JPH11137960A - 二酸化炭素吸収液の制御方法及びその装置 - Google Patents
二酸化炭素吸収液の制御方法及びその装置Info
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- JPH11137960A JPH11137960A JP9323905A JP32390597A JPH11137960A JP H11137960 A JPH11137960 A JP H11137960A JP 9323905 A JP9323905 A JP 9323905A JP 32390597 A JP32390597 A JP 32390597A JP H11137960 A JPH11137960 A JP H11137960A
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Abstract
ける吸収液の液量及び濃度を一定に維持する吸収液の制
御方法及びその装置、特に、それらを連続的に行う制御
方法及びその装置を提供すること。 【解決手段】 アミン回収部を有する吸収塔と再生塔を
有する脱炭酸設備において、排出吸収液貯槽(13)、
供給吸収液貯槽(12)及びアミン含有水貯槽(6)、
液面測定可能部に設けられた液面計(17)、吸収塔へ
の吸収液供給ラインに設けられた連続式の濃度計(2
0)及び流量計1(16)、排出吸収液排出ラインに設
けられた流量調節弁3(24)、高濃度吸収液供給ライ
ンに設けられた流量調節弁2(22)、調節用アミン含
有水供給ラインに設けられた流量調節弁1(19)を有
し、液面計(17)、濃度計(20)及び流量計(1
6)の値に基づいて、流量調節弁1(19)、流量調節
弁2(22)、流量調節弁3(24)の開度を制御し
て、系内の吸収液の量、吸収塔へ供給する吸収液のアミ
ン濃度及びその流量を所定の値に保つ。
Description
ガスをアミン化合物を含有する吸収液により吸収する脱
炭酸プロセスにおける吸収液の制御方法及びその装置に
関するものである。
は、多量の石炭、重油あるいは超重質油を燃料に用いて
おり、大気汚染防止及び地球環境の清浄化の見地から、
二酸化硫黄を主とする硫黄酸化物、窒素酸化物、二酸化
炭素等の放出に関する量的、濃度的抑制が問題になって
いる。また二酸化炭素については、フロンガスやメタン
ガスと共に地球の温暖化の見地から、排出の抑制が検討
されている。そのため、例えば、PSA(圧力スウィン
グ)法、膜分離濃縮法および塩基性化合物による反応吸
収等の方法が検討されている。米国特許5,318,7
58号には、アミン化合物(以下、アミンと略称)を吸
収液として脱炭酸を行う方法が提案されている。この方
法では、燃焼排ガス中の水分が脱炭酸設備に流入する量
と、吸収液中の水分がガスと共に脱炭酸設備から流出す
る量とのバランスが崩れたり、吸収液中のアミンがガス
と共に脱炭酸設備から流出したりすると、吸収液中のア
ミン濃度が変動し易い。アミン濃度が変動すると、二酸
化炭素の吸収率や再生塔における蒸気消費量の変動を引
き起こすという問題を生じる。更に従来の方法は、吸収
液の濃度を一定に保つために、工程の各部分の分析、例
えば二酸化炭素吸収部への吸収液供給ライン等における
アミン濃度の手分析が行われ、分析値に基づいて水やア
ミン吸収液の増減が行われていた。このため、吸収液量
や、アミン濃度の経時変化が大きく、二酸化炭素吸収効
率の変動が生じ、操作の安定性や、蒸気消費量の点で問
題があった。
定に行うために、脱炭酸設備における吸収液の液量及び
濃度を一定に維持する吸収液の制御方法及びその装置、
特に、それらを連続的に行う制御方法及びその装置を提
