JPH1113773A - 同期駆動伝達軸及びプレス金型 - Google Patents

同期駆動伝達軸及びプレス金型

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JPH1113773A
JPH1113773A JP9187886A JP18788697A JPH1113773A JP H1113773 A JPH1113773 A JP H1113773A JP 9187886 A JP9187886 A JP 9187886A JP 18788697 A JP18788697 A JP 18788697A JP H1113773 A JPH1113773 A JP H1113773A
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JP
Japan
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transmission shaft
drive transmission
synchronous drive
roller
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP9187886A
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English (en)
Inventor
Mimasaka Kegi
美作 毛木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業工程が少なく安価で高精度の同期駆動伝
達軸及びこれを加工するためのプレス金型を提供する。 【解決手段】 本発明の同期駆動伝達軸4は、その外周
部の任意個所に、各ローラ3,51,61の溝11,5
2,62と係合する回り止め突起部21をプレス金型に
より一体成形して設けている。従って、同期駆動伝達軸
4に圧入係止されるスプリングピン10を省略すること
ができ、短い工程で安価にこれを製作することが可能に
なる。また、回り止め突起部21を加工するプレス金型
は、4本の角パンチ33により同期駆動伝達軸4を挟持
するようになっており、軸精度を保つことができる。ま
た、金型は角パンチ33を装備し、上型31と下型32
を同等の型構造になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
プロセスを用いて画像を形成する複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等に使用される歯車、プーリ、ローラ等の
軸先端部に回転を同期伝達するための同期駆動伝達軸、
及び同期駆動伝達軸の加工のためのプレス金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は従来例を示す同期駆動伝達機構全
体の分解構成図である。ケース1の中空軸支部1aに、
ギヤ5が外側から軸支される。ケース1の内側にある同
期駆動伝達軸4は矢印B方向から中空軸支部1aに挿入
され、この同期駆動伝達軸4とギヤ5は止め輪7によっ
て固定される。このことにより、図示しない駆動源から
の駆動力がギヤ5を介して同期駆動伝達軸4に伝達され
る。
【0003】一方、同期駆動伝達軸4によって駆動力が
伝達されるローラ3の端部に対して、同期駆動伝達軸4
は矢印A方向から挿入され、スプリングピン10が溝1
1に係合されることで両者は固定される。ローラ3は、
矢印C方向(矢印A方向と同方向)からもう一方のケー
ス2に挿入され、さらにケース2の外側のすべり軸受け
6と嵌合され、止め輪8によってすべり軸受け6に係止
される。
【0004】図10(a),(b),(c)は従来の同
期駆動伝達軸の完成過程を示す斜視図である。まず、同
図(a)に示すように、同期駆動伝達軸4の任意個所
に、圧入用の穴9Aを切削加工し、さらに穴9Aの両側
に面取り9Bを切削加工する。次に同図(b),(c)
に示すように、スプリングピン10を穴9Aに圧入す
る。
【0005】図11(a),(b),(c)は図9に示
す同期駆動伝達軸とローラの組み付け過程を示す斜視図
である。ローラ3にスプリングピン10に嵌合させる溝
11を施し、矢印A方向に同期駆動伝達軸4を挿入す
る。このとき、ローラ3の溝11の幅寸法L1はスプリ
ングピン10の外形D1〔図10(c)参照〕に対し
て、L1=D1+(0.2〜0.4)とし、隙間を持た
すことが望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の同期駆動伝達軸は、切削加工で穴明けを施し、穴の面
取りを両側に加工し、スプリングピンを圧入治具により
圧入する作業があり、加工工数が多く生産性が悪いとい
う問題がある。
【0007】また、特公平8−20003号公報には、
