面図である。
【符号の説明】
1 ボールペン 2 ボールペンの中芯 3 ボールチップ 4,4’ 先金具 5 インクパイプ 6 インク 7 ボールペン軸 8 縦溝 9 フランジ 10 スリット孔 11 (木質の)板状体 12 板状体片 13 横溝 14 尾栓 15 収容孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールペンの中芯を収容する収容孔を構
    成する縦溝を、並列して複数穿設してなる2枚の木質の
    板状体の一方又は双方の板状体片の端部近傍において、
    上記縦溝に対して直角方向に横溝を溝設した上で、他方
    の板状体片の縦溝と横溝を一致させて一体に接合し、縦
    溝方向に縦溝ごとに切断することによって、ボールペン
    の中芯を収容する収容孔と収容孔に連通するスリット孔
    を具える軸体を形成するボールペン軸の製造方法。
  2. 【請求項2】 ボールペンの中芯を収容する収容孔を構
    成する縦溝を並列して複数穿設してなる2枚の木質の板
    状体片を、上記縦溝と一致させて一体に接合し、縦溝方
    向に縦溝ごとに切断することによって、ボールペンの中
    芯を収容する収容孔を具える軸体を形成し、ついで、上
    記軸体ごとに縦溝に連通するスリット孔を軸体外面より
    穿設してなるボールペン軸の製造方法。
JP32398897A 1997-11-11 1997-11-11 ボールペン軸の製造方法 Pending JPH11139072A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102189873A (zh) * 2011-04-01 2011-09-21 郝常富 木笔
CN104999827A (zh) * 2015-08-11 2015-10-28 安硕文教用品(上海)股份有限公司 一种木制中性笔自动扩孔装配机
CN105059015A (zh) * 2015-08-11 2015-11-18 安硕文教用品(上海)股份有限公司 一种木质中性笔自动扩孔装配工艺
JP2016511711A (ja) * 2013-01-23 2016-04-21 ヨット・エス・ステットラー・ゲゼルシャフト・ミツト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフトJ.S. Staedtler GmbH & Co. KG 筆記用具、製図用具、絵画用具及び/又は化粧用具用の構成部材並びにその製造方法

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