供するものである。
する吸収液量、吸収塔に供給する吸収液の濃度及び流量
を所定の値に保つように、鋭意検討した結果、再生吸収
液の量が増えた場合には排出吸収液貯槽に抜き出し、再
生吸収液が希薄になった場合には再生吸収液を排出吸収
液貯槽に抜き出して高濃度吸収液を加えたり、再生吸収
液が濃厚になった場合にはアミン含有水を加えて希釈す
ることにより、さらには吸収液の濃度等を連続的に測定
することによりかかる問題点を解決しうることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
有する吸収塔と再生塔を有する脱炭酸設備を用いて、系
内の吸収液の量、吸収塔へ供給する吸収液のアミン濃度
及びその流量を所定の値に保つように、(a)再生吸収
液の一部を系外に排出する流量、(b)高濃度吸収液を
再生吸収液に供給する流量、及び(c)アミン含有水を
再生吸収液に供給する流量を制御することを特徴とする
吸収液の制御方法に関するものである。本発明の第2
は、系内の吸収液の量を液面測定可能部に設けられた液
面計により測定し、吸収塔へ供給する吸収液のアミン濃
度及びその流量を吸収液供給ラインに設けられた濃度計
及び流量計により測定し、それらの測定値に基づいて
(a)、(b)、及び(c)の各流量を連続的に制御す
ることを特徴とする本発明の第1に記載の吸収液の制御
方法に関するものである。本発明の第3は、アミン回収
部を有する吸収塔と再生塔を有する脱炭酸設備におい
て、排出吸収液貯槽(13)、供給吸収液貯槽(12)
及びアミン含有水貯槽(6)、液面測定可能部に設けら
れた液面計(17)、吸収塔への吸収液供給ラインに設
けられた連続式の濃度計(20)及び流量計1(1
6)、排出吸収液排出ラインに設けられた流量調節弁3
(24)、高濃度吸収液供給ラインに設けられた流量調
節弁2(22)、調節用アミン含有水供給ラインに設け
られた流量調節弁1(19)を有し、液面計(17)、
濃度計(20)及び流量計(16)の値に基づいて、流
量調節弁1(19)、流量調節弁2(22)、流量調節
弁3(24)の開度を制御して、系内の吸収液の量、吸
収塔へ供給する吸収液のアミン濃度及びその流量を所定
の値に保つことを特徴とする吸収液の制御装置に関する
ものである。本発明の第4は、さらに再生吸収液を貯留
するサージタンク(7)を再生塔と吸収塔の間に設け、
サージタンク(7)に、液面計(17)、高濃度吸収液
供給ライン及び調節用アミン含有水供給ラインを設けた
本発明の第3記載の吸収液の制御装置に関するものであ
る。
ス(処理ガスという)としては、燃料用のガス、燃焼排
ガス等が挙げられる。処理ガスは水分や酸素、SOx、
NOx、COSあるいはその他の酸性ガスを含んでいて
もよい。ガスの圧力は加圧、常圧、減圧のいずれであっ
てもよく、温度は低温であっても、高温であってもよ
く、特に制限はない。好ましくは、常圧の燃焼排ガスで
ある。処理ガス中の二酸化炭素濃度は1〜75容量%で
あり、好ましくは5〜20容量%である。
ミンと略称する)は、モノエタノールアミン、2−アミ
ノ−2−メチル−1−プロパノールのようなアルコール
性水酸基含有1級アミン類、ジエタノールアミン、2−
メチルアミノエタノールのようなアルコール性水酸基含
有2級アミン類、トリエタノールアミン、N−メチルジ
エタノールアミンのようなアルコール性水酸基含有3級
アミン類、エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、
ジエチレントリアミンのようなポリエチレンポリアミン
類、ピペラジン類、ピペリジン類、ピロリジン類のよう
な環状アミン類、キシリレンジアミンのようなポリアミ