軸両端部に、プレス加工により同時成形された偏平形状
の回り止めと抜け防止部を形成し、金型上で同期歯車を
一体成形した同期駆動伝達軸が示されているが、プレス
加工においては、軸先端部の形状を形成する際、偏平形
状部の周辺部分の精度を確保するためには高価な金型を
必要とする。また、それぞれ同期歯車が固着された一体
化成形の同期駆動伝達軸においては、組み立てする際、
側板等の形状の工夫が必要である。そこで本発明は、作
業工程が少なく安価で高精度の同期駆動伝達軸及びこれ
を加工するためのプレス金型を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、歯車、プーリ、ローラ等の
回転体の軸端部に取り付けられ、この回転体に回転力を
同期伝達する同期駆動伝達軸において、外周部の任意個
所に、回転体と係合する回り止め突起部を一体成形して
設けたことを特徴とする。
【0009】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、回り止め突起部はプレス転造加工によ
って形成されることを特徴とする。また請求項3記載の
発明は、請求項1記載の発明の回り止め突起部を加工す
るプレス金型であって、角パンチを装備し、上型と下型
を同等の型構造にしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら説明する。
【0011】図1(a),(b),(c)は本発明の実
施の形態を示す同期駆動伝達軸の構成図であり、(a)
は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。本
発明の実施の形態の同期駆動伝達軸4は、従来例のスプ
リングピン10の代わりに、その外周の任意個所に、回
り止め突起部(以下、単に突起部と呼ぶ)21を後述す
るプレス金型により一体成形するものである。同図
(a)におけるL2は突起部21の上面におけるつぶし
寸法を表す。また同図(b)におけるL3,L4は突起
部21の側面におけるつぶし寸法を表す。ここで、突起
部21をプレス加工する際に、軸の変形及びつぶし形状
周辺の変形が生じないようにする必要がある。
【0012】図2は本発明の実施の形態を示すプレス金
型の全体構成図、図3はプレス金型の角パンチを示す構
成図である。図2に示すプレス金型は、上型31と下型
32が同様の構造となっており、上型31と下型32が
離れた状態、即ち、無荷重の状態を示している。角パン
チ33は4本とも同形状であり、それを固定するプレー
ト34,35がある。上パンチガイドプレート36と下
パンチガイドプレート37は、角パンチ33の位置精度
を出すために、後述する図4に示す角穴38と軸をガイ
ドするR形状の溝39が精密に加工されている。
【0013】プレート40,41は、スプリング42の
保持と、上、下パンチガイドプレート36,37とプレ
ート43,44を固定する基本機能がある。無荷重状態
での寸法L5とL6が密着状態になった時点で(図3に
示す状態)角パンチ33が上、下パンチガイドプレート
36,37から突き出し、符号Eに示すようになり、同
期駆動伝達軸4の安定した精度の良い突起部21の成形
が可能になる。
【0014】図4(a),(b),(c)はプレス金型
の下パンチガイドプレートに同期駆動伝達軸をセットす
るまでの各過程を示す斜視図である。同図(a)には同
期駆動伝達軸4がセットされる前の下パンチガイドプレ
ート37が示されている。上述したように、角穴38と
溝39が形成されている。このような下パンチガイドプ
レート37の溝39に同図(b)に示すように、同期駆
動伝達軸4をセットする。溝39内における軸方向の任
意調整は、同図(c)に示すように、同期駆動伝達軸4
を両矢印F方向に移動することで行う。
【0015】図5(a),(b),(c)はプレス加工
後の様子を示す構成図であり、(a),(b)は斜視
図、(c)は(a)におけるG方向視図である。同図
(a)に示すように、プレス加工された同期駆動伝達軸
4は同図(b)に示すように、矢印H方向に取り出され
る。
【0016】図6(a),(b)は第1の具体例の回転
体に同期駆動伝達軸を取り付ける過程を示す斜視図であ
り、(a)は取り付け前の状態を示し、(b)は取り付
け後の状態を示している。第1の具体例の回転体は、軸
方向に短いローラ51であり、同期駆動伝達軸4を矢印
I方向から溝52に挿入して突起部21を溝52に係止
することで、同図(b)に示すように、同期駆動伝達軸
4がローラ51を貫通してこれに固定される。
【0017】図7(a),(b)は第2の具体例の回転
体に同期駆動伝達軸を取り付ける過程を示す斜視図であ
り、(a)は取り付け前の状態を示し、(b)は取り付
け後の状態を示している。第2の具体例の回転体は、歯
車61であり、その溝62に同期駆動伝達軸4の突起部
21を係止することで、同図(b)に示すように、同期