ン類、メチルアミノカルボン酸のようなアミノ酸類等及
びこれらの混合物が挙げられる。これらのアミン類は通
常10〜70重量%の水溶液として、吸収時は0〜10
0℃で、再生時は50〜150℃で使用される。また吸
収液には、二酸化炭素吸収促進剤、あるいは塩基性炭酸
銅のような腐食防止剤を、さらには、その他の媒体とし
てメタノール、ポリエチレングリコール、スルフォラン
等を加えることができる。
る。処理ガス1は、必要により冷却塔内2での水との気
液接触により所定の温度まで冷却される。冷却は、外部
冷却された水を供給することによっても、冷却塔内2で
の気液接触時の水の蒸発によって行われてもよい。所定
の温度に冷却された処理ガス1は、二酸化炭素吸収塔
(吸収塔と略す)3の底部に供給されて、二酸化炭素吸
収部4とアミン回収部5を持つ塔内を上昇し、吸収液3
1と気液接触されて二酸化炭素を吸収され、アミン回収
部で排ガスに同伴するアミンが水洗により回収された
後、処理後排ガス33が塔頂より排出される。二酸化炭
素吸収塔における気液接触比(L/G;単位リットル/
N−m3)は0.5〜20であり、二酸化炭素の吸収率
は50〜100%である。二酸化炭素吸収塔3の二酸化
炭素吸収部4とアミン回収部5は、充填塔であっても、
棚段塔であってもよい。また、二酸化炭素吸収部とアミ
ン回収部には、適当な位置に液の分散板を設けることが
できる。
ら処理後排ガス33に同伴するアミンの量を少なくする
ために、その上部から、凝縮水37の一部であるアミン
回収用水32とアミン含有水貯槽6からの回収用アミン
含有水41が供給される。また、その下部からは回収さ
れたアミン含有水39がアミン含有水貯槽6に抜き出せ
る構造になっている。なお、アミン回収部5の下部で
は、アミン含有水の一部を二酸化炭素吸収部へ落下させ
てもよい。アミン含有水貯槽6は、吸収液系とアミン含
有水系のそれぞれの液量を概ね一定に維持するために設
けられる。アミン含有水を全量吸収部へ流下させるとア
ミン含有水の液量が少なくなるためアミン回収性能が低
下する傾向が生ずると共に、全系の水バランスが崩れて
吸収液系の液量が変動する傾向が生ずる。アミン含有水
貯槽6に貯留されたアミン含有水39は、一部は調節用
アミン含有水40として再生吸収液35(サージタンク
が設けられている場合はサージタンク7)に加えられ、
残りはアミン回収部5の上部へ循環される。アミン含有
水貯槽6には、液面計を設置してもよく、アミン含有水
貯槽6の内部又は調節用アミン含有水40の供給ライン
に濃度計を設けてもよい。アミン含有水のアミン濃度は
1〜15重量%位である。
という)34は、吸収塔3の底部から排出されて再生塔
9に供給され、再生されて再生吸収液35となる。吸収
塔3と再生塔9の間には熱交換器8を設けて、高温の再
生吸収液35により低温の負荷吸収液34が加熱されて
熱の有効利用が行われるようにすることができる。負荷
吸収液34は、好ましくは中間部に供給されて二酸化炭
素36が水蒸気と共に塔頂から留出される。再生塔9の
中間部より上には、アミンの同伴を抑制するための回収
段が設けられる。再生は常圧でも、加圧でも減圧でも行
うことができる。必要により、再生塔9には再生吸収液
を加熱循環させるための加熱装置、好ましくはリボイラ
ー(図示せず)が設けられる。リボイラーは蒸気により
加熱される。再生塔での水の留出量を増加させると、リ
ボイラーの蒸気の消費量が増加する。再生塔9の上部か
ら留出した二酸化炭素36と水蒸気は、コンデンサ10
において水が凝縮され、分離器11において水が分離さ
れて高純度二酸化炭素38が系外に排出される。凝縮、
分離された水(凝縮水37)は、一部は再生塔3の回収
段に供給され、残りはアミン回収用水32としてアミン
回収部5に供給される。
高濃度吸収液(42)の吸収液への供給、並びに、排出
吸収液の吸収液からの排出は、吸収から再生までのどの
工程で行うこともできるが、再生吸収液の熱交換工程と
吸収液の吸収塔への供給工程の間で行うことが好ましい
ので、以下これに基づいて説明する。
部から排出されてからアミン含有水及び高濃度吸収液が
加えられるまでのものをいい、吸収液31とはアミン含
有水及び高濃度吸収液が加えられてから吸収塔3に供給
されるまでのものをいう。系内の吸収液の量とは、吸収
塔、再生塔、サージタンク、それらの間を繋ぐ配管、ポ
ンプ等に存在するアミン吸収液の量のことであり、後述
する供給吸収液貯槽12及び排出吸収液貯槽13に存在
するアミン吸収液の量を除くものである。また、液面測
定可能部とは、負荷吸収液34または再生吸収液35又
は吸収液34が滞留し、液深を持ち、気液界面を有する
所であり、サージタンク7、吸収塔底部の液滞留部、再
生塔底部の液滞留部等が挙げられる。また、吸収液の濃
度測定可能部は吸収液の滞留部あるいは流路である。サ
ージタンク7は、系内の液を非定常時に排出するため
に、あるいは、系内の吸収液の流量変動の緩衝用等のた
めに設けられる。
り冷却された後、サージタンク7に供給される。液面計
17は、サージタンク7等の液面測定可能部に設けら
れ、系内の吸収液の量が測定される。吸収塔3に供給さ
れる吸収液31の濃度は、濃度計20により測定され
る。濃度計20は吸収塔3と再生塔9の間の濃度測定可
能部に設けられ、好ましくは、吸収塔3への吸収液31
の供給ラインに設けられる。吸収塔に供給される吸収液
31の流量は、上記濃度計20と同様に吸収液31の供
給ラインに設けられた流量計1(16)により測定され
る。
た場合や吸収液の濃度が低下した場合には、その一部は
排出吸収液43として排出吸収液貯槽13に排出され
る。また、吸収液31の濃度が高い場合や、液面計17
による吸収液のレベルが低い場合には、アミン含有水貯
槽6から調節用アミン含有水40をサージタンク7に供
給することができる。濃度が所定値より低下した場合に
は、供給吸収液貯槽12から高濃度吸収液42の必要量
がサージタンク7へ供給される。供給吸収液貯槽12と
排出吸収液貯槽13は、個別に設置してもよいが、一つ
の吸収液貯槽内に仕切板を設けて、別々に貯蔵してもよ
い。更には、供給吸収液貯槽12が排出吸収液貯槽13
を兼用してもよく、排出吸収液43は高濃度吸収液42
と混合されて供給吸収液貯槽12に貯蔵されてもよい。
また、排出吸収液43は負荷吸収液34に加えて処分す
ることが可能であり、この場合には、排出吸収液貯槽1
3は設けても設けないでもよい。
は、サージタンク7に限らず吸収塔底部の液滞留部、再
生塔底部の液滞留部等の液面測定可能部に設けられた液
面計17により測定できるから、サージタンク7を設け
なくても、再生塔9と吸収塔3の間に設けられた配管の
途中から、吸収液の一部を排出吸収液貯槽13に排出し
てもよい。同様に、吸収液のアミン濃度が所定値より低
下した場合に、供給吸収液貯槽12から高濃度吸収液4
2の必要量が、サージタンク7の代りに上記配管に加え
られてもよい。また同様に、アミン含有水貯槽6からの
調節用アミン含有水40がサージタンク7の代りに上記
配管に加えられてもよい。
測定する方法としては、pH計、導波路型液体濃度計、
チャンネル型液体濃度計等を使用することができる。こ
れらの濃度計は、オンラインで連続測定できるもの(オ
ンライン濃度計)が好ましい。導波路型液体濃度計は基
盤表面に基盤より屈折率の高い薄膜を形成した光導波路
と、光導波路への光の入力機構、及び入力部からの途中
に光導波路表面に露出した不連続部(エッチングにより