駆動伝達軸4が歯車61に固定される。
【0018】図8(a),(b),(c)は第3の具体
例の回転体に同期駆動伝達軸を取り付ける過程を示す構
成図であり、(a)は取り付け前の状態の正面図、
(b)は同、斜視図、(c)は取り付け後の状態の斜視
図である。第3の具体例の回転体は、図9、図11に示
すものと同様に、長軸のローラ3である。この溝11に
同期駆動伝達軸4の突起部21が係止されることで、同
期駆動伝達軸4はローラ3の端部に固定される。
【0019】本発明の同期駆動伝達軸4は、その外周部
の任意個所に、各ローラ3,51,61の溝11,5
2,62と係合する回り止め突起部21をプレス金型に
より一体成形して設けている。従って、同期駆動伝達軸
4に圧入係止されるスプリングピン10を省略すること
ができ、短い工程で安価にこれを製作することが可能に
なる。また、回り止め突起部21を加工するプレス金型
は、4本の角パンチ33により同期駆動伝達軸4を挟持
するようになっており、軸精度を保つことができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1及び請求項2記載の発明によれ
ば、プレス転造加工により、精度良く回り止め突起部を
形成することができるので、従来の同期駆動伝達軸のよ
うな切削加工やスプリングピンの作業が不要となり、安
価で高精度の同期駆動伝達軸を提供することができる。
またプレス加工であるため、切削加工に比べ加工時間も
短く、部品コスト低減にもつながる。
【0021】請求項3記載の発明によれば、角パンチを
装備し、しかも上型と下型を同等の型構造にしたので安
価となり、しかも信頼性の高い加工が可能なプレス金型
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す同期駆動伝達軸の構
成図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すプレス金型の全体構
成図である。
【図3】プレス金型の角パンチを示す構成図である。
【図4】プレス金型の下パンチガイドプレートに同期駆
動伝達軸をセットするまでの各過程を示す斜視図であ
る。
【図5】プレス加工後の様子を示す構成図である。
【図6】第1の具体例の回転体に同期駆動伝達軸を取り
付ける過程を示す斜視図である。
【図7】第2の具体例の回転体に同期駆動伝達軸を取り
付ける過程を示す斜視図である。
【図8】第3の具体例の回転体に同期駆動伝達軸を取り
付ける過程を示す斜視図である。
【図9】従来例を示す同期駆動伝達機構全体の分解斜視
図である。
【図10】従来の同期駆動伝達軸の完成過程を示す斜視
図である。
【図11】図9に示す同期駆動伝達軸とローラの組み付
け過程を示す斜視図である。
【符号の説明】 4 同期駆動伝達軸 21 回り止め突起部 51 ローラ 52 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯車、プーリ、ローラ等の回転体の軸端
    部に取り付けられ、この回転体に回転力を同期伝達する
    同期駆動伝達軸において、 外周部の任意個所に、回転体と係合する回り止め突起部
    を一体成形して設けたことを特徴とする同期駆動伝達
    軸。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 回り止め突起部はプレス転造加工によって形成されるこ
    とを特徴とする同期駆動伝達軸。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回り止め突起部を加工す
    るプレス金型であって、角パンチを装備し、上型と下型
    を同等の型構造にしたことを特徴とするプレス金型。
JP9187886A 1997-06-27 1997-06-27 同期駆動伝達軸及びプレス金型 Pending JPH1113773A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195435A (ja) * 2004-12-13 2006-07-27 Canon Inc 画像形成装置及びそれに適用される像担持ユニット
JP2011053242A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Kyocera Mita Corp 駆動伝達機構及びそれを備えた画像形成装置
CN109178826A (zh) * 2018-06-30 2019-01-11 湖州中昊物流有限公司 一种用于物流运输便于分类的卸货装置
CN112145744A (zh) * 2015-12-07 2020-12-29 浙江三花制冷集团有限公司 一种传动连接结构及具有该传动连接结构的电动阀

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