生ずるものでもよいし回折格子でもよい)を有し、不連
続部からの光の反射を検出する機構を備えたものであ
り、光導波路表面に露出した不連続部に測定対象となる
液体を付着させ、不連続部からの反射光量の変化により
液体の濃度変化を測定することができる。このような導
波路型液体濃度計は一つで濃度変化を測定することがで
きるし、二つを使用して一つは濃度の変化する液を流通
させ、他の一つは標準濃度の液を付着させて使用するこ
ともできる。本方法に依ればサンプル量は数マイクロリ
ットルのような極微量で済み、光損失が少なく多段にセ
ンサーを接続して使用することが可能であり、且つ安価
で、防爆性に優れている。チャンネル型液体濃度計とし
ては、特開平5−11780号公報に記載されているよ
うなものが使用できる。
は、オリフィス、抵抗体式、流体振動式、浮き子式、翼
車式、電磁式、超音波式等従来のものが使用できる。吸
収液の液面測定可能部とは、二酸化炭素を吸収した吸収
液でも再生後の液でもそれらの液が滞留し、液深を持
ち、気液界面を持つ所であり、サージタンク、吸収塔底
部の液滞留部、再生塔底部の液滞留部等である。本発明
で液面を測定する方法としては、差圧式、浮力式、静電
容量式、超音波式等従来のものが使用できる。吸収塔へ
供給する吸収液31の中のアミンの量が適正であるか否
かは、濃度計20による吸収液中のアミン濃度と流量計
16による吸収液流量の両者の値から求められる。本発
明で制御信号に応じて流量を調節する調節弁としては、
ボール弁、玉型弁、ベンチュリー弁、複座弁等従来のも
のが使用できる。
は1時間以下、好ましくは10分以下、更に好ましくは
1分以下であり、流量、液面の測定は10分以下、好ま
しくは1分以下である。本発明で、液面、濃度及び流量
を連続的に測定して制御するとは、上記サンプリング間
隔で液面、濃度及び流量を測定して、その結果に基づい
て排出吸収液(43)、調節用アミン含有水(40)及
び高濃度吸収液(42)の各流量を制御することであ
る。
ば、次式のように設定値を演算して、吸収液量(液
面)、濃度、流量の所定値との偏差から、PID制御方
式の制御値を求めることができる。
く排出吸収液流量 FOLS:吸収液流量実測値の設定値からの偏差値に基づ
く排出吸収液流量 FWS:アミン含有水貯槽からの調節用アミン含有水流量 FWLS:吸収液量(液面)実測値の設定値からの偏差値
に基づく調節用アミン含有水流量 LOBS:吸収液量(液面)実測値 LSET:吸収液量(液面)下限設定値 LSUL:吸収液量(液面)上限設定値 である。 計装動作設定値:CSET、比例感度K、積分時間TI、微
分時間TD これにより、濃度に関しては次のように演算される。 偏差ε=COBS−CSET FOCS=K・ε+(1/TI) 0 tK・εdt+TD・d
(K・ε)/dt ここでtは時間である。同様に、FWLS、FOLS、FIS等
も演算される。流量設定値の演算フローを図6に示す。
フローでYESの場合は下に進み、NOの場合は横に進む。
面)、濃度及び流量の値を処理する演算器としては、従
来のものが使用できる。プロセスコンピューター、マイ
クロコンピューター、パーソナルコンピューター等も利
用可能であり、直接ディジタルコントロール又はディス
パーストコントロールシステムにより濃度及び流量の測
定結果に基づきプロセス全体をシステム的に管理するこ
とも可能である。なお、図1では点線は計器から演算器
への出力又は制御器から調節弁への入力を示す。
の吸収液の量(液面)、吸収塔へ供給する吸収液のアミ
ン濃度及びその流量を所定の値に保つように、流量調節
弁24、同22、同19の開度を調節して各流量を制御
するが、流量調節弁24、同22、同19に、流量計2
3、同21、同18を設けることもできる。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
二酸化炭素10%を含む脱硫後燃焼排ガス500Nm3
/Hrは所定の温度に冷却され、吸収塔の二酸化炭素吸
収部に供給されて、モノエタノールアミン30重量%の
水溶液と液/ガス比2.0リットル/Nm3で60℃で
向流接触され、二酸化炭素が吸収された。二酸化炭素吸
収後の排ガスは、アミン回収部で、アミン回収用水及び
回収用アミン含有水と気液接触され、排ガスに同伴する
アミンの一部を水相に回収した後、処理後排ガスとして
系外に放出された。処理後排ガスに同伴してアミン10
0モルppmが系外に排出された。二酸化炭素を吸収し
て生じた負荷吸収液は吸収塔底部からポンプにより排出
され、熱交換器により再生吸収液により加熱された後、
再生塔に供給された。負荷吸収液は、再生塔において液
温130℃に加熱され、二酸化炭素が水と共に塔頂から
留出され、塔底より再生された吸収液が排出される。再
生塔には底部にリボイラーを設けて液温を130℃に保
つようにしてあり、ポンプにより塔底液の一部は再生塔
の中間部に循環され、残りは底部から排出されて前記熱
交換器で冷却された後、サージタンクに貯留される。サ
ージタンクには液面計が設置されており系内のアミン吸
収液量が測定される。サージタンクからポンプにより排
出された吸収液は、流量計1、濃度計により吸収液の流
量、濃度が測定されて吸収塔に供給される。再生塔上部
から留出した二酸化炭素と水はコンデンサーにより冷却
されて、分離器において水が凝縮分離する。水の分離さ
れた二酸化炭素は高純度二酸化炭素として系外に排出さ
れる。凝縮分離された水は一部はアミン回収部にアミン
回収用水として供給され、残りは再生塔上部に還流され
る。アミン回収用水はアミン回収部上部に供給され、排
ガスに同伴するアミンを吸収した後アミン回収水貯槽に
貯留される。アミン回収水貯槽に貯留されたアミン含有
水は、一部は回収用アミン含有水として流量計2により
流量が測定され、流量調節弁1により流量が調節され、
サージタンクに供給される。残りのアミン含有水はアミ
ン回収部の上部へ供給される。
液面計による系内の吸収液量が増加した場合には、再生
吸収液の一部は排出吸収液として、流量計4により流量
が測定され、流量調節弁3により流量が調節されて排出
吸収液貯槽に抜き出される。排出吸収液貯槽への抜き出
しは、上記場合の他に、吸収液の濃度が低下して高濃度
吸収液を加えることにより液量が増加する場合や、吸収
液の濃度が増加して調節用アミン回収水を加えることに
より液量が増加する場合にも、行われる。前記液面計に
よる系内の吸収液量が低下した場合には、調節用アミン
回収水をサージタンクに加える。吸収液中のアミン濃度
が低下した場合には、濃度計により測定された値に基づ
いて、供給吸収液貯槽内の高濃度吸収液が流量計3によ
り流量を測定され、流量調節弁により流量が調節されて
サージタンクに供給される。なお、サージタンクには攪
拌器のような混合手段が設けられていてもよい。また、
排出吸収液は高濃度吸収液に加えられるようにした。上
記において、液面計には差圧式液面計を、流量計には電
磁式流量計を、濃度計には連続式オンライン濃度計を用
いて一分間隔でサンプリングして分析値を求め、計測値
をコンピューターに入力して、所定の演算式により、流
量調節弁1、同2、同3の開度を決定し、それぞれ、調
節用アミン含有水流量、高濃度吸収液流量、排出吸収液
流量を制御して、液面計による吸収液量、流量計、濃度
計による吸収液の流量、濃度は所定の値の範囲内に保つ
ようにした。この結果、設備内の吸収液の保有量が86
0〜880kg、アミン濃度が297〜301g/kg
の範囲に収まり安定して運転することが可能となり、設
備の性能を高効率に維持できるようになった。
維持するように、調節用アミン含有水の吸収液への供給
流量を制御して、排出吸収水を排出することなく二酸化
炭素吸収設備を運転した。さらに、濃度測定を手分析で
行っており、その結果に基づいて高濃度アミン吸収液を
加えたり、再生塔による蒸発量を調整した。結果を図3
及び図4に示す。この結果、吸収液量が増加した場合
や、系内の吸収液量が低下して調節用アミン含有水を供
給することにより濃度が薄くなった場合には、リボイラ
ーの蒸気量を増して余分の水分を蒸発させ系外に抜き出
していたので蒸気消費量が多かった。さらに、吸収液の
保有量やアミン濃度も大きく変動して、運転の安定性が
よくなかった。
した場合には、リボイラーで濃縮せず、排出吸収液とし
て一時的に排出し、濃厚吸収液に混合して利用するの
で、リボイラーの蒸気消費量が少なくて済み、系内の吸
収液量が低下した場合で、吸収液の濃度が薄い時には上
記排出吸収液の入った高濃度吸収液を補充用に使用でき
る。また、燃焼排ガス中の水分が脱炭酸設備に流入する
量と、吸収液中の水分がガスと共に脱炭酸設備から流出
する量とのバランスが崩れたり、吸収液中のアミンがガ
スと共に脱炭酸設備から流出したりしても、吸収液の保
有量やアミン濃度の変動が小さくなり、運転の安定性が
向上した。
係を示す図である。
間の関係を示す図である。
の関係の経時変化を示す図である。
転時間の関係を示す図である。
す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 アミン回収部を有する吸収塔と再生塔を
有する脱炭酸設備を用いて、系内の吸収液の量、吸収塔
へ供給する吸収液のアミン濃度及びその流量を所定の値
に保つように、(a)再生吸収液の一部を系外に排出す
る流量、(b)高濃度吸収液を再生吸収液に供給する流
量、及び(c)アミン含有水を再生吸収液に供給する流
量を制御することを特徴とする吸収液の制御方法。 - 【請求項2】 系内の吸収液の量を液面測定可能部に設
けられた液面計により測定し、吸収塔へ供給する吸収液
のアミン濃度及びその流量を吸収液供給ラインに設けら
れた濃度計及び流量計により測定し、それらの測定値に
基づいて(a)、(b)、及び(c)の各流量を連続的
に制御することを特徴とする請求項1記載の吸収液の制
御方法。 - 【請求項3】 アミン回収部を有する吸収塔と再生塔を
有する脱炭酸設備において、排出吸収液貯槽(13)、
供給吸収液貯槽(12)及びアミン含有水貯槽(6)、
液面測定可能部に設けられた液面計(17)、吸収塔へ
の吸収液供給ラインに設けられた連続式の濃度計(2
0)及び流量計1(16)、排出吸収液排出ラインに設
けられた流量調節弁3(24)、高濃度吸収液供給ライ
ンに設けられた流量調節弁2(22)、調節用アミン含
有水供給ラインに設けられた流量調節弁1(19)を有
し、液面計(17)、濃度計(20)及び流量計(1
6)の値に基づいて、流量調節弁1(19)、流量調節
弁2(22)、流量調節弁3(24)の開度を制御し
て、系内の吸収液の量、吸収塔へ供給する吸収液のアミ
ン濃度及びその流量を所定の値に保つことを特徴とする
吸収液の制御装置。 - 【請求項4】 さらに再生吸収液を貯留するサージタン
ク(7)を再生塔と吸収塔の間に設け、サージタンク
(7)に、液面計(17)、高濃度吸収液供給ライン及
び調節用アミン含有水供給ラインを設けた請求項3記載
の吸収液の制御装置。